JPH0448901Y2 - - Google Patents
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- JPH0448901Y2 JPH0448901Y2 JP16756686U JP16756686U JPH0448901Y2 JP H0448901 Y2 JPH0448901 Y2 JP H0448901Y2 JP 16756686 U JP16756686 U JP 16756686U JP 16756686 U JP16756686 U JP 16756686U JP H0448901 Y2 JPH0448901 Y2 JP H0448901Y2
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 8
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
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- Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、多軸ナツトランナ等に適した回転軸
数の変換装置に関する。
数の変換装置に関する。
多軸ナツトランナを用いたボルト・ナツト等の
締付作業において、ボルト・ナツト等の締付本数
の異なる加工品が生産ライン中に混流する場合、
又は同一加工品で締付本数の異なる締付箇所が2
箇所あるような場合、一般には夫々の加工品に合
せ、又は締付箇所に合せてナツトランナを設け、
加工品をそのナツトランナまで運んで締付作業を
行つていたが、これではコストを高めるのみでな
く生産効率を低下させるおそれがある。
締付作業において、ボルト・ナツト等の締付本数
の異なる加工品が生産ライン中に混流する場合、
又は同一加工品で締付本数の異なる締付箇所が2
箇所あるような場合、一般には夫々の加工品に合
せ、又は締付箇所に合せてナツトランナを設け、
加工品をそのナツトランナまで運んで締付作業を
行つていたが、これではコストを高めるのみでな
く生産効率を低下させるおそれがある。
そこで、例えば実開昭59−136235号公報に示さ
れたナツトランナのように、6つのナツトランナ
部材が1点を中心に正六角形の各頂点を形成する
ように基台に並べて配置され、この6つのナツト
ランナ部材のうち、一対の点対称な位置にあるナ
ツトランナ部材を除く4つのナツトランナ部材を
正六角形の各頂点に対応する位置と、該正六角形
と同心状で且つピツチの異なる正方形の各頂点を
形成する位置との間でシフトせしめるものであつ
て、上記4つのナツトランナ部材を夫々正六角形
の頂点に対応する位置と正方形の頂点に対応する
位置との間で基台に対して移動可能に支持する4
つの支持部材と、この4つの支持部材に設けられ
た係合部(ローラ)を移動ガイドする案内部を有
し、ナツトランナ軸と直角な方向に往復回動可能
なリング状のガイド部材と、このガイド部材を所
定角度範囲で往復回動させる回動手段とを備え、
ガイド部材の回動により支持部材の係合部を案内
部で移動ガイドして支持部材を回動し、4つのナ
ツトランナ部材をシフトさせるよう構成したもの
がある。
れたナツトランナのように、6つのナツトランナ
部材が1点を中心に正六角形の各頂点を形成する
ように基台に並べて配置され、この6つのナツト
ランナ部材のうち、一対の点対称な位置にあるナ
ツトランナ部材を除く4つのナツトランナ部材を
正六角形の各頂点に対応する位置と、該正六角形
と同心状で且つピツチの異なる正方形の各頂点を
形成する位置との間でシフトせしめるものであつ
て、上記4つのナツトランナ部材を夫々正六角形
の頂点に対応する位置と正方形の頂点に対応する
位置との間で基台に対して移動可能に支持する4
つの支持部材と、この4つの支持部材に設けられ
た係合部(ローラ)を移動ガイドする案内部を有
し、ナツトランナ軸と直角な方向に往復回動可能
なリング状のガイド部材と、このガイド部材を所
定角度範囲で往復回動させる回動手段とを備え、
ガイド部材の回動により支持部材の係合部を案内
部で移動ガイドして支持部材を回動し、4つのナ
ツトランナ部材をシフトさせるよう構成したもの
がある。
しかし、前記実開昭59−136235号公報に示され
たナツトランナでは、リング状のガイド部材の外
周付近に形成した案内部に、一端にナツトランナ
部材を支持した支持部材の他端に設けた係合部
(ローラ)を係合したので、ナツトランナ部材は
個々の支持部材に片持ち式に支持されることにな
り、軸数変換後のナツトランナ部材による締付時
に発生する反力に対して強度的に弱く、装置とし
ての信頼性に欠けるという問題点がある。
たナツトランナでは、リング状のガイド部材の外
周付近に形成した案内部に、一端にナツトランナ
部材を支持した支持部材の他端に設けた係合部
(ローラ)を係合したので、ナツトランナ部材は
個々の支持部材に片持ち式に支持されることにな
り、軸数変換後のナツトランナ部材による締付時
に発生する反力に対して強度的に弱く、装置とし
ての信頼性に欠けるという問題点がある。
本考案は、前記問題点を解決し、前記ナツトラ
ンナ部材を含む回転軸に発生する反力に対し強度
的に大とし、且つ回転軸の位置を正確に保つこと
により位置の信頼性を確保することができるもの
を提供することを目的としたものである。
ンナ部材を含む回転軸に発生する反力に対し強度
的に大とし、且つ回転軸の位置を正確に保つこと
により位置の信頼性を確保することができるもの
を提供することを目的としたものである。
前記目的を達成するための本考案を、実施例に
対応する第1図乃至第6図により説明すると、本
考案の回転軸数変換装置10は各々回転軸1,
2,3……が支承され、基本回転軸数Nに対応す
る基本コマ11,12,13……及びこれに加算
する軸数nに対応する加算コマ16,17……が
所定位置で互いに側面を密接してリンク21,2
2,23……により連結され、上記基本コマ1
1,12……には先端付近に中心角360°/Nの第
1側面31と、該第1側面31に連続して中心角
360°/(N+n)の第2側面32を形成し、また
前記加算コマ16,17……には前記第2側面3
2に対応する位置に中心角360°/(N+n)の側
面33を形成し、加算コマ16,17……の進退
により回転軸数をNとN+nに変換しうるよう構
成したものである。
対応する第1図乃至第6図により説明すると、本
考案の回転軸数変換装置10は各々回転軸1,
2,3……が支承され、基本回転軸数Nに対応す
る基本コマ11,12,13……及びこれに加算
する軸数nに対応する加算コマ16,17……が
所定位置で互いに側面を密接してリンク21,2
2,23……により連結され、上記基本コマ1
1,12……には先端付近に中心角360°/Nの第
1側面31と、該第1側面31に連続して中心角
360°/(N+n)の第2側面32を形成し、また
前記加算コマ16,17……には前記第2側面3
2に対応する位置に中心角360°/(N+n)の側
面33を形成し、加算コマ16,17……の進退
により回転軸数をNとN+nに変換しうるよう構
成したものである。
第1図の状態は、回転軸1〜4の軸心が正方形
の頂点イ,ロ,ハ,ニにあるように、すなわち4
軸構成をなした状態を示している。このとき加算
コマ16は、後記ロツド41,コネクタ42を介
して連結したエアシリンダ43によつて第1図で
最左端に引かれており、そのストツパ61によつ
て後記補助ベース51及びこれと一対のスライド
ベース52をストツパ63に当接するようにして
いる。したがつて、リンク21〜25が閉じ、基
本コマ11乃至14の第1側面31は互いに密着
して回転軸1〜4の軸心を前記イ,ロ,ハ,ニの
位置に保つている。
の頂点イ,ロ,ハ,ニにあるように、すなわち4
軸構成をなした状態を示している。このとき加算
コマ16は、後記ロツド41,コネクタ42を介
して連結したエアシリンダ43によつて第1図で
最左端に引かれており、そのストツパ61によつ
て後記補助ベース51及びこれと一対のスライド
ベース52をストツパ63に当接するようにして
いる。したがつて、リンク21〜25が閉じ、基
本コマ11乃至14の第1側面31は互いに密着
して回転軸1〜4の軸心を前記イ,ロ,ハ,ニの
位置に保つている。
こゝで、エアシリンダ43によつてロツド4
1、コネクタ42を介して加算コマ16を右に移
動させると、加算コマ16→バネ46→バネ受け
52c→補助ベース51、スライドベース52を
順次介して、リンク21〜25が第2図のように
開きながらスライドベース52がストツパ64に
当接するまで動作し、更にエアシリンダが右に前
進して、加算コマ16がバネ46を圧縮しながら
基本コマ11と14の間にクサビのように進入
し、加算コマ16のストツパ62がスライドベー
ス52のストツパ67に当接するまでの間に、加
算コマ16の側面33が基本コマ11,14の各
第2側面32の一方と接し、また基本コマ11〜
14の各第2側面32が互いに密着する。
1、コネクタ42を介して加算コマ16を右に移
動させると、加算コマ16→バネ46→バネ受け
52c→補助ベース51、スライドベース52を
順次介して、リンク21〜25が第2図のように
開きながらスライドベース52がストツパ64に
当接するまで動作し、更にエアシリンダが右に前
進して、加算コマ16がバネ46を圧縮しながら
基本コマ11と14の間にクサビのように進入
し、加算コマ16のストツパ62がスライドベー
ス52のストツパ67に当接するまでの間に、加
算コマ16の側面33が基本コマ11,14の各
第2側面32の一方と接し、また基本コマ11〜
14の各第2側面32が互いに密着する。
これにより、第2図のように、回転軸1〜5の
軸心を正五角形の頂点イ′,ロ′,ハ′,ニ′,ホ′
にあるよう保ち、5軸構成とする。
軸心を正五角形の頂点イ′,ロ′,ハ′,ニ′,ホ′
にあるよう保ち、5軸構成とする。
こゝで、エアシリンダ43によつて再び加算コ
マ16を左に引けば前記の如く、加算コマ16の
ストツパ61によつてスライドベース52がスト
ツパ63に当接するまで引かれ、補助ベース5
1、スライドベース52を介してリンク21〜2
5が閉じ、基本コマ11〜14の第1側面31が
互いに密着するようになり、回転軸1〜4の軸心
が第1図イ,ロ,ハ,ニの位置に保たれ、4軸構
成となる。
マ16を左に引けば前記の如く、加算コマ16の
ストツパ61によつてスライドベース52がスト
ツパ63に当接するまで引かれ、補助ベース5
1、スライドベース52を介してリンク21〜2
5が閉じ、基本コマ11〜14の第1側面31が
互いに密着するようになり、回転軸1〜4の軸心
が第1図イ,ロ,ハ,ニの位置に保たれ、4軸構
成となる。
第1図乃至第5図に示すものは、回転軸が4軸
と5軸の各構成をとりうる実施例を示したもの
で、1,2,3……は回転軸でナツトランナ、ド
リルなどを含むが、上部を第3図に示すように、
基本コマ11,12,13……及び加算コマ16
……の補助ベース51にあけた支持孔11a,1
2a,51a……並びに後記リンク21〜25、
スライドベース52に貫通支持した支持円筒71
(第3図に一部示す)により支えられ、上端に基
本コマ11〜14及び加算コマ16に取り付けた
駆動機構81〜85を連結している。
と5軸の各構成をとりうる実施例を示したもの
で、1,2,3……は回転軸でナツトランナ、ド
リルなどを含むが、上部を第3図に示すように、
基本コマ11,12,13……及び加算コマ16
……の補助ベース51にあけた支持孔11a,1
2a,51a……並びに後記リンク21〜25、
スライドベース52に貫通支持した支持円筒71
(第3図に一部示す)により支えられ、上端に基
本コマ11〜14及び加算コマ16に取り付けた
駆動機構81〜85を連結している。
11,12……は基本コマで、その先端付近の
側面は中心角を回転軸1,2……の基本軸数、即
ち基本コマに支持される回転軸の数Nで360°を除
した角度に形成して第1側面31とするとゝも
に、該第1側面31に連続して、加算コマ16,
……が支える回転軸数をnとしたN+nで360°を
除した角度に形成して第2側面32としたもので
ある。
側面は中心角を回転軸1,2……の基本軸数、即
ち基本コマに支持される回転軸の数Nで360°を除
した角度に形成して第1側面31とするとゝも
に、該第1側面31に連続して、加算コマ16,
……が支える回転軸数をnとしたN+nで360°を
除した角度に形成して第2側面32としたもので
ある。
16,……は加算コマで、先端側面には前記基
本コマ11,……の第2側面32に対応する位置
に該第2側面32と同角度となる側面33を形成
すべく、半円状の調整片161,……を軸16
2,……で支持するとゝもに、中央に摺動孔16
aを形成してその両端にストツパ61,62を設
け、更に先端付近に回転軸5の逃げ孔16bをあ
けている。また加算コマ16,……の後端にはば
ね受片44を取り付け、ロツド41、コネクタ4
2を介してエアシリンダ43に連結している。
本コマ11,……の第2側面32に対応する位置
に該第2側面32と同角度となる側面33を形成
すべく、半円状の調整片161,……を軸16
2,……で支持するとゝもに、中央に摺動孔16
aを形成してその両端にストツパ61,62を設
け、更に先端付近に回転軸5の逃げ孔16bをあ
けている。また加算コマ16,……の後端にはば
ね受片44を取り付け、ロツド41、コネクタ4
2を介してエアシリンダ43に連結している。
加算コマ16は、その摺動孔16aが基板91
上を摺動するスライドベース52の上面突部52
aに嵌装され、スライドベース52上を摺動する
よう構成されている。尚、上記突部52aの長さ
は前記摺動孔16aより短く、その寸法関係は後
記する回転軸数の変換作業が円滑且つ正確に行わ
れるように定められている。また上記突部52a
の高さは前記摺動孔16aの深さの約1/2として
いる。
上を摺動するスライドベース52の上面突部52
aに嵌装され、スライドベース52上を摺動する
よう構成されている。尚、上記突部52aの長さ
は前記摺動孔16aより短く、その寸法関係は後
記する回転軸数の変換作業が円滑且つ正確に行わ
れるように定められている。また上記突部52a
の高さは前記摺動孔16aの深さの約1/2として
いる。
前記スライドベース52は、第3図、第4図に
示すように、下面にも突部52bが形成され、該
突部52bは基板91にあけた摺動孔91aにボ
ルトで下部プレート53を介して取り付けられ、
摺動自在に嵌入されている。前記突部52bと摺
動孔91aの寸法関係も前記同様、後記の回転軸
数の変換作業が円滑、正確に行われるように定め
られている。尚、図中、63,64は上記摺動孔
91aの両端に設けられたストツパである。
示すように、下面にも突部52bが形成され、該
突部52bは基板91にあけた摺動孔91aにボ
ルトで下部プレート53を介して取り付けられ、
摺動自在に嵌入されている。前記突部52bと摺
動孔91aの寸法関係も前記同様、後記の回転軸
数の変換作業が円滑、正確に行われるように定め
られている。尚、図中、63,64は上記摺動孔
91aの両端に設けられたストツパである。
51は加算コマ16,……の補助ベースで、下
面に前記加算コマ16の摺動孔16aの上半分に
嵌入する突部51bが形成され、ボルト45によ
つて前記スライドベース52に取り付けられてい
る。尚、上記突部51bは前記スライドベース5
2の上面突部52aと長さを等しくする。
面に前記加算コマ16の摺動孔16aの上半分に
嵌入する突部51bが形成され、ボルト45によ
つて前記スライドベース52に取り付けられてい
る。尚、上記突部51bは前記スライドベース5
2の上面突部52aと長さを等しくする。
46はばねで、前記加算コマ16に固定された
ばね受片44にあけた孔44aと、前記スライド
ベース52の両側に上記孔44aに対応して設け
たばね受け52cの孔52dに両端を挿入して設
置され、前記補助ベース51及びスライドベース
52を第1図、第2図で常に右方向に付勢してい
る。
ばね受片44にあけた孔44aと、前記スライド
ベース52の両側に上記孔44aに対応して設け
たばね受け52cの孔52dに両端を挿入して設
置され、前記補助ベース51及びスライドベース
52を第1図、第2図で常に右方向に付勢してい
る。
21乃至25はリンクで、リンク21〜24は
メガネ状をなし、各々回転軸5と1、同1と2、
同3と4及同4と5を連結し、又これを支えてい
る。またリンク23はベース状をなし、下面に形
成した突出部23aが基板91の前記摺動孔91
aと同一線上にあけた摺動孔91bに嵌入され、
且つ前記リンク22,24の一端とゝもに回転軸
2,3を支持している。なお、図中、65,66
は上記摺動孔91bの両端に形成したストツパで
あり、91c〜91fは回転軸1〜4が通過する
よう、且つ4軸と5軸の相互変換に支障ないよう
に方向付けてあけた逃げ孔である。
メガネ状をなし、各々回転軸5と1、同1と2、
同3と4及同4と5を連結し、又これを支えてい
る。またリンク23はベース状をなし、下面に形
成した突出部23aが基板91の前記摺動孔91
aと同一線上にあけた摺動孔91bに嵌入され、
且つ前記リンク22,24の一端とゝもに回転軸
2,3を支持している。なお、図中、65,66
は上記摺動孔91bの両端に形成したストツパで
あり、91c〜91fは回転軸1〜4が通過する
よう、且つ4軸と5軸の相互変換に支障ないよう
に方向付けてあけた逃げ孔である。
上記構成の本案回転軸数変換装置10は、第5
図に示す例えば締付本体Kの頂部に装着される。
なお、第5図において、Wは被加工品、Jは加工
用治具で、インデツクスI上に載せられてシリン
ダCによつて上下するテーブルT上に取り付けら
れている。また92はワーク抑えである。
図に示す例えば締付本体Kの頂部に装着される。
なお、第5図において、Wは被加工品、Jは加工
用治具で、インデツクスI上に載せられてシリン
ダCによつて上下するテーブルT上に取り付けら
れている。また92はワーク抑えである。
第1図の4軸構成の状態から、エアシリンダ4
3を作動してコネクタ42を介して加算コマ16
を右に移動させると、バネ46を介してスライド
ベース52が右に押されて突部52bがストツパ
64に当接するまで移動し、このとき補助ベース
51、スライドベース52を介してリンク21〜
25が第2図のように開く動作を行い、さらに加
算コマ16が基本コマ11と14の間にクサビの
ように進入するとゝもに、前記回転軸1及び4は
前記逃げ孔91c,91f内でイからイ′及びニ
からニ′に移動し、また回転軸2及び3は前記リ
ンク23をその突部23aがストツパ66に当接
するまで移動させつゝ、逃げ孔91d,91e内
でロからロ′及びハからハ′に移動し、更に回転軸
5は基板91の摺動孔91a内でホからホ′に移
動する。
3を作動してコネクタ42を介して加算コマ16
を右に移動させると、バネ46を介してスライド
ベース52が右に押されて突部52bがストツパ
64に当接するまで移動し、このとき補助ベース
51、スライドベース52を介してリンク21〜
25が第2図のように開く動作を行い、さらに加
算コマ16が基本コマ11と14の間にクサビの
ように進入するとゝもに、前記回転軸1及び4は
前記逃げ孔91c,91f内でイからイ′及びニ
からニ′に移動し、また回転軸2及び3は前記リ
ンク23をその突部23aがストツパ66に当接
するまで移動させつゝ、逃げ孔91d,91e内
でロからロ′及びハからハ′に移動し、更に回転軸
5は基板91の摺動孔91a内でホからホ′に移
動する。
スライドベース52の突部52bがストツパ6
4に当接してから、加算コマ16の側面33を形
成する調整片161が基本コマ11,14の各第
2側面32の一方と接しだす。また基本コマ11
〜14の各第2側面32が互いに密着し、これに
よつて第2図のように、回転軸1〜5の軸心を正
五角形の頂点イ′,ロ′,ハ′,ニ′,ホ′に保ち、
5軸構成となる。
4に当接してから、加算コマ16の側面33を形
成する調整片161が基本コマ11,14の各第
2側面32の一方と接しだす。また基本コマ11
〜14の各第2側面32が互いに密着し、これに
よつて第2図のように、回転軸1〜5の軸心を正
五角形の頂点イ′,ロ′,ハ′,ニ′,ホ′に保ち、
5軸構成となる。
こゝでエアシリンダ43によつて加算コマ16
を第2図で左に引けば、加算コマ16のストツパ
61によつてスライドベース52が左に引かれ、
その突部52bがストツパ63に当接するまで移
動し、このとき補助ベース51、スライドベース
52を介してリンク21〜25が閉じ、基本コマ
11〜14の第2側面32が離れて第1側面31
が互いに密着するようになるとゝもに、前記回転
軸1,4は前記逃げ孔91c,91f内でイ′か
らイ及びニ′からニ、また回転軸2,3はリンク
23をその突部がストツパ65に当接するまで戻
しつゝ逃げ孔91d,91e内でロ′からロに及
びハ′からハに、さらに回転軸5は前記加算コマ
16の摺動孔16a及び基板91の摺動孔91a
内でホ′からホに夫々移動する。
を第2図で左に引けば、加算コマ16のストツパ
61によつてスライドベース52が左に引かれ、
その突部52bがストツパ63に当接するまで移
動し、このとき補助ベース51、スライドベース
52を介してリンク21〜25が閉じ、基本コマ
11〜14の第2側面32が離れて第1側面31
が互いに密着するようになるとゝもに、前記回転
軸1,4は前記逃げ孔91c,91f内でイ′か
らイ及びニ′からニ、また回転軸2,3はリンク
23をその突部がストツパ65に当接するまで戻
しつゝ逃げ孔91d,91e内でロ′からロに及
びハ′からハに、さらに回転軸5は前記加算コマ
16の摺動孔16a及び基板91の摺動孔91a
内でホ′からホに夫々移動する。
スライドベース52の突部52bがストツパ6
3に当接した位置で基本コマ11〜14の各第1
側面31が互いに密着し、これによつて第1図の
ように、回転軸1〜4の軸心を正四方形の点イ,
ロ,ハ,ニに保ち、4軸構成となる。
3に当接した位置で基本コマ11〜14の各第1
側面31が互いに密着し、これによつて第1図の
ように、回転軸1〜4の軸心を正四方形の点イ,
ロ,ハ,ニに保ち、4軸構成となる。
第6図に示したものは本考案回転軸数変換装置
の応用例であつて、数字は特に説明しないものは
第1図〜第5図と共通とし、同図aは3軸と4
軸、同図bは5軸と6軸、同図cは4軸と6軸、
同図dは5軸と7軸の各変換可能な構成を示す。
尚、図中51′は2軸を有する加算コマである。
の応用例であつて、数字は特に説明しないものは
第1図〜第5図と共通とし、同図aは3軸と4
軸、同図bは5軸と6軸、同図cは4軸と6軸、
同図dは5軸と7軸の各変換可能な構成を示す。
尚、図中51′は2軸を有する加算コマである。
本考案に係る回転軸数変換装置は、上記のよう
に、各々回転軸が支承され、基本回転軸数Nに対
応する基本コマ及びこれに加算する軸数nに対応
する加算コマが所定位置で互いに側面を密接して
リンクにより連結され、上記基本コマには先端付
近に中心角360°/Nの第1側面と、該第1側面に
連続して中心角360°/(N+n)の第2側面を形
成し、また前記加算コマには前記第2側面に対応
する位置に中心角360°/(N+n)の側面を形成
し、加算コマの進退により回転軸数をNとN+n
に変換しうるよう構成してなるものであるから、
例えばナツト等の締付本数の異なる加工品が生産
ライン中に混流する場合は、又は同一加工品で締
付本数の異なる締付箇所が2箇所あるような場合
も、それぞれの加工品に合せ、又は締付箇所に合
せナツトランナを設置する必要もない。従つて、
コストを低下させ得るばかりでなく生産効率を向
上させることができる。
に、各々回転軸が支承され、基本回転軸数Nに対
応する基本コマ及びこれに加算する軸数nに対応
する加算コマが所定位置で互いに側面を密接して
リンクにより連結され、上記基本コマには先端付
近に中心角360°/Nの第1側面と、該第1側面に
連続して中心角360°/(N+n)の第2側面を形
成し、また前記加算コマには前記第2側面に対応
する位置に中心角360°/(N+n)の側面を形成
し、加算コマの進退により回転軸数をNとN+n
に変換しうるよう構成してなるものであるから、
例えばナツト等の締付本数の異なる加工品が生産
ライン中に混流する場合は、又は同一加工品で締
付本数の異なる締付箇所が2箇所あるような場合
も、それぞれの加工品に合せ、又は締付箇所に合
せナツトランナを設置する必要もない。従つて、
コストを低下させ得るばかりでなく生産効率を向
上させることができる。
また本案は、上記構成により、回転軸の所望軸
数(基本軸数N或は基本軸数N+加算軸数n)に
おいて基本コマが第1側面を互いに密着させ、或
は基本コマ及び加算コマが互いに第2側面を密着
させてN軸構成又は(N+n)軸構成となし得る
から、例えばナツトランナ部材による締付時に発
生する反力に対しても強度的に強固となり、装置
としての信頼性を著しく高めることができる等の
諸効果がある。
数(基本軸数N或は基本軸数N+加算軸数n)に
おいて基本コマが第1側面を互いに密着させ、或
は基本コマ及び加算コマが互いに第2側面を密着
させてN軸構成又は(N+n)軸構成となし得る
から、例えばナツトランナ部材による締付時に発
生する反力に対しても強度的に強固となり、装置
としての信頼性を著しく高めることができる等の
諸効果がある。
第1図、第2図は本考案回転軸数変換装置の要
部平面図で、回転軸数の少ない場合を示し、第2
図は回転軸数の多い場合を示すものである。第3
図は第1図のA−A線縦断面図、第4図は主要構
成部材の分解斜視図、第5図は本考案装置を示
し、同図aは正面図、同図bは側面図、同図cは
平面図である。また、第6図は本考案装置の応用
例を示す略示図である。 1,2,3……回転軸、10……本考案回転軸
数変換装置、11,12,13……基本コマ、1
6……加算コマ、161……調整片、21,2
2,23,24,25……リンク、31……第1
側面、32……第2側面、33……側面、41…
…ロツド、42……コネクタ、43……エアシリ
ンダ、44……ばね受片、51……補助ベース、
52……スライドベース、61,62,63,6
4,65,66……ストツパ、71……支持円
筒、81,82,83,84,85……駆動機
構、91……基板。
部平面図で、回転軸数の少ない場合を示し、第2
図は回転軸数の多い場合を示すものである。第3
図は第1図のA−A線縦断面図、第4図は主要構
成部材の分解斜視図、第5図は本考案装置を示
し、同図aは正面図、同図bは側面図、同図cは
平面図である。また、第6図は本考案装置の応用
例を示す略示図である。 1,2,3……回転軸、10……本考案回転軸
数変換装置、11,12,13……基本コマ、1
6……加算コマ、161……調整片、21,2
2,23,24,25……リンク、31……第1
側面、32……第2側面、33……側面、41…
…ロツド、42……コネクタ、43……エアシリ
ンダ、44……ばね受片、51……補助ベース、
52……スライドベース、61,62,63,6
4,65,66……ストツパ、71……支持円
筒、81,82,83,84,85……駆動機
構、91……基板。
Claims (1)
- 各々回転軸が支承され、基本回転軸数Nに対応
する基本コマ及びこれに加算する軸数nに対応す
る加算コマが所定位置で互いに側面を密接してリ
ンクにより連結され、上記基本コマには先端付近
に中心角360°/Nの第1側面と、該第1側面に連
続して中心角360°/(N+n)の第2側面を形成
し、また前記加算コマには前記第2側面に対応す
る位置に中心角360°/(N+n)の側面を形成
し、加算コマの進退により回転軸数をNとN+n
に変換しうるよう構成したことを特徴とする回転
軸数変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16756686U JPH0448901Y2 (ja) | 1986-10-31 | 1986-10-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16756686U JPH0448901Y2 (ja) | 1986-10-31 | 1986-10-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6374225U JPS6374225U (ja) | 1988-05-18 |
JPH0448901Y2 true JPH0448901Y2 (ja) | 1992-11-18 |
Family
ID=31099615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16756686U Expired JPH0448901Y2 (ja) | 1986-10-31 | 1986-10-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0448901Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5649685B2 (ja) * | 2013-04-12 | 2015-01-07 | 本田技研工業株式会社 | 多軸締付装置及び多軸締付方法 |
-
1986
- 1986-10-31 JP JP16756686U patent/JPH0448901Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6374225U (ja) | 1988-05-18 |
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