JPH04369439A - 黒体 - Google Patents
黒体Info
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- JPH04369439A JPH04369439A JP3144896A JP14489691A JPH04369439A JP H04369439 A JPH04369439 A JP H04369439A JP 3144896 A JP3144896 A JP 3144896A JP 14489691 A JP14489691 A JP 14489691A JP H04369439 A JPH04369439 A JP H04369439A
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- infrared rays
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は赤外線検知装置の校正用
黒体に関する。
黒体に関する。
【0002】図19に本発明の校正用黒体が適用された
赤外線検知装置1を示す。
赤外線検知装置1を示す。
【0003】2は赤外線検知器であり、被写体3からの
放射された赤外線4を検知する。
放射された赤外線4を検知する。
【0004】赤外線検知器2よりの出力は、演算部5に
おいて演算され、被写体3の温度を示す信号とされ、表
示部6に、被写体3の温度を示す画像が表示される。
おいて演算され、被写体3の温度を示す信号とされ、表
示部6に、被写体3の温度を示す画像が表示される。
【0005】10は赤外線検知器2を校正するための校
正用黒体であり、赤外線検知装置1内に組込まれている
。
正用黒体であり、赤外線検知装置1内に組込まれている
。
【0006】11はヒータであり、校正時に、上記の校
正用黒体10を所定の温度に加熱する。
正用黒体10を所定の温度に加熱する。
【0007】定期的に行われる校正は、ヒータ11によ
って校正用黒体10を所定の温度に加熱し、このときに
校正用黒体10より放射される赤外線12を赤外線検知
器2に入射させ、赤外線検知器2の出力を今まで記憶し
ていたものに代えて記憶し直すことにより行われる。
って校正用黒体10を所定の温度に加熱し、このときに
校正用黒体10より放射される赤外線12を赤外線検知
器2に入射させ、赤外線検知器2の出力を今まで記憶し
ていたものに代えて記憶し直すことにより行われる。
【0008】この校正用黒体10は、第1には、被写体
3の温度を精度良く表示するために、放射率が理想的に
は「1」であることが望ましい。
3の温度を精度良く表示するために、放射率が理想的に
は「1」であることが望ましい。
【0009】第2には、赤外線検知装置1が航空機又は
人工衛星等に搭載される関係から、校正用黒体10は軽
量であることが望ましい。
人工衛星等に搭載される関係から、校正用黒体10は軽
量であることが望ましい。
【0010】ここで、上記の黒体10の放射率について
説明する。
説明する。
【0011】黒体10に対する赤外線と入射赤外線との
比が小さい程、吸収率が大きい。
比が小さい程、吸収率が大きい。
【0012】キルヒホフの法則より、吸収率が大きい程
、放射率が大きいという関係がある。
、放射率が大きいという関係がある。
【0013】そこで、以後は、説明の便宜上、吸収率に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0014】黒体10の実効放射率εは、
【0015】
【数1】
【0016】により表わされる。
【0017】こゝで、ε0 は、黒体10の表面の固有
反射率である。
反射率である。
【0018】Rn は、赤外線が入射してから戻るまで
に、n回反射を繰り返す割合で、
に、n回反射を繰り返す割合で、
【0019】
【数2】
【0020】ε0 が略1の場合は、数回の反射でも、
実効反射率は非常に大となる。
実効反射率は非常に大となる。
【0021】
【従来の技術】図20は、従来の校正用黒体20である
。この校正用黒体20は、母材であるアルミニウム製の
円板をバイトを使用して切削加工したものであり、多数
の四角錐部21が隣接して、表面にX,Y軸方向に整列
している。
。この校正用黒体20は、母材であるアルミニウム製の
円板をバイトを使用して切削加工したものであり、多数
の四角錐部21が隣接して、表面にX,Y軸方向に整列
している。
【0022】また、黒色酸化処理されており、表面は、
黒色である。
黒色である。
【0023】黒体20に入射する赤外線のうち、符号2
2で示すように、黒体20に対して垂直に入射する赤外
線が、一般的に反射回数が少ないと考えられる。
2で示すように、黒体20に対して垂直に入射する赤外
線が、一般的に反射回数が少ないと考えられる。
【0024】そこで、以後は、黒体20に対して垂直に
入射する赤外線22について考えてみる。
入射する赤外線22について考えてみる。
【0025】図21に示すように、四角錐部21の斜面
21aに入射した赤外線22−1は、最小でも■〜■の
三回反射した黒体20より戻る。円で囲んだ数値は反射
回数を示す。
21aに入射した赤外線22−1は、最小でも■〜■の
三回反射した黒体20より戻る。円で囲んだ数値は反射
回数を示す。
【0026】また、黒体20のうち、隣接する四角錐部
21の間の部分、即ちX字状の底の部分は、バイトを使
用して切削している関係上、完全な鋭角とはなっておら
ず、図21に拡大して示すように、丸みを帯びた滑らか
な凹面23となっている。
21の間の部分、即ちX字状の底の部分は、バイトを使
用して切削している関係上、完全な鋭角とはなっておら
ず、図21に拡大して示すように、丸みを帯びた滑らか
な凹面23となっている。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】このため、符号22で
示すように、凹面23に直接入射した赤外線は,この凹
面23でただ一回反射しただけで、符号26で示すよう
に校正用黒体20より戻ってしまう。
示すように、凹面23に直接入射した赤外線は,この凹
面23でただ一回反射しただけで、符号26で示すよう
に校正用黒体20より戻ってしまう。
【0028】このように、従来の黒体20は、全面のう
ち、隣り合う四角錐部21の間の部分が吸収率が低く、
校正用黒体20はその分放射率が低くなる。
ち、隣り合う四角錐部21の間の部分が吸収率が低く、
校正用黒体20はその分放射率が低くなる。
【0029】本発明は放射率の向上を図った校正用黒体
の提供することを目的とする。
の提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、表面
を、多数の角錐部が隣接して配された形状としてなる黒
体において、隣接する角錐部の間に、深さ寸法が幅寸法
の数倍である溝を設けた校正としたものである。
を、多数の角錐部が隣接して配された形状としてなる黒
体において、隣接する角錐部の間に、深さ寸法が幅寸法
の数倍である溝を設けた校正としたものである。
【0031】請求項2の発明は、表面に、多角形の多数
の穴を形成する格子部を有し、且つ、各穴の底部を、角
錐部としてなる構成としたものである。
の穴を形成する格子部を有し、且つ、各穴の底部を、角
錐部としてなる構成としたものである。
【0032】請求項3の発明は、表面に、多角形の多数
の穴を形成する格子部を有し、且つ、各穴の底部を粗面
としてなる構成としたものである。
の穴を形成する格子部を有し、且つ、各穴の底部を粗面
としてなる構成としたものである。
【0033】請求項4の発明は、表面に、多角形状の多
数の穴を形成する格子部を有し、且つ、各穴の底部を、
角錐状凹部としてなる構成としたものである。
数の穴を形成する格子部を有し、且つ、各穴の底部を、
角錐状凹部としてなる構成としたものである。
【0034】請求項5の発明は、表面に、多角形状の多
数の穴を形成する格子部を有し、且つ、各穴の底部を、
角錐状凹部とすると共に、該角錐状凹部の中央に、深さ
寸法が径方向の数倍である孔を設けた構成としたしたも
のである。
数の穴を形成する格子部を有し、且つ、各穴の底部を、
角錐状凹部とすると共に、該角錐状凹部の中央に、深さ
寸法が径方向の数倍である孔を設けた構成としたしたも
のである。
【0035】請求項6の発明は、請求項5において、孔
の底部を粗面としたものである。
の底部を粗面としたものである。
【0036】請求項7の発明は、請求項2乃至5の格子
部を、端面に屋根形部を有する構成としたものである。
部を、端面に屋根形部を有する構成としたものである。
【0037】請求項8の発明は、請求項2乃至5の格子
部を、厚さが全体に亘って等しい壁体によって形成され
た構成としたものである。
部を、厚さが全体に亘って等しい壁体によって形成され
た構成としたものである。
【0038】
【作用】請求項1の溝は、隣接する角錐部の間に入射す
る赤外線の反射回数を増やすように作用する。
る赤外線の反射回数を増やすように作用する。
【0039】請求項2乃至5の格子部の穴は、その内壁
面が赤外線の反射回数を増やすように作用する。
面が赤外線の反射回数を増やすように作用する。
【0040】請求項2の角錐部は、穴の内壁面と協働し
て、赤外線の反射回数を増やすように作用する。請求項
3の粗面は、穴の底部に到った赤外線を乱反射させるよ
うに作用する。請求項4の角錐状凹部は、赤外線を穴の
内壁面に向くように反射させるように作用する。
て、赤外線の反射回数を増やすように作用する。請求項
3の粗面は、穴の底部に到った赤外線を乱反射させるよ
うに作用する。請求項4の角錐状凹部は、赤外線を穴の
内壁面に向くように反射させるように作用する。
【0041】請求項5の孔は、穴の中心に入射する赤外
線の反射回数を増やように作用する。請求項6の粗面は
、孔の底部に到った赤外線を乱反射させるように作用す
る。請求項7の屋根形部は,格子部の端面に入射した赤
外線を穴内に向くように反射させるように作用する。
線の反射回数を増やように作用する。請求項6の粗面は
、孔の底部に到った赤外線を乱反射させるように作用す
る。請求項7の屋根形部は,格子部の端面に入射した赤
外線を穴内に向くように反射させるように作用する。
【0042】請求項8の厚さが全体に亘って等しい壁体
は、黒体を軽量とするように作用する。
は、黒体を軽量とするように作用する。
【0043】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の黒体30を示す
。図中20及び図21に示す構成部分と対応する部分に
は同一符号を付す。
。図中20及び図21に示す構成部分と対応する部分に
は同一符号を付す。
【0044】この黒体30は、隣り合う四角錐部21の
間の位置、即ち、上記従来例における凹面23の部位に
、溝31を有する構造である。溝31は、黒体30の上
面からみると、X,Y方向に格子状に形成してある。 また溝31は、図2に拡大して示すように幅寸法aが0
.1〜0.2mmであり、深さ寸法bは0.5〜1.0
mmであり、幅寸法aの約5倍である。
間の位置、即ち、上記従来例における凹面23の部位に
、溝31を有する構造である。溝31は、黒体30の上
面からみると、X,Y方向に格子状に形成してある。 また溝31は、図2に拡大して示すように幅寸法aが0
.1〜0.2mmであり、深さ寸法bは0.5〜1.0
mmであり、幅寸法aの約5倍である。
【0045】四角錐部21の表面は勿論、溝31の内面
にも黒化処理が施されている。
にも黒化処理が施されている。
【0046】次に、上記校正用黒体30に対して垂直に
入射する赤外線の反射状況について説明する。
入射する赤外線の反射状況について説明する。
【0047】四角錐部21の斜面21aに入射した赤外
線22−1は、図2に示すように、従来と同様に、三回
反射する。
線22−1は、図2に示すように、従来と同様に、三回
反射する。
【0048】隣り合う四角錐部21の間に入射した赤外
線22−2は、図3に示すように、溝31内に入り込む
。
線22−2は、図3に示すように、溝31内に入り込む
。
【0049】こゝで、溝31が幅狭であり、しかも深い
ため、赤外線22−2は、溝31の底面31aに到る前
に、一方の側面31bで反射し、次いで底面31aで反
射し、更には別の側面31cで反射し、この後、溝31
より抜け出して黒体30より戻る。
ため、赤外線22−2は、溝31の底面31aに到る前
に、一方の側面31bで反射し、次いで底面31aで反
射し、更には別の側面31cで反射し、この後、溝31
より抜け出して黒体30より戻る。
【0050】即ち、赤外線22−2は三回反射し、反射
回数は、従来の場合より二回多い。
回数は、従来の場合より二回多い。
【0051】従って、上記の校正用黒体30は、隣接す
る四角錐部21の間の部分についての放射率が改善され
、従来のものに比べて、高い放射率を有する。
る四角錐部21の間の部分についての放射率が改善され
、従来のものに比べて、高い放射率を有する。
【0052】なお、黒体は、三角錐部が隣接して整列し
、隣り合う三角錐部の間に、溝を形成した構造としても
よい。
、隣り合う三角錐部の間に、溝を形成した構造としても
よい。
【0053】図4乃至図6は、本発明の第2実施例の黒
体40を示す。
体40を示す。
【0054】41は、四角形の格子部であり、壁体42
がX,Y方向に延在した構成であり、黒体40の表面に
形成してある。
がX,Y方向に延在した構成であり、黒体40の表面に
形成してある。
【0055】壁体42の厚さtは約0.3mmであり、
全体に亘って等しい。
全体に亘って等しい。
【0056】隣り合う壁体42の間の寸法cは5mmで
ある。壁体42の高さ寸法dは25〜30mmであり、
上記寸法cの約5倍である。
ある。壁体42の高さ寸法dは25〜30mmであり、
上記寸法cの約5倍である。
【0057】この格子部41によって、断面が一辺の長
さが5mmの正方形であり、深さが上記一辺の長さの5
〜6倍と深い角柱状の穴43が多数個隣接して並んで配
列した構成となっている。
さが5mmの正方形であり、深さが上記一辺の長さの5
〜6倍と深い角柱状の穴43が多数個隣接して並んで配
列した構成となっている。
【0058】各穴43の底面には、四角錐部44を有す
る。
る。
【0059】また、格子部42の上面、即ち壁体42の
上端は、断面三角形状の屋根形部44としてあり、X−
Y面と平行な面は有しない。
上端は、断面三角形状の屋根形部44としてあり、X−
Y面と平行な面は有しない。
【0060】また、黒体40は全体が黒化処理されてい
る。
る。
【0061】また、上記黒体40は、アルミニウム製の
母材を放電加工して製造される。
母材を放電加工して製造される。
【0062】次に、上記構造の黒体40の放射率につい
て説明する。
て説明する。
【0063】図7中、黒体40に斜め入射した赤外線2
2−3は、穴43内に入り、穴43の内壁面43aで複
数個反射を繰り返して底部に向かい、底部に到ると、四
角錐部44の斜面44aと穴43の内壁面43aとの間
で反射を繰り返し、この後上方に向かい、穴43の内壁
面43aで複数回反射した後、上方に抜ける。
2−3は、穴43内に入り、穴43の内壁面43aで複
数個反射を繰り返して底部に向かい、底部に到ると、四
角錐部44の斜面44aと穴43の内壁面43aとの間
で反射を繰り返し、この後上方に向かい、穴43の内壁
面43aで複数回反射した後、上方に抜ける。
【0064】黒体40に垂直に入射した赤外線22−4
は、図7に示すように、穴43の内壁面43aでは反射
することなく穴43の底部に到り、四角錐部44の斜面
44で反射され、穴43の底部近傍の内壁面43aに向
う。内壁面43aと斜面44aとの間で複数回反射を繰
り返して底部に向かう。この後、上方に向かい、途中内
壁面43aで反射して、上方に抜ける。
は、図7に示すように、穴43の内壁面43aでは反射
することなく穴43の底部に到り、四角錐部44の斜面
44で反射され、穴43の底部近傍の内壁面43aに向
う。内壁面43aと斜面44aとの間で複数回反射を繰
り返して底部に向かう。この後、上方に向かい、途中内
壁面43aで反射して、上方に抜ける。
【0065】格子部41の上端面に入射した赤外線22
−5は、同じく図7に示すように、屋根形部45の斜面
45aで反射して穴43内に入り込む。その後、穴43
の内壁面43a,四角錐部44の斜面44aで複数回反
射した後、上方に抜ける。
−5は、同じく図7に示すように、屋根形部45の斜面
45aで反射して穴43内に入り込む。その後、穴43
の内壁面43a,四角錐部44の斜面44aで複数回反
射した後、上方に抜ける。
【0066】上記より分かるように、赤外線の反射回数
は多く、黒体40は、前記第1実施例の黒体40に比べ
て高い放射率を有する。
は多く、黒体40は、前記第1実施例の黒体40に比べ
て高い放射率を有する。
【0067】次に、上記構造の黒体40の重量について
説明する。
説明する。
【0068】格子部41の壁体42の厚さtは、厚さ方
向上同一である。
向上同一である。
【0069】このため、壁体42の厚さを基部側を厚く
した構造に比べて、校正用黒体40は軽量である。
した構造に比べて、校正用黒体40は軽量である。
【0070】図8及び図9は、本発明の第3実施例の黒
体50を示す。各図中、図4及び図6に示す構成部分と
対応する部分には、同一符号を付す。51は穴43の平
らな底部であり、その表面は粗面52となっている。
体50を示す。各図中、図4及び図6に示す構成部分と
対応する部分には、同一符号を付す。51は穴43の平
らな底部であり、その表面は粗面52となっている。
【0071】黒体40に垂直に入射した赤外線22−6
は、図9に示すように穴43の底部51に、到り、こゝ
で乱反射し、内壁面43aで複数回反射して、上方に抜
ける。
は、図9に示すように穴43の底部51に、到り、こゝ
で乱反射し、内壁面43aで複数回反射して、上方に抜
ける。
【0072】図10乃至図12は、本発明の第4実施例
の黒体60を示す。
の黒体60を示す。
【0073】各図中、図4乃至図6に示す構成部分と対
応する部分については同一符号を付す。
応する部分については同一符号を付す。
【0074】61は四角錐状凹部であり、穴43の底部
を構成している。
を構成している。
【0075】校正用黒体60に垂直に入射した赤外線2
2−7は、図12に示すように、穴43の底部に到り、
四角錐状で凹部61の斜面61aで複数回反射し、その
後内壁面43aで複数回反射して、上方に抜け出る。
2−7は、図12に示すように、穴43の底部に到り、
四角錐状で凹部61の斜面61aで複数回反射し、その
後内壁面43aで複数回反射して、上方に抜け出る。
【0076】図13及び図14は、本発明の第5実施例
の校正用黒体70を示す。
の校正用黒体70を示す。
【0077】各図中、図10乃至図12に示す構成部分
と対応する部分には同一符号を付す。
と対応する部分には同一符号を付す。
【0078】71は小さい孔であり、径eが約0.3m
m、深さfが約1.0mmの大きさであり、四角錐状凹
部61の中央に形成してある。
m、深さfが約1.0mmの大きさであり、四角錐状凹
部61の中央に形成してある。
【0079】黒体70に垂直に且つ穴43の中心に入射
した赤外線22−8は、図14に示すように、小孔71
の周壁面71a及び底面71bで複数回反射し、小孔7
1より抜け出し、穴43の内壁面43aで複数回反射し
て、穴43より抜け出る。図15及び図16は、本発明
の第6実施例の黒体80を示す。
した赤外線22−8は、図14に示すように、小孔71
の周壁面71a及び底面71bで複数回反射し、小孔7
1より抜け出し、穴43の内壁面43aで複数回反射し
て、穴43より抜け出る。図15及び図16は、本発明
の第6実施例の黒体80を示す。
【0080】各図中、図13及び図14に示す構成部分
と対応する部分には同一符号を付す。
と対応する部分には同一符号を付す。
【0081】小孔71の底部71cは粗面71dとして
ある。
ある。
【0082】黒体80に垂直に且つ穴43の中心に入射
した赤外線22−9は、図16 に示すように、小孔
71の周壁面71aで反射し、底部71cの粗面71d
で乱反射し、周壁面71aで反射して小孔71より抜け
出し、穴43の内壁面43aで複数回反射して穴43よ
り抜け出る。
した赤外線22−9は、図16 に示すように、小孔
71の周壁面71aで反射し、底部71cの粗面71d
で乱反射し、周壁面71aで反射して小孔71より抜け
出し、穴43の内壁面43aで複数回反射して穴43よ
り抜け出る。
【0083】図17は本発明の第7実施例の黒体90を
示す。
示す。
【0084】格子部91は、三角柱状の穴92を形成す
る構造としてある。
る構造としてある。
【0085】各穴92の底部には、三角錐部又は三角錐
状凹部等が形成してある。
状凹部等が形成してある。
【0086】図18は本発明の第8実施例の黒体100
を示す。
を示す。
【0087】格子部101は、六角柱状の穴102を形
成する構造である。
成する構造である。
【0088】各穴102の底部には、六角錐部又は六角
錐状凹部等が形成してある。
錐状凹部等が形成してある。
【0089】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1の発明によ
れば、従来のものに比べて、放射率の向上を図ることが
出来る。
れば、従来のものに比べて、放射率の向上を図ることが
出来る。
【0090】請求項2の発明によれば、請求項1のもの
に比べて、放射率の向上を図ることが出来る。
に比べて、放射率の向上を図ることが出来る。
【0091】請求項3の発明によれば、請求項1のもの
に比べて、放射率の向上を図ることが出来る。
に比べて、放射率の向上を図ることが出来る。
【0092】請求項4の発明によれば、請求項1のもの
に比べて、放射率の向上を図ることが出来る。
に比べて、放射率の向上を図ることが出来る。
【0093】請求項5の発明によれば、請求項4のもの
に比べて、放射率の向上を図ることが出来る。
に比べて、放射率の向上を図ることが出来る。
【0094】請求項6の発明によれば、請求項5のもの
に比べて、放射率の向上を図ることが出来る。
に比べて、放射率の向上を図ることが出来る。
【0095】請求項7の発明によれば、格子部の端面に
ついても放射率の向上を図ることが出来る。
ついても放射率の向上を図ることが出来る。
【0096】請求項8の発明によれば、軽量化を図るこ
とが出来る。
とが出来る。
【図1】本発明の第1実施例による黒体の斜視図である
。
。
【図2】図1中、II−II線に沿う拡大断面図である
。
。
【図3】図1及び図2中、溝内における赤外線の反射の
状態を示す図である。
状態を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例になる黒体の斜視図である
。
。
【図5】図4の黒体の一部の平面図である。
【図6】図4中VI−VI線に沿う拡大断面図である。
【図7】赤外線の反射の状態を示す図である。
【図8】本発明の第3実施例になる黒体の斜視図である
。
。
【図9】図8中IX−IX線に沿う断面図である。
【図10】本発明の第4実施例になる黒体の斜視図であ
る。
る。
【図11】図10の黒体の一部平面図である。
【図12】図10中、XII −XII 線に沿う断面
図である。
図である。
【図13】本発明の第5実施例になる校正用黒体の一部
の平面図である。
の平面図である。
【図14】図13中、XII −XII 線に沿拡大断
面図である。
面図である。
【図15】本発明の第6実施例になる黒体の一部の平面
図である。
図である。
【図16】図15中、XVI −XVI 線に沿う拡大
断面図である。
断面図である。
【図17】本発明の第7実施例になる黒体の斜視図であ
る。
る。
【図18】本発明の第8実施例になる黒体の斜視図であ
る。
る。
【図19】校正用黒体を備えた赤外線検知装置のブロッ
ク構成図である。
ク構成図である。
【図20】従来の1例の黒体の斜視図である。
【図21】図20中、XXI −XXI 線に沿う拡大
断面図である。
断面図である。
21 四角錐部
22−1〜22−8 赤外線
30,40,50,60,70,80,90,100
黒体 41,91,101 格子部 42 壁体 43 角柱状の穴 43a 内壁面 44 四角錐部 44a 斜面 45 屋根形部 51 底部 52 粗面 61 四角錐状凹部 61a 斜面 71 小孔 71a 周壁面 71b 底面 71c 底部 71d 粗面 92 三角柱状の穴 102 六角柱状の穴
黒体 41,91,101 格子部 42 壁体 43 角柱状の穴 43a 内壁面 44 四角錐部 44a 斜面 45 屋根形部 51 底部 52 粗面 61 四角錐状凹部 61a 斜面 71 小孔 71a 周壁面 71b 底面 71c 底部 71d 粗面 92 三角柱状の穴 102 六角柱状の穴
Claims (8)
- 【請求項1】 表面を、多数の角錐部(21)が隣接
して配された形状としてなる黒体において、隣接する角
錐部の間に、深さ寸法が幅寸法の数倍である溝(31)
を設けた構成としたことを特徴とする黒体。 - 【請求項2】 表面に、多角形の多数の穴(43)を
形成する格子部(41)を有し、且つ、各穴の底部を、
角錐部(44)としてなる構成としたことを特徴とする
黒体。 - 【請求項3】 表面に、多角形の多数の穴(43)を
形成する格子部(41)を有し、且つ、各穴の底部(5
1)を粗面(52)としてなる構成としたことを特徴と
する黒体。 - 【請求項4】 表面に、多角形状の多数の穴(43)
を形成する格子部(41)を有し、且つ、各穴の底部を
、角錐状凹部(61)としてなる構成としたことを特徴
とする黒体。 - 【請求項5】 表面に、多角形状の多数の穴(43)
を形成する格子部(43)を有し、且つ、各穴の底部を
、角錐状凹部(61)とすると共に、該角錐状凹部(6
1)の中央に、深さ寸法が径方向の数倍である孔(71
)を設けた構成としたことを特徴とする黒体。 - 【請求項6】 請求項5において、孔(71)の底部
(71c)を粗面(71d)としたことを特徴とする黒
体。 - 【請求項7】 請求項2乃至5の格子部(41)は、
端面に屋根形部(45)を有する構成としたことを特徴
とする黒体。 - 【請求項8】 請求項2乃至5の格子部は、厚さが全
体に亘って等しい壁体(42)によって形成された構成
としたことを特徴とする校正用黒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3144896A JPH04369439A (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 黒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3144896A JPH04369439A (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 黒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04369439A true JPH04369439A (ja) | 1992-12-22 |
Family
ID=15372854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3144896A Pending JPH04369439A (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 黒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04369439A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004032457B3 (de) * | 2004-06-30 | 2006-02-02 | Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. | Infrarot-Eichstrahler |
US20160263624A1 (en) * | 2013-11-01 | 2016-09-15 | Tomra Sorting Nv | Method and apparatus for detecting matter |
JP2018189841A (ja) * | 2017-05-09 | 2018-11-29 | 日本電気株式会社 | 黒体板および赤外放射測定装置 |
JP2020046309A (ja) * | 2018-09-19 | 2020-03-26 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 黒体炉 |
-
1991
- 1991-06-17 JP JP3144896A patent/JPH04369439A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004032457B3 (de) * | 2004-06-30 | 2006-02-02 | Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. | Infrarot-Eichstrahler |
US20160263624A1 (en) * | 2013-11-01 | 2016-09-15 | Tomra Sorting Nv | Method and apparatus for detecting matter |
US11724286B2 (en) * | 2013-11-01 | 2023-08-15 | Tomra Sorting Nv | Method and apparatus for detecting matter |
JP2018189841A (ja) * | 2017-05-09 | 2018-11-29 | 日本電気株式会社 | 黒体板および赤外放射測定装置 |
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Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
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