JPH04368947A - 位相シフトマスクの作成方法 - Google Patents
位相シフトマスクの作成方法Info
- Publication number
- JPH04368947A JPH04368947A JP3145152A JP14515291A JPH04368947A JP H04368947 A JPH04368947 A JP H04368947A JP 3145152 A JP3145152 A JP 3145152A JP 14515291 A JP14515291 A JP 14515291A JP H04368947 A JPH04368947 A JP H04368947A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pattern
- phase shifter
- phase shift
- shift mask
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F1/00—Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
- G03F1/26—Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
- G03F1/30—Alternating PSM, e.g. Levenson-Shibuya PSM; Preparation thereof
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、LSIの製造に用い
られる位相シフトマスクの作成方法、特に位相シフトパ
ターンを高精度に作成する方法に関するものである。
られる位相シフトマスクの作成方法、特に位相シフトパ
ターンを高精度に作成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】縮小光学式の光ステッパを用いた光リソ
グラフィ技術における解像限界Rは、 R=K1 λ/NA で表される。なお、K1 はレジストのプロセスに依存
する定数であり、0.5 程度まで下げることが可能で
ある。 また、λは露光に用いられる光の波長であり、NAはレ
ンズの開口数である。
グラフィ技術における解像限界Rは、 R=K1 λ/NA で表される。なお、K1 はレジストのプロセスに依存
する定数であり、0.5 程度まで下げることが可能で
ある。 また、λは露光に用いられる光の波長であり、NAはレ
ンズの開口数である。
【0003】上式からわかるように、定数K1 及び波
長λを小さくし、且つ、レンズの開口数NAを高くすれ
ば、解像限界Rは小さく、すなわち解像度は高くなる。 現在のところ、i線(λ=0.365 μm)を用いる
とともに、開口数NAの値を0.5 まで低減させるこ
とが可能であることから、解像限界Rの値を0.4 [
μm]程度まで小さくすることができる。
長λを小さくし、且つ、レンズの開口数NAを高くすれ
ば、解像限界Rは小さく、すなわち解像度は高くなる。 現在のところ、i線(λ=0.365 μm)を用いる
とともに、開口数NAの値を0.5 まで低減させるこ
とが可能であることから、解像限界Rの値を0.4 [
μm]程度まで小さくすることができる。
【0004】これよりもさらに小さい解像限界Rを得る
ためには、更に波長λを小さくするか、または、開口数
NAをさらに高く設定すればよいのだが、光源やレンズ
の設計が技術的に難しくなる。また、次のような問題も
生じる。すなわち、焦点深度δは、 δ=λ/[2(NA)2 ] で表されるため、波長λや開口数NAを上記のように設
定すると焦点深度δは小さくなり、結局、解像度が低く
なってしまう。
ためには、更に波長λを小さくするか、または、開口数
NAをさらに高く設定すればよいのだが、光源やレンズ
の設計が技術的に難しくなる。また、次のような問題も
生じる。すなわち、焦点深度δは、 δ=λ/[2(NA)2 ] で表されるため、波長λや開口数NAを上記のように設
定すると焦点深度δは小さくなり、結局、解像度が低く
なってしまう。
【0005】このような問題点を解決するため、例えば
特開昭57−62052号公報及び特開昭58−173
744号公報に記載されているような位相シフト露光法
が提案されている。以下、通常のフォトマスクを用いた
露光法と位相シフト露光法とについて説明する。
特開昭57−62052号公報及び特開昭58−173
744号公報に記載されているような位相シフト露光法
が提案されている。以下、通常のフォトマスクを用いた
露光法と位相シフト露光法とについて説明する。
【0006】図50は、通常のフォトマスクを用いた露
光法を示す原理図である。このフォトマスクは、同図(
a) に示すように、透明の硝子基板1上にモリブデン
シリサイドからなる不透明の遮光パターン2が形成され
ている。なお、遮光パターン2の材料は、上記モリブデ
ンシリサイドに限定されるものではなく、光リソグラフ
ィで用いられる光、例えばg線,i線,エキシマレーザ
等を遮断できるものであればよく、特に限定されるもの
ではない。
光法を示す原理図である。このフォトマスクは、同図(
a) に示すように、透明の硝子基板1上にモリブデン
シリサイドからなる不透明の遮光パターン2が形成され
ている。なお、遮光パターン2の材料は、上記モリブデ
ンシリサイドに限定されるものではなく、光リソグラフ
ィで用いられる光、例えばg線,i線,エキシマレーザ
等を遮断できるものであればよく、特に限定されるもの
ではない。
【0007】このような硝子基板1および遮光パターン
2からなるフォトマスクに向けて光を照射すると、ウエ
ハ上での光強度分布を示す波形はなだらかな干渉波形と
なってしまう(同図(c) )。すなわち、フォトマス
ク直下における透過光の電場は、同図(b) に示すよ
うに、遮光パターン2のパターン部2aに対応して空間
的に分離されているが、フォトマスクから一定距離だけ
離れたウエハ上では回折現象によって、各パターン部2
aからの光が重なりあってしまうため、非透過領域(パ
ターン部2a以外の領域)に対応するウエハ領域の表面
での光強度はゼロとならない。その結果、フォトマスク
のパターンを解像することができなくなる。
2からなるフォトマスクに向けて光を照射すると、ウエ
ハ上での光強度分布を示す波形はなだらかな干渉波形と
なってしまう(同図(c) )。すなわち、フォトマス
ク直下における透過光の電場は、同図(b) に示すよ
うに、遮光パターン2のパターン部2aに対応して空間
的に分離されているが、フォトマスクから一定距離だけ
離れたウエハ上では回折現象によって、各パターン部2
aからの光が重なりあってしまうため、非透過領域(パ
ターン部2a以外の領域)に対応するウエハ領域の表面
での光強度はゼロとならない。その結果、フォトマスク
のパターンを解像することができなくなる。
【0008】図51は位相シフト露光法の原理を示す図
である。位相シフトマスクでは、同図(a) に示すよ
うに、図50のフォトマスクにおいてSiO2 等の透
明材からなる位相シフタ3が1つおきにパターン部2a
に設けられている。そのため、位相シフタ3を透過した
光の位相は入射光のそれから180 ゜だけシフトする
。なお、その他の構成は通常のフォトマスクと同一であ
る。
である。位相シフトマスクでは、同図(a) に示すよ
うに、図50のフォトマスクにおいてSiO2 等の透
明材からなる位相シフタ3が1つおきにパターン部2a
に設けられている。そのため、位相シフタ3を透過した
光の位相は入射光のそれから180 ゜だけシフトする
。なお、その他の構成は通常のフォトマスクと同一であ
る。
【0009】このように構成された位相シフトマスクに
光を照射すると、位相シフトマスクを透過した光の電場
の位相は、図51(b) に示すように、交互に反転す
る。 そのため、上記露光法と同じ光学系によって位相シフト
マスクのパターンをウエハ上に投影すると、非透過領域
に対応するウエハの表面領域では隣合うパターン部2a
からの回折光は互いに弱め合うように作用する。その結
果、同図(c) に示すように、その領域での光強度は
ほぼゼロとなり、位相シフトマスクのパターンをウエハ
上に高解像度で転写することができる。実験的には、こ
のような位相シフトマスクを用いることによって、図5
0のフォトマスクを用いた場合に比べて最小解像パター
ン幅が約1/2になることが確かめられている。
光を照射すると、位相シフトマスクを透過した光の電場
の位相は、図51(b) に示すように、交互に反転す
る。 そのため、上記露光法と同じ光学系によって位相シフト
マスクのパターンをウエハ上に投影すると、非透過領域
に対応するウエハの表面領域では隣合うパターン部2a
からの回折光は互いに弱め合うように作用する。その結
果、同図(c) に示すように、その領域での光強度は
ほぼゼロとなり、位相シフトマスクのパターンをウエハ
上に高解像度で転写することができる。実験的には、こ
のような位相シフトマスクを用いることによって、図5
0のフォトマスクを用いた場合に比べて最小解像パター
ン幅が約1/2になることが確かめられている。
【0010】しかし、図51に示す位相シフトマスクは
、遮光パターン2のパターン部2aがいわゆるライン・
アンド・スペースパターンのような周期パターンである
場合には、原理的に容易に適用することが可能であるが
、任意パターンに対しては適用できない場合がある。 そこで、例えば文献(IEDMコンファレンス“NEW
PHASESHIFTING MASK WITH
SELF−ALIGNED PHASE SHIFTE
RS FOR A QUARTER MICRON P
HOTOLITHOGRAPHY ”A.Nitay
ama et al.,1989)に記載されたような
改良型の位相シフトマスクが提案されている。
、遮光パターン2のパターン部2aがいわゆるライン・
アンド・スペースパターンのような周期パターンである
場合には、原理的に容易に適用することが可能であるが
、任意パターンに対しては適用できない場合がある。 そこで、例えば文献(IEDMコンファレンス“NEW
PHASESHIFTING MASK WITH
SELF−ALIGNED PHASE SHIFTE
RS FOR A QUARTER MICRON P
HOTOLITHOGRAPHY ”A.Nitay
ama et al.,1989)に記載されたような
改良型の位相シフトマスクが提案されている。
【0011】この改良型の位相シフトマスクは、図52
(a) に示すように、図50(a) に示す通常のフ
ォトマスクの遮光パターン2上に、このパターン幅より
も若干広い幅の位相シフタ3を形成したものである。
(a) に示すように、図50(a) に示す通常のフ
ォトマスクの遮光パターン2上に、このパターン幅より
も若干広い幅の位相シフタ3を形成したものである。
【0012】この位相シフタ3は、遮光パターン2をエ
ッチングする際にマスクとして機能するレジストパター
ンにより形成することができる。その形成手順として、
まず基板1上に遮光膜を堆積させた後、この遮光膜上に
位相シフタ3として機能するレジストパターンを形成す
る。そして、位相シフタ3(レジストパターン)をマス
クとしてプラズマエッチング等の異方性エッチングによ
り遮光膜をパターニングすることによって、遮光パター
ン2を形成する。その後、ウェットエッチング等の等方
性エッチングにより、残存した遮光パターン2のエッジ
付近を若干除去し、図52(a) に示すように遮光パ
ターン2のパターン幅を位相シフタ3の幅よりも小さく
する。
ッチングする際にマスクとして機能するレジストパター
ンにより形成することができる。その形成手順として、
まず基板1上に遮光膜を堆積させた後、この遮光膜上に
位相シフタ3として機能するレジストパターンを形成す
る。そして、位相シフタ3(レジストパターン)をマス
クとしてプラズマエッチング等の異方性エッチングによ
り遮光膜をパターニングすることによって、遮光パター
ン2を形成する。その後、ウェットエッチング等の等方
性エッチングにより、残存した遮光パターン2のエッジ
付近を若干除去し、図52(a) に示すように遮光パ
ターン2のパターン幅を位相シフタ3の幅よりも小さく
する。
【0013】このような位相シフタ3を有する位相シフ
トマスクを透過した光のウエハ上における強度は、図5
2(b) に示すように位相シフトマスクの非透過領域
に対応する領域においてゼロとなり、遮光パターン2の
パターンを精度よく解像することができ、しかもセルフ
アライメントで位相シフタ3を容易に形成でき、遮光パ
ターン2が任意のパターンであっても適用することが可
能である。
トマスクを透過した光のウエハ上における強度は、図5
2(b) に示すように位相シフトマスクの非透過領域
に対応する領域においてゼロとなり、遮光パターン2の
パターンを精度よく解像することができ、しかもセルフ
アライメントで位相シフタ3を容易に形成でき、遮光パ
ターン2が任意のパターンであっても適用することが可
能である。
【0014】また、上記位相シフトマスクに対し、以下
のような技術がさらに付加されることがある。その1つ
として、例えば文献(IEDMコンファレンス“0.2
μm OR LESS i−LINE LITHOG
RAPHY BY PHASE−SHIFTING−M
ASK TECHNOLOGY”H. Jinbo e
t al.,1990)に記載されているように、位相
シフタ3のエッジ効果を利用したものがある。すなわち
、硝子基板1上に位相シフタ3を形成すると、図53(
b) に示すように、位相シフタ3のエッジ部分3bの
位相が180 °反転してウエハ上での光強度が部分的
にゼロに落ち(同図(c) )、微細なレジストパター
ンを形成することができる。この文献報告によれば、図
53の位相シフトマスクを用いてネガ型光レジストを露
光した場合、0.15μmの孤立スペースを解像するこ
とができる。
のような技術がさらに付加されることがある。その1つ
として、例えば文献(IEDMコンファレンス“0.2
μm OR LESS i−LINE LITHOG
RAPHY BY PHASE−SHIFTING−M
ASK TECHNOLOGY”H. Jinbo e
t al.,1990)に記載されているように、位相
シフタ3のエッジ効果を利用したものがある。すなわち
、硝子基板1上に位相シフタ3を形成すると、図53(
b) に示すように、位相シフタ3のエッジ部分3bの
位相が180 °反転してウエハ上での光強度が部分的
にゼロに落ち(同図(c) )、微細なレジストパター
ンを形成することができる。この文献報告によれば、図
53の位相シフトマスクを用いてネガ型光レジストを露
光した場合、0.15μmの孤立スペースを解像するこ
とができる。
【0015】また、上記以外にも、例えば文献(Pro
ceeding ofSPIE■s 1991 Sym
posium on Microlithograph
y ”A New Phase Shifting M
ask Structure for Positiv
e Resist Process” J. Miya
zaki et al. )に記載された位相シフト
マスクがある。この位相シフトマスクは、図54(a)
に示すように、図53の位相シフトマスクにおいて位
相シフタ3の一方のエッジ部分3bの厚みを部分的に変
化させたものである。この位相シフトマスクによれば、
エッジ部分3bでは透過光の位相が約90°シフトされ
るために、図54(b) に示すように、エッジ効果が
消去される。
ceeding ofSPIE■s 1991 Sym
posium on Microlithograph
y ”A New Phase Shifting M
ask Structure for Positiv
e Resist Process” J. Miya
zaki et al. )に記載された位相シフト
マスクがある。この位相シフトマスクは、図54(a)
に示すように、図53の位相シフトマスクにおいて位
相シフタ3の一方のエッジ部分3bの厚みを部分的に変
化させたものである。この位相シフトマスクによれば、
エッジ部分3bでは透過光の位相が約90°シフトされ
るために、図54(b) に示すように、エッジ効果が
消去される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図51の位相シフトマ
スクは、次のようにして製造されている。まず最初に、
硝子基板1上にモリブデンシリサイドから成る遮光膜を
形成した後、電子ビーム(以下「EB」という)リソグ
ラフィ工程によって遮光膜をパターニングすることによ
って遮光パターン2を形成する。そして、硝子基板1お
よび遮光パターン2上にSiO2 膜を堆積し、続いて
EBリソグラフィ工程によってSiO2 膜をパターニ
ングして位相シフタ3を形成する。こうして、図51に
示す位相シフトマスクが製造される。
スクは、次のようにして製造されている。まず最初に、
硝子基板1上にモリブデンシリサイドから成る遮光膜を
形成した後、電子ビーム(以下「EB」という)リソグ
ラフィ工程によって遮光膜をパターニングすることによ
って遮光パターン2を形成する。そして、硝子基板1お
よび遮光パターン2上にSiO2 膜を堆積し、続いて
EBリソグラフィ工程によってSiO2 膜をパターニ
ングして位相シフタ3を形成する。こうして、図51に
示す位相シフトマスクが製造される。
【0017】また、2回目のEBリソグラフィ工程にお
いて、SiO2 膜の一部が位相シフタ3のエッジ部と
して硝子基板1上に残るようにパターニングすれば、図
53の位相シフトマスクが得られる。
いて、SiO2 膜の一部が位相シフタ3のエッジ部と
して硝子基板1上に残るようにパターニングすれば、図
53の位相シフトマスクが得られる。
【0018】さらに、EBリソグラフィ法を用いて図5
3の位相シフタ3のエッジ部分3bの厚みを減少させる
ことによって、図54の位相シフトマスクが得られる。
3の位相シフタ3のエッジ部分3bの厚みを減少させる
ことによって、図54の位相シフトマスクが得られる。
【0019】以上のように、位相シフトマスクを製造す
るためには、少なくともEBリソグラフィ工程を2回行
わなければならない。特に、2回目のEBリソグラフィ
工程を行う際には、形成しようとしているパターン(位
相シフタ3)を1回目のEBリソグラフィ工程により形
成されたパターン(遮光パターン2)に対し高精度に位
置決めする必要がある。しかしながら、位相シフタと遮
光パターンの相対位置精度は電子ビームの描画精度に依
存し、位置精度を描画精度以上にすることは不可能であ
る。
るためには、少なくともEBリソグラフィ工程を2回行
わなければならない。特に、2回目のEBリソグラフィ
工程を行う際には、形成しようとしているパターン(位
相シフタ3)を1回目のEBリソグラフィ工程により形
成されたパターン(遮光パターン2)に対し高精度に位
置決めする必要がある。しかしながら、位相シフタと遮
光パターンの相対位置精度は電子ビームの描画精度に依
存し、位置精度を描画精度以上にすることは不可能であ
る。
【0020】また、硝子基板1と位相シフタ3とが同一
材料で構成されているので、位相シフタ3を形成する際
にエッチング時間が最適条件よりも長くなると、硝子基
板1がエッチングされてしまうという問題があった。し
かも、反応性イオンエッチング(以下「RIE」という
)を行うと、エッチング時に基板1が帯電し、エッチン
グ精度が低下するという問題もあった。
材料で構成されているので、位相シフタ3を形成する際
にエッチング時間が最適条件よりも長くなると、硝子基
板1がエッチングされてしまうという問題があった。し
かも、反応性イオンエッチング(以下「RIE」という
)を行うと、エッチング時に基板1が帯電し、エッチン
グ精度が低下するという問題もあった。
【0021】さらに、基板1が絶縁体であるために、E
B照射によって基板1が帯電し、その結果EBの軌道が
曲げられ、描画パターンの位置がずれてしまうという問
題があった。
B照射によって基板1が帯電し、その結果EBの軌道が
曲げられ、描画パターンの位置がずれてしまうという問
題があった。
【0022】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたものであり、位相シフタの形成に際し基板がエ
ッチングされるのを防止するとともに、前記基板の帯電
を防止して、高精度に位相シフトマスクを作成すること
ができる位相シフトマスクの作成方法を提供することを
第1の目的とする。
なされたものであり、位相シフタの形成に際し基板がエ
ッチングされるのを防止するとともに、前記基板の帯電
を防止して、高精度に位相シフトマスクを作成すること
ができる位相シフトマスクの作成方法を提供することを
第1の目的とする。
【0023】また、この発明は、位相シフタと遮光パタ
ーンの相対位置誤差の低減によって、高精度に位相シフ
トマスクを作成することができる位相シフトマスクの作
成方法を提供することを第2の目的とする。
ーンの相対位置誤差の低減によって、高精度に位相シフ
トマスクを作成することができる位相シフトマスクの作
成方法を提供することを第2の目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、透明
基板の一方主面上に位相シフタを備えた位相シフトマス
クの作成方法であって、上記第1の目的を達成するため
に、前記透明基板の前記一方主面上に金属あるいは金属
シリサイドから成る導電膜を形成する工程と、前記導電
膜のうち前記位相シフタを形成するシフタ形成位置に位
置する導電領域を選択的に除去して、導電パターンを形
成する工程と、前記透明基板および前記導電パターン上
に位相シフタ部材を堆積させる工程と、前記位相シフタ
部材のうち、少なくとも前記シフタ形成位置上に位置す
る領域を残す一方、その他の領域をエッチング除去して
、位相シフタを形成する工程とを備えている。
基板の一方主面上に位相シフタを備えた位相シフトマス
クの作成方法であって、上記第1の目的を達成するため
に、前記透明基板の前記一方主面上に金属あるいは金属
シリサイドから成る導電膜を形成する工程と、前記導電
膜のうち前記位相シフタを形成するシフタ形成位置に位
置する導電領域を選択的に除去して、導電パターンを形
成する工程と、前記透明基板および前記導電パターン上
に位相シフタ部材を堆積させる工程と、前記位相シフタ
部材のうち、少なくとも前記シフタ形成位置上に位置す
る領域を残す一方、その他の領域をエッチング除去して
、位相シフタを形成する工程とを備えている。
【0025】また、請求項2の発明は、上記請求項1の
発明に加え、さらに前記位相シフタおよび前記導電パタ
ーン上にレジスト膜を堆積する工程と、前記レジスト膜
のうち前記位相シフタの一方端部から前記導電パターン
の一定範囲にわたるレジスト領域を選択的にエッチング
除去して、レジストパターンを形成する工程と、前記レ
ジストパターンをマスクとして、前記位相シフタの前記
一方端部を一定深さだけエッチング除去し、その一方端
部を薄く仕上げる工程とを備えている。
発明に加え、さらに前記位相シフタおよび前記導電パタ
ーン上にレジスト膜を堆積する工程と、前記レジスト膜
のうち前記位相シフタの一方端部から前記導電パターン
の一定範囲にわたるレジスト領域を選択的にエッチング
除去して、レジストパターンを形成する工程と、前記レ
ジストパターンをマスクとして、前記位相シフタの前記
一方端部を一定深さだけエッチング除去し、その一方端
部を薄く仕上げる工程とを備えている。
【0026】また、請求項3の発明は、前記請求項1の
発明に加え、前記位相シフタ部材の堆積工程に先立って
、前記導電パターンに欠陥が存在するか否かを検査し、
欠陥が存在する場合にその欠陥箇所を修正する工程をさ
らに備えている。
発明に加え、前記位相シフタ部材の堆積工程に先立って
、前記導電パターンに欠陥が存在するか否かを検査し、
欠陥が存在する場合にその欠陥箇所を修正する工程をさ
らに備えている。
【0027】さらに、請求項4の発明は、一方主面と他
方主面とを有する透明基板と、前記透明基板の前記一方
主面上に設けられた第1の遮光パターンと、前記第1の
遮光パターンに隣接して前記透明基板の前記一方主面上
に設けられた位相シフタとを備えた位相シフトマスクの
作成方法であって、上記第2の目的を達成するために、
前記透明基板を準備する工程と、複数の遮光領域を備え
、それらの遮光領域によって前記位相シフタとほぼ同一
寸法のパターン部を形成する第2の遮光パターンを前記
透明基板の前記一方主面上に設ける工程と、前記透明基
板および前記第2の遮光パターン上に位相シフタ部材を
堆積させる工程と、前記位相シフタ部材上にレジスト膜
を塗布する工程と、前記透明基板の前記他方主面側に向
けて光を照射し、前記レジスト膜のうち前記パターン部
に対応したレジスト領域を感光する工程と、前記レジス
ト膜を現像して、前記パターン部に対応するレジストパ
ターンを形成する工程と、前記レジストパターンをマス
クとし前記位相シフタ部材を選択的にエッチングして、
前記位相シフタを形成する工程と、前記第2の遮光パタ
ーンの前記遮光領域の一部を選択的に除去して、前記第
1の遮光パターンを形成する工程とを備えている。
方主面とを有する透明基板と、前記透明基板の前記一方
主面上に設けられた第1の遮光パターンと、前記第1の
遮光パターンに隣接して前記透明基板の前記一方主面上
に設けられた位相シフタとを備えた位相シフトマスクの
作成方法であって、上記第2の目的を達成するために、
前記透明基板を準備する工程と、複数の遮光領域を備え
、それらの遮光領域によって前記位相シフタとほぼ同一
寸法のパターン部を形成する第2の遮光パターンを前記
透明基板の前記一方主面上に設ける工程と、前記透明基
板および前記第2の遮光パターン上に位相シフタ部材を
堆積させる工程と、前記位相シフタ部材上にレジスト膜
を塗布する工程と、前記透明基板の前記他方主面側に向
けて光を照射し、前記レジスト膜のうち前記パターン部
に対応したレジスト領域を感光する工程と、前記レジス
ト膜を現像して、前記パターン部に対応するレジストパ
ターンを形成する工程と、前記レジストパターンをマス
クとし前記位相シフタ部材を選択的にエッチングして、
前記位相シフタを形成する工程と、前記第2の遮光パタ
ーンの前記遮光領域の一部を選択的に除去して、前記第
1の遮光パターンを形成する工程とを備えている。
【0028】
【作用】請求項1の発明では、導電パターンが透明基板
を覆っており、位相シフト部材のエッチングに際し、エ
ッチストッパとして機能して、前記透明基板の除去が防
止される。しかも、前記導電パターンは金属あるいは金
属シリサイドより成るため、前記透明基板の帯電を防止
する。
を覆っており、位相シフト部材のエッチングに際し、エ
ッチストッパとして機能して、前記透明基板の除去が防
止される。しかも、前記導電パターンは金属あるいは金
属シリサイドより成るため、前記透明基板の帯電を防止
する。
【0029】また、請求項2の発明では、前記導電パタ
ーンが前記透明基板の保護膜として機能し、前記透明基
板の除去を防止するとともに、前記透明基板の帯電を防
止する。
ーンが前記透明基板の保護膜として機能し、前記透明基
板の除去を防止するとともに、前記透明基板の帯電を防
止する。
【0030】また、請求項3の発明では、位相シフタの
作成に先立って、導電パターンの欠陥が修正され、常に
良好な位相シフタが作成される。
作成に先立って、導電パターンの欠陥が修正され、常に
良好な位相シフタが作成される。
【0031】さらに、請求項4の発明では、レジストパ
ターンはセルフアライメントによって形成されるので、
第2の遮光パターンのパターン部と正確に位置合わせが
なされる。しかも、こうして形成されたレジストパター
ンをマスクとして位相シフタが形成されるので、その位
相シフタは前記遮光パターンに対し高精度に位置決めさ
れる。
ターンはセルフアライメントによって形成されるので、
第2の遮光パターンのパターン部と正確に位置合わせが
なされる。しかも、こうして形成されたレジストパター
ンをマスクとして位相シフタが形成されるので、その位
相シフタは前記遮光パターンに対し高精度に位置決めさ
れる。
【0032】
【実施例】図1ないし図12はこの発明にかかる位相シ
フトマスクの作成方法の第1実施例を示す図である。以
下、これらの図を参照しつつこの位相シフトマスクの作
成工程について説明する。
フトマスクの作成方法の第1実施例を示す図である。以
下、これらの図を参照しつつこの位相シフトマスクの作
成工程について説明する。
【0033】まず、硝子基板1上にモリブデンシリサイ
ド膜を形成した後、EBリソグラフィ工程によってその
モリブデンシリサイド膜をパターニングする。なお、モ
リブデンシリサイド膜の選択的除去はエッチングガスと
してCF4 を用いたRIEによって行われる。こうし
て、図1に示すように、モリブデンシリサイドから成る
遮光パターン2が形成される。
ド膜を形成した後、EBリソグラフィ工程によってその
モリブデンシリサイド膜をパターニングする。なお、モ
リブデンシリサイド膜の選択的除去はエッチングガスと
してCF4 を用いたRIEによって行われる。こうし
て、図1に示すように、モリブデンシリサイドから成る
遮光パターン2が形成される。
【0034】そして、図2に示すように、基板1および
遮光パターン2上にCr膜4aをスパッタ法もしくはE
B蒸着法により堆積する。さらに、図3に示すように、
そのCr膜4a上にEBポジ型レジスト膜5aをスピン
コート法により塗布した後、遮光パターン2のパターン
部2aに対応するレジスト領域5bを選択的にEB7に
より露光する。このとき、基板1表面はCr膜4aに覆
われており、しかもそのCr膜4aは接地されている。 そのため、基板1のチャージアップが防止され、精密な
電子ビーム描画を行うことができる。
遮光パターン2上にCr膜4aをスパッタ法もしくはE
B蒸着法により堆積する。さらに、図3に示すように、
そのCr膜4a上にEBポジ型レジスト膜5aをスピン
コート法により塗布した後、遮光パターン2のパターン
部2aに対応するレジスト領域5bを選択的にEB7に
より露光する。このとき、基板1表面はCr膜4aに覆
われており、しかもそのCr膜4aは接地されている。 そのため、基板1のチャージアップが防止され、精密な
電子ビーム描画を行うことができる。
【0035】次に、O2 プラズマエッチングによって
、EBが照射されたレジスト領域5bを選択的に除去し
て、レジストパターン5を形成する(図4)。さらに、
図5に示すように、このレジストパターン5をエッチン
グマスクとし、エッチングガスとしてCCl4 を用い
たRIEによってCr膜4aを選択的にエッチング除去
して、Crパターン4を形成する。なお、RIEを実行
している間、図4に示すように、Cr膜4は接地され、
Cr膜4の帯電が防止されている。その後、レジストパ
ターン5を除去する(図6)。こうして、電子リソグラ
フィ法によるCrパターン4の形成が完了する。
、EBが照射されたレジスト領域5bを選択的に除去し
て、レジストパターン5を形成する(図4)。さらに、
図5に示すように、このレジストパターン5をエッチン
グマスクとし、エッチングガスとしてCCl4 を用い
たRIEによってCr膜4aを選択的にエッチング除去
して、Crパターン4を形成する。なお、RIEを実行
している間、図4に示すように、Cr膜4は接地され、
Cr膜4の帯電が防止されている。その後、レジストパ
ターン5を除去する(図6)。こうして、電子リソグラ
フィ法によるCrパターン4の形成が完了する。
【0036】ここで、次の工程に移る前に、従来の欠陥
検査装置(図示省略)によりピンホール等の欠陥を調べ
、欠陥を発見した場合には、修正処理を施すことが望ま
しい。すなわち、図6のフォトマスクに光を照射し、そ
の透過光を観察することによって、ピンホール,パター
ン欠けやパターン残りを発見することができる。そして
、ピンホールやパターン欠けが発見された場合には、金
属やカーボンを蒸着して修正する。また、パターン残り
が発見された場合には、その余分な部分にレーザビーム
や集束イオンビームを照射して除去する。このように、
位相シフトマスクの作成途中で欠陥を修正することによ
って、位相シフトマスクの歩留りを向上させることがで
きる。
検査装置(図示省略)によりピンホール等の欠陥を調べ
、欠陥を発見した場合には、修正処理を施すことが望ま
しい。すなわち、図6のフォトマスクに光を照射し、そ
の透過光を観察することによって、ピンホール,パター
ン欠けやパターン残りを発見することができる。そして
、ピンホールやパターン欠けが発見された場合には、金
属やカーボンを蒸着して修正する。また、パターン残り
が発見された場合には、その余分な部分にレーザビーム
や集束イオンビームを照射して除去する。このように、
位相シフトマスクの作成途中で欠陥を修正することによ
って、位相シフトマスクの歩留りを向上させることがで
きる。
【0037】次に、Crパターン4の形成が完了すると
、図7に示すように、基板1,Crパターン4および遮
光パターン2上にSiO2 膜3aをCVD法等により
堆積する。さらに、図8に示すように、そのSiO2
膜3a上に紫外線ネガ型レジスト膜6aをスピンコート
法により塗布し、基板1の裏面に向けて紫外線8を照射
する。この際の紫外線照射量を、通常の密着露光の場合
の適正照射量に対して10%程度多くする。これによっ
て、遮光パターン2のパターン部2aに対応するレジス
ト領域6bが露光される。ただし、紫外線照射量を最適
量よりも多くした結果、露光レジスト領域6bの幅はパ
ターン部2aの幅より大きくなる。
、図7に示すように、基板1,Crパターン4および遮
光パターン2上にSiO2 膜3aをCVD法等により
堆積する。さらに、図8に示すように、そのSiO2
膜3a上に紫外線ネガ型レジスト膜6aをスピンコート
法により塗布し、基板1の裏面に向けて紫外線8を照射
する。この際の紫外線照射量を、通常の密着露光の場合
の適正照射量に対して10%程度多くする。これによっ
て、遮光パターン2のパターン部2aに対応するレジス
ト領域6bが露光される。ただし、紫外線照射量を最適
量よりも多くした結果、露光レジスト領域6bの幅はパ
ターン部2aの幅より大きくなる。
【0038】その後、レジスト膜6aを現像し、図9に
示すように、レジストパターン6を形成している。この
ように、この実施例では、レジストパターン6はセルフ
アライメントにより形成されるために、遮光パターン2
のパターン部2aと正確に位置合わせされる。
示すように、レジストパターン6を形成している。この
ように、この実施例では、レジストパターン6はセルフ
アライメントにより形成されるために、遮光パターン2
のパターン部2aと正確に位置合わせされる。
【0039】それに続いて、このレジストパターン6を
マスクとし、エッチングガスとしてCHF3 を用いた
RIEによってSiO2 膜3aを選択的にエッチング
除去して、図10に示すように、位相シフタ3を形成す
る。 このように、この実施例では、位相シフタ3がセルフア
ライメントにより形成されているので、、位相シフタ3
と遮光パターン2とが正確に位置合わせされる。また、
除去すべきSiO2 領域の下にはCrパターン4ある
いは遮光パターン2が設けられているので、エッチング
時間を比較的長く設定しても、これらのパターン2,4
が露出した時点でエッチングが自動的に停止する。すな
わち、Crパターン4がエッチストッパとして機能する
。 そのため、基板1のエッチングを有効的に、しかも容易
に防止することができる。また、図9に図示するように
、Crパターン4は接地されており、エッチング時の基
板1の帯電が防止される。その結果、エッチング精度の
低下が有効的に防止される。
マスクとし、エッチングガスとしてCHF3 を用いた
RIEによってSiO2 膜3aを選択的にエッチング
除去して、図10に示すように、位相シフタ3を形成す
る。 このように、この実施例では、位相シフタ3がセルフア
ライメントにより形成されているので、、位相シフタ3
と遮光パターン2とが正確に位置合わせされる。また、
除去すべきSiO2 領域の下にはCrパターン4ある
いは遮光パターン2が設けられているので、エッチング
時間を比較的長く設定しても、これらのパターン2,4
が露出した時点でエッチングが自動的に停止する。すな
わち、Crパターン4がエッチストッパとして機能する
。 そのため、基板1のエッチングを有効的に、しかも容易
に防止することができる。また、図9に図示するように
、Crパターン4は接地されており、エッチング時の基
板1の帯電が防止される。その結果、エッチング精度の
低下が有効的に防止される。
【0040】次に、O2 プラズマアッシングによって
レジストパターン6を除去し(図11)、さらにエッチ
ングガスとしてCCl4 を用いたRIEによってCr
パターン4をエッチング除去する(図12)。こうして
、位相シフトマスクが作成される。
レジストパターン6を除去し(図11)、さらにエッチ
ングガスとしてCCl4 を用いたRIEによってCr
パターン4をエッチング除去する(図12)。こうして
、位相シフトマスクが作成される。
【0041】図13ないし図22は、この発明にかかる
位相シフトマスクの作成方法の第2実施例を示す図であ
る。以下、これらの図を参照しつつこの位相シフトマス
クの作成工程について説明する。
位相シフトマスクの作成方法の第2実施例を示す図であ
る。以下、これらの図を参照しつつこの位相シフトマス
クの作成工程について説明する。
【0042】まず、上記第1実施例と同様にして、基板
1上に遮光パターン2′を形成する。ただし、この実施
例では、この段階で複数の遮光領域2b,2cから成る
遮光パターン2′を形成しておき、後述するように、最
終的に遮光領域2bを選択的に除去して、所望の遮光パ
ターン2を作成する場合について説明する。なお、図1
3に示すように、これら遮光領域2b,2cによってパ
ターン部2aが形成されている。
1上に遮光パターン2′を形成する。ただし、この実施
例では、この段階で複数の遮光領域2b,2cから成る
遮光パターン2′を形成しておき、後述するように、最
終的に遮光領域2bを選択的に除去して、所望の遮光パ
ターン2を作成する場合について説明する。なお、図1
3に示すように、これら遮光領域2b,2cによってパ
ターン部2aが形成されている。
【0043】それに続いて、基板1および遮光パターン
2′上にCrパターン4およびSiO2 膜3aを順次
形成し(図13)、さらに図14に示すように、そのS
iO2 膜3a上に紫外線ネガ型レジスト膜6aをスピ
ンコート法により塗布した後、基板1の裏面に向けて紫
外線8を照射する。なお、この第2実施例では、紫外線
照射量を、適正照射量としているので、遮光パターン2
′のパターン部2aの上方位置にそのパターン部2aと
同一寸法のレジスト領域6bが露光される。
2′上にCrパターン4およびSiO2 膜3aを順次
形成し(図13)、さらに図14に示すように、そのS
iO2 膜3a上に紫外線ネガ型レジスト膜6aをスピ
ンコート法により塗布した後、基板1の裏面に向けて紫
外線8を照射する。なお、この第2実施例では、紫外線
照射量を、適正照射量としているので、遮光パターン2
′のパターン部2aの上方位置にそのパターン部2aと
同一寸法のレジスト領域6bが露光される。
【0044】そして、レジスト膜6aを現像し、図15
に示すように、パターン部2aと同一寸法のレジストパ
ターン6を形成している。それに続いて、図16ないし
図18に示すように、第1実施例と同様にして位相シフ
トマスクを作成する。すなわち、レジストパターン6を
マスクとし、RIEによってSiO2膜3aを選択的に
エッチング除去して、位相シフタ3を形成した(図16
)後、O2 プラズマアッシングによってレジストパタ
ーン6を除去し(図17)、さらにRIEによってCr
パターン4をエッチング除去する(図18)。
に示すように、パターン部2aと同一寸法のレジストパ
ターン6を形成している。それに続いて、図16ないし
図18に示すように、第1実施例と同様にして位相シフ
トマスクを作成する。すなわち、レジストパターン6を
マスクとし、RIEによってSiO2膜3aを選択的に
エッチング除去して、位相シフタ3を形成した(図16
)後、O2 プラズマアッシングによってレジストパタ
ーン6を除去し(図17)、さらにRIEによってCr
パターン4をエッチング除去する(図18)。
【0045】この実施例では、位相シフタに図53のパ
ターンを形成するために、図19ないし図23に示す工
程がさらに実行される。すなわち、図19に示すように
、図18の位相シフトマスク上にポジ型EBレジスト1
5を塗布した後、遮光パターン2′のうち除去しようと
する遮光領域2bより僅かに広いレジスト領域15bに
わたって選択的にEB7を照射する。
ターンを形成するために、図19ないし図23に示す工
程がさらに実行される。すなわち、図19に示すように
、図18の位相シフトマスク上にポジ型EBレジスト1
5を塗布した後、遮光パターン2′のうち除去しようと
する遮光領域2bより僅かに広いレジスト領域15bに
わたって選択的にEB7を照射する。
【0046】次に、O2 プラズマエッチングによって
、EBが照射されたレジスト領域15bを選択的に除去
して、レジストパターン15を形成する(図20)。さ
らに、このレジストパターン15をエッチングマスクと
し、エッチングガスとしてCF4 を用いたRIEによ
って遮光領域2bを選択的にエッチング除去して、所望
の遮光パターン2を作成する(図21)。最後に、レジ
ストパターン15を除去する(図22)。
、EBが照射されたレジスト領域15bを選択的に除去
して、レジストパターン15を形成する(図20)。さ
らに、このレジストパターン15をエッチングマスクと
し、エッチングガスとしてCF4 を用いたRIEによ
って遮光領域2bを選択的にエッチング除去して、所望
の遮光パターン2を作成する(図21)。最後に、レジ
ストパターン15を除去する(図22)。
【0047】以上のように、第2実施例によれば、第1
実施例の効果を有しながら、その一部に位相シフタ3の
エッジ部3bからなる微細パターンを形成することがで
きる。
実施例の効果を有しながら、その一部に位相シフタ3の
エッジ部3bからなる微細パターンを形成することがで
きる。
【0048】図23ないし図34はこの発明にかかる位
相シフトマスクの作成方法の第3実施例を示す図である
。以下、これらの図を参照しつつこの位相シフトマスク
の作成工程について説明する。
相シフトマスクの作成方法の第3実施例を示す図である
。以下、これらの図を参照しつつこの位相シフトマスク
の作成工程について説明する。
【0049】まず、上記第1実施例と同様にして、図2
3に示すように、モリブデンシリサイドから成る遮光パ
ターン2を形成する。そして、図24に示すように、基
板1および遮光パターン2上にCr膜4aをスパッタ法
もしくはEB蒸着法により堆積する。さらに、図25に
示すように、そのCr膜4a上にEBポジ型レジスト膜
5aをスピンコート法により塗布した後、位相シフタを
形成すべき部分に対応するレジスト領域5bを選択的に
EB7により露光する。なお、このとき、Cr膜4aは
接地されている。
3に示すように、モリブデンシリサイドから成る遮光パ
ターン2を形成する。そして、図24に示すように、基
板1および遮光パターン2上にCr膜4aをスパッタ法
もしくはEB蒸着法により堆積する。さらに、図25に
示すように、そのCr膜4a上にEBポジ型レジスト膜
5aをスピンコート法により塗布した後、位相シフタを
形成すべき部分に対応するレジスト領域5bを選択的に
EB7により露光する。なお、このとき、Cr膜4aは
接地されている。
【0050】次に、O2 プラズマエッチングによって
、EBが照射されたレジスト領域5bを選択的に除去し
て、レジストパターン5を形成する(図26)。さらに
、図27に示すように、このレジストパターン5をエッ
チングマスクとし、エッチングガスとしてCCl4 を
用いたRIEによってCr膜4aを選択的にエッチング
除去して、Crパターン4を形成する。その後、レジス
トパターン5を除去する(図28)。
、EBが照射されたレジスト領域5bを選択的に除去し
て、レジストパターン5を形成する(図26)。さらに
、図27に示すように、このレジストパターン5をエッ
チングマスクとし、エッチングガスとしてCCl4 を
用いたRIEによってCr膜4aを選択的にエッチング
除去して、Crパターン4を形成する。その後、レジス
トパターン5を除去する(図28)。
【0051】そして、図29に示すように、基板1,C
rパターン4および遮光パターン2上にSiO2 膜3
aをCVD法等により形成した後、図30に示すように
、そのSiO2 膜3a上に紫外線ネガ型レジスト膜6
aをスピンコート法により塗布する。それに続いて、基
板1の裏面に向けて紫外線8を照射する。これによって
、遮光パターン2とCrパターン4とで挟まれた領域に
対応するレジスト領域6bが露光される。
rパターン4および遮光パターン2上にSiO2 膜3
aをCVD法等により形成した後、図30に示すように
、そのSiO2 膜3a上に紫外線ネガ型レジスト膜6
aをスピンコート法により塗布する。それに続いて、基
板1の裏面に向けて紫外線8を照射する。これによって
、遮光パターン2とCrパターン4とで挟まれた領域に
対応するレジスト領域6bが露光される。
【0052】次に、レジスト膜6aを現像し、図31に
示すように、レジストパターン6を形成している。それ
に続いて、図32に示すように、このレジストパターン
6をマスクとし、エッチングガスとしてCHF3 を用
いたRIEによってSiO2 膜3aを選択的にエッチ
ング除去して、位相シフタ3を形成する。このとき、上
記実施例と同様に、Crパターン4は接地されており、
エッチング時の基板1の帯電を防止している。
示すように、レジストパターン6を形成している。それ
に続いて、図32に示すように、このレジストパターン
6をマスクとし、エッチングガスとしてCHF3 を用
いたRIEによってSiO2 膜3aを選択的にエッチ
ング除去して、位相シフタ3を形成する。このとき、上
記実施例と同様に、Crパターン4は接地されており、
エッチング時の基板1の帯電を防止している。
【0053】次に、O2 プラズマアッシングによって
レジストパターン6を除去し(図33)、さらにエッチ
ングガスとしてCCl4 を用いたRIEによってCr
パターン4をエッチング除去する(図34)。こうして
、上記第2実施例とほぼ同一の位相シフトマスクが作成
される。
レジストパターン6を除去し(図33)、さらにエッチ
ングガスとしてCCl4 を用いたRIEによってCr
パターン4をエッチング除去する(図34)。こうして
、上記第2実施例とほぼ同一の位相シフトマスクが作成
される。
【0054】なお、上記のように第3実施例では、セル
フアライメントにより位相シフタ3を形成していないた
めに、第2実施例に比べて位相シフタ3と遮光パターン
2との位置決め精度は劣るものの、作成工程が簡略化さ
れるというメリットがある。
フアライメントにより位相シフタ3を形成していないた
めに、第2実施例に比べて位相シフタ3と遮光パターン
2との位置決め精度は劣るものの、作成工程が簡略化さ
れるというメリットがある。
【0055】図35ないし図44はこの発明にかかる位
相シフトマスクの作成方法の第4実施例を示す図である
。以下、これらの図を参照しつつこの位相シフトマスク
の作成工程について説明する。なお、この実施例も先に
説明した第2実施例と同様に、予め複数の遮光領域2b
,2cから成る遮光パターン2′を形成しておき、最終
的に遮光領域2bを選択的に除去して、所望の遮光パタ
ーン2を作成する。
相シフトマスクの作成方法の第4実施例を示す図である
。以下、これらの図を参照しつつこの位相シフトマスク
の作成工程について説明する。なお、この実施例も先に
説明した第2実施例と同様に、予め複数の遮光領域2b
,2cから成る遮光パターン2′を形成しておき、最終
的に遮光領域2bを選択的に除去して、所望の遮光パタ
ーン2を作成する。
【0056】まず、上記第2実施例と同様にして、基板
1上に遮光パターン2′,Crパターン4およびSiO
2 膜3aを順次形成し(図35)、さらに図36に示
すように、そのSiO2 膜3a上に紫外線ネガ型レジ
スト膜6aをスピンコート法により塗布した後、基板1
の裏面に向けて紫外線8を照射する。この際、第1実施
例と同様に、紫外線照射量を適正照射量より多くしてい
るので、露光レジスト領域6bの寸法は遮光パターン2
′のパターン部2aより若干大きくなる。これは、クリ
ティカルディメンジョンロスを考慮したものである。
1上に遮光パターン2′,Crパターン4およびSiO
2 膜3aを順次形成し(図35)、さらに図36に示
すように、そのSiO2 膜3a上に紫外線ネガ型レジ
スト膜6aをスピンコート法により塗布した後、基板1
の裏面に向けて紫外線8を照射する。この際、第1実施
例と同様に、紫外線照射量を適正照射量より多くしてい
るので、露光レジスト領域6bの寸法は遮光パターン2
′のパターン部2aより若干大きくなる。これは、クリ
ティカルディメンジョンロスを考慮したものである。
【0057】そして、このレジスト膜6aを現像するこ
とによって、図37に示すように、レジストパターン6
を形成する。それに続いて、このレジストマスク6をエ
ッチングマスクとして、エッチング処理を行う。ただし
、この実施例では、縦方向のみならず横方向にもSiO
2 をエッチング除去することが可能なエッチング処理
を選択し、最終的に位相シフタのパターン寸法が遮光パ
ターン2′およびCrパターン4で決定されるように、
諸条件を設定する必要がある。こうして、エッチング処
理が行われると、図38に示すように、遮光パターン2
′のパターン部2aに対応したパターンを有する位相シ
フト3が形成される。
とによって、図37に示すように、レジストパターン6
を形成する。それに続いて、このレジストマスク6をエ
ッチングマスクとして、エッチング処理を行う。ただし
、この実施例では、縦方向のみならず横方向にもSiO
2 をエッチング除去することが可能なエッチング処理
を選択し、最終的に位相シフタのパターン寸法が遮光パ
ターン2′およびCrパターン4で決定されるように、
諸条件を設定する必要がある。こうして、エッチング処
理が行われると、図38に示すように、遮光パターン2
′のパターン部2aに対応したパターンを有する位相シ
フト3が形成される。
【0058】また、上記実施例と同様にして、レジスト
パターン6を除去した後(図39)、Crパターン4を
除去して、第2実施例と同一構造の位相シフトマスクが
作成される(図40)。
パターン6を除去した後(図39)、Crパターン4を
除去して、第2実施例と同一構造の位相シフトマスクが
作成される(図40)。
【0059】さらに、上記第2実施例と同様にして、遮
光領域2bを選択的に除去して、所望の遮光パターン2
を作成するとともに、図53のパターンを形成する。な
お、その手順については、第2実施例と同一であるため
、ここでは図面に同一あるいは相当符号を付してその説
明を省略する。
光領域2bを選択的に除去して、所望の遮光パターン2
を作成するとともに、図53のパターンを形成する。な
お、その手順については、第2実施例と同一であるため
、ここでは図面に同一あるいは相当符号を付してその説
明を省略する。
【0060】図45ないし図49は、この発明にかかる
位相シフトマスクの作成方法の第5実施例を示す図であ
る。以下、これらの図を参照しつつこの位相シフトマス
クの作成工程について説明する。
位相シフトマスクの作成方法の第5実施例を示す図であ
る。以下、これらの図を参照しつつこの位相シフトマス
クの作成工程について説明する。
【0061】まず、上記第3実施例と同様にして、透明
基板1上に遮光パターン2を形成し、基板1および遮光
パターン2上にCrパターン4を形成した後、さらに位
相シフタ3を形成する(図45)。なお、遮光パターン
2,Crパターン4および位相シフタ3の作成手順は、
第3実施例のそれと同一であるために、ここではその説
明を省略する。
基板1上に遮光パターン2を形成し、基板1および遮光
パターン2上にCrパターン4を形成した後、さらに位
相シフタ3を形成する(図45)。なお、遮光パターン
2,Crパターン4および位相シフタ3の作成手順は、
第3実施例のそれと同一であるために、ここではその説
明を省略する。
【0062】この実施例では、位相シフタに図54のパ
ターンを形成するために図46ないし図49に示す工程
がさらに実行される。すなわち、図46に示すように、
遮光パターン2,Crパターン4および位相シフタ3上
にポジ型EBレジスト膜25aを塗布した後、位相シフ
タ3のうち除去しようとする部分3bからCrパターン
3にかけた領域に対応するレジスト領域25bを選択的
にEB7を照射する。
ターンを形成するために図46ないし図49に示す工程
がさらに実行される。すなわち、図46に示すように、
遮光パターン2,Crパターン4および位相シフタ3上
にポジ型EBレジスト膜25aを塗布した後、位相シフ
タ3のうち除去しようとする部分3bからCrパターン
3にかけた領域に対応するレジスト領域25bを選択的
にEB7を照射する。
【0063】そして、そのレジスト膜25aを現像する
ことによって、図47に示すように、レジストパターン
25を形成する。それに続いて、このレジストパターン
25をマスクとし、エッチングガスとしてCHF3 を
用いたRIEによって位相シフタ3の一部3bをエッチ
ングして、図48に示すように、その部分3bの厚みを
約半分にする。この時、基板1はCrパターン4によっ
て覆われているため、Crパターン4が基板1の保護膜
として機能し、基板1がエッチングされるのを防止して
いる。その後、レジストパターン25およびCrパター
ン4を順次除去することによって、図49に示す位相シ
フトマスクが作成される。
ことによって、図47に示すように、レジストパターン
25を形成する。それに続いて、このレジストパターン
25をマスクとし、エッチングガスとしてCHF3 を
用いたRIEによって位相シフタ3の一部3bをエッチ
ングして、図48に示すように、その部分3bの厚みを
約半分にする。この時、基板1はCrパターン4によっ
て覆われているため、Crパターン4が基板1の保護膜
として機能し、基板1がエッチングされるのを防止して
いる。その後、レジストパターン25およびCrパター
ン4を順次除去することによって、図49に示す位相シ
フトマスクが作成される。
【0064】なお、第1ないし第5実施例では、遮光パ
ターン2の材料としてモリブデンシリサイドを用い、ま
たCrパターン4をエッチストッパや基板保護膜として
用いているが、これらに限定されるものではなく、例え
ば遮光パターン2の材料としてクロムを用いる一方、C
rパターンの代わりにモリブデンシリサイドパターンを
用いてもよい。つまり、両者とも光8に対し不透明であ
り、しかも一方(例えばモリブデンシリサイド)のエッ
チング工程に際し、他方(クロム)がほとんどエッチン
グされないという特性を有する限りにおいては、両者の
組合せは任意である。
ターン2の材料としてモリブデンシリサイドを用い、ま
たCrパターン4をエッチストッパや基板保護膜として
用いているが、これらに限定されるものではなく、例え
ば遮光パターン2の材料としてクロムを用いる一方、C
rパターンの代わりにモリブデンシリサイドパターンを
用いてもよい。つまり、両者とも光8に対し不透明であ
り、しかも一方(例えばモリブデンシリサイド)のエッ
チング工程に際し、他方(クロム)がほとんどエッチン
グされないという特性を有する限りにおいては、両者の
組合せは任意である。
【0065】
【発明の効果】請求項1および2に係る位相シフトマス
クの作成方法によれば、透明基板の一方主面を導電パタ
ーンで覆った後、位相シフト部材をパターニングして位
相シフタを作成するようにしているので、前記位相シフ
ト部材のエッチングに際し、前記導電パターンがエッチ
ストッパあるいは基板保護膜として機能し、前記透明基
板のエッチングを防止するとともに、前記透明基板の帯
電を防止し、その結果、高精度に位相シフトマスクを作
成することができる。
クの作成方法によれば、透明基板の一方主面を導電パタ
ーンで覆った後、位相シフト部材をパターニングして位
相シフタを作成するようにしているので、前記位相シフ
ト部材のエッチングに際し、前記導電パターンがエッチ
ストッパあるいは基板保護膜として機能し、前記透明基
板のエッチングを防止するとともに、前記透明基板の帯
電を防止し、その結果、高精度に位相シフトマスクを作
成することができる。
【0066】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
に加え、位相シフタ部材の堆積工程に先立って、導電パ
ターンを検査し、その導電パターンに欠陥が存在すると
きには直ちに修正するようにしているため、常に良好な
導電パターンを用いて位相シフタを作成することができ
、高精度な位相シフトマスクを歩留り良く作成すること
ができる。
に加え、位相シフタ部材の堆積工程に先立って、導電パ
ターンを検査し、その導電パターンに欠陥が存在すると
きには直ちに修正するようにしているため、常に良好な
導電パターンを用いて位相シフタを作成することができ
、高精度な位相シフトマスクを歩留り良く作成すること
ができる。
【0067】請求項4の発明によれば、位相シフタをセ
ルフアライメントによって形成しているので、その位相
シフタと遮光パターンとの相対位置精度が向上されて、
高精度に位相シフトマスクを作成することができる。
ルフアライメントによって形成しているので、その位相
シフタと遮光パターンとの相対位置精度が向上されて、
高精度に位相シフトマスクを作成することができる。
【図1】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方法
の第1実施例を示す図である。
の第1実施例を示す図である。
【図2】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方法
の第1実施例を示す図である。
の第1実施例を示す図である。
【図3】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方法
の第1実施例を示す図である。
の第1実施例を示す図である。
【図4】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方法
の第1実施例を示す図である。
の第1実施例を示す図である。
【図5】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方法
の第1実施例を示す図である。
の第1実施例を示す図である。
【図6】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方法
の第1実施例を示す図である。
の第1実施例を示す図である。
【図7】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方法
の第1実施例を示す図である。
の第1実施例を示す図である。
【図8】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方法
の第1実施例を示す図である。
の第1実施例を示す図である。
【図9】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方法
の第1実施例を示す図である。
の第1実施例を示す図である。
【図10】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第1実施例を示す図である。
法の第1実施例を示す図である。
【図11】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第1実施例を示す図である。
法の第1実施例を示す図である。
【図12】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第1実施例を示す図である。
法の第1実施例を示す図である。
【図13】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第2実施例を示す図である。
法の第2実施例を示す図である。
【図14】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第2実施例を示す図である。
法の第2実施例を示す図である。
【図15】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第2実施例を示す図である。
法の第2実施例を示す図である。
【図16】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第2実施例を示す図である。
法の第2実施例を示す図である。
【図17】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第2実施例を示す図である。
法の第2実施例を示す図である。
【図18】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第2実施例を示す図である。
法の第2実施例を示す図である。
【図19】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第2実施例を示す図である。
法の第2実施例を示す図である。
【図20】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第2実施例を示す図である。
法の第2実施例を示す図である。
【図21】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第2実施例を示す図である。
法の第2実施例を示す図である。
【図22】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第2実施例を示す図である。
法の第2実施例を示す図である。
【図23】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第3実施例を示す図である。
法の第3実施例を示す図である。
【図24】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第3実施例を示す図である。
法の第3実施例を示す図である。
【図25】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第3実施例を示す図である。
法の第3実施例を示す図である。
【図26】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第3実施例を示す図である。
法の第3実施例を示す図である。
【図27】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第3実施例を示す図である。
法の第3実施例を示す図である。
【図28】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第3実施例を示す図である。
法の第3実施例を示す図である。
【図29】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第3実施例を示す図である。
法の第3実施例を示す図である。
【図30】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第3実施例を示す図である。
法の第3実施例を示す図である。
【図31】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第3実施例を示す図である。
法の第3実施例を示す図である。
【図32】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第3実施例を示す図である。
法の第3実施例を示す図である。
【図33】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第3実施例を示す図である。
法の第3実施例を示す図である。
【図34】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第3実施例を示す図である。
法の第3実施例を示す図である。
【図35】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第4実施例を示す図である。
法の第4実施例を示す図である。
【図36】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第4実施例を示す図である。
法の第4実施例を示す図である。
【図37】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第4実施例を示す図である。
法の第4実施例を示す図である。
【図38】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第4実施例を示す図である。
法の第4実施例を示す図である。
【図39】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第4実施例を示す図である。
法の第4実施例を示す図である。
【図40】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第4実施例を示す図である。
法の第4実施例を示す図である。
【図41】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第4実施例を示す図である。
法の第4実施例を示す図である。
【図42】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第4実施例を示す図である。
法の第4実施例を示す図である。
【図43】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第4実施例を示す図である。
法の第4実施例を示す図である。
【図44】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第4実施例を示す図である。
法の第4実施例を示す図である。
【図45】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第5実施例を示す図である。
法の第5実施例を示す図である。
【図46】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第5実施例を示す図である。
法の第5実施例を示す図である。
【図47】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第5実施例を示す図である。
法の第5実施例を示す図である。
【図48】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第5実施例を示す図である。
法の第5実施例を示す図である。
【図49】この発明にかかる位相シフトマスクの作成方
法の第5実施例を示す図である。
法の第5実施例を示す図である。
【図50】通常のフォトマスクを用いた露光法を示す原
理図である。
理図である。
【図51】従来の位相シフトマスクの原理を示す図であ
る。
る。
【図52】従来のエッジ強調位相シフトマスクの原理を
示す図である。
示す図である。
【図53】位相シフタのエッジ効果を利用した位相シフ
トマスクの原理を示す図である。
トマスクの原理を示す図である。
【図54】部分的に位相シフタエッジ効果を消去した位
相シフトマスクの原理を示す図である。
相シフトマスクの原理を示す図である。
1 硝子基板
2,2′ 遮光パターン
2a パターン部
2b,2c 遮光領域
3 位相シフタ
3a SiO2 膜
4 Crパターン
4a Cr膜
6 レジストパターン
6a レジスト膜
7 EB
8 紫外線
Claims (4)
- 【請求項1】 透明基板の一方主面上に位相シフタを
備えた位相シフトマスクの作成方法であって、前記透明
基板の前記一方主面上に金属あるいは金属シリサイドか
ら成る導電膜を形成する工程と、前記導電膜のうち前記
位相シフタを形成するシフタ形成位置に位置する導電領
域を選択的に除去して、導電パターンを形成する工程と
、前記透明基板および前記導電パターン上に位相シフタ
部材を堆積させる工程と、前記位相シフタ部材のうち、
少なくとも前記シフタ形成位置上に位置する領域を残す
一方、その他の領域をエッチング除去して、位相シフタ
を形成する工程とを備えたことを特徴とする位相シフト
マスクの作成方法。 - 【請求項2】 前記位相シフタおよび前記導電パター
ン上にレジスト膜を堆積する工程と、前記レジスト膜の
うち前記位相シフタの一方端部から前記導電パターンの
一定範囲にわたるレジスト領域を選択的にエッチング除
去して、レジストパターンを形成する工程と、前記レジ
ストパターンをマスクとして、前記位相シフタの前記一
方端部を一定深さだけエッチング除去し、その一方端部
を薄く仕上げる工程とをさらに含む請求項1の位相シフ
トマスクの作成方法。 - 【請求項3】 前記位相シフタ部材の堆積工程に先立
って、前記導電パターンに欠陥が存在するか否かを検査
し、欠陥が存在する場合にその欠陥箇所を修正する工程
をさらに備える請求項1の位相シフトマスクの作成方法
。 - 【請求項4】 一方主面と他方主面とを有する透明基
板と、前記透明基板の前記一方主面上に設けられた第1
の遮光パターンと、前記第1の遮光パターンに隣接して
前記透明基板の前記一方主面上に設けられた位相シフタ
とを備えた位相シフトマスクの作成方法であって、前記
透明基板を準備する工程と、複数の遮光領域を備え、そ
れらの遮光領域によって前記位相シフタとほぼ同一寸法
のパターン部を形成する第2の遮光パターンを前記透明
基板の前記一方主面上に設ける工程と、前記透明基板お
よび前記第2の遮光パターン上に位相シフタ部材を堆積
させる工程と、前記位相シフタ部材上にレジスト膜を塗
布する工程と、前記透明基板の前記他方主面側に向けて
光を照射し、前記レジスト膜のうち前記パターン部に対
応したレジスト領域を感光する工程と、前記レジスト膜
を現像して、前記パターン部に対応するレジストパター
ンを形成する工程と、前記レジストパターンをマスクと
し前記位相シフタ部材を選択的にエッチングして、前記
位相シフタを形成する工程と、前記第2の遮光パターン
の前記遮光領域の一部を選択的に除去して、前記第1の
遮光パターンを形成する工程とを備えたことを特徴とす
る位相シフトマスクの作成方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3145152A JPH04368947A (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 位相シフトマスクの作成方法 |
US07/877,946 US5275895A (en) | 1991-06-18 | 1992-04-28 | Method of manufacturing phase-shifting mask |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3145152A JPH04368947A (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 位相シフトマスクの作成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04368947A true JPH04368947A (ja) | 1992-12-21 |
Family
ID=15378627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3145152A Pending JPH04368947A (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 位相シフトマスクの作成方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5275895A (ja) |
JP (1) | JPH04368947A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5472814A (en) * | 1994-11-17 | 1995-12-05 | International Business Machines Corporation | Orthogonally separated phase shifted and unphase shifted mask patterns for image improvement |
US6165649A (en) * | 1997-01-21 | 2000-12-26 | International Business Machines Corporation | Methods for repair of photomasks |
US7437774B2 (en) | 2004-03-19 | 2008-10-21 | Nike, Inc. | Article of apparel incorporating a zoned modifiable textile structure |
KR100811279B1 (ko) * | 2007-01-31 | 2008-03-07 | 주식회사 하이닉스반도체 | 전자빔 리소그래피를 이용한 위상반전 마스크의 제조방법 |
US20160338435A1 (en) | 2015-05-22 | 2016-11-24 | Nike, Inc. | Lower body article of apparel having dynamic vent-slit structure |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5817344A (ja) * | 1981-07-22 | 1983-02-01 | Fujitsu Ltd | 炭化水素燃料油添加用エチレン−酢酸ビニル共重合体の製造方法 |
JPS61173251A (ja) * | 1985-01-28 | 1986-08-04 | Mitsubishi Electric Corp | フオトマスクの製造方法 |
JPS61273545A (ja) * | 1985-05-29 | 1986-12-03 | Mitsubishi Electric Corp | フオトマスク |
JPH0690506B2 (ja) * | 1985-09-20 | 1994-11-14 | 株式会社日立製作所 | ホトマスク |
JPH0690505B2 (ja) * | 1985-09-20 | 1994-11-14 | 株式会社日立製作所 | ホトマスク |
US4865952A (en) * | 1986-09-20 | 1989-09-12 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Method of forming a T-shaped control electrode through an X-ray mask |
JP2710967B2 (ja) * | 1988-11-22 | 1998-02-10 | 株式会社日立製作所 | 集積回路装置の製造方法 |
JP2634289B2 (ja) * | 1990-04-18 | 1997-07-23 | 三菱電機株式会社 | 位相シフトマスクの修正方法 |
US5153083A (en) * | 1990-12-05 | 1992-10-06 | At&T Bell Laboratories | Method of making phase-shifting lithographic masks |
-
1991
- 1991-06-18 JP JP3145152A patent/JPH04368947A/ja active Pending
-
1992
- 1992-04-28 US US07/877,946 patent/US5275895A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5275895A (en) | 1994-01-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3197484B2 (ja) | フォトマスク及びその製造方法 | |
US5362591A (en) | Mask having a phase shifter and method of manufacturing same | |
JP3368947B2 (ja) | レティクル及びレティクル・ブランク | |
US5633103A (en) | Self-aligned alignment marks for phase-shifting masks | |
US5945237A (en) | Halftone phase-shift mask and halftone phase-shift mask defect correction method | |
US5888677A (en) | Exposure mask, method of fabricating same, and method of manufacturing semiconductor device | |
US5589303A (en) | Self-aligned opaque regions for attenuating phase-shifting masks | |
US5853921A (en) | Methods of fabricating phase shift masks by controlling exposure doses | |
JP3312703B2 (ja) | 位相シフトフォトマスクの修正方法 | |
JP2641362B2 (ja) | リソグラフィー方法および位相シフトマスクの作製方法 | |
US5533634A (en) | Quantum chromeless lithography | |
JPH11143047A (ja) | フォトマスク及びその製造方法 | |
KR20040010870A (ko) | 미세한 콘택홀 어레이를 위한 포토마스크, 그 제조방법 및사용방법 | |
JPH04368947A (ja) | 位相シフトマスクの作成方法 | |
JP3630929B2 (ja) | ハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法 | |
JPH0720624A (ja) | ハーフトーン方式位相シフトマスク及びその作製方法並びに半導体装置の製造方法 | |
JPH0720625A (ja) | 位相シフトマスクの作製方法 | |
US5538819A (en) | Self-aligned alignment marks for phase-shifting masks | |
JPH05273739A (ja) | パターン転写方法 | |
JP3263872B2 (ja) | ハーフトーン方式位相シフトマスク及びその修正方法並びに半導体装置の製造方法 | |
JP3110801B2 (ja) | フォトマスクの製造方法及びフォトマスク | |
JPH09160221A (ja) | 位相シフトマスクのシフター欠陥修正方法 | |
JP4099836B2 (ja) | ハーフトーン型位相シフトマスク用ブランク及びその製造方法及びハーフトーン型位相シフトマスク | |
JP3225673B2 (ja) | 位相シフト・マスクの製造方法 | |
JP2892753B2 (ja) | ホトマスクおよびホトマスクの製造方法 |