JPH0444923Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0444923Y2 JPH0444923Y2 JP1985197391U JP19739185U JPH0444923Y2 JP H0444923 Y2 JPH0444923 Y2 JP H0444923Y2 JP 1985197391 U JP1985197391 U JP 1985197391U JP 19739185 U JP19739185 U JP 19739185U JP H0444923 Y2 JPH0444923 Y2 JP H0444923Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- lubricating oil
- differential
- throttle passage
- differential case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims description 23
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 19
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 2
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Retarders (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は自動車等の動力伝達装置に関するも
のである。
のである。
[従来技術]
従来、エンジンからの動力を例えば、左右の車
輪へ伝達するデイフアレンシヤル等の動力伝達装
置としては、例えば、特開昭59−23159号公報記
載が知られている。
輪へ伝達するデイフアレンシヤル等の動力伝達装
置としては、例えば、特開昭59−23159号公報記
載が知られている。
即ち、デイフアレンシヤルは、所望のレベルに
潤滑油が充填されたデイフアレンシヤルキヤリア
内にデイフアレンシヤルケース(デフケース)が
回転自在に軸支されている。
潤滑油が充填されたデイフアレンシヤルキヤリア
内にデイフアレンシヤルケース(デフケース)が
回転自在に軸支されている。
デフケースの外側にはエンジン側へ続くドライ
ブピニオンと噛み合うリングギヤが設けられる一
方、デフケースの内部には、左右の車輪へ連動連
結される一対の出力軸と、該出力軸に装着された
サイドギヤと、該ギヤと噛み合うと共に、差動回
転時に自転しながらデイフアレンシヤルケースと
一緒に公転するピニオンギヤとを有する構造とな
つている。
ブピニオンと噛み合うリングギヤが設けられる一
方、デフケースの内部には、左右の車輪へ連動連
結される一対の出力軸と、該出力軸に装着された
サイドギヤと、該ギヤと噛み合うと共に、差動回
転時に自転しながらデイフアレンシヤルケースと
一緒に公転するピニオンギヤとを有する構造とな
つている。
[考案が解決しようとする問題点]
かかる構造において、リングギヤに入力された
動力は該ギヤと一緒に回転するデフケースを介し
てピニオンシヤフト→ピニオンギヤ→サイドギヤ
→出力軸に伝達されるようになる。
動力は該ギヤと一緒に回転するデフケースを介し
てピニオンシヤフト→ピニオンギヤ→サイドギヤ
→出力軸に伝達されるようになる。
一方、デフケース内の潤滑は、該ケースの回転
で跳上げた潤滑油を、該ケースに跳かけ、ケース
に設けられた取り入れ孔等を介して内部へ送り込
み跳上げタイプとなつている。
で跳上げた潤滑油を、該ケースに跳かけ、ケース
に設けられた取り入れ孔等を介して内部へ送り込
み跳上げタイプとなつている。
この跳上げタイプは、デフケース自体が回転す
るために該ケースに跳上げられた潤滑油が遠心力
によつて放射方向へ振り出される作用を受けるた
めにデフケース内へ送り込まれる潤滑油の量が少
なくなる不具合が発生して潤滑が充分に行なわれ
ず効率が悪い面があつた。
るために該ケースに跳上げられた潤滑油が遠心力
によつて放射方向へ振り出される作用を受けるた
めにデフケース内へ送り込まれる潤滑油の量が少
なくなる不具合が発生して潤滑が充分に行なわれ
ず効率が悪い面があつた。
そこで、この考案はデフケース等の伝達ケース
内へ送り込まれる潤滑油の送り込み効率の向上が
図れるようにした動力伝達装置を提供することを
目的としている。
内へ送り込まれる潤滑油の送り込み効率の向上が
図れるようにした動力伝達装置を提供することを
目的としている。
[問題点を解決するための手段]
前記目的を達成するために、この考案にあつて
は、所望のレベルに潤滑油を充填したキヤリヤ内
に、入力された動力を出力側へ伝達する歯車伝達
機構を具備した伝達ケースを回転自在に装架し、
少なくとも前記潤滑油のレベル面より上方のキヤ
リヤ内壁と伝達ケースとの間に該ケースの回転方
向に巾が狭くなる絞り通路を形成し、該絞り通路
内に、伝達ケース内へ潤滑油を誘導案内する案内
部を設けてある。
は、所望のレベルに潤滑油を充填したキヤリヤ内
に、入力された動力を出力側へ伝達する歯車伝達
機構を具備した伝達ケースを回転自在に装架し、
少なくとも前記潤滑油のレベル面より上方のキヤ
リヤ内壁と伝達ケースとの間に該ケースの回転方
向に巾が狭くなる絞り通路を形成し、該絞り通路
内に、伝達ケース内へ潤滑油を誘導案内する案内
部を設けてある。
[作用]
かかる動力伝達装置において、伝達ケースによ
つて跳上げられた潤滑油は絞り通路内において、
回転方向に加速され、加速された状態で伝達ケー
ス側へ向けて誘導案内され、誘導案内された潤滑
油は、ケースに設けられた開口を介してケース内
へ強制的に送り込まれるようになる。
つて跳上げられた潤滑油は絞り通路内において、
回転方向に加速され、加速された状態で伝達ケー
ス側へ向けて誘導案内され、誘導案内された潤滑
油は、ケースに設けられた開口を介してケース内
へ強制的に送り込まれるようになる。
[実施例]
以下、第1図と第2図の図面を参照しながらこ
の考案の一実施例を詳細に説明する。
の考案の一実施例を詳細に説明する。
図中1は所望のレベルPに潤滑油が充填された
デイフアレンシヤルキヤリヤを示しており、該キ
ヤリヤ1内には軸受3,3によつてデイフアレン
シヤルケース5(以下デフケースと呼ぶ)が回転
自在に装架されている。
デイフアレンシヤルキヤリヤを示しており、該キ
ヤリヤ1内には軸受3,3によつてデイフアレン
シヤルケース5(以下デフケースと呼ぶ)が回転
自在に装架されている。
デフケース5の外側には、内部へ通じる取り入
れ孔7が設けられておりドライブピニオン(図示
していない)と連結された中空軸9がデフケース
5の内側とスプライン結合されている。デフケー
ス5の内部には該ケース5と一緒に回転するピニ
オンシヤフト15と、該シヤフト15に公転しな
がら差動回転時に自転する一対のピニオンギヤ1
1,11と、該ギヤ11,11と常時噛み合うサ
イドギヤ13,13とを具備している。また、各
サイドギヤ13,13は図外の左右の車輪へ連動
連結される第1・第2出力軸17,17にそれぞ
れ装着されている。
れ孔7が設けられておりドライブピニオン(図示
していない)と連結された中空軸9がデフケース
5の内側とスプライン結合されている。デフケー
ス5の内部には該ケース5と一緒に回転するピニ
オンシヤフト15と、該シヤフト15に公転しな
がら差動回転時に自転する一対のピニオンギヤ1
1,11と、該ギヤ11,11と常時噛み合うサ
イドギヤ13,13とを具備している。また、各
サイドギヤ13,13は図外の左右の車輪へ連動
連結される第1・第2出力軸17,17にそれぞ
れ装着されている。
一方、前記潤滑油のレベル面Pより上方のキヤ
リヤ1内壁とデフケース5との間には、該ケース
5の回転方向に巾が狭くなる絞り通路19が形成
されている。
リヤ1内壁とデフケース5との間には、該ケース
5の回転方向に巾が狭くなる絞り通路19が形成
されている。
絞り通路19は回転方向へ巾が狭くなることで
跳上げられた潤滑油の流速を早める機能を有して
いる。また、絞り通路19内に、デフケース5側
へ潤滑油を誘導案内する案内部21が設けられて
いる。この案内部21は、キヤリヤ1の内壁から
デフケース5側へ連動して突出する一体形状とな
つている。
跳上げられた潤滑油の流速を早める機能を有して
いる。また、絞り通路19内に、デフケース5側
へ潤滑油を誘導案内する案内部21が設けられて
いる。この案内部21は、キヤリヤ1の内壁から
デフケース5側へ連動して突出する一体形状とな
つている。
このように構成された構造において、ドライブ
ピニオン(図示していない)からリングギヤ(図
示省略)にリングギヤと連結された中空軸9を介
してスプライン結合されたデフケース5を回転さ
せる。このデフケース5が回転することによりピ
ニオンシヤフト15→ピニオンギヤ11→サイド
ギヤア13→出力軸(図示省略)に伝達されるよ
うになる。
ピニオン(図示していない)からリングギヤ(図
示省略)にリングギヤと連結された中空軸9を介
してスプライン結合されたデフケース5を回転さ
せる。このデフケース5が回転することによりピ
ニオンシヤフト15→ピニオンギヤ11→サイド
ギヤア13→出力軸(図示省略)に伝達されるよ
うになる。
一方、デフケース5の回転によつて跳上げられ
た潤滑油は絞り通路19によつて加速される。加
速された潤滑油は案内部21によつて誘導案内さ
れデフケース5の取り入れ孔7からケース5の内
部へ入る。
た潤滑油は絞り通路19によつて加速される。加
速された潤滑油は案内部21によつて誘導案内さ
れデフケース5の取り入れ孔7からケース5の内
部へ入る。
第3図は案内部21の他の実施例を示し、案内
部21は絞り通路により加速された潤滑油をさら
に加速しながらケース内部へ誘導案内できるよう
な構造になつている。
部21は絞り通路により加速された潤滑油をさら
に加速しながらケース内部へ誘導案内できるよう
な構造になつている。
なお、この実施例を、プラネタリギヤ等を用い
た減速装置に適用することも可能である。
た減速装置に適用することも可能である。
[考案の効果]
以上、説明したように、この考案によれば、ケ
ースによつて跳上げられた潤滑油を絞り通路と案
内部との作用によつて強制的に該ケース内へ潤滑
油を送り出すことができるのでケース内への潤滑
油の送り込み効率が良くなりケース内の円滑な潤
滑状態が得られるようになる。
ースによつて跳上げられた潤滑油を絞り通路と案
内部との作用によつて強制的に該ケース内へ潤滑
油を送り出すことができるのでケース内への潤滑
油の送り込み効率が良くなりケース内の円滑な潤
滑状態が得られるようになる。
第1図はこの考案の動力伝達装置を示した要部
の切断面図、第2図は第1図の−線断面図、
第3図は案内部の他の実施例を示す部分断面図で
ある。 主要な図面符号の説明、1……キヤリヤ、5…
…デフケース(伝達ケース)、11……ピニオン
ギヤ(歯車伝達機構)、13……サイドギヤ、1
9……絞り通路、21……案内部。
の切断面図、第2図は第1図の−線断面図、
第3図は案内部の他の実施例を示す部分断面図で
ある。 主要な図面符号の説明、1……キヤリヤ、5…
…デフケース(伝達ケース)、11……ピニオン
ギヤ(歯車伝達機構)、13……サイドギヤ、1
9……絞り通路、21……案内部。
Claims (1)
- 所望のレベルに潤滑油を充填したキヤリヤ内
に、入力された動力を出力側へ伝達する歯車伝達
機構を具備した伝達ケースを回転自在に装架し、
少なくとも前記潤滑油のレベル面より上方のキヤ
リヤ内壁と伝達ケースとの間に該ケースの回転方
向に巾が狭くなる絞り通路を形成し、該絞り通路
内に、伝達ケース内へ潤滑油を誘導案内する案内
部を設けたことを特徴とする動力伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985197391U JPH0444923Y2 (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985197391U JPH0444923Y2 (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62106058U JPS62106058U (ja) | 1987-07-07 |
JPH0444923Y2 true JPH0444923Y2 (ja) | 1992-10-22 |
Family
ID=31157082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985197391U Expired JPH0444923Y2 (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0444923Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-12-24 JP JP1985197391U patent/JPH0444923Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62106058U (ja) | 1987-07-07 |
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