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JPH0451060Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0451060Y2
JPH0451060Y2 JP14054285U JP14054285U JPH0451060Y2 JP H0451060 Y2 JPH0451060 Y2 JP H0451060Y2 JP 14054285 U JP14054285 U JP 14054285U JP 14054285 U JP14054285 U JP 14054285U JP H0451060 Y2 JPH0451060 Y2 JP H0451060Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel tank
propeller shaft
shield
housing
moves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14054285U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6247428U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14054285U priority Critical patent/JPH0451060Y2/ja
Publication of JPS6247428U publication Critical patent/JPS6247428U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0451060Y2 publication Critical patent/JPH0451060Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両が追突等の衝撃を受けたときに
径方向に移動するプロペラシヤフトによつて、こ
れに跨がつて設置される燃料タンクが損傷を受け
ないように保護する構造に関する。
〔従来の技術〕
従来の、燃料タンクを備えた車両としては、例
えば実開昭58−25231号公報に記載されるような
ものがある。即ち、この従来技術は、車体の下側
に前後方向に延びるプロペラシヤフトが配置さ
れ、その後端部と終減速機との継手の上側を経て
その左右に渡る領域に、このプロペラシヤフトを
跨いで燃料タンクを備えた構造になつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 しかしながら、このような従来の技術にあつて
は、例えば車両が追突を受けたときのように、前
後方向からの大きな衝撃が入力されると、プロペ
ラシヤフトを短縮させる方向にその入力が作用し
て、プロペラシヤフトをその継手部分で上側に折
り曲げることがある。特に、追突を受けたときに
後輪やサスペンシヨンメンバ等の移動に伴つて終
減速機が前側に移動すると、終減速機とプロペラ
シヤフトとの継手を上側に移動させながら、両者
間を折り曲げることがある。
すると、前記継手やその前後にあるフランジ等
の、外面が比較的鋭くなつている部分が、上側に
ある燃料タンクに当たつてこれを破損するおそれ
があるという問題点があつた。
本考案は、このような従来技術の問題点に着目
してなされたものであり、プロペラシヤフトやそ
の継手部分が当たつて燃料タンクが破損すること
を防止する目的がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、プロペラシヤフトと燃料タンクとの
間に、これらの間を遮る遮蔽体を介在させ、この
遮蔽体の、燃料タンクと対面する部位に、プロペ
ラシヤフトの径方向への移動時に燃料タンクに当
たる凸部を、表面を滑らかにして形成している。
遮蔽体は、終減速機のハンジング、燃料タンクの
前側に取取付けた部材、燃料タンクの下面等の適
所に取付け支持させるものとする。
〔作用〕
追突等によつてプロペラシヤフトが継手部にお
いて折れ曲がると遮蔽体が移動して、遮蔽体の表
面が滑らかな凸部が燃料タンクに当たり、プロペ
ラシヤフト、終減速機、これらの継手部は燃料タ
ンクに当たらない。燃料タンクに当たるのは遮蔽
体の凸部であり、この凸部は表面が滑らかである
ため、燃料タンクを破損させることがなく、燃料
タンクにこれが強力に当たつたとしても、燃料タ
ンクに滑らかな凹陥を形成させる程度ですむ。
〔実施例〕
第1〜4図は本考案の実施例を示す図である。
ここで1は車体に固定されるサスペンシヨンメン
バ1であり、これの下側に図示しないゴムブツシ
ユを介して、二股になつているサスペンシヨンア
ーム2が上下方向に揺動可能に支持される。サス
ペンシヨンアーム2の自由端には図示しない車輪
が同じく図示しないアクスルハウジングを介して
取付けられる。3はサスペンシヨンアーム2と反
対側のサスペンシヨンアームとの間に架け渡され
るスタビライザである。4は終減速機と差動装置
が内蔵されたハウジングであり、このハウジング
4の後端は、サスペンシヨンメンバ1に固定され
たブラケツト5とゴムブツシユ6とを介してサス
ペンシヨンメンバ1に弾性的に支持されている。
ハウジング4内の終減速機のピニオン軸は、公
知のようにハウジング4の前端から突出してい
て、ここで自在継手を介してプロペラシヤフト7
と接続される。8はハウジング4を支持する横方
向部材であり、その両端は車体に対してゴムブツ
シユ9及びブラケツト10を介して弾性的に支持
されており、また概略的に示した11はラジアス
ロツドであり、その前端はゴムブツシユ12と図
示しないブラケツトを介して車体に取付けられ、
この後端はゴムブツシユ13と図示しないブラケ
ツトを介してサスペンシヨンアーム2に取付けら
れる。サスペンシヨンメンバ1、サスペンシヨン
アーム2、横方向部材8、ラジアスロツド11
は、車体右側にもプロペラシヤフト7を介して左
右対称に延長、配置されている。
そして、サスペンシヨンメンバ1と横方向部材
8と左右のラジアスロツド11に囲まれた領域
に、これらにより外力から保護されるように、車
体下面に固定されて燃料タンク14が配置され
る。燃料タンク14は、前記領域内で、プロペラ
シヤフト7の上側を経てその左右に渡る領域に、
プロペラシヤフト7を跨いで設置されており、ま
たプロペラシヤフト7と燃料タンク14とは所定
の間隔を隔てている。
プロペラシヤフト7と燃料タンク14との間に
は遮蔽体15が配置される。遮蔽体15は前端が
横方向部材8に固定され且つ後端がハウジング4
に固定されている。この実施例においては、この
遮蔽体15はプロペラシヤフト7の後端部と、ハ
ウジング4の前端部と、終減速機の入力軸(ピニ
オン軸)及びプロペラシヤフト7の自在継手との
外周を囲繞する断面ほぼ四角形の部材からなり、
燃料タンク14と対面する上面に、表面を滑らか
にした凸部15aが形成される。ここで表面が滑
らかであることの意味は、通常の車両事故におい
てプロペラシヤフト7が上方に移動した時に、こ
の凸部15aが燃料タンク14に当たつても、燃
料タンク14が変形しないか又は変形したとして
もその変形が燃料漏れを生じさせない程度の軽度
のものになるような形状をいうものであつて、凸
部15aが燃料タンク14に当たつたときに燃料
タンク14が大きく損傷して燃料漏れを生じるよ
うな鋭い形状であることを除く意味である。
16は遮蔽体15をハウジング4に固定するた
めのボルトでうり、その頭よりも凸部15aが上
方に突出していて、ボルト16の頭は燃料タンク
14に当たらないようになつている。
この実施例では、凸部15aを遮蔽体15の上
面のみに形成したが、これは、衝突時にプロペラ
シヤフト7が上方に移動することが殆どであり、
左右に移動することはあまりないからである。従
つて、遮蔽体15の左右に凸部15aを形成する
こともできることは勿論である。
而して、車両が追突を受けてサスペンシヨンメ
ンバ1が相対的に前に移動した時や、前面衝突に
よりエンジン、変速機を介してプロペラシヤフト
7が相対的に後方に移動した時などのように、ハ
ウジング4が相対的に前に移動して、プロペラシ
ヤフト7と終減速機の入力軸とが上方に折れ曲が
り、自在継手が上に移動した場合には、自在継手
は遮蔽体15に当たつてこれを押し上げる。その
結果、燃料タンク14には遮蔽体15の凸部15
aが当たることになるが、凸部15aは前記のよ
うに滑らかな表面になつているため、燃料タンク
14の一部に衝撃力が集中しない。このため、燃
料タンク14を破損することがなく、前記当たり
が強い場合でも、燃料タンク14を滑らかに凹陥
させる程度で済む。このため、燃料タンク14か
ら燃料が漏れるおそれはない。
また、ハウジング4内の差動装置により、エン
ジン駆動力の反力がハウジング4に伝達された場
合には、ハウジング4と横方向部材8との間に遮
蔽体15が存在するため、終減速機の入力軸とプ
ロペラシヤフト7との間の曲げ剛性が大になる効
果もある。
なお、この実施例における遮蔽体15はプロペ
ラシヤフト7等を囲繞するものであるが、プロペ
ラシヤフト7等の下側は解放されていてもようこ
とは勿論である。さらに、凸部15aの滑らかな
表面は、周囲が滑らかに曲げられ且つその中央が
平面をなすような形状をしていてもよい。
第5〜7図は、横方向部材8における燃料タン
ク14側の部分の表面を滑らかにして、横方向部
材8と燃料タンク14とが当たつたときに、燃料
タンク14の破損を前記遮蔽体15の凸部15a
のように防止するものである。しかも横方向部材
8の剛性を下げることがない。即ち第5図は横方
向部材8の燃料タンク14側の下端部に垂下部8
aを一体に延長形成して、その燃料タンク14側
に向く部分の表面を滑らかにしている。第6図は
垂下部8aを横方向部材8とは別体の部材で構成
してその上部を横方向部材8の下部に重ねて溶接
した例であり、第7図は横方向部材8の下端に垂
下部8aの上端を突き合わせて溶接した例であ
る。これらのように、垂下部8aを設けることに
よつて、前記燃料漏れの防止の他に、石跳ね等か
ら燃料タンク14を保護する機能もある。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案においては、追突
等によつてプロペラシヤフトが継手部において折
れ曲がると遮蔽体が上方などに移動して、遮蔽体
の表面が滑らかな凸部が燃料タンクに当たり、プ
ロペラシヤフト、終減速機、これらの継手部は燃
料タンクに当たらない。燃料タンクに当たるのは
遮蔽体の凸部であり、この凸部は表面が滑らかで
あるため、燃料タンクを破損させることがなく、
燃料タンクにこれが強力に当たつたとしても、燃
料タンクに滑らかな凸陥を形成させる程度ですむ
ため、燃料漏れを未然に防止することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す平面図、第2図
は第1図の−線断面図、第3図は第1図の
−線断面図、第4図は第1図の側面図、第5図
は横方向部材における燃料タンク保護構造の例を
示す一部切欠斜視図、第6,7図は夫々第5図の
他の例を示す断面図である。 1……サスペンシヨンメンバ、2……サスペン
シヨンアーム、4……ハウジング、7……プロペ
ラシヤフト、8……横方向部材、14……燃料タ
ンク、15……遮蔽体、15a……凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プロペラシヤフトの上側を経てその左右に渡る
    領域に、プロペラシヤフトを跨いで燃料タンクを
    備えた車両において、プロペラシヤフトと燃料タ
    ンクとの間に、これらの間を遮る遮蔽体を介在さ
    せ、この遮蔽体の、燃料タンクと対面する部位
    に、プロペラシヤフトの径方向への移動時に燃料
    タンクに当たる凸部を、表面を滑らかにして形成
    したことを特徴とする燃料タンクの保護構造。
JP14054285U 1985-09-13 1985-09-13 Expired JPH0451060Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14054285U JPH0451060Y2 (ja) 1985-09-13 1985-09-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14054285U JPH0451060Y2 (ja) 1985-09-13 1985-09-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6247428U JPS6247428U (ja) 1987-03-24
JPH0451060Y2 true JPH0451060Y2 (ja) 1992-12-02

Family

ID=31047485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14054285U Expired JPH0451060Y2 (ja) 1985-09-13 1985-09-13

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Publication number Publication date
JPS6247428U (ja) 1987-03-24

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