[go: up one dir, main page]

JPH0447170Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0447170Y2
JPH0447170Y2 JP6430087U JP6430087U JPH0447170Y2 JP H0447170 Y2 JPH0447170 Y2 JP H0447170Y2 JP 6430087 U JP6430087 U JP 6430087U JP 6430087 U JP6430087 U JP 6430087U JP H0447170 Y2 JPH0447170 Y2 JP H0447170Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
winding
roll
core
winding section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6430087U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63169559U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6430087U priority Critical patent/JPH0447170Y2/ja
Publication of JPS63169559U publication Critical patent/JPS63169559U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0447170Y2 publication Critical patent/JPH0447170Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばロールペーパーなどのウエブ
ロールを形成する際のウエブロール製造装置に関
し、さらに詳しくはウエブ巻取装置の作動を中断
させることなく順次連続してウエブロールを製造
し得るようにした連続運転式ウエブロール製造装
置に関するものである。
(従来技術) 従来の一般的なウエブロール製造装置は、ウエ
ブ繰出し装置によつて原反ロールから繰り出され
たウエブをウエブ巻取装置によつて巻芯の周りに
所定長さだけ巻付けて所定径のウエブロールを形
成するように構成されているが、この従来のウエ
ブロール製造装置では、ウエブロールが1本形成
される度にウエブ繰出し装置及びウエブ巻取装置
の作動を停止させてその作動停止中にウエブロー
ルの切り離し、ウエブロールの排出及び次の巻芯
の供給等の各操作を行つていたために、各装置
(例えばウエブ繰出し装置、ウエブ巻取装置など)
の作動発停操作を頻繁に行わなければならず、従
つてそれらの各装置の損耗度が高くなるとともに
ウエブロール製造の能率が悪いという問題があつ
た。
ところで、最近では、上記した間欠作動式のウ
エブロール製造装置の問題点を改善するために、
ウエブ繰出し装置及びウエブ巻取装置などの各装
置の作動を中断させることなく連続運転させたま
まで順次ウエブロールを連続して製造できるよう
にした連続運動式ウエブロール製造装置の開発が
試みられている(例えば特開昭57−77147号公
報)。この種の連続運動式ウエブロール製造装置
においては、ウエブ巻取装置における巻芯供給部
と巻芯の周りに所定長さ(製品長さ)のウエブを
巻取つて最終直径のウエブロールを形成するため
のウエブ最終巻取部とを別々の位置とし、該巻芯
供給部に供給された巻芯をその周りにウエブを巻
付けながらウエブ最終巻取部側に移動させるよう
になつており、そのための機構を必要としてい
る。ところで、上記公知例(特開昭57−77147号
公報)の連続運転式ウエブロール製造装置では、
第13図に示すように第1の巻取ロール211と
第2の巻取ロール212間における上部巻取り空
間A1において巻芯供給装置204によつて順次
1本づつ供給される巻芯RにウエブQの先行側端
部を巻付け、該両巻取ロール211,212間に
おける下部巻取り空間A2において巻芯Rの周り
でウエブQを巻太らせるようになつている。上部
巻取り空間A1及び下部巻取り空間A2にはそれぞ
れ押えロール213,214が設けられている。
この押えロール213,214はウエブ巻回体S
が巻太るに従つて巻取り空間A1,A2の外側に移
動せしめる必要がある。又この第13図のウエブ
ロール製造装置では、第2の巻取ロール212が
変位作動機構215によつて軸216を中心とし
て第1の巻取ロール211に対して近接・離間方
向に揺動せしめられるようになつており、上部巻
取り空間A1において巻芯Rの周りにウエブ先行
側端部を巻付けた後、第2の巻取ロール212が
第1の巻取ロール211から離間する方向に移動
せしめられて上部巻取り空間A1で巻太り中のウ
エブ巻回体が両巻取ロール211,212間の最
近接部を通過して下部巻取り空間A2側に移動し、
その後に該第2の巻取ロール212が第1の巻取
ロール211に近接する方向に移動せしめられて
下部巻取り空間A2においてウエブ巻回体Sを最
終直径(製品直径)となるまで巻太らせる。又該
下部巻取り空間A2においてウエブ巻回体が最終
直径となる直前時期に上部巻取り空間A1に新し
い巻芯Rが供給され、続いてウエブ巻回体が最終
直径に達した時点でウエブ切断装置203が作動
して走行中のウエブのミシン目部分でウエブを切
断するとともに原反ロール側のウエブ先行側端部
を上部巻取り空間A1において新しい巻芯Rの周
りに巻付けるようにして順次連続運転されるよう
になつている。又、この公知例の連続運転式ウエ
ブロール製造装置では、下部巻取り空間A2にお
いて成長せしめられるウエブ巻回体Sは最終直径
に達したときに下部巻取り空間A2の下方に設け
られているテーブル216上に放出されるが、該
下部巻取り空間A2で最終直径まで巻太つたウエ
ブ巻回体がテーブル216上に放出されるときに
該ウエブ巻回体Sは高速回転したままテーブル面
に接触して該テーブル面上を激しく転動あるいは
ジヤンピングするおそれがあり、そのため該ウエ
ブ巻回体Sがテーブル216上に放出される(押
えロール214が後退する)のと同時にそのテー
ブル216上に放出されたウエブ巻回体Sをシリ
ンダ218によつて操作される押え部材219で
テーブル216上に押し付けて該ウエブ巻回体S
の回転を直ちに停止させるようにしている。尚、
押え部材219は鎖線219′で示す如く下動操
作されて回転しながら放出されたウエブ巻回体
S′をテーブル216上面と押え部材219の間で
停止させた後、シリンダ218が縮小して押え部
材219を上動させるようになつている。そして
押え部材219が上動するとテーブル216上か
ら次の工程(例えばウエブテールの糊付工程)へ
送られる。
ところが、第13図に示す公知例の連続運転式
ウエブロール製造装置では、下部巻取空間A2
ら高速回転したままテーブル216上に放出され
るウエブ巻回体Sの回転を停止させるためのブレ
ーキング装置は、シリンダ218によつて押え部
材219を上下動させて行うようにしたものを採
用しているので、その構造が複雑となるととも
に、下部巻取空間A2の押えロール214が後退
した後、該下部巻取空間A2に位置していたウエ
ブ巻回体Sがテーブル216上に放出されるまで
の時間がウエブ巻回体放出のたびに異なるように
なる(ズレが生じる)ことが考えられ、押え部材
219を適正時期に下動させるためのタイミング
(シリンダ218の伸長操作のタイミング)の調
整が面倒となるという問題があつた。
(考案の目的) 本考案は、上記した従来のウエブロール製造装
置の問題点に鑑み、ウエブ繰出し装置及びウエブ
巻取装置の作動を中断させることなく順次巻芯の
周りに所定長さのウエブを巻付けて連続してウエ
ブロールを製造し得るようにするとともに、その
ような連続運転式ウエブロール製造装置において
ウエブ巻取部の出口から高速回転しながら放出さ
れるウエブロールの回転を比較的簡単な構成でも
つて停止させることができしかもそのブレーキン
グの際の作動タイミングを考慮しないでもよいよ
うにすることを目的としてなされたものである。
(目的を達成するための手段) 本考案の連続運転式ウエブロール製造装置は、
原反ロールからウエブを連続して繰り出させるこ
とができるウエブ繰出し装置と、前記ウエブの繰
り出し速度と等速度で連続走行せしめられるベル
ト又はロールなどの第1の巻取部材に対して該第
1の巻取部材の走行方向と逆方向に連続走行せし
められるベルト又はロールなどの第2の巻取部材
を並置して該両巻取部材間に所定長さ範囲のウエ
ブ巻取部を形成しさらに該ウエブ巻取部において
巻芯の周りにウエブを巻付けてなるウエブ巻回体
がウエブ巻取部入口側からウエブ巻取部出口側に
移動せしめられる如く構成されているウエブ巻取
装置と、前記原反ロールから連続して繰り出され
ている走行中のウエブ順次製品長さづつ切断する
ためのウエブ切断装置と、前記ウエブ巻取部の入
口に順次1本づつ巻芯を供給するための巻芯供給
装置と、前記ウエブ切断装置によつて切断された
ウエブの先行側端部をウエブ巻取部の入口に供給
された巻芯の周りに巻付けるためのウエブ端巻付
装置とを備え、前記原反ロールから繰り出される
ウエブの先行側端部をウエブ巻取部の入口におい
て巻芯の周りに巻取らせた後、該巻芯の周りにウ
エブを巻付けながらそのウエブ巻回体をウエブ巻
取部の出口側へ移動せしめ、前記ウエブ切断装置
によつて前記原反ロールから切り離されたウエブ
後行側端部をウエブ巻回体の周りに巻付けた後該
ウエブ巻回体をウエブ巻取部の出口から放出させ
る一方、前記ウエブ切断装置によつて切断された
原反ロール側のウエブ先行側端部を連続走行させ
ながらウエブ巻取部の入口において該入口に供給
された巻芯Rの周りに巻付け得る如く構成されて
いるとともに、前記ウエブ巻取部の出口の直下
に、2本の回転止めロール軸材を前記ウエブ巻取
部で制作されたウエブロールの直径より適宜長さ
だけ小さい間隔をもつて平行に並置して前記ウエ
ブ巻取部出口から回転しながら放出されるウエブ
ロールを前記両回転止めロール軸材間で支持せし
めて該ウエブロールの回転を停止せしめることが
でき且つ前記両回転止めロール軸材のうちの少な
くとも一方の回転止めロール軸材を内面側が上か
ら下に移動する如く回転せしめて両回転止めロー
ル軸材間に支持されているウエブロールを両回転
止めロール軸材の下方に送り出すことができるよ
うにしたブレーキング兼送り出し装置を備えてい
ることを特徴としている。
(作用) 本考案の連続運転式ウエブロール製造装置は、
ウエブ繰り出し速度と等速度で連続走行せしめら
れる第1の巻取部材に対して該第1の巻取部材の
走行方向とは逆方向に連続走行せしめられる第2
の巻取部材を並置して、該第1の巻取部材と第2
の巻取部材間に所定長さ範囲のウエブ巻取部を形
成しさらに巻芯の周りにウエブを巻付けてなるウ
エブ巻回体がウエブ巻取部入口側からウエブ巻取
部出口側に移動せしめられる如くしてなるウエブ
巻取装置を備えているので、ウエブ巻取部の入口
においてウエブ巻回体の周りにウエブの先行側端
部が巻付けられると、そのウエブ巻回体は順次繰
り出されるウエブを巻取つて巻太りながらウエブ
巻取部の入口側から出口側へ向けて移動せしめら
れるようになり、ウエブ巻取部の入口に新しい次
の巻芯が供給可能となる。ウエブ巻取部において
巻芯の周りに所定長さのウエブが巻付けられると
ウエブ切断装置により走行中のウエブが切断され
てそのウエブ後行側端部をウエブ巻回体の周りに
巻付けた後に該ウエブ巻取部をウエブ巻取部の出
口から放出させ、他方切断されたウエブの先行側
端部はウエブ巻取部の入口においてウエブ端巻付
装置によつて新しく供給された巻芯の周りに巻付
けられるようになり、順次このようにしてウエブ
繰出し装置及びウエブ巻取装置の作動が中断する
ことなく連続運転されるようになる。
又、ウエブ巻取部の出口から高速回転しながら
放出されるウエブロールは、ブレーキング兼送り
出し装置の2本の回転止めロール軸材間に落下し
て該両回転止めロール軸材に接触して回転が停止
されるようになり、続いて該両回転止めロール軸
材間に保持されているウエブロールは、回転止め
ロール軸材が回転していることによりウエブロー
ルが弾性変形せしめられながら両回転止めロール
軸材間を通つてその下方に送り出されるようにな
る。
(実施例) 第1図ないし第12図を参照して本考案の実施
例を説明すると、この実施例の連続運転式ウエブ
ロール製造装置は、ロールペーパー製造用に構成
されている。
この実施例の連続運転式ウエブロール製造装置
は、原反ロールPからウエブQを連続して繰り出
させるためウエブ繰出し装置1と、該原反ロール
Pから繰り出されたウエブQに一定間隔をもつて
順次ミシン目を入れるためのミシン目加工装置1
0と、後述するようにウエブQを完全に切断する
のに先立つてウエブの一部を残して予備切断する
ためのウエブ予備切断装置7と、ミシン目加工さ
れたウエブQの巻芯Rの周りに巻付けるためのウ
エブ巻取装置2と、巻芯Rを順次1本づつウエブ
巻取装置2の所定位置(後述するウエブ巻取部の
入口)に供給するための巻芯供給装置4と、ウエ
ブQを順次所定長さ(製品長さ)ごと切断するた
めのウエブ切断装置3と、切断されたウエブQの
先行側端部Qaを巻芯Rの周りに巻付けるための
ウエブ端巻付装置5と、巻芯供給装置4の出口か
らウエブ巻取部13の入口に供給される巻芯Rに
予め回転力を付与するための巻芯回転付与装置1
00と、ウエブ巻取装置2の出口から高速回転し
ながら下方に放出されるウエブロールTの回転を
停止させるとともにそのウエブロールTを次工程
側へ排出し得るようにしたブレーキング兼送り出
し装置110と、ウエブ繰り出し速度(ウエブ巻
取速度)を変化させたときに生じるウエブ予備切
断タイミング、巻芯供給タイミング、ウエブ切断
タイミングなどのズレ(後に詳述する)をそれぞ
れ補正するためのウエブ予備切断タイミング調整
装置8、巻芯供給タイミング調整装置6、ウエブ
切断タイミング調整装置9などの各種タイミング
調整装置を備えて構成されている。
ウエブ繰出し装置1は原反ロールPの外周面に
接して該原反ロールPをウエブ繰出し方向に回転
せしめるベルト駆動式のものが採用されている。
このウエブ繰出し装置1はウエブロール製造装置
の運転中は連続して作動せしめられるようになつ
ており、ウエブQを連続して繰り出させるように
作用する。又、このウエブ繰出し装置1は、ウエ
ブの繰り出し速度を変化せしめ得る如くベルト走
行速度可変型のものが採用されており、製造すべ
きウエブロールの種類(例えばトイレツト用ロー
ルペーパー、キツチン用のロールペーパー、単
葉・複葉の別など)によつてそれぞれ適したウエ
ブ繰り出し速度で運転し得るようになつている。
尚、この実施例では、ウエブQを2枚重ねにして
ロール状に巻取るように構成されており、原反ロ
ールP及びウエブ繰出し装置1はそれぞれ2セツ
ト使用されている。
ミシン目加工装置10は、外周に固定刃をもつ
た固定刃ロール10Aと外周に回転刃をもつた回
転刃ロール10Bとを並置して構成されており、
回転刃ロール10Bを回転させてその回転刃が固
定刃ロール10A側の固定刃に合致したときに両
ロール10A,10B間に挿通されているウエブ
Qに一定間隔をもつてミシン目が形成されるよう
になつている。
ウエブ予備切断装置7は、後工程のウエブ切断
装置(エアカツター)3によるウエブ切断を容易
にするためのものであり、ウエブ巻取装置2の直
前位置において固定刃73を設けた固定刃取付軸
75と外周に等間隔で合計2つの回転刃74,7
4を設けた回転刃ロール72とを並置して構成さ
れている。固定刃取付軸75は、ロール軸71に
対して弧回転自在に取付けられている。又該固定
刃取付軸75はウエブQが所定長さだけ繰り出さ
れる度に操作されるクラツチ(ブレーキつき)2
7(後に詳述する)によつて間欠的に作動せしめ
られるカム装置76によつて操作されるようにな
つている。即ち、この実施例では、第3図に示す
ようにミシン目加工装置10の回転刃ロール10
Bの回転数を近接スイツチ79で計算して、該近
接スイツチ79が所定数だけ計数したときに該近
接スイツチ79から信号が発せられ、その信号に
よつてクラツチ27(後で詳述する)が操作さ
れ、ロール軸24(後述する)、チエーン78を
介してカム装置79が作動せしめられるようにな
つている。尚、後述するようにロール軸24は1
回の動作につき1/2回転するのに対して、カム装
置76の軸77は正確に1回転するようになつて
おり、その間に固定刃73が1回転だけ回転刃ロ
ール側に突出するようになつている。この固定刃
取付軸75及び回転刃ロール72にそれぞれ設け
られている固定刃73及び回転刃74,74は、
該両刃物が合致したとき(第10図)に、第7図
に示すようにウエブQの幅方向に等間隔でわずか
な長さ範囲づつ切り残し部X,X・・を残した状
態で切り目Y,Y・・が入るようになつている。
これは、ウエブQの切断予定位置をウエブ巻取装
置2の入口まで確実に移動させるためのものであ
る。尚、固定刃取付軸75は、固定刃73が1つ
の回転刃74と合致した後に、カム装置76によ
り直ちに元の待機位置に復帰せしめられるように
なつており、1回の動作で固定刃73が2つの回
転刃74と接触しないようにしている(2度切り
の防止)。又、この実施例では、固定刃取付軸7
5を支持しているロール軸71は、エアシリンダ
(図示省略)などによつて弧回動自在となつてお
り、原反ロールPに巻回されているウエブをセツ
トする際には、該ロール軸71を弧回動させて固
定刃73及び固定刃取付軸75を通紙の邪魔にな
らない位置(下方)に移動させることができるよ
うにしている。
ウエブ巻取装置2は、第1の巻取ベルト11と
該第1の巻取ベルト11に対して対向並置された
第2の巻取ベルト12とを構成されている。
第1の巻取ベルト11は、第2図に示すように
複数個(合計9個)に分割された細幅(例えば
120〜130mm程度)の分割ベルトを相互に所定間隔
W(例えば100mm程度)を隔てた状態でそれぞれ3
つのロール16A〜16Cに巻掛けして構成され
ている。尚、図示例では符号16Aのロールが駆
動ロールである。この第1の巻取ベルト11は、
ウエブ繰出し装置1によるウエブ繰り出し速度と
等速度で矢印方向に連続走行せしめられるように
なつている。
第2の巻取ベルト12は、第1の巻取ベルトと
同様に複数個(合計10個)に分割された細幅(例
えば120〜130mm程度)の分割ベルト25A〜25
Jを相互に所定間隔W′(例えば100mm程度)を隔
てた状態でそれぞれ3つのロール26A〜26C
に巻掛けして構成されている。尚、図示例では符
号26Cのロールが駆動ロールとなり、該駆動ロ
ール26Cのロール軸23を本機駆動系により駆
動して該各分割ベルト25A〜25Jを連続走行
せしめるようにしている。又、符号26Aのロー
ルは、ロール軸24の周りでフリー回転するよう
になつている。
第1の巻取ベルト11と第2の巻取ベルト12
とは所定長さ範囲(第1図符号Lの範囲、例えば
L=40cm)だけ相互に対向させた状態で並置され
ている。第2の巻取ベルト12は、第1の巻取ベ
ルト11の走行方向とは逆方向(矢印方向)に連
続走行せしめられるようになつており、該第1の
巻取ベルト11と第2の巻取ベルト12の間に上
記長さ範囲Lに亘つてウエブ巻取部13が形成さ
れている。
このウエブ巻取部13は、その入口13aの間
隔が巻芯Rの直径に対応して当該直径とほぼ等間
隔(例えば45mm程度)で、その出口13bの間隔
がウエブ巻回体Sの最終直径(製品直径、例えば
88〜128mm)に対応してそれと同じかそれより大
きくなるようにして、該入口13aから出口13
bに向けて漸次間隔が大きくなるように設定して
いる。
又、このウエブ巻取装置2においては、第2の
巻取ベルト12の走行速度が第1の巻取ベルト1
1の走行速度よりごくわずかに遅くなるように設
定されている。これは、ウエブ巻取部13の入口
13aにおいて巻芯Rの周りにウエブ端Qaを巻
付けた後、そのウエブ巻回体Sを巻太らせながら
ウエブ巻取部13の入口13a側から出口13b
側に向けて移動せしめるためのものであり、該第
2の巻取ベルト12の走行速度は、ウエブ巻回体
Sがウエブ巻取部入口13aから出口13bに達
するまでに巻芯Rの周りに所定長さ(製品長さ)
のウエブを巻取ることができるようにしている。
尚、第2の巻取ベルト12の走行速度を第1の巻
取ベルト11の走行速度に対して遅くするほどウ
エブ巻回体Sがウエブ巻取部の入口13a側から
出口13b側に移動する速度が速くなるが、該第
2の巻取ベルト12の走行速度はウエブ巻回体S
がウエブ巻取部13の入口13a側から出口13
bに達したときかあるいは該出口13bに達する
直前に巻芯の周りにウエブが所定長さ(製品長
さ)だけ巻取られるように設定するのが好まし
い。例えば製品1本当りのウエブ長さが55mでウ
エブ巻取部13の入口13aから出口13bまで
の距離L(第1図)が40cmの場合、第2の巻取ベ
ルト12の走行速度を第1の巻取ベルト11の走
行速度に対して80/5500だけ遅くすると、第8図
に示すようにウエブ巻取部入口13aにおいて巻
芯Rの周りにウエブ端が巻付けられた最小径のウ
エブ巻回体Sが第12図に示すようにウエブ巻取
部出口13bまで移動したときに巻芯の周りにウ
エブ製品長さだけ巻取られて最大径のウエブ巻回
体S(ウエブロールT)となる。
なお、これらの巻取ベルト11,12の対向面
の相対傾斜角度、相互間隔あるいは同巻取ベルト
11,12の走行速度(又は走行速度差)等を任
意に変更し得るようにしておけば、巻芯Rの直
径、ウエブQの厚さ、ウエブ巻回体Sの巻上り直
径(又は巻取長さ)等が変化しても、上記の諸要
素(巻取ベルト間相対傾斜角度、相対間隔、走行
速度又は走行速度差等)を調節するだけで薄手の
ウエブ(たとえばアルミフオイル)や厚手のウエ
ブ(たとえばタオル用ペーパー)等あらゆる種類
又はサイズのウエブ及びウエブ巻回体の要素に対
応することができる。
上記の両巻取ベルト11,12間の間隔調節は
一方又は両方の巻取ベルト用ロールの水平移動に
よつて行うことができ、又相対傾斜角度の調節は
上記各巻取ベルト用ロールの不等水平移動によつ
て行うことができ、さらに両巻取ベルトの走行速
度又は走行速度差の調節はそれらの駆動用ロール
の回転速度の調節によつて行うことができる。な
お、この場合巻取ベルトの走行速度の調節にとも
なつてウエブの走行速度自体が変化する場合は、
ウエブ走行駆動系装置及びそれに付随する各装置
全体の駆動速度ないしは駆動周期も調節可能とさ
れることは勿論である。
尚、この実施例では、ウエブ巻取装置2の第1
及び第2の各巻取部材11,12としてそれぞれ
ベルトを使用しているが、他の実施例では、第1
及び第2の各巻取部材を、例えば第13図の公知
例の如くそれぞれロールで構成することもでき
る。尚、そのときには両巻取ロールを相互に近
接・離間方向に移動せしめるための適宜の変位作
動機構を備える必要がある。
ウエブ切断装置3は、この実施例では、エアー
カツター式のものが採用されており、ウエブ巻取
部13の入口13aにおける巻芯Rが供給される
位置の直下近接位置に、第1の巻取ベルト11側
から第2の巻取ベルト12側に向けて高圧エアー
を噴出する多数本(合計10本)のエアーノズル3
4,34…を配置している。この各エアーノズル
34,34…は第2図に示すように第1の巻取ベ
ルト11の各分割ベルト間に形成される各空所内
にそれぞれ配置されている。又、この各エアーノ
ズル34,34…は前記ウエブ予備切断装置7に
よつて予備切断される部分の各切り残し部(第7
図の符号X部分)が走行する位置にそれぞれ対応
させており、後述するようにウエブ予備切断装置
7によつて予備切断された部分がウエブ巻取部1
3の入口13aに差しかかつたときに電磁弁32
が開いてコンプレツサー31からの高圧エアーが
エアーダクト33を通つて各エアーノズル34,
34…から噴出されるようになつている。そして
各エアーノズル34,34…から高圧エアーが噴
出されると、その噴出エアーによつて上記予備切
断部の各切り残し部X,X…が切断されウエブQ
を完全に切り離すことができるようになつてい
る。尚、この実施例では、ウエブ予備切断装置7
の設置位置からウエブ巻取部入口13aまでが比
較的近接(例えば50〜60cm程度の間隔)してお
り、該ウエブ予備切断装置7の固定刃取付軸75
が回動するのとほぼ同時に電磁弁32を開放動作
させる信号が発せられるようにするとよい。具体
的には第3図に示すように、ミシン目加工装置1
0の回転刃ロール10Bの回転数を計数する近接
スイツチ79からの信号で第2の巻取ベルト12
のロール軸24(後述するように通常は非回転)
に設けられているクラツチ27を操作して該ロー
ル軸24を駆動し、さらに該ロール軸24とチエ
ーン30を介して共回りする軸38が回転したと
きにそれを検知する近接スイツチ39からの信号
で電磁弁32を所定の設定時間(例えば1〜2秒
間)だけ開弁させるようにしている。又、この実
施例では、ウエブ切断装置3は後述するようにウ
エブ端巻付装置5の一部を兼用している。
巻芯供給装置4は、巻芯Rを貯留するための巻
芯貯留部41と、巻芯Rを一列に整列させた状態
で下方に案内するための第1ガイド部42と、該
第1ガイド部42内の最下端に位置する巻芯Rを
順次1本づつ取り出すためのロータリー式巻芯取
出装置43と、該巻芯取出装置43側から放出さ
れる巻芯Rをウエブ巻取部入口13aの直前位置
まで案内してそこで一時的に待機しておくことが
できるようにした第2ガイド部44と、該第2ガ
イド部44の先端44aに一時的に待機せしめら
れている巻芯Rを該第2ガイド部先端44aから
ウエブ巻取部入口13aに押し出すための巻芯押
出装置45とを備えて構成されている。巻装取出
装置43は、外周部に等間隔(角度120°間隔)を
もつて合計3つの巻芯受溝46a,46a,46
aを形成したロータリードラム46を有してい
る。このロータリードラム46は角度120°づつ間
欠的に回動せしめられるようになつており、巻芯
受溝46aが上向きに開口しているときにその上
向き開口の巻芯受溝46a内に第1ガイド部42
の下端から1本の巻芯Rが落し込まれ、その上向
き開口の巻芯受溝46a内に落し込まれた巻芯R
はロータリードラム46が2回(角度240°)だけ
回動した位置において該巻芯受溝46aから第2
ガイド部44内に排出されるようになつている。
尚、このロータリードラム46は前記ウエブ繰出
し装置1が原反ロールPから所定長さ(製品長
さ)のウエブQを繰り出させる度に角度120°づつ
回動せしめられる。第2ガイド部44の出口(先
端)44aは巻芯Rの直径(例えば45mm)よりご
くわずかに小さい開口(例えば44mm程度)とされ
ており、ロータリードラム46側から第2ガイド
部44内に放出された巻芯Rを該第2ガイド部4
4の出口44aで一時的に保持させることができ
るようにしている。巻芯押出装置45は、第2図
に示すように第2の巻取ベルト12側の各分割ベ
ルト25A〜25J間に形成される1つおきの空
間部内にそれぞれ1セツトづつ配置されている。
この各巻芯押出装置45,45…は第4図に示す
ように第2の巻取ベルト12側におけるウエブ巻
取部入口側のロール軸24の外周部に一対の押出
部材47,47を相互に角度180°だけ変位させた
状態で固定して構成されている。この各押出部材
47,47は、ロール軸24に固定された基台4
8の先端にローラ49を取付けて構成されてい
る。このローラ49はロール軸24の外面からか
なりの距離だけ半径方向外方に突出した位置に設
置されている。他方ロール軸24は本機駆動系か
らの動力を受けてクラツチ27(ブレーキつき)
を介して角度180°づつ間欠的に回動せしめられる
ようになつている。即ち、上記ロール軸24は、
通常は非回転となつているが、第3図に示すよう
に前記近接スイツチ79(ミシン目加工装置10
の回転刃ロール10Bの回転数を計数する)から
のカウントアツプ信号を受けてクラツチ27(ブ
レーキつき)が作動したときに、本機駆動系から
の動力がロール軸24に伝達されて該ロール軸2
4を回動させ、又該ロール軸24とチエーン30
を介して共回りする軸28が回転したときにそれ
を検知する近接スイツチ29からの信号でクラツ
チ27を切ると同時にブレーキを作動させるよう
になつおり、ミシン目加工装置10側の近接スイ
ツチ79からのカウントアツプ信号の度にロール
軸24が正確に角度180°づつ回動せしめられる。
そのとき、各巻芯押出装置(合計5つ)45の各
押出部材47,47もそれぞれ180°だけ回動せし
められ、その上方回動側の押出部材47のローラ
49によつて、前記第2ガイド部44の出口(先
端)44aに保持されている巻芯Rを該出口44
aからウエブ巻取部13の入口13aに向けて強
制的に押し出すように作用する。尚、押出部材4
7で第2ガイド部出口44aから巻芯Rを押し出
した後、該巻芯Rが第1の巻取ベルト11及び第
2の巻取ベルト12に接触して回転せしめられた
ときに、ローラ49が該巻芯Rと接触して共回り
するようになり、巻芯Rとベルト49間に摩擦力
が発生しないようにしている。尚、各押出部材4
7,47は、第4図に示す位置、即ち一方の押出
部材47の外方突出ロール49が正確に巻芯Rを
ウエブ巻取部13におけるウエブ端巻付部となる
入口13aまで押し出した位置で停止するように
位置決めされている。
前記ロータリードラム46の近傍には、該ロー
タリードラム46の巻芯受溝46aに入つている
巻芯Rの外周に部分的(第2の巻取ベルト12に
おける各分割ベルト25A〜25J間の間隔
W′内)に糊を付着させる糊付装置20(第1図)
が設けられている。これは、巻芯Rの外周一部分
に糊を付着させることによつて、該巻芯Rがウエ
ブ巻取部入口13aに供給されたときに該巻芯R
の周りにウエブ先行側端部Qaを接着させて該ウ
エブ端部を巻付け易くするためのものである。
ウエブ端巻付装置5は、この実施例では前記ウ
エブ切断装置3のエアーノズル34,34…で兼
用されている。即ち、第11図に示すようにウエ
ブ切断装置3の各エアーノズル34,34…から
高圧エアーが噴出されてウエブQの切断予定位置
がウエブ巻取部入口13aの直下近接位置におい
て完全に切断されると(このときには第2ガイド
部材44の出口44aに待機していた新しい巻芯
Rは押出装置47によつて押出されるが、そのと
き該巻芯Rは後述する巻芯回転付与装置100に
よつて第2の巻取ベルト12に押し付けられて回
転しながらウエブ巻取部入口13aに投入され
る)、その切断部における原反ロールP側のウエ
ブ端(先行側端部)Qaが高圧エアーによる付勢
力でウエブ巻取部入口13aに向けて供給されつ
つある巻芯Rの外表面側にあおられるようにな
り、さらに該巻芯Rが矢印方向(右回転方向)に
回転せしめられていることにより、該ウエブ先行
側端部Qaが直ちに巻芯Rと第2の巻取ベルト1
2の間に挟まれ続いて該巻芯Rと押出部材47の
ローラ49間に送られて該巻芯Rの周りに巻付け
られるようになる。尚、巻芯Rの外周面には予め
糊付装置20によつて糊が付着されており、該糊
付部分にウエブ端が接触することによつてウエブ
端の巻付けがスムーズに行われるようになる。
前記巻芯回転付与装置100は、第4図に示す
ように巻芯供給装置4の出口(第2ガイド部44
の出口)44aから放出された巻芯がウエブ巻取
部入口13aの所定位置(ウエブ巻取開始位置)、
即ち第4図において巻芯Rを実線図示する位置に
達する前に該巻芯Rに回転力を付与して、ウエブ
先行側端部Qaが巻芯Rの周りに巻付き易くする
ためのものであり、この実施例では、第2ガイド
部44の出口44aから放出された巻芯Rを直ち
に第2の巻取ベルト12の上面に押し付ける如く
作用する板バネ101(合計4箇所)が採用され
ている。即ち、この板バネ101は、該板バネ1
01下面と第2の巻取ベルト12の上面との間の
間隔が巻芯Rの直径よりわずかに小さくなるよう
にして位置決めされており、第4図及び第12図
に示すように第2ガイド部材44の出口44aに
待機していた巻芯Rが押出装置47により該出口
44aから押し出された直後に板バネ101,1
01…の下面に押圧されて第2の巻取ベルト12
の上面に押し付けられるようになり、そのとき第
2の巻取ベルト12の表面と巻芯Rの表面との摩
擦力によつて該巻芯Rが直ちに(ウエブ巻取開始
部に達する前に)回転せしめられるるようにな
る。尚、第2ガイド部材の出口44aから押し出
された巻芯Rは、上記のように予め回転力が付与
されたまま押圧部材47によつてウエブ巻取部1
3の入口(巻取開始部13a)まで強制的に移動
せしめられる。
前記ブレーキング兼送り出し装置110は、第
12図に示すように、ウエブ巻取部13の出口1
3bから高速回転しながら落下してくる巻取済の
ウエブロールTの回転を停止させるとともに、そ
の回転を停止させたウエブロールTを次の工程側
に送ることができるようにするためのものであ
る。この実施例では、該ブレーキング兼送り出し
装置110は、ウエブ巻取部13の出口13bの
直下近傍位置において2本の回転止めロール軸材
111,112を、相互に平行で且つ製作された
ウエブロールTの直径Dよりわずかに小さい間隔
E(好ましくはウエブロールTの直径Dが110mm程
度に対して両回転止めロール軸材111,112
間の間隔Eが80mm〜105mmの範囲)をもつて並設
するとともに、該各回転止めロール軸材111,
112のうち一方のロール軸材111を固定し、
他方のロール軸材112をモータ113(第7図
参照)によつて内面側が下方に移動する方向にゆ
つくり回転させるようにしている。従つてウエブ
を巻き終わつてウエブ巻取部13の出口13bか
ら高速回転しながら落下したウエブロールTは、
まず両回転止めロール軸材111,112間に挟
まれてそこで回転が止められ、続いて一方の回転
止めロール軸材112が矢印の方向にゆつくり回
転せしめられていることにより、両回転止めロー
ル軸材111,112間に挟持されているウエブ
ロールTが弾性変形しながら下方に送られるよう
になる。尚、両回転止めロール軸材111,11
2の表面を、ゴムなどの摩擦係数の大きい材料で
形成すると、ウエブロールTの回転止め作用及び
下方への送り出し作用が良好となる。又、他の実
施例では、両回転止めロール軸材111,112
ともに相互に対向する面がそれぞれ上から下に移
動する如くゆつくり連続回転せしめるようにして
もよい。
ブレーキング兼送り出し装置110の下方に
は、傾斜テーブル115が設置されていて、ブレ
ーキング兼送り出し装置110側から傾斜テーブ
ル115上に落下したウエブロールTは、該傾斜
テーブル115上を下方に転動して次の工程(例
えばウエブ端糊付工程)へ送られる。
ウエブ予備切断タイミング調整装置8、巻芯供
給タイミング調整装置6、ウエブ切断タイミング
調整装置9などの各種タイミング調整装置は、ウ
エブ繰り出し速度(ウエブ巻取速度)の変化に対
応してそれぞれのタイミングを補正するためのも
のである。即ち、近接スイツチ79(第3図)が
カウントアツプして信号が発せられ、その信号を
受けてクラツチ27が作動してウエブ予備切断装
置7(カム装置76)、巻芯供給装置4(巻芯押
出装置45)、ウエブ切断装置3(電磁弁32)
などが操作されるまでの時間(応答時間)が一定
であるのに対して、ウエブ繰り出し速度を変化さ
せると上記応答時間内に走行するウエブQの長さ
が異なるようになり、上記したような各種のタイ
ミング調整装置8,6,9(特に巻芯供給タイミ
ング調整装置6)がない場合には、ウエブ予備切
断タイミング、巻芯供給タイミング、ウエブ切断
タイミングなどがズレるようになる。例えば、ウ
エブ繰り出し速度を低速から高速に変更した場合
には、ウエブ予備切断位置がウエブ走行方向の後
側(原反ロール側)にズレたりあるいは固定刃7
3の突出タイミングが遅れて予備切断部Y,Y…
が全幅に亘つて形成されなくなり、又ウエブ予備
切断位置が巻芯供給位置を通過した後に遅れて巻
芯が供給され、さらにウエブ予備切断位置がエア
ーノズル34による切断位置を通過した後に遅れ
て電磁弁32が開かれるようになり、逆にウエブ
繰り出し速度を高速から低速に変更した場合に
は、上記とは逆にウエブ予備切断位置がウエブ走
行方向の前側にズレ、ウエブ予備切断位置が巻芯
供給位置に達する前に巻芯が供給され、さらにウ
エブ予備切断位置がエアーノズル34による切断
位置に達する前に電磁弁32が開かれるようにな
り、ウエブ端Qaがうまく巻芯Rの周りに巻付け
られなくなるという問題が発生する。
ウエブ予備切断タイミング調整装置8、巻芯供
給タイミング調整装置6、及びウエブ切断タイミ
ング調整装置9は、この実施例ではウエブ繰り出
し速度を検出する速度検出装置120からの信号
でポジシヨナーつきシリンダ122を伸縮させて
近接スイツチ79の位相を変化させ、該近接スイ
ツチ79からのカウントアツプ信号を発するタイ
ミングを変化させることにより、クラツチ27の
作動タイミングを調整して、ウエブ予備切断タイ
ミング(カム装置76の作動タイミング)、巻芯
供給タイミング(巻芯押出装置45の作動タイミ
ング)、ウエブ切断タイミング(電磁弁32の作
動タイミング)を補正するようにしている。
速度検出装置120は、この実施例では、回転
軸などの回転速度を検出してその回転速度を電圧
又は電流などの電気信号に変換し得る、通称タコ
ゼネと称されるものが採用されており、図示例で
はウエブ予備切断装置7の回転刃ロール72(ウ
エブ繰出し装置1を含む本機駆動系によつて駆動
される)の回転速度を検出するようにしている。
この速度検出装置120からの回転速度読み取り
信号(電気信号)は電空変換器121(電圧又は
電流の大きさを空気圧の大きさに変換する)を介
してポジシヨナーつきシリンダ122に伝達され
て、その入力された空気圧の大きさによつてシリ
ンダ122に伸縮位置が決定される。シリンダ1
22のロツドにはチエーン124の一端を連結し
ており、さらに該チエーン124を、ミシン目加
工装置10の回転刃ロール10Bとは非連続で且
つ該回転刃ロール10Bと同心状に設置されたス
プロケツト125に巻掛けしている。近接スイツ
チ79はスプロケツト125に取付けられてお
り、第5図に示すようにシリンダ122が伸縮又
は縮小することによりスプロケツト125が回動
されて近接スイツチ79の位相が変化するように
なつている。他方、回転刃ロール10Bの軸には
遮閉板126が取付けられていて、回転刃ロール
10Bが1回転する度に遮閉板126が近接スイ
ツチ79を1回操作するようになつている。従つ
て、本機駆動系の駆動速度(ウエブ繰り出し速
度)が変化するとそれに連動して近接スイツチ7
9の位相が変化し、それによつて近接スイツチ7
9から発せられるカウントアツプ信号のタイミン
グを変化せしめ得るようになる。例えば本機駆動
系の駆動速度が増速されると、タコゼネ120、
電空変換器121を介して、第5図に示すように
シリンダ122がそれに見合つた所定長さだけ伸
長して近接スイツチ79の位置を右回転方向(進
角方向)に移動させるようになり、それによつて
近接スイツチ79から発せられるカウントアツプ
信号を早まらせるように作用し、逆に本機駆動系
の駆動速度が減速されると、上記とは逆に近接ス
イツチ79から発せられるカウントアツプ信号を
遅らせるように作用する。上記カウントアツプ信
号が発せられるタイミングが早められるとクラツ
チ27の作動タイミングが早められてウエブ予備
切断タイミング(カム装置76の作動タイミン
グ)が適正時間だけ早められ、本機駆動系の駆動
速度が増速されたにもかかわらずウエブQを所定
の長さだけ繰り出させた位置で予備切断し得るよ
うになる。尚、逆に本機駆動系の駆動速度が減速
されたときでもウエブQを所定の長さだけ繰り出
させた位置で予備切断させることは勿論である。
他方、前記クラツチ27の作動タイミングが早め
られると巻芯押出装置45もその分だけ早く作動
開始され、走行中のウエブQの予備切断された位
置が正確に巻芯供給位置に差しかかつたときに第
2ガイド部材出口44aに待機している巻芯Rが
押し出されるようになる。この場合、巻芯Rは、
ウエブの予備切断された部分が巻芯供給位置を通
過するまでは、ウエブQに接触しないようにし
(巻芯Rの外面に付着している糊がウエブQの後
行側端部Qb付近に付着しないようにするため)、
第11図に示すようにウエブの予備切断部分が巻
芯供給位置を通過した直後にウエブが切断されて
そのウエブ先行側端部Qaが巻芯R外面の糊付着
部分に接触するように、巻芯供給のタイミング調
整がなされている。
他方、電空変換器121には第3図に示すよう
にもう一つのポジシヨナーつきシリンダ132が
接続されている。このもう一つのポジシヨナーつ
きシリンダ132は、ウエブ切断装置3の電磁弁
32操作用の近接スイツチ39、クラツチ27の
ブレーキを操作する近接スイツチ29の各位相を
変化させるためのものであり、該シリンダ132
のロツドに連結されたラツク134を進退操作す
ることにより各歯車135A,135Bに取付け
た各近接スイツチ39,29の位相を変化せしめ
て、該各近接スイツチ39,29から発せられる
信号のタイミングの調整し得るようにしている。
即ち、本機駆動系の駆動速度が速い場合には、シ
リンダ132が伸長、各歯車135A,135B
が右回転せしめられて各近接スイツチ39,29
も位置をそれぞれ右回転方向(進角方向)に移動
せしめられ、クラツチ27が操作されたときに一
方の近接スイツチ39からその進角分だけ早く電
磁弁32への開放操作信号が発せられる(そのと
きウエブ予備切断された部分がエアーノズル34
の前方に位置している)とともに、他方の近接ス
イツチ29からその進角分だけ早くクラツチ27
へのブレーキング信号が発せられて巻芯押出装置
45を正確に180゜だけ回転させた位置で停止せし
めるようになつている。尚、本機駆動系の駆動速
度が遅い場合には、各近接スイツチ39,29が
それに応じた分だけそれぞれ遅角して、エアーノ
ズル34からの高圧エアー噴出タイミングをウエ
ブ予備切断位置の遅れに対応させて遅らせるとと
もに、クラツチ27へのブレーキング信号が発せ
られるタイミングを遅らせる。
尚、この実施例では、ウエブ予備切断タイミン
グ調整装置8と巻芯供給タイミング調整装置6と
ウエブ切断タイミング調整装置9とは、速度検出
装置120、電空変換器121、クラツチ27な
どの共用部分を用いて相互に関連づけて作動せし
めるようにしているが、これらの各タイミング調
整装置8,6,9はそれぞれ独立して設けること
もできる。又、他の実施例では、ウエブ予備切断
装置7は省略することが可能である。さらに、他
の実施例では、ウエブ切断タイミング調整装置9
自体を省略することもできる。その場合、ウエブ
繰り出し速度が変化するにつれて、製品1本当り
のウエブ長さは異なるが、そのウエブ長さの誤差
が製品1本当りのウエブ長さの許容範囲内であれ
ば差しつかえない。尚、ウエブ切断タイミング調
整装置9を省略した場合でも、ウエブ繰り出し速
度の変化に対応して、巻芯供給タイミングをウエ
ブ切断装置3によつて切断されるウエブの先行側
端部に対応させるべく変化せしめる必要があるこ
とは勿論である。
次に、図示のウエブロール製造装置を使用した
ウエブロール製造方向並びに作用について説明す
ると、まず2つの原反ロールP,Pからそれぞれ
ウエブの端部を引き出して該各ウエブを2枚重ね
にした後、第1図に示すように各ロールに巻掛け
し、第8図に示すように該ウエブQの先行側端部
Qaをウエブ巻取部入口13aにおいて巻芯Rに
巻付けておく。この状態ではウエブ先端Qaを巻
付けた巻芯Rは、第1の巻取ベルト11、第2の
巻取ベルト12、及び巻芯押出装置45の押出部
材47によつて3点支持されている。そしてこの
状態でウエブロール製造装置全体の運転を開始す
ると、両原反ロールP,Pからはウエブ繰出し装
置1,1によつて連続してウエブが繰り出される
一方でウエブ巻取部13の入口13aにおいて巻
芯Rの周りにウエブQが巻付けられるようにな
る。そのとき第2の巻取ベルト12の走行速度を
第1の巻取ベルト11のそれよりごくわずかに遅
くしていることにより、第9図に示すようにウエ
ブ巻回体Sがウエブ巻取部13において巻太りな
がら順次その入口13a側から出口13b側に移
動するようになる。そして原反ロールP,Pから
所定長さ(製品長さ)のウエブQが繰り出された
ときに、近接スイツチ79からカウントアツプ信
号が発せられてクラツチ27が操作され第10図
に示すようにウエブ予備切断装置7の回転刃取付
軸75が操作されて両刃物73,74が接触し、
第7図に示すようにウエブQが予備切断されるよ
うになる。そのとき、第2ガイド部44の出口4
4aに保持されていた新しい巻芯Rが押出部材4
7によつてウエブ巻取部入口13a側に押し出さ
れるが、その巻芯Rは板バネ101によつて第2
の巻取ベルト12上面に押しつけられて予め回転
せしめられた状態でウエブ巻取部入口13aに供
給されるようになる。そしてウエブQの予備切断
部がウエブ巻取部入口13aに差しかかつたとき
に近接スイツチ39からの信号により電磁弁32
が開放されてコンプレツサー31からの高圧エア
ーが各エアーノズル34,34…から該ウエブの
予備切断部(切り残し部X)に向けて噴出されて
第11図に示すように該予備切断部が完全に切断
される。続いてその切断された原反ロール側のウ
エブ端部Qaはその高圧エアーによる付勢力によ
つて巻芯Rの外表面側にあおられるとともに巻芯
Rが右回転せしめられ、さらに第2の巻取ベルト
12及び第1の巻取ベルト11が連続走行せしめ
られていることにより、該ウエブ先行側端部Qa
は確実に巻芯Rの周りに巻付けられる。他方、上
記切断されたウエブ巻回体側のウエブ端部(後行
側端部)Qbはそのままウエブ巻取部13の出口
13b付近まで移動しているウエブ巻回体S側に
巻取られてウエブロールTが形成される。このよ
うにして形成されたウエブロールTはウエブ巻取
部13をさらに出口13b側に移動せしめられ、
第1及び第2の両巻取ベルト11,12で該ウエ
ブロールTを挟持できなくなつた時点で該ウエブ
ロールTが該ウエブ巻取部出口13bから下方に
放出され、ブレーキング兼送り出し装置110の
回転止めロール軸材111,112(第1図、第
6図、第12図)間を通つてテーブル115上に
落下した後、次の工程(例えばウエブ端糊付工程
など)に送られる。尚、ウエブロールTが巻取部
出口13bから下方に放出されたときには、ウエ
ブロールTは高速回転しているが、該ウエブロー
ルTが両回転止めロール軸材111,112との
摩擦力によつて直ちに回転が停止されるととも
に、その回転停止後に、一方の回転止めロール軸
材112がゆつくり回転せしめられていることに
より、両回転止めロール軸材111,112間に
挟持されているウエブロールTが確実にテーブル
115上に落下せしめられるようになる。
このウエブロール製造装置は、上記の如く各装
置(ウエブ繰出し装置、ウエブ巻取装置など)の
作動を中断することなく連続運転させたままで順
次連続してウエブロールTを製造することができ
るものである。又、この実施例の連続運転式ウエ
ブロール製造装置によれば、ウエブ巻回体Sをウ
エブ巻取部13において巻太らせながらその入口
13a側から出口13b側に移動させるために、
第1の巻取ベルト11及び第2の巻取ベルト12
を上記したような条件のもとで定位置でそれぞれ
連続走行せしめるだけでよいので、そのための構
成を例えば第13図(特開昭57−77147号公報)
の公知例のものに比して簡略化することができる
(第13図のウエブロール製造装置における上下
各押えロール213,214及び第2の巻取ロー
ル212を第1の巻取ロール211に対して近
接・離間方向に移動させるための変位作動機構2
15を省略することができる)。
又、このウエブロール製造装置では、ウエブ繰
り出し速度が変化した場合でも、ウエブ予備切断
タイミング調整装置8、巻芯供給タイミング調整
装置6、ウエブ切断タイミング調整装置9などの
各種タイミング調整装置により、ウエブ予備切断
タイミング、巻芯供給タイミング、ウエブ切断タ
イミングをそれぞれ自動で補正することができ、
円滑にウエブ巻取作業が行われる。
(考案の効果) 本考案の連続運転式ウエブロール製造装置は、
次のような効果がある。即ち、ウエブ繰り出し速
度と等速度で連続走行せしめられる第1の巻取部
材11に対して該第1の巻取部材11の走行方向
とは逆方向に連続走行せしめられる第2の巻取部
材12を並置して該第1の巻取部材11と第2の
巻取部材12間に所定長さのウエブ巻取部13を
形成しさらにウエブ巻回体がウエブ巻取部入口1
3a側からウエブ巻取部出口13b側に移動せし
められる如くしてなるウエブ巻取装置2を備えて
いるので、ウエブ巻取部13の入口13aにおい
て巻芯Rの周りにウエブQの先行側端部Qaが巻
付けられると、そのウエブ巻回体Sは順次繰り出
されるウエブQを巻取つて巻太りながらウエブ巻
取部13の入口13a側から出口13b側に向け
て移動せしめられるようになり、ウエブ巻取部1
3の入口13aに新しい次の巻芯Rが供給可能と
なる。又、ウエブ巻取部13において巻芯Rの周
りに所定長さ(製品長さ)のウエブQが巻付けら
れるとウエブ切断装置3により走行中のウエブQ
が切断されてそのウエブ後行側端部Qbをウエブ
巻回体Sの周りに巻付けた後に該ウエブ巻回体を
ウエブ巻取部13の出口13bから放出させる一
方、切断されたウエブQの先行側端部Qaはウエ
ブ巻取部入口13aにおいてウエブ端巻付装置5
によつて新しく供給された巻芯Rの周りに巻付け
られるようになる。
従つて本考案の連続運転式ウエブロール製造装
置によれば、ウエブ巻取装置2によるウエブ巻取
り作用が中断することなく連続してウエブロール
を製造することができ、従来のウエブ巻取り作用
を間欠的に行うウエブロール製造方式に比べて大
幅に能率を向上させることができるとともに各装
置(ウエブ繰出し装置、ウエブ巻取装置など)が
連続運転されるので該装置の損耗度が軽減される
という効果がある。
又、本考案によれば、ウエブ巻取部出口13b
から放出されるウエブロールTの回転を停止させ
るとともに次工程側へ送り出すことができるブレ
ーキング兼送り出し装置110は、ウエブ巻取部
出口13bの直下において2本の回転止めロール
軸材111,112を平行に並置して構成してい
るので、その構成が簡単となるとともに、第13
図に示す公知例(特開昭57−77147号公報)のも
ののように、回転しながら放出されるウエブロー
ルをその放出タイミングに合わせて押え部材の作
動タイミングを調整しなければならないという煩
しさが解消されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる連続運転式ウ
エブロール製造装置の全体概略図、第2図は第1
図の−矢視図、第3図は第1図のウエブロー
ル製造装置の側面図、第4図は第2図の−矢
視図、第5図は第3図の一部斜視図、第6図は第
1図の−矢視図、第7図は第1図のウエブロ
ール製造装置におけるウエブ予備切断装置によつ
て予備切断されたウエブの正面図、第8図ないし
第12図はそれぞれ第1図のウエブロール製造装
置の状態変化図、第13図は公知のウエブロール
製造装置の概略図である。 1……ウエブ繰出し装置、2……ウエブ巻取装
置、3……ウエブ切断装置、4……巻芯供給装
置、5……ウエブ端巻付装置、6……巻芯供給タ
イミング調整装置、7……ウエブ予備切断装置、
8……ウエブ予備切断タイミング調整装置、9…
…ウエブ切断タイミング調整装置、11……第1
の巻取ベルト(第1の巻取部材)、12……第2
の巻取ベルト(第2の巻取部材)、13……ウエ
ブ巻取部、13a……入口、13b……出口、1
00……巻芯回転付与装置、101……板バネ、
110……ブレーキング兼送り出し装置、11
1,112……回転止めロール軸材、P……原反
ロール、Q……ウエブ、R……巻芯、S……ウエ
ブ巻回体、T……ウエブロール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原反ロールPからウエブQを連続して繰り出さ
    せることができるウエブ繰出し装置1と、前記ウ
    エブQの繰り出し速度と等速度で連続走行せしめ
    られるベルト又はロールなどの第1の巻取部材1
    1に対して該第1の巻取部材11の走行方向と逆
    方向に連続走行せしめられるベルト又はロールな
    どの第2の巻取部材12を並置して該両巻取部材
    11,12間に所定長さ範囲のウエブ巻取部13
    を形成しさらに該ウエブ巻取部13において巻芯
    Rの周りにウエブQを巻付けてなるウエブ巻回体
    Sがウエブ巻取部入口13a側からウエブ巻取部
    出口13b側に移動せしめられる如く構成されて
    いるウエブ巻取装置2と、前記原反ロールPから
    連続して繰り出されている走行中のウエブQを順
    次製品長さづつ切断するためのウエブ切断装置3
    と、前記ウエブ巻取部13の入口13aに順次1
    本づつ巻芯Rを供給するための巻芯供給装置4
    と、前記ウエブ切断装置3によつて切断されたウ
    エブQの先行側端部Qaをウエブ巻取部13の入
    口13aに供給された巻芯Rの周りに巻付けるた
    めのウエブ端巻付装置5とを備え、前記原反ロー
    ルPから繰り出されるウエブQの先行側端部Qa
    をウエブ巻取部13の入口13aにおいて巻芯R
    の周りに巻取らせた後、該巻芯Rの周りにウエブ
    Qを巻付けながらそのウエブ巻回体Sをウエブ巻
    取部13の出口13b側へ移動せしめ、前記ウエ
    ブ切断装置3によつて前記原反ロールPから切り
    離されたウエブ後行側端部Qbをウエブ巻回体S
    の周りに巻付けた後該ウエブ巻回体Sをウエブ巻
    取部13の出口13bから放出させる一方、前記
    ウエブ切断装置3によつて切断された原反ロール
    P側のウエブ先行側端部Qaを連続走行させなが
    らウエブ巻取部13の入口13aにおいて該入口
    13aに供給された巻芯Rの周りに巻付け得る如
    く構成されているとともに、前記ウエブ巻取部1
    3の出口13bの直下に、2本の回転止めロール
    軸材111,112を前記ウエブ巻取部13で製
    作されたウエブロールTの直径Dより適宜長さだ
    け小さい間隔Eをもつて平行に並置して前記ウエ
    ブ巻取部出口13bから回転しながら放出される
    ウエブロールTを前記両回転止めロール軸材11
    1,112間で支持せしめてウエブロールTの回
    転を停止せしめることができ且つ前記両回転止め
    ロール軸材111,112のうちの少なくとも一
    方の回転止めロール軸材112を内面側が上から
    下に移動する如く回転せしめて両回転止めロール
    軸材111,112間に支持されているウエブロ
    ールTを両回転止めロール軸材111,112の
    下方に送り出すことができるようにしたブレーキ
    ング兼送り出し装置110を備えていることを特
    徴とする連続運転式ウエブロール製造装置。
JP6430087U 1987-04-27 1987-04-27 Expired JPH0447170Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6430087U JPH0447170Y2 (ja) 1987-04-27 1987-04-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6430087U JPH0447170Y2 (ja) 1987-04-27 1987-04-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63169559U JPS63169559U (ja) 1988-11-04
JPH0447170Y2 true JPH0447170Y2 (ja) 1992-11-06

Family

ID=30900334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6430087U Expired JPH0447170Y2 (ja) 1987-04-27 1987-04-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0447170Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2535277B2 (ja) * 1991-12-28 1996-09-18 川之江造機株式会社 ウエブ巻取り装置の巻上りロ―ル排出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63169559U (ja) 1988-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2928598B2 (ja) ロールまたはログを形成する巻取機械および方法
US8215086B2 (en) Method and device for manufacturing rolls of web material with an outer wrapping
KR860001993B1 (ko) 웨브의 스냅파단장치
EP1346935B1 (en) Web rewinder chop-off and transfer assembly
US7641142B2 (en) Multiprocessing apparatus for forming logs of web material
US4775110A (en) Method of and apparatus for the automatic winding of a web of sheet material
KR100307429B1 (ko) 테일실러를내장한권취기
EP1888441B1 (en) Machine and method for the production of rolls of weblike material
JP7234234B2 (ja) センターアシストとベルトと巻取りドラムが巻取りネストを形成する表面巻直し機
US4280669A (en) Automatic web rewinder for tensioned web
EP0198495A2 (en) Web winding machine and method
JPH0447170Y2 (ja)
EP2731894B1 (en) Method and apparatus for breaking a web using a cut-off assembly
JPH0326645A (ja) ロールを形成する装置およびウエブを引裂く方法
JP2530836B2 (ja) 連続運転式ウエブロ−ル製造装置
JP2530845B2 (ja) 連続運転式ウエブロ−ル製造装置
EP4081472B1 (en) Rewinding machine and method for the production of logs of paper material
JPS63134451A (ja) 連続運転式ウエブロ−ル製造装置
JPH0818737B2 (ja) ウェブ巻取機および方法