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JPH0446102Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0446102Y2
JPH0446102Y2 JP1984199193U JP19919384U JPH0446102Y2 JP H0446102 Y2 JPH0446102 Y2 JP H0446102Y2 JP 1984199193 U JP1984199193 U JP 1984199193U JP 19919384 U JP19919384 U JP 19919384U JP H0446102 Y2 JPH0446102 Y2 JP H0446102Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
bodies
mass
mass bodies
pair
Prior art date
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Expired
Application number
JP1984199193U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61114141U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984199193U priority Critical patent/JPH0446102Y2/ja
Publication of JPS61114141U publication Critical patent/JPS61114141U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0446102Y2 publication Critical patent/JPH0446102Y2/ja
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  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両等における防振及び騒音低減の
向上を図るため、運動エネルギーを吸収して振動
の振幅を軽減せしめ、乗員の乗り心地の向上や積
荷の保護等を図つたダイナミツクダンパに関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のダイナミツクダンパは、第4図
で示すように、断面矩形状の質量体2′の両側面
に通常ゴムで構成された弾性体3′,3′を固着
し、これを断面コ字形のブラケツト4′の両側板
内面で夫々弾性的に支持してダイナミツクダンパ
1′を構成し、このブラケツト4′の底板の幅方向
ほゞ中央にボルト5等の取付け部品を備えたもの
が一般的であり、上記弾性体3′,3′としてのゴ
ムはダイナミツクダンパ1′の製作時に熱せられ
所定の型に入れられて成形され、その後に冷却さ
れていた。
しかし、ゴムは熱した状態では膨張しており冷
却すると収縮するため、両端を質量体2′及びブ
ラケツト4′で拘束されていると容積変化が十分
に行えず、弾性体3′(ゴム)の内部に残留応力
が残り、この結果弾性体3′の切れ易くなつてし
まうという欠点があつた。
このため、第5図Aで示すように、弾性体3′
の収縮分を予め見越してブラケツト4′の両側板
4′a,4′aの開口部をやゝ幅広となし、弾性体
3′,3′の冷却後に屈曲部を直角とする二次加工
を施して応力の除去を行つたり、同図Bで示すよ
うに、ブラケツト4′を二分割するとゝもに、
夫々ボルト5を介して左右に移動可能となし、弾
性体3′が熱せられている時はボルト5を弛めて
おき、弾性体3′の冷却後にボルト5を締付ける
ことにより、弾性体3′の収縮を拘束しないよう
に構成することが行われていた。
然し乍ら、上記第5図Aで示すものは、ブラケ
ツト4′の材質がAlやZnダイギヤストの場合、二
次加工である曲げ加工を施す際に割れてしまうこ
とがあり、また上記同図Bで示すものは、ダイナ
ミツクダンパ1′の取付け部が複数となつて、重
量及びコストのアツプにつながつてしまうという
欠点があつた。
そこで、特公昭53−23469号公報に開示されて
いるように、支持構体を構成せる基台に取付けら
れるブラケツト及びこれと一体に垂直方向に上方
に延長せるフランジと、そのフランジに相対向す
る垂直面上に夫々それ等の面と略々垂直に互に対
称に延長する如く植立せる弾性体としての断面円
形の2個の弾性杆と、それ等弾性杆の遊端に夫々
取付けられた質量体としての断面円形の錘とより
なる構成を有する振動作動装置がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前記特公昭53−23469号公報のものは、
一対の錘は夫々垂直フランジによる片持ち構造と
なるため、錘の弾性中心と重心とが一致しなくな
り、垂直フランジの振動によつて一対の錘は夫々
垂直フランジの支持部を中心とした円弧運動又は
ボルト緩挿孔の範囲内での上下方向の運動とな
り、防振効果が余り期待できないといつた問題点
がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記のような従来の問題点に鑑み、弾
性体としてゴムを使用しても冷却後に残留応力が
残つてしまうことがないばかりでなく、二次加工
として曲げ加工を施す必要がなく、しかも重量及
びコストの増大を伴わないものを提供せんとして
案出されたものであり、その要旨は、ブラケツト
の両端に各々接着固定した弾性体を介して一対の
質量体を装着するとゝもに、該一対の質量体の一
端部をその間隔を調整可能な連結部材で一体に連
結し、この両質量体の弾性中心と重心とが一致す
る位置に前記ブラケツトの取付部を設けたことを
特徴とするダイナミツクダンパにある。
〔実施例〕
以下、本考案を第1図及び第2図に示す実施例
により詳細に説明するに、1はダイナミツクダン
パで、質量体2,2と、該質量体2,2の内側面
に夫々固着された弾性体3,3と、断面コ字形で
側板外面に上記弾性体3,3を夫々固着しこれを
介して上記質量体2,2を弾性的に支持するブラ
ケツト4とから主に構成されている。
上記質量体2,2の下面にはこれを連結するた
めの連結部材6,6が配設され、該各連結部材6
には夫々その長さ方向に沿つた長孔6a,6aが
穿設されているとゝもに、ここに上記質量体2,
2を結合するためのボルト7,7が挿通されてい
て、質量体2,2の間隔誤差が調整可能に構成さ
れている。すなわち、このボルト7,7を弛める
ことにより、質量体2,2が連結部材6,6の長
さ方向、即ち左右に移動自在となり、ボルト7,
7を締付けることにより、質量体2,2を連結部
材6,6を介して完全に連結させて質量体として
一体となるよう構成されているのである。
而して、ダイナミツクダンパ1の製作時には、
各弾性体3は夫々その両端を質量体2の内面及び
ブラケツト4の外面に固着されて熱せられている
が、この時、ボルト7,7を弛めておいて質量体
2,2を左右、即ち連結部材6,6の長さ方向に
移動自在にしておくことによりこの収縮を拘束せ
ずこれを許容し、各弾性体3が完全に冷却された
後にボルト7,7を締付けて質量体2,2を連結
部材6,6を介して完全に連結して質量体として
一体となすことにより、各弾性体3に残留応力が
残ることを防止するのである。
なお、図中5は前記ブラケツト4の取付部に装
着したボルトで、ダイナミツクダンパ1を被取付
部材(図示せず)に取付けるためのものである。
第3図は他の実施例を示すもので、質量体2,
2の外側面と、下方に開口した断面コ字形のブラ
ケツト4の側板内面との間に弾性体3,3を夫々
固着し、質量体2,2の下端面に連結部材6,6
を配設したものである。
而して、一対の質量体2,2は連結部材6によ
り結合されて一体構造となり、そして一体構造と
なつたこの一対の質量体2,2は夫々ブラケツト
4の両端と弾性体3,3を介して両持ち支持構造
となる。したがつて、両質量体2,2の弾性中心
と重心とが一致し、一対の質量体2,2はブラケ
ツト4の並進方向及び回転方向と夫々同一方向に
移動することになり、ブラケツト4の運動エネル
ギーを吸収して振動の振幅が軽減される。
〔考案の効果〕
本考案に係るダイナミツクダンパは、上記のよ
うに、ブラケツトの両端に各々接着固定した弾性
体を介して一対の質量体を装着するとゝもに、該
一対の質量体の一端部をその間隔を調整可能な連
結部材で一体に連結し、この両質量体の弾性中心
と重心とが一致する位置に前記ブラケツトの取付
部を設けた構成であるから、弾性体としてゴムを
使用しても、冷却後に残留応力が残つてしまうこ
とがないばかりでなく、一対の質量体はブラケツ
トの並進方向及び回転方向と夫々同一方向に移動
することになり、ブラケツトの運動エネルギーを
良く吸収して振動の振幅が大幅に軽減される。
また、二次加工として曲げ加工を施す必要がな
いので、ブラケツトの材質としてAlやZnダイギ
ヤストを使用しても割れてしまうことがないとゝ
もに、質量体の構成部品を小さくすることができ
ることから厚板の使用が可能となり、軽量化及び
コストダウンを図ることができるといつた諸効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、
第1図は平面図、第2図は正面図、第3図は他の
実施例を示す正面図、第4図は従来例を示す正面
図、第5図A,Bは夫々異なる従来の改良例を示
す正面図である。 1……ダイナミツクダンパ、2……質量体、3
……弾性体、4……ブラケツト、5……ボルト、
6……連結部材、6a……同長孔、7……ボル
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブラケツトの両端に各々接着固定した弾性体を
    介して一対の質量体を装着するとゝもに、該一対
    の質量体の一端部をその間隔を調整可能な連結部
    材で一体に連結し、この両質量体の弾性中心と重
    心とが一致する位置に前記ブラケツトの取付部を
    設けたことを特徴とするダイナミツクダンパ。
JP1984199193U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPH0446102Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984199193U JPH0446102Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984199193U JPH0446102Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61114141U JPS61114141U (ja) 1986-07-18
JPH0446102Y2 true JPH0446102Y2 (ja) 1992-10-29

Family

ID=30758887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984199193U Expired JPH0446102Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4623721B2 (ja) * 2005-03-18 2011-02-02 備前発条株式会社 ダイナミックダンパーの製造方法
JP4648248B2 (ja) * 2006-06-13 2011-03-09 株式会社神戸製鋼所 振動低減装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5323469A (en) * 1976-08-16 1978-03-03 Toyo Umpanki Co Ltd Elevator for freight handling machine

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JPS5323469A (en) * 1976-08-16 1978-03-03 Toyo Umpanki Co Ltd Elevator for freight handling machine

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JPS61114141U (ja) 1986-07-18

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