JPH0437913Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0437913Y2 JPH0437913Y2 JP19505386U JP19505386U JPH0437913Y2 JP H0437913 Y2 JPH0437913 Y2 JP H0437913Y2 JP 19505386 U JP19505386 U JP 19505386U JP 19505386 U JP19505386 U JP 19505386U JP H0437913 Y2 JPH0437913 Y2 JP H0437913Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- machine
- duct
- longitudinal direction
- pulley
- Prior art date
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- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
考案の目的
(産業上の利用分野)
この考案は粗紡機、精紡機等の紡機における清
掃装置に係り、特にドラフトパート部付近への風
綿、繊維屑等のダストの堆積を防止する清掃装置
に関するものである。
掃装置に係り、特にドラフトパート部付近への風
綿、繊維屑等のダストの堆積を防止する清掃装置
に関するものである。
(従来の技術)
一般に、この種の紡機においてはドラフト装置
のローラパートで風綿が発生し、粗紡機において
はローラパートからフライヤトツプの間に連なる
粗糸から風綿が分離される。そして、これらの風
綿がドラフト部を構成する各部材上あるいはフラ
イヤ支持レール上に堆積し、この風綿が塊りとな
つて通過スライバあるいは粗糸に連れ込まれて紡
出糸の品質を低下させることになる。又、従来こ
れら風綿の堆積を防止する清掃装置として例えば
実公昭57−38383号公報には、ドラフト装置のト
ツプローラ側及びボトムローラ側にローラパート
に向かつて圧縮空気を吹き出す吹気管をそれぞれ
配設するとともにフライヤ支持レールの前端に吹
気管を配設し、ドラフト装置の後方に吸引ダクト
に連通する吸気管を設け、各吹気管からの吹き出
し気流及び吸気管の吸引気流とにより風綿を吸引
ダクトへ吸引除去する装置が開示されている。一
方、精紡機においては各ローラパートの出口部に
ニユーマ装置を配設し、正常紡出時には紡出糸に
付着した風綿を除去し、糸切れ時には連通供給さ
れるフリースを吸引除去するようにしている。
又、紡機機台に沿つて走行するトラベリングクリ
ーナも清掃装置として広く使用されている。
のローラパートで風綿が発生し、粗紡機において
はローラパートからフライヤトツプの間に連なる
粗糸から風綿が分離される。そして、これらの風
綿がドラフト部を構成する各部材上あるいはフラ
イヤ支持レール上に堆積し、この風綿が塊りとな
つて通過スライバあるいは粗糸に連れ込まれて紡
出糸の品質を低下させることになる。又、従来こ
れら風綿の堆積を防止する清掃装置として例えば
実公昭57−38383号公報には、ドラフト装置のト
ツプローラ側及びボトムローラ側にローラパート
に向かつて圧縮空気を吹き出す吹気管をそれぞれ
配設するとともにフライヤ支持レールの前端に吹
気管を配設し、ドラフト装置の後方に吸引ダクト
に連通する吸気管を設け、各吹気管からの吹き出
し気流及び吸気管の吸引気流とにより風綿を吸引
ダクトへ吸引除去する装置が開示されている。一
方、精紡機においては各ローラパートの出口部に
ニユーマ装置を配設し、正常紡出時には紡出糸に
付着した風綿を除去し、糸切れ時には連通供給さ
れるフリースを吸引除去するようにしている。
又、紡機機台に沿つて走行するトラベリングクリ
ーナも清掃装置として広く使用されている。
(考案が解決しようとする問題点)
ところが、トラベリングクリーナを使用した場
合にはトラベリングクリーナからの吹出気流によ
り機台上から吹き飛ばされた風綿等が再び機台上
に堆積したり、風綿をまきちらし作業環境を悪く
するという問題点がある。又、吹気管と吸気管の
作用により風綿等のダストを吸引ダクト内へ吸引
除去する装置あるいはニユーマ装置においては、
各紡機機台端にフイルタボツクスを設けて吸引し
た風綿等のダストをフイルタ上に集積する構成の
ためフイルタの定期的な清掃を必要とし、しかも
その清掃周期が短いという問題があるばかりでな
く、フイルタボツクスから遠い側の吸引作用が低
下するという問題もある。
合にはトラベリングクリーナからの吹出気流によ
り機台上から吹き飛ばされた風綿等が再び機台上
に堆積したり、風綿をまきちらし作業環境を悪く
するという問題点がある。又、吹気管と吸気管の
作用により風綿等のダストを吸引ダクト内へ吸引
除去する装置あるいはニユーマ装置においては、
各紡機機台端にフイルタボツクスを設けて吸引し
た風綿等のダストをフイルタ上に集積する構成の
ためフイルタの定期的な清掃を必要とし、しかも
その清掃周期が短いという問題があるばかりでな
く、フイルタボツクスから遠い側の吸引作用が低
下するという問題もある。
前記の問題点を解消するために本願出願人は先
に紡機機台全長にわたつて吸引気流発生装置を配
設し、その吸引部を吸着ネツトで覆つた清掃装置
を提案したが、この清掃装置においては前記吸着
ネツト上に吸着された風綿等の回収に問題があつ
た。
に紡機機台全長にわたつて吸引気流発生装置を配
設し、その吸引部を吸着ネツトで覆つた清掃装置
を提案したが、この清掃装置においては前記吸着
ネツト上に吸着された風綿等の回収に問題があつ
た。
考案の構成
(問題点を解決するための手段)
前記の問題点を解決するためにこの考案におい
ては、少なくともドラフト装置の後方下部に吸気
用開口部を備えたダクトを機台長手方向全長にわ
たつて配設し、該ダクト内に前記開口部からの吸
引気流を発生させる回転羽根車を機台長手方向全
長にわたつて配設し、長手方向両側に補強用ベル
トが取着されたフイルタを前記開口部を覆う状態
で機台長手方向に沿つて移動可能に配設するとと
もに、該フイルタを移行させる駆動手段を設け、
前記フイルタ上に吸着されたダストを除去する除
去手段を設けた。
ては、少なくともドラフト装置の後方下部に吸気
用開口部を備えたダクトを機台長手方向全長にわ
たつて配設し、該ダクト内に前記開口部からの吸
引気流を発生させる回転羽根車を機台長手方向全
長にわたつて配設し、長手方向両側に補強用ベル
トが取着されたフイルタを前記開口部を覆う状態
で機台長手方向に沿つて移動可能に配設するとと
もに、該フイルタを移行させる駆動手段を設け、
前記フイルタ上に吸着されたダストを除去する除
去手段を設けた。
(作用)
この考案においてはダクト内に配設された回転
羽根車が回転駆動されると、ダクトの吸気用開口
部へ向かつて吸引気流が発生する。この吸引気流
によりローラパート、スピンドルパートで発生す
る風綿、糸切れ時のフロントボムローラから連続
供給されるフリース、空気中の浮遊風綿等が開口
部を覆うフイルタ上に吸着される。フイルタは駆
動手段の作用により機台長手方向に沿つて移行
し、所定位置に配設された除去手段によりフイル
タ上吸着された風綿等にダストが除去される。駆
動手段の作用により移行する際フイルタには引張
力が作用する。フイルタ自身には引張力に耐え得
る十分な強度はないが、その長手方向両側に取着
された補強用ベルトが引張力に耐え得る充分な強
度をもつため、フイルタは円滑に移行しフイルタ
上に付着されたダストが除去手段により確実に除
去される。
羽根車が回転駆動されると、ダクトの吸気用開口
部へ向かつて吸引気流が発生する。この吸引気流
によりローラパート、スピンドルパートで発生す
る風綿、糸切れ時のフロントボムローラから連続
供給されるフリース、空気中の浮遊風綿等が開口
部を覆うフイルタ上に吸着される。フイルタは駆
動手段の作用により機台長手方向に沿つて移行
し、所定位置に配設された除去手段によりフイル
タ上吸着された風綿等にダストが除去される。駆
動手段の作用により移行する際フイルタには引張
力が作用する。フイルタ自身には引張力に耐え得
る十分な強度はないが、その長手方向両側に取着
された補強用ベルトが引張力に耐え得る充分な強
度をもつため、フイルタは円滑に移行しフイルタ
上に付着されたダストが除去手段により確実に除
去される。
(実施例 1)
以下、この考案を精紡機に具体化した第1の実
施例を第1〜6に従つて説明する。精紡機機台1
の左右両側に配設されたローラビーム2上にそれ
ぞれ設置されたドラフト装置3の後方下部機台中
央には機台長手方向全長にわたつてダクト4が配
設されている。ダクト4はその左右両側部に吸気
用開口部5が、下部には吹気用開口部6がそれぞ
れ機台長手方向全長にわたつて形成されている。
ダクト4内には前記吸気用開口部5からの吸引気
流を発生させる回転羽根車7が機台長手方向全長
にわたつて複数個配設されている。回転羽根車7
は第6図に示すように一対の取付円板7a間に多
数の湾曲版7bを固定することにより形成され、
その回転軸8に一体回転可能に嵌着されたプーリ
9と、チンプーリシヤフト10に嵌着されたプー
リ11間に巻掛けられたベルト12を介して第1
図の矢印方向に回転駆動されるようになつてい
る。又、ダクト4内には吹気用開口部6からの吹
出気流が機台下方へ向かつて吹き出すように下方
へ向かつて拡がる形状に形成された案内板4aが
配設されている。
施例を第1〜6に従つて説明する。精紡機機台1
の左右両側に配設されたローラビーム2上にそれ
ぞれ設置されたドラフト装置3の後方下部機台中
央には機台長手方向全長にわたつてダクト4が配
設されている。ダクト4はその左右両側部に吸気
用開口部5が、下部には吹気用開口部6がそれぞ
れ機台長手方向全長にわたつて形成されている。
ダクト4内には前記吸気用開口部5からの吸引気
流を発生させる回転羽根車7が機台長手方向全長
にわたつて複数個配設されている。回転羽根車7
は第6図に示すように一対の取付円板7a間に多
数の湾曲版7bを固定することにより形成され、
その回転軸8に一体回転可能に嵌着されたプーリ
9と、チンプーリシヤフト10に嵌着されたプー
リ11間に巻掛けられたベルト12を介して第1
図の矢印方向に回転駆動されるようになつてい
る。又、ダクト4内には吹気用開口部6からの吹
出気流が機台下方へ向かつて吹き出すように下方
へ向かつて拡がる形状に形成された案内板4aが
配設されている。
第2,3図に示すように精紡機機台1の両端機
台ヘツド13には前記ダクト4の高さより若干長
い回転軸14がそれぞれ2箇所に垂直に配設され
ている。各回転軸14の上下両端には外周にピン
15が一定ピツチで突設されたピン付きプーリ1
6が一体回転可能に嵌着固定されている。前記回
転軸14のうち1個の回転軸14の下端には被動
プーリ17が嵌着固定され、該被動プーリ17と
機台ヘツド13上に配設された駆動モータ18の
出力軸18aに嵌着された駆動プーリ19間にベ
ルト20が巻掛けられている。そして、前記回転
羽根車7の回転により生じる吸引気流に乗つて風
綿等のダストがダクト4内へ進入するのを阻止す
るためのフイルタとしてのネツト21が、その長
手方向両側に取着されるとともに前記ピン付きプ
ーリ16のピン15と係合する係合孔22aがピ
ン15の突設ピツチと同じ一定のピツチで全長に
わたつて形成された補強用ベルト22がその係合
孔22aとピン15とが係合する状態で、前記両
吸気用開口部5を覆う状態で各ピン付きプーリ1
6間に巻き掛けられている。ネツト21の素材と
しては例えばポリエステル繊維等の合成繊維が使
用され、補強用ベルト22には一般の駆動用ベル
トと同じ材質のベルトが使用され、第5図に示す
ようにネツト21の端部が補強用ベルト22と保
護テープ23との間に挾まれた状態で補強用ベル
ト22に固着されている。
台ヘツド13には前記ダクト4の高さより若干長
い回転軸14がそれぞれ2箇所に垂直に配設され
ている。各回転軸14の上下両端には外周にピン
15が一定ピツチで突設されたピン付きプーリ1
6が一体回転可能に嵌着固定されている。前記回
転軸14のうち1個の回転軸14の下端には被動
プーリ17が嵌着固定され、該被動プーリ17と
機台ヘツド13上に配設された駆動モータ18の
出力軸18aに嵌着された駆動プーリ19間にベ
ルト20が巻掛けられている。そして、前記回転
羽根車7の回転により生じる吸引気流に乗つて風
綿等のダストがダクト4内へ進入するのを阻止す
るためのフイルタとしてのネツト21が、その長
手方向両側に取着されるとともに前記ピン付きプ
ーリ16のピン15と係合する係合孔22aがピ
ン15の突設ピツチと同じ一定のピツチで全長に
わたつて形成された補強用ベルト22がその係合
孔22aとピン15とが係合する状態で、前記両
吸気用開口部5を覆う状態で各ピン付きプーリ1
6間に巻き掛けられている。ネツト21の素材と
しては例えばポリエステル繊維等の合成繊維が使
用され、補強用ベルト22には一般の駆動用ベル
トと同じ材質のベルトが使用され、第5図に示す
ようにネツト21の端部が補強用ベルト22と保
護テープ23との間に挾まれた状態で補強用ベル
ト22に固着されている。
又、前記機台ヘツド13上にはネツト21上に
吸着されたダストを除去する除去手段として、吸
気源に連通されたサクシヨンマウス24が配設さ
れている。
吸着されたダストを除去する除去手段として、吸
気源に連通されたサクシヨンマウス24が配設さ
れている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明
する。機台が運転されると回転羽根車7も同時に
回転駆動され、回転羽根車7が回転すると精紡機
機台1の上部にはドラフト装置3のローラパート
3a及びスピンドルパート25からネツト21へ
向かう吸引気流F1が発生する。この吸引気流F1
によりローラパート3aから発生する風綿や糸切
れ時にフロントボトムローラから連続的に供給さ
れるフリースあるいは空気中に浮遊する繊維屑等
のダストがネツト21上へ吸着される。又、回転
羽根車7の回転により吹気用開口部6からは機台
下方へ向かつて吹出す吹出気流F2が発生し、こ
の吹出気流F2の作用により機台中央に配設され
たチンプーリ等に堆積した風綿が吹き飛ばされて
吹出気流F2とともに機台下方から機台外へと吹
き出される。機台下方から吹き出された風綿等は
トラベリングクリーナ等により除去される。吹出
気流F2は機台中央部に堆積した風綿を除去する
作用とともに、機台の機構部への風綿等の侵入を
阻止する働きも行う。
する。機台が運転されると回転羽根車7も同時に
回転駆動され、回転羽根車7が回転すると精紡機
機台1の上部にはドラフト装置3のローラパート
3a及びスピンドルパート25からネツト21へ
向かう吸引気流F1が発生する。この吸引気流F1
によりローラパート3aから発生する風綿や糸切
れ時にフロントボトムローラから連続的に供給さ
れるフリースあるいは空気中に浮遊する繊維屑等
のダストがネツト21上へ吸着される。又、回転
羽根車7の回転により吹気用開口部6からは機台
下方へ向かつて吹出す吹出気流F2が発生し、こ
の吹出気流F2の作用により機台中央に配設され
たチンプーリ等に堆積した風綿が吹き飛ばされて
吹出気流F2とともに機台下方から機台外へと吹
き出される。機台下方から吹き出された風綿等は
トラベリングクリーナ等により除去される。吹出
気流F2は機台中央部に堆積した風綿を除去する
作用とともに、機台の機構部への風綿等の侵入を
阻止する働きも行う。
一方、駆動モータ18の駆動により駆動プーリ
19、ベルト20、被動プーリ17を介して回転
軸14がピン付きプーリ16と一体回転駆動さ
れ、それに伴ってネツト21が第2図の矢印方向
に移行する。そして、サクセシヨンマウス24と
対応する位置においてネツト21上に付着した風
綿等のダストがサクセシヨンマウス24により吸
引除去される。サクシヨンマウス24の配設され
た位置はダクト4の外側であるため、ネツト21
がサクセシヨンマウス24の吸引作用を受ける際
には当該部分に対してダクト4の吸引作用が及ば
ないため、ネツト21上からダストが除去されや
すい。
19、ベルト20、被動プーリ17を介して回転
軸14がピン付きプーリ16と一体回転駆動さ
れ、それに伴ってネツト21が第2図の矢印方向
に移行する。そして、サクセシヨンマウス24と
対応する位置においてネツト21上に付着した風
綿等のダストがサクセシヨンマウス24により吸
引除去される。サクシヨンマウス24の配設され
た位置はダクト4の外側であるため、ネツト21
がサクセシヨンマウス24の吸引作用を受ける際
には当該部分に対してダクト4の吸引作用が及ば
ないため、ネツト21上からダストが除去されや
すい。
無端状のネツト21が周回移動するためにはネ
ツト21に張力を及ぼす必要がある。ネツト21
自身にはその張力に耐え得る十分な強度はない
が、その両端に取着された補強用ベルト22にお
いてピン付きプーリ16間に巻掛けられているた
め、補強用ベルト22が適当な張力を受けて張設
され各ピン付きプーリ16の回転に伴いネツト2
1が円滑に移動される。
ツト21に張力を及ぼす必要がある。ネツト21
自身にはその張力に耐え得る十分な強度はない
が、その両端に取着された補強用ベルト22にお
いてピン付きプーリ16間に巻掛けられているた
め、補強用ベルト22が適当な張力を受けて張設
され各ピン付きプーリ16の回転に伴いネツト2
1が円滑に移動される。
又、この実施例の装置においては補強用ベルト
22に一定ピツチで形成された係合孔22aがピ
ン付きプーリ16のピン15に係合しながら移動
するため、ネツト21の長さが長い場合にもネツ
ト21の蛇行が確実に防止された状態で移動が行
われる。
22に一定ピツチで形成された係合孔22aがピ
ン付きプーリ16のピン15に係合しながら移動
するため、ネツト21の長さが長い場合にもネツ
ト21の蛇行が確実に防止された状態で移動が行
われる。
(実施例 2)
次にこの考案を粗紡機に具体化した第2の実施
例を第7図に従つて説明する。この実施例ではダ
クト4はドラフト装置3の後方下部に配設される
とともその上部に吸気用開口部5が、機台中央よ
り一側に吹気用開口部6がそれぞれ機台長手方向
全長にわたつて形成されている。ダクト4内に配
設された回転羽根車7はその回転軸8に一体回転
可能に嵌着されたプーリ27と、トツプコーンド
ラムシヤフト28に固着されたプーリ29間に巻
掛けられたベルト30とを介して第7図の矢印方
向に回転駆動されるようになつている。又、ダク
ト4の吸気用開口部5を覆うネツト21は機台両
端部にほぼ水平に配設された回転軸14に固着さ
れたピン付きプーリ(いずれも図示せず)間に巻
掛けられ、吸気用開口部5と反対側を移行する際
にはフレーム31に形成された透孔31aを通過
する状態に配設されている。
例を第7図に従つて説明する。この実施例ではダ
クト4はドラフト装置3の後方下部に配設される
とともその上部に吸気用開口部5が、機台中央よ
り一側に吹気用開口部6がそれぞれ機台長手方向
全長にわたつて形成されている。ダクト4内に配
設された回転羽根車7はその回転軸8に一体回転
可能に嵌着されたプーリ27と、トツプコーンド
ラムシヤフト28に固着されたプーリ29間に巻
掛けられたベルト30とを介して第7図の矢印方
向に回転駆動されるようになつている。又、ダク
ト4の吸気用開口部5を覆うネツト21は機台両
端部にほぼ水平に配設された回転軸14に固着さ
れたピン付きプーリ(いずれも図示せず)間に巻
掛けられ、吸気用開口部5と反対側を移行する際
にはフレーム31に形成された透孔31aを通過
する状態に配設されている。
この装置においては回転羽根車7が回転すると
ダクト4の吸気用開口部5に向かう吸引気流F1
が発生し、該吸引気流F1によりドラフト装置3
のローラパート3aから発生する風綿や空気中に
浮遊する繊維屑等のダストが吸気用開口部5を覆
うネツト21上に付着される。又、回転羽根車7
の回転により吹気用開口部6からは吹出気流F2
が発生し、該吹出気流F2は粗紡機機台26の裏
側を通つて機台下部へと進み、機台下部から吹き
出す。又、ネツト21は前記実施例の装置と同様
に周回移動され、ネツト21上に吸着されたダス
トがサクシヨンマウスにより吸引除去される。
ダクト4の吸気用開口部5に向かう吸引気流F1
が発生し、該吸引気流F1によりドラフト装置3
のローラパート3aから発生する風綿や空気中に
浮遊する繊維屑等のダストが吸気用開口部5を覆
うネツト21上に付着される。又、回転羽根車7
の回転により吹気用開口部6からは吹出気流F2
が発生し、該吹出気流F2は粗紡機機台26の裏
側を通つて機台下部へと進み、機台下部から吹き
出す。又、ネツト21は前記実施例の装置と同様
に周回移動され、ネツト21上に吸着されたダス
トがサクシヨンマウスにより吸引除去される。
なお、この考案は前記両実施例に限定されるも
のではなく、例えば、ダクト4の形状を変えて吹
気用開口部6から吹き出す吹出気流F2の吹出方
向が他の方向となるように変更したり、ネツト2
1の両側に取着される補強用ベルト22に係合孔
を形成する代わりに第8図に示すように回転軸1
4に嵌着されたピン付きプーリ16に代えて周面
がゴム等の高摩擦部材32aに覆われたプーリ3
2をネツト21の素材として合成繊維に変えて金
属を使用したり、フイルタとしてネツト21に代
えて多孔性のシートを使用してもよい。又、回転
羽根車7の駆動源としてチンプーリシヤフト10
あるいはトツプコーンドラムシヤフト28に代え
て独立のモータを使用してもよい。
のではなく、例えば、ダクト4の形状を変えて吹
気用開口部6から吹き出す吹出気流F2の吹出方
向が他の方向となるように変更したり、ネツト2
1の両側に取着される補強用ベルト22に係合孔
を形成する代わりに第8図に示すように回転軸1
4に嵌着されたピン付きプーリ16に代えて周面
がゴム等の高摩擦部材32aに覆われたプーリ3
2をネツト21の素材として合成繊維に変えて金
属を使用したり、フイルタとしてネツト21に代
えて多孔性のシートを使用してもよい。又、回転
羽根車7の駆動源としてチンプーリシヤフト10
あるいはトツプコーンドラムシヤフト28に代え
て独立のモータを使用してもよい。
考案の効果
以上詳述したように、この考案によれば風綿等
のダストの発生源であるローラパート及びスピン
ドルパートに対して機台長手方向のどの位置にお
いても十分な強さの吸引気流が作用して風綿等の
堆積を防止することができ、しかも吸気用開口部
を覆うフイルタはその両側部に補強用ベルトが取
着されているため駆動手段の作用により長手方向
に沿つて円滑に移行しフイルタ上に吸着されたダ
ストが所定位置に配設された除去手段により確実
に除去されるため常に良好な吸引効果が得られ省
力、省エネルギー化が図れるとともに、紡機が設
置されている室内の空気の清浄化にも役立つとい
う優れた効果を奏す。
のダストの発生源であるローラパート及びスピン
ドルパートに対して機台長手方向のどの位置にお
いても十分な強さの吸引気流が作用して風綿等の
堆積を防止することができ、しかも吸気用開口部
を覆うフイルタはその両側部に補強用ベルトが取
着されているため駆動手段の作用により長手方向
に沿つて円滑に移行しフイルタ上に吸着されたダ
ストが所定位置に配設された除去手段により確実
に除去されるため常に良好な吸引効果が得られ省
力、省エネルギー化が図れるとともに、紡機が設
置されている室内の空気の清浄化にも役立つとい
う優れた効果を奏す。
第1〜6図はこの考案を精紡機に具体化した実
施例を示すものであつて、第1図は清掃装置を備
えた精紡機の概略側断面図、、第2図はドラフト
装置を省略した概略平面図、第3図はネツトの配
設状態を示す要部概略正面図、第4図は補強用ベ
ルトとピン付きプーリとの関係を示す断面図、第
5図は補強用ベルトに対するネツトの取着状態を
示す要部拡大断面図、第6図は回転羽根車の斜視
図、第7図は粗紡機に具体化した第2の実施例を
示す概略側断面図、第8図は変更例を示す要部断
面図である。 精紡機機台1、ドラフト装置3、ダクト4、吸
気用開口部5、吸気用開口部6、回転羽根車7、
駆動手段を構成する回転軸14,ピン付きプーリ
16,被動プーリ17,駆動モータ18,駆動プ
ーリ19,ベルト20、フイルタとしてのネツト
21、補強用ベルト22、係合孔22a、除去手
段としてのサクシヨンマウス24、吸引気流F1、
吹出気流F2。
施例を示すものであつて、第1図は清掃装置を備
えた精紡機の概略側断面図、、第2図はドラフト
装置を省略した概略平面図、第3図はネツトの配
設状態を示す要部概略正面図、第4図は補強用ベ
ルトとピン付きプーリとの関係を示す断面図、第
5図は補強用ベルトに対するネツトの取着状態を
示す要部拡大断面図、第6図は回転羽根車の斜視
図、第7図は粗紡機に具体化した第2の実施例を
示す概略側断面図、第8図は変更例を示す要部断
面図である。 精紡機機台1、ドラフト装置3、ダクト4、吸
気用開口部5、吸気用開口部6、回転羽根車7、
駆動手段を構成する回転軸14,ピン付きプーリ
16,被動プーリ17,駆動モータ18,駆動プ
ーリ19,ベルト20、フイルタとしてのネツト
21、補強用ベルト22、係合孔22a、除去手
段としてのサクシヨンマウス24、吸引気流F1、
吹出気流F2。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1少なくともドラフト装置の後方下部に吸気用開
口部を備えたダクトを機台長手方向全長にわた
つて配設し、該ダクト内に前記開口部からの吸
引気流を発生させる回転羽根車を機台長手方向
全長にわたつて配設し、長手方向両側に補強用
ベルトが取着されたフイルタを前記開口部を覆
う状態で機台長手方向に沿つて移動可能に配設
するとともに該フイルタを移行させる駆動手段
を設け、前記フイルタ上に吸着されたダストを
除去する除去手段を設けた紡機における清掃装
置。 2前記フイルタは無端状に形成されるとともにそ
の補強用ベルトには、機台両端に配設された前
記駆動手段を構成するピン付きプーリの外周に
一定にピツチで穿設されたピンと係合する係合
孔が該ピツチと同じ一定ピツチで全長にわたつ
て形成され、前記フイルタはその係合孔が前記
ピンと係合する状態で各ピン付きプーリ間に掛
装されている実用新案登録請求の範囲第1項に
記載の紡機における清掃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19505386U JPH0437913Y2 (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19505386U JPH0437913Y2 (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63102776U JPS63102776U (ja) | 1988-07-04 |
JPH0437913Y2 true JPH0437913Y2 (ja) | 1992-09-04 |
Family
ID=31152586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19505386U Expired JPH0437913Y2 (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0437913Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH681898A5 (ja) * | 1988-11-11 | 1993-06-15 | Toyoda Automatic Loom Works | |
JP2519777Y2 (ja) * | 1991-07-04 | 1996-12-11 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 紡機の清掃装置 |
-
1986
- 1986-12-18 JP JP19505386U patent/JPH0437913Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63102776U (ja) | 1988-07-04 |
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