JPH0445211Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0445211Y2 JPH0445211Y2 JP1987130100U JP13010087U JPH0445211Y2 JP H0445211 Y2 JPH0445211 Y2 JP H0445211Y2 JP 1987130100 U JP1987130100 U JP 1987130100U JP 13010087 U JP13010087 U JP 13010087U JP H0445211 Y2 JPH0445211 Y2 JP H0445211Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- terminal
- bobbin terminal
- protrusion
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、時計のコイルと回路基板とを接続
するボビン端子をボビンへ取付ける構造に関する
ものである。
するボビン端子をボビンへ取付ける構造に関する
ものである。
(従来の技術)
従来において、少し前迄は、コイルの巻線を直
接回路基板に半田付けして接続していたが、近年
に到つて、コイル巻線をリードピン(以下「ボビ
ン端子」と称する。)に絡み付け、該ボビン端子
の一端を回路基板に半田付けして電気的接続を図
ることが行われている。
接回路基板に半田付けして接続していたが、近年
に到つて、コイル巻線をリードピン(以下「ボビ
ン端子」と称する。)に絡み付け、該ボビン端子
の一端を回路基板に半田付けして電気的接続を図
ることが行われている。
(考案が解決しようとする課題)
しかし、上記従来手段に依ると、半田付け時に
ボビン端子が熱を受け、該熱によつてボビンを形
成している樹脂材が溶け、ボビンとボビン端子の
接合状態が緩み、この結果ボビン端子がボビンか
ら抜けて断線の発生等の事態を招いていた。それ
ゆえ、従来はボビン端子の圧入部を長く採つたり
ボビンの圧入部にいわゆるツブシを設ける等の工
夫がなされていたが、それでも抜けが発生し、効
果がなかつた。
ボビン端子が熱を受け、該熱によつてボビンを形
成している樹脂材が溶け、ボビンとボビン端子の
接合状態が緩み、この結果ボビン端子がボビンか
ら抜けて断線の発生等の事態を招いていた。それ
ゆえ、従来はボビン端子の圧入部を長く採つたり
ボビンの圧入部にいわゆるツブシを設ける等の工
夫がなされていたが、それでも抜けが発生し、効
果がなかつた。
このようにボビンに対するボビン端子の圧入に
は、抜け発生という問題があり、例えば実開昭56
−43103号公報の考案は、ボビン端子をU字状に
形成すると共に、ボビン側板に上記ボビン端子の
位置保持手段及び脱出防止手段を設けて、上記問
題点を解決しようとしている。
は、抜け発生という問題があり、例えば実開昭56
−43103号公報の考案は、ボビン端子をU字状に
形成すると共に、ボビン側板に上記ボビン端子の
位置保持手段及び脱出防止手段を設けて、上記問
題点を解決しようとしている。
しかし、この公報考案に依る手段は、ボビン端
子及びボビンの構造が複雑になるばかりでなく、
ボビン端子の組み込みも面倒になり、経済上、作
業性上の不利がある。
子及びボビンの構造が複雑になるばかりでなく、
ボビン端子の組み込みも面倒になり、経済上、作
業性上の不利がある。
(課題を解決するための手段)
本考案は、上記問題点を解決するボビン端子の
取付け構造を提案するものであり、下記技術手段
を採用している。
取付け構造を提案するものであり、下記技術手段
を採用している。
すなわち、本考案に係るボビン端子の取付け構
造は、ボビンと、該ボビンに圧入されるボビン端
子との組み合せで成るボビン端子の取付け構造で
あつて、前記ボビン端子に形成されるボビン端子
圧入用の孔が、前記ボビン端子の挿入方向に直交
する側に互い違いに形成された側壁により設けら
れる一方、前記ボビン端子の先端に突部とその手
前に段部を形成し、前記ボビン端子の前記段部
が、前記孔の前記側壁の一部と係合して、前記ボ
ビン端子の抜け止めがなされる構成を備えてい
る。
造は、ボビンと、該ボビンに圧入されるボビン端
子との組み合せで成るボビン端子の取付け構造で
あつて、前記ボビン端子に形成されるボビン端子
圧入用の孔が、前記ボビン端子の挿入方向に直交
する側に互い違いに形成された側壁により設けら
れる一方、前記ボビン端子の先端に突部とその手
前に段部を形成し、前記ボビン端子の前記段部
が、前記孔の前記側壁の一部と係合して、前記ボ
ビン端子の抜け止めがなされる構成を備えてい
る。
(作用)
ボビンは一対の金型によつて形成され、その
際、前記孔は、前記ボビンの挿入方向に直交する
側に互い違いに形成された側壁により設けらるこ
ととなる。他方、前記ボビンは、ボビン端子の先
端に突部とその手前に段部を形成してある。その
突部を先にしてボビンを前記孔に挿入すると、孔
の側壁は互い違いに形成されているので該突部は
案外容易に圧入される。そして突部が挿入され終
ると、該突部の手前に段部が形成されているの
で、その段部が前記孔の前記側壁の一部と係合し
て、前記ボビン突部が、その側壁に係止される。
その結果、前記ボビンの抜け止めがなされる。
際、前記孔は、前記ボビンの挿入方向に直交する
側に互い違いに形成された側壁により設けらるこ
ととなる。他方、前記ボビンは、ボビン端子の先
端に突部とその手前に段部を形成してある。その
突部を先にしてボビンを前記孔に挿入すると、孔
の側壁は互い違いに形成されているので該突部は
案外容易に圧入される。そして突部が挿入され終
ると、該突部の手前に段部が形成されているの
で、その段部が前記孔の前記側壁の一部と係合し
て、前記ボビン突部が、その側壁に係止される。
その結果、前記ボビンの抜け止めがなされる。
(実施例)
以下、本考案を例示図面に基いて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図はボビン端子の正面図、第3図は同平面図、第
4図は側面図、第5図はボビンを一部破断して示
す同正面図、第6図は同底面図、第7図は同側面
図である。
図はボビン端子の正面図、第3図は同平面図、第
4図は側面図、第5図はボビンを一部破断して示
す同正面図、第6図は同底面図、第7図は同側面
図である。
まず、ボビン1から説明する。図示するボビン
1は、実願昭61−186395号に開示した考案に係る
ものであり、一対の金型による押し抜き成形によ
り製作される。ここで押し抜き成形とは、前記一
対の金型によつて素材を上下又は左右から成形加
工したものである。
1は、実願昭61−186395号に開示した考案に係る
ものであり、一対の金型による押し抜き成形によ
り製作される。ここで押し抜き成形とは、前記一
対の金型によつて素材を上下又は左右から成形加
工したものである。
ボビン1において、3はコイル巻部であり、該
コイル巻部3の一面には少なくとも一つの開口部
5を設け、該面と対向する面の上記開口部5と重
合しないすべての領域を開口部5′とし、上記コ
イル巻部3の両側に鍔部7を設け、該鍔部7には
鉄芯挿入口9を備えており、上記の如く開口部
5,5′それぞれを千鳥状に配することによつて、
一対の押し切り型(図示せず)で容易に製作でき
る。
コイル巻部3の一面には少なくとも一つの開口部
5を設け、該面と対向する面の上記開口部5と重
合しないすべての領域を開口部5′とし、上記コ
イル巻部3の両側に鍔部7を設け、該鍔部7には
鉄芯挿入口9を備えており、上記の如く開口部
5,5′それぞれを千鳥状に配することによつて、
一対の押し切り型(図示せず)で容易に製作でき
る。
上記鉄芯挿入口9には、同じく押し切り成形に
よつてボビン端子圧入用の孔13が形成されてい
る。この孔13は、ボビン端子15の挿入方向に
直交する側に互い違いに形成された側壁11,1
1により設けられる。
よつてボビン端子圧入用の孔13が形成されてい
る。この孔13は、ボビン端子15の挿入方向に
直交する側に互い違いに形成された側壁11,1
1により設けられる。
また、前記ボビン端子15の先端には、突部1
7とその手前に段部19を形成する。
7とその手前に段部19を形成する。
そして、前記ボビン端子15の段部19が、前
記孔13の前記側壁11の一部と係合する位置関
係を備えている。
記孔13の前記側壁11の一部と係合する位置関
係を備えている。
従つて、ボビン端子15が孔13に圧入された
場合、該ボビン端子15は、その段部19が前記
の側壁11と係合することにより、突部17が当
該側壁11と係止して、抜け止めがなされる。こ
の状態下において、ボビン端子15が回路基板
(図示せず)に半田付けされる。
場合、該ボビン端子15は、その段部19が前記
の側壁11と係合することにより、突部17が当
該側壁11と係止して、抜け止めがなされる。こ
の状態下において、ボビン端子15が回路基板
(図示せず)に半田付けされる。
(考案の効果)
本考案は、以上説明したように構成されるの
で、ボビン端子が側壁と突部の係止した堅固な状
態に取付けられ、後の半田付け処理によつてもボ
ビン端子が抜け出るような事態を生じない。ま
た、本考案は、ボビン端子を孔に圧入する構成で
あるところ、当該孔が、前記ボビン端子の挿入方
向に直交する側に互い違いに形成された側壁によ
り設けられているので、ボビン端子を該孔に圧入
する場合、ボビン端子先端に突部が形成されてい
ても、該突部は、一つの側壁の反対側は空洞とな
つているので、すなわち側壁の間に挟まれること
がないので、その取付け作業性を向上させること
ができる。このように、本考案に依れば、ボビン
端子の挿入が容易である反面これが抜け出ないこ
ととなり、その結果、ボビン端子離脱による断線
が解消されるものである。
で、ボビン端子が側壁と突部の係止した堅固な状
態に取付けられ、後の半田付け処理によつてもボ
ビン端子が抜け出るような事態を生じない。ま
た、本考案は、ボビン端子を孔に圧入する構成で
あるところ、当該孔が、前記ボビン端子の挿入方
向に直交する側に互い違いに形成された側壁によ
り設けられているので、ボビン端子を該孔に圧入
する場合、ボビン端子先端に突部が形成されてい
ても、該突部は、一つの側壁の反対側は空洞とな
つているので、すなわち側壁の間に挟まれること
がないので、その取付け作業性を向上させること
ができる。このように、本考案に依れば、ボビン
端子の挿入が容易である反面これが抜け出ないこ
ととなり、その結果、ボビン端子離脱による断線
が解消されるものである。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図はボビン端子の正面図、第3図は同平面図、第
4図は側面図、第5図はボビンを一部破断して示
す正面図、第6図は同底面図、第7図は同側面図
である。 1……ボビン、11……段差、13……孔、1
5……ボビン端子、17……突部。
図はボビン端子の正面図、第3図は同平面図、第
4図は側面図、第5図はボビンを一部破断して示
す正面図、第6図は同底面図、第7図は同側面図
である。 1……ボビン、11……段差、13……孔、1
5……ボビン端子、17……突部。
Claims (1)
- ボビンと、該ボビンに圧入されるボビン端子と
の組み合せで成るボビン端子の取付け構造であつ
て、前記ボビンに形成されるボビン端子圧入用の
孔が、前記ボビン端子の挿入方向に直交する側に
互い違いに形成された側壁により設けられる一
方、前記ボビン端子の先端に突部とその手前に段
部を形成し、前記ボビン端子の前記段部が、前記
孔の前記側壁の一部と係合して、前記ボビン端子
の抜け止めがなされることを特徴とするボビン端
子の取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987130100U JPH0445211Y2 (ja) | 1987-08-28 | 1987-08-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987130100U JPH0445211Y2 (ja) | 1987-08-28 | 1987-08-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6435729U JPS6435729U (ja) | 1989-03-03 |
JPH0445211Y2 true JPH0445211Y2 (ja) | 1992-10-23 |
Family
ID=31384961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987130100U Expired JPH0445211Y2 (ja) | 1987-08-28 | 1987-08-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0445211Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57168206U (ja) * | 1981-04-17 | 1982-10-23 |
-
1987
- 1987-08-28 JP JP1987130100U patent/JPH0445211Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6435729U (ja) | 1989-03-03 |
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