[go: up one dir, main page]

JPH0449882Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0449882Y2
JPH0449882Y2 JP1986049879U JP4987986U JPH0449882Y2 JP H0449882 Y2 JPH0449882 Y2 JP H0449882Y2 JP 1986049879 U JP1986049879 U JP 1986049879U JP 4987986 U JP4987986 U JP 4987986U JP H0449882 Y2 JPH0449882 Y2 JP H0449882Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
coral
plant
mass
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986049879U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62160836U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986049879U priority Critical patent/JPH0449882Y2/ja
Publication of JPS62160836U publication Critical patent/JPS62160836U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0449882Y2 publication Critical patent/JPH0449882Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はサンゴ(珊瑚)の塊を利用した植物の
栽培容器に関する。
(従来の技術) 植物の栽培には一般的に焼き物、プラスチツク
製、ガラス製の栽培容器が用いられている。
焼き物の栽培容器は、植木鉢として古くから広
く用いられ、植物の種類に適した材質や形状のも
のが製作されている。
プラスチツク製の栽培容器は型によつて大量に
成形することが出来るため、プラスチツク鉢ある
いはプランターとして広く用いられ、また、ガラ
ス製の栽培容器はガラスの持つ質感や透明感が好
まれ、見た目にも美しく、観葉植物等に用いて室
内インテリアとしても用いられている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述したように、植物の栽培には、従来より各
種の栽培容器が存在するが、次のような欠点があ
る。
すなわち、いわゆる植木鉢は焼き物であるため
軽い衝撃で破損しやすいという欠点を有している
上、重量があり、価格も高価であるため手軽さに
欠けていた。更に、栽培する植物も限られてい
て、例えば、南方産の多種多様な品種などに対し
ては配慮がなされたものが少なかつた。
プラスチツク鉢の多くは規格化され、しかも強
度を確保する必要から形状が限定されるため、植
物をより美しく引き立てることもできずに、興趣
に欠けていた。
ガラス製の栽培容器は、非常に割れやすいため
取扱には特に注意を要し、またガラスには断熱性
がないのに加え、透光性が大きいためガラスの内
側に緑色の藻類が付着して美観を損なうようなこ
とや、根の成長を妨げるようなこともあつた。さ
らに、いずれの容器も人口の者であり、容器自体
から植物成育に必要な炭酸カルシウム、マグネシ
ウム等の無機塩類を溶出することはできなかつ
た。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記の問題を解決するためになされた
ものであつて、吸水率の高いサンゴ塊の表面に、
内部に保水された水分の蒸発を防ぐために防水性
を有する透明の被膜を密着形成すると共に、上部
には植物を固定するための穴を穿設し、前記穴
に、植物を自立させ、かつサンゴ塊内部に保水さ
れた水分を植物に供給するための保水材を充填
し、該保水材を通じて、サンゴ塊より溶出したア
ルカリ成分を植物に供給せしめること構成を特徴
とする。
(実施例) 図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は斜視図、第2図は断面図である。
本実施例の栽培容器1は、サンゴ塊2の大き
さ、植込む植物等の種類に応じてサンゴ塊2の表
面の任意の場所に適宜、穴4,4‥を穿設する。
栽培容器1の表面には防水性を有するプラスチ
ツクの被膜3を吹き付けあるいは、塗布によつて
形成する。この場合上記穴4,4‥を閉塞しない
ように栽培容器1の表面の前部又は一部に被膜3
を構成する。
このように構成した本実施例の栽培容器1を使
用するときは、まず容器1の上面の穴4,4‥よ
り水を流し込み容器1内に充満させる。水に適当
な保水材3、たとえば水ゴケや綿、あるいは水ゴ
ケの半腐植物であるピートモス等の用土5を穴4
に充填し、これと同時に花あるいはガジユマルや
ヤシ等の植物Fを穴4に自立させる。こうして植
えた容器1は水につけ充分吸水させる。サンゴ塊
3は吸水率が非常に高く、植物は根付いたらサン
ゴの容器から水分を十分に吸収できる。又、多肉
植物等はサンゴ塊を2個に分割してできた栽培容
器の表面に小さい苗を置いておくとそのまま自立
するので固定する必要がない場合もある。こうし
て植物Fは容器1の上に自立し、かつ常に容器1
内から水分を自動的に供給されることになるか
ら、植物Fの管理育成が容易である。
さらに、サンゴ塊2はPH8程度のアルカリ性物
質であるため、強酸性の用土5は自動的に中和さ
れてアルカリ化する。さらに用土5を通じて水分
と共に植物の成育に必要な炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウム等の無機塩類が溶出し植物Fの根に
供給される。
本実施例のサンゴ塊は吸水率(保水率)がよく
毛管現象によつてサンゴ塊全体に十分な保水性を
有するため、サンゴ塊内部に十分な水分が保た
れ、かつ表面を被つた防水性の被膜3によつて無
駄な水分の蒸発が防止されると共に、栽培容器1
に植込まれた植物Fに長期間にわたつて、植物の
成育に最も適したPH7程度の水分を供給すること
ができる。そのため水を補給する手間が省け、屋
内、屋外を問わずインテリアとしても広く用いる
ことができる。
更にサンゴ塊は、重量感がある上に丈夫であ
り、プラスチツクの被膜3を介してサンゴの表面
が見え、興趣に富む。また屋外に放置しても経年
変化により、劣化して脆くなるようなこともな
い。サンゴ表面の被膜3はプラスチツクであるた
めにカビや藻類等が付着しても、容易に拭き取つ
たり掃除することが出来るので、サンゴの色が長
期間に亘つて維持でき美麗である。
また、サンゴ塊は全体に無数かつ微細な透孔を
有しているため、簡単な工具によつて加工するこ
とができ、容器1の形状を自分の好みに応じて容
易に製作することが出来る。
更には、第1図及び第2図に示すように容器1
の上面にペン立て10を立設し、例えば机上に載
置すれば実用的にも優れたものとなる。
第3図及び第4図に、他の実施例として示した
容器1は、観葉植物等の比較的大きな植物を栽培
するためのものである。この実施例によれば、比
較的大型のサンゴを材料として容器1を製作し、
穴4を大きく形成する。さらに、底面中央部に
は、植込む植物の種類に応じて、容器1内の通気
を計り、余分な水を排水するための排水孔9aを
設けても良い。
更には、栽培容器1に植物を植込んだ際に、栽
培容器1が安定するように栽培容器1の底面にあ
たる部分を平坦に加工したり脚7を設けることも
できる。
上記の実施例ではサンゴ塊を塊のまま利用した
が他の実施例としてはサンゴ塊を真ん中に2つに
分割して、このほぼ平らな分割面を上面、あるい
は底面として利用しても趣のある容器を形成でき
る。
(考案の効果) 本考案はサンゴを用いて栽培容器を作成したか
ら、製造が安価かつ容易である、自分の好みに応
じて加工も容易にできるため興趣に富む。加えて
サンゴ塊から水溶性の炭酸カルシウム、マグネシ
ウム等のアルカリ成分が保水材を通じて植物の根
に供給され、良好な成育状態を得られる。更に、
耐久性に優れ軽量で美麗、清潔である。また植物
の育成管理も手間がかからず、植物の成長が永き
に亘り楽しめるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は斜視
図、第2図は断面側面図、及び第3図と第4図は
他の実施例を示す斜視図及び断面側面図である。 1……栽培容器、2……サンゴ塊、3……被
膜、4……固定用穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸水率の高いサンゴ塊の表面に、内部に保水さ
    れた水分の蒸発を防ぐために防水性を有する透明
    の被膜を密着形成すると共に、上部には植物を固
    定するための穴を穿設し、前記穴に、植物を自立
    させ、かつサンゴ塊内部に保水された水分を植物
    に供給するための保水材を充填し、該保水材を通
    じて、サンゴ塊より溶出したアルカリ成分を植物
    に供給せしめる栽培容器。
JP1986049879U 1986-04-03 1986-04-03 Expired JPH0449882Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986049879U JPH0449882Y2 (ja) 1986-04-03 1986-04-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986049879U JPH0449882Y2 (ja) 1986-04-03 1986-04-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62160836U JPS62160836U (ja) 1987-10-13
JPH0449882Y2 true JPH0449882Y2 (ja) 1992-11-25

Family

ID=30872739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986049879U Expired JPH0449882Y2 (ja) 1986-04-03 1986-04-03

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0449882Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4941129A (ja) * 1972-09-09 1974-04-17
JPS545264U (ja) * 1977-06-14 1979-01-13

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4828949U (ja) * 1971-08-16 1973-04-09

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4941129A (ja) * 1972-09-09 1974-04-17
JPS545264U (ja) * 1977-06-14 1979-01-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62160836U (ja) 1987-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN2211693Y (zh) 一种由三个有透气性能的盆型容器套装成的蓄水、保湿花盆
CN210537636U (zh) 桌面型双层植物生境的玻璃花盆
JPH0449882Y2 (ja)
TWI292303B (ja)
KR200484187Y1 (ko) 식물생육용기
KR100998747B1 (ko) 식물 재배용 인형용기의 제작방법
KR200339556Y1 (ko) 난초 재배용 기능성 도자기 화분
JP3194240U (ja) プリザーブド植物を利用した盆栽、及び同盆栽用の鉢
KR200303993Y1 (ko) 수경화분
CN2308245Y (zh) 多功能植花容器
KR200182766Y1 (ko) 관상용 식물배양 용기(容器)
KR100293160B1 (ko) 참숯(목탄)을 이용한 관엽수 재배용 목탄화분 및 그 제조방법
JPH0132857Y2 (ja)
JP3067235U (ja) プランタ―
JP2575759Y2 (ja) コケ類を使用した造形物
CN2263866Y (zh) 花盆
JPH058828Y2 (ja)
CN2798559Y (zh) 多功能花器
JPH0448680Y2 (ja)
KR19980017484U (ko) 관상식물의 수경재배용 화분
KR200293601Y1 (ko) 수지를 이용한 플로랄폼
CN2146114Y (zh) 无底花盆
JP3027493U (ja) 側壁からも植え込み可能な植木鉢
KR20050048836A (ko) 표면에 식재가 가능한 자연물 모형의 구조
JP3051923U (ja) 植木鉢