JPH0450446A - 内燃エンジンのアイドル回転数制御方法 - Google Patents
内燃エンジンのアイドル回転数制御方法Info
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- JPH0450446A JPH0450446A JP15850690A JP15850690A JPH0450446A JP H0450446 A JPH0450446 A JP H0450446A JP 15850690 A JP15850690 A JP 15850690A JP 15850690 A JP15850690 A JP 15850690A JP H0450446 A JPH0450446 A JP H0450446A
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Links
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Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、内燃エンジンのアイドル回転数制御方法に
関する。
関する。
(従来の技術)
内燃エンジンの所定のアイドル運転時にエンジンに供給
される吸入空気量を、エンジン回転数の検出値と目標回
転数値との偏差に応じて調整し、アイドル回転数を前記
目標回転数近傍に制御するアイドル回転数制御方法が知
られている。より詳細には、内燃エンジンの吸気通路に
配設されるスロットル弁をバイパスするバイパス通路を
設け、このバイパス通路に、この通路を介してエンジン
に供給される空気量を調整するバイパスバルブを設け、
例えば、スロットル弁の全閉状態を示すアイドルスイッ
チがオンであり、がっ、エンジン始動後所定時間が経過
しているようなアイドル運転時ニ、上述のバイパスバル
ブの弁開度ヲエンジン回転数の検出値と目標回転数との
偏差に応じて調節し、アイドル回転数を前記目標回転数
近傍に制御し、もって、アイドル運転の安定化を図って
いる。
される吸入空気量を、エンジン回転数の検出値と目標回
転数値との偏差に応じて調整し、アイドル回転数を前記
目標回転数近傍に制御するアイドル回転数制御方法が知
られている。より詳細には、内燃エンジンの吸気通路に
配設されるスロットル弁をバイパスするバイパス通路を
設け、このバイパス通路に、この通路を介してエンジン
に供給される空気量を調整するバイパスバルブを設け、
例えば、スロットル弁の全閉状態を示すアイドルスイッ
チがオンであり、がっ、エンジン始動後所定時間が経過
しているようなアイドル運転時ニ、上述のバイパスバル
ブの弁開度ヲエンジン回転数の検出値と目標回転数との
偏差に応じて調節し、アイドル回転数を前記目標回転数
近傍に制御し、もって、アイドル運転の安定化を図って
いる。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、多気筒内燃エンジンの各気筒毎に燃料を噴射
供給する燃料噴射弁を備えた、所謂MP1 (Mult
i−point Injection)方式のエンジン
では、吸気系に大容量のサージタンクを備えるものが多
い。このようなエンジンにおいて、回転数変動に対し上
述したアイドル回転数制御を行った場合に、吸気系の容
積が大きいために吸入空気量の応答性が遅く、回転数変
動が大きくなり、最悪の場合にはエンストに至るという
問題がある。
供給する燃料噴射弁を備えた、所謂MP1 (Mult
i−point Injection)方式のエンジン
では、吸気系に大容量のサージタンクを備えるものが多
い。このようなエンジンにおいて、回転数変動に対し上
述したアイドル回転数制御を行った場合に、吸気系の容
積が大きいために吸入空気量の応答性が遅く、回転数変
動が大きくなり、最悪の場合にはエンストに至るという
問題がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされた
もので、吸入空気量の応答遅れによる不都合を解消し、
回転数変動を抑制するように図った内燃エンジンのアイ
ドル回転数制御方法を提供することを目的とする。
もので、吸入空気量の応答遅れによる不都合を解消し、
回転数変動を抑制するように図った内燃エンジンのアイ
ドル回転数制御方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
上述の目的を達成するために本発明に依れば、内燃エン
ジンの所定のアイドル運転時に、エンジンに供給される
吸入空気量を、エンジン回転数の検出値と目標回転数値
との偏差に応じて調整し、アイドル回転数を前記目標回
転数近傍に制御するアイドル回転数制御方法において、
エンジン回転数情報の瞬時値と、その瞬時値を一次遅れ
処理した値とを求め、これらの偏差に応じて点火時期を
遅角ないしは進角させると共に、燃料供給量を増減させ
ることを特徴とする内燃エンジンのアイドル回転数制御
方法が提供される。
ジンの所定のアイドル運転時に、エンジンに供給される
吸入空気量を、エンジン回転数の検出値と目標回転数値
との偏差に応じて調整し、アイドル回転数を前記目標回
転数近傍に制御するアイドル回転数制御方法において、
エンジン回転数情報の瞬時値と、その瞬時値を一次遅れ
処理した値とを求め、これらの偏差に応じて点火時期を
遅角ないしは進角させると共に、燃料供給量を増減させ
ることを特徴とする内燃エンジンのアイドル回転数制御
方法が提供される。
(作用)
本発明のアイドル回転数制御方法は、吸気系が大容量で
あることに起因する吸入空気量の一次応答遅れの影響を
、点火時期の進角ないしは遅角、および燃料供給量の増
減によるトルクの増減を図ることにより補正して回転数
の変動を抑制するものである。吸入空気量の一次応答遅
れの大きさは、エンジン回転数情報の瞬時値と、その瞬
時値を一次遅れ処理した値の偏差に関係付け、この偏差
に応じて上述の点火時期および燃料供給量の調整が行わ
れる。
あることに起因する吸入空気量の一次応答遅れの影響を
、点火時期の進角ないしは遅角、および燃料供給量の増
減によるトルクの増減を図ることにより補正して回転数
の変動を抑制するものである。吸入空気量の一次応答遅
れの大きさは、エンジン回転数情報の瞬時値と、その瞬
時値を一次遅れ処理した値の偏差に関係付け、この偏差
に応じて上述の点火時期および燃料供給量の調整が行わ
れる。
(実施例)
以下本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明する
。
。
第1図は本発明に係る内燃エンジンの燃料供給制御装置
の概略構成を示し、この制御装置は例えば4気筒ガソリ
ンエンジン(以下単に「エンジン」という)12に適用
したものである。
の概略構成を示し、この制御装置は例えば4気筒ガソリ
ンエンジン(以下単に「エンジン」という)12に適用
したものである。
このエンジン12の各気筒につながる吸気マニホルド1
4のそれぞれに、各吸気ポートに隣接して電磁式燃料噴
射弁16が配設されている。吸気マニホルド14にはサ
ージタンク18を介して吸気管20の一端が接続されて
おり、吸気管20の他端(大気開放端)にはエアクリー
ナ22が取り付けられている。そして、吸気管20の途
中にはスロットル弁24が配設されている。各燃料噴射
弁16へは図示しない燃料ポンプから燃料通路25を介
し、燃圧レギュレータ26によって燃料圧が一定に調整
された燃料が供給されるようになっている。
4のそれぞれに、各吸気ポートに隣接して電磁式燃料噴
射弁16が配設されている。吸気マニホルド14にはサ
ージタンク18を介して吸気管20の一端が接続されて
おり、吸気管20の他端(大気開放端)にはエアクリー
ナ22が取り付けられている。そして、吸気管20の途
中にはスロットル弁24が配設されている。各燃料噴射
弁16へは図示しない燃料ポンプから燃料通路25を介
し、燃圧レギュレータ26によって燃料圧が一定に調整
された燃料が供給されるようになっている。
吸気管20には、スロットル弁24をバイパスするバイ
パス通路21が設けられており、このバイパス通路21
にはバイパスバルブ28が配設されている。このバイパ
スバルブ28は、例えばパルスモータにより駆動されて
弁開度を変化させるものであり、後述する電子制御装置
(ECU)40に接続され、電子制御装置40からの駆
動信号によりバルブ開度が制御され、バイパス通路21
を介してエンジン12に供給される補助空気量を調整し
ている。
パス通路21が設けられており、このバイパス通路21
にはバイパスバルブ28が配設されている。このバイパ
スバルブ28は、例えばパルスモータにより駆動されて
弁開度を変化させるものであり、後述する電子制御装置
(ECU)40に接続され、電子制御装置40からの駆
動信号によりバルブ開度が制御され、バイパス通路21
を介してエンジン12に供給される補助空気量を調整し
ている。
一方、エンジン12の各気筒の排気側には排気マニホル
ド30がそれぞれ接続されており、排気マニホルド30
の大気側端は排気管34に接続されている。排気管34
の途中には三元触媒型の触媒コンバータ(触媒式排気ガ
ス後処理装置)36が配設されている。そして、排気マ
ニホルド30に、排気ガス中の酸素量を検出する02セ
ンサ44が取り付けられている。02センサ44は電子
制御装置40の入力側に電気的に接続されており、電子
制御装置40に酸素濃度検出信号を供給している。
ド30がそれぞれ接続されており、排気マニホルド30
の大気側端は排気管34に接続されている。排気管34
の途中には三元触媒型の触媒コンバータ(触媒式排気ガ
ス後処理装置)36が配設されている。そして、排気マ
ニホルド30に、排気ガス中の酸素量を検出する02セ
ンサ44が取り付けられている。02センサ44は電子
制御装置40の入力側に電気的に接続されており、電子
制御装置40に酸素濃度検出信号を供給している。
各気筒には点火栓13が配設され、各点火栓13はディ
ストリビュータ38およびイグニッションコイル37を
介して電子制御装置40に接続されている。電子制御装
置40の図示しない駆動回路からイグニッションコイル
37の一次コイルに供給されていた電流が遮断される際
に、二次コイルに高電圧が発生し、この高電圧により点
火栓13に火花が飛んで、各気筒の燃焼室に供給される
混合気を点火する。この混合気を点火するタイミング(
点火時期)は運転状態に応じて制御される。
ストリビュータ38およびイグニッションコイル37を
介して電子制御装置40に接続されている。電子制御装
置40の図示しない駆動回路からイグニッションコイル
37の一次コイルに供給されていた電流が遮断される際
に、二次コイルに高電圧が発生し、この高電圧により点
火栓13に火花が飛んで、各気筒の燃焼室に供給される
混合気を点火する。この混合気を点火するタイミング(
点火時期)は運転状態に応じて制御される。
なお、アイドル運転時に点火時期を基準進角位置から進
角させると一般にエンジントルクが増大し、遅角させる
と減少する。
角させると一般にエンジントルクが増大し、遅角させる
と減少する。
電子制御装置40は、図示しない中央演算装置、アイド
ル回転制御の実行や、燃料供給量、点火時期等を演算す
るための制御プログラム、種々のプログラム変数等を記
憶する記憶装置、入出力装置等により構成される。記憶
装置には、ROMやRAMの他に、エンジン12の停止
後も記憶内容が消失しない不揮発性のバッテリバックア
ツプRAM等が含まれる。
ル回転制御の実行や、燃料供給量、点火時期等を演算す
るための制御プログラム、種々のプログラム変数等を記
憶する記憶装置、入出力装置等により構成される。記憶
装置には、ROMやRAMの他に、エンジン12の停止
後も記憶内容が消失しない不揮発性のバッテリバックア
ツプRAM等が含まれる。
前述した各燃料噴射弁16は電子制御装置40の出力側
に電気的に接続され、この電子制御装置40からの駆動
信号により開弁され、詳細は後述するように所要量の燃
料を各気筒に噴射供給する。
に電気的に接続され、この電子制御装置40からの駆動
信号により開弁され、詳細は後述するように所要量の燃
料を各気筒に噴射供給する。
電子制御装置40の入力側にはエンジン12の運転状態
を検出する種々のセンサ、例えば前述した02センサ4
4の他に、吸気管20の大気開放端近傍に取り付けられ
、カルマン渦を検出することにより吸入空気量に比例し
たパルスを出力するエアフローセンサ42、エアクリー
ナ22内に設けられ、吸入空気温度Taを検出する吸気
温センサ46、スロットル弁24の弁開度を検出するス
ロットル開度センサ48、カムシャフトに接続される前
述のディストリビュータ38に設けられ、上死点あるい
はその少し前の所定クランク角度位置を検出する毎にパ
ルス信号(TDC信号)を出力するクランク角センサ5
0、これもディストリビュータ38に設けられ、特定の
気筒(例えば、第1気筒)が所定のクランク角度位置(
例えば、圧縮上死点あるいはその少し前の角度位置)に
あることを検出する気筒判別センサ52、エンジン12
の冷却水温TWを検出する水温センサ54、スロットル
弁24の全閉位置を検出するアイドルスイッチ56、大
気圧Paを検出する大気圧センサ58、更に、図示しな
いがエアコンの作動状態を検出するエアコンスイッチ、
ヘッドランプのオンオフ状態を検出するヘッドランプス
イッチ60、バッテリ電圧を検出するバッテリセンサ等
のセンサが接続されており、これらのセンサは検出信号
を電子制御装置40に供給する。
を検出する種々のセンサ、例えば前述した02センサ4
4の他に、吸気管20の大気開放端近傍に取り付けられ
、カルマン渦を検出することにより吸入空気量に比例し
たパルスを出力するエアフローセンサ42、エアクリー
ナ22内に設けられ、吸入空気温度Taを検出する吸気
温センサ46、スロットル弁24の弁開度を検出するス
ロットル開度センサ48、カムシャフトに接続される前
述のディストリビュータ38に設けられ、上死点あるい
はその少し前の所定クランク角度位置を検出する毎にパ
ルス信号(TDC信号)を出力するクランク角センサ5
0、これもディストリビュータ38に設けられ、特定の
気筒(例えば、第1気筒)が所定のクランク角度位置(
例えば、圧縮上死点あるいはその少し前の角度位置)に
あることを検出する気筒判別センサ52、エンジン12
の冷却水温TWを検出する水温センサ54、スロットル
弁24の全閉位置を検出するアイドルスイッチ56、大
気圧Paを検出する大気圧センサ58、更に、図示しな
いがエアコンの作動状態を検出するエアコンスイッチ、
ヘッドランプのオンオフ状態を検出するヘッドランプス
イッチ60、バッテリ電圧を検出するバッテリセンサ等
のセンサが接続されており、これらのセンサは検出信号
を電子制御装置40に供給する。
電子制御装置40は、詳細は後述するように上述した種
々のセンサの検出信号に基づき、所定のアイドル運転状
態、高負荷運転状態、低負荷運転状態、減速燃料カット
運転状態、02フイードバツク制御運転状態等の運転状
態を検出し、検出したエンジン運転状態に応じた燃料噴
射量、即ち、燃料噴射弁16の開弁時間TINJを演算
し、演算した開弁時間TINJに応じた駆動信号を各燃
料噴射弁16に供給してこれを開弁させ、所要の燃料量
を各気筒に噴射供給する。
々のセンサの検出信号に基づき、所定のアイドル運転状
態、高負荷運転状態、低負荷運転状態、減速燃料カット
運転状態、02フイードバツク制御運転状態等の運転状
態を検出し、検出したエンジン運転状態に応じた燃料噴
射量、即ち、燃料噴射弁16の開弁時間TINJを演算
し、演算した開弁時間TINJに応じた駆動信号を各燃
料噴射弁16に供給してこれを開弁させ、所要の燃料量
を各気筒に噴射供給する。
電子制御装置40は次式(AI)により上述の開弁時間
TINJを演算する。
TINJを演算する。
TINJ=TBxKAFxK+TD ・−−−−−
CA1)ここに、TBは、−吸気行程に気筒に吸入され
る吸入空気量A/Nに応じて設定される基本開弁時間、
KAFは、吸入空気量A/N、エンジン回転数Ne等に
応じて設定される、空燃比補正係数であり、その値の設
定方法の詳細は後述する。Kは、その他の補正係数であ
り、この補正係数にはエンジン冷却水温TWに応じて設
定される補正係数、02センサ44が検出する酸素濃度
に応じて設定されるフィードバック補正係数、吸気温度
Ta、大気圧Paに応じて設定される補正係数、スット
ル弁24の開弁速度に応じて設定される加速増量補正係
数、燃料カット後の燃料増量補正、エンジン始動増量補
正等が含まれる。TDはバッテリ電圧に応じて設定され
る無効時間補正値である。
CA1)ここに、TBは、−吸気行程に気筒に吸入され
る吸入空気量A/Nに応じて設定される基本開弁時間、
KAFは、吸入空気量A/N、エンジン回転数Ne等に
応じて設定される、空燃比補正係数であり、その値の設
定方法の詳細は後述する。Kは、その他の補正係数であ
り、この補正係数にはエンジン冷却水温TWに応じて設
定される補正係数、02センサ44が検出する酸素濃度
に応じて設定されるフィードバック補正係数、吸気温度
Ta、大気圧Paに応じて設定される補正係数、スット
ル弁24の開弁速度に応じて設定される加速増量補正係
数、燃料カット後の燃料増量補正、エンジン始動増量補
正等が含まれる。TDはバッテリ電圧に応じて設定され
る無効時間補正値である。
なお、電子制御装置40はクランク角センサ50がクラ
ンク角で180°毎にTDC信号を出力することから、
このTDC信号のパルス発生間隔(行程周期)の逆数か
らエンジン回転数Neを検出することができる。また、
電子制御装置40は気筒の点火順序、即ち、各気筒への
燃料供給順序を記憶しており、上述した気筒判別センサ
52が前述の特定の気筒の所定クランク角度位置を検出
することにより、次にどの気筒に燃料を噴射供給すれば
よいか判別することが出来る。
ンク角で180°毎にTDC信号を出力することから、
このTDC信号のパルス発生間隔(行程周期)の逆数か
らエンジン回転数Neを検出することができる。また、
電子制御装置40は気筒の点火順序、即ち、各気筒への
燃料供給順序を記憶しており、上述した気筒判別センサ
52が前述の特定の気筒の所定クランク角度位置を検出
することにより、次にどの気筒に燃料を噴射供給すれば
よいか判別することが出来る。
次に、上述した電子制御装置40によるアイドル時の回
転数制御手順の詳細を、プログラムフローチャートを参
照して説明する。
転数制御手順の詳細を、プログラムフローチャートを参
照して説明する。
第2図は電子制御装置40により実行されるアイドル回
転数制御ルーチンのフローチャートを示し、ステップS
lOないしS14は、エンジン12がアイドル回転数制
御を実行してもよい所定運転状態にあるか否かを判別す
るものである。まず、ステップSlOにおいては、エン
ジン12が始動されてから所定時間(例えば、1分)が
経過したか否かを判別する。エンジン始動直後は作動が
不安定であり、回転数フィードバック制御を実行すると
不都合が生じる場合がある。ステップS12においては
、アイドルスイッチ56がオン信号を出力しているか否
かを判別する。すなわち、スロットル弁24が全開状態
にあるか否かを判別する。
転数制御ルーチンのフローチャートを示し、ステップS
lOないしS14は、エンジン12がアイドル回転数制
御を実行してもよい所定運転状態にあるか否かを判別す
るものである。まず、ステップSlOにおいては、エン
ジン12が始動されてから所定時間(例えば、1分)が
経過したか否かを判別する。エンジン始動直後は作動が
不安定であり、回転数フィードバック制御を実行すると
不都合が生じる場合がある。ステップS12においては
、アイドルスイッチ56がオン信号を出力しているか否
かを判別する。すなわち、スロットル弁24が全開状態
にあるか否かを判別する。
ステップS14においては、エンジン回転数Neが所定
の上下限範囲内にあるか否かを判別する。
の上下限範囲内にあるか否かを判別する。
電子制御装置40は、これらの各条件か全て成立したか
否かを判別し、一つでも成立しない場合にはステップS
16に進み、フラグ値FLGISCを0に設定して当該
ルーチンを終了する。この場合にはバイパスバルブ28
によるアイドル回転数制御は実行されない。フラグ値F
LGISCは、アイドル回転数制御が実行されているか
否かを記憶するプログラム制御変数であり、後述する点
火時期制御や空燃比補正係数演算ルーチン等において使
用される。
否かを判別し、一つでも成立しない場合にはステップS
16に進み、フラグ値FLGISCを0に設定して当該
ルーチンを終了する。この場合にはバイパスバルブ28
によるアイドル回転数制御は実行されない。フラグ値F
LGISCは、アイドル回転数制御が実行されているか
否かを記憶するプログラム制御変数であり、後述する点
火時期制御や空燃比補正係数演算ルーチン等において使
用される。
一方、上述した全ての条件が成立した場合にはステップ
318に進み、アイドル回転数制御を実行すると共に、
フラグ値FLGISCを1にセットして当該ルーチンを
終了する。そして、上述の各条件が全て成立する限り、
ステップ318が繰り返し実行される。
318に進み、アイドル回転数制御を実行すると共に、
フラグ値FLGISCを1にセットして当該ルーチンを
終了する。そして、上述の各条件が全て成立する限り、
ステップ318が繰り返し実行される。
アイドル回転数の制御方法としては特に限定されないが
、例えば、クランク角度センサ5oが検出するエンジン
回転数Neと目標アイドル回転数との偏差に応じ、バイ
パスバルブ28の弁開度をPID制御し、エンジン回転
数Neを目標アイドル回転数近傍に保持する。目標アイ
ドル回転数は、例えば、水温センサ54が検出するエン
ジン冷却水温度やエアコンスイッチ、ヘッドランプスイ
ッチのオンオフ状態、パワーステアリングに作動油を供
給するオイルポンプの作動状態等に応じて適宜値に設定
される。
、例えば、クランク角度センサ5oが検出するエンジン
回転数Neと目標アイドル回転数との偏差に応じ、バイ
パスバルブ28の弁開度をPID制御し、エンジン回転
数Neを目標アイドル回転数近傍に保持する。目標アイ
ドル回転数は、例えば、水温センサ54が検出するエン
ジン冷却水温度やエアコンスイッチ、ヘッドランプスイ
ッチのオンオフ状態、パワーステアリングに作動油を供
給するオイルポンプの作動状態等に応じて適宜値に設定
される。
第3図は、アイドル回転数制御時におけるアイドル安定
化のための点火時期制御手順を示す。このルーチンは、
常時繰り返し実行されるメインルーチンの一部において
実行されるものである。電子制御装置40は、ステップ
S20において、基本点火時期θ、を設定する。この基
本点火時期θBは前述した記憶装置に予め記憶されてい
る点火時期マツプからエンジン回転数Neと、エンジン
負荷を表す吸入空気量A/Nとに応じた値を読み出すこ
とにより設定される。
化のための点火時期制御手順を示す。このルーチンは、
常時繰り返し実行されるメインルーチンの一部において
実行されるものである。電子制御装置40は、ステップ
S20において、基本点火時期θ、を設定する。この基
本点火時期θBは前述した記憶装置に予め記憶されてい
る点火時期マツプからエンジン回転数Neと、エンジン
負荷を表す吸入空気量A/Nとに応じた値を読み出すこ
とにより設定される。
つぎに、フラグ値FLGISCが1であるか否か、すな
わち、エンジン12が、アイドル回転数制御が実行され
る運転状態にあるか否かを判別する(ステップ522)
。判別結果が否定(NO)であれば、ステップS24に
進み、アイドル安定化補正値θIDに値Oを設定して後
述するステップ828に進む。
わち、エンジン12が、アイドル回転数制御が実行され
る運転状態にあるか否かを判別する(ステップ522)
。判別結果が否定(NO)であれば、ステップS24に
進み、アイドル安定化補正値θIDに値Oを設定して後
述するステップ828に進む。
ステップS22における判別結果が肯定(Yes)であ
れば、アイドル安定化補正値θIDを次式(1)により
演算する。
れば、アイドル安定化補正値θIDを次式(1)により
演算する。
θID=KIDX (NFL Nx ) ・・
・・・・ (1)ここに、KIDは、補正係数(制御ゲ
イン)、N。
・・・・ (1)ここに、KIDは、補正係数(制御ゲ
イン)、N。
は、エンジン回転数Neの瞬時値、NFLは、エンジン
回転数Neの平均値(−次遅れ処理した値)であり、こ
の平均値は次式(2)lこより演算される。
回転数Neの平均値(−次遅れ処理した値)であり、こ
の平均値は次式(2)lこより演算される。
NyL寓=KKLXNFLI−1+ (I KFL)
XNR・・・・・・ (2) KKLは、フィルタ定数(0<Kxt<1)であり、N
F L s−1およびN F L mは、平均値の前
回値および今回値である。
XNR・・・・・・ (2) KKLは、フィルタ定数(0<Kxt<1)であり、N
F L s−1およびN F L mは、平均値の前
回値および今回値である。
なお、上述のようにして演算されるアイドル安定化補正
値θ、Dは、その絶対値を所定値と比較して、絶対値が
所定値以下となるように制限を設けるようにしてもよい
。また、アイドル安定化補正値θ1Dはエンジン回転数
Neの瞬時値と一次遅れ処理した値との偏差に応じて設
定したが、エンジン回転数情報として、クランク角セン
サ50により検出されるTDC信号のパルス発生間隔(
行程周期)をそのまま使用してもよく、この場合、アイ
ドル安定化補正値θ、Dは、行程周期の瞬時値とその一
次遅れ処理した値との偏差に応じて設定される。
値θ、Dは、その絶対値を所定値と比較して、絶対値が
所定値以下となるように制限を設けるようにしてもよい
。また、アイドル安定化補正値θ1Dはエンジン回転数
Neの瞬時値と一次遅れ処理した値との偏差に応じて設
定したが、エンジン回転数情報として、クランク角セン
サ50により検出されるTDC信号のパルス発生間隔(
行程周期)をそのまま使用してもよく、この場合、アイ
ドル安定化補正値θ、Dは、行程周期の瞬時値とその一
次遅れ処理した値との偏差に応じて設定される。
アイドル安定化補正値θ1Dの設定が終わると、ステッ
プ828に進み、点火時期進角値θADVを次式(3)
により演算する。
プ828に進み、点火時期進角値θADVを次式(3)
により演算する。
θADv=θ8+θ1tl・・・・・・(3)電子制御
装置40は、上述のように設定した点火時期進角値θA
Dvを用いてイグニッションコイル37に点火信号を出
力し、設定した点火時期進角値θADVに対応するクラ
ンク角度位置において点火栓13により点火させる。こ
のときの点火時期は、アイドル安定化補正値θ1Dによ
り補正された分だけ進角ないしは遅角される。そして、
点火時期が進角された場合には、その補正値θ1Dに応
じてトルクか増加し、遅角された場合には補正値θID
に応じてトルクが減少する。
装置40は、上述のように設定した点火時期進角値θA
Dvを用いてイグニッションコイル37に点火信号を出
力し、設定した点火時期進角値θADVに対応するクラ
ンク角度位置において点火栓13により点火させる。こ
のときの点火時期は、アイドル安定化補正値θ1Dによ
り補正された分だけ進角ないしは遅角される。そして、
点火時期が進角された場合には、その補正値θ1Dに応
じてトルクか増加し、遅角された場合には補正値θID
に応じてトルクが減少する。
第4図は、アイドル回転数制御時におけるアイドル安定
化のための空燃比補正係数の演算手順を示す。このルー
チンも、常時繰り返し実行されるメインルーチンの一部
において実行されるものである。電子制御装置40は、
ステップS30において、基本空燃比補正係数値KA4
を設定する。
化のための空燃比補正係数の演算手順を示す。このルー
チンも、常時繰り返し実行されるメインルーチンの一部
において実行されるものである。電子制御装置40は、
ステップS30において、基本空燃比補正係数値KA4
を設定する。
この基本空燃比補正係数値KAFIは前述した記憶装置
に予め記憶されている空燃比補正係数マツプからエンジ
ン回転数Neと、エンジン負荷を表す吸入空気量A/N
とに応じた値が読み出すことにより設定される。
に予め記憶されている空燃比補正係数マツプからエンジ
ン回転数Neと、エンジン負荷を表す吸入空気量A/N
とに応じた値が読み出すことにより設定される。
次に、フラグ値FLGISCが1であるか否か、すなわ
ち、エンジン12が、アイドル回転数制御が実行される
運転状態にあるか否かを判別する(ステップ532)。
ち、エンジン12が、アイドル回転数制御が実行される
運転状態にあるか否かを判別する(ステップ532)。
判別結果が否定(No)であれば、ステップS34に進
み、アイドル安定化補正係数値KIDに値1.0を設定
して後述するステップ838に進む。
み、アイドル安定化補正係数値KIDに値1.0を設定
して後述するステップ838に進む。
ステップS32における判別結果が肯定(Yes)であ
れば、アイドル安定化補正係数値KIDを、エンジン回
転数Neの瞬時値とその一次遅れ処理した値NFLの偏
差ΔN (=NFL Nl )に応じて設定する。第
5図は、この偏差ΔNに応じて設定されるアイドル安定
化補正係数値KIDのテーブルの一例を示す。エンジン
回転数Neが落ち込む場合(偏差ΔNが正値である場合
)には燃料噴射量を増加させる値に、エンジン回転数N
eが上昇する場合(偏差ΔNが負値である場合)には、
燃料噴射量を減少させる値に設定されることになる。
れば、アイドル安定化補正係数値KIDを、エンジン回
転数Neの瞬時値とその一次遅れ処理した値NFLの偏
差ΔN (=NFL Nl )に応じて設定する。第
5図は、この偏差ΔNに応じて設定されるアイドル安定
化補正係数値KIDのテーブルの一例を示す。エンジン
回転数Neが落ち込む場合(偏差ΔNが正値である場合
)には燃料噴射量を増加させる値に、エンジン回転数N
eが上昇する場合(偏差ΔNが負値である場合)には、
燃料噴射量を減少させる値に設定されることになる。
アイドル安定化補正係数値KIDの設定が終わるとステ
ップ838に進み、上述のようにして設定した基本空燃
比補正係数値KAFBとアイドル安定化補正係数値KI
Dとから空燃比補正係数値KAFを次式(4)により演
算する。
ップ838に進み、上述のようにして設定した基本空燃
比補正係数値KAFBとアイドル安定化補正係数値KI
Dとから空燃比補正係数値KAFを次式(4)により演
算する。
KAF=KAFII XKID −−(4)
電子制御装置40は、上述のように設定した空燃比補正
係数値KAFを式(AI)に適用して開弁時間TINJ
を演算し、演算した開弁時間TINJに応じた燃料量を
エンジン12に噴射供給することになる。このときの燃
料供給量は、アイドル安定化補正係数値KIDにより補
正された分だけ増減されることになる。そして、燃料供
給量が増量されると、エンジントルクはその分増加し、
減量されるとその分減少する。
電子制御装置40は、上述のように設定した空燃比補正
係数値KAFを式(AI)に適用して開弁時間TINJ
を演算し、演算した開弁時間TINJに応じた燃料量を
エンジン12に噴射供給することになる。このときの燃
料供給量は、アイドル安定化補正係数値KIDにより補
正された分だけ増減されることになる。そして、燃料供
給量が増量されると、エンジントルクはその分増加し、
減量されるとその分減少する。
次に、上述のアイドル安定化補正値θ1.により補正さ
れた点火時期における点火、およびアイドル安定化補正
係数値KIDにより補正された燃料量の供給が、エンジ
ントルクの増減、およびエンジン回転数の安定化にいか
に寄与するかを第6図を参照して説明する。
れた点火時期における点火、およびアイドル安定化補正
係数値KIDにより補正された燃料量の供給が、エンジ
ントルクの増減、およびエンジン回転数の安定化にいか
に寄与するかを第6図を参照して説明する。
いま、−次遅れの時定数が、吸気系容量Vsとシリンダ
容量Vcとの関係から0.1(・Vc/(Vc+Vs)
)であり、エンジンに供給する混合気の空燃比を一定に
保つものと仮定する。このような仮定の下で、エンジン
回転数Neが1行程で10%低下した場合、その1吸気
行程当たりの吸入空気量A/Nが瞬時に10%増加する
とエンジントルクが増加して工ンジン回転数Neは復帰
することになるが、吸気系の一次遅れにより、実際の吸
入空気量A/Nは10X0.1・1%程度しか増加しな
い。エンジン回転数Neがアイドル付近で10%低下す
ることは、クランク角度センサ50により検出される行
程周期がその分延びることになり、吸気弁の開弁時間も
延びるので、本来、吸入空気量A/Nは増加する筈であ
るが、1%程度しか増加していないのである。そのため
、9%の空気量不足が生じ、同じような空気量不足が次
の行程にも生じて、回転数の低下傾向がなかなか止まら
ない(第6図(b)参照)。
容量Vcとの関係から0.1(・Vc/(Vc+Vs)
)であり、エンジンに供給する混合気の空燃比を一定に
保つものと仮定する。このような仮定の下で、エンジン
回転数Neが1行程で10%低下した場合、その1吸気
行程当たりの吸入空気量A/Nが瞬時に10%増加する
とエンジントルクが増加して工ンジン回転数Neは復帰
することになるが、吸気系の一次遅れにより、実際の吸
入空気量A/Nは10X0.1・1%程度しか増加しな
い。エンジン回転数Neがアイドル付近で10%低下す
ることは、クランク角度センサ50により検出される行
程周期がその分延びることになり、吸気弁の開弁時間も
延びるので、本来、吸入空気量A/Nは増加する筈であ
るが、1%程度しか増加していないのである。そのため
、9%の空気量不足が生じ、同じような空気量不足が次
の行程にも生じて、回転数の低下傾向がなかなか止まら
ない(第6図(b)参照)。
上述の現象から、エンジン回転数Neが10%低下して
も、実際に吸入される空気量は、回転数が1%しか低下
しなかったように変化していると言い換えることができ
る(第6図(a)参照)。
も、実際に吸入される空気量は、回転数が1%しか低下
しなかったように変化していると言い換えることができ
る(第6図(a)参照)。
そして、復元トルクの不足分は回転数9%に対応した分
であると解釈できる。このような理由から、エンジン回
転数Neの瞬時値とその一次遅れ処理をした値との偏差
に応じて、アイドル安定化のための点火時期補正値およ
び空燃比補正係数値が設定されるのである。
であると解釈できる。このような理由から、エンジン回
転数Neの瞬時値とその一次遅れ処理をした値との偏差
に応じて、アイドル安定化のための点火時期補正値およ
び空燃比補正係数値が設定されるのである。
各気筒の燃焼室に不足する空気量を直接投入しない限り
、吸気系のバルブ操作による、遅れのないトルク補正動
作は不可能であるが、点火時期補正および空燃比補正は
、吸気行程からそれに続く膨張行程(トルク発生時)ま
でに時間遅れなく実行することのできる補正動作である
。このような補正動作が実現可能であるためには、点火
時期補正および空燃比補正によりトルクの増減が可能で
あることが必要であるが、アイドル運転時に、所謂「リ
ーンバーン方式」 (燃焼室に供給される混合気の空燃
比を理論空燃比より燃料リーン側の値に制御する方式)
が採用されるエンジンには特に有効である。
、吸気系のバルブ操作による、遅れのないトルク補正動
作は不可能であるが、点火時期補正および空燃比補正は
、吸気行程からそれに続く膨張行程(トルク発生時)ま
でに時間遅れなく実行することのできる補正動作である
。このような補正動作が実現可能であるためには、点火
時期補正および空燃比補正によりトルクの増減が可能で
あることが必要であるが、アイドル運転時に、所謂「リ
ーンバーン方式」 (燃焼室に供給される混合気の空燃
比を理論空燃比より燃料リーン側の値に制御する方式)
が採用されるエンジンには特に有効である。
なお、アイドル回転数制御装置としては、本実施例のよ
うにバイパスバルブ28を開閉制御して吸入空気量を調
整するものに限定されないことは勿論のことであり、ア
クセルペダルの踏み込み量に関わりなく、スロットル弁
をその全閉位置近傍4゜ で強制的に開閉して吸入空気量を調整する装置等に本発
明方法を適用するようにしてもよい。
うにバイパスバルブ28を開閉制御して吸入空気量を調
整するものに限定されないことは勿論のことであり、ア
クセルペダルの踏み込み量に関わりなく、スロットル弁
をその全閉位置近傍4゜ で強制的に開閉して吸入空気量を調整する装置等に本発
明方法を適用するようにしてもよい。
(発明の効果)
以上詳述したように本発明の内燃エンジンのアイドル回
転数制御方法に依れば、エンジン回転数情報の瞬時値と
、その瞬時値を一次遅れ処理した値とを求め、これらの
偏差に応じて点火時期を遅角ないしは進角させると共に
、燃料供給量を増減させるようにしたので、外乱等によ
りアイドル回転数が急変したとしても逸早く復元トルク
を発生させることができ、アイドル運転時の回転数変動
を小に抑制することができ、アイドル運転の安定化を図
ることができる。
転数制御方法に依れば、エンジン回転数情報の瞬時値と
、その瞬時値を一次遅れ処理した値とを求め、これらの
偏差に応じて点火時期を遅角ないしは進角させると共に
、燃料供給量を増減させるようにしたので、外乱等によ
りアイドル回転数が急変したとしても逸早く復元トルク
を発生させることができ、アイドル運転時の回転数変動
を小に抑制することができ、アイドル運転の安定化を図
ることができる。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は、本発明方法
を適用した内燃エンジンの制御装置の構成の概略を示す
ブロック図、第2図は、第1図の電子制御装置40によ
り実行されるアイドル回転数制御ルーチンのフローチャ
ート、第3図は、点火時期制御ルーチンのフローチャー
ト、第4図は、空燃比補正係数演算ルーチンのフローチ
ャート、第5図は、エンジン回転数Neの瞬時値とその
瞬時値を一次遅れ処理した値との偏差に応じて設定され
る空燃比補正係数値KIDのテーブルを示す図、第6図
は、エンジン回転数Neの時間変化および吸入空気量A
/Nの時間変化の関係を示すグラフである。 12・・・内燃エンジン、13・・・点火栓、14・・
・吸気マニホールド、16・・・燃料噴射弁、2o・・
・吸気管、24・・・スロットル弁、21・・・バイパ
ス通路、28・・・バイパスバルブ、37・・・イグニ
ッションコイル、38・・・ディストリビュータ、40
・・・電子制御装置(ECU) 、42・・・エアフロ
ーセンサ、44・・・02センサ、48・・・スロット
ル開度センサ、5゜・・・クランク角度センサ、54・
・・水温センサ、56・・・アイドルスイッチ、60・
・・ヘッドランプスイッチ。 出願人 三菱自動車工業株式会社 代理人 弁理士 長 門 侃 二 第5図 第6図 時間
を適用した内燃エンジンの制御装置の構成の概略を示す
ブロック図、第2図は、第1図の電子制御装置40によ
り実行されるアイドル回転数制御ルーチンのフローチャ
ート、第3図は、点火時期制御ルーチンのフローチャー
ト、第4図は、空燃比補正係数演算ルーチンのフローチ
ャート、第5図は、エンジン回転数Neの瞬時値とその
瞬時値を一次遅れ処理した値との偏差に応じて設定され
る空燃比補正係数値KIDのテーブルを示す図、第6図
は、エンジン回転数Neの時間変化および吸入空気量A
/Nの時間変化の関係を示すグラフである。 12・・・内燃エンジン、13・・・点火栓、14・・
・吸気マニホールド、16・・・燃料噴射弁、2o・・
・吸気管、24・・・スロットル弁、21・・・バイパ
ス通路、28・・・バイパスバルブ、37・・・イグニ
ッションコイル、38・・・ディストリビュータ、40
・・・電子制御装置(ECU) 、42・・・エアフロ
ーセンサ、44・・・02センサ、48・・・スロット
ル開度センサ、5゜・・・クランク角度センサ、54・
・・水温センサ、56・・・アイドルスイッチ、60・
・・ヘッドランプスイッチ。 出願人 三菱自動車工業株式会社 代理人 弁理士 長 門 侃 二 第5図 第6図 時間
Claims (1)
- 内燃エンジンの所定のアイドル運転時に、エンジンに供
給される吸入空気量を、エンジン回転数の検出値と目標
回転数との偏差に応じて調整し、アイドル回転数を前記
目標回転数近傍に制御するアイドル回転数制御方法にお
いて、エンジン回転数情報の瞬時値と、その瞬時値を一
次遅れ処理した値とを求め、これらの偏差に応じて点火
時期を遅角ないしは進角させると共に、燃料供給量を増
減させることを特徴とする内燃エンジンのアイドル回転
数制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15850690A JPH0450446A (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 内燃エンジンのアイドル回転数制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15850690A JPH0450446A (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 内燃エンジンのアイドル回転数制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0450446A true JPH0450446A (ja) | 1992-02-19 |
Family
ID=15673226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15850690A Pending JPH0450446A (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 内燃エンジンのアイドル回転数制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0450446A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5495835A (en) * | 1992-04-24 | 1996-03-05 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Idling speed control method and apparatus for an internal combustion engine |
US6109238A (en) * | 1998-06-03 | 2000-08-29 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Idling-engine-speed control method and controller therefor |
JP2011012686A (ja) * | 2009-07-04 | 2011-01-20 | Andreas Stihl Ag & Co Kg | 内燃エンジンの作動方法 |
-
1990
- 1990-06-15 JP JP15850690A patent/JPH0450446A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5495835A (en) * | 1992-04-24 | 1996-03-05 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Idling speed control method and apparatus for an internal combustion engine |
US6109238A (en) * | 1998-06-03 | 2000-08-29 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Idling-engine-speed control method and controller therefor |
JP2011012686A (ja) * | 2009-07-04 | 2011-01-20 | Andreas Stihl Ag & Co Kg | 内燃エンジンの作動方法 |
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