JPH0450597Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0450597Y2 JPH0450597Y2 JP1986124812U JP12481286U JPH0450597Y2 JP H0450597 Y2 JPH0450597 Y2 JP H0450597Y2 JP 1986124812 U JP1986124812 U JP 1986124812U JP 12481286 U JP12481286 U JP 12481286U JP H0450597 Y2 JPH0450597 Y2 JP H0450597Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cassette
- door
- cassette holder
- door opening
- gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案記録再生装置におけるカセツト挿入口の
扉開閉機構を以下の項目に従つて説明する。
扉開閉機構を以下の項目に従つて説明する。
A 産業上の利用分野
B 考案の概要
C 従来技術
D 考案が解決しようとする問題点
E 問題点を解決するための手段
F 実施例
a テープカセツト[第1図乃至第3図、第7
図乃至第9図] b テーププレーヤの概要[第1図乃至第5
図、第7図乃至第9図] c 支持体[第1図、第3図乃至第5図、第9
図] d 再生部[第3図、第7図] e テープカセツトローデイング装置[第1
図、第3図乃至第10図] e−1 カセツトホルダー[第1図、第3図
乃至第5図、第7図乃至第9図] e−1−a 主部[第1図、第3図乃至第
5図、第7図乃至第9図] e−1−b カセツト押え[第3図乃至第
5図、第7図] e−1−c カセツト送りローラ[第3
図、第5図、第7図] e−1−d 支持体による支持及び動き
[第3図、第4図] e−2 テープカセツトのカセツトホルダー
への挿入及びカセツト押えの回動と挿入検
知[第3図、第4図、第7図] e−3 駆動機構[第3図、第5図、第6
図、第8図] e−3−a モータ、ウオーム、駆動ギヤ e−3−b 回動アーム、揺動ギヤ e−3−c 中間ギヤ、ラツク e−3−d 動作[第8図] e−4 カセツトホルダーの移動[第1図、
第4図、第7図、第8図] e−5 その他の部材[第3図乃至第5図、
第7図、第8図] e−5−a 回動アーム制御手段[第3図
乃至第5図、第7図、第8図] e−5−b ロツク子[第4図、第7図] f 扉開閉機構[第1図、第3図乃至第5図、
第7図、第9図、第10図] f−1 扉[第1図乃至第4図、第7図、第
9図、第10図] f−2 扉開閉リンク[第1図、第3図、第
5図、第9図] f−2−a 後側の扉開閉リンク f−2−b 前側の扉開閉リンク f−2−c 動作 f−3 扉開閉動作[第1図、第4図、第7
図、第9図] g テープカセツトのローデイング動作及びア
ンローデイング動作 g−1 ローデイング動作 g−2 アンローデイング動作 G 考案の効果 (A 産業上の利用分野) 本考案は新規な記録再生装置におけるカセツト
挿入口の扉開閉機構に関する。詳しくは、カセツ
ト挿入口を開閉する扉が回動自在に設けられると
共に、カセツト挿入口と対向するイジエクト位置
と記録媒体カセツトを記録再生部に装着するロー
デイング完了位置との間を移動されるカセツトホ
ルダーを備えた記録再生装置におけるカセツト挿
入口の扉開閉機構に関するものであり、極めて安
価に製作することができ、かつ、配置スペースが
小さくて済む1乃至複数の部材によつて扉の開閉
を行なうことができ、それでいて必要なタイミン
グにおいて扉を確実に開閉することができる新規
な記録再生装置におけるカセツト挿入口の扉開閉
機構を提供しようとするものである。
図乃至第9図] b テーププレーヤの概要[第1図乃至第5
図、第7図乃至第9図] c 支持体[第1図、第3図乃至第5図、第9
図] d 再生部[第3図、第7図] e テープカセツトローデイング装置[第1
図、第3図乃至第10図] e−1 カセツトホルダー[第1図、第3図
乃至第5図、第7図乃至第9図] e−1−a 主部[第1図、第3図乃至第
5図、第7図乃至第9図] e−1−b カセツト押え[第3図乃至第
5図、第7図] e−1−c カセツト送りローラ[第3
図、第5図、第7図] e−1−d 支持体による支持及び動き
[第3図、第4図] e−2 テープカセツトのカセツトホルダー
への挿入及びカセツト押えの回動と挿入検
知[第3図、第4図、第7図] e−3 駆動機構[第3図、第5図、第6
図、第8図] e−3−a モータ、ウオーム、駆動ギヤ e−3−b 回動アーム、揺動ギヤ e−3−c 中間ギヤ、ラツク e−3−d 動作[第8図] e−4 カセツトホルダーの移動[第1図、
第4図、第7図、第8図] e−5 その他の部材[第3図乃至第5図、
第7図、第8図] e−5−a 回動アーム制御手段[第3図
乃至第5図、第7図、第8図] e−5−b ロツク子[第4図、第7図] f 扉開閉機構[第1図、第3図乃至第5図、
第7図、第9図、第10図] f−1 扉[第1図乃至第4図、第7図、第
9図、第10図] f−2 扉開閉リンク[第1図、第3図、第
5図、第9図] f−2−a 後側の扉開閉リンク f−2−b 前側の扉開閉リンク f−2−c 動作 f−3 扉開閉動作[第1図、第4図、第7
図、第9図] g テープカセツトのローデイング動作及びア
ンローデイング動作 g−1 ローデイング動作 g−2 アンローデイング動作 G 考案の効果 (A 産業上の利用分野) 本考案は新規な記録再生装置におけるカセツト
挿入口の扉開閉機構に関する。詳しくは、カセツ
ト挿入口を開閉する扉が回動自在に設けられると
共に、カセツト挿入口と対向するイジエクト位置
と記録媒体カセツトを記録再生部に装着するロー
デイング完了位置との間を移動されるカセツトホ
ルダーを備えた記録再生装置におけるカセツト挿
入口の扉開閉機構に関するものであり、極めて安
価に製作することができ、かつ、配置スペースが
小さくて済む1乃至複数の部材によつて扉の開閉
を行なうことができ、それでいて必要なタイミン
グにおいて扉を確実に開閉することができる新規
な記録再生装置におけるカセツト挿入口の扉開閉
機構を提供しようとするものである。
(B 考案の概要)
本考案記録再生装置におけるカセツト挿入口の
扉開閉機構は、カセツト挿入口を開閉する扉が回
動自在に設けられると共に、カセツト挿入口と対
向するイジエクト位置と記録媒体カセツトを記録
再生部に装着するローデイング完了位置との間を
移動されるカセツトホルダーを備えた記録再生装
置におけるカセツト挿入口の扉開閉機構におい
て、上記扉をカセツトホルダーの動きに略連動す
る一組のリンク部材によつて開閉するようにし、
この種の扉開閉機構を極めて簡単な構造にするこ
とができるものである。
扉開閉機構は、カセツト挿入口を開閉する扉が回
動自在に設けられると共に、カセツト挿入口と対
向するイジエクト位置と記録媒体カセツトを記録
再生部に装着するローデイング完了位置との間を
移動されるカセツトホルダーを備えた記録再生装
置におけるカセツト挿入口の扉開閉機構におい
て、上記扉をカセツトホルダーの動きに略連動す
る一組のリンク部材によつて開閉するようにし、
この種の扉開閉機構を極めて簡単な構造にするこ
とができるものである。
(C 従来技術)
例えば、テープレコーダ等の記録再生装置にお
いては、通常、記録媒体であるテープカセツトを
記録再生部に装着するためのカセツトホルダーを
有するカセツトローデイング装置を備えると共
に、該カセツトホルダーはこれに対するテープカ
セツトの載置及び取出が行なわれるイジエクト位
置とテープカセツトを記録再生部に装着するロー
デイング完了位置との間を移動されるように設け
られている。
いては、通常、記録媒体であるテープカセツトを
記録再生部に装着するためのカセツトホルダーを
有するカセツトローデイング装置を備えると共
に、該カセツトホルダーはこれに対するテープカ
セツトの載置及び取出が行なわれるイジエクト位
置とテープカセツトを記録再生部に装着するロー
デイング完了位置との間を移動されるように設け
られている。
そして、そのカセツトローデイング方式が所謂
フロントローデイング方式であるカセツトローデ
イング装置におけるテープカセツトのカセツトホ
ルダーへの載置はテープカセツトをカセツトホル
ダーに挿入することにより行なわれるようになつ
ているので、この種のカセツトローデイング装置
を備えたテープレコーダ等においては、通常、そ
の外筐の前面板にカセツト挿入口が設けられてお
り、テープカセツトのカセツトホルダーへの挿入
は上記カセツト挿入口を通して行なわれることに
なる。
フロントローデイング方式であるカセツトローデ
イング装置におけるテープカセツトのカセツトホ
ルダーへの載置はテープカセツトをカセツトホル
ダーに挿入することにより行なわれるようになつ
ているので、この種のカセツトローデイング装置
を備えたテープレコーダ等においては、通常、そ
の外筐の前面板にカセツト挿入口が設けられてお
り、テープカセツトのカセツトホルダーへの挿入
は上記カセツト挿入口を通して行なわれることに
なる。
また、上記カセツト挿入口には、通常、扉体が
設けられ、該扉体には、一般に、次のような動き
が必要になる。
設けられ、該扉体には、一般に、次のような動き
が必要になる。
即ち、扉体には、少なくとも、テープカセツト
を挿入することによつてカセツト挿入口を開放す
る位置(以下、「開放位置」と言う。)へと移動さ
れ、かつ、テープカセツトがカセツトホルダーの
所定の挿入完了位置まで挿入されることによつて
もしくはカセツトホルダーがローデイング完了位
置へ向けて移動されて行くことによつてカセツト
挿入口を閉塞する位置(以下、「閉塞位置」と言
う。)に戻され、また、カセツトホルダーがイジ
エクト位置に戻されて来たときは開放位置に移動
され、かつ、テープカセツトがカセツトホルダー
から取り出されることによつて閉塞位置に戻され
る、という動きが必要になる。
を挿入することによつてカセツト挿入口を開放す
る位置(以下、「開放位置」と言う。)へと移動さ
れ、かつ、テープカセツトがカセツトホルダーの
所定の挿入完了位置まで挿入されることによつて
もしくはカセツトホルダーがローデイング完了位
置へ向けて移動されて行くことによつてカセツト
挿入口を閉塞する位置(以下、「閉塞位置」と言
う。)に戻され、また、カセツトホルダーがイジ
エクト位置に戻されて来たときは開放位置に移動
され、かつ、テープカセツトがカセツトホルダー
から取り出されることによつて閉塞位置に戻され
る、という動きが必要になる。
そこで、このような扉体を備えた記録再生装置
においては、扉体の動きを前記したように制御す
るための扉開閉機構が必要である。
においては、扉体の動きを前記したように制御す
るための扉開閉機構が必要である。
この扉開閉機構には従来から各種のものがある
が、いずれも、複数のギヤやラツク等の噛合部材
とカセツトホルダーの動きに連動するカム手段や
アーム部材等を使用して構成されている。
が、いずれも、複数のギヤやラツク等の噛合部材
とカセツトホルダーの動きに連動するカム手段や
アーム部材等を使用して構成されている。
例えば、扉が固定された回動軸を支持体に回動
自在に支持し、かつ、該回動軸の一端部に被駆動
ギヤを固定し、該被駆動ギヤと噛合するラツク部
を有するアーム部材を支持体に回動自在に設け、
更に、カセツトホルダーを移動させるための移動
手段によつて回転されるカムギヤをそのカム部が
所定のタイミングで上記アーム部材を押圧するよ
うに設けると共に、カセツトホルダーがイジエク
ト位置に来ているときは前記アーム部材がカムギ
ヤに対して噛合しない状態となるようにすること
により扉体の開閉がテープカセツトの動きにより
為されるようにし、カセツトホルダーがイジエク
ト位置以外の位置に来ている状態においては前記
アームがカムギヤによつて制御されることにより
扉の開閉が為されるように構成されている。
自在に支持し、かつ、該回動軸の一端部に被駆動
ギヤを固定し、該被駆動ギヤと噛合するラツク部
を有するアーム部材を支持体に回動自在に設け、
更に、カセツトホルダーを移動させるための移動
手段によつて回転されるカムギヤをそのカム部が
所定のタイミングで上記アーム部材を押圧するよ
うに設けると共に、カセツトホルダーがイジエク
ト位置に来ているときは前記アーム部材がカムギ
ヤに対して噛合しない状態となるようにすること
により扉体の開閉がテープカセツトの動きにより
為されるようにし、カセツトホルダーがイジエク
ト位置以外の位置に来ている状態においては前記
アームがカムギヤによつて制御されることにより
扉の開閉が為されるように構成されている。
(D 考案が解決しようとする問題点)
このように、従来の扉開閉機構は、多数の部材
を使用して構成されていたため、その構造が極め
て複雑になり、かつ、配置スペースを大きく必要
とすると共に、ギヤやラツクあるいはカムギヤ等
は製作コストが非常に高いのでこれらが記録再生
装置のコストを押し上げる原因になる等様々な問
題を有していた。
を使用して構成されていたため、その構造が極め
て複雑になり、かつ、配置スペースを大きく必要
とすると共に、ギヤやラツクあるいはカムギヤ等
は製作コストが非常に高いのでこれらが記録再生
装置のコストを押し上げる原因になる等様々な問
題を有していた。
(E 問題点を解決するための手段)
本考案記録再生装置におけるカセツト挿入口の
扉閉塞機構は、上記した問題点を解決するため
に、カセツトホルダーの動きに略連動する一組の
リンク部材を設け、上記リンク部材の動きにより
カセツト挿入口の扉を開閉するようにしたもので
ある。
扉閉塞機構は、上記した問題点を解決するため
に、カセツトホルダーの動きに略連動する一組の
リンク部材を設け、上記リンク部材の動きにより
カセツト挿入口の扉を開閉するようにしたもので
ある。
従つて、本考案によれば、カセツト挿入口の扉
を開閉するための手段をリンク部材、即ち、例え
ば板金材料を打ち抜くことにより簡単に製作する
ことができる部材によつて構成することができる
ので、ギヤやラツクを使用した従来の扉開閉機構
に較べるとそのコストが極めて安価になると共
に、これを配置するためのスペースも非常に小さ
くて済み、かつ、温度や埃等に対する耐久性にも
優れるため信頼性が向上し、また、リンク部材は
カセツトホルダーの動きに略連動して動くため扉
の開閉を必要なタイミングにおいて確実に行なう
ことができる。
を開閉するための手段をリンク部材、即ち、例え
ば板金材料を打ち抜くことにより簡単に製作する
ことができる部材によつて構成することができる
ので、ギヤやラツクを使用した従来の扉開閉機構
に較べるとそのコストが極めて安価になると共
に、これを配置するためのスペースも非常に小さ
くて済み、かつ、温度や埃等に対する耐久性にも
優れるため信頼性が向上し、また、リンク部材は
カセツトホルダーの動きに略連動して動くため扉
の開閉を必要なタイミングにおいて確実に行なう
ことができる。
(F 実施例)
以下に、本考案記録再生装置におけるカセツト
挿入口の扉開閉機構の詳細を添付図面に示した実
施例に従つて説明する。
挿入口の扉開閉機構の詳細を添付図面に示した実
施例に従つて説明する。
尚、図面に示した実施例は本考案をテーププレ
ーヤにおけるカセツト挿入口の扉開閉機構に適用
したものである。
ーヤにおけるカセツト挿入口の扉開閉機構に適用
したものである。
(a テープカセツト)[第1図乃至第3図、第
7図乃至第9図] 1は比較的小型のテープカセツトである。
7図乃至第9図] 1は比較的小型のテープカセツトである。
2はテープカセツト1のカセツトケースであ
り、該カセツトケース2は上下方向から見た形状
において左右方向(第2図における左斜め上方へ
向う方向を左側とし、右斜め下方へ向う方向を右
側する。また、同図における左斜め下方へ向う方
向を前側とし、右斜め下方へ向う方向を後方とす
る。尚、テープカセツト1についての前後方向に
ついては上記前後方向と逆の向きとする。以下の
説明において向きを示すときはこの方向によるも
のとする。)に長い略長方形状を成し、かつ、比
較的薄い略箱形に形成されると共に、その前面が
テープ引出面2a(第7図B及び第8図参照)に
なつており、カセツトケース2内に収納された2
つのテープリール3,3′(第3図参照)に巻装
された磁気テープ4はその一部がテープ引出面2
aを通されている。
り、該カセツトケース2は上下方向から見た形状
において左右方向(第2図における左斜め上方へ
向う方向を左側とし、右斜め下方へ向う方向を右
側する。また、同図における左斜め下方へ向う方
向を前側とし、右斜め下方へ向う方向を後方とす
る。尚、テープカセツト1についての前後方向に
ついては上記前後方向と逆の向きとする。以下の
説明において向きを示すときはこの方向によるも
のとする。)に長い略長方形状を成し、かつ、比
較的薄い略箱形に形成されると共に、その前面が
テープ引出面2a(第7図B及び第8図参照)に
なつており、カセツトケース2内に収納された2
つのテープリール3,3′(第3図参照)に巻装
された磁気テープ4はその一部がテープ引出面2
aを通されている。
5はテープ引出面2aを開閉するための前面蓋
であり、該前面蓋5は上方から見て左右方向に長
い略コ字形に形成され、そのコ字形の左右両端部
がカセツトケース2の前端部の左右両側面に回動
自在に支持されると共に、図示しない弾発部材に
より、常時、テープ引出面2aを閉じる方向への
回動力が付勢されており、テープカセツト1が使
用されていない状態においては、第2図等に示す
ように、テープ引出面2aを閉塞する位置(以
下、「閉塞位置」と言う。)に来ており、テープカ
セツト1がテーププレーヤの再生部に装着される
ときは第7図B等に示すようにテープ引出面2a
を開放する位置(以下、「開放位置」と言う。)へ
と移動されるようになつている。
であり、該前面蓋5は上方から見て左右方向に長
い略コ字形に形成され、そのコ字形の左右両端部
がカセツトケース2の前端部の左右両側面に回動
自在に支持されると共に、図示しない弾発部材に
より、常時、テープ引出面2aを閉じる方向への
回動力が付勢されており、テープカセツト1が使
用されていない状態においては、第2図等に示す
ように、テープ引出面2aを閉塞する位置(以
下、「閉塞位置」と言う。)に来ており、テープカ
セツト1がテーププレーヤの再生部に装着される
ときは第7図B等に示すようにテープ引出面2a
を開放する位置(以下、「開放位置」と言う。)へ
と移動されるようになつている。
尚、前面蓋5はテープカセツト1がテーププレ
ーヤのカセツトホルダーに挿入されていない状態
においてはカセツトケース2に設けられた図示し
ないロツク部材によつて閉塞位置にロツクされて
おり、テープカセツト1がカセツトホルダーに挿
入されることによつて上記ロツクが解除されるよ
うになつている。
ーヤのカセツトホルダーに挿入されていない状態
においてはカセツトケース2に設けられた図示し
ないロツク部材によつて閉塞位置にロツクされて
おり、テープカセツト1がカセツトホルダーに挿
入されることによつて上記ロツクが解除されるよ
うになつている。
そして、カセツトケース2の前端部2bの上面
は、第2図等を見て良く解るように、前下がりの
斜面に形成されており、前面蓋5の上面のうち上
記前端部2bと対応する部分5aも閉塞位置にあ
る状態において前端部2bと略同一平面上に位置
する斜面に形成されている。
は、第2図等を見て良く解るように、前下がりの
斜面に形成されており、前面蓋5の上面のうち上
記前端部2bと対応する部分5aも閉塞位置にあ
る状態において前端部2bと略同一平面上に位置
する斜面に形成されている。
また、カセツトケース2の底板はその前端縁の
左右両端部6,6(以下、「押付縁」と言う。)が
最も前方に突き出た部分になつており、テープカ
セツト1の後述するカセツトホルダーへの挿入は
カセツトケース2のこれら押付縁6,6がカセツ
トホルダーの奥端面(カセツトホルダーに設けら
れた後述する位置決め片の前面)に当接する位置
(以下、「挿入完了位置」と言う。)に来ることに
よつて完了するようになつている。このため、前
面蓋5のうちこれら押付縁6,6と対応する部分
にはその下縁に達する切欠部が形成されている。
左右両端部6,6(以下、「押付縁」と言う。)が
最も前方に突き出た部分になつており、テープカ
セツト1の後述するカセツトホルダーへの挿入は
カセツトケース2のこれら押付縁6,6がカセツ
トホルダーの奥端面(カセツトホルダーに設けら
れた後述する位置決め片の前面)に当接する位置
(以下、「挿入完了位置」と言う。)に来ることに
よつて完了するようになつている。このため、前
面蓋5のうちこれら押付縁6,6と対応する部分
にはその下縁に達する切欠部が形成されている。
(b テーププレーヤの概要)[第1図乃至第5
図、第7図乃至第9図] 7はテーププレーヤである。
図、第7図乃至第9図] 7はテーププレーヤである。
8はテーププレーヤ7の外筐であり、該外筐8
はその前端面が開口された主部9と該主部9の前
部に被着されたフロントパネル10とにより略箱
形に形成されており、フロントパネル10の上部
の前記テープカセツト1の後述するカセツトホル
ダーに対する挿入及び取出を行なうための左右方
向に細長いカセツト挿入口11が形成される共
に、その下部に各種の操作ボタン12,12,…
…が配置されている。
はその前端面が開口された主部9と該主部9の前
部に被着されたフロントパネル10とにより略箱
形に形成されており、フロントパネル10の上部
の前記テープカセツト1の後述するカセツトホル
ダーに対する挿入及び取出を行なうための左右方
向に細長いカセツト挿入口11が形成される共
に、その下部に各種の操作ボタン12,12,…
…が配置されている。
そして、カセツト挿入口11は下側の開口縁か
ら後方に向つて延びる底片11aと左右両側縁か
ら後方へ向つて突出された側片11b,11bと
上側開口縁から後方に向つて突出された上片11
cとによつて囲まれることによりある程度の奥行
を有しており、その奥行方向における略中間部に
扉13が回動自在に設けられると共に、該扉13
にはねじりコイルバネ14,14によつて、常
時、カセツト挿入口11を閉じる方向への回動力
が付勢されている。
ら後方に向つて延びる底片11aと左右両側縁か
ら後方へ向つて突出された側片11b,11bと
上側開口縁から後方に向つて突出された上片11
cとによつて囲まれることによりある程度の奥行
を有しており、その奥行方向における略中間部に
扉13が回動自在に設けられると共に、該扉13
にはねじりコイルバネ14,14によつて、常
時、カセツト挿入口11を閉じる方向への回動力
が付勢されている。
15はフロントパネル10の内側に取着された
回路基板である。
回路基板である。
16はテープカセツト1が着脱自在に挿入され
るカセツトホルダーであり、該カセツトホルダー
16は外筐8内に固定された支持体17に略上下
方向に移動自在なるように支持されると共に、前
記カセツト挿入口11と対向する位置、即ち、第
1図に実線で示す位置(以下、「イジエクト位置」
と言う。)と第1図に2点鎖線で示す位置(以下、
「ローデイング完了位置」と言う。)との間を移動
されるようになつており、テープカセツト1の挿
入及び取出はカセツトホルダー16が上記イジエ
クト位置に来ている状態において行なわれる。
るカセツトホルダーであり、該カセツトホルダー
16は外筐8内に固定された支持体17に略上下
方向に移動自在なるように支持されると共に、前
記カセツト挿入口11と対向する位置、即ち、第
1図に実線で示す位置(以下、「イジエクト位置」
と言う。)と第1図に2点鎖線で示す位置(以下、
「ローデイング完了位置」と言う。)との間を移動
されるようになつており、テープカセツト1の挿
入及び取出はカセツトホルダー16が上記イジエ
クト位置に来ている状態において行なわれる。
そして、支持体17には2つの扉開閉リンク1
8,19が回動自在に支持されており、これら扉
開閉リンク18,19は互いに回動自在に連結さ
れると共に、後側の扉開閉リンク18がカセツト
ホルダー16と連結され、それにより、扉開閉リ
ンク18,19がカセツトホルダー16の動きと
略連動して回動されるようになつており、扉13
はカセツト挿入口11にテープカセツト1が挿入
されることによつて押し開けられ、また、カセツ
トホルダー16がローデイング完了位置へと移動
されることにより又はテープカセツト1がカセツ
トホルダー16から取り出されることによつてバ
ネ14によつて付勢された回動力によつて閉じら
れ、そして、カセツトホルダー16がローデイン
グ完了位置からイジエクト位置へと移動されると
きは扉開閉リンク19によつて開けられるように
なつている。
8,19が回動自在に支持されており、これら扉
開閉リンク18,19は互いに回動自在に連結さ
れると共に、後側の扉開閉リンク18がカセツト
ホルダー16と連結され、それにより、扉開閉リ
ンク18,19がカセツトホルダー16の動きと
略連動して回動されるようになつており、扉13
はカセツト挿入口11にテープカセツト1が挿入
されることによつて押し開けられ、また、カセツ
トホルダー16がローデイング完了位置へと移動
されることにより又はテープカセツト1がカセツ
トホルダー16から取り出されることによつてバ
ネ14によつて付勢された回動力によつて閉じら
れ、そして、カセツトホルダー16がローデイン
グ完了位置からイジエクト位置へと移動されると
きは扉開閉リンク19によつて開けられるように
なつている。
また、カセツトホルダー16にはこれに挿入さ
れて来るテープカセツト1によつて移動されるカ
セツト押え20が回動自在に支持されると共に、
該カセツト押え20にカセツト送りローラー2
1,21′が回動自在に支持され、支持体17に
は上記カセツト押え20が回動されることによつ
て所定の信号を出力する挿入検知スイツチ22が
支持され、更に、支持体17の左側には上記挿入
検知スイツチ22から信号が出力されることによ
つて回転されるモータ23と該モータ23が回転
されることによりその回転方向に応じた方向への
回動力を付勢されかつカセツトホルダー16と連
結された回動アーム24と該回動アーム24の回
動端部に回転自在に支持された揺動ギヤ25及び
その他のギヤ等を有する駆動機構26が配置され
ており、テープカセツト1がカセツトホルダー1
6に挿入されて来ると、先ず、前記カセツト送り
ローラー21,21′が回転して第7図Aに示す
ようにテープカセツト1を挿入完了位置まで引き
込み、次いで、回動アーム24が下方へ向つて回
動してカセツトホルダー16をローデイング完了
位置へと移動させ、それによつてテープカセツト
1を再生部に装着するようになつている。
れて来るテープカセツト1によつて移動されるカ
セツト押え20が回動自在に支持されると共に、
該カセツト押え20にカセツト送りローラー2
1,21′が回動自在に支持され、支持体17に
は上記カセツト押え20が回動されることによつ
て所定の信号を出力する挿入検知スイツチ22が
支持され、更に、支持体17の左側には上記挿入
検知スイツチ22から信号が出力されることによ
つて回転されるモータ23と該モータ23が回転
されることによりその回転方向に応じた方向への
回動力を付勢されかつカセツトホルダー16と連
結された回動アーム24と該回動アーム24の回
動端部に回転自在に支持された揺動ギヤ25及び
その他のギヤ等を有する駆動機構26が配置され
ており、テープカセツト1がカセツトホルダー1
6に挿入されて来ると、先ず、前記カセツト送り
ローラー21,21′が回転して第7図Aに示す
ようにテープカセツト1を挿入完了位置まで引き
込み、次いで、回動アーム24が下方へ向つて回
動してカセツトホルダー16をローデイング完了
位置へと移動させ、それによつてテープカセツト
1を再生部に装着するようになつている。
(c 支持体)[第1図、第3図乃至第5図、第
9図] 支持体17は互いに略平行に対向する左右の側
板27,28と該側板27,28の間に架渡し状
に設けられた3つの桟29,30,31とにより
形成されている。
9図] 支持体17は互いに略平行に対向する左右の側
板27,28と該側板27,28の間に架渡し状
に設けられた3つの桟29,30,31とにより
形成されている。
側板27及び28は全体として稍前後方向に長
い長方形の板状に形成され、かつ、右側板28の
後端は左側板27の後端より稍後方に位置される
と共に、それぞれの下端部に互いに外側へ向けて
屈曲された取付片32,32′が形成されており、
その前端縁の上下方向における略中央部に前方へ
向けて突出した突片33,33′が形成され、該
突片33,33′の間に略丸棒状の桟29が架渡
し状に設けられ、また、他の2つの桟30と31
のうち前側のもの30はその左右両端部が側板2
7,28の上端部の前端部に固定され、後側の桟
31はその左右両端部が側板27,28の上端の
後端部に固定されており、前記取付片32,3
2′が前記外筐8に固定されている。
い長方形の板状に形成され、かつ、右側板28の
後端は左側板27の後端より稍後方に位置される
と共に、それぞれの下端部に互いに外側へ向けて
屈曲された取付片32,32′が形成されており、
その前端縁の上下方向における略中央部に前方へ
向けて突出した突片33,33′が形成され、該
突片33,33′の間に略丸棒状の桟29が架渡
し状に設けられ、また、他の2つの桟30と31
のうち前側のもの30はその左右両端部が側板2
7,28の上端部の前端部に固定され、後側の桟
31はその左右両端部が側板27,28の上端の
後端部に固定されており、前記取付片32,3
2′が前記外筐8に固定されている。
34,34′は後述する支持アームを支持する
ためのアーム支持軸であり、これらアーム支持軸
34,34′は側板27,28の前端縁寄りの部
分のうち前記突片33,33′の稍下方の位置に
内側へ向けて突出するように形成された打出部3
5,35′(第3図にのみ示してある。)から互い
に内側へ向けて突出するように設けられている。
ためのアーム支持軸であり、これらアーム支持軸
34,34′は側板27,28の前端縁寄りの部
分のうち前記突片33,33′の稍下方の位置に
内側へ向けて突出するように形成された打出部3
5,35′(第3図にのみ示してある。)から互い
に内側へ向けて突出するように設けられている。
そして、左側板27の前後方向における略中央
部にはその上端が左側板27の上端縁に達しかつ
左側板27の高さの略4分の3程度の長さを有し
全体として見た形状が略逆L字形を成す比較的大
きな切欠部36が形成され、また、左側板27の
下端寄りの部分には略長方形状を成す開口部37
が形成されている。
部にはその上端が左側板27の上端縁に達しかつ
左側板27の高さの略4分の3程度の長さを有し
全体として見た形状が略逆L字形を成す比較的大
きな切欠部36が形成され、また、左側板27の
下端寄りの部分には略長方形状を成す開口部37
が形成されている。
38,39及び38′,39′は前記カセツトホ
ルダー16を支持する支持アームであり、これら
4本の支持アームのうち上側の2本38と38′
及び下側の2本39と39′はそれぞれ互いに略
左右対称を成す形状を有すると共に、上側の支持
アーム38及び38′はその前端部が前記丸棒状
の桟29の左右両端部に各別に回動自在に支持さ
れ、また、下側の2本の支持アーム39及び3
9′はその前端部が前記側板27,28に突設さ
れたアーム支持軸34,34′に各別に回動自在
に支持されている。そして、これら4本の支持ア
ーム38,39及び38′,39′はいずれも略同
じ大きさを有し、また、その後端部、即ち、回動
端部に孔40,40,……が形成されている。
ルダー16を支持する支持アームであり、これら
4本の支持アームのうち上側の2本38と38′
及び下側の2本39と39′はそれぞれ互いに略
左右対称を成す形状を有すると共に、上側の支持
アーム38及び38′はその前端部が前記丸棒状
の桟29の左右両端部に各別に回動自在に支持さ
れ、また、下側の2本の支持アーム39及び3
9′はその前端部が前記側板27,28に突設さ
れたアーム支持軸34,34′に各別に回動自在
に支持されている。そして、これら4本の支持ア
ーム38,39及び38′,39′はいずれも略同
じ大きさを有し、また、その後端部、即ち、回動
端部に孔40,40,……が形成されている。
41(第3図、第7図参照)は前記テープカセ
ツト1の前面蓋5を開放位置へと移動させるため
の蓋起しピンであり、該蓋起しピン41は左側板
27の内側面の後端寄りの部分の上下方向におけ
る中間部から右側へ向けて略水平に突出するよう
に設けられている。
ツト1の前面蓋5を開放位置へと移動させるため
の蓋起しピンであり、該蓋起しピン41は左側板
27の内側面の後端寄りの部分の上下方向におけ
る中間部から右側へ向けて略水平に突出するよう
に設けられている。
(d 再生部)[第3図、第7図]
42は再生部である。
43は再生部42のベースとなるメカシヤーシ
(第3図にはその後端寄りの部分のみを示してあ
り、第7図にはその余の部分を示してある。)で
あり、該メカシヤーシ43は外筐8に固定され、
その後端寄りの部分に図示しない回転磁気ヘツド
を備えたヘツドドラム44が設けられ、また、そ
の前端寄りの部分に互いに左右方向に離間して位
置する2つのリール台45,45′が設けられて
いる。45a,45′aは各リール台45,4
5′のリール係合軸である。
(第3図にはその後端寄りの部分のみを示してあ
り、第7図にはその余の部分を示してある。)で
あり、該メカシヤーシ43は外筐8に固定され、
その後端寄りの部分に図示しない回転磁気ヘツド
を備えたヘツドドラム44が設けられ、また、そ
の前端寄りの部分に互いに左右方向に離間して位
置する2つのリール台45,45′が設けられて
いる。45a,45′aは各リール台45,4
5′のリール係合軸である。
そして、メカシヤーシ43の前部には4本のカ
セツト位置決めピン46,46′及び47,4
7′が立設されており、これら4本のカセツト位
置決めピン46,46′及び47,47′のうちリ
ール台45,45′より後方に位置する後側の2
本のカセツト位置決めピン46と46′及び前側
の2本のカセツト位置決めピン47と47′はそ
れぞれ互いに左右方向に離間して位置すると共
に、いずれも略同じ高さを有し、また、後側のカ
セツト位置決めピン46,46′の上端にはその
上部が略円錐状を成す挿入部46a,46′aが
更に上方へ突出するように形成されている。
セツト位置決めピン46,46′及び47,4
7′が立設されており、これら4本のカセツト位
置決めピン46,46′及び47,47′のうちリ
ール台45,45′より後方に位置する後側の2
本のカセツト位置決めピン46と46′及び前側
の2本のカセツト位置決めピン47と47′はそ
れぞれ互いに左右方向に離間して位置すると共
に、いずれも略同じ高さを有し、また、後側のカ
セツト位置決めピン46,46′の上端にはその
上部が略円錐状を成す挿入部46a,46′aが
更に上方へ突出するように形成されている。
尚、テープカセツト1はそのカセツトケース2
がこれらカセツト位置決めピン46,46′及び
47,47′の上端面に載置されることによつて
再生部42に対する高さが規定されると共に、カ
セツトケース2の底面に形成された図示しない2
つの位置決め孔に後側のカセツト位置決めピン4
6,46′の挿入部46a,46′aが挿入される
ことによつて再生部42に対する水平方向におけ
る位置決めが為されることになる。
がこれらカセツト位置決めピン46,46′及び
47,47′の上端面に載置されることによつて
再生部42に対する高さが規定されると共に、カ
セツトケース2の底面に形成された図示しない2
つの位置決め孔に後側のカセツト位置決めピン4
6,46′の挿入部46a,46′aが挿入される
ことによつて再生部42に対する水平方向におけ
る位置決めが為されることになる。
(e テープカセツトローデイング装置)[第1
図、第3図乃至第10図] 48はテープカセツトローデイング装置であ
り、該テープカセツトローデイング装置48は、
前記カセツト押え20及びカセツト送りローラ2
1,21′を含むカセツトホルダー16と、駆動
機構26と、その他の部材等から成る。
図、第3図乃至第10図] 48はテープカセツトローデイング装置であ
り、該テープカセツトローデイング装置48は、
前記カセツト押え20及びカセツト送りローラ2
1,21′を含むカセツトホルダー16と、駆動
機構26と、その他の部材等から成る。
(e−1 カセツトホルダー)[第1図、第3図
乃至第5図、第7図乃至第9図] (e−1−a 主部)[第1図、第3図乃至第5
図、第7図乃至第9図] 49はカセツトホルダー16の主部であり、該
主部49はカセツト載置板50と側板51,5
1′とにより前後方向から見て略形を成すよう
に形成されている。
乃至第5図、第7図乃至第9図] (e−1−a 主部)[第1図、第3図乃至第5
図、第7図乃至第9図] 49はカセツトホルダー16の主部であり、該
主部49はカセツト載置板50と側板51,5
1′とにより前後方向から見て略形を成すよう
に形成されている。
カセツト載置板50は全体として見た外形がテ
ープカセツト1のカセツトケース2の平面形状と
略同じ程度の大きさを有する板状に形成されると
共に、その後端寄りの部分の左右両端部を除く部
分には切欠部52が形成されており、また、該切
欠部52の左右両側に位置する部分(以下、「突
出部」と言う。)53,53′の後端のうちカセツ
ト載置板50に載置されたテープカセツト1のカ
セツトケース2の押付縁6,6′に後方から対向
する位置に上方へ向けて突出する位置決め片5
4,54′が形成されている。
ープカセツト1のカセツトケース2の平面形状と
略同じ程度の大きさを有する板状に形成されると
共に、その後端寄りの部分の左右両端部を除く部
分には切欠部52が形成されており、また、該切
欠部52の左右両側に位置する部分(以下、「突
出部」と言う。)53,53′の後端のうちカセツ
ト載置板50に載置されたテープカセツト1のカ
セツトケース2の押付縁6,6′に後方から対向
する位置に上方へ向けて突出する位置決め片5
4,54′が形成されている。
尚、左側の突出部53の右側縁はその前後方向
における中央部から稍後端寄りの部分が左右方向
に沿つて延びる略クランク形を成すように屈曲さ
れており、該クランク形のうち左右方向に延びる
中間部が後述するスライダーのストツパー部55
になつている。
における中央部から稍後端寄りの部分が左右方向
に沿つて延びる略クランク形を成すように屈曲さ
れており、該クランク形のうち左右方向に延びる
中間部が後述するスライダーのストツパー部55
になつている。
そして、カセツト載置板50の前端部の左右の
隅角部は略L字形に切り欠かれると共に、その切
り欠かれた部分の間に位置する部分の前縁は略前
方斜め下方へ向けて屈曲されており、また、その
屈曲された部分と前記後端部に形成された切欠部
52との間の部分に互いに左右方向に離間して位
置する2つのリール台挿通孔56,56′が形成
されている。
隅角部は略L字形に切り欠かれると共に、その切
り欠かれた部分の間に位置する部分の前縁は略前
方斜め下方へ向けて屈曲されており、また、その
屈曲された部分と前記後端部に形成された切欠部
52との間の部分に互いに左右方向に離間して位
置する2つのリール台挿通孔56,56′が形成
されている。
また、側板51,51′はカセツト載置台50
の左右両側縁から上方へ向けて立ち上げられ、か
つ、テープカセツト1のカセツトケース2の高さ
より稍高い高さを有すると共に、右側板51′の
後端部には左側板51の後端よりも後方へ突出す
るように位置する連結片57が形成され、該連結
片57の後端部に扉開閉リンクと摺動自在に係合
する係合ピン58が右側へ突出するように設けら
れている。
の左右両側縁から上方へ向けて立ち上げられ、か
つ、テープカセツト1のカセツトケース2の高さ
より稍高い高さを有すると共に、右側板51′の
後端部には左側板51の後端よりも後方へ突出す
るように位置する連結片57が形成され、該連結
片57の後端部に扉開閉リンクと摺動自在に係合
する係合ピン58が右側へ突出するように設けら
れている。
そして、左側板51の上縁の前後方向における
略中央部と後端寄りの部分に切欠部59,60が
形成されており、右側板51′の上縁の上記切欠
部59,60の略対応する位置にも同様の切欠部
59′,60′が形成されている。
略中央部と後端寄りの部分に切欠部59,60が
形成されており、右側板51′の上縁の上記切欠
部59,60の略対応する位置にも同様の切欠部
59′,60′が形成されている。
更に、左右の側板51,51′にはその上縁寄
りの部分の上記前側の切欠部59,59′に後側
から近接する位置に挿通孔61,61′が形成さ
れると共に、それぞれの外側面の下端寄りの部分
の後端部と後側の切欠部60,60′に略前方斜
め下方から近接する位置に連結ピン62,62′
及び63,63′が突設されている。
りの部分の上記前側の切欠部59,59′に後側
から近接する位置に挿通孔61,61′が形成さ
れると共に、それぞれの外側面の下端寄りの部分
の後端部と後側の切欠部60,60′に略前方斜
め下方から近接する位置に連結ピン62,62′
及び63,63′が突設されている。
64は左側板51の下縁の前端寄りの位置から
下方へ向けて突設された突片であり、該突片64
の下端部に右側へ向けて突出した被ロツクピン6
5が設けられている。
下方へ向けて突設された突片であり、該突片64
の下端部に右側へ向けて突出した被ロツクピン6
5が設けられている。
66は右側板51′の上縁の前端部から左側へ
向けて略直角に突出するように形成された挿入規
制片である。また、67はロツク解除突起であ
り、該ロツク解除突起67は左側板51の下側の
後端より稍前側の位置から右方に僅かに突出さ
れ、かつ、その右端部がカセツト載置板50の上
面より稍上方に位置するようにされている。
向けて略直角に突出するように形成された挿入規
制片である。また、67はロツク解除突起であ
り、該ロツク解除突起67は左側板51の下側の
後端より稍前側の位置から右方に僅かに突出さ
れ、かつ、その右端部がカセツト載置板50の上
面より稍上方に位置するようにされている。
(e−1−b カセツト押え)[第3図乃至第5
図、第7図] カセツト押え20は全体として見た形状が左右
方向に長い略板状を成すように形成されると共
に、その左右両端寄りの部分の前後両側縁に切欠
部68と69及び68′と69′が形成され、その
左側の切欠部68,69と右側の切欠部68′,
69′との間の部分20a(以下、「主部」と言
う。)の左右両端部にはその後端が後側の切欠部
68,68′に連続するバネ掛溝70,70′が形
成されている。
図、第7図] カセツト押え20は全体として見た形状が左右
方向に長い略板状を成すように形成されると共
に、その左右両端寄りの部分の前後両側縁に切欠
部68と69及び68′と69′が形成され、その
左側の切欠部68,69と右側の切欠部68′,
69′との間の部分20a(以下、「主部」と言
う。)の左右両端部にはその後端が後側の切欠部
68,68′に連続するバネ掛溝70,70′が形
成されている。
71,71′は主部20aの左右両端部から略
前方へ向けて突出するように形成された被押圧片
であり、該被押圧片71,71′はその板厚が前
端へ行くに従つて次第に薄くなるように形成され
ている。
前方へ向けて突出するように形成された被押圧片
であり、該被押圧片71,71′はその板厚が前
端へ行くに従つて次第に薄くなるように形成され
ている。
72はカセツト押え20の回動支点となる支持
軸であり、該支持軸72はその左右両端部がカセ
ツト押え20の左右両端部の後端部に形成された
挿通孔73,73′に挿通されると共に、該挿通
孔73,73′から外側へ突出された部分が主部
49の左右の側板51,51′に形成された挿通
孔61,61′に挿通されている。
軸であり、該支持軸72はその左右両端部がカセ
ツト押え20の左右両端部の後端部に形成された
挿通孔73,73′に挿通されると共に、該挿通
孔73,73′から外側へ突出された部分が主部
49の左右の側板51,51′に形成された挿通
孔61,61′に挿通されている。
しかして、カセツト押え20はカセツトホルダ
ー16の主部49の側板51と51′の間の上部
の前後方向における略中央部に位置されると共
に、側板51,51′に回動自在に支持される。
ー16の主部49の側板51と51′の間の上部
の前後方向における略中央部に位置されると共
に、側板51,51′に回動自在に支持される。
74,74′はねじりコイルバネであり、これ
らねじりコイルバネ74,74′はそのコイル状
部74a,74′aが前記支持軸72のうちカセ
ツト押え20の後側の切欠部69,69′に位置
する部分に外嵌されると共に、その一方の腕74
b,74′bが主部20aに形成されたバネ掛溝
70,70′に係着され、他方の腕74c,7
4′cが主部49の左右の側板51,51′の上縁
に弾接されている。
らねじりコイルバネ74,74′はそのコイル状
部74a,74′aが前記支持軸72のうちカセ
ツト押え20の後側の切欠部69,69′に位置
する部分に外嵌されると共に、その一方の腕74
b,74′bが主部20aに形成されたバネ掛溝
70,70′に係着され、他方の腕74c,7
4′cが主部49の左右の側板51,51′の上縁
に弾接されている。
これによつて、カセツト押え20に第4図及び
第7図における時計回り方向への回動力が付勢さ
れることになる。
第7図における時計回り方向への回動力が付勢さ
れることになる。
尚、カセツト押え20は、カセツトホルダー1
6にテープカセツト1が挿入されていない状態に
おいて、カセツト押え20に支持された後述する
ローラ軸の左右両端部が主部49の側板51,5
1′に上方から当接することにより、所定の位置
に保持される。
6にテープカセツト1が挿入されていない状態に
おいて、カセツト押え20に支持された後述する
ローラ軸の左右両端部が主部49の側板51,5
1′に上方から当接することにより、所定の位置
に保持される。
しかして、主部49のカセツト載置板50と左
右両側板51,51′とカセツト押え20とによ
り、テープカセツト1が配置されるカセツト収納
空間75が画成されることになる。
右両側板51,51′とカセツト押え20とによ
り、テープカセツト1が配置されるカセツト収納
空間75が画成されることになる。
(e−1−c カセツト送りローラ)[第3図、
第5図、第7図] 76は前記カセツト送りローラ21,21′を
支持するローラ軸であり、該ローラ軸76はその
左右両端寄りの部分を除く中間部がカセツト押え
20の主部20aの下面に形成された軸受溝77
内に位置されると共に図示しない支持片により下
方から支持されることによつてカセツト押え20
の前縁部に回動自在に支持され、その左右両端部
がカセツト押え20の左右両端面から外側へ突出
するように位置されている。
第5図、第7図] 76は前記カセツト送りローラ21,21′を
支持するローラ軸であり、該ローラ軸76はその
左右両端寄りの部分を除く中間部がカセツト押え
20の主部20aの下面に形成された軸受溝77
内に位置されると共に図示しない支持片により下
方から支持されることによつてカセツト押え20
の前縁部に回動自在に支持され、その左右両端部
がカセツト押え20の左右両端面から外側へ突出
するように位置されている。
そして、カセツト送りローラ21,21′は上
記ローラ軸76のうちカセツト押え20に形成さ
れた前側のコ字形の切欠部68,68′に位置す
る部分に固定されている。
記ローラ軸76のうちカセツト押え20に形成さ
れた前側のコ字形の切欠部68,68′に位置す
る部分に固定されている。
また、ローラ軸76の左端部は、第3図を見て
良く解るように、カセツトホルダー16の左側板
51より稍左側へ突出するように位置され、該突
出された部分にローラギヤ78が固定されてい
る。
良く解るように、カセツトホルダー16の左側板
51より稍左側へ突出するように位置され、該突
出された部分にローラギヤ78が固定されてい
る。
しかして、カセツト押え20には前記したねじ
りコイルバネ74,74′による回動力が付勢さ
れているので、カセツト送りローラ21,21′
にも上記回動力と同じ回動力、即ち、第4図及び
第7図における時計回り方向への回動力が付勢さ
れるとともに、カセツト押え20と一体的に移動
されることになり、カセツトホルダー16にテー
プカセツト1が挿入されていない状態において
は、ローラ軸76のうちカセツト押え20の左端
面とローラギヤ78との間の部分及び右端部が側
板51,51′の上縁に形成された前側の切欠部
59,59′の前寄りの部分に上方から当接する
ことによつてカセツト押え20及びカセツト送り
ローラ21,21′のそれより下方への移動が阻
止されることになる。
りコイルバネ74,74′による回動力が付勢さ
れているので、カセツト送りローラ21,21′
にも上記回動力と同じ回動力、即ち、第4図及び
第7図における時計回り方向への回動力が付勢さ
れるとともに、カセツト押え20と一体的に移動
されることになり、カセツトホルダー16にテー
プカセツト1が挿入されていない状態において
は、ローラ軸76のうちカセツト押え20の左端
面とローラギヤ78との間の部分及び右端部が側
板51,51′の上縁に形成された前側の切欠部
59,59′の前寄りの部分に上方から当接する
ことによつてカセツト押え20及びカセツト送り
ローラ21,21′のそれより下方への移動が阻
止されることになる。
尚、この状態におけるカセツト押え20の位置
を、以下、「初期位置」と言う。
を、以下、「初期位置」と言う。
(e−1−d 支持体による支持及び動き)[第
3図、第4図] そこで、このように構成されたカセツトホルダ
ー16は、支持体17に次のように支持される。
3図、第4図] そこで、このように構成されたカセツトホルダ
ー16は、支持体17に次のように支持される。
即ち、カセツトホルダー16は、その左側板5
1に設けられた前記連結ピン62,62′が支持
体17の左側の支持アーム38,39の回動端部
に形成された孔40,40に回動自在に挿通され
ると共に、その右側板51′に設けられた連結ピ
ン63,63′が支持体17の右側の支持アーム
38′,39′の回動端部に形成された孔40,4
0に回動自在に挿通されることによつて支持体1
7に略上下方向へ移動自在に支持される。
1に設けられた前記連結ピン62,62′が支持
体17の左側の支持アーム38,39の回動端部
に形成された孔40,40に回動自在に挿通され
ると共に、その右側板51′に設けられた連結ピ
ン63,63′が支持体17の右側の支持アーム
38′,39′の回動端部に形成された孔40,4
0に回動自在に挿通されることによつて支持体1
7に略上下方向へ移動自在に支持される。
尚、カセツトホルダー16は図示しない弾発部
材の弾発力によつて略上方へ向けて押圧されるこ
とにより上方へ向けて付勢されると共に、その側
板51,51′の上縁の後端部が支持体17の桟
31に下方から当接すること等によりイジエクト
位置に保持されることになる。
材の弾発力によつて略上方へ向けて押圧されるこ
とにより上方へ向けて付勢されると共に、その側
板51,51′の上縁の後端部が支持体17の桟
31に下方から当接すること等によりイジエクト
位置に保持されることになる。
(e−2 テープカセツトのカセツトホルダーへ
の挿入及びカセツト押えの回動と挿入検知)[第
3図、第4図、第7図] そこで、テープカセツト1はカセツトホルダー
16にその前面がカセツトホルダー16の奥を向
く向きで挿入される。
の挿入及びカセツト押えの回動と挿入検知)[第
3図、第4図、第7図] そこで、テープカセツト1はカセツトホルダー
16にその前面がカセツトホルダー16の奥を向
く向きで挿入される。
カセツトホルダー16にテープカセツト1が挿
入されて行くと、先ず、カセツトケース2の前面
蓋5の上面前端部5aがカセツト押え20の被押
圧片71,71′の先端に当接して該被押圧片7
1,71′を略後ろ斜め上方へ向けて押圧するこ
とになり、これによつてカセツト押え20がその
支持軸72を回動支点として、かつ、ねじりコイ
ルバネ74,74′の弾発力に抗して第4図及び
第7図における反時計回り方向(以下、「被押上
方向」と言う。)へ回動されると共に、カセツト
送りローラ21,21′がカセツト押え20と一
体的に移動されて行くことになり、テープカセツ
ト1はカセツト押え20をこのようにして略上方
へ向けて押し上げるようにしながらカセツトホル
ダー16の奥へ移動されて行くことになる。
入されて行くと、先ず、カセツトケース2の前面
蓋5の上面前端部5aがカセツト押え20の被押
圧片71,71′の先端に当接して該被押圧片7
1,71′を略後ろ斜め上方へ向けて押圧するこ
とになり、これによつてカセツト押え20がその
支持軸72を回動支点として、かつ、ねじりコイ
ルバネ74,74′の弾発力に抗して第4図及び
第7図における反時計回り方向(以下、「被押上
方向」と言う。)へ回動されると共に、カセツト
送りローラ21,21′がカセツト押え20と一
体的に移動されて行くことになり、テープカセツ
ト1はカセツト押え20をこのようにして略上方
へ向けて押し上げるようにしながらカセツトホル
ダー16の奥へ移動されて行くことになる。
そして、テープカセツト1がそのカセツトケー
ス2の上面の平面部のうち前端部2bに続く部分
がカセツト押え20の被押圧片71,71′に接
触する辺りまでカセツトホルダー16に挿入され
て来ると、カセツトケース2の上面の前端部2b
及び前面蓋5の斜面5bがカセツト送りローラ2
1,21′に接触して該カセツト送りローラ21,
21′を略後ろ斜め上方へ向けて押圧することに
なり、この状態からカセツト押え20はその被押
圧片71,71′がカセツトケース2から離れカ
セツト送りローラ21,21′がカセツトケース
2によつて上記したように押圧されることにより
被押上方向へ回動されて行くことになる。
ス2の上面の平面部のうち前端部2bに続く部分
がカセツト押え20の被押圧片71,71′に接
触する辺りまでカセツトホルダー16に挿入され
て来ると、カセツトケース2の上面の前端部2b
及び前面蓋5の斜面5bがカセツト送りローラ2
1,21′に接触して該カセツト送りローラ21,
21′を略後ろ斜め上方へ向けて押圧することに
なり、この状態からカセツト押え20はその被押
圧片71,71′がカセツトケース2から離れカ
セツト送りローラ21,21′がカセツトケース
2によつて上記したように押圧されることにより
被押上方向へ回動されて行くことになる。
尚、テープカセツト1がそのカセツトケース2
の上面の前端部2b及び前面蓋5の斜面5aがカ
セツト送りローラ21,21′から離れて行く辺
りまでカセツトホルダー16に挿入されて来る
と、カセツト送りローラ21,21′が駆動機構
26によつてテープカセツト1をカセツトホルダ
ー16の奥へ引き込む方向、即ち、第4図及び第
7図における時計回り方向(以下、「引込時回転
方向」と言う。)へ回転され、それにより、テー
プカセツト1に対する押圧を解除してもテープカ
セツト1はカセツト送りローラー21,21′に
よつてカセツトホルダー16の奥へ引き込まれて
行くことになる。
の上面の前端部2b及び前面蓋5の斜面5aがカ
セツト送りローラ21,21′から離れて行く辺
りまでカセツトホルダー16に挿入されて来る
と、カセツト送りローラ21,21′が駆動機構
26によつてテープカセツト1をカセツトホルダ
ー16の奥へ引き込む方向、即ち、第4図及び第
7図における時計回り方向(以下、「引込時回転
方向」と言う。)へ回転され、それにより、テー
プカセツト1に対する押圧を解除してもテープカ
セツト1はカセツト送りローラー21,21′に
よつてカセツトホルダー16の奥へ引き込まれて
行くことになる。
(e−3 駆動機構)[第3図、第5図、第6図、
第8図] (e−3−a モータ、ウオーム、駆動ギヤ) 82は駆動機構26のベースとなるシヤーシで
あり、その前端に右側へ向けて突出する軸受片8
3が形成されると共にその後端にこれも右側へ向
けて突出するモータ取付片84が形成されてい
る。
第8図] (e−3−a モータ、ウオーム、駆動ギヤ) 82は駆動機構26のベースとなるシヤーシで
あり、その前端に右側へ向けて突出する軸受片8
3が形成されると共にその後端にこれも右側へ向
けて突出するモータ取付片84が形成されてい
る。
そして、シヤーシ82は、これに形成されたね
じ挿通孔85,85,85を挿通される図示しな
いねじが支持体17の左側板27に左側へ向けて
突設するように固定された連結パイプ86,8
6,86(第5図にのみ示してある。)の先端部
に螺合されることによつて、上記左側板27にこ
れと稍離間し、かつ、略平行に対向する状態で取
着されている。
じ挿通孔85,85,85を挿通される図示しな
いねじが支持体17の左側板27に左側へ向けて
突設するように固定された連結パイプ86,8
6,86(第5図にのみ示してある。)の先端部
に螺合されることによつて、上記左側板27にこ
れと稍離間し、かつ、略平行に対向する状態で取
着されている。
また、前記モータ23はシヤーシ82のモータ
取付片84の後面に固定されている。
取付片84の後面に固定されている。
87はウオーム支持軸であり、該ウオーム支持
軸87はその前端寄りの位置にウオーム88が固
定されると共にその後端部がモータ23の回転軸
23aと連結され、その前端部がシヤーシ82の
軸受片83に回転自在に支持されている。
軸87はその前端寄りの位置にウオーム88が固
定されると共にその後端部がモータ23の回転軸
23aと連結され、その前端部がシヤーシ82の
軸受片83に回転自在に支持されている。
89は駆動ギヤである。該駆動ギヤ89は比較
的大径なホイールギヤ89aと該ホイールギヤ8
9aの右側面に位置する小ギヤ89bとが一体に
形成されると共に、そのホイールギヤ89aが前
記ウオーム88と噛合する状態でシヤーシ82の
右側面の前端部から右側へ突出するように設けら
れたギヤ支持軸90に回転自在に支持されてい
る。
的大径なホイールギヤ89aと該ホイールギヤ8
9aの右側面に位置する小ギヤ89bとが一体に
形成されると共に、そのホイールギヤ89aが前
記ウオーム88と噛合する状態でシヤーシ82の
右側面の前端部から右側へ突出するように設けら
れたギヤ支持軸90に回転自在に支持されてい
る。
しかして、モータ23が回転するとその回転力
が回転軸23a−ウオーム支持軸87−ウオーム
88という伝達経路を経て駆動ギヤ89に伝達さ
れることになる。
が回転軸23a−ウオーム支持軸87−ウオーム
88という伝達経路を経て駆動ギヤ89に伝達さ
れることになる。
尚、モータ23はカセツトホルダー16を下方
へ向けて移動させるとき、即ち、ローデイングが
行なわれるときは駆動ギヤ89を第8図における
時計回り方向へ回転させる方向(以下、「ローデ
イング時回転方向」と言う。)へ回転され、また、
カセツトホルダー16を上方へ向けて移動させる
とき、即ち、アンローデイングが行なわれるとき
は駆動ギヤ89を第8図における反時計回り方向
へ回転させる方向(以下、「アンローデイング時
回転方向」と言う。)へ回転されるようになつて
おり、ローデイング時回転方向への回転は前記挿
入検知スイツチ22からオン信号が出力されるこ
とによつて為されるようになつている。
へ向けて移動させるとき、即ち、ローデイングが
行なわれるときは駆動ギヤ89を第8図における
時計回り方向へ回転させる方向(以下、「ローデ
イング時回転方向」と言う。)へ回転され、また、
カセツトホルダー16を上方へ向けて移動させる
とき、即ち、アンローデイングが行なわれるとき
は駆動ギヤ89を第8図における反時計回り方向
へ回転させる方向(以下、「アンローデイング時
回転方向」と言う。)へ回転されるようになつて
おり、ローデイング時回転方向への回転は前記挿
入検知スイツチ22からオン信号が出力されるこ
とによつて為されるようになつている。
(e−3−b 回動アーム、揺動ギヤ)
前記回動アーム24は側方から見て略横倒J字
形を成す板状に形成されると共に、そのJ字形の
屈曲点位置に右側へ向けて突出する比較的大径な
連結ピン91が設けられ、かつ、該連結ピン91
の稍下方にこれも右側へ向けて突出する比較的小
径なストツパーピン92が設けられており、ま
た、その前端部に挿通孔24aが形成され、更
に、長手方向における中間部の稍連結ピン91寄
りの位置に左側へ向けて突出するギヤ支持軸93
が設けられており、その前端部の挿通孔24aに
前記ギヤ支持軸90の駆動ギヤ89から右側へ突
出した部分が挿通されることによつて該ギヤ支持
ピン90に回動自在に支持されている。
形を成す板状に形成されると共に、そのJ字形の
屈曲点位置に右側へ向けて突出する比較的大径な
連結ピン91が設けられ、かつ、該連結ピン91
の稍下方にこれも右側へ向けて突出する比較的小
径なストツパーピン92が設けられており、ま
た、その前端部に挿通孔24aが形成され、更
に、長手方向における中間部の稍連結ピン91寄
りの位置に左側へ向けて突出するギヤ支持軸93
が設けられており、その前端部の挿通孔24aに
前記ギヤ支持軸90の駆動ギヤ89から右側へ突
出した部分が挿通されることによつて該ギヤ支持
ピン90に回動自在に支持されている。
また、前記揺動ギヤ25は駆動ギヤ89のホイ
ールギヤ89aと略同じ程度の大きさの大径ギヤ
25aと該大径ギヤ25aの左側面に位置され駆
動ギヤ89の小ギヤ89bの直径より稍小さい直
径を有する小ギヤ25bとが一体に形成されて成
ると共に、駆動ギヤ89の略後側に位置され、か
つ、その大径ギヤ25aが駆動ギヤ89の小ギヤ
89bと常時噛合する状態で回動アーム24に設
けられたギヤ支持軸93に回転自在に支持されて
いる。
ールギヤ89aと略同じ程度の大きさの大径ギヤ
25aと該大径ギヤ25aの左側面に位置され駆
動ギヤ89の小ギヤ89bの直径より稍小さい直
径を有する小ギヤ25bとが一体に形成されて成
ると共に、駆動ギヤ89の略後側に位置され、か
つ、その大径ギヤ25aが駆動ギヤ89の小ギヤ
89bと常時噛合する状態で回動アーム24に設
けられたギヤ支持軸93に回転自在に支持されて
いる。
そして、揺動ギヤ25と回動アーム24とは板
バネ94を挟んで互いに摩擦接触されている。
バネ94を挟んで互いに摩擦接触されている。
従つて、駆動ギヤ89が回転されると、その回
転力が揺動ギヤ25に付勢されることになり、そ
の回転力は回動アーム24の回動が阻止されてい
ない状態においては揺動ギヤ25を回動アーム2
4と共にギヤ支持軸90を回動中心として回動さ
せる力として作用することになる。即ち、上記し
た状態において駆動ギヤ89が第8図における時
計回り方向へ回転すると揺動ギヤ25及び回動ア
ーム24には第8図における時計回り方向(以
下、「ローデイング時回動方向」と言う。)への回
動力が付勢され、また、駆動ギヤ89が第8図に
おける反時計回り方向へ回転すると揺動ギヤ25
及び回動アーム24は第8図における反時計回り
方向(以下、「アンローデイング時回動方向」と
言う。)への回動力が付勢されることになる。
転力が揺動ギヤ25に付勢されることになり、そ
の回転力は回動アーム24の回動が阻止されてい
ない状態においては揺動ギヤ25を回動アーム2
4と共にギヤ支持軸90を回動中心として回動さ
せる力として作用することになる。即ち、上記し
た状態において駆動ギヤ89が第8図における時
計回り方向へ回転すると揺動ギヤ25及び回動ア
ーム24には第8図における時計回り方向(以
下、「ローデイング時回動方向」と言う。)への回
動力が付勢され、また、駆動ギヤ89が第8図に
おける反時計回り方向へ回転すると揺動ギヤ25
及び回動アーム24は第8図における反時計回り
方向(以下、「アンローデイング時回動方向」と
言う。)への回動力が付勢されることになる。
(e−3−c 中間ギヤ、ラツク)
95は中間ギヤである。該中間ギヤ95は揺動
ギヤ25の回転力を前記ローラギヤ78に伝達す
るためのギヤであり、シヤーシ82の上縁寄りの
部分のうち揺動ギヤ25の中心の略回動軌跡上の
位置に右側へ向けて突出するように設けられたギ
ヤ支持軸96に回転自在に支持されている。
ギヤ25の回転力を前記ローラギヤ78に伝達す
るためのギヤであり、シヤーシ82の上縁寄りの
部分のうち揺動ギヤ25の中心の略回動軌跡上の
位置に右側へ向けて突出するように設けられたギ
ヤ支持軸96に回転自在に支持されている。
従つて、回動アーム24がアンローデイング時
回動方向へ回動されるときは揺動ギヤ25の大径
ギヤ25aが中間ギヤ95に噛合することによつ
てそれ以上アンローデイング時回動方向へ回動す
ることを阻止され、この状態において揺動ギヤ2
5が駆動ギヤ89により第8図における時計回り
方向へ回転されることになり、それにより中間ギ
ヤ95が第8図における反時計回り方向へ回転さ
れることになる。
回動方向へ回動されるときは揺動ギヤ25の大径
ギヤ25aが中間ギヤ95に噛合することによつ
てそれ以上アンローデイング時回動方向へ回動す
ることを阻止され、この状態において揺動ギヤ2
5が駆動ギヤ89により第8図における時計回り
方向へ回転されることになり、それにより中間ギ
ヤ95が第8図における反時計回り方向へ回転さ
れることになる。
97はラツクである。該ラツク97は揺動ギヤ
25の下方への移動が主として揺動ギヤ25自体
の回転力により確実に為されるようにするための
部材であり、その前側面の円弧状に延びる面にラ
ツク歯97a,97a,……が形成されると共
に、該ラツク歯97a,97a,……形成面が揺
動ギヤ25の小ギヤ25bの反駆動ギヤ89側の
部分の回動軌跡に沿つて延びる状態でシヤーシ8
2の右側面に取着されている。そして、ラツク9
7の上端は、第8図を見て良く解るように、揺動
ギヤ25の大径ギヤ25aが中間ギヤ95と噛合
している状態において揺動ギヤ25の小ギヤ25
bの反駆動ギヤ89側の部分に下方から近接する
高さに位置されている。
25の下方への移動が主として揺動ギヤ25自体
の回転力により確実に為されるようにするための
部材であり、その前側面の円弧状に延びる面にラ
ツク歯97a,97a,……が形成されると共
に、該ラツク歯97a,97a,……形成面が揺
動ギヤ25の小ギヤ25bの反駆動ギヤ89側の
部分の回動軌跡に沿つて延びる状態でシヤーシ8
2の右側面に取着されている。そして、ラツク9
7の上端は、第8図を見て良く解るように、揺動
ギヤ25の大径ギヤ25aが中間ギヤ95と噛合
している状態において揺動ギヤ25の小ギヤ25
bの反駆動ギヤ89側の部分に下方から近接する
高さに位置されている。
尚、前記したローラギヤ78は、カセツト押え
20が初期位置に来ている状態において、中間ギ
ヤ95から稍後ろ斜め下方に離間して位置されて
いる。
20が初期位置に来ている状態において、中間ギ
ヤ95から稍後ろ斜め下方に離間して位置されて
いる。
(e−3−d 動作)[第8図]
そこで、揺動ギヤ25の大径ギヤ25aが中間
ギヤ95と噛合している状態、即ち、第8図に実
線で示す状態からモータ23がローデイング時回
転方向へ回転すると、駆動ギヤ89が時計回り方
向へ回転されるので、回動アーム24及び揺動ギ
ヤ25にローデイング時回動方向への回動力が付
勢されることになり、揺動ギヤ25は反時計回り
方向へ回転され、そして、回動アーム24のロー
デイング時回動方向への回動が阻止されていると
きは、それによつて中間ギヤ95が時計回り方向
へ回転されることになる。また、上記した状態か
ら回動アーム24のローデイング時回動方向への
回動の阻止が解除されると、揺動ギヤ25及び回
動アーム24がローデイング時回動方向へ回動さ
れて行くと共にその直後揺動ギヤ25の小ギヤ2
5bがラツク97のラツク歯97a,97a,…
…に噛合され、この状態から揺動ギヤ25はその
小ギヤ25bがラツク歯97a,97a,……と
噛み合いながらローデイング時回動方向へ移動さ
れることになる。
ギヤ95と噛合している状態、即ち、第8図に実
線で示す状態からモータ23がローデイング時回
転方向へ回転すると、駆動ギヤ89が時計回り方
向へ回転されるので、回動アーム24及び揺動ギ
ヤ25にローデイング時回動方向への回動力が付
勢されることになり、揺動ギヤ25は反時計回り
方向へ回転され、そして、回動アーム24のロー
デイング時回動方向への回動が阻止されていると
きは、それによつて中間ギヤ95が時計回り方向
へ回転されることになる。また、上記した状態か
ら回動アーム24のローデイング時回動方向への
回動の阻止が解除されると、揺動ギヤ25及び回
動アーム24がローデイング時回動方向へ回動さ
れて行くと共にその直後揺動ギヤ25の小ギヤ2
5bがラツク97のラツク歯97a,97a,…
…に噛合され、この状態から揺動ギヤ25はその
小ギヤ25bがラツク歯97a,97a,……と
噛み合いながらローデイング時回動方向へ移動さ
れることになる。
尚、揺動ギヤ25が中間ギヤ95と噛合してい
る状態において、テープカセツト1が挿入完了位
置まで挿入されていないときは回動アーム24の
ローデイング時回動方向への回動が後述するスト
ツパーアームによつて阻止されており、そして、
テープカセツト1が挿入完了位置まで挿入された
ときにストツパーアームによる回動アーム24に
対する上記阻止が解除されるようになつている。
る状態において、テープカセツト1が挿入完了位
置まで挿入されていないときは回動アーム24の
ローデイング時回動方向への回動が後述するスト
ツパーアームによつて阻止されており、そして、
テープカセツト1が挿入完了位置まで挿入された
ときにストツパーアームによる回動アーム24に
対する上記阻止が解除されるようになつている。
また、回動アーム24はカセツトホルダー16
がローデイング完了位置に到達することによつて
それ以上ローデイング時回動方向へ回動すること
を阻止されることになり、その状態において、揺
動ギヤ25はその小ギヤ25bがラツク97の下
端寄りのラツク歯97a,97a,……と噛合さ
れる。
がローデイング完了位置に到達することによつて
それ以上ローデイング時回動方向へ回動すること
を阻止されることになり、その状態において、揺
動ギヤ25はその小ギヤ25bがラツク97の下
端寄りのラツク歯97a,97a,……と噛合さ
れる。
そして、上記した状態、即ち、揺動ギヤ25の
小ギヤ25bがラツク97の下端寄りのラツク歯
97a,97a,……と噛合している状態からモ
ータ23がアンローデイング時回転方向へ回転さ
れると、駆動ギヤ89が反時計回り方向へ回転さ
れるので、揺動ギヤ25が時計回り方向へ回転さ
れ、それによつて揺動ギヤ25及び回動アーム2
4がアンローデイング時回動方向へ回動されて行
くことになり、揺動ギヤ25の小ギヤ25bがラ
ツク97のラツク歯97a,97a,……から離
れると揺動ギヤ25はそれから僅かにアンローデ
イング時回動方向へ回動して大径ギヤ25aが中
間ギヤ95と噛合し、中間ギヤ95を反時計回り
方向へ回転させることになる。
小ギヤ25bがラツク97の下端寄りのラツク歯
97a,97a,……と噛合している状態からモ
ータ23がアンローデイング時回転方向へ回転さ
れると、駆動ギヤ89が反時計回り方向へ回転さ
れるので、揺動ギヤ25が時計回り方向へ回転さ
れ、それによつて揺動ギヤ25及び回動アーム2
4がアンローデイング時回動方向へ回動されて行
くことになり、揺動ギヤ25の小ギヤ25bがラ
ツク97のラツク歯97a,97a,……から離
れると揺動ギヤ25はそれから僅かにアンローデ
イング時回動方向へ回動して大径ギヤ25aが中
間ギヤ95と噛合し、中間ギヤ95を反時計回り
方向へ回転させることになる。
(e−4 カセツトホルダーの移動)[第1図、
第7図、第7図、第8図] カセツトホルダー16は前記回動アーム24が
回動されることによつて移動される。
第7図、第7図、第8図] カセツトホルダー16は前記回動アーム24が
回動されることによつて移動される。
即ち、支持体17に支持された前記4本の支持
アーム38,39及び38′,39′のうち左上側
のもの39の長手方向における中央から稍回動端
側へ寄つた位置に側方から見て略ダルマ形を成す
連結孔98が形成されており、回動アーム24に
設けられた連結ピン91の先端部は支持体17の
左側板27に形成された前記切欠部36を通つて
上記連結孔98内に稍余裕をもつて位置されてい
る。
アーム38,39及び38′,39′のうち左上側
のもの39の長手方向における中央から稍回動端
側へ寄つた位置に側方から見て略ダルマ形を成す
連結孔98が形成されており、回動アーム24に
設けられた連結ピン91の先端部は支持体17の
左側板27に形成された前記切欠部36を通つて
上記連結孔98内に稍余裕をもつて位置されてい
る。
従つて、回動アーム24がローデイング時回動
方向へ回動されると連結ピン91が支持アーム3
8の連結孔98の下縁を略下方へ向けて押圧する
ので、上記支持アーム38が第4図及び第7図に
おける反時計回り方向へ回動されることになり、
これによつて、カセツトホルダー16が下方へ向
けて、即ち、ローデイング完了位置へ向けて移動
されることになる。また、逆に、回動アーム24
がアンローデイング時回動方向へ回動されるとそ
の連結ピン91が支持アーム38の連結孔98の
上縁を略上方へ向けて押圧するので、支持アーム
38が第4図及び第7図における時計回り方向へ
回動されることになり、これにより、カセツトホ
ルダー16が上方へ向けて、即ち、イジエクト位
置へ向けて移動されることになる。
方向へ回動されると連結ピン91が支持アーム3
8の連結孔98の下縁を略下方へ向けて押圧する
ので、上記支持アーム38が第4図及び第7図に
おける反時計回り方向へ回動されることになり、
これによつて、カセツトホルダー16が下方へ向
けて、即ち、ローデイング完了位置へ向けて移動
されることになる。また、逆に、回動アーム24
がアンローデイング時回動方向へ回動されるとそ
の連結ピン91が支持アーム38の連結孔98の
上縁を略上方へ向けて押圧するので、支持アーム
38が第4図及び第7図における時計回り方向へ
回動されることになり、これにより、カセツトホ
ルダー16が上方へ向けて、即ち、イジエクト位
置へ向けて移動されることになる。
(e−5 その他の部材)[第3図乃至第5図、
第7図、第8図] (e−5−a 回動アーム制御手段)[第3図乃
至第5図、第7図、第8図] 99はストツパーアームであり、該ストツパー
アーム99は上下方向に細長い略板状に形成され
ると共に、その前側縁の略中央部は略クランク形
に形成されており、該クランク形の中間部(以
下、「係合縁」と言う。)100は上方を向いて位
置されている。また、ストツパーアーム99の後
側縁の略上部には右側へ突出された被押圧片10
1が形成されており、該被押圧片101の上端部
はストツパーアーム99のその余の部分の上端よ
り上方へ突出するように位置されている。
第7図、第8図] (e−5−a 回動アーム制御手段)[第3図乃
至第5図、第7図、第8図] 99はストツパーアームであり、該ストツパー
アーム99は上下方向に細長い略板状に形成され
ると共に、その前側縁の略中央部は略クランク形
に形成されており、該クランク形の中間部(以
下、「係合縁」と言う。)100は上方を向いて位
置されている。また、ストツパーアーム99の後
側縁の略上部には右側へ突出された被押圧片10
1が形成されており、該被押圧片101の上端部
はストツパーアーム99のその余の部分の上端よ
り上方へ突出するように位置されている。
そして、ストツパーアーム99はその下端部が
支持体17の左側板27から左側へ向けて突出す
るように設けられたピン102に回動自在に支持
されると共に、トーシヨンバネ103により第4
図及び第7図における時計回り方向への回動力を
付勢されている。
支持体17の左側板27から左側へ向けて突出す
るように設けられたピン102に回動自在に支持
されると共に、トーシヨンバネ103により第4
図及び第7図における時計回り方向への回動力を
付勢されている。
104は上記ストツパーアーム99を後方へ移
動させるためのスライダーである。
動させるためのスライダーである。
該スライダー104はカセツトホルダー16の
カセツト載置板50の下面の左端部に沿うように
位置する下片105と該下片105の前端部の左
端から立ち上げられ、かつ、カセツトホルダー1
6の左側板51と前記ストツパーアーム99との
間に位置する側片106とから成り、その下片1
05に形成された長孔107,107にカセツト
載置板50に固定されたガイドピン108,10
8が摺動自在に係合されることにより一定の範囲
内において前後方向へ摺動自在なるように支持さ
れると共に、トーシヨンバネ109によつて常時
前方へ付勢されており、その下片105の後端か
ら立ち上げられた被押圧片110がカセツト載置
板50の左側の突出部53に形成された前記スト
ツパー部55に当接することによつてそれ以上前
方へ移動するのを阻止されている。
カセツト載置板50の下面の左端部に沿うように
位置する下片105と該下片105の前端部の左
端から立ち上げられ、かつ、カセツトホルダー1
6の左側板51と前記ストツパーアーム99との
間に位置する側片106とから成り、その下片1
05に形成された長孔107,107にカセツト
載置板50に固定されたガイドピン108,10
8が摺動自在に係合されることにより一定の範囲
内において前後方向へ摺動自在なるように支持さ
れると共に、トーシヨンバネ109によつて常時
前方へ付勢されており、その下片105の後端か
ら立ち上げられた被押圧片110がカセツト載置
板50の左側の突出部53に形成された前記スト
ツパー部55に当接することによつてそれ以上前
方へ移動するのを阻止されている。
そして、スライダー104の側片106の上端
部には左側へ向けて突出した押圧ピン111が設
けられており、前記ストツパーアーム99の被押
圧片101はこの押圧ピン111に後方から当接
されている。
部には左側へ向けて突出した押圧ピン111が設
けられており、前記ストツパーアーム99の被押
圧片101はこの押圧ピン111に後方から当接
されている。
しかして、スライダー104がその被押圧片1
10がカセツト載置板50のストツパー部55に
当接する位置(以下、「第1の位置」と言う。)に
来ている状態においてストツパーアーム99は第
4図に示し、また第7図Aに実線で示すように、
その係合縁100が支持アーム38に形成された
前記連結孔98の略下方に位置する位置(以下、
「ストツプ位置」と言う。)に保持されることにな
り、また、スライダー104がその被押圧片11
0がカセツト載置板50の位置決め片54に当接
する位置(以下、「第2の位置」と言う。)に来る
と、ストツパーアーム99はその被押圧片101
がスライダー104の押圧ピン111によつて後
方へ向けて押圧されることにより、また第7図A
に2点鎖線で示すように、前記ストツプ位置から
稍後方へ離れた位置(以下、ストツプ解除位置」
と言う。)へと移動されることになる。
10がカセツト載置板50のストツパー部55に
当接する位置(以下、「第1の位置」と言う。)に
来ている状態においてストツパーアーム99は第
4図に示し、また第7図Aに実線で示すように、
その係合縁100が支持アーム38に形成された
前記連結孔98の略下方に位置する位置(以下、
「ストツプ位置」と言う。)に保持されることにな
り、また、スライダー104がその被押圧片11
0がカセツト載置板50の位置決め片54に当接
する位置(以下、「第2の位置」と言う。)に来る
と、ストツパーアーム99はその被押圧片101
がスライダー104の押圧ピン111によつて後
方へ向けて押圧されることにより、また第7図A
に2点鎖線で示すように、前記ストツプ位置から
稍後方へ離れた位置(以下、ストツプ解除位置」
と言う。)へと移動されることになる。
そして、ストツパーアーム99がストツプ位置
に来ている状態において、前記回動アーム24に
設けられたストツパーピン92の先端部は、第4
図、第7図A等を見て良く解るように、ストツパ
ーアーム99の係合縁100に上方から接触する
かあるいは近接して位置されている。
に来ている状態において、前記回動アーム24に
設けられたストツパーピン92の先端部は、第4
図、第7図A等を見て良く解るように、ストツパ
ーアーム99の係合縁100に上方から接触する
かあるいは近接して位置されている。
従つて、この状態においては回動アーム24の
ローデイング時回動方向への移動が阻止されるこ
とになり、また、この状態からカセツトホルダー
16にテープカセツト1が挿入されそのカセツト
ケース2がスライダー104の被押圧片110を
押圧するようになると、スライダー104が後方
へ移動されると共に、テープカセツト1が挿入完
了位置まで来るとスライダー104が前記第2の
位置に到達することになる。
ローデイング時回動方向への移動が阻止されるこ
とになり、また、この状態からカセツトホルダー
16にテープカセツト1が挿入されそのカセツト
ケース2がスライダー104の被押圧片110を
押圧するようになると、スライダー104が後方
へ移動されると共に、テープカセツト1が挿入完
了位置まで来るとスライダー104が前記第2の
位置に到達することになる。
これにより、ストツパーアーム99がストツプ
解除位置へと移動されるので、第7図Aに2点鎖
線で示すように、その係合縁100が回動アーム
24のストツパーピン92の下方から後方へ逃げ
ることになり、回動アーム24がローデイング時
回動方向へ移動し得る状態となる。
解除位置へと移動されるので、第7図Aに2点鎖
線で示すように、その係合縁100が回動アーム
24のストツパーピン92の下方から後方へ逃げ
ることになり、回動アーム24がローデイング時
回動方向へ移動し得る状態となる。
(e−5−b ロツク子)[第4図、第7図]
112はカセツトホルダー16をローデイング
完了位置においてロツクするためのロツク子であ
り、該ロツク子112は側方から見て略コ字形を
成す板状に形成されると共に、そのコ字形の下片
の後端部が支持体17の左側板27の内側面のう
ち下端部の前端寄りの位置から突出するように設
けられたピン113に回動自在に支持されてい
る。
完了位置においてロツクするためのロツク子であ
り、該ロツク子112は側方から見て略コ字形を
成す板状に形成されると共に、そのコ字形の下片
の後端部が支持体17の左側板27の内側面のう
ち下端部の前端寄りの位置から突出するように設
けられたピン113に回動自在に支持されてい
る。
そして、カセツトホルダー16がローデイング
完了位置に来ていない状態では、ロツク子112
はその上端部の爪112aの先端部がカセツトホ
ルダー16に設けられた前記被ロツクピン65の
略真下の位置に保持されると共に、カセツトホル
ダー16がローデイング完了位置に降りて来るの
と略同時に爪112aがカセツトホルダー16の
被ロツクピン65に上方から係合されるようにな
つている。
完了位置に来ていない状態では、ロツク子112
はその上端部の爪112aの先端部がカセツトホ
ルダー16に設けられた前記被ロツクピン65の
略真下の位置に保持されると共に、カセツトホル
ダー16がローデイング完了位置に降りて来るの
と略同時に爪112aがカセツトホルダー16の
被ロツクピン65に上方から係合されるようにな
つている。
尚、このように構成されたテープカセツトロー
デイング装置48によるテープカセツト1のロー
デイング動作及びアンローデイング動作について
後述する。
デイング装置48によるテープカセツト1のロー
デイング動作及びアンローデイング動作について
後述する。
(f 扉開閉機構)[第1図、第3図乃至第5図、
第7図、第9図、第10図] 114はカセツト挿入口11に設けられた前記
扉13を開閉するための扉開閉機構であり、該扉
開閉機構114は扉13と前記2つの扉開閉リン
ク18,19等から成る。
第7図、第9図、第10図] 114はカセツト挿入口11に設けられた前記
扉13を開閉するための扉開閉機構であり、該扉
開閉機構114は扉13と前記2つの扉開閉リン
ク18,19等から成る。
(f−1 扉)[第1図乃至第4図、第7図、第
9図、第10図] 115は扉13の主部であり、該主部115は
カセツト挿入口11の大きさと略同じ程度の大き
さを有する左右方向に細長い略板状に形成される
と共に、その上端の左右方向における中央部と左
右両端との間の略中央部に筒状部116,116
が形成されている。
9図、第10図] 115は扉13の主部であり、該主部115は
カセツト挿入口11の大きさと略同じ程度の大き
さを有する左右方向に細長い略板状に形成される
と共に、その上端の左右方向における中央部と左
右両端との間の略中央部に筒状部116,116
が形成されている。
また、主部115の右側縁の上下方向における
略中央部には右方及び後方へ略クランク状に屈曲
した引掛部117が設けられ、該引掛部117の
後端部117aは支持体17の右側板28より稍
右側へ寄つた位置と対応した位置にあり、かつ、
その下部(以下、「引掛部」と言う。)117a′は
主部115の下端と略同じ高さまで延び、かつ、
稍後方へ向けて斜めに屈曲されている。
略中央部には右方及び後方へ略クランク状に屈曲
した引掛部117が設けられ、該引掛部117の
後端部117aは支持体17の右側板28より稍
右側へ寄つた位置と対応した位置にあり、かつ、
その下部(以下、「引掛部」と言う。)117a′は
主部115の下端と略同じ高さまで延び、かつ、
稍後方へ向けて斜めに屈曲されている。
そして、筒状部116,116にヒンジ軸11
8が回転自在に挿通されると共に、外筐8のフロ
ントパネル10の背面のカセツト挿入口11の上
縁に沿う部分の左右両端部に後方へ向けて突出し
た支持片119,119(第1図、第9図参照。
尚、図面では左側のもののみ示してある。)が形
成され、更に、フロントパネル10の背面と天面
とが交わる隅角部の互いに左右方向に離間した位
置に押え片120,120(第1図、第9図参
照。尚、図面ではこれも一方のもののみ示してあ
る。)が形成されており、上記ヒンジ軸118は
その支持片119,119により下方から支持さ
れ、かつ、押え片120,120により上方から
稍押圧されること等により、カセツト挿入口11
の上縁に沿つて延びる状態でフロントパネル10
に支持される。
8が回転自在に挿通されると共に、外筐8のフロ
ントパネル10の背面のカセツト挿入口11の上
縁に沿う部分の左右両端部に後方へ向けて突出し
た支持片119,119(第1図、第9図参照。
尚、図面では左側のもののみ示してある。)が形
成され、更に、フロントパネル10の背面と天面
とが交わる隅角部の互いに左右方向に離間した位
置に押え片120,120(第1図、第9図参
照。尚、図面ではこれも一方のもののみ示してあ
る。)が形成されており、上記ヒンジ軸118は
その支持片119,119により下方から支持さ
れ、かつ、押え片120,120により上方から
稍押圧されること等により、カセツト挿入口11
の上縁に沿つて延びる状態でフロントパネル10
に支持される。
しかして、扉13は、フロントパネル10に、
カセツト挿入口11の上縁に略沿うように位置す
る筒状部116,116を回動中心として回動自
在なるように支持される。
カセツト挿入口11の上縁に略沿うように位置す
る筒状部116,116を回動中心として回動自
在なるように支持される。
また、前記ねじりコイルバネ14,14はその
コイル部14a,14aがヒンジ軸118のうち
筒状部116と116との間の部分に外嵌状に支
持されると共に、一方の腕14b,14bの先端
部がフロントパネル10の天面に略後ろ斜め下方
から弾接され、他方の腕14c,14cが扉13
の主部115の後面に弾接されている。
コイル部14a,14aがヒンジ軸118のうち
筒状部116と116との間の部分に外嵌状に支
持されると共に、一方の腕14b,14bの先端
部がフロントパネル10の天面に略後ろ斜め下方
から弾接され、他方の腕14c,14cが扉13
の主部115の後面に弾接されている。
従つて、扉13にはこれらねじりコイルバネ1
4,14の弾発力によつて、常時、第1図及び第
9図における時計回り方向への回動力が付勢され
ており、これを反時計回り方向へ回動させる押圧
力が加えられていない状態においては、第3図を
見て良く解るように、その引掛片117の左端部
がカセツト挿入口11の右側の側壁11bの後端
に当接することによつて、カセツト挿入口11を
閉塞する位置、即ち、第2図乃至第4図及び第7
図Bに示し、また、第1図に実線で示す位置(以
下、「閉塞位置」と言う。)に保持されると共に、
例えば、カセツト挿入口11にテープカセツト1
が挿入されて来たときは第7図Aに示し、また、
第1図に2点鎖線で示すように、その引掛部11
7a′が外筐8の主部9の天面に近接する位置(以
下、「開放位置」と言う。)へと移動されることに
なる。
4,14の弾発力によつて、常時、第1図及び第
9図における時計回り方向への回動力が付勢され
ており、これを反時計回り方向へ回動させる押圧
力が加えられていない状態においては、第3図を
見て良く解るように、その引掛片117の左端部
がカセツト挿入口11の右側の側壁11bの後端
に当接することによつて、カセツト挿入口11を
閉塞する位置、即ち、第2図乃至第4図及び第7
図Bに示し、また、第1図に実線で示す位置(以
下、「閉塞位置」と言う。)に保持されると共に、
例えば、カセツト挿入口11にテープカセツト1
が挿入されて来たときは第7図Aに示し、また、
第1図に2点鎖線で示すように、その引掛部11
7a′が外筐8の主部9の天面に近接する位置(以
下、「開放位置」と言う。)へと移動されることに
なる。
(f−2 扉開閉リンク)[第1図、第3図、第
5図、第9図] (f−2−a 後側の扉開閉リンク) 後側の扉開閉リンク18は、板金材料により、
右側から見て略逆L字形を成すように形成される
と共に、2つの腕18a,18bのうち第1図に
実線で示す状態において略前後方向に沿つて延び
る一方18aの先端部に該一方の腕18aの延び
る方向に沿つて延びる長孔121が形成されてお
り、また、そのL字形の屈曲点位置に挿通孔12
2が形成され、更に、他方の腕18bの先端部に
右側に向けて突出した連結ピン123が設けられ
ている。
5図、第9図] (f−2−a 後側の扉開閉リンク) 後側の扉開閉リンク18は、板金材料により、
右側から見て略逆L字形を成すように形成される
と共に、2つの腕18a,18bのうち第1図に
実線で示す状態において略前後方向に沿つて延び
る一方18aの先端部に該一方の腕18aの延び
る方向に沿つて延びる長孔121が形成されてお
り、また、そのL字形の屈曲点位置に挿通孔12
2が形成され、更に、他方の腕18bの先端部に
右側に向けて突出した連結ピン123が設けられ
ている。
そして、支持体17の右側面の前後方向におけ
る略中央部の上端部にはリンク支持ピン124が
右側へ向けて突出するように設けられており、後
側の扉開閉リンク18はその挿通孔122にこの
リンク支持ピン124が挿通されることによつて
支持体17に回動自在に支持されている。
る略中央部の上端部にはリンク支持ピン124が
右側へ向けて突出するように設けられており、後
側の扉開閉リンク18はその挿通孔122にこの
リンク支持ピン124が挿通されることによつて
支持体17に回動自在に支持されている。
尚、リンク支持ピン124の扉開閉リンク18
から右側へ突出した部分には抜止めワツシヤ12
5が係着されており、これによつて、扉開閉リン
ク18のリンク支持ピン124からの抜止めが為
されている。
から右側へ突出した部分には抜止めワツシヤ12
5が係着されており、これによつて、扉開閉リン
ク18のリンク支持ピン124からの抜止めが為
されている。
また、一方の腕18aに形成された長孔121
にはカセツトホルダー16の右側板51′の連結
片57に設けられた前記係合ピン58の先端部が
摺動自在に係合されている。
にはカセツトホルダー16の右側板51′の連結
片57に設けられた前記係合ピン58の先端部が
摺動自在に係合されている。
しかして、カセツトホルダー16がイジエクト
位置に来ると、その係合ピン58がリンク支持ピ
ン124と略同じ高さに来て、後側の扉開閉リン
ク18はその一方の腕18aが略前後方向に沿つ
て延び、他方の腕18bが略上下方向に沿つて延
びる姿勢(以下、「初期姿勢」と言う。)となる。
位置に来ると、その係合ピン58がリンク支持ピ
ン124と略同じ高さに来て、後側の扉開閉リン
ク18はその一方の腕18aが略前後方向に沿つ
て延び、他方の腕18bが略上下方向に沿つて延
びる姿勢(以下、「初期姿勢」と言う。)となる。
(f−2−b 前側の扉開閉リンク)
前側の扉開閉リンク19はこれも板金材料によ
り右側から見て略L字形を成すように形成される
と共に、2つの腕19a,19bのうち、第1図
に実線で示す状態において略前後方向に沿つて延
びる一方19aの先端部に全体として該一方の腕
19aの延びる方向に延びるカム孔126が形成
されており、また、L字形の屈曲点位置に挿通孔
127が形成され、更に、他方の腕19bの先端
部に左側に向けて突出した引掛ピン128が設け
られている。
り右側から見て略L字形を成すように形成される
と共に、2つの腕19a,19bのうち、第1図
に実線で示す状態において略前後方向に沿つて延
びる一方19aの先端部に全体として該一方の腕
19aの延びる方向に延びるカム孔126が形成
されており、また、L字形の屈曲点位置に挿通孔
127が形成され、更に、他方の腕19bの先端
部に左側に向けて突出した引掛ピン128が設け
られている。
そして、支持体17の右側板28の右側面の前
端寄りの部分のうち上下方向における中央部から
稍下方へ寄つた位置から右側へ向けて突出したリ
ンク支持ピン129が設けられており、前側の扉
開閉リンク19はその挿通孔122にこのリンク
支持ピン129が回動自在なるように挿通される
ことによつて支持体17に回動自在に支持される
と共に、リンク支持ピン129の扉開閉リンク1
9から右側へ突出した部分に係着された抜止めワ
ツシヤ130によりリンク支持ピン129からの
抜止めが為されている。
端寄りの部分のうち上下方向における中央部から
稍下方へ寄つた位置から右側へ向けて突出したリ
ンク支持ピン129が設けられており、前側の扉
開閉リンク19はその挿通孔122にこのリンク
支持ピン129が回動自在なるように挿通される
ことによつて支持体17に回動自在に支持される
と共に、リンク支持ピン129の扉開閉リンク1
9から右側へ突出した部分に係着された抜止めワ
ツシヤ130によりリンク支持ピン129からの
抜止めが為されている。
また、一方の腕19aに形成されたカム孔12
6には後側の扉開閉リンク18に設けられた連結
ピン123が摺動自在に係合されている。
6には後側の扉開閉リンク18に設けられた連結
ピン123が摺動自在に係合されている。
ところで、カム孔126は次のような形状を有
している。
している。
即ち、カム孔126は一方の腕19aの長さの
略2分の1程度の長さを有すると共に、これをそ
の長手方向に沿つて略3等分した3つの区間12
6a,126b及び126cの中間区間126a
(以下、「待機区間」と言う。)が一方の腕19a
の延びる方向に対して稍後ろ下がりとなる斜めの
方向に沿つて延び、かつ、この待機区間126a
の後側に位置する区間126b(以下、「後側の押
圧区間」と言う。)ともう1つの区間、即ち、待
機区間126aの前側に位置する区間126c
(以下、「前側の押圧区間」と言う。)とが一方の
腕19aの延びる方向と略同じ方向に沿つて延び
る形状を有している。
略2分の1程度の長さを有すると共に、これをそ
の長手方向に沿つて略3等分した3つの区間12
6a,126b及び126cの中間区間126a
(以下、「待機区間」と言う。)が一方の腕19a
の延びる方向に対して稍後ろ下がりとなる斜めの
方向に沿つて延び、かつ、この待機区間126a
の後側に位置する区間126b(以下、「後側の押
圧区間」と言う。)ともう1つの区間、即ち、待
機区間126aの前側に位置する区間126c
(以下、「前側の押圧区間」と言う。)とが一方の
腕19aの延びる方向と略同じ方向に沿つて延び
る形状を有している。
しかして、後側の扉開閉リンク18が初期姿勢
になつている状態において、前側の扉開閉リンク
19は、そのカム孔126の後側の押圧区間12
6bの後端部に後側の扉開閉リンク18の連結ピ
ン123が係合されることによつて、第1図に実
線で示す姿勢、即ち、一方の腕19aが前後方向
に対して稍前下がりの方向に沿つて延び、他方の
腕19bが上下方向に対して稍前方へ傾いた方向
に沿つて延びる姿勢に保持されることになり、こ
の状態において、引掛ピン128が扉13の引掛
部117a′の回動軌跡の上端の位置、即ち、扉1
3が開放位置に来たときの引掛部117a′の位置
からほんの少し後ろ斜め下方へ離間して位置され
ることになる。
になつている状態において、前側の扉開閉リンク
19は、そのカム孔126の後側の押圧区間12
6bの後端部に後側の扉開閉リンク18の連結ピ
ン123が係合されることによつて、第1図に実
線で示す姿勢、即ち、一方の腕19aが前後方向
に対して稍前下がりの方向に沿つて延び、他方の
腕19bが上下方向に対して稍前方へ傾いた方向
に沿つて延びる姿勢に保持されることになり、こ
の状態において、引掛ピン128が扉13の引掛
部117a′の回動軌跡の上端の位置、即ち、扉1
3が開放位置に来たときの引掛部117a′の位置
からほんの少し後ろ斜め下方へ離間して位置され
ることになる。
(f−2−c 動作)
そこで、上記のように構成された後側の扉開閉
リンク18はカセツトホルダー16が移動される
ことにより、また、前側の扉開閉リンク19は後
側の扉開閉リンク18が回動することにより、次
のように回動することになる。
リンク18はカセツトホルダー16が移動される
ことにより、また、前側の扉開閉リンク19は後
側の扉開閉リンク18が回動することにより、次
のように回動することになる。
即ち、第1図に実線で示すように、カセツトホ
ルダー16がイジエクト位置に来ている状態にお
いては、後側の扉開閉リンク18が、前記初期姿
勢となるので、その連結ピン123が前側の扉開
閉リンク19に形成されたカム孔126の後側の
押圧区間の後端部と係合している。
ルダー16がイジエクト位置に来ている状態にお
いては、後側の扉開閉リンク18が、前記初期姿
勢となるので、その連結ピン123が前側の扉開
閉リンク19に形成されたカム孔126の後側の
押圧区間の後端部と係合している。
この状態からカセツトホルダー16が下方へ、
即ち、ローデイング完了位置側へ降りて行くと、
その係合ピン58が後側の扉開閉リンク18の長
孔121の下縁を略下方へ向けて押圧するので、
後側の扉開閉リンク18がリンク支持ピン124
に支持された位置を回動中心として時計回り方向
へ回動されて行くことになる。
即ち、ローデイング完了位置側へ降りて行くと、
その係合ピン58が後側の扉開閉リンク18の長
孔121の下縁を略下方へ向けて押圧するので、
後側の扉開閉リンク18がリンク支持ピン124
に支持された位置を回動中心として時計回り方向
へ回動されて行くことになる。
従つて、その連結ピン123が前側の扉開閉リ
ンク19のカム孔126の後側の押圧区間126
bの上縁を略前方斜め上方へ向けて押圧すること
になるので、前側の扉開閉リンク19がリンク支
持ピン129に支持された位置を回動中心として
反時計回り方向へ回動されることになり、その引
掛ピン128が緩やかな弧を描きながら略前方斜
め下方へ向けて移動されて行くことになる。
ンク19のカム孔126の後側の押圧区間126
bの上縁を略前方斜め上方へ向けて押圧すること
になるので、前側の扉開閉リンク19がリンク支
持ピン129に支持された位置を回動中心として
反時計回り方向へ回動されることになり、その引
掛ピン128が緩やかな弧を描きながら略前方斜
め下方へ向けて移動されて行くことになる。
そして、扉開閉リンク18,19がこのように
して所定量回動すると、第9図に実線で示すよう
に、後側の扉開閉リンク18の連結ピン123が
前側の扉開閉リンク19のカム孔126の待機区
間126aと後側の押圧区間126bとが連続す
る位置に係合する状態となり、この状態において
上記待機区間126aは、第9図を見て良く解る
ように、略連結ピン123の回動軌跡に沿つて延
びる向きとなる。
して所定量回動すると、第9図に実線で示すよう
に、後側の扉開閉リンク18の連結ピン123が
前側の扉開閉リンク19のカム孔126の待機区
間126aと後側の押圧区間126bとが連続す
る位置に係合する状態となり、この状態において
上記待機区間126aは、第9図を見て良く解る
ように、略連結ピン123の回動軌跡に沿つて延
びる向きとなる。
従つて、この状態からカセツトホルダー16が
更に下方へ移動されて後側の扉開閉リンク18が
時計回り方向へ回動されても、連結ピン123が
カム孔126の待機区間126aと前側の押圧区
間126cとが連続する位置に係合されるように
なる迄の間は連結ピン123がカム孔126の待
機区間126aを移動するだけで前側の扉開閉リ
ンク19を押圧することはしないので、この間、
前側の扉開閉リンク19の動きが止まることにな
る。
更に下方へ移動されて後側の扉開閉リンク18が
時計回り方向へ回動されても、連結ピン123が
カム孔126の待機区間126aと前側の押圧区
間126cとが連続する位置に係合されるように
なる迄の間は連結ピン123がカム孔126の待
機区間126aを移動するだけで前側の扉開閉リ
ンク19を押圧することはしないので、この間、
前側の扉開閉リンク19の動きが止まることにな
る。
また、後側の扉開閉リンク18が、第9図に2
点鎖線で示すように、その連結ピン123が前側
の扉開閉リンク19のカム孔126の待機区間1
26aと前側の押圧区間126cとが連続する位
置と係合する位置まで回動されて来ると、その連
結ピン123が今度は上記前側の押圧区間126
cの上縁を略前方斜め上方へ向けて押圧すること
になるので、前側の扉開閉リンク19が再び反時
計回り方向へ回動されて行くことになる。
点鎖線で示すように、その連結ピン123が前側
の扉開閉リンク19のカム孔126の待機区間1
26aと前側の押圧区間126cとが連続する位
置と係合する位置まで回動されて来ると、その連
結ピン123が今度は上記前側の押圧区間126
cの上縁を略前方斜め上方へ向けて押圧すること
になるので、前側の扉開閉リンク19が再び反時
計回り方向へ回動されて行くことになる。
そして、カセツトホルダー16がローデイング
完了位置に到達すると、第1図に2点鎖線で示す
ように、後側の扉開閉リンク18の他方の腕18
bと前側の扉開閉リンク19の一方の腕19aと
が互いに同じ方向に沿つて延びる姿勢となり、か
つ、連結ピン123がカム孔126の前側の押圧
区間126cの前端縁に係合する状態になると共
に、引掛ピン128が閉塞位置に来ている扉13
の引掛部117a′に前方から近接して位置するこ
とになる。
完了位置に到達すると、第1図に2点鎖線で示す
ように、後側の扉開閉リンク18の他方の腕18
bと前側の扉開閉リンク19の一方の腕19aと
が互いに同じ方向に沿つて延びる姿勢となり、か
つ、連結ピン123がカム孔126の前側の押圧
区間126cの前端縁に係合する状態になると共
に、引掛ピン128が閉塞位置に来ている扉13
の引掛部117a′に前方から近接して位置するこ
とになる。
また、この状態からカセツトホルダー16が上
方へ、即ち、イジエクト位置へ向けて移動されて
行くと、カセツトホルダー16の係合ピン58が
後側の扉開閉リンク18の長孔121の上縁を略
上方へ向けて押圧するので、後側の扉開閉リンク
18が反時計回り方向へ回動されると共に、その
連結ピン123が前側の扉開閉リンク19のカム
孔126の前側の押圧区間126cの下縁を略後
ろ斜め下方へ向けて押圧するので前側の扉開閉リ
ンク19が時計回り方向へ回動されて行くことに
なり、従つて、引掛ピン128が略後ろ斜め上方
へ向けて移動されて行くことになる。
方へ、即ち、イジエクト位置へ向けて移動されて
行くと、カセツトホルダー16の係合ピン58が
後側の扉開閉リンク18の長孔121の上縁を略
上方へ向けて押圧するので、後側の扉開閉リンク
18が反時計回り方向へ回動されると共に、その
連結ピン123が前側の扉開閉リンク19のカム
孔126の前側の押圧区間126cの下縁を略後
ろ斜め下方へ向けて押圧するので前側の扉開閉リ
ンク19が時計回り方向へ回動されて行くことに
なり、従つて、引掛ピン128が略後ろ斜め上方
へ向けて移動されて行くことになる。
そして、扉開閉リンク18,19がこのように
して所定量回動すると、連結ピン123がカム孔
126の待機区間126aと前側の押圧区間12
6cとが連続する位置と係合する状態になり、こ
の状態においては、前記したように、カム孔12
6の待機区間126aが連結ピン123の略回動
軌跡に沿つて延びる向きとなるので、前側の扉開
閉リンク19の動きが止まり、後側の扉開閉リン
ク18のみが反時計回り方向へ回動されて行き、
更に、連結ピン123がカム孔126の待機区間
126aと後側の押圧空間126bとが連結する
位置に係合するようになると、連結ピン123が
カム孔126の後側の押圧区間126bの下縁を
略後ろ斜め下方へ向けて押圧することにより、前
側の扉開閉リンク19が再び時計回り方向へ回動
されて行くことになる。
して所定量回動すると、連結ピン123がカム孔
126の待機区間126aと前側の押圧区間12
6cとが連続する位置と係合する状態になり、こ
の状態においては、前記したように、カム孔12
6の待機区間126aが連結ピン123の略回動
軌跡に沿つて延びる向きとなるので、前側の扉開
閉リンク19の動きが止まり、後側の扉開閉リン
ク18のみが反時計回り方向へ回動されて行き、
更に、連結ピン123がカム孔126の待機区間
126aと後側の押圧空間126bとが連結する
位置に係合するようになると、連結ピン123が
カム孔126の後側の押圧区間126bの下縁を
略後ろ斜め下方へ向けて押圧することにより、前
側の扉開閉リンク19が再び時計回り方向へ回動
されて行くことになる。
(f−3 扉開閉動作)[第1図、第4図、第7
図、第9図] そこで、扉13は、テープカセツト1の挿入及
び取出と上記扉開閉機構114の動きにより、次
のように開閉される。
図、第9図] そこで、扉13は、テープカセツト1の挿入及
び取出と上記扉開閉機構114の動きにより、次
のように開閉される。
先ず、例えば、第4図に示すように、カセツト
ホルダー16がイジエクト位置に、また、扉13
が閉塞位置に来ている状態から、テープカセツト
1をカセツト挿入口11に挿入して行くと、テー
プカセツト1が扉13を後方へ向けて押圧するた
め扉13が筒状部116,116を回動中心とし
て後方へ回動されると共に、テープカセツト1が
その前端部がカセツトホルダー16のカセツト収
納空間75の入口にさしかかる辺りまで挿入され
た時点で扉がカセツトケース2の上面に相対的に
乗ることにより開放位置に到達することになる。
ホルダー16がイジエクト位置に、また、扉13
が閉塞位置に来ている状態から、テープカセツト
1をカセツト挿入口11に挿入して行くと、テー
プカセツト1が扉13を後方へ向けて押圧するた
め扉13が筒状部116,116を回動中心とし
て後方へ回動されると共に、テープカセツト1が
その前端部がカセツトホルダー16のカセツト収
納空間75の入口にさしかかる辺りまで挿入され
た時点で扉がカセツトケース2の上面に相対的に
乗ることにより開放位置に到達することになる。
これによつて、扉13の引掛片117の引掛部
117a′が、第1図に2点鎖線で示すように、前
側の扉開閉リンク19の引掛ピン128から略上
方斜め前側へほんの少し離間して位置されること
になる。
117a′が、第1図に2点鎖線で示すように、前
側の扉開閉リンク19の引掛ピン128から略上
方斜め前側へほんの少し離間して位置されること
になる。
また、テープカセツト1がカセツトホルダー1
6の挿入完了位置まで来ると、扉13の主部11
5の下縁がカセツトケース2の上面の後端縁に沿
う部分に接触する状態となる。
6の挿入完了位置まで来ると、扉13の主部11
5の下縁がカセツトケース2の上面の後端縁に沿
う部分に接触する状態となる。
そして、この状態からカセツトホルダー16が
下方へ移動されて行くと、テープカセツト1が下
方へ降りて行くので扉13が閉塞位置へ向けて回
動されて行くと共に、これと略同期して前側の扉
開閉リンク19が前記したようにして反時計回り
方向へ回動されて行くことにより引掛ピン128
が略前方斜め下方へ向けて移動されて行き、後側
の扉開閉リンク18の連結ピン123が前側の扉
開閉リンク19のカム孔126の待機区間126
aと後側の押圧区間126bとが連続する位置と
係合する状態になると、第9図に実線で示すよう
に、引掛ピン128が扉13の引掛部117a′に
略下方から近接して位置することになる。
下方へ移動されて行くと、テープカセツト1が下
方へ降りて行くので扉13が閉塞位置へ向けて回
動されて行くと共に、これと略同期して前側の扉
開閉リンク19が前記したようにして反時計回り
方向へ回動されて行くことにより引掛ピン128
が略前方斜め下方へ向けて移動されて行き、後側
の扉開閉リンク18の連結ピン123が前側の扉
開閉リンク19のカム孔126の待機区間126
aと後側の押圧区間126bとが連続する位置と
係合する状態になると、第9図に実線で示すよう
に、引掛ピン128が扉13の引掛部117a′に
略下方から近接して位置することになる。
この状態において前記したように、前側の扉開
閉リンク19の動きが止まるので、テープカセツ
ト1が更に下方へ降りて行くことによつて扉13
の引掛部117a′が、第9図に2点鎖線で示すよ
うに、引掛ピン128に略上方から弾接すること
になる。
閉リンク19の動きが止まるので、テープカセツ
ト1が更に下方へ降りて行くことによつて扉13
の引掛部117a′が、第9図に2点鎖線で示すよ
うに、引掛ピン128に略上方から弾接すること
になる。
従つて、この状態から前側の扉開閉リンク19
が再び反時計回り方向へ回動され始めるまでの
間、扉13は引掛ピン128によつて略下方から
支持されることによつてその位置に一時保持され
ることになり、テープカセツト1は、第9図に2
点鎖線で示すように、扉13から離れて下方へ降
りて行くことになる。
が再び反時計回り方向へ回動され始めるまでの
間、扉13は引掛ピン128によつて略下方から
支持されることによつてその位置に一時保持され
ることになり、テープカセツト1は、第9図に2
点鎖線で示すように、扉13から離れて下方へ降
りて行くことになる。
そして、後側の扉開閉リンク18の連結ピン1
23が前側の扉開閉リンク19のカム孔126の
待機区間126aと前側の押圧区間126cとが
連続する位置と係合する状態になると、前側の扉
開閉リンク19が再び反時計回り方向へ回動され
て行くようになるため、その引掛ピン128が更
に略前方斜め下方へ移動されて行くと共に、扉1
3が引掛ピン128を追うようにねじりコイルバ
ネ14,14の弾発力によつて閉塞位置へと移動
されて行くことになる。
23が前側の扉開閉リンク19のカム孔126の
待機区間126aと前側の押圧区間126cとが
連続する位置と係合する状態になると、前側の扉
開閉リンク19が再び反時計回り方向へ回動され
て行くようになるため、その引掛ピン128が更
に略前方斜め下方へ移動されて行くと共に、扉1
3が引掛ピン128を追うようにねじりコイルバ
ネ14,14の弾発力によつて閉塞位置へと移動
されて行くことになる。
また、扉13はカセツトホルダー16がローデ
イング完了位置に到達するほんの少し前に閉塞位
置に到達し、従つて、カセツトホルダー16がロ
ーデイング完了位置に到達した時点において、前
側の扉開閉リンク19の引掛ピン128は、第1
図に2点鎖線で示すように、扉13の引掛部11
7a′から前方へほんの少し離間して位置されるこ
とになる。
イング完了位置に到達するほんの少し前に閉塞位
置に到達し、従つて、カセツトホルダー16がロ
ーデイング完了位置に到達した時点において、前
側の扉開閉リンク19の引掛ピン128は、第1
図に2点鎖線で示すように、扉13の引掛部11
7a′から前方へほんの少し離間して位置されるこ
とになる。
しかして、カセツトホルダー16がローデイン
グ完了位置に到達するのと略同時にカセツト挿入
口11が扉13によつて閉塞されることになる。
グ完了位置に到達するのと略同時にカセツト挿入
口11が扉13によつて閉塞されることになる。
また、この状態からカセツトホルダー16がイ
ジエクト位置へ向けて移動されて行くと、テープ
カセツト1が上方へ上つて行くと共に、これと略
同時に、前側の扉開閉リンク19が前記したよう
にして時計回り方向へ回動されて行くので、その
引掛ピン128が扉13の引掛片117a′を押圧
しながら略後ろ斜め上方へ向けて移動されて行く
ことになり、これによつて、扉13が開放位置へ
向けて移動されて行くことになる。
ジエクト位置へ向けて移動されて行くと、テープ
カセツト1が上方へ上つて行くと共に、これと略
同時に、前側の扉開閉リンク19が前記したよう
にして時計回り方向へ回動されて行くので、その
引掛ピン128が扉13の引掛片117a′を押圧
しながら略後ろ斜め上方へ向けて移動されて行く
ことになり、これによつて、扉13が開放位置へ
向けて移動されて行くことになる。
そして、扉開閉リンク18,19が、後側の扉
開閉リンク18の連結ピン123が前側の扉開閉
リンク19のカム孔126の待機区間126aと
前側の押圧区間126cとが連続する位置に係合
する位置まで回動して来ると、前側の扉開閉リン
ク19の時計回り方向への回動が止まるので、引
掛ピン128及び扉13の動きが止まることにな
るが、テープカセツト1は引き続き上方へ移動さ
れて行くので、そのカセツトケース2の上面の後
側縁に沿う部分が扉13の主部115の下縁に下
方から接触することになり、この状態からほんの
少しテープカセツト1が上方へ移動された時点で
連結ピン123がカム孔126の待機区間126
aと後側の押圧区間126bとが連続する位置に
係合されることになる。
開閉リンク18の連結ピン123が前側の扉開閉
リンク19のカム孔126の待機区間126aと
前側の押圧区間126cとが連続する位置に係合
する位置まで回動して来ると、前側の扉開閉リン
ク19の時計回り方向への回動が止まるので、引
掛ピン128及び扉13の動きが止まることにな
るが、テープカセツト1は引き続き上方へ移動さ
れて行くので、そのカセツトケース2の上面の後
側縁に沿う部分が扉13の主部115の下縁に下
方から接触することになり、この状態からほんの
少しテープカセツト1が上方へ移動された時点で
連結ピン123がカム孔126の待機区間126
aと後側の押圧区間126bとが連続する位置に
係合されることになる。
従つて、上記した状態から扉13はテープカセ
ツト1のカセツトケース2によつて上方へ押圧さ
れることになるので、その引掛片117a′が引掛
ピン128から離れて行くことになる。
ツト1のカセツトケース2によつて上方へ押圧さ
れることになるので、その引掛片117a′が引掛
ピン128から離れて行くことになる。
そして、このような状態から前側の扉開閉リン
ク19の時計回り方向への回動が再開され、それ
によつて、引掛ピン128が更に略後ろ斜め上方
へ移動されて行くので、引掛ピン128が扉13
の引掛部117a′の下端から僅かに離れた位置を
通過して後方へ逃げて行くことになる。
ク19の時計回り方向への回動が再開され、それ
によつて、引掛ピン128が更に略後ろ斜め上方
へ移動されて行くので、引掛ピン128が扉13
の引掛部117a′の下端から僅かに離れた位置を
通過して後方へ逃げて行くことになる。
しかして、カセツトホルダー16がイジエクト
位置に戻つて来ると、扉開閉リンク18,19の
回動が止まり、この状態において、扉13が開放
位置に保持されると共に、引掛ピン128が扉1
3の引掛部117a′から僅かに後方へ離間して、
即ち、引掛部117a′の回動軌跡からほんの少し
外れて位置することになる。
位置に戻つて来ると、扉開閉リンク18,19の
回動が止まり、この状態において、扉13が開放
位置に保持されると共に、引掛ピン128が扉1
3の引掛部117a′から僅かに後方へ離間して、
即ち、引掛部117a′の回動軌跡からほんの少し
外れて位置することになる。
更に、この状態からテープカセツト1が前方へ
向けて移動されて行き、カセツト挿入口11から
外筐8外へ取り出されて行くと、扉13がねじり
コイルバネ14,14の弾発力によつて閉塞位置
に戻されることになり、これによつて、カセツト
挿入口11が扉13によつて閉塞されることにな
る。
向けて移動されて行き、カセツト挿入口11から
外筐8外へ取り出されて行くと、扉13がねじり
コイルバネ14,14の弾発力によつて閉塞位置
に戻されることになり、これによつて、カセツト
挿入口11が扉13によつて閉塞されることにな
る。
(g テープカセツトのローデイング動作及びア
ンローデイング動作) そこで前記したように構成されたテープカセツ
トローデイング装置48によるテープカセツト1
のローデイング動作及びアンローデイング動作は
次のように行なわれる。
ンローデイング動作) そこで前記したように構成されたテープカセツ
トローデイング装置48によるテープカセツト1
のローデイング動作及びアンローデイング動作は
次のように行なわれる。
(g−1 ローデイング動作)
先ず、ローデイング動作について説明する。
テープカセツト1のローデイング動作はテープ
カセツト1を外筐8に形成されたカセツト挿入口
11から外筐8内に挿入することによつて開始さ
れる。
カセツト1を外筐8に形成されたカセツト挿入口
11から外筐8内に挿入することによつて開始さ
れる。
即ち、テープカセツト1をカセツト挿入口11
から外筐8内に挿入すると、テープカセツト1は
扉13を押し開けながらカセツトホルダー16の
カセツト収納空間75に挿入されて行くと共に、
先ず、カセツト押え20が、その被押圧片71,
71′がカセツトケース2の前面蓋5の上面前端
部5aによつて略下方斜め前側から押し上げられ
ることによつて被押上方向へ回動され、次いで、
カセツト送りローラ21,21′が第7図Aに示
すようにカセツトケース2の上面に相対的に弾接
することになる。
から外筐8内に挿入すると、テープカセツト1は
扉13を押し開けながらカセツトホルダー16の
カセツト収納空間75に挿入されて行くと共に、
先ず、カセツト押え20が、その被押圧片71,
71′がカセツトケース2の前面蓋5の上面前端
部5aによつて略下方斜め前側から押し上げられ
ることによつて被押上方向へ回動され、次いで、
カセツト送りローラ21,21′が第7図Aに示
すようにカセツトケース2の上面に相対的に弾接
することになる。
尚、この状態においては扉13が開放位置に来
ている。
ている。
これによつて、ローラギヤ78が上方へ移動さ
れて第8図に示すように中間ギヤ95と噛合され
ると共に挿入検知スイツチ22のアクチユエータ
81がオン位置へと移動されて挿入検知スイツチ
22からオン信号が出力されることになり、それ
によつて、モータ23がローデイング時回転方向
へ回転されることになる。
れて第8図に示すように中間ギヤ95と噛合され
ると共に挿入検知スイツチ22のアクチユエータ
81がオン位置へと移動されて挿入検知スイツチ
22からオン信号が出力されることになり、それ
によつて、モータ23がローデイング時回転方向
へ回転されることになる。
従つて、駆動ギヤ89が第8図における時計回
り方向へ回転されるので、回動アーム24及び揺
動ギヤ25にローデイング時回動方向への回動力
が付勢されることになる。
り方向へ回転されるので、回動アーム24及び揺
動ギヤ25にローデイング時回動方向への回動力
が付勢されることになる。
ところが、この状態においてはテープカセツト
1がカセツトホルダー16に挿入完了位置まで挿
入されていないので、スライダー104が前記第
1の位置に留まつており、それにより、ストツパ
ーアーム99もストツプ位置に留まつているた
め、回動アーム24のローデイング時回動方向へ
の移動が阻止されている。
1がカセツトホルダー16に挿入完了位置まで挿
入されていないので、スライダー104が前記第
1の位置に留まつており、それにより、ストツパ
ーアーム99もストツプ位置に留まつているた
め、回動アーム24のローデイング時回動方向へ
の移動が阻止されている。
従つて、揺動ギヤ25が中間ギヤ95と噛合し
たまま第8図における反時計回り方向へ回転され
ることになるので、中間ギヤ95が第8図におけ
る時計回り方向へ回転され、これにより、ローラ
ギヤ78が第8図における反時計回り方向へ回転
されることになる。
たまま第8図における反時計回り方向へ回転され
ることになるので、中間ギヤ95が第8図におけ
る時計回り方向へ回転され、これにより、ローラ
ギヤ78が第8図における反時計回り方向へ回転
されることになる。
しかして、カセツト送りローラ21,21′が
引込時回転方向へ回転されるので、テープカセツ
ト1が第7図Aに2点鎖線で示すように、挿入完
了位置まで引き込まれることになる。
引込時回転方向へ回転されるので、テープカセツ
ト1が第7図Aに2点鎖線で示すように、挿入完
了位置まで引き込まれることになる。
尚、テープカセツト1がカセツトホルダー16
のカセツト収納空間75を後方へ移動されて行く
とき、前面蓋5を閉塞位置においてロツクしてい
るロツク子がロツク解除突起67によつて相対的
に反前面蓋5側へ移動され、それによつて前面蓋
5に対するロツクが解除されるようになつてい
る。また、テープカセツト1が挿入完了位置まで
引き込まれて来ると、第7図Aに2点鎖線で示す
ように、前面蓋5の左端部が支持体17の左側板
27に設けられた前記蓋起しピン41の先端部に
上方から略接触するように位置されることにな
る。
のカセツト収納空間75を後方へ移動されて行く
とき、前面蓋5を閉塞位置においてロツクしてい
るロツク子がロツク解除突起67によつて相対的
に反前面蓋5側へ移動され、それによつて前面蓋
5に対するロツクが解除されるようになつてい
る。また、テープカセツト1が挿入完了位置まで
引き込まれて来ると、第7図Aに2点鎖線で示す
ように、前面蓋5の左端部が支持体17の左側板
27に設けられた前記蓋起しピン41の先端部に
上方から略接触するように位置されることにな
る。
そして、テープカセツト1が挿入完了位置に来
ると、スライダー104が第2の位置まで後退さ
れるので、該スライダー104の押圧ピン111
がストツパーアーム99の被押圧片101を後方
へ押圧してストツパーアーム99をストツプ解除
位置へと移動させることになる。
ると、スライダー104が第2の位置まで後退さ
れるので、該スライダー104の押圧ピン111
がストツパーアーム99の被押圧片101を後方
へ押圧してストツパーアーム99をストツプ解除
位置へと移動させることになる。
これにより、ストツパーアーム99の係合縁1
00が回動アーム24のストツパーピン92の下
方から後方へ逃げるので、回動アーム24及び揺
動ギヤ25がローデイング時回動方向へ移動され
ると共に、その直後に、揺動ギヤ25の小ギヤ2
5bがラツク97のラツク歯97a,97a,…
…と噛合され、この状態から揺動ギヤ25はラツ
ク歯97a,97a,……と噛み合いながら第8
図における反時計回り方向へ転されることによ
り、確実に下方へ移動されて行くことになる。
00が回動アーム24のストツパーピン92の下
方から後方へ逃げるので、回動アーム24及び揺
動ギヤ25がローデイング時回動方向へ移動され
ると共に、その直後に、揺動ギヤ25の小ギヤ2
5bがラツク97のラツク歯97a,97a,…
…と噛合され、この状態から揺動ギヤ25はラツ
ク歯97a,97a,……と噛み合いながら第8
図における反時計回り方向へ転されることによ
り、確実に下方へ移動されて行くことになる。
従つて、回動アーム24が確実に下方へ移動さ
れて行くので、その連結ピン91が支持アーム3
8の連結孔98の下縁を下方へ押圧して支持アー
ム38を下方へ回動せしめることになり、それに
よつて、カセツトホルダー16が下方へ移動され
ることになり、これと共に、扉13が閉塞位置へ
向けて回動されて行くことになる。
れて行くので、その連結ピン91が支持アーム3
8の連結孔98の下縁を下方へ押圧して支持アー
ム38を下方へ回動せしめることになり、それに
よつて、カセツトホルダー16が下方へ移動され
ることになり、これと共に、扉13が閉塞位置へ
向けて回動されて行くことになる。
尚、カセツトホルダー16が下方へ移動されて
行くと、テープカセツト1の前面蓋5はその左端
部が蓋起しピン41によつて相対的に開放位置へ
向けて回動されることになる。
行くと、テープカセツト1の前面蓋5はその左端
部が蓋起しピン41によつて相対的に開放位置へ
向けて回動されることになる。
そして、カセツトホルダー16がローデイング
完了位置に至る直前の位置まで降りて来ると、テ
ープカセツト1のカセツトケース2が再生部42
に設けられた4本のカセツト位置決めピン46,
46′,47,47′の上端面に載置され、かつ、
カセツトケース2の底面に形成された図示しない
位置決め孔に後側のカセツト位置決めピン46,
46′に形成された挿入部46a,46′aが挿入
され、それによつて、テープカセツト1の再生部
42に対する高さ方向及び水平方向における位置
決めが為される。
完了位置に至る直前の位置まで降りて来ると、テ
ープカセツト1のカセツトケース2が再生部42
に設けられた4本のカセツト位置決めピン46,
46′,47,47′の上端面に載置され、かつ、
カセツトケース2の底面に形成された図示しない
位置決め孔に後側のカセツト位置決めピン46,
46′に形成された挿入部46a,46′aが挿入
され、それによつて、テープカセツト1の再生部
42に対する高さ方向及び水平方向における位置
決めが為される。
この直前に扉13が閉塞位置に戻されると共
に、その直後に、カセツトホルダー16がローデ
イング完了位置に到達し、その被ロツクピン65
にロツク子112の爪112aが係合されてロー
デイング完了位置に保持されることになる。
に、その直後に、カセツトホルダー16がローデ
イング完了位置に到達し、その被ロツクピン65
にロツク子112の爪112aが係合されてロー
デイング完了位置に保持されることになる。
しかして、第7図Bに示すように、テープカセ
ツト1が再生部42に装着されると共に、この状
態において前面蓋5が開放位置に到達し、これに
よつてカセツトケース2のテープ引出面2aがヘ
ツドドラム44と対向する状態で開放されること
になり、また、カセツトケース2に収納されたテ
ープリール3,3′の係合孔にリール台45,4
5′のリール係合軸45a,45′aが相対的に挿
入されることになる。
ツト1が再生部42に装着されると共に、この状
態において前面蓋5が開放位置に到達し、これに
よつてカセツトケース2のテープ引出面2aがヘ
ツドドラム44と対向する状態で開放されること
になり、また、カセツトケース2に収納されたテ
ープリール3,3′の係合孔にリール台45,4
5′のリール係合軸45a,45′aが相対的に挿
入されることになる。
(g−2 アンローデイング動作)
次にアンローデイング動作について説明する。
上記した状態からアンローデイング動作が開始
されると、ロツク子112がカセツトホルダー1
6の被ロツクピン65に係合しない位置へと移動
すると共に、モータ23がアンローデイング時回
転方向へ回転されることになり、それによつて、
駆動ギヤ89が第8図における反時計回り方向へ
回転されると共に、揺動ギヤ25が第8図におけ
る時計回り方向へ回転しながら上方へ移動される
ことになる。
されると、ロツク子112がカセツトホルダー1
6の被ロツクピン65に係合しない位置へと移動
すると共に、モータ23がアンローデイング時回
転方向へ回転されることになり、それによつて、
駆動ギヤ89が第8図における反時計回り方向へ
回転されると共に、揺動ギヤ25が第8図におけ
る時計回り方向へ回転しながら上方へ移動される
ことになる。
これにより、回動アーム24がアンローデイン
グ時回動方向へ回動されるので、その連結ピン9
1が支持アーム38の連結孔98の上縁を上方へ
押圧して支持アーム38を上方へ回動させること
になる。
グ時回動方向へ回動されるので、その連結ピン9
1が支持アーム38の連結孔98の上縁を上方へ
押圧して支持アーム38を上方へ回動させること
になる。
従つて、カセツトホルダー16が上方へ移動さ
れて行くと共に、これに連動して扉開閉リンク1
8,19が回動されるので、前側の扉開閉リンク
19の引掛ピン128が扉13を開放位置へ向け
て押圧して行くことになる。
れて行くと共に、これに連動して扉開閉リンク1
8,19が回動されるので、前側の扉開閉リンク
19の引掛ピン128が扉13を開放位置へ向け
て押圧して行くことになる。
尚、カセツトホルダー16が移動されて行く
と、テープカセツト1の前面蓋5がこれに付勢さ
れている回動力によつて閉塞位置へ向けて回動さ
れて行くことになる。
と、テープカセツト1の前面蓋5がこれに付勢さ
れている回動力によつて閉塞位置へ向けて回動さ
れて行くことになる。
そして、カセツトホルダー16がイジエクト位
置の稍手前の位置まで上がつて来ると、揺動ギヤ
25の小ギヤ25bがラツク97のラツク歯97
a,97a,……との噛合から離脱し、この直後
にカセツトホルダー16がイジエクト位置に到達
すると共に揺動ギヤ25の大径ギヤ25a及びロ
ーラギヤ78が中間ギヤ95に噛合されると共
に、これと略同時に、扉13がテープカセツト1
によつて押し上げられて行くようになる。
置の稍手前の位置まで上がつて来ると、揺動ギヤ
25の小ギヤ25bがラツク97のラツク歯97
a,97a,……との噛合から離脱し、この直後
にカセツトホルダー16がイジエクト位置に到達
すると共に揺動ギヤ25の大径ギヤ25a及びロ
ーラギヤ78が中間ギヤ95に噛合されると共
に、これと略同時に、扉13がテープカセツト1
によつて押し上げられて行くようになる。
これによつて、中間ギヤ95が第8図における
反時計回り方向へ回転されるので、ローラギヤ7
8が第8図における時計回り方向へ回転され、カ
セツト送りローラー21,21′が送出時回転方
向へ回転されることになる。
反時計回り方向へ回転されるので、ローラギヤ7
8が第8図における時計回り方向へ回転され、カ
セツト送りローラー21,21′が送出時回転方
向へ回転されることになる。
しかして、テープカセツト1がカセツトホルダ
ー16のカセツト収納空間75から前方へ向けて
送り出されて行き、カセツトケース2がカセツト
送りローラ21,21′から離れる時点において
カセツトケース2の後部がカセツト挿入口11か
ら外筐8外ヘ突出するように位置されると共に、
これと略同時に、カセツト押え20が初期位置に
戻り、これにより、挿入検知スイツチ22のアク
チユエータ81がオフ位置に戻されて挿入検知ス
イツチ22からオフ信号が出力されることにな
る。
ー16のカセツト収納空間75から前方へ向けて
送り出されて行き、カセツトケース2がカセツト
送りローラ21,21′から離れる時点において
カセツトケース2の後部がカセツト挿入口11か
ら外筐8外ヘ突出するように位置されると共に、
これと略同時に、カセツト押え20が初期位置に
戻り、これにより、挿入検知スイツチ22のアク
チユエータ81がオフ位置に戻されて挿入検知ス
イツチ22からオフ信号が出力されることにな
る。
また、テープカセツト1が挿入完了位置から前
方へ向けて送られて行くと、スライダー104が
トーシヨンバネ109の弾発力により第1の位置
へと戻されるので、ストツパーアーム99がトー
シヨンバネ103の弾発力によつてストツプ位置
に戻されることになる。
方へ向けて送られて行くと、スライダー104が
トーシヨンバネ109の弾発力により第1の位置
へと戻されるので、ストツパーアーム99がトー
シヨンバネ103の弾発力によつてストツプ位置
に戻されることになる。
尚、テープカセツト1がカセツト挿入口11か
ら引き抜かれると、扉13がねじりコイルバネ1
4,14の弾発力によつて閉塞位置に戻されるこ
とになる。
ら引き抜かれると、扉13がねじりコイルバネ1
4,14の弾発力によつて閉塞位置に戻されるこ
とになる。
(G 考案の効果)
以上に記載したところから明らかなように、本
考案記録再生装置におけるカセツト挿入口の扉開
閉機構は、カセツト挿入口を開閉する扉が回動自
在に設けられると共に、カセツト挿入口と対向す
るイジエクト位置と記録媒体カセツトを記録再生
部に装着するローデイング完了位置との間を移動
されるカセツトホルダーを備えた記録再生装置に
おけるカセツト挿入口の扉開閉機構であつて、一
端部には一方の腕の長手方向に延びると共に長手
方向に沿つて略3等分した3つの区間に分けられ
るカム孔が形成され、他端部には扉に当接する引
掛ピンが設けられた第1のリンク部材と、一端部
がカセツトホルダーの一側面と摺動自在に係合さ
れ、他端部にはカム孔に係合する連結ピンが設け
られた第2のリンク部材を設け、第2のリンク部
材はカセツトホルダーの動きに連動して回動し、
第1のリンク部材は連結ピンがカム孔の中間区間
を移動する時には静止し、それ以外の区間を移動
する時は回動するようにしたことを特徴とする。
考案記録再生装置におけるカセツト挿入口の扉開
閉機構は、カセツト挿入口を開閉する扉が回動自
在に設けられると共に、カセツト挿入口と対向す
るイジエクト位置と記録媒体カセツトを記録再生
部に装着するローデイング完了位置との間を移動
されるカセツトホルダーを備えた記録再生装置に
おけるカセツト挿入口の扉開閉機構であつて、一
端部には一方の腕の長手方向に延びると共に長手
方向に沿つて略3等分した3つの区間に分けられ
るカム孔が形成され、他端部には扉に当接する引
掛ピンが設けられた第1のリンク部材と、一端部
がカセツトホルダーの一側面と摺動自在に係合さ
れ、他端部にはカム孔に係合する連結ピンが設け
られた第2のリンク部材を設け、第2のリンク部
材はカセツトホルダーの動きに連動して回動し、
第1のリンク部材は連結ピンがカム孔の中間区間
を移動する時には静止し、それ以外の区間を移動
する時は回動するようにしたことを特徴とする。
従つて、本考案によれば、カセツト挿入口の扉
を開閉するための手段をリンク部材、即ち、例え
ば板金材料を打ち抜くことにより簡単に製作する
ことができる部材によつて構成することができる
ので、ギヤやラツクを使用した従来の扉開閉機構
に較べるとそのコストが極めて安価になると共
に、これを配置するためのスペースも非常に小さ
くて済み、かつ、温度や埃等に対する耐久性にも
優れるため信頼性が向上されることになる。
を開閉するための手段をリンク部材、即ち、例え
ば板金材料を打ち抜くことにより簡単に製作する
ことができる部材によつて構成することができる
ので、ギヤやラツクを使用した従来の扉開閉機構
に較べるとそのコストが極めて安価になると共
に、これを配置するためのスペースも非常に小さ
くて済み、かつ、温度や埃等に対する耐久性にも
優れるため信頼性が向上されることになる。
そして、一組のリンク部材はカセツトホルダー
の動きに略連動して動くため、必要なタイミング
において扉を開閉する、即ち、カセツトホルダー
がイジエクト位置からローデイング完了位置へと
移動されたときは扉をカセツト挿入口を閉塞する
位置へと移動させ、カセツトホルダーがローデイ
ング完了位置からイジエクト位置へ移動されると
きは扉をカセツト挿入口を開放する位置へと移動
させることができる。
の動きに略連動して動くため、必要なタイミング
において扉を開閉する、即ち、カセツトホルダー
がイジエクト位置からローデイング完了位置へと
移動されたときは扉をカセツト挿入口を閉塞する
位置へと移動させ、カセツトホルダーがローデイ
ング完了位置からイジエクト位置へ移動されると
きは扉をカセツト挿入口を開放する位置へと移動
させることができる。
しかも、一組のリンク部材として互いに回動自
在に連結されたものを2枚使用し、該2枚のリン
ク部材の一方をカセツトホルダーに連結し他方を
扉と係脱自在となるように関係させると共に2枚
のリンク部材の連結部をカム構造、即ち、カセツ
トホルダーがローデイング完了位置に来ていると
き他方のリンク部材が扉を開くことができる位置
に保持されカセツトホルダーがイジエクト位置へ
移動されることによつて扉が開放位置へ向けて移
動され扉が記録媒体カセツトによつて開放位置へ
向けて移動される状態になつた後他方のリンク部
材が扉から離れるようになるカム構造としたの
で、扉の開閉を、これが記録媒体カセツトによつ
て為されるべきときはリンク部材が働かず、リン
ク部材によつて為されるべきときは記録媒体カセ
ツトが働かないようにすることもできる。
在に連結されたものを2枚使用し、該2枚のリン
ク部材の一方をカセツトホルダーに連結し他方を
扉と係脱自在となるように関係させると共に2枚
のリンク部材の連結部をカム構造、即ち、カセツ
トホルダーがローデイング完了位置に来ていると
き他方のリンク部材が扉を開くことができる位置
に保持されカセツトホルダーがイジエクト位置へ
移動されることによつて扉が開放位置へ向けて移
動され扉が記録媒体カセツトによつて開放位置へ
向けて移動される状態になつた後他方のリンク部
材が扉から離れるようになるカム構造としたの
で、扉の開閉を、これが記録媒体カセツトによつ
て為されるべきときはリンク部材が働かず、リン
ク部材によつて為されるべきときは記録媒体カセ
ツトが働かないようにすることもできる。
尚、本考案が適用される記録再生装置の種類や
カセツトホルダーの移動方向等は前記実施例に示
した記録再生装置の種類やカセツトホルダーの移
動方向に限られるものではなく、カセツト挿入口
を開閉する扉が回動自在に設けられると共に、カ
セツト挿入口と対向するイジエクト位置と記録媒
体カセツトを記録再生部に装着するローデイング
完了位置との間を移動されるカセツトホルダーを
備えた各種の記録再生装置におけるカセツト挿入
口の扉開閉機構に適用することができる。
カセツトホルダーの移動方向等は前記実施例に示
した記録再生装置の種類やカセツトホルダーの移
動方向に限られるものではなく、カセツト挿入口
を開閉する扉が回動自在に設けられると共に、カ
セツト挿入口と対向するイジエクト位置と記録媒
体カセツトを記録再生部に装着するローデイング
完了位置との間を移動されるカセツトホルダーを
備えた各種の記録再生装置におけるカセツト挿入
口の扉開閉機構に適用することができる。
図面は本考案記録再生装置におけるカセツト挿
入口の扉開閉機構をテーププレーヤにおけるカセ
ツト挿入口の扉開閉機構に適用した実施の一例を
示すものであり、第1図はテーププレーヤの要部
を外筐を一部切り欠いて示す右側面図、第2図は
テーププレーヤの斜視図、第3図は外筐を切り欠
いて示すテーププレーヤの拡大平面図、第4図は
テーププレーヤの要部を外筐の一部を切り欠いて
示す拡大左側面図、第5図はテープカセツトロー
デイング装置の分解斜視図、第6図は駆動機構の
分解斜視図、第7図はテープカセツトのローデイ
ング動作をAからBへ順を追つて示す要部拡大左
側面図、第8図は駆動機構の拡大右側面図、第9
図は扉開閉機構の動きを示す要部拡大右側面図、
第10図は扉の斜視図である。 符号の説明、1……記録媒体カセツト、7……
記録再生装置、11……カセツト挿入口、13…
…扉、16……カセツトホルダー、18……第2
のリンク部材、19……第1のリンク部材、19
a……(19の)一方の腕、42……記録再生
部、114……扉開閉機構、123……連結ピ
ン、126……カム孔、126a,126b,1
26c……(126の)区間、128……引掛ピ
ン。
入口の扉開閉機構をテーププレーヤにおけるカセ
ツト挿入口の扉開閉機構に適用した実施の一例を
示すものであり、第1図はテーププレーヤの要部
を外筐を一部切り欠いて示す右側面図、第2図は
テーププレーヤの斜視図、第3図は外筐を切り欠
いて示すテーププレーヤの拡大平面図、第4図は
テーププレーヤの要部を外筐の一部を切り欠いて
示す拡大左側面図、第5図はテープカセツトロー
デイング装置の分解斜視図、第6図は駆動機構の
分解斜視図、第7図はテープカセツトのローデイ
ング動作をAからBへ順を追つて示す要部拡大左
側面図、第8図は駆動機構の拡大右側面図、第9
図は扉開閉機構の動きを示す要部拡大右側面図、
第10図は扉の斜視図である。 符号の説明、1……記録媒体カセツト、7……
記録再生装置、11……カセツト挿入口、13…
…扉、16……カセツトホルダー、18……第2
のリンク部材、19……第1のリンク部材、19
a……(19の)一方の腕、42……記録再生
部、114……扉開閉機構、123……連結ピ
ン、126……カム孔、126a,126b,1
26c……(126の)区間、128……引掛ピ
ン。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 カセツト挿入口11を開閉する扉13が回動自
在に設けられると共に、カセツト挿入口11と対
向するイジエクト位置と記録媒体カセツト1を記
録再生部42に装着するローデイング完了位置と
の間を移動されるカセツトホルダー16を備えた
記録再生装置7におけるカセツト挿入口11の扉
開閉機構114であつて、 一端部には一方の腕19aの長手方向に延びる
と共に長手方向に沿つて略3等分した3つの区間
126a,126b,126cに分けられるカム
孔126が形成され、他端部には扉13に当接す
る引掛ピン128が設けられた第1のリンク部材
19と、 一端部がカセツトホルダー16の一側面と摺動
自在に係合され、他端部にはカム孔126に係合
する連結ピン123が設けられた第2のリンク部
材18を設け、 第2のリンク部材18はカセツトホルダー16
の動きに連動して回動し、第1のリンク部材19
は連結ピン123がカム孔126の中間区間12
6aを移動する時には静止し、それ以外の区間1
26b,126cを移動する時は回動するように
した ことを特徴とする記録再生装置におけるカセツト
挿入口の扉開閉機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986124812U JPH0450597Y2 (ja) | 1986-08-14 | 1986-08-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986124812U JPH0450597Y2 (ja) | 1986-08-14 | 1986-08-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6332326U JPS6332326U (ja) | 1988-03-02 |
JPH0450597Y2 true JPH0450597Y2 (ja) | 1992-11-30 |
Family
ID=31017175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986124812U Expired JPH0450597Y2 (ja) | 1986-08-14 | 1986-08-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0450597Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5884653U (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-08 | 株式会社田村電機製作所 | テ−プ収納筐体の誤插入防止装置 |
-
1986
- 1986-08-14 JP JP1986124812U patent/JPH0450597Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6332326U (ja) | 1988-03-02 |
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