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JPH0439308A - チーグラー−ナッタ型触媒の製造方法  - Google Patents

チーグラー−ナッタ型触媒の製造方法 

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JPH0439308A
JPH0439308A JP2408658A JP40865890A JPH0439308A JP H0439308 A JPH0439308 A JP H0439308A JP 2408658 A JP2408658 A JP 2408658A JP 40865890 A JP40865890 A JP 40865890A JP H0439308 A JPH0439308 A JP H0439308A
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vanadium
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carrier
mol
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JP2408658A
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Jean-Claude Andre Bailly
ジャン−クロード アンドレ バイリー
Patrick Behue
パトリック ベユ
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BP Chemicals Ltd
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    • C08F4/00Polymerisation catalysts
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[0001]
【産業上の利用分野】
本発明は、塩化マグネシウムに担持されるバナジウム化
合物に基づくチーグラー−ナッタ型触媒の製造方法に関
するものである。前記触媒は、エチレンの様なオレフィ
ンの重合化に適し、 がっ特にエラストマープロピレン
共重合体の製造、特別にガス相共重合化方法により製造
するのに適合される。 [0002]
【従来の技術】
チーグラー−ナッタ型の触媒システムは、チタンの様な
遷移金属の少なくとも一つの化合物を含む触媒の組合と
、 アルミニウムの様な金属の少なくとも一つの有機金
属化合物をとからなることは公知である。更に、これら
の触媒の性質は、遷移金属化合物が塩化マグネシウムの
様な固体無機化合物からなる担体と使用される時に、大
きく影響され得ることも公知である。担持触媒を製造す
る技術において、担体の性質と、一般的に前記担体に遷
移金属化合物を固定することにある触媒の製造方法とは
、触媒の特性と、オレフィンの重合化又は共重合化の反
応における挙動とに極めて大いに重要である。 [0003] 欧州特許出願第EP−A−0,099,772号公報に
よると、塩化マグネシウムの球状担体に遷移金属の沈殿
により触媒を製造することは公知で、前記塩化マグネシ
ウムは、Mg−C結合と、小割合の電子供与体化合物と
を含む生成物を包含する。遷移金属化合物は、ハロゲン
化チタン化合物であり、このハロゲン化チタン化合物の
担体への沈殿は、チタン化合物の、有機金属化合物の様
な還元剤による還元反応により実施される。この触媒は
、ポリエチレンの製造に使用される。然し乍ら、この触
媒は、エラストマープロピレン共重合体を満足な条件で
製造することば出来ない。 欧州特許出願第EP−A−0,155,770号公報に
よると、塩化マグネシウムの球状担体にバナジウム化合
物の沈殿により触媒を製造することは公知で、前記塩化
マグネシウムは、Mg−C結合と、/」1量の電子供与
体化合物とを含む生成物を包含する。沈殿は、還元剤の
添加無しに、この担体の存在下にバナジウム化合物の還
元反応により実施される。還元反応は、担体中に存在す
るMg−C結合を含む生成物により、多分自然に開始さ
れる。触媒は、広い分子量分布を有するエチレンポリマ
ーを製造するのに使用される。然し乍ら、この方法は、
多量のバナジウム化合物の使用を必要とし、その小割合
のみカミ担体に固定されることが観察されている。触媒
洗浄操作は、一般的に、担体に固定されないバナジウム
化合物の過剰を除去するのに必要で、この操作は、バナ
ジウム化合物の毒性と腐蝕性の為に、コスト高につきか
つ困難である。 [0004] 欧州特許出願第EP−A−0,336,545号公報に
よると、四塩化チタンに基づき、かつ塩化マグネシウム
の球状担体に担持される触媒を製造することは公知であ
る。然し乍ら、触媒の製造の間に還元剤は使用されない
。 [0005】
【発明が解決しようとする課題】
今や、塩化マグネシウムに担持されるバナジウムに基づ
く球状触媒の製造方法が突き止められるに至り、この方
法は、前記不利を避けることを可能とするものである。 特に、この方法は、オレフィンの重合化に高活性を発揮
する球状バナジウム触媒を製造することを可能とする。 この触媒は、特にガス相共重合化方法を使用して、エラ
ストマープロピレン共重合体の製造に特に適合される。 この場合、触媒は、エラストマープロピレン共重合体粉
末が、球状かつ非付着性の形態で直接的に製造されるの
を可能とし、この粉末は、高い嵩密度、良好な流動性及
び取り扱い易さを有する。 [0006]
【課題を解決するための手段】
本発明の主題事項は、塩化マグネシウムの担体ヘバナジ
ウムの還元により沈殿されるバナジウム化合物に基づく
チーグラー−ナッタ型触媒の製造方法において方法は、
次の工程:  (1)(i)実質的にMg−C結合を含
むどの生成物も含まない塩化マグネシウムの80−99
.5モル%と(i i)活性水素を含まない電子供与体
化合物(D1)の0.5−20モル%からなる担体、前
記担体は、10−100ミクロンのマス平均直径Dmと
、Dmの、粒子の数的平均直径Dnに対する比が3を超
えない様な粒度分布とを有する球状粒子の形態であり、
前記担体を、続いて活性水素を含む少なくとも一つの電
子供与体化合物(D2)と、バナジウム化合物を還元出
来る少なくともひとつの有機金属化合物と、液体炭化水
素中で接触させ、(2)工程1からの固体生成物を洗浄
し、次いで(3)前記洗浄固体生成物をひとつ又はそれ
以上のバナジウム化合物と接触させ、前記バナジウム化
合物は、ハロゲン原子Xとアルコキシ基OR1を含みか
つ液体炭化水素に可溶性であり、前記ハロゲン原子と前
記アルコキシ基OR1は、同じ又は異なるバナジウム原
子に結合している、この3工程を特徴とするチーグラー
−ナッタ型触媒の製造方法である。 [0007] 本発明によると、触媒の製造は、特定の塩化マグネシウ
ム担体を使用する。担体は、Mg−C結合を含む生成物
の実質的に無い、例えばMg−Cの数の担体中のマグネ
シウム原子の数に対する比は、0.001未満である。 従って、担体ばバナジウム化合物を自然に還元すること
は出来ない。担体のC1/Mg原子比は、実質的に2に
等しい。担体は、80−99.5モル%、好適には80
−95モル%、特に80−90モル%の二塩化マグネシ
ウムと、0.5−20モル%、好適には5−20モル%
、特に10−20モル%の化合物D1を含む。 [0008] 有機電子供与体化合物D1は、ルイス塩基的として知ら
れている。これは、活性水素を含まず、例えば、水、ア
ルコール類、又はフェノール類から選択されることは出
来ない。触媒は、二塩化マグネシウムに関して比較的に
低い複合体形成力を有する。化合物D1は、エーテル類
、チオエーテル類、カルボン酸エステル類、スルホン類
、スルホキサイド類、第三級ホスフィン類、第三級ホス
ホールナミド類、第三級アミン類、第二級アミド類から
便利に選択される。環状又は非環状エーテル類の様な低
い複合体形成力を有する電子供与体化合物を使用するの
が好適である。 好適には、均一組成物の形態で、即ち、化合物D1は、
塩化マグネシウム粒子の周辺のみでなく、塩化マグネシ
ウムの心から周辺へ、塩化マグネシウム粒子全体に亙っ
て均一に分布される形態にある。結果として、この種の
担体を得る為に沈澱技術を使用する方法により担体を製
造するのが推奨される。 [0009] 担体は、その構造が本質的に非晶質であり、即ち結晶性
が実質的に又は完全に消失する時に、特にガス相におけ
る重合化の間、巨大な生長応力に耐えることが出来る高
性能触媒を壷す。  この担体の特殊形態は、例えば、
下記の様に実施される沈澱技術により得ることが出来る
。 [00101 担体は、 マス平均直径が10−100ミクロン、好適
には15−70ミクロン、特に20−50ミクロンを有
する球状粒子から成る。担体の粒子は、マス平均直径D
mの、数平均直径Dnに対するD m / D n比が
3を超えない、好適には2.5を超えない、特に1−3
、又は1−2.5、又は1−2の様な2を超えないとい
う極めて狭い粒度分布を有する。好適には、1.5×D
m以上又は06XDn以下の直径を有する粒子が殆ど全
く無く;粒度分布は、同じ単一バッチ中の粒子の90重
量%以上が、Dm±10%の範囲の粒度を有する。 担体は、実質的に球形を有する球状粒子からなり、若し
Dとdが、夫々粒子のより長い軸とより短い軸を表すと
すると、D/dの比は、殆ど1、一般的に1゜5未満又
は等しい、1−1.5又は1−1.3の様な好適には1
.3又はこれ以下である。 [0011] 担体粒子の比表面積(BET)は、20−100m27
 g、特に3030−6O/gである。 [0012] 担体は、特に、ジアルキルマグネシウム化合物を、有機
塩素化合物と、電子供与体化合物D1の存在下に反応さ
せることにより調製されて良く、化合物D1は、複合体
化剤として作用し、反応物として作用するものでない。 この理由で、この製造方法において、化合物D1は、有
機マグネシウム化合物と反応出来るカルボン酸エステル
類の様な電子供与体化合物から選択されることは出来な
い。選択されるジアルキルマグネシウム化合物は、式R
MgR(式中、 R1とR2は2−12個の炭素原子を
含む同じ又は異なるアルキル基を表す)の生成物で、か
つ担体の製造が、実施されるであろう炭化水素媒体中に
可溶性である。有機塩素化合物は、式R3C1(式中、
 R3は3−12個の炭素原子を含む第二級又は、好適
には 第三級アルキル基を表す)の塩化アルキルである
。゛式R40R5<式中、R4とR5は、特に1−12
個の炭素原子を含む同じ又は異なるアルキル基を表す)
のエーテル類を電子供与体化合物として使用するのが好
ましい。 [0013] 担体を調製する為に使用される各種の反応物は、次の条
件下に使用される:モル比R3C1/RIMgR2は1
.9−2.5、好適には2−2.3でありモル比D1/
RIMgR2は0.1−1.2、好適にはO,’ 3−
0.8である。 [0014] 電子供与体化合物の存在下にR1MgR2とR3C1の
間の反応は、不活性液体炭化水素、例えば炭素原子5−
12個の一つ又はそれ以上のアルカン類内で、攪拌下に
、好適には0−100℃の温度で起こる沈澱化である。 優れた担体、特に多量の電子供与体化合物D1を得る為
に、沈澱反応を10−80℃、好適には15−50℃、
特に15−35℃の範囲の比較的に低温で実施すること
が推奨される。好適には、沈澱反応は、少なくとも5時
間の期間に亙り、好適には少なくとも10時間、例えば
10−50時間、特に10−24時間の範囲の期間に亙
り極端にゆっくりと進行させて、特に多量の化合物D1
の挿入と、担体中にその均一な分散を確保すべきである
。 本発明による触媒の製造は、塩化マグネシウム担体を、
最初に活性水素を含む少なくとも一つの電子供与体化合
物D2と接触させることからなる。化合物D2は、水素
原子を失うことが可能で、かつ好適には液体炭化水素に
可溶性な多種類の有機電子供与体化合物から選択されて
良い。化合物D2は、アルコール類、フェノール類、第
一級又は第二級ホスフィン類、第一級又は第二級アミン
類、第一級アミド類、及びカルボン酸類、これらの各々
は、脂肪族、環状脂肪族、芳香族又は芳香族アルキルで
あって良く、かつ炭素原子1−20個含んで良いものか
ら好適に選択される。好適な化合物D2は、アルコール
類とフェノール類から選択される。特に、炭素原子1−
12個含むアルコール類が、特にエタノール、プロパツ
ール、n−ブタノール、n−ペンタノール、2−エチル
ヘキサノール、又はn−ヘキサノールが使用され得る。 アルキル基において炭素原子1−4個を有するアルキル
フェノールの様なフェノール、例えばパラ−クレゾール
が、使用されて良い。化合物D2は、好適には、化合物
D1より大きな、塩化マグネシウムに対する複合体化能
力を発揮する。 [0015] 触媒製造の第一工程は、担体のマグネシウムのモル当た
り0.1−2モル未満、好適には0.5−1.5モルを
使用することにより実施される。接触は、液体炭化水素
、特にn−ヘキサン又はn−へブタン、又はこの混合物
の様な飽和脂肪族炭化水素中で掻き交ぜ、例えば攪拌に
より実施される。担体と化合物D2の間の接触は、0−
120℃、好適には0−80℃の範囲の温度で起こる。 接触は、10分−10時間、好適には30分−5時間持
続する、特に、接触は、各種の方法で生成される。例え
ば、化合物D2は、添加時間、例えば10分−5時間好
適には15分−2時間で、液体炭化水素内で掻き交ぜた
、例えば攪拌した懸濁物へ、徐々に又は迅速に添加され
て良い。液体炭化水素中の担体の懸濁物はまた、掻き交
ぜ、例えば攪拌しながら化合物D2へ添加されても良い
。化合物D2は、純粋状態で又は液体炭化水素中の溶液
で使用されて良い。 担体に接触するのに使用された化合物D2の大部分は、
一般的に、担体の寸法と表面積(BET)は可成増加す
るけれども、担体の形態と粒度分布を可成変性すること
なく担体に固定されて残留する。担体は、−変化合物D
2で処理されると、担体は、液体炭化水素で一回又はそ
れ以上洗浄されるのが良い。この接触から得られた固体
生成物は、一般式:MgC1゜、  x D 1 y 
D 2 (式中、DlとD2は、前記電子供与体を表し
、Xは、0.0005−0.15、特に0.001−0
.1の範囲の数、yは、0.1=2、特に0.5−1.
5の範囲の数を表す)を有する。担体をバナジウム化合
物を還元出来る有機金属化合物と接触させる前に、化合
物D2と接触させることは、触媒の製造に好適な方法で
あり、その理由は、D1単独のみを使用するのに比較し
て、担体中に比較的に多量のバナジウム化合物を固定し
、かつ細かい又は微細な粒子の無い触媒を得る更に大き
な可能性を付与するからである。 [0016] 触媒の製造は、バナジウムの最大原子価の一つにあるバ
ナジウム化合物を還元出来、かつ元素の周期分類の第 
又は第 族に属する金属の有機金属化合物から選択され
る少なくとも一つの有機金属化合物と担体を接触させる
ことにある。有機金属化合物は、有機アルミニウム化合
物、有機マグネシウム化合物、又は有機亜鉛化合物から
選択される。好適な有機金属化合物は、一般式:%式% (式中、Rは、炭素原子1−12個を含むアルキル基を
表し、Xは、水素原子、又は塩素又は臭素の様なハロゲ
ン原子、又は炭素原子1−10個含むアルコキシ基を表
し、pは、1−3、好適には2−3の範囲の整数又は分
数を表す)に相当する有機アルミニウム化合物である。 特に、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミ
ニウム、トリーn−ヘキシルアルミニウム、トリーn−
オクチルアルミニウム又は塩化ジエチルアルミニウムが
使用されて良い。触媒製造中に使用される有機金属化合
物の量は、担体のマグネシウムのモル当たり0.1−2
、好適には0.5−1.5モルであって良い。有機金属
化合物はまた、使用される化合物D2に関する量で、特
に使用される化合物D2のモル当たり0.5−1.5好
適には0.8−1.2モルの有機金属化合物である。最
初の接触において使用される化合物D2の量に対して実
質的に等モルである所の有機金属化合物の量を使用する
のが一般的に好適である。若し使用される有機金属化合
物の量カミ化合物D2に関して少なすぎると、触媒は、
低いバナジウム含有量を有するであろう。これに反して
、若しこの量が高すぎると、触媒は、重合化において貧
弱な活性を有するだろう。 [0017] 担体と有機金属化合物の間の接触は、好適には、液体炭
化水素中での、特にn−ヘキサン又はn−へブタン又は
これらの混合物の様な飽和脂肪族炭化水素中での掻き交
ぜ、例えば攪拌により生成される。担体と有機金属化合
物の間の接触は0−120℃、好適には0−100℃の
範囲の温度で起こる。この接触は、10分−10時間、
好適には20分−5時間持続する、実際的に、接触は、
各種の方法で生成される。例えば、有機金属化合物は、
液体炭化水素中で掻き交ぜ、例えば攪拌された担体の懸
濁物へ添加されて良い。添加は、徐々に又は迅速に添加
されて良く、かつ1分−5時間、好適には5分−2時間
持続されるのが良い。液体炭化水素中の担体の懸濁物は
また、掻き交ぜ、例えば攪拌しながら有機物合物へ添加
されても良い。有機金属化合物は、純粋状態で又は液体
炭化水素中の溶液で使用されて良い。 [0018] 有機金属化合物の一部は、この接触の間に担体に固定さ
れる。本発明によると接触させるこれらの2回の操作の
後に、担体を洗浄することが推奨される。担体は、液体
炭化水素で、例えばn−ヘキサン又はn−へブタン又は
これらの混合物の様な炭素原子5−12個の飽和脂肪族
炭化水素で1固又はそれ以上洗浄される。洗浄に使用さ
れる液体炭化水素(工程2)は、担体懸濁の洗浄と同じ
又は異なる。洗浄は、0−120℃、好適には0−80
℃の範囲の温度で、10分−2時間、好適には20分−
1時間の範囲の期間に亙り、掻き交ぜ、例えば攪拌によ
り好適に実施される。実際的に、一般的に、洗浄は、掻
き交ぜ、例えば攪拌される担体の懸濁物へ液体炭化水素
を添加することにあり、次いでこの様にして得られた混
合物を掻き交ぜ、例えば攪拌し続け、次いで掻き交ぜ、
例えば攪拌を止めて固体担体を沈降させ、次いで上澄み
液体相の部分を除去する。洗浄操作は、数回、好適には
担体懸濁の液体相が、溶液中に、直ぐその後に使用され
るバナジウム化合物の量に関して1モル%未満である有
機金属化合物の金属量を含むまで、繰り返えされるのが
良い。 [0019] 触媒製造の最後の段階は、洗浄固体担体を、液体炭化水
素に可溶な一つ又はそれ以上のバナジウム化合物と接触
させることにある。 [00201 このバナジウム化合物は、ハロゲン原子Xとアルコキシ
基OR1を含み、XとORの両方共、同じ又は異なるバ
ナジウム原子に結合されている。ガス相においてエラス
トマープロピレン共重合体を製造する為の最も適した触
媒は、バナジウム化合物と共に製造された触媒であり、
この触媒において、モル比X/OR1は、0.05−2
0、好適には1−10、特に1.5−6である。この様
にして得られた触媒に関して、驚くべきことに、ガス相
重合化において、非付着性であり、カリ良好な流動性を
有するエラストマー共重合体粉末を直接的に製造するこ
とが出来ることが言及されている。 [0021] 更に特別に、バナジウム化合物は、一つ又は二つの一般
式:塩素の様なハロゲン原子であり、mは、0.2−3
.8、好適には2−3.6の整数又は分数であり、nは
、領 14−2.85、好適には1.5−2.7の整数
又は分数を表す)に相当する。バナジウム化合物は、式
V OX 3又はvX4のハ0ゲン化バナジウムと、弐
V○(OR)又は■(OR) 4のバナジウムアルコR
OHのアルコール類との混合物、式中のX基とR1基は
、前記定義と同じ、これら混合物を製造するすることに
より製造されて良い。有利には、四塩化バナジウム又は
三塩化バナジウム力飄ハロゲン化バナジウムの中で使用
され、及びバナジウムアルコキシドの中で、バナジルト
リーn−プロポキシド、バナジルトリイソプロポキシド
、バナジルトリーn−ブトキシド、バナジウムテトラ−
n−ブトキシド、又はバナジウムテトラ−n−プロポキ
シドを使用するのが好適である。 バナジウム化合物は、触媒の製造に使用する前に、又は
任意的に担体の存在下に、接触がなされる液体炭化水素
中で直接的にのいずれかで製造されるのが良い。使用さ
れるバナジウム化合物は、液体炭化水素、特に例えば炭
素原子5−12個有する飽和脂肪族炭化水素に可溶性で
ある。 [0022] 触媒を製造するのに使用されるバナジウム化合物の量は
、担体に固定されるべきバナジウムの所望量に左右され
る。担体と接触される間に使用されるバナジウム化合物
の量は、一般的に、担体のマグネシウムのモル当たり0
.05−2モル好適には0.1−1モルである。 [0023] 好適には、担体とバナジウム化合物の間の接触は、前記
バナジウム化合物が可溶な炭化水素中で掻き交ぜ、例え
ば攪拌で生成される。液体炭化水素は、飽和脂肪族炭化
水素、例えば、n−ヘキサン又はn−へブタン、又はこ
れらの混合物の様な炭素原子5−12個のものである。 接触は、0−120℃、好適には2〇−100℃の範囲
の温度で起こるのが良い。実際的に、接触は、各種の方
法で起こる。例えば、バナジウム化合物を、液体炭化水
素中で掻き交ぜ、例えば攪拌される担体の懸濁物へ添加
することが出来る。添加は、徐々に又は迅速になされ、
かつ10−70℃の範囲の温度で、10分−3時間、好
適には30分−2時間持続する。添加の後、この様にし
て得られた混合物は、20−120℃、好適には30−
100℃の範囲の温度で、10分−5時間、好適には3
0分−3時間の期間に亙り、掻き交ぜ、例えば攪拌され
るのが良い。少なくとも2種のバナジウム化合物が、担
体と接触される時に、これらは、担体に、同時に又は相
互に連続的に又は他に予備混合の形態で、添加されるの
が良い。 [0024] バナジウム化合物は、純粋状態で、液体形態で、又は例
えば炭素原子5−12個の一つ又はそれ以上のアルカン
類の様な液体炭化水素中の溶液で使用されるのが良い。 総てでないかもしれないが、使用されるバナジウム化合
物の量の大部分が、担体に固定されるけれども、触媒は
、前記の様な液体炭化水素で1回又はそれ以上洗浄され
るのが良い。 [0025] 担体がバナジウム化合物と接触されることは、4価バナ
ジウムを4未満の原子価状態へ変える、及び/又は3価
バナジルを3価未満の原子価状態へ変える所の還元反応
により担体中にバナジル化合物の沈殿からなる。本発明
の方法は、バナジル化合物が使用されている原子価の直
ぐ下位の原子価状態へ バナジウムを還元する有利を有
する。従って、バナジウムは、4価バナジウム化合物が
使用された場合、全く3価状態へ還元される。3価バナ
ジル化合物が使用される場合、2価バナジルのみを有す
る触媒が、得られる。還元剤は、有機金属化合物と担体
の間の接触により得られる化合物である。 [0026] バナジウム化合物の沈殿カミ担体中に独占的に生成し、
カリ還元状態のバナジウム化合物から本質的になりかつ
担体を含まない固体粒子が、触媒製造中に実際的に生成
されないことが突き止められ、このことは特に驚くべき
ことである。特に有利なことには、この様にして得られ
た触媒力へ重合化に活性な細かい又は微細粒子のないこ
とが観察される。 [0027] 驚くべきことに、担体の本質的な非晶質構造、寸法、粒
度分布、及び形態が、触媒の製造中に変化しないことが
突き止められる。従って、得られた触媒は、その物理的
性質が、最初の担体の粒子の物理的性質と実際的に同じ
である粒子からなる、特に、触媒は、マス平均直径10
−100ミクロン、好適には15−70ミクロン、詩に
20−50ミクロンのものと、マス平均直径Dmの数的
平均直径Dnに対する比として測定された粒子寸法分布
が、3を超えない、好適には2゜5を超えない、特に2
を超えないものとを有する球状粒子からなる。 [0028] この製造の利点は、総てでないとしても、使用されたバ
ナジウム化合物の大部分が、担体に固定されている事実
に関連される。一般的に、製造中に使用されたバナジウ
ム化合物の90%以上、かつ更に99%以上が、担体に
固定されていることが突き止められる。この方法の他の
特徴は、バナジウム化合物が担体全体に亙り均一に固定
されて、触媒を重合化の間より強固とすることである。 これらの利点の組み合わせは、化合物D1を含む特別の
担体が使用され、かつこの担体が最初に化合物D2と接
触される事実に由来する。更に、触媒が、製造中の還元
剤として、しかし担体と接触されることにより、かつ還
元反応によ変換される形態で、使用される有機金属化合
物の一部を含むことが観察された。この様にして得られ
た触媒は、2−12重量%のバナジウムを含む。触媒は
、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、
4−メチル−1−ペンテン又は1−オクテンの様な炭素
原子2−12個を含むオレフィンの重合化又は共重合化
に使用されて良い。ポリエチレン、又はエチレンと炭素
原子3−12個を含むα−オレフィンとの共重合体、及
びエラストマープロピレン共重合体、特に30.70重
量%のプロピレンと70−30重量%のエチレン及び/
又は1−ブテン及び任意的に非共役ジエン類を含むエラ
ストマー共重合体の製造に特別に適し、前記非共役ジエ
ン類は、エチリデンノルボルネン、4−メチル−1,4
−へダシエン及び2−メチル−1,5−へキサジエン、
1,5−へキサジエン、ジシクロペンタジェン又は1,
4−へキサジエンである。エラストマー共重合体は、特
に、懸濁中における、又は流動床及び/又は機械的攪拌
床を含む反応器中のガス相における重合化により製造さ
れる。触媒は、元素の周期分類の第 族又は第 族に属
する金属の有機金属化合物から選択される助触媒の存在
下に、かつ任意的にハロゲン化炭化水素、例えばCHC
l   CPCI  又はジクロロエタンの存在下に使
用さる。助3゛3 触媒は、有機アルミニウム化合物、例えば、トリエチル
アルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリーn
−ヘキシルアルミニウム、トリーn−オクチルアルミニ
ウム、又は塩化ジエチルアルミニウムの様なトリアルキ
ルアルミニウム、水素化アルキルアルミニウム、アルコ
キシアルキルアルミニウム、又はハロゲン化アルキルア
ルミニウムである。触媒と助触媒は、一般的に、助触媒
の金属の量の触媒のバナジウムの量に対するモル比が0
.5と50の間である様な割合で使用される。重合化反
応又は共重合化反応は、エラストマー共重合体を製造す
る為に、0.1−5MPa、例えば0.5−3MPaの
範囲の全圧で、0−100’C好適には0−60℃で実
施されて良い。本発明により製造された触媒は、直接的
に、又はガス相で及び/又は液体炭化水素媒体中の懸、
濁で実施されるオレフィン予備重合化を受けた後に使用
されるのが良い。予備重合化操作は、触媒の形態を保持
しながら、触媒粒子の寸法を増大するに帰する。予備重
合化操作は、前記の様な触媒と助触媒を一つ又はそれ以
上のオレフィン、例えばエチレン又はプロピレンの様な
C2−C8α−オレフィンと接触させることにある。予
備重合化反応は、バナジウムのミリモル当たり10−5
00g、好適には30−250gのポリオレフィンが得
られるまで、続けられるのが良い。帯電防止剤、例えば
シェル(Shel1)により販売される「ASA3J 
 (登録商標)が、重合化又は共重合化又は予備重合化
の間使用されるのが良い。 [0029] 重合化反応又は共重合化反応の間に、重合体又は共重合
体の粒子の不均一な発生が観察され、これらの球状形は
保持され、かつ粒度分布は狭くなる。特に、球状粒子で
、かつ良好な流動性を発揮し、カリ一般的に0.3と0
.5g/crn3の間の高い嵩密度からなる非付着性粉
末からなるエラストマープロピレン共重合体を得る二分
子量Mnの比が3と11であることを特徴とする比較的
に狭い分子量分布を有する。更に、エラストマー共重合
体は、極めて低い濃度のバナジウム一般的に15重量p
pm未満を有する。 [0030] 粒子のマス平均直径(Dm)と数的平均直径(Dn)の
測定方法担体又は触媒粒子のマス平均直径(D m )
と数的平均直径(D n )は、オプトマックス(○p
tomax)イメージアナライザー[マイクローメジャ
メント社(Micro−Measurements  
Ltd、)英国]により顕微鏡的観察で測定される。測
定の原理は、光学顕微鏡と頻度分布表を使用して、粒子
集団の実験的研究により得ることにあり、頻度分布表は
直径の各クラス(i)に属する粒子の数(ni)を与え
、各クラス(i)は前記クラスの境界の間に包含される
中間直径(di)により特徴付けられる。1981年6
月の公のフランス標準NF  X  11−630によ
ると、DmとDnは、次の式により与えられる:[00
32] D m / D n比は、粒度分布を特徴付けるもので
、しばしば「粒度分布の幅」と呼ばれている。オプトマ
ックス イメージ アナライザーを使用する測定は、逆
にした顕微鏡により実施され、これは16と200倍の
間の倍率で試験されるべき担体又は触媒の粒子の分散を
許すものである。粒子の大きさ又は直径を測定し次いで
これらを分類する目的で、テレビジョンカメラが、逆に
した顕微鏡により与えられるイメージをキャッチし、次
いでイメージをコンピューターに送り、コンピューター
は、受信したイメージをラインずつかつ各々のライン上
の点ずつ順に解析する。 [0033] 分子量分布の測定 (共)重合体に分子量分布は、(共)の重合体重量平均
分子量、Mwの、数平均分子量、Mnに対する比により
、「ウオータズ(Waters)Jモデル ゛15oc
”  (登録商標)ゲル浸透クロマトグラフ(高温サイ
ズ エクスクル−ジョンクロマトグラフ)により得られ
る分子量分布曲線から計算され、操作条件は、下記の通
りである: 溶剤:1,2.4−トリクロロベンゼン溶剤流速:1m
l/分 3個の「ショデックスJ (SHodex)(登録商標
)モデル゛’AT  80M5“°カラム 温度 150℃ 試料濃度:0.1重量% 射出容量: 500マイクロリツター クロマトグラフと一体の屈折計により検出「リギデック
ス(Rigidex)J 6070EA (登録商標)
の商標名でビーピーケミカルズ(BP  Chemic
als)  S、N、C,により販売される高密度ポリ
エチレンを使用して校正:Mw=65.00及びMw/
Mn=4、及び高密度ポリエチレン:Mw=210. 
000及びMw/Mn=17.5、これらを使用して校
正[0034]
【実施例】
次の限定されない実施例により本発明を説明する。 [0035] 実施例1 塩化マグネシウム担体の製造 シイ77ミルエーテル(DIAE) の204m1  
(,1(−ル)を、周囲温度(20℃)でかつ窒素雰囲
気下に、325 r pmで回転する攪拌システムを備
え、かつn−ヘキサン31中のジブチルマグネシウム2
モル溶液を含む51のステンレス鋼反応器に導入した。 反応器を25℃に保持し、塩化第三級ブチル484 m
 l(4,4モル)を12時間に亙り反応器中に導入し
た。次いで混合物を、25℃で3時間攪拌し続けた。得
られた固体生成物を、各2リツトルのn−ヘキサンで4
回洗浄した。かくして、2モルの塩化マグネシウムが、
平均直径Dm=35ミクロンと粒度分布Dm/Dn=1
.6を有する球状粒子の形態で、及びDIAE/Mgモ
ル比=0.15とC1/Mg比=2を有して得られた。 [0036] 触媒の製造 前記製造された塩化マグネシウムの0.1モルを含むn
−ヘキサンの300m1を、窒素雰囲気下に、カリ20
℃で、300rpmで回転する攪拌システムを備えた1
リツトルのガラス反応器に導入した。反応器を30℃ま
で加熱した。n−ブタノールの0.1モルを含むn−ヘ
キサンの20m1を、ガラス反応器に1時間に亙り導入
した。混合物を30℃で0.5時間の間攪拌し続けた後
、得られた固体を、各25℃にてn−ヘキサン0.5リ
ツトルで、2回洗浄した。懸濁の容量を、上澄液相の部
分を除去することにより、150m1まで戻した。次い
で0.1モルのトリエチルアルミニウムを含む100m
1のn−ヘキサンを、50℃で、1時間に亙り攪拌懸濁
液中に導入した。混合物を80℃で1時間攪拌し続けた
後、得られた固体を、各50℃にて0.5リツトルのn
−ヘキサンで、2回洗浄し、次いで各25℃にて0.5
リツトルのn−ヘキサンで、2回洗浄した。 懸濁の容量を、上澄液相の部分を除去することにより、
150m1まで戻した。 次いで16ミリモルの3塩化バナジルと4ミリモルのト
リーn−プロポキシドバナジルからなる混合物を含むn
−ヘキサンの100m1を、2時間に亙り30′Cで攪
拌懸濁に導入した。混合物を、80℃にて1時間攪拌し
続けた後、得られた固体を、各0. 5リツトルのn−
ヘキサンで、50℃にて2回洗浄しな。次の特性(モル
比)を有する球状触媒を得た:V/Mg=0.19. 
 Al/Mg=0.15.  プロポキシド/Mg=0
.1C1/Mg=2.55.   Dm/Dn=1.8
.   Dm=31ミクロン。 [0037] 実施例2 触媒の製造 n−ブタノールが無水エタノールと交換された以外は、
実施例1と全く同じに実施された。次の特性(モル比)
を有する球状触媒が得られた:V/Mg=0.2.  
 Al/Mg=0.19.   プロポキシド/Mg=
0.1゜C1/Mg=2.6.   Dm/Dn=1.
7.   Dm=33ミクUlン。 [0038] 実施例3 プレポリマーの製造 750rpmで回転する攪拌システムを備えた51のス
テンレス鋼反応器に、窒素下に、70℃まで加熱したn
−ヘキサン2リツトルを導入し、次いで、16ミリモル
のトリエチルアルミニウムと8ミリモルの塩化ジエチル
アルミニウムの混合物を導入し、次いで4ミリモルのバ
ナジウムを含む実施例1で製造した触媒の一定量を導入
した。標準状態下に測定した水素の2.5リツトルを、
反応器に導入し、続いて4時間の間80g/時間の一定
流速でエチレンを導入した。反応器の内容物を、回転蒸
発器に移し、次いで溶剤を60℃の温度で減圧下に蒸去
した。この様にして得られたプレポリマーを、窒素下に
保存した。 [0039] 攪拌床反応器中におけるエチレンとプロピレンのガス相
共重合化前記共重合化から得られ、かつ窒素下に保存さ
れた共重合体粉末の200gの粉末装填を、250 r
 pmで回転する乾燥粉末の為の螺旋攪拌機を備えた2
、5リツトルのステンレス鋼反応器に、窒素雰囲気下に
導入した。反応器を40℃まで加熱した後に、4ミリモ
ルのトリイソブチルアルミニウムと12.5ミリモルの
クロロホルムを反応器中に導入し、続いて0.1ミリモ
ルのバナジウムに相当する前記製造したプレポリマーの
一定量を導入し、続いて標準状態下に測定した250m
1の水素ト、C2/ C3モル比=60/40のエチレ
ンとフロピレンの混合物を導入して、全圧0.5MPa
を得な。エチレンとプロピレンの混合物を、全圧を一定
に保持しながら、反応器に導入した。6時間の共重合化
の後に、680gの共重合体粉末を回収し、これは、次
の特性を有する球状粒子からなっていた: バナジウム含量:10重量ppm MI5/190:0.3g710分 エチレン誘導単位の重量含量150% Dm:280ミクロン −〇m/Dn : 1.9 Ml5/190は、190℃で5kg負荷下に測定した
共重合体のメルトインデックスである。 [0040]
【発明の効果】
従来のチーグラー−ナッタ型の触媒システムによると、
ポリエチレンの製造に使用されるカミエラストマープロ
ピレン共重合体を満足な条件で製造することば出来ない
欠点がある。また公知のバナジウムに基づくチーグラー
−ナッタ型の触媒は、多量のバナジウム化合物の使用を
必要とし、その小割合のみカミ担体に固定されることが
観察されている。触媒洗浄操作は、一般的に、担体に固
定されないバナジウム化合物の過剰を除去するのに必要
で、この操作は、バナジウム化合物の毒性と腐蝕性の為
に、コスト高につきかつ困難である欠点がある。 [0041] 然るに、本願発明によると、塩化マグネシウムに担持さ
れるバナジウムに基づく球状触媒の製造方法が提供され
、この方法は、オレフィンの重合化に高活性を発揮する
球状バナジウム触媒を製造することを特徴とする特にガ
ス相共重合化方法を使用して、エラストマープロピレン
共重合体の製造に特に適合される。この場合、触媒は、
エラストマープロピレン共重合体粉末が、球状かつ非付
着性の形態で直接的に製造されるのを可能とし、この粉
末は、高い嵩密度、良好な流動性及び取り扱い易さを備
える。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩化マグネシウムの担体へバナジウムの還
    元により沈殿されるバナジウム化合物に基づくチーグラ
    ー−ナッタ型触媒の製造方法において、方法は、次の工
    程:(1)(i)実質的にMg−C結合を含むどの生成
    物も含まない塩化マグネシウムの80−99.5モル%
    と(ii)活性水素を含まない電子供与体化合物(D1
    )の0.5−20モル%からなる担体、前記担体は、1
    0−100ミクロンのマス平均直径Dmと、Dmの、粒
    子の数的平均直径Dnに対する比が3を超えない様な粒
    度分布とを有する球状粒子の形態であり、前記担体を、
    続いて活性水素を含む少なくとも一つの電子供与体化合
    物(D2)と、バナジウム化合物を還元出来る少なくと
    もひとつの有機金属化合物と、液体炭化水素中で接触さ
    せ、(2)工程1からの固体生成物を洗浄し、次いで(
    3)前記洗浄固体生成物をひとつ又はそれ以上のバナジ
    ウム化合物と接触させ、前記バナジウム化合物は、ハロ
    ゲン原子Xとアルコキシ基OR^1を含みかつ液体炭化
    水素に可溶性であり、前記ハロゲン原子と前記アルコキ
    シ基OR^1は、同じ又は異なるバナジウム原子に結合
    している、この3工程を特徴とするチーグラー−ナッタ
    型触媒の製造方法。
  2. 【請求項2】電子供与体化合物(D1)が、エーテル類
    、チオエーテル類、カルボン酸エステル類、スルホン類
    、スルホキサイド類、第三級ホスフィン類、第三級ホス
    ホールアミド類、第三級アミン類及び第二級アミド類か
    ら選択されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】電子供与体化合物(D2)が、アルコール
    類、フェノール類、第一級又は第二級ホスフィン類、第
    一級又は第二級アミン類、第一級アミド類及びカルボン
    酸類から選択されることを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  4. 【請求項4】化合物(D2)の0.1−2モル未満が、
    担体のマグネシウムのモル当たり使用されることを特徴
    とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】有機金属化合物が、有機アルミニウム、有
    機マグネシウム及び有機亜鉛化合物から選択されること
    を特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】有機金属化合物の0.1−2モルが、担体
    のマグネシウムのモル当たり使用されることを特徴とす
    る請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】バナジウム化合物が、0.05−20の範
    囲のX/OR^1モル比で、ハロゲン原子Xとアルコキ
    シ基OR^1を含むことを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  8. 【請求項8】バナジウム化合物が、ひとつ又はそれ以上
    の一般式:V(OR^1)_4_−_mXm又はVO(
    OR^1)_3_−_nX_n(式中、R^1は、炭素
    原子1−12個含むアルキル基、Xは、ハロゲン原子、
    mは、0.2−3.8の範囲の整数又は分数、及びnは
    、0.14−2.85の範囲の整数又は分数を表す)に
    相当することを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】バナジウム化合物の0.05−2モルが、
    担体のマグネシウムのモル当たり使用されることを特徴
    とする請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】ポリエチレンの、エチレンと炭素原子3
    −12個含むα−オレフィンとの共重合体の、及びプロ
    ピレン、エチレン及び/又は1−ブテン、及び任意的な
    非共役ジエン類とのエラストマー共重合体の製造に対し
    て請求項1により製造された触媒の使用。
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