JPH0443172A - 自動車のエンジンマウント取付部構造 - Google Patents
自動車のエンジンマウント取付部構造Info
- Publication number
- JPH0443172A JPH0443172A JP15189190A JP15189190A JPH0443172A JP H0443172 A JPH0443172 A JP H0443172A JP 15189190 A JP15189190 A JP 15189190A JP 15189190 A JP15189190 A JP 15189190A JP H0443172 A JPH0443172 A JP H0443172A
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- JP
- Japan
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- working hole
- front side
- side wall
- bolt
- base plate
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- 238000009434 installation Methods 0.000 title description 2
- 230000001012 protector Effects 0.000 claims abstract description 13
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims abstract description 6
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims abstract description 6
- 230000005484 gravity Effects 0.000 abstract description 8
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 5
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 2
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 1
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は自動車のエンジンマウント取付部構造に関し、
とりわけ、エンジンをエンジンルームに横置きに搭載す
る車両に適用して好適なエンジンマウント取付部構造に
関する。
とりわけ、エンジンをエンジンルームに横置きに搭載す
る車両に適用して好適なエンジンマウント取付部構造に
関する。
従来の技術
第4図はエンジン横置き型車両における従来の構造を示
すもので、エンジン2.トランスミッション3からなる
パワーユニット1は、エンジンルームE−R内に横置き
に配置され、左右両側と、後側又は前側の3点で(本例
の場合、左右両側と後側の3点)エンジンマウント4を
介して車体に防振支持しである。エンジンマウント4は
詳細図は省略しであるが、内、外筒とこれら内外筒間に
介装したインシュレータラバーとからなっていて、外筒
をブラケット5を介してパワーユニット1に固定し、内
筒を車体側に固定したマウントブラケット6に軸支して
取り付けられる。ここで、マウントブラケット6はエン
ジンルームE−Hの左右両側にあっては、閉断面に形成
されて車体前後方向に延在するフロントサイドメンバ7
の側壁に固定され、同後側にあっては図外のセンタメン
バあるいはダッシュパネル8前側に配設されるマウント
メンバに固定される。第4図中9はフードレッジパネル
、lOはフロントクロスメンバを示す。
すもので、エンジン2.トランスミッション3からなる
パワーユニット1は、エンジンルームE−R内に横置き
に配置され、左右両側と、後側又は前側の3点で(本例
の場合、左右両側と後側の3点)エンジンマウント4を
介して車体に防振支持しである。エンジンマウント4は
詳細図は省略しであるが、内、外筒とこれら内外筒間に
介装したインシュレータラバーとからなっていて、外筒
をブラケット5を介してパワーユニット1に固定し、内
筒を車体側に固定したマウントブラケット6に軸支して
取り付けられる。ここで、マウントブラケット6はエン
ジンルームE−Hの左右両側にあっては、閉断面に形成
されて車体前後方向に延在するフロントサイドメンバ7
の側壁に固定され、同後側にあっては図外のセンタメン
バあるいはダッシュパネル8前側に配設されるマウント
メンバに固定される。第4図中9はフードレッジパネル
、lOはフロントクロスメンバを示す。
この類似構造は、例えば特開昭58−22711号公報
に示されている。
に示されている。
発明が解決しようとする課題
パワーユニット1の両側部にあっては、防振対策1該パ
ワーユニット1の重心Gを通る軸線上で、エンジンマウ
ント4を介して車体側に防振支持することが望ましいの
であるが、エンジン2を横置きにしであるため、パワー
ユニット1の端部がエンジンルームE−R両側のフロン
トサイドメンバ7に近接し、マウントブラケット6のフ
ロントサイドメンバ7側壁への締結固定作業が行えなく
なってしまう。そこで、第4図に示すように、該マウン
トブラケット6をパワーユニット1の前記重心Gを通る
軸線よりも前方にオフセットした位置でフロントサイド
メンバ7の側壁に締結固定して、パワーユニットlの端
部をエンジンマウント4を介して防振支持するようにし
ており、マウントブラケット6の取り付けが優先されて
、音振性能を多少犠牲にせざるを得ない実状にあった。
ワーユニット1の重心Gを通る軸線上で、エンジンマウ
ント4を介して車体側に防振支持することが望ましいの
であるが、エンジン2を横置きにしであるため、パワー
ユニット1の端部がエンジンルームE−R両側のフロン
トサイドメンバ7に近接し、マウントブラケット6のフ
ロントサイドメンバ7側壁への締結固定作業が行えなく
なってしまう。そこで、第4図に示すように、該マウン
トブラケット6をパワーユニット1の前記重心Gを通る
軸線よりも前方にオフセットした位置でフロントサイド
メンバ7の側壁に締結固定して、パワーユニットlの端
部をエンジンマウント4を介して防振支持するようにし
ており、マウントブラケット6の取り付けが優先されて
、音振性能を多少犠牲にせざるを得ない実状にあった。
そこで、本発明はマウントブラケットのフロントサイ
ドメンバへの締結固定作業に支障を来すことなく、パワ
ーユニットをその重心を通る軸線上で防振支持すること
ができて、音振性能を一段と向上することができると共
に、フロントサイドメンバの捩れ剛性を高めることがで
きる自動車のエンジンマウント取付部構造を提供するも
のである。
ドメンバへの締結固定作業に支障を来すことなく、パワ
ーユニットをその重心を通る軸線上で防振支持すること
ができて、音振性能を一段と向上することができると共
に、フロントサイドメンバの捩れ剛性を高めることがで
きる自動車のエンジンマウント取付部構造を提供するも
のである。
課題を解決するための手段
エンジンマウントを軸支するマウントブラケットのベー
スプレートを、閉断面に形成されたフロントサイドメン
バのエンジンルーム側の側壁に重合して締結固定する構
造において、前記マウントブラケットのベースプレート
にボルト螺装部を形成する一方、フロントサイドメンバ
の車外側の側壁にボルト挿入用の作業孔を形成すると共
に、その内面に該作業孔を跨いで平面略コ字形に形成さ
れたプロテクタ部材を接合して、その端壁をフロントサ
イドメンバのエンジンルーム側の側壁内面に重合配置し
、前記作業孔よりボルトを挿入して、該ボルトを前記端
壁とエンジンルーム側の側壁との重合部分を貫通して、
前記ベースプレートのボルト螺装部に螺合締結しである
。
スプレートを、閉断面に形成されたフロントサイドメン
バのエンジンルーム側の側壁に重合して締結固定する構
造において、前記マウントブラケットのベースプレート
にボルト螺装部を形成する一方、フロントサイドメンバ
の車外側の側壁にボルト挿入用の作業孔を形成すると共
に、その内面に該作業孔を跨いで平面略コ字形に形成さ
れたプロテクタ部材を接合して、その端壁をフロントサ
イドメンバのエンジンルーム側の側壁内面に重合配置し
、前記作業孔よりボルトを挿入して、該ボルトを前記端
壁とエンジンルーム側の側壁との重合部分を貫通して、
前記ベースプレートのボルト螺装部に螺合締結しである
。
作用
フロントサイドメンバの車外側の側壁には作業孔が開設
されるが、該車外側の側壁の内面には前記作業孔を跨い
でプロテクタ部材が接合されているため、このプロテク
タ部材の補強効果により作業孔周りの応力集中が回避さ
れる。また、このプロテクタ部材は平面略コ字形に形成
されて、その端壁がフロントサイドメンバのエンジンル
ーム側の側壁に重合して、マウントブラケットのベース
プレートと共締め固定されるから、フロントサイドメン
バの前記両側壁がプロテクタ部材で連結補強されて、該
フロントサイドメンバの捩れ剛性が高められ、マウント
ブラケット固定部分を入力点とするエンジン振動による
捩れ荷重に十分に対抗することができる。
されるが、該車外側の側壁の内面には前記作業孔を跨い
でプロテクタ部材が接合されているため、このプロテク
タ部材の補強効果により作業孔周りの応力集中が回避さ
れる。また、このプロテクタ部材は平面略コ字形に形成
されて、その端壁がフロントサイドメンバのエンジンル
ーム側の側壁に重合して、マウントブラケットのベース
プレートと共締め固定されるから、フロントサイドメン
バの前記両側壁がプロテクタ部材で連結補強されて、該
フロントサイドメンバの捩れ剛性が高められ、マウント
ブラケット固定部分を入力点とするエンジン振動による
捩れ荷重に十分に対抗することができる。
実施例
以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述する。
第1〜3図において、エンジン2.トランスミッション
3からなるパワーユニット1を、エンジンルームE−R
内に横置き配置して、該パワーユニット1をその左右両
側と後側の3点でエンジンマウント4を介して車体に防
振支持する基本的構造は前記従来と同様である。
3からなるパワーユニット1を、エンジンルームE−R
内に横置き配置して、該パワーユニット1をその左右両
側と後側の3点でエンジンマウント4を介して車体に防
振支持する基本的構造は前記従来と同様である。
ここで、フロントサイドメンバ7に締結固定されて、パ
ワーユニット1の両側にブラケット5で固定したエンジ
ンマウント6を軸支するマウントブラケット20は、前
記パワーユニット1の重心Gを通る軸線上に配置しであ
る。
ワーユニット1の両側にブラケット5で固定したエンジ
ンマウント6を軸支するマウントブラケット20は、前
記パワーユニット1の重心Gを通る軸線上に配置しであ
る。
マウントブラケット20はベースプレート21と一対の
ブラケット部22とからなっていて、ベースプレート2
1の両側部にボルト螺装部としてウェルドナツト23を
配設しである。本実施例では、このマウントブラケット
20を平面略コ字形に曲成成形してブラケット部22を
形成したブラケラト要素24と、該ブラケット要素24
の連結!125の背面に接合してベースプレート21を
構成するブラケット要素27と、上部支持プレート28
とで構成している。ブラケット部22の周縁には補強フ
ランジ26を曲折成形しである一方、ブラケット要素2
7の両側部上下縁には接続片29を曲折成形してあり、
これら接続片29を前記補強フランジ26の上下端末部
に重合して接合してあり、前述のボルト螺装部としての
ウェルドナツト23はブラケット要素27の両側部に配
設しである。上部支持プレート28は一対の接続片30
を延設してあり、この接続片30をブラケット部22の
上側の補強フランジ26上に重合し、該補強フランジ2
6の下面に配設したウェルドナツト31にボルト32締
結して固定しである。33は連結片25とブラケット要
素27の略中央部上縁より切欠成形されて、これら両者
を接合時に位置合わせするためのロケート溝を示す。
ブラケット部22とからなっていて、ベースプレート2
1の両側部にボルト螺装部としてウェルドナツト23を
配設しである。本実施例では、このマウントブラケット
20を平面略コ字形に曲成成形してブラケット部22を
形成したブラケラト要素24と、該ブラケット要素24
の連結!125の背面に接合してベースプレート21を
構成するブラケット要素27と、上部支持プレート28
とで構成している。ブラケット部22の周縁には補強フ
ランジ26を曲折成形しである一方、ブラケット要素2
7の両側部上下縁には接続片29を曲折成形してあり、
これら接続片29を前記補強フランジ26の上下端末部
に重合して接合してあり、前述のボルト螺装部としての
ウェルドナツト23はブラケット要素27の両側部に配
設しである。上部支持プレート28は一対の接続片30
を延設してあり、この接続片30をブラケット部22の
上側の補強フランジ26上に重合し、該補強フランジ2
6の下面に配設したウェルドナツト31にボルト32締
結して固定しである。33は連結片25とブラケット要
素27の略中央部上縁より切欠成形されて、これら両者
を接合時に位置合わせするためのロケート溝を示す。
フロントサイドメンバ7は断面路コ字形に形成したメン
バ本体11と、該メンバ本体11に接合したクロージン
グプレート12とで閉断面に形成しである。このフロン
トサイドメンバ7の車外側の側壁、従って、本実施例で
はクロージングプレート12には、前記マウントブラケ
ット20のボルト螺装部としてのウェルドナツト23に
それぞれ対応する位置に、ボルト挿通用の作業孔34を
形成しである。また、このクロージングプレート12の
内面には、平面略コ字形に形成されたプロテクタ部材3
5を、前記作業孔34を前後方向に跨いで接合して、端
壁36をフロントサイドメンバ7のエンジンルーム側の
側壁、つまり、メンバ本体11の側壁11aに重合配置
しである。これら端壁36とメンバ側壁11aとの重合
部には、各作業孔34と同心上にボルト挿通孔37を形
成しである。
バ本体11と、該メンバ本体11に接合したクロージン
グプレート12とで閉断面に形成しである。このフロン
トサイドメンバ7の車外側の側壁、従って、本実施例で
はクロージングプレート12には、前記マウントブラケ
ット20のボルト螺装部としてのウェルドナツト23に
それぞれ対応する位置に、ボルト挿通用の作業孔34を
形成しである。また、このクロージングプレート12の
内面には、平面略コ字形に形成されたプロテクタ部材3
5を、前記作業孔34を前後方向に跨いで接合して、端
壁36をフロントサイドメンバ7のエンジンルーム側の
側壁、つまり、メンバ本体11の側壁11aに重合配置
しである。これら端壁36とメンバ側壁11aとの重合
部には、各作業孔34と同心上にボルト挿通孔37を形
成しである。
そして、前記マウントブラケット20を、その上部支持
プレート28をメンバ本体11の上壁llbに重合して
、該土壁11b下面に配設したウェルドナツト38にボ
ルト39締結する一方、ベースプレート21をメンバ本
体11の側壁11aに重合し、作業孔34からボルト4
0を挿入して、このボルト40をボルト挿通孔37を通
してベースプレート21のウェルドナツト23に螺合締
結して取り付けである。第2図中4aはエンジンマウン
ト4の外筒、4bは内筒、4cはインシュレータラバー
、4dは支軸をそれぞれ示す。
プレート28をメンバ本体11の上壁llbに重合して
、該土壁11b下面に配設したウェルドナツト38にボ
ルト39締結する一方、ベースプレート21をメンバ本
体11の側壁11aに重合し、作業孔34からボルト4
0を挿入して、このボルト40をボルト挿通孔37を通
してベースプレート21のウェルドナツト23に螺合締
結して取り付けである。第2図中4aはエンジンマウン
ト4の外筒、4bは内筒、4cはインシュレータラバー
、4dは支軸をそれぞれ示す。
以上の実施例構造によれば、マウントブラケット20の
ベースプレート21をメンバ本体■1の側壁11aにボ
ルト40締結する場合に、車外側の自由空間でクロージ
ングプレート12の作業孔34にボルト40を挿入して
締結作業でき、かっ、上部支持プレート28は作業上死
角とならないエンジンルームE−R上方からメンバ本体
11の上壁11bにボルト39締結できるから、マウン
トブラケット20がパワーユニット1の重心Gを通る軸
線上にあっても些かも取付作業に支障となることはなく
、該パワーユニット10両側部を防振上有利にフロント
サイドメンバ7に取り付けることができる。
ベースプレート21をメンバ本体■1の側壁11aにボ
ルト40締結する場合に、車外側の自由空間でクロージ
ングプレート12の作業孔34にボルト40を挿入して
締結作業でき、かっ、上部支持プレート28は作業上死
角とならないエンジンルームE−R上方からメンバ本体
11の上壁11bにボルト39締結できるから、マウン
トブラケット20がパワーユニット1の重心Gを通る軸
線上にあっても些かも取付作業に支障となることはなく
、該パワーユニット10両側部を防振上有利にフロント
サイドメンバ7に取り付けることができる。
一方、クロージングプレート12には複数個の作業孔3
4が開設されるが、このクロージングプレート12の作
業孔34周りはプロテクタ部材35で補強されて面剛性
が高められているため、該作業孔34形成部分に応力集
中を生じることはない。また、パワーユニット1の振動
は、特にクラッチ接続時にはマウントブラケット2oの
固定部分を入力点として、フロントサイドメンバ7に捩
り荷重として作用するが、クロージングプレート12と
メンバ本体11の側壁11λとが、プロテクタ部材35
で結合されて、該マウントブラケット20固定部分が剛
体構造となって捩り剛性が高められているため、前記捩
り荷重に十分に対抗することができる。更に、フロント
サイドメンバ7の前記マウントブラケット2o取付部分
、即ち、パワーユニット1の重心Gを通る軸線上層ゝり
では、図外の車軸を配設するためにメンバ下側が第1図
に示すように凹欠状態に湾曲形成され、間断面積が狭め
られている関係上、車両の全面衝突時には、該湾曲形成
部分でフロントサイドメンバ7が上下方向あるいは車幅
方向に折れ曲がり易い傾向にあるが、前述のようにプロ
テクタ部材35の介装により剛体構造として構成できる
ため、折れ曲がりを抑制して前後方向にスムーズにクラ
ッシュさせることができ、従って、緩衝特性を良好にす
ることもできる。 なお、クロージングプレート12の
作業孔34を、第1図に示す如くビード部41を形成し
て、該ビード部41面に設ければ、作業孔34周りの面
剛性をより高められる。
4が開設されるが、このクロージングプレート12の作
業孔34周りはプロテクタ部材35で補強されて面剛性
が高められているため、該作業孔34形成部分に応力集
中を生じることはない。また、パワーユニット1の振動
は、特にクラッチ接続時にはマウントブラケット2oの
固定部分を入力点として、フロントサイドメンバ7に捩
り荷重として作用するが、クロージングプレート12と
メンバ本体11の側壁11λとが、プロテクタ部材35
で結合されて、該マウントブラケット20固定部分が剛
体構造となって捩り剛性が高められているため、前記捩
り荷重に十分に対抗することができる。更に、フロント
サイドメンバ7の前記マウントブラケット2o取付部分
、即ち、パワーユニット1の重心Gを通る軸線上層ゝり
では、図外の車軸を配設するためにメンバ下側が第1図
に示すように凹欠状態に湾曲形成され、間断面積が狭め
られている関係上、車両の全面衝突時には、該湾曲形成
部分でフロントサイドメンバ7が上下方向あるいは車幅
方向に折れ曲がり易い傾向にあるが、前述のようにプロ
テクタ部材35の介装により剛体構造として構成できる
ため、折れ曲がりを抑制して前後方向にスムーズにクラ
ッシュさせることができ、従って、緩衝特性を良好にす
ることもできる。 なお、クロージングプレート12の
作業孔34を、第1図に示す如くビード部41を形成し
て、該ビード部41面に設ければ、作業孔34周りの面
剛性をより高められる。
発明の効果
以上のように本発明によれば、マウントブラケットをフ
ロントサイドメンバの車外側の側壁に設けた作業孔から
ボルトを挿入してエンジンルーム側の側壁に締結固定で
きるため、エンジンを横置き配置したパワーユニットの
重心線上にマウントブラケットを配置することが可能と
なり、従って、パワーユニットを音振対策上有利に取り
付けることができる。また、作業孔開設部分はプロテク
タ部材で補強され面剛性が高められるため、該作業孔周
りに応力集中が生じることがなく、しかも、該プロテク
タ部材は平面略コ字形に形成されてぃて、フロントサイ
ドメンバのエンジンルーム側の側壁にマウントブラケッ
トのベースプレートと共に締結固定されているため、フ
ロントサイドメンバのマウントブラケット取付部分を剛
体構造として捩れ剛性を高めることができ、強度、剛性
上も有利となる等、その実用上の効果は多大である。
ロントサイドメンバの車外側の側壁に設けた作業孔から
ボルトを挿入してエンジンルーム側の側壁に締結固定で
きるため、エンジンを横置き配置したパワーユニットの
重心線上にマウントブラケットを配置することが可能と
なり、従って、パワーユニットを音振対策上有利に取り
付けることができる。また、作業孔開設部分はプロテク
タ部材で補強され面剛性が高められるため、該作業孔周
りに応力集中が生じることがなく、しかも、該プロテク
タ部材は平面略コ字形に形成されてぃて、フロントサイ
ドメンバのエンジンルーム側の側壁にマウントブラケッ
トのベースプレートと共に締結固定されているため、フ
ロントサイドメンバのマウントブラケット取付部分を剛
体構造として捩れ剛性を高めることができ、強度、剛性
上も有利となる等、その実用上の効果は多大である。
第1図は本発明の一実施例の要部を示す分解斜視図、第
2図は第1図のA−A線に沿う断面図、第3図は同実施
例を採用したパワーユニットレイアウトを示す略示的平
面図、第4図は従来の構造を採用したパワーユニットレ
イアウトを示す略示的平面図である。 l・・・パワーユニット、4・・・エンジンマウント、
7・・・フロントサイドメンバ、20・・・マウントブ
ラケット、21・・・ベースプレート、23・・・ボル
ト螺装部、34・・・作業孔、35・・・プロテクタ部
材、36・・・端壁、40・・・ボルト。
2図は第1図のA−A線に沿う断面図、第3図は同実施
例を採用したパワーユニットレイアウトを示す略示的平
面図、第4図は従来の構造を採用したパワーユニットレ
イアウトを示す略示的平面図である。 l・・・パワーユニット、4・・・エンジンマウント、
7・・・フロントサイドメンバ、20・・・マウントブ
ラケット、21・・・ベースプレート、23・・・ボル
ト螺装部、34・・・作業孔、35・・・プロテクタ部
材、36・・・端壁、40・・・ボルト。
Claims (1)
- (1)エンジンマウントを軸支するマウントブラケット
のベースプレートを、閉断面に形成されたフロントサイ
ドメンバのエンジンルーム側の側壁に重合して締結固定
する構造において、前記マウントブラケットのベースプ
レートにボルト螺装部を形成する一方、フロントサイド
メンバの車外側の側壁にボルト挿入用の作業孔を形成す
ると共に、その内面に該作業孔を跨いで平面略コ字形に
形成されたプロテクタ部材を接合して、その端壁をフロ
ントサイドメンバのエンジンルーム側の側壁内面に重合
配置し、前記作業孔よりボルトを挿入して、該ボルトを
前記端壁とエンジンルーム側の側壁との重合部分を貫通
して、前記ベースプレートのボルト螺装部に螺合締結し
たことを特徴とする自動車のエンジンマウント取付部構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2151891A JP2583344B2 (ja) | 1990-06-11 | 1990-06-11 | 自動車のエンジンマウント取付部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2151891A JP2583344B2 (ja) | 1990-06-11 | 1990-06-11 | 自動車のエンジンマウント取付部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0443172A true JPH0443172A (ja) | 1992-02-13 |
JP2583344B2 JP2583344B2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=15528463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2151891A Expired - Lifetime JP2583344B2 (ja) | 1990-06-11 | 1990-06-11 | 自動車のエンジンマウント取付部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583344B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6374939B1 (en) * | 2000-06-19 | 2002-04-23 | General Motors Corporation | Engine mount assembly |
KR20090103279A (ko) * | 2008-03-28 | 2009-10-01 | 현대자동차주식회사 | 트랜스미션 마운팅 기구 |
CN102555757A (zh) * | 2012-02-24 | 2012-07-11 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种发动机前悬置安装支架总成 |
WO2015110742A1 (fr) * | 2014-01-24 | 2015-07-30 | Renault S.A.S. | Chassis de véhicule automobile comprenant deux longerons renforces |
CN108482487A (zh) * | 2018-05-24 | 2018-09-04 | 厦门金龙联合汽车工业有限公司 | 一种全承载客车底架用的新式尾横梁结构 |
-
1990
- 1990-06-11 JP JP2151891A patent/JP2583344B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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