JPH044192B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH044192B2 JPH044192B2 JP18757383A JP18757383A JPH044192B2 JP H044192 B2 JPH044192 B2 JP H044192B2 JP 18757383 A JP18757383 A JP 18757383A JP 18757383 A JP18757383 A JP 18757383A JP H044192 B2 JPH044192 B2 JP H044192B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel steering
- vehicle
- steering angle
- rear wheel
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D7/00—Steering linkage; Stub axles or their mountings
- B62D7/06—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
- B62D7/14—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、前輪の転舵に応じて後輪をも転舵す
るようにした車両の4輪操舵装置に関するもので
ある。
るようにした車両の4輪操舵装置に関するもので
ある。
(従来の技術)
従来より、この種車両の4輪操舵装置として、
例えば特開昭57−11173号公報に開示されるよう
に、後輪の転舵角を、車速や前輪の転舵角等を要
素とする運転状態に応じて変化させ、低車速域で
は前輪の後輪とを逆位相に、高車速域では同位相
にすることにより、車輪の横すべりを防止して走
行安定性を向上させるとともに、低車速域での小
廻り性の向上を図り得るようにしたものは知られ
ている。
例えば特開昭57−11173号公報に開示されるよう
に、後輪の転舵角を、車速や前輪の転舵角等を要
素とする運転状態に応じて変化させ、低車速域で
は前輪の後輪とを逆位相に、高車速域では同位相
にすることにより、車輪の横すべりを防止して走
行安定性を向上させるとともに、低車速域での小
廻り性の向上を図り得るようにしたものは知られ
ている。
(発明が解決しようとする課題)
しかし、実際の車両の走行においては、このよ
うに、車速や前輪転舵角によつて自動的に定まる
特性とは異なる特性で後輪を転舵したい場合があ
る。例えば、車庫入れや縦列駐車などの場合にお
いて、上記のような4輪操舵では車速が極めて低
いため、後輪は逆位相にしか転舵されないが、場
合によつては大きく同位相に転舵したいことがあ
る。すなわち、後輪を前輪と同位相に大きく(前
輪の転舵角と等しい角度だけ)転舵すれば、車両
は斜め方向に平行移動することになり、縦列駐車
や狭い車庫の中で横方向に車両をずらせたい場合
に極めて便利である。また、狭い路地で壁等に近
接させて駐車するために幅寄せをする場合にも、
後輪が前輪と同位相に転舵されれば、ハンドルを
繰返し切りかえす必要もなく極めて簡単に幅寄せ
ができ、便利である。このようなことは実際の運
転によくあることであり、運転状態に応じた自動
的な4輪操舵の他に、運転者の要望に応じて任意
の異なつたモードの4輪操舵を可能にすることが
望まれる。
うに、車速や前輪転舵角によつて自動的に定まる
特性とは異なる特性で後輪を転舵したい場合があ
る。例えば、車庫入れや縦列駐車などの場合にお
いて、上記のような4輪操舵では車速が極めて低
いため、後輪は逆位相にしか転舵されないが、場
合によつては大きく同位相に転舵したいことがあ
る。すなわち、後輪を前輪と同位相に大きく(前
輪の転舵角と等しい角度だけ)転舵すれば、車両
は斜め方向に平行移動することになり、縦列駐車
や狭い車庫の中で横方向に車両をずらせたい場合
に極めて便利である。また、狭い路地で壁等に近
接させて駐車するために幅寄せをする場合にも、
後輪が前輪と同位相に転舵されれば、ハンドルを
繰返し切りかえす必要もなく極めて簡単に幅寄せ
ができ、便利である。このようなことは実際の運
転によくあることであり、運転状態に応じた自動
的な4輪操舵の他に、運転者の要望に応じて任意
の異なつたモードの4輪操舵を可能にすることが
望まれる。
そこで、本出願人は、先に、かかる要求を満た
すべく新規な車両の4輪操舵装置を提案している
(特願昭57−190049(特開昭59−81261号)号参
照)。すなわち、この提案の4輪操舵装置は、前
輪を転舵するステアリング装置と、後輪を転舵す
る後輪転舵装置と、該後輪転舵装置を前輪の転舵
角に応じて制御するコントローラとからなり、上
記コントローラに自動制御モードおよび固定モー
ドの2種のモードを持たせ、自動制御モードでは
前輪転舵角に対する後輪転舵角を運転状態に応じ
て変化させ、固定モードでは運転状態とは無関係
に変化させるようにしたものである。
すべく新規な車両の4輪操舵装置を提案している
(特願昭57−190049(特開昭59−81261号)号参
照)。すなわち、この提案の4輪操舵装置は、前
輪を転舵するステアリング装置と、後輪を転舵す
る後輪転舵装置と、該後輪転舵装置を前輪の転舵
角に応じて制御するコントローラとからなり、上
記コントローラに自動制御モードおよび固定モー
ドの2種のモードを持たせ、自動制御モードでは
前輪転舵角に対する後輪転舵角を運転状態に応じ
て変化させ、固定モードでは運転状態とは無関係
に変化させるようにしたものである。
ところが、上記提案のものでは、コントローラ
が2種のモードを有している関係上、運転者がい
ずれのモードになつているかを意識せずに運転す
る場合、特にバツク走行をする場合に、運転ミス
を起こす恐れがある。すなわち、上述の車庫入れ
や縦列駐車等の場合の便宜を図るため固定モード
としての後輪転舵角特性が車速に関係なく同位相
側に直線的に設定されている場合、この固定モー
ドおいてハンドルを切りながらバツク走行をする
と、二輪操舵や低車速域で後輪を逆位相に転舵さ
せる自動制御モードの場合とは異なつて車両がハ
ンドルを切つた方向と全く逆の方向にバツク走行
することになり、二輪操舵に馴れている運転者が
運転ミスを起こして車体後方の障害物に衝突する
恐れがある。
が2種のモードを有している関係上、運転者がい
ずれのモードになつているかを意識せずに運転す
る場合、特にバツク走行をする場合に、運転ミス
を起こす恐れがある。すなわち、上述の車庫入れ
や縦列駐車等の場合の便宜を図るため固定モード
としての後輪転舵角特性が車速に関係なく同位相
側に直線的に設定されている場合、この固定モー
ドおいてハンドルを切りながらバツク走行をする
と、二輪操舵や低車速域で後輪を逆位相に転舵さ
せる自動制御モードの場合とは異なつて車両がハ
ンドルを切つた方向と全く逆の方向にバツク走行
することになり、二輪操舵に馴れている運転者が
運転ミスを起こして車体後方の障害物に衝突する
恐れがある。
一方、従来より、車両のバツク走行時におい
て、車体後部に取付けられた距離センサによつて
車体後方の障害物との距離を検出し、その距離に
応じて警報音の周波数を変化させて運転者の注意
を促すようにしたいわゆるバツクモニタ装置は知
られている(例えば特開昭56−135351号公報参
照)。
て、車体後部に取付けられた距離センサによつて
車体後方の障害物との距離を検出し、その距離に
応じて警報音の周波数を変化させて運転者の注意
を促すようにしたいわゆるバツクモニタ装置は知
られている(例えば特開昭56−135351号公報参
照)。
しかるに、上記提案の4輪操舵装置において
は、自動制御モードでバツク走行する場合と固定
モードでバツク走行する場合とで車両の進行方向
が異なるため、従来のバツクモニタ装置を単に設
けただけでは車体後方の障害物を確実に検出する
ことができず、バツクモニタ装置の機能が十分に
発揮されない。
は、自動制御モードでバツク走行する場合と固定
モードでバツク走行する場合とで車両の進行方向
が異なるため、従来のバツクモニタ装置を単に設
けただけでは車体後方の障害物を確実に検出する
ことができず、バツクモニタ装置の機能が十分に
発揮されない。
本発明の目的は、上述の如く後輪転舵装置を前
輪の転舵角に応じて制御するコントローラに自動
制御用の第1モードおよび第1モードとは異なつ
た第2モードの2種のモードを持たせてなる車両
の4輪操舵装置において、該車両のバツク走行特
性に応じてバツクモニタ装置を方向付けることに
より、バツク走行時の安全性を高めることにあ
る。
輪の転舵角に応じて制御するコントローラに自動
制御用の第1モードおよび第1モードとは異なつ
た第2モードの2種のモードを持たせてなる車両
の4輪操舵装置において、該車両のバツク走行特
性に応じてバツクモニタ装置を方向付けることに
より、バツク走行時の安全性を高めることにあ
る。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本発明の解決手段
は、前輪を転舵するステアリング装置と、後輪を
転舵する後輪転舵装置と、前輪転舵角に対する後
輪転舵角が車速に応じて低速時逆位相に、高速時
同位相になるよう変化するように複数設定される
とともに、少なくとも高速域において前輪転舵角
に対する後輪転舵角の特性を同位相に制御し、か
つ該特性は前輪転舵角が大きい領域における前輪
転舵角に対する後輪転舵角の増加割合が前輪転舵
角が小さい領域におけるその増加割合よりも小さ
くなるように設定される第1モードおよび該第1
モードとは異なつた第2モードを有し、この2種
のモードを選択して上記後輪転舵装置を前輪転舵
角に応じて制御するコントローラとからなる車両
の4輪操舵装置を前提とする。そして、車体後部
に取付けられ車体後方の障害物との距離を検出す
る距離センサを有するバツクモニタ装置が設けら
れており、該バツクモニタ装置の距離センサは、
バツク走行時車両の進行方向に向けられるように
構成されているものとする。
は、前輪を転舵するステアリング装置と、後輪を
転舵する後輪転舵装置と、前輪転舵角に対する後
輪転舵角が車速に応じて低速時逆位相に、高速時
同位相になるよう変化するように複数設定される
とともに、少なくとも高速域において前輪転舵角
に対する後輪転舵角の特性を同位相に制御し、か
つ該特性は前輪転舵角が大きい領域における前輪
転舵角に対する後輪転舵角の増加割合が前輪転舵
角が小さい領域におけるその増加割合よりも小さ
くなるように設定される第1モードおよび該第1
モードとは異なつた第2モードを有し、この2種
のモードを選択して上記後輪転舵装置を前輪転舵
角に応じて制御するコントローラとからなる車両
の4輪操舵装置を前提とする。そして、車体後部
に取付けられ車体後方の障害物との距離を検出す
る距離センサを有するバツクモニタ装置が設けら
れており、該バツクモニタ装置の距離センサは、
バツク走行時車両の進行方向に向けられるように
構成されているものとする。
(作用)
このことにより、第1モードと第2モードとで
の各バツク走行時に車両の進行方向が相違して
も、この進行方向に応じて距離センサが向くこと
によつて車体後方の障害物との距離を正確に検出
することができる。
の各バツク走行時に車両の進行方向が相違して
も、この進行方向に応じて距離センサが向くこと
によつて車体後方の障害物との距離を正確に検出
することができる。
(発明の効果)
したがつて、本発明によれば、自動制御用の第
1モードでバツク走行する場合と該第1モードと
は異なつた第2モードでバツク走行する場合とで
車両の進行方向が全く相違していても、バツクモ
ニタ装置の距離センサが常に車両の進行方向に向
いて車体後方の障害物を確実に検出することがで
きるので、該バツクモニタ装置の機能の十分な発
揮によりバツク走行時の安全性を高めることがで
きるものである。
1モードでバツク走行する場合と該第1モードと
は異なつた第2モードでバツク走行する場合とで
車両の進行方向が全く相違していても、バツクモ
ニタ装置の距離センサが常に車両の進行方向に向
いて車体後方の障害物を確実に検出することがで
きるので、該バツクモニタ装置の機能の十分な発
揮によりバツク走行時の安全性を高めることがで
きるものである。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図は本発明に係る車両の4輪操舵装置の全
体構成を示す。第1図において、1は左右の前輪
2a,2bを転舵するステアリング装置であつ
て、該ステアリング装置1は、ステアリング3
と、ラツク&ピニオン機構4と、左右のタイロツ
ド5,5と、左右のナツクルアーム6,6とから
なる。
体構成を示す。第1図において、1は左右の前輪
2a,2bを転舵するステアリング装置であつ
て、該ステアリング装置1は、ステアリング3
と、ラツク&ピニオン機構4と、左右のタイロツ
ド5,5と、左右のナツクルアーム6,6とから
なる。
また、7は左右の後輪8a,8bを転舵する後
輪転舵装置であつて、該後輪転舵装置7は、両端
が左右の後輪8a,8bにナツクルアーム9,9
およびタイロツド10,10を介して連結された
車体横方向に延びるロツド11を備えている。該
ロツド11はロツド11に形成したラツク12に
噛合するピニオン13の回転動により車体横方向
に移動するもので、上記ピニオン13はピニオン
軸14および一対の傘歯車15a,15bよりな
る伝動機構15を介してピニオン駆動用ステツピ
ングモータ16に回転動可能に連結されている。
また、上記ロツド11には、該ロツド11を操作
ロツドとする油圧アクチユエータ17が接続され
ている。該油圧アクチユエータ17は、ロツド1
1に固着したピストン17aにより車体横方向に
仕切られた左転用油圧室17bおよび右転用油圧
室17cを備えているとともに、該各油圧室17
b,17cはそれぞれ油圧通路17d,17eを
介して、油圧アクチユエータ17への油供給方向
および油圧を制御するコントロールバルブ18に
連通しており、該コントロールバルブ18には油
供給通路19および油戻し路20を介して油圧ポ
ンプ21が接続されている。上記コントロールバ
ルブ18は、ピニオン軸14の回転方向を検出し
て後輪8a,8bの左方向転舵(図中反時計方向
への転舵)時には油供給通路19を左転用油圧室
17bに連通すると共に右転用油圧室17cを油
戻し路20に連通する一方、後輪8a,8bの右
方向転舵(図中時計方向への転舵)時には上記と
は逆の連通状態とし、同時に油圧ポンプ21から
の油圧をピニオン軸14の回転力に応じた圧力に
減圧するのもでのあり、ピニオン13によるロツ
ド11の車体横方向移動時には油圧アクチユエー
タ17への圧油供給により上記ロツド11の車体
横方向移動を助勢するようにしている。
輪転舵装置であつて、該後輪転舵装置7は、両端
が左右の後輪8a,8bにナツクルアーム9,9
およびタイロツド10,10を介して連結された
車体横方向に延びるロツド11を備えている。該
ロツド11はロツド11に形成したラツク12に
噛合するピニオン13の回転動により車体横方向
に移動するもので、上記ピニオン13はピニオン
軸14および一対の傘歯車15a,15bよりな
る伝動機構15を介してピニオン駆動用ステツピ
ングモータ16に回転動可能に連結されている。
また、上記ロツド11には、該ロツド11を操作
ロツドとする油圧アクチユエータ17が接続され
ている。該油圧アクチユエータ17は、ロツド1
1に固着したピストン17aにより車体横方向に
仕切られた左転用油圧室17bおよび右転用油圧
室17cを備えているとともに、該各油圧室17
b,17cはそれぞれ油圧通路17d,17eを
介して、油圧アクチユエータ17への油供給方向
および油圧を制御するコントロールバルブ18に
連通しており、該コントロールバルブ18には油
供給通路19および油戻し路20を介して油圧ポ
ンプ21が接続されている。上記コントロールバ
ルブ18は、ピニオン軸14の回転方向を検出し
て後輪8a,8bの左方向転舵(図中反時計方向
への転舵)時には油供給通路19を左転用油圧室
17bに連通すると共に右転用油圧室17cを油
戻し路20に連通する一方、後輪8a,8bの右
方向転舵(図中時計方向への転舵)時には上記と
は逆の連通状態とし、同時に油圧ポンプ21から
の油圧をピニオン軸14の回転力に応じた圧力に
減圧するのもでのあり、ピニオン13によるロツ
ド11の車体横方向移動時には油圧アクチユエー
タ17への圧油供給により上記ロツド11の車体
横方向移動を助勢するようにしている。
さらに、22は車速を検出する車速センサ、2
3はステアリング3の操舵量により前輪転舵角を
検出する前輪転舵角センサ、24は後輪転舵装置
7のステツピングモータ16の回転量により後輪
転舵角を検出する後輪転舵角センサであつて、上
記各センサ22〜24からの車速信号、前輪転舵
角信号および後輪転舵角信号はそれぞれ4輪操舵
コントローラ25に入力されている。該4輪操舵
コントローラ25はステツピングモータドライバ
26を介して上記ステツピングモータ16を作動
制御するものであり、4輪操舵コントローラ25
にはバツテリ電源Bおよびイグニツシヨン電源
IGが接続されている。
3はステアリング3の操舵量により前輪転舵角を
検出する前輪転舵角センサ、24は後輪転舵装置
7のステツピングモータ16の回転量により後輪
転舵角を検出する後輪転舵角センサであつて、上
記各センサ22〜24からの車速信号、前輪転舵
角信号および後輪転舵角信号はそれぞれ4輪操舵
コントローラ25に入力されている。該4輪操舵
コントローラ25はステツピングモータドライバ
26を介して上記ステツピングモータ16を作動
制御するものであり、4輪操舵コントローラ25
にはバツテリ電源Bおよびイグニツシヨン電源
IGが接続されている。
また、27は上記4輪操舵コントローラ25を
後述する2つのモードのうちいずれか一方に選択
設定するための切換スイツチ、28は4輪操舵コ
ントローラ25からの出力信号を受けて前輪2
a,2bおよび後輪8a,8bの転舵状態と車両
の挙動とを図形表示する表示装置であつて、該表
示装置28および上記切換スイツチ27はそれぞ
れ車室内の運転席側に設けられている。
後述する2つのモードのうちいずれか一方に選択
設定するための切換スイツチ、28は4輪操舵コ
ントローラ25からの出力信号を受けて前輪2
a,2bおよび後輪8a,8bの転舵状態と車両
の挙動とを図形表示する表示装置であつて、該表
示装置28および上記切換スイツチ27はそれぞ
れ車室内の運転席側に設けられている。
加えて、29はバツク走行時における車体後方
の障害物との衝突を防止するために設けられたバ
ツクモニタ装置Aの制御部としてのバツクモニタ
コントローラであつて、該バツクモニタコントロ
ーラ29には上記4輪操舵コントローラ25から
の出力信号(後述の後輪転舵位相信号)および後
輪転舵角センサ24からの後輪転舵角信号がそれ
ぞれ入力されるようになつている。バツクモニタ
装置Aは、上記バツクモニタコントローラ29と
ともに、第2図に示すように、車体Cの後部に車
体後方全域を検出できるような配置状態で取付け
られ車体後方にある障害物Dとの距離を検出する
複数個(図では3個)の距離センサ30,30,
30と、車室内の運転席側に取付けられたブザー
31とからなる。上記距離センサ30,30,3
0はそれぞれ駆動モータの作動によりその検出指
向方向が左右方向に変更可能に設けられている。
の障害物との衝突を防止するために設けられたバ
ツクモニタ装置Aの制御部としてのバツクモニタ
コントローラであつて、該バツクモニタコントロ
ーラ29には上記4輪操舵コントローラ25から
の出力信号(後述の後輪転舵位相信号)および後
輪転舵角センサ24からの後輪転舵角信号がそれ
ぞれ入力されるようになつている。バツクモニタ
装置Aは、上記バツクモニタコントローラ29と
ともに、第2図に示すように、車体Cの後部に車
体後方全域を検出できるような配置状態で取付け
られ車体後方にある障害物Dとの距離を検出する
複数個(図では3個)の距離センサ30,30,
30と、車室内の運転席側に取付けられたブザー
31とからなる。上記距離センサ30,30,3
0はそれぞれ駆動モータの作動によりその検出指
向方向が左右方向に変更可能に設けられている。
そして、上記4輪操舵コントローラ25および
バツクモニタコントローラ29の電気制御回路は
第3図に具体的に示されている。すなわち、4輪
操舵コントローラ25は、前輪転舵角センサ23
からの前輪転舵角信号、車速センサ22からの車
速信号および切換スイツチ27からの選択モード
信号に基に予め記憶されたモードに従つて所望の
後輪転舵角を演算する演算部32と、該演算部3
2で演算された後輪転舵角と後輪転舵角センサ2
4からの信号に基づく実際の後輪転舵角との大小
を比較して偏差信号を出力する比較回路33と、
該比較回路33からの偏差信号に基づきステツピ
ングモータドライブ26に対し制御信号(回転方
向切換信号および補正パルス信号)を出力する制
御信号発生部34とからなり、ステツピングモー
タドライバ26への制御信号の出力により該ステ
ツピングモータドライバ26を介してステツピン
グモータ16(つまり後輪転舵装置7)をフイー
ドバツク制御して後輪転舵角が所望転舵角になる
ように構成されている。ここで、上記4輪操舵コ
ントローラ25の演算部32に記憶されたモード
には、第4図に示すように第1モードとしての自
動制御モード(AUTO)および第2モードとし
ての固定モード(CRAB)の2つがある。自動
制御モード(AUTO)においては、前輪転舵角
θFに対する後輪転舵角θRの比つまり転舵比θR/θF
は全体として車速Vが高速になるほど大きく、低
速になるに従つて小さくなり、極低速(例えば
30km/h以下)では負(逆位相)になるように
なつており、また中・高車速域では前輪転舵角θF
が所定値θF′より大きくなると、前輪転舵角θFが
増加しても後輪転舵角θRはさほど増加せず、各車
速において一定となるようになつている。つま
り、自動制御モードは、前輪転舵角に対する後輪
転舵角が車速に応じて低速時逆位相に、高速時同
位相になるよう変化するように複数設定されてい
るとともに、少なくとも高速域において前輪転舵
角に対する後輪転舵角の特性を同位相に制御し、
かつ該特性は前輪転舵角が大きい領域における前
輪転舵角に対する後輪転舵角の増加割合が前輪転
舵角が小さい領域におけるその増加割合よりも小
さくなるように設定されている。一方、固定モー
ド(CRAB)においては、上記自動制御モード
とは異なり、転舵比θR/θFは車速Vとは無関係に
同位相側に一定となるようになつている。
バツクモニタコントローラ29の電気制御回路は
第3図に具体的に示されている。すなわち、4輪
操舵コントローラ25は、前輪転舵角センサ23
からの前輪転舵角信号、車速センサ22からの車
速信号および切換スイツチ27からの選択モード
信号に基に予め記憶されたモードに従つて所望の
後輪転舵角を演算する演算部32と、該演算部3
2で演算された後輪転舵角と後輪転舵角センサ2
4からの信号に基づく実際の後輪転舵角との大小
を比較して偏差信号を出力する比較回路33と、
該比較回路33からの偏差信号に基づきステツピ
ングモータドライブ26に対し制御信号(回転方
向切換信号および補正パルス信号)を出力する制
御信号発生部34とからなり、ステツピングモー
タドライバ26への制御信号の出力により該ステ
ツピングモータドライバ26を介してステツピン
グモータ16(つまり後輪転舵装置7)をフイー
ドバツク制御して後輪転舵角が所望転舵角になる
ように構成されている。ここで、上記4輪操舵コ
ントローラ25の演算部32に記憶されたモード
には、第4図に示すように第1モードとしての自
動制御モード(AUTO)および第2モードとし
ての固定モード(CRAB)の2つがある。自動
制御モード(AUTO)においては、前輪転舵角
θFに対する後輪転舵角θRの比つまり転舵比θR/θF
は全体として車速Vが高速になるほど大きく、低
速になるに従つて小さくなり、極低速(例えば
30km/h以下)では負(逆位相)になるように
なつており、また中・高車速域では前輪転舵角θF
が所定値θF′より大きくなると、前輪転舵角θFが
増加しても後輪転舵角θRはさほど増加せず、各車
速において一定となるようになつている。つま
り、自動制御モードは、前輪転舵角に対する後輪
転舵角が車速に応じて低速時逆位相に、高速時同
位相になるよう変化するように複数設定されてい
るとともに、少なくとも高速域において前輪転舵
角に対する後輪転舵角の特性を同位相に制御し、
かつ該特性は前輪転舵角が大きい領域における前
輪転舵角に対する後輪転舵角の増加割合が前輪転
舵角が小さい領域におけるその増加割合よりも小
さくなるように設定されている。一方、固定モー
ド(CRAB)においては、上記自動制御モード
とは異なり、転舵比θR/θFは車速Vとは無関係に
同位相側に一定となるようになつている。
一方、上記バツクモニタコントローラ29は、
距離センサ30,30,30からの距離信号に応
じて周波数の異なるワーニング信号をブザー31
に対し出力するワーニング信号発生部35を備え
ていて、障害物Dとの距離に応じてブザー31の
警報音の断続間隔を変化させるようにしている。
また、バツクモニタコントローラ29は、上記4
輪操舵コントローラ25の演算部32からの後輪
転舵位相信号(つまり後輪8a,8bが同位相ま
たは逆位相のいずれに転舵されるかの信号)およ
び後輪転舵角センサ24からの後輪転舵角信号に
基づいて距離センサ30,30,30がバツク走
行時の車両の進行方向に向くような変向角を演算
する演算部36と、該演算部36で演算された変
向角と距離センサ30,30,30を変向させる
駆動モータ37の回転量により距離センサ30,
30,30の変向角を検出する変向角センサ38
からの変向角信号に基づく実際の変向角との大小
を比較して偏差信号を出力する比較回路39と、
該比較回路39からの偏差信号に基づき駆動モー
タドライバ40に対し制御信号(回転方向切換信
号および補正パルス信号)を出力する制御信号発
生部41とを備え、駆動モータドライバ40への
制御信号の出力により該駆動モータドライバ40
を介して上記駆動モータ37をフイードバツク制
御して距離センサ30,30,30がバツク走行
時の車両の進行方向に向くように構成されてい
る。
距離センサ30,30,30からの距離信号に応
じて周波数の異なるワーニング信号をブザー31
に対し出力するワーニング信号発生部35を備え
ていて、障害物Dとの距離に応じてブザー31の
警報音の断続間隔を変化させるようにしている。
また、バツクモニタコントローラ29は、上記4
輪操舵コントローラ25の演算部32からの後輪
転舵位相信号(つまり後輪8a,8bが同位相ま
たは逆位相のいずれに転舵されるかの信号)およ
び後輪転舵角センサ24からの後輪転舵角信号に
基づいて距離センサ30,30,30がバツク走
行時の車両の進行方向に向くような変向角を演算
する演算部36と、該演算部36で演算された変
向角と距離センサ30,30,30を変向させる
駆動モータ37の回転量により距離センサ30,
30,30の変向角を検出する変向角センサ38
からの変向角信号に基づく実際の変向角との大小
を比較して偏差信号を出力する比較回路39と、
該比較回路39からの偏差信号に基づき駆動モー
タドライバ40に対し制御信号(回転方向切換信
号および補正パルス信号)を出力する制御信号発
生部41とを備え、駆動モータドライバ40への
制御信号の出力により該駆動モータドライバ40
を介して上記駆動モータ37をフイードバツク制
御して距離センサ30,30,30がバツク走行
時の車両の進行方向に向くように構成されてい
る。
したがつて、上記実施例においては、車両のバ
ツク走行時には、バツクモニタ装置Aの距離セン
サ30,30,30がそのバツクモニタコントロ
ーラ29により制御された駆動モータ37の回転
駆動によつて常に車両の進行方向に向くように変
向されるため、4輪操舵コントローラ25の自動
制御モードでバツク走行する場合と固定モードで
バツク走行する場合とで車両の進行方向が全く相
違していても、上記距離センサ30,30,30
によつて車体後方の障害物Dを確実に検出するこ
とができる。そのため、バツクモニタ装置Aの機
能つまり障害物Dの接近をブザー31の警報音で
もつて運転者の注意を促すという機能が十分にか
つ確実に発揮されることになり、安全性の向上を
図ることができる。
ツク走行時には、バツクモニタ装置Aの距離セン
サ30,30,30がそのバツクモニタコントロ
ーラ29により制御された駆動モータ37の回転
駆動によつて常に車両の進行方向に向くように変
向されるため、4輪操舵コントローラ25の自動
制御モードでバツク走行する場合と固定モードで
バツク走行する場合とで車両の進行方向が全く相
違していても、上記距離センサ30,30,30
によつて車体後方の障害物Dを確実に検出するこ
とができる。そのため、バツクモニタ装置Aの機
能つまり障害物Dの接近をブザー31の警報音で
もつて運転者の注意を促すという機能が十分にか
つ確実に発揮されることになり、安全性の向上を
図ることができる。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、その他種々の変形例を包含するものであ
る。例えば、上記実施例では、バツクモニタコン
トローラ29の演算部36において距離センサ3
0,30,30がバツク走行時の車両の進行方向
に向くような変向角を演算するための要素に、4
輪操舵コントローラ25の演算部32からの信号
による後輪転舵位相と後輪転舵角センサ24から
の信号による後輪転舵角との組合せを用いたが、
上記後輪転舵位相と前輪転舵角センサ23からの
信号による前輪転舵角と車速センサ22からの信
号による車速との組合せを用いるようにしてもよ
く、また前輪転舵角と後輪転舵角との組合せを用
いてもよい。
なく、その他種々の変形例を包含するものであ
る。例えば、上記実施例では、バツクモニタコン
トローラ29の演算部36において距離センサ3
0,30,30がバツク走行時の車両の進行方向
に向くような変向角を演算するための要素に、4
輪操舵コントローラ25の演算部32からの信号
による後輪転舵位相と後輪転舵角センサ24から
の信号による後輪転舵角との組合せを用いたが、
上記後輪転舵位相と前輪転舵角センサ23からの
信号による前輪転舵角と車速センサ22からの信
号による車速との組合せを用いるようにしてもよ
く、また前輪転舵角と後輪転舵角との組合せを用
いてもよい。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
全体構成図、第2図はバツクモニタ装置の各構成
部材の配置状態を示す概略平面図、第3図は4輪
操舵コントローラおよびバツクモニタコントロー
ラの電気制御回路図、第4図は前輪転舵角に対す
る後輪転舵角特性を示す図である。 1……ステアリング装置、2a,2b……前
輪、7……後輪転舵装置、8a,8b……後輪、
25……4輪操舵コントローラ、A……バツクモ
ニタ装置、30……距離センサ。
全体構成図、第2図はバツクモニタ装置の各構成
部材の配置状態を示す概略平面図、第3図は4輪
操舵コントローラおよびバツクモニタコントロー
ラの電気制御回路図、第4図は前輪転舵角に対す
る後輪転舵角特性を示す図である。 1……ステアリング装置、2a,2b……前
輪、7……後輪転舵装置、8a,8b……後輪、
25……4輪操舵コントローラ、A……バツクモ
ニタ装置、30……距離センサ。
Claims (1)
- 1 前輪を転舵するステアリング装置と、後輪を
転舵する後輪転舵装置と、前輪転舵角に対する後
輪転舵角が車速に応じて低速時逆位相に、高速時
同位相になるよう変化するように複数設定される
とともに、少なくとも高速域において前輪転舵角
に対する後輪転舵角の特性を同位相に制御し、か
つ該特性は前輪転舵角が大きい領域における前輪
転舵角に対する後輪転舵角の増加割合が前輪転舵
角が小さい領域におけるその増加割合よりも小さ
くなるように設定される第1モードおよび該第1
モードとは異なつた第2モードを有し、この2種
のモードを選択して上記後輪転舵装置を前輪転舵
角に応じて制御するコントローラとからなる車両
の4輪操舵装置であつて、車体後部に取付けられ
車体後方の障害物との距離を検出する距離センサ
を有するバツクモニタ装置が設けられており、該
バツクモニタ装置の距離センサは、バツク走行時
車両の進行方向に向けられるように構成されてい
ることを特徴とする車両の4輪操舵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18757383A JPS6078871A (ja) | 1983-10-06 | 1983-10-06 | 車両の4輪操舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18757383A JPS6078871A (ja) | 1983-10-06 | 1983-10-06 | 車両の4輪操舵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6078871A JPS6078871A (ja) | 1985-05-04 |
JPH044192B2 true JPH044192B2 (ja) | 1992-01-27 |
Family
ID=16208460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18757383A Granted JPS6078871A (ja) | 1983-10-06 | 1983-10-06 | 車両の4輪操舵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6078871A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61127082U (ja) * | 1985-01-29 | 1986-08-09 | ||
JPS6331881A (ja) * | 1986-07-25 | 1988-02-10 | Nippon Denso Co Ltd | 車両用縦列駐車制御装置 |
CN112158256A (zh) * | 2020-09-17 | 2021-01-01 | 中国第一汽车股份有限公司 | 一种车辆低速行驶时后轮转向的控制方法 |
-
1983
- 1983-10-06 JP JP18757383A patent/JPS6078871A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6078871A (ja) | 1985-05-04 |
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