JPH0450749A - 破面観察方法 - Google Patents
破面観察方法Info
- Publication number
- JPH0450749A JPH0450749A JP16106890A JP16106890A JPH0450749A JP H0450749 A JPH0450749 A JP H0450749A JP 16106890 A JP16106890 A JP 16106890A JP 16106890 A JP16106890 A JP 16106890A JP H0450749 A JPH0450749 A JP H0450749A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fracture
- fracture surface
- existing
- colored
- force breaking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/38—Concrete; Lime; Mortar; Gypsum; Bricks; Ceramics; Glass
- G01N33/388—Ceramics
Landscapes
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は金属やセラミックス等の破面を観察する際の観
察方法に関するものである。
察方法に関するものである。
金属、セラミックス等の被検体のき裂の発生した部材の
き裂破面を観察する場合、未破壊部分を強制的に破壊し
て破面観察を行う際に、既存の破面と強制破壊破面との
区別は、従来、マクロ的及びミクロ的観察により破面形
態の違いなどを基準に判断しているのであるが、高速度
鋼などのような硬く延性の少ない材料においては、マク
ロ的には破面形態が一様に観察され、既存の破面と強制
破壊破面との区別が困難である。
き裂破面を観察する場合、未破壊部分を強制的に破壊し
て破面観察を行う際に、既存の破面と強制破壊破面との
区別は、従来、マクロ的及びミクロ的観察により破面形
態の違いなどを基準に判断しているのであるが、高速度
鋼などのような硬く延性の少ない材料においては、マク
ロ的には破面形態が一様に観察され、既存の破面と強制
破壊破面との区別が困難である。
本発明はこのような事情に鑑みて提案されたもので、既
存破面と人工的強制破壊破面との区別を容易にする破面
観察方法を提供することを目的とする。
存破面と人工的強制破壊破面との区別を容易にする破面
観察方法を提供することを目的とする。
そのために本発明は、き裂が生じた被検材料の破面を観
察するに当り、未破壊の部分を強制的に破壊し破面観察
を行う際に、強制的に破壊する荊にあらかじめ既存のき
裂破面に加熱により着色を与えたのち被検材料を強制的
に破壊して破面を観察することを特徴とする。
察するに当り、未破壊の部分を強制的に破壊し破面観察
を行う際に、強制的に破壊する荊にあらかじめ既存のき
裂破面に加熱により着色を与えたのち被検材料を強制的
に破壊して破面を観察することを特徴とする。
このような構成によれば、まず破面を観察しようとする
部材を酸化雰囲気つまり大気中の炉の中で200℃〜4
00℃の温度で約0.5〜1.0時間加熱すると、既存
破面に薄い酸化膜が生じ着色する。
部材を酸化雰囲気つまり大気中の炉の中で200℃〜4
00℃の温度で約0.5〜1.0時間加熱すると、既存
破面に薄い酸化膜が生じ着色する。
その後、人工的に未破壊部分を破壊すると、強制破壊破
面は着色されていない故、着色された既存破面と強制破
壊破面との区別が容易となる。
面は着色されていない故、着色された既存破面と強制破
壊破面との区別が容易となる。
金属材料、セラミックス等は一般に、第1図に示すよう
に、加熱すると酸化により着色するいわゆるサーマルエ
ッチの現象を生ずるものであり、縦軸にはステンレス1
8:8,13Cr。
に、加熱すると酸化により着色するいわゆるサーマルエ
ッチの現象を生ずるものであり、縦軸にはステンレス1
8:8,13Cr。
SCM、−1,545Cを採り、横軸には加熱温度10
0℃から1000℃まで100° ごとに採っている。
0℃から1000℃まで100° ごとに採っている。
これによると、低合金鋼の場合は300℃前後の加熱温
11ステンレス鋼系合金の場合は400℃程度の温度が
材質を変化させずに色別ができる温度であることが判る
。
11ステンレス鋼系合金の場合は400℃程度の温度が
材質を変化させずに色別ができる温度であることが判る
。
第2図はCr M o V鋼で破壊特性の一つであるJ
lcを求めるための試験で、最初に疲労き裂を発生させ
、その後歪を加えてき裂を進展させた試料のき裂の状況
を観察するために、強制破壊前に温度300℃に保持し
た電気炉に試料を30分間挿入し、取り出した後強制的
に最終まで破壊させた破面を示す。
lcを求めるための試験で、最初に疲労き裂を発生させ
、その後歪を加えてき裂を進展させた試料のき裂の状況
を観察するために、強制破壊前に温度300℃に保持し
た電気炉に試料を30分間挿入し、取り出した後強制的
に最終まで破壊させた破面を示す。
これによると、疲労破面及び歪で進展した破面には異な
った濃度の着色が見られ未着色の強制破壊破面と区別が
明瞭である。
った濃度の着色が見られ未着色の強制破壊破面と区別が
明瞭である。
第3図、第4図は陸用タービンの軸受の支持部分に発生
したき裂の破面を観察したもので、第3図は第2図と同
様温度300℃に保持した電気炉で30分加熱した後、
電気炉より取り出して強制的に最終まで破壊させた破面
を示し、第4図は従来方法で強制的に最終まで破壊させ
た破面である。
したき裂の破面を観察したもので、第3図は第2図と同
様温度300℃に保持した電気炉で30分加熱した後、
電気炉より取り出して強制的に最終まで破壊させた破面
を示し、第4図は従来方法で強制的に最終まで破壊させ
た破面である。
これによると、第3図では着色された既存き裂破面と無
着色の強制破壊破面との区別が明瞭であるのに対し、第
4図では既存き裂破面と後からの強制破壊破面さの境界
の区別が不明瞭であるため、き裂発生原因の推定等に誤
った情報を与える危険性がある。
着色の強制破壊破面との区別が明瞭であるのに対し、第
4図では既存き裂破面と後からの強制破壊破面さの境界
の区別が不明瞭であるため、き裂発生原因の推定等に誤
った情報を与える危険性がある。
なお、第5図、第6図は本実施例を用いて既存き裂に着
色させた破面と従来方法による破面とをミクロ的に観察
した例をそれぞれ示す。
色させた破面と従来方法による破面とをミクロ的に観察
した例をそれぞれ示す。
これによると、第1図に示したように、あらかじめ材質
により最適加熱温度を調査しているため、加熱による破
面の損傷は第5図では認められず、従来方法を示す第6
図の破面と変わらない情報が得られている。
により最適加熱温度を調査しているため、加熱による破
面の損傷は第5図では認められず、従来方法を示す第6
図の破面と変わらない情報が得られている。
このような方法によれば、き裂破面の観察において、従
来、判別困難であった既存き裂破面と後からの強制的破
壊による強制的破壊破面との区別が明確になり、破面か
ら得られる情報がより正確になり、材料試験や事故調査
等の解析がより正確となる。
来、判別困難であった既存き裂破面と後からの強制的破
壊による強制的破壊破面との区別が明確になり、破面か
ら得られる情報がより正確になり、材料試験や事故調査
等の解析がより正確となる。
要するに本発明によれば、き裂が生じた被検材料の破面
を観察するに当り、未破壊の部分を強制的に破壊し破面
観察を行う際に、強制的に破壊する前にあらかじめ既存
のき裂破面に加熱により着色を与えたのち被検材料を強
制的に破壊して破面を観察することにより、既存破面と
人工的強制破壊破面との区別を容易にする破面観察方法
を得るから、本発明は産業上極めて有益なものである。
を観察するに当り、未破壊の部分を強制的に破壊し破面
観察を行う際に、強制的に破壊する前にあらかじめ既存
のき裂破面に加熱により着色を与えたのち被検材料を強
制的に破壊して破面を観察することにより、既存破面と
人工的強制破壊破面との区別を容易にする破面観察方法
を得るから、本発明は産業上極めて有益なものである。
第1図は本発明方法を種々の金属材料に適用したサーマ
ルエツチングの着色効果を示す図、第2図は本発明方法
によるJ+c試験片の破面を示す図、第3図、第4図は
それぞれ本発明によるサーマルエッチを施した場合、施
さなかった場合の破面を示す図、第5図、第6図はそれ
ぞれ本発明によるサーマルエッチを施した場合。 施さなかった場合の破面の金属組織をそれぞれ示すミク
ロ写真である。 第 図 第 図 第 図 第4図
ルエツチングの着色効果を示す図、第2図は本発明方法
によるJ+c試験片の破面を示す図、第3図、第4図は
それぞれ本発明によるサーマルエッチを施した場合、施
さなかった場合の破面を示す図、第5図、第6図はそれ
ぞれ本発明によるサーマルエッチを施した場合。 施さなかった場合の破面の金属組織をそれぞれ示すミク
ロ写真である。 第 図 第 図 第 図 第4図
Claims (1)
- き裂が生じた被検材料の破面を観察するに当り、未破壊
の部分を強制的に破壊し破面観察を行う際に、強制的に
破壊する前にあらかじめ既存のき裂破面に加熱により着
色を与えたのち被検材料を強制的に破壊して破面を観察
することを特徴とする破面観察方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16106890A JPH0450749A (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 破面観察方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16106890A JPH0450749A (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 破面観察方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0450749A true JPH0450749A (ja) | 1992-02-19 |
Family
ID=15728010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16106890A Pending JPH0450749A (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 破面観察方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0450749A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9618228B2 (en) | 2010-07-14 | 2017-04-11 | Harper International Corporation | Airflow distribution system |
-
1990
- 1990-06-19 JP JP16106890A patent/JPH0450749A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9618228B2 (en) | 2010-07-14 | 2017-04-11 | Harper International Corporation | Airflow distribution system |
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