JPH0439480Y2 - - Google Patents
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- JPH0439480Y2 JPH0439480Y2 JP1986048427U JP4842786U JPH0439480Y2 JP H0439480 Y2 JPH0439480 Y2 JP H0439480Y2 JP 1986048427 U JP1986048427 U JP 1986048427U JP 4842786 U JP4842786 U JP 4842786U JP H0439480 Y2 JPH0439480 Y2 JP H0439480Y2
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- valve
- piston
- oil chamber
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、シヨツクアブソーバに関し、特に、
シリンダ内ピストン部の摺動時に発生される伸側
減衰力をコントロールバルブによつて変更調整し
得るようにしたシヨツクアブソーバの改良に関す
る。
シリンダ内ピストン部の摺動時に発生される伸側
減衰力をコントロールバルブによつて変更調整し
得るようにしたシヨツクアブソーバの改良に関す
る。
シリンダ内ピストン部の摺動時に発生される伸
側減衰力をコントロールバルブによつて変更調整
し得るようにしたシヨツクアブソーバとしては、
例えば、第3図に示すような提案がある。
側減衰力をコントロールバルブによつて変更調整
し得るようにしたシヨツクアブソーバとしては、
例えば、第3図に示すような提案がある。
即ち、シリンダ1内のピストン部2は、シリン
ダ1内を上方油室Aと下方油室Bとに区画すると
共に、その伸側摺動時に所定の大きさの伸側減衰
力の発生を可とするリーフバルブ2aを有してい
る。
ダ1内を上方油室Aと下方油室Bとに区画すると
共に、その伸側摺動時に所定の大きさの伸側減衰
力の発生を可とするリーフバルブ2aを有してい
る。
そして、上記上方油室Aと下方油室Bとの連通
を可とするようにピストンロツド3に穿設された
側路L中にはコントロールバルブ4が配設されて
いて、当該コントロールバルブ4が回動操作され
て上記側路Lが連通状態となると、上方油室A内
の作動油の一部が上記側路Lを介して下方油室B
内に流入することとなるように形成されている。
を可とするようにピストンロツド3に穿設された
側路L中にはコントロールバルブ4が配設されて
いて、当該コントロールバルブ4が回動操作され
て上記側路Lが連通状態となると、上方油室A内
の作動油の一部が上記側路Lを介して下方油室B
内に流入することとなるように形成されている。
上記側路Lの下方油室B側開口端部は、前記ピ
ストン部2をピストンロツド3の先端に固着する
ために、上記ピストンロツド3の先端に螺装され
たピストンナツト5で閉塞されるように形成され
ている。
ストン部2をピストンロツド3の先端に固着する
ために、上記ピストンロツド3の先端に螺装され
たピストンナツト5で閉塞されるように形成され
ている。
即ち、上記ピストンナツト5には、上記側路L
中における作動油の圧側流れを可とするチエツク
弁5aが配設されていると共に、当該ピストンナ
ツト5の外周側上縁に形成された環状溝5bに対
向するように配設された伸側バルブ6を有してい
る。
中における作動油の圧側流れを可とするチエツク
弁5aが配設されていると共に、当該ピストンナ
ツト5の外周側上縁に形成された環状溝5bに対
向するように配設された伸側バルブ6を有してい
る。
なお、上記環状溝5bは、ピストンナツト5に
穿設されたポート5cによつて当該ピストンナツ
ト5内、即ち、前記側路Lの下方油室B側端と連
通されているのは勿論である。
穿設されたポート5cによつて当該ピストンナツ
ト5内、即ち、前記側路Lの下方油室B側端と連
通されているのは勿論である。
そして、上記ピストンナツト5部における伸側
バルブ6は、背後からスプリング6aで附勢され
ており、当該スプリング6aは、前記リーフバル
ブ2aをバツクアツプする弁体2a′をも附勢する
ように形成されている。
バルブ6は、背後からスプリング6aで附勢され
ており、当該スプリング6aは、前記リーフバル
ブ2aをバツクアツプする弁体2a′をも附勢する
ように形成されている。
従つて、ピストン部2がシリンダ1内を上昇す
る伸側摺動時には、ピストン部2におけるリーフ
バルブ2aによる減衰力発生が可とされると共
に、シリンダ1内の上方油室Aと下方油室Bとの
連通を可とする側路Lを介しての作動油の流通も
可とされ得ることとなる。
る伸側摺動時には、ピストン部2におけるリーフ
バルブ2aによる減衰力発生が可とされると共
に、シリンダ1内の上方油室Aと下方油室Bとの
連通を可とする側路Lを介しての作動油の流通も
可とされ得ることとなる。
そして、上記側路Lがコントロールバルブ4に
よつて遮断されているときは、リーフバルブ2a
のみによる高減衰力の発生状態に維持され、上記
側路Lがコントロールバルブ4によつて連通され
ているときは、リーフバルブ2aによつて発生さ
れる減衰力が小さいものとなり、即ち、低減衰力
に変更されることとなる。
よつて遮断されているときは、リーフバルブ2a
のみによる高減衰力の発生状態に維持され、上記
側路Lがコントロールバルブ4によつて連通され
ているときは、リーフバルブ2aによつて発生さ
れる減衰力が小さいものとなり、即ち、低減衰力
に変更されることとなる。
その結果、例えば、当該シヨツクアブソーバが
車輌に装備されている場合にあつては、高減衰力
発生による所謂ハードな乗心地と、低減衰力発生
による所謂ソフトな乗心地のいずれかを自在に選
択し得ることとなる。
車輌に装備されている場合にあつては、高減衰力
発生による所謂ハードな乗心地と、低減衰力発生
による所謂ソフトな乗心地のいずれかを自在に選
択し得ることとなる。
しかしながら、前記した従来の提案にあつて
は、高減衰力発生はともかく、低減衰力への変更
調整に際して、その自由度が得難くなる不都合が
ある。
は、高減衰力発生はともかく、低減衰力への変更
調整に際して、その自由度が得難くなる不都合が
ある。
即ち、リーフバルブ2aで発生される高減衰力
は、上方油室A内からの作動油が側路Lを利用す
ることなくピストン部2のみを介して下方油室B
内に流入するときに生じるものであり、このと
き、リーフバルブ2aは、下方のスプリング6a
で附勢されている状態にある。
は、上方油室A内からの作動油が側路Lを利用す
ることなくピストン部2のみを介して下方油室B
内に流入するときに生じるものであり、このと
き、リーフバルブ2aは、下方のスプリング6a
で附勢されている状態にある。
一方、側路Lが連通状態にあるときには、上方
油室A内の作動油の一部が側路Lおよび伸側バル
ブ6を介して下方油室B内に流入する。
油室A内の作動油の一部が側路Lおよび伸側バル
ブ6を介して下方油室B内に流入する。
このとき、上記伸側バルブ6も、前記スプリン
グ6aに附勢されている。
グ6aに附勢されている。
即ち、所謂ソフトな乗心地とするために低減衰
力の発生にしようとするとき、図示した従来提案
にあつては、伸側バルブ6の作動をリーフバルブ
2aの作動と独立したものにすることができず、
ピストン部2におけるリーフバルブ2aの設定に
拘束された状態ピストンナツト5における伸側バ
ルブ6の設定とせざるを得なくなる不都合があ
る。
力の発生にしようとするとき、図示した従来提案
にあつては、伸側バルブ6の作動をリーフバルブ
2aの作動と独立したものにすることができず、
ピストン部2におけるリーフバルブ2aの設定に
拘束された状態ピストンナツト5における伸側バ
ルブ6の設定とせざるを得なくなる不都合があ
る。
そこで本考案は、前記した事情に鑑みて、コン
トロールバルブによつて伸側減衰力を高減衰力発
生と低減衰力発生とに変更調整し得るように形成
されたシヨツクアブソーバにおいて、所望の高減
衰力発生は勿論のこと、低減衰力発生の設定につ
いて自由度を得易いようにしたシヨツクアブソー
バを新たに提供することを目的とする。
トロールバルブによつて伸側減衰力を高減衰力発
生と低減衰力発生とに変更調整し得るように形成
されたシヨツクアブソーバにおいて、所望の高減
衰力発生は勿論のこと、低減衰力発生の設定につ
いて自由度を得易いようにしたシヨツクアブソー
バを新たに提供することを目的とする。
上記した問題点を解決するために本考案の構成
を、シリンダ内にピストン本体を介してピストン
ロツドが移動自在に挿入され、ピストン本体はシ
リンダ内に上方油室と下方油室とを区画し、上方
油室と下方油室とはピストン本体に設けた伸側ポ
ートと伸側ポートの開口に設けたメインバルブと
を介して開閉され、更にピストンロツド内には上
方油室と下方油室とを連通する側路を設け、当該
側路中にはコントロールバルブが回転自在に挿入
され、コントロールバルブの回動時に当該コント
ロールバルブに設けたオリフイスで側路の上方油
室に対する開口面積が調整されるシヨツクアブソ
ーバにおいて、前記側路の下方油室側開口部には
圧側時に開くチエツク弁と伸側時に開くサブバル
ブとを並列に設け、前記メインバルブとサブバル
ブとはピストンロツド外周にバルブストツパを中
間に介在させながら直列に積層して配設させたこ
とを特徴とするものである。
を、シリンダ内にピストン本体を介してピストン
ロツドが移動自在に挿入され、ピストン本体はシ
リンダ内に上方油室と下方油室とを区画し、上方
油室と下方油室とはピストン本体に設けた伸側ポ
ートと伸側ポートの開口に設けたメインバルブと
を介して開閉され、更にピストンロツド内には上
方油室と下方油室とを連通する側路を設け、当該
側路中にはコントロールバルブが回転自在に挿入
され、コントロールバルブの回動時に当該コント
ロールバルブに設けたオリフイスで側路の上方油
室に対する開口面積が調整されるシヨツクアブソ
ーバにおいて、前記側路の下方油室側開口部には
圧側時に開くチエツク弁と伸側時に開くサブバル
ブとを並列に設け、前記メインバルブとサブバル
ブとはピストンロツド外周にバルブストツパを中
間に介在させながら直列に積層して配設させたこ
とを特徴とするものである。
以下、図示した実施例に基いて本考案を説明す
る。
る。
第1図に示すように、本考案に係るシヨツクア
ブソーバは、シリンダ1内にピストン部2を有し
てなると共に、当該ピストン部2を先端たる下端
に固着するピストンロツド3内には、コントロー
ルバルブ4を有してなり、上記ピストン部2は上
記ピストンロツド3の下端にピストンナツト5で
固着されているとしている。
ブソーバは、シリンダ1内にピストン部2を有し
てなると共に、当該ピストン部2を先端たる下端
に固着するピストンロツド3内には、コントロー
ルバルブ4を有してなり、上記ピストン部2は上
記ピストンロツド3の下端にピストンナツト5で
固着されているとしている。
上記シリンダ1内は、上記ピストン部2によつ
て上方油室Aと下方油室Bとに区画されており、
特に、下方油室Bは、シリンダ1の外方に配設さ
れたアウターチユーブ10と上記シリンダ1との
間に形成されるリザーバ室Cとシリンダ1内下端
に配設されたべースバルブ部7を介して相互に連
通することとなるように形成されている。
て上方油室Aと下方油室Bとに区画されており、
特に、下方油室Bは、シリンダ1の外方に配設さ
れたアウターチユーブ10と上記シリンダ1との
間に形成されるリザーバ室Cとシリンダ1内下端
に配設されたべースバルブ部7を介して相互に連
通することとなるように形成されている。
なお、上記リザーバ室Cの上方はガス室Dとさ
れ、上記アウターチユーブ10の下端はベース部
材11で閉塞され、上記ベースバルブ部7は、上
記ベース部材11の内底面上方に位置決められる
こととなるように配設されている。
れ、上記アウターチユーブ10の下端はベース部
材11で閉塞され、上記ベースバルブ部7は、上
記ベース部材11の内底面上方に位置決められる
こととなるように配設されている。
上記ピストン部2は、ピストンロツド3に介装
されたピストン本体20を有しており、当該ピス
トン本体20の伸側ポート20aの下端側開口に
は、伸側減衰力の発生を可とするメインバルブ2
1が隣設されている。
されたピストン本体20を有しており、当該ピス
トン本体20の伸側ポート20aの下端側開口に
は、伸側減衰力の発生を可とするメインバルブ2
1が隣設されている。
また、上記ピストン本体20の圧側ポート20
bの上端側開口には、当該圧側ポート20bにお
ける作動油の圧側流れを可とし、伸側流れを阻止
するバルブ22が隣設されている。
bの上端側開口には、当該圧側ポート20bにお
ける作動油の圧側流れを可とし、伸側流れを阻止
するバルブ22が隣設されている。
なお、上記ピストン本体20の外周面には、ピ
ストンリング23とシールリング24とが介装さ
れている。
ストンリング23とシールリング24とが介装さ
れている。
上記各バルブ21および22は、それぞれ、積
層形成されたリーフバルブからなり、ピストンロ
ツド3に介装されたバルブストツパ21a,22
aにそれぞれ環座21b,22bを介して内周端
固定となるように配設されている。
層形成されたリーフバルブからなり、ピストンロ
ツド3に介装されたバルブストツパ21a,22
aにそれぞれ環座21b,22bを介して内周端
固定となるように配設されている。
そして、各バルブ21および22は、その外周
端撓みによつて作動油の通過を可とするもので、
特に、メインバルブ21にあつては、上記外周端
の撓み時に、所定の大きさの減衰力の発生を可と
するように形成されている。
端撓みによつて作動油の通過を可とするもので、
特に、メインバルブ21にあつては、上記外周端
の撓み時に、所定の大きさの減衰力の発生を可と
するように形成されている。
なお、前記ピストン本体20は、ピストンナツ
ト5によつて所定位置に固着されるように位置決
められていることは、前記した通りである。
ト5によつて所定位置に固着されるように位置決
められていることは、前記した通りである。
上記ピストンロツド3は、その下端インロー部
に前記ピストン部2を定着させているもので、下
端から下端近傍にかけての内部には中央透孔30
と、横孔31,32とからなる側路Lを有してい
る。
に前記ピストン部2を定着させているもので、下
端から下端近傍にかけての内部には中央透孔30
と、横孔31,32とからなる側路Lを有してい
る。
即ち、上記中央透孔30の下端側は、ピストン
ロツド3の下端に開口し、上記中央透孔30の上
端側には、上記各横孔31,32の後端側が開口
している。
ロツド3の下端に開口し、上記中央透孔30の上
端側には、上記各横孔31,32の後端側が開口
している。
そして、上記各横孔31,32は、ピストンロ
ツド3の半径方向に穿設されているもので、本実
施例にあつては、上下二段となるように形成され
ており、それぞれの先端側がシリンダ1内の上方
油室Aに開口するように形成されている。
ツド3の半径方向に穿設されているもので、本実
施例にあつては、上下二段となるように形成され
ており、それぞれの先端側がシリンダ1内の上方
油室Aに開口するように形成されている。
従つて、上記側路Lは、シリンダ1内の上方油
室Aと下方油室Bとの連通を可とするように形成
されているものである。
室Aと下方油室Bとの連通を可とするように形成
されているものである。
上記側路L中には、コントロールバルブ4が配
設されているものであつて、当該コントロールバ
ルブ4は、前記ピストンロツド3内の中央透孔3
0内に回動自在なように収装されている。
設されているものであつて、当該コントロールバ
ルブ4は、前記ピストンロツド3内の中央透孔3
0内に回動自在なように収装されている。
そして、上記コントロールバルブ4は、前記各
横孔31,32の後端側開口に対向するように位
置決められた上下二段のオリフイス4a,4bを
有しており、当該コントロールバルブ4の回動操
作によつて、上記オリフイス4a,4bと各横孔
31,32との対向が可とされ、あるいは当該対
向が阻止されることとなるように形成されてい
る。
横孔31,32の後端側開口に対向するように位
置決められた上下二段のオリフイス4a,4bを
有しており、当該コントロールバルブ4の回動操
作によつて、上記オリフイス4a,4bと各横孔
31,32との対向が可とされ、あるいは当該対
向が阻止されることとなるように形成されてい
る。
上記コントロールバルブ4の上端には、ピスト
ンロツド3の軸芯部を挿通するコントロールロツ
ド40が連結されており、当該コントロールロツ
ド40への回動操作によつてコントロールバルブ
4の回動を可とするように形成されている。
ンロツド3の軸芯部を挿通するコントロールロツ
ド40が連結されており、当該コントロールロツ
ド40への回動操作によつてコントロールバルブ
4の回動を可とするように形成されている。
また、上記コントロールバルブ4の下端には、
前記中央透孔30内に嵌装された筒状ストツパ4
1が隣接することとなるように形成されており、
前記オリフイス4a,4bと各横孔31,32と
の対向位置が上下方向にずれることを防止してい
る。
前記中央透孔30内に嵌装された筒状ストツパ4
1が隣接することとなるように形成されており、
前記オリフイス4a,4bと各横孔31,32と
の対向位置が上下方向にずれることを防止してい
る。
まお、上記コントロールロツド40の下端近傍
外周には、ストツパ42、Oリング43、シール
44が上方に向けて順次介装されている。
外周には、ストツパ42、Oリング43、シール
44が上方に向けて順次介装されている。
前記ピストン部2をピストンロツド3の先端に
固着させるピストンナツト5は、前記側路Lのの
下方油室B側の開口端部を閉塞するように形成さ
れているものであつて、上記側路Lと連通する内
室5aを有している。
固着させるピストンナツト5は、前記側路Lのの
下方油室B側の開口端部を閉塞するように形成さ
れているものであつて、上記側路Lと連通する内
室5aを有している。
そして、上記内室5aは、ピストンナツト5の
肉厚部を軸線方向に穿設して形成したポート5b
の下端と連通しており、当該ポート5bの上端
は、前記ピストン部2におけるメインバルブ21
の背面側に対向するように開口している。
肉厚部を軸線方向に穿設して形成したポート5b
の下端と連通しており、当該ポート5bの上端
は、前記ピストン部2におけるメインバルブ21
の背面側に対向するように開口している。
そしてまた、上記ポート5bの上端開口には、
リーフバルブからなるサブバルブ50が隣設され
ている。
リーフバルブからなるサブバルブ50が隣設され
ている。
当該サブバルブ50は、積層されたリーフバル
ブからなるもので、前記側路Lを介しての作動油
の伸側流れがあるときに開放されて、上記作動油
の下方油室B内への流入を可とするように形成さ
れている。
ブからなるもので、前記側路Lを介しての作動油
の伸側流れがあるときに開放されて、上記作動油
の下方油室B内への流入を可とするように形成さ
れている。
そして、上記サブバルブ50は、本実施例にあ
つては、前記したピストン部2におけるメインバ
ルブ21と同様に積層されたリーフバルブからな
り、環座50aを介してであるが、上記メインバ
ルブ21のための単一のバルブストツパ21aを
バルブストツパとする内周端固定の態様で定着さ
れている。
つては、前記したピストン部2におけるメインバ
ルブ21と同様に積層されたリーフバルブからな
り、環座50aを介してであるが、上記メインバ
ルブ21のための単一のバルブストツパ21aを
バルブストツパとする内周端固定の態様で定着さ
れている。
そしてまた、上記サブバルブ50は、その外周
端撓みによつて作動油の通過を可とするもので、
前記したメインバルブ21の如くに高い減衰力の
発生が可とされることはないように形成さてい
る。
端撓みによつて作動油の通過を可とするもので、
前記したメインバルブ21の如くに高い減衰力の
発生が可とされることはないように形成さてい
る。
なお、上記サブバルブ50は、本実施例にあつ
ては、前記ピストン部2におけるメインバルブ2
1を形成するためのリーフバルブと同様のものを
使用し、その積層枚数のみが異なることとなるよ
うに形成されているものである。
ては、前記ピストン部2におけるメインバルブ2
1を形成するためのリーフバルブと同様のものを
使用し、その積層枚数のみが異なることとなるよ
うに形成されているものである。
前記ピストンナツト5の下端内部には前記側路
Lからの伸側流れは阻止するが、外部たる下方油
室Bから側路L内への流入たる作動油の圧側流れ
は可とするチエツク弁51が配設されている。
Lからの伸側流れは阻止するが、外部たる下方油
室Bから側路L内への流入たる作動油の圧側流れ
は可とするチエツク弁51が配設されている。
なお、上記チエツク弁51は、シート部材51
aの上面に載置された環状リーフバルブ51bを
内周端固定となるように、上記シート部材51a
の中央部にカシメ固着されたバルブストツパ51
cとの間に環座51dを介して定着させるように
形成されている。
aの上面に載置された環状リーフバルブ51bを
内周端固定となるように、上記シート部材51a
の中央部にカシメ固着されたバルブストツパ51
cとの間に環座51dを介して定着させるように
形成されている。
前記シリンダ1内下端のべースバルブ部7は、
バルブデイスク70の圧側ポート70a下端に圧
側バルブ71を有すると共に、上記バルブデイス
ク70の伸側ポート70b上端にノンリタンバル
ブ72を有してなり、前記ピストン部2がシリン
ダ1内を下降する圧側摺動時に、ピストンロツド
3の侵入体積分に相当する作動油が、圧側ポート
70aおよび外周端撓みによつて開放された圧側
バルブ71を介してリザーバ室C内に流入するよ
うに形成されている。
バルブデイスク70の圧側ポート70a下端に圧
側バルブ71を有すると共に、上記バルブデイス
ク70の伸側ポート70b上端にノンリタンバル
ブ72を有してなり、前記ピストン部2がシリン
ダ1内を下降する圧側摺動時に、ピストンロツド
3の侵入体積分に相当する作動油が、圧側ポート
70aおよび外周端撓みによつて開放された圧側
バルブ71を介してリザーバ室C内に流入するよ
うに形成されている。
また、ピストン部2がシリンダ1内を上昇する
伸側摺動時には、下方油室B内においてピストン
ロツド3の退出体積分に相当するリザーバ室Cか
らの作動油が伸側ポート70bおよび開放された
ノンリタンバルブ72を介して下方油室B内に流
入することとなる。
伸側摺動時には、下方油室B内においてピストン
ロツド3の退出体積分に相当するリザーバ室Cか
らの作動油が伸側ポート70bおよび開放された
ノンリタンバルブ72を介して下方油室B内に流
入することとなる。
以上のように形成された本考案に係るシヨツク
アブソーバの、特に、伸側の作動について少しく
説明する。
アブソーバの、特に、伸側の作動について少しく
説明する。
先ず、コントロールバルブ4が回動されて、側
路Lの連通が遮断されている状態下で、ピストン
部2がシリンダ1内を上昇する伸側摺動時には、
上方油室A内の作動油は、ピストン部2における
メインバルブ21の外周端を撓ませるようにし
て、下方油室B内に流入することとなる。
路Lの連通が遮断されている状態下で、ピストン
部2がシリンダ1内を上昇する伸側摺動時には、
上方油室A内の作動油は、ピストン部2における
メインバルブ21の外周端を撓ませるようにし
て、下方油室B内に流入することとなる。
このとき、上記メインバルブ21の外周端撓み
による所定の高い減衰力が発生されることとな
る。
による所定の高い減衰力が発生されることとな
る。
なお、ピストン速度の低速域における場合は、
ピストン本体20の下端シート面20cに打刻オ
リフイスを形成しておくことによつて、所望の低
速域での減衰力発生が可とされることとなる。
ピストン本体20の下端シート面20cに打刻オ
リフイスを形成しておくことによつて、所望の低
速域での減衰力発生が可とされることとなる。
また、ピストン速度の中速域にあつては、上記
メインバルブ21の外周端撓みによる減衰力発生
とされるが、ピストン速度の高速域にあつては、
ピストン本体20に穿設されている伸側ポート2
0aによるポート特性の減衰力が発生されること
となる。
メインバルブ21の外周端撓みによる減衰力発生
とされるが、ピストン速度の高速域にあつては、
ピストン本体20に穿設されている伸側ポート2
0aによるポート特性の減衰力が発生されること
となる。
次に、上記コントロールバルブ4が回動され
て、図示するように、側路Lを介して上方油室A
と下方油室Bとが連通される状態にあるときに、
ピストン部2がシリンダ1内を上昇することとな
ると、上記上方油室A内の作動油は、前記ピスト
ン部2におけるメインバルブ21部を介して下方
油室B側に流出することとなると共に、上方油室
A内における作動油の一部は、上記側路Lを介し
て下方油室B側たるピストンナツト5の内室5a
内に流入する。
て、図示するように、側路Lを介して上方油室A
と下方油室Bとが連通される状態にあるときに、
ピストン部2がシリンダ1内を上昇することとな
ると、上記上方油室A内の作動油は、前記ピスト
ン部2におけるメインバルブ21部を介して下方
油室B側に流出することとなると共に、上方油室
A内における作動油の一部は、上記側路Lを介し
て下方油室B側たるピストンナツト5の内室5a
内に流入する。
そして、当該内室5a内に流入した作動油は、
チエツク弁51の作用でピストンナツト5におけ
るポート5b内への流入のみが許容され、当該ポ
ート5bの上端開口に隣接されているサブバルブ
50を外周端撓みによつて開放し、下方油室B内
に流入することとなる。
チエツク弁51の作用でピストンナツト5におけ
るポート5b内への流入のみが許容され、当該ポ
ート5bの上端開口に隣接されているサブバルブ
50を外周端撓みによつて開放し、下方油室B内
に流入することとなる。
即ち、主たる伸側減衰力の発生を可とするピス
トン部2における作動油の通過量が、上記側路L
を介して流れの存在によつて低下されることとな
り、上記メインバルブ21のみで発生される高い
減衰力が低い減衰力に変更調整されることとな
る。
トン部2における作動油の通過量が、上記側路L
を介して流れの存在によつて低下されることとな
り、上記メインバルブ21のみで発生される高い
減衰力が低い減衰力に変更調整されることとな
る。
その際に、上記サブバルブ50は、前記メイン
バルブ21とは、独立した状態で作動することと
なり、前記した従来例における如くに、サブバル
ブの作動するところがメインバルブの作動の影響
下におかれるようなことがない。
バルブ21とは、独立した状態で作動することと
なり、前記した従来例における如くに、サブバル
ブの作動するところがメインバルブの作動の影響
下におかれるようなことがない。
第2図は、本考案の他の実施例を示すものであ
つて、ピストン部2における圧側のバルブ22
と、ピストンナツト5におけるチエツク弁51の
構造が前記した実施例とは異なるものとされてい
る。
つて、ピストン部2における圧側のバルブ22
と、ピストンナツト5におけるチエツク弁51の
構造が前記した実施例とは異なるものとされてい
る。
即ち、ピストン部2における圧側のバルブ22
は、バルブストツパ22aに上端が係止されたノ
ンリタンスプリング22cに下端によつて、その
外周端に初期荷重が附与されている構造とされて
いる。
は、バルブストツパ22aに上端が係止されたノ
ンリタンスプリング22cに下端によつて、その
外周端に初期荷重が附与されている構造とされて
いる。
また、ピストンナツト5内のチエツク弁51
は、シート部材51aの上面に配設される環状リ
ーフバルブ51b上方のキヤツプ部材51dに上
端が係止されたノンリタンスプリング51eの下
端を当接させるようにした構造とされているもの
である。
は、シート部材51aの上面に配設される環状リ
ーフバルブ51b上方のキヤツプ部材51dに上
端が係止されたノンリタンスプリング51eの下
端を当接させるようにした構造とされているもの
である。
なお、本実施例にあつては、上記圧側のバルブ
22と、チエツク弁51とが変形されているもの
であつて、その他の部位の構成は、前記した実施
例と異なるものでないこと勿論である。
22と、チエツク弁51とが変形されているもの
であつて、その他の部位の構成は、前記した実施
例と異なるものでないこと勿論である。
以上のように、本考案によれば、高減衰力の発
生を可とするメインバルブに対して低減衰力の発
生に寄与するサブバルブを側路の下方油室側開口
部に設けてそれぞれ独立に配設したから、その各
作動の際に、他に影響されることがないので、特
に、低減衰力の発生に寄与するサブバルブの設定
に際して、所謂自由度を有することが可能とな
り、用途に応じたシヨツクアブソーバの提供を可
能とすることができる利点がある。
生を可とするメインバルブに対して低減衰力の発
生に寄与するサブバルブを側路の下方油室側開口
部に設けてそれぞれ独立に配設したから、その各
作動の際に、他に影響されることがないので、特
に、低減衰力の発生に寄与するサブバルブの設定
に際して、所謂自由度を有することが可能とな
り、用途に応じたシヨツクアブソーバの提供を可
能とすることができる利点がある。
また、本考案によれば、メインバルブとサブバ
ルブとは中間のバルブストツパを介在さぜただけ
で同一のリーフバルブを積層枚数を変えるのみで
設置でき、所謂部品点数の削減にも寄与すること
となる。
ルブとは中間のバルブストツパを介在さぜただけ
で同一のリーフバルブを積層枚数を変えるのみで
設置でき、所謂部品点数の削減にも寄与すること
となる。
さらに、本考案によれば、サブバルブはピスト
ンナツトの外周側上面に形成される環状溝を覆う
ようにして配設することができるので、サブバル
ブにおける所謂受圧面面積の確保が容易となり、
広範囲に亘る低減衰力の調整が可能となる効果も
ある。
ンナツトの外周側上面に形成される環状溝を覆う
ようにして配設することができるので、サブバル
ブにおける所謂受圧面面積の確保が容易となり、
広範囲に亘る低減衰力の調整が可能となる効果も
ある。
第1図は本考案の一実施例に係るシヨツクアブ
ソーバを部分的に示す縦断正面図、第2図はその
要部のみを示す縦断正面図、第3図は従来例とし
てのシヨツクアブソーバを第1図と同様に示す図
である。 1……シリンダ、2……ピストン部、3……ピ
ストンロツド、4……コントロールバルブ、5…
…ピストンナツト、7……べースバルブ部、20
……ピストン本体、21……メインバルブ、22
……圧側のバルブ、50……サブバルブ、51…
…チエツク弁、A……上方油室、B……下方油
室、L……側路。
ソーバを部分的に示す縦断正面図、第2図はその
要部のみを示す縦断正面図、第3図は従来例とし
てのシヨツクアブソーバを第1図と同様に示す図
である。 1……シリンダ、2……ピストン部、3……ピ
ストンロツド、4……コントロールバルブ、5…
…ピストンナツト、7……べースバルブ部、20
……ピストン本体、21……メインバルブ、22
……圧側のバルブ、50……サブバルブ、51…
…チエツク弁、A……上方油室、B……下方油
室、L……側路。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シリンダ内にピストン本体を介してピストン
ロツドが移動自在に挿入され、ピストン本体は
シリンダ内に上方油室と下方油室とを区画し、
上方油室と下方油室とはピストン本体に設けた
伸側ポートと伸側ポートの開口に設けたメイン
バルブとを介して開閉され、更にピストンロツ
ド内には上方油室と下方油室とを連通する側路
を設け、当該側路中にはコントロールバルブが
回転自在に挿入され、コントロールバルブの回
動時に当該コントロールバルブに設けたオリフ
イスで側路の上方油室に対する開口面積が調整
されるシヨツクアブソーバにおいて、前記側路
の下方油室側開口部には圧側時に開くチエツク
弁と伸側時に開くサブバルブとを並列に設け、
前記メインバルブとサブバルブとはピストンロ
ツド外周にバルブストツパを中間に介在させな
がら直列に積層して配設させたことを特徴とす
るシヨツクアブソーバ。 (2) ピストンロツドの下端部にピストンナツトを
螺合し、ピストンナツトには側路を下方油室に
通じさせる内室を設け、内室内にはチエツク弁
を開閉自在に設け、更に内室からピストンナツ
トの上端に開口するポートを形成し、このポー
トの上端開口にサブバルブが開閉自在に設けら
れている実用新案登録請求の範囲第1項記載の
シヨツクアブソーバ。 (3) メインバルブとサブバルブとが積層されたリ
ーフバルブからなる実用新案登録請求の範囲第
1項記載のシヨツクアブソーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986048427U JPH0439480Y2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986048427U JPH0439480Y2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62163346U JPS62163346U (ja) | 1987-10-17 |
JPH0439480Y2 true JPH0439480Y2 (ja) | 1992-09-16 |
Family
ID=30869945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986048427U Expired JPH0439480Y2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0439480Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5884241A (ja) * | 1981-11-16 | 1983-05-20 | Kayaba Ind Co Ltd | 減衰力調整式油圧緩衝器 |
JPS5911933B2 (ja) * | 1980-01-31 | 1984-03-19 | 三洋電機株式会社 | 映像表示装置におけるライトペン指示位置検出方法 |
JPS60139937A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-24 | Showa Mfg Co Ltd | 減衰力可変ダンパ− |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5911933U (ja) * | 1982-07-14 | 1984-01-25 | トキコ株式会社 | 減衰力可変式油圧緩衝器 |
-
1986
- 1986-04-01 JP JP1986048427U patent/JPH0439480Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5911933B2 (ja) * | 1980-01-31 | 1984-03-19 | 三洋電機株式会社 | 映像表示装置におけるライトペン指示位置検出方法 |
JPS5884241A (ja) * | 1981-11-16 | 1983-05-20 | Kayaba Ind Co Ltd | 減衰力調整式油圧緩衝器 |
JPS60139937A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-24 | Showa Mfg Co Ltd | 減衰力可変ダンパ− |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62163346U (ja) | 1987-10-17 |
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