JPH04367384A - 金属板のレーザーによる切断・溶接方法 - Google Patents
金属板のレーザーによる切断・溶接方法Info
- Publication number
- JPH04367384A JPH04367384A JP3143593A JP14359391A JPH04367384A JP H04367384 A JPH04367384 A JP H04367384A JP 3143593 A JP3143593 A JP 3143593A JP 14359391 A JP14359391 A JP 14359391A JP H04367384 A JPH04367384 A JP H04367384A
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- JP
- Japan
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- cutting
- metal plates
- laser
- welding
- metal plate
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- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間圧延鋼板,酸洗鋼
板等の金属板を連続通板するために端部を切断し溶接す
る方法に関する。
板等の金属板を連続通板するために端部を切断し溶接す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる金属板通板の連続化は、「鉄と鋼
71 No.14(1985)P1677−P1
684」に記載されているように、接合すべき両金属板
の端部を突合せて、必要があればフィラーワイヤーを供
給しながらレーザー溶接トーチをその突合せ線に沿って
動かし溶接を行う。この溶接のための端部の切断はダブ
ルカットシャー等の機械的な切断によって行われ突合せ
線を形成していた。
71 No.14(1985)P1677−P1
684」に記載されているように、接合すべき両金属板
の端部を突合せて、必要があればフィラーワイヤーを供
給しながらレーザー溶接トーチをその突合せ線に沿って
動かし溶接を行う。この溶接のための端部の切断はダブ
ルカットシャー等の機械的な切断によって行われ突合せ
線を形成していた。
【0003】ところが、このような機械的切断に使用す
るシャーの刃のクリアランスやラップ代は、一定のクリ
アランスやラップ代に一旦セットすると簡単には変更で
きず、そのため、高い精度の切断状態を得るには、切断
対象金属の種類と板厚の範囲は極めて限られたものとな
る。そのため、多種類の鋼種や厚みが異なる通板の切断
を行う場合には充分な切断精度が得られないという問題
点があった。
るシャーの刃のクリアランスやラップ代は、一定のクリ
アランスやラップ代に一旦セットすると簡単には変更で
きず、そのため、高い精度の切断状態を得るには、切断
対象金属の種類と板厚の範囲は極めて限られたものとな
る。そのため、多種類の鋼種や厚みが異なる通板の切断
を行う場合には充分な切断精度が得られないという問題
点があった。
【0004】このような、機械的切断による問題点を解
消するために、たとえば特公平3−20312号公報、
「鉄と鋼 71 No.14(1985)P159
9」に記載されているレーザーを使用した切断が知られ
ている。
消するために、たとえば特公平3−20312号公報、
「鉄と鋼 71 No.14(1985)P159
9」に記載されているレーザーを使用した切断が知られ
ている。
【0005】このレーザーによる切断は上記従来の機械
的切断の場合の問題点が解消できるばかりではなく、格
別の大規模な付属設備を必要としないという利点がある
。
的切断の場合の問題点が解消できるばかりではなく、格
別の大規模な付属設備を必要としないという利点がある
。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、熱延
鋼板等の金属板の突合せ溶接にレーザーによる切断を採
用するに当たって、単純な機構で効率よく行うための方
法を提供することにある。
鋼板等の金属板の突合せ溶接にレーザーによる切断を採
用するに当たって、単純な機構で効率よく行うための方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の金属板のレーザ
ーによる切断・溶接方法は、接合すべき両金属板をそれ
ぞれクランプで把持し、同両クランプ間に配置した2個
のレーザー切断トーチを、その関係位置を維持した状態
で前記金属板の幅方向に移動させ、前記両金属板の端部
を切断した後、前記金属板の端部を突合せ、この突合せ
線に沿ってレーザー溶接トーチを移動させて溶接線を形
成することを特徴とする。
ーによる切断・溶接方法は、接合すべき両金属板をそれ
ぞれクランプで把持し、同両クランプ間に配置した2個
のレーザー切断トーチを、その関係位置を維持した状態
で前記金属板の幅方向に移動させ、前記両金属板の端部
を切断した後、前記金属板の端部を突合せ、この突合せ
線に沿ってレーザー溶接トーチを移動させて溶接線を形
成することを特徴とする。
【0008】そして、レーザー溶接トーチとして、切断
用として使用した2個のレーザー切断トーチの中の一方
を溶接トーチとして使用することによって、さらに効率
化が達成される。
用として使用した2個のレーザー切断トーチの中の一方
を溶接トーチとして使用することによって、さらに効率
化が達成される。
【0009】
【作用】クランプで把持された両接合金属板の端部をレ
ーザー光で切断することにより、金属板の種類や板厚が
変わってもレーザー光の出力、酸素等のアシストガスの
流量等を変えることにより、常に精度のよい切断面を得
て、そのまま同じレーザー発生設備を使用して突き合わ
せ溶接が可能となる。
ーザー光で切断することにより、金属板の種類や板厚が
変わってもレーザー光の出力、酸素等のアシストガスの
流量等を変えることにより、常に精度のよい切断面を得
て、そのまま同じレーザー発生設備を使用して突き合わ
せ溶接が可能となる。
【0010】しかも、かかるレーザーによる切断によっ
て、切断面付近の金属中への酸素等の溶解によるブロー
ホールの発生を防止でき、切断あるいは溶接共に、レー
ザーによって行われるために、必要によりフィラーワイ
ヤーの添加が可能となり、清浄な溶接部を形成すること
ができる。
て、切断面付近の金属中への酸素等の溶解によるブロー
ホールの発生を防止でき、切断あるいは溶接共に、レー
ザーによって行われるために、必要によりフィラーワイ
ヤーの添加が可能となり、清浄な溶接部を形成すること
ができる。
【0011】
実施例1
図1は本発明に係る切断・溶接の第1の実施例における
手順を示す。
手順を示す。
【0012】同図の(a)は、接合すべき先行金属板M
1 と次金属板M2 に対する切断用レーザトーチTc
1 とTc2 の位置関係を示す図であり、それぞれの
トーチTc1 とTc2 は、クランプC1 とC2
によって把持されている金属板M1 の尾端と金属板M
2 の先端に指向して一定間隔を置いて配置される。
1 と次金属板M2 に対する切断用レーザトーチTc
1 とTc2 の位置関係を示す図であり、それぞれの
トーチTc1 とTc2 は、クランプC1 とC2
によって把持されている金属板M1 の尾端と金属板M
2 の先端に指向して一定間隔を置いて配置される。
【0013】次に同(b)において、レーザー切断トー
チTc1 とTc2 を両金属板M1 とM2 の幅方
向に移動させて両金属板の端部を切断する。このとき、
両トーチのレーザー光の出力は金属板が厚み3mmの軟
鋼板である場合約1kwで、アシストガスとしては酸素
ガスを供給する。
チTc1 とTc2 を両金属板M1 とM2 の幅方
向に移動させて両金属板の端部を切断する。このとき、
両トーチのレーザー光の出力は金属板が厚み3mmの軟
鋼板である場合約1kwで、アシストガスとしては酸素
ガスを供給する。
【0014】そして同(c)に示すように、クランプC
2 をクランプC1 方向へ移動させて突き合わせ溶接
線Lを形成すると同時に、バックバーBを両金属板の下
面にあてがって溶接準備を完了する。
2 をクランプC1 方向へ移動させて突き合わせ溶接
線Lを形成すると同時に、バックバーBを両金属板の下
面にあてがって溶接準備を完了する。
【0015】その後、同(d)に示すように、フィラー
ワイヤーFを供給しながら、レーザー溶接トーチTwを
溶接線Lに沿って移動させ溶接を行う。このとき、トー
チのレーザー光出力は金属板が厚み3mmの軟鋼板であ
る場合、約5kwで、アシストガスとしてはヘリウムガ
スを供給する。
ワイヤーFを供給しながら、レーザー溶接トーチTwを
溶接線Lに沿って移動させ溶接を行う。このとき、トー
チのレーザー光出力は金属板が厚み3mmの軟鋼板であ
る場合、約5kwで、アシストガスとしてはヘリウムガ
スを供給する。
【0016】実施例2
図2は本発明の第2の実施例として、切断用レーザトー
チを溶接トーチとして使用する態様を示す。
チを溶接トーチとして使用する態様を示す。
【0017】同(a)において、図1(a)の場合と同
様に、先行金属板M1 の尾端と次金属板M2 の先端
をそれぞれクランプC1 とC2 によって把持し、レ
ーザー切断・溶接兼用トーチTcwとレーザー切断トー
チTcを一定間隔を置いて配置する。
様に、先行金属板M1 の尾端と次金属板M2 の先端
をそれぞれクランプC1 とC2 によって把持し、レ
ーザー切断・溶接兼用トーチTcwとレーザー切断トー
チTcを一定間隔を置いて配置する。
【0018】次に同(b)において、両金属板の端部は
、両トーチTcwとTcを両金属板の幅方向に移動して
切断する。
、両トーチTcwとTcを両金属板の幅方向に移動して
切断する。
【0019】そして、同(c)に示すように、クランプ
C2 をクランプC1 方向へ移動させて突き合わせ溶
接線Lを形成すると同時に、バックバーBを両金属板の
反溶接トーチ側へあてがい、溶接準備を完了する。
C2 をクランプC1 方向へ移動させて突き合わせ溶
接線Lを形成すると同時に、バックバーBを両金属板の
反溶接トーチ側へあてがい、溶接準備を完了する。
【0020】その後、同(d)に示すように、まず切断
・溶接兼用トーチTcwの位置を突合せ線中央にくるよ
う、金属板長手方向に微調整を行い、フィラーワイヤー
Fを供給しながら溶接線Lに沿って移動させ、溶接を行
う。
・溶接兼用トーチTcwの位置を突合せ線中央にくるよ
う、金属板長手方向に微調整を行い、フィラーワイヤー
Fを供給しながら溶接線Lに沿って移動させ、溶接を行
う。
【0021】
【発明の効果】本発明によって、以下の効果を得ること
ができる。
ができる。
【0022】(1)切断条件をレーザー光の出力やアシ
ストガスの流量等、制御の容易な項目で設定できるため
、切断・溶接の対象となる金属板の種類や寸法が変わっ
ても、精度のよい切断面が自動で簡単に得られる。
ストガスの流量等、制御の容易な項目で設定できるため
、切断・溶接の対象となる金属板の種類や寸法が変わっ
ても、精度のよい切断面が自動で簡単に得られる。
【0023】(2)切断・溶接ともレーザートーチで行
うため、機械式シャーのような高い剛性を必要とする設
備が不要で、設備の小型軽量化が可能である。
うため、機械式シャーのような高い剛性を必要とする設
備が不要で、設備の小型軽量化が可能である。
【図1】 本発明の第1の実施例を各工程毎に示す。
【図2】 本発明の第2の実施例を各工程毎に示す。
B バックバー
C1 第1の金属板用のクランプ
C2 第2の金属板用のクランプ
L 溶接線
M1 第1の金属板
M2 第2の金属板
Tc1 第1の金属板用のレーザー切断トーチTc
2 第2の金属板用のレーザー切断トーチTw
レーザー溶接トーチ Tc レーザー切断トーチ
2 第2の金属板用のレーザー切断トーチTw
レーザー溶接トーチ Tc レーザー切断トーチ
Claims (2)
- 【請求項1】 接合すべき両金属板をそれぞれクラン
プで把持し、同両クランプ間に配置した2個のレーザー
切断トーチを、その関係位置を維持した状態で前記金属
板の幅方向に移動させ、前記両金属板の端部を切断した
後、前記金属板の端部を突合せ、この突合せ線に沿って
レーザー溶接トーチを移動させ、溶接線を形成すること
を特徴とする金属板のレーザーによる切断・溶接方法。 - 【請求項2】 接合すべき両金属板をそれぞれクラン
プで把持し、同両クランプ間に配置した2個のレーザー
切断トーチをその関係位置を維持した状態で前記金属板
の幅方向に移動させ、前記両金属板の端部を切断した後
、前記金属板の端部を突合せ、この突合せ線に沿って前
記レーザー切断トーチの一方を溶接トーチとして兼用し
て、これを幅方向に移動させ溶接線を形成することを特
徴とする金属板のレーザーによる切断・溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3143593A JPH04367384A (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 金属板のレーザーによる切断・溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3143593A JPH04367384A (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 金属板のレーザーによる切断・溶接方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04367384A true JPH04367384A (ja) | 1992-12-18 |
Family
ID=15342334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3143593A Withdrawn JPH04367384A (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 金属板のレーザーによる切断・溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04367384A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007313511A (ja) * | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Nippon Steel Corp | 金属板材の接合方法及び接合装置 |
US7589297B2 (en) * | 2005-12-08 | 2009-09-15 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Apparatus and method for cutting flat stent precursors |
CN102649193A (zh) * | 2011-02-24 | 2012-08-29 | 宝山钢铁股份有限公司 | 带钢在线激光切割焊接装置及方法 |
CN105643111A (zh) * | 2015-12-16 | 2016-06-08 | 广东新会中集特种运输设备有限公司 | 大幅钢板拼接方法及装置 |
-
1991
- 1991-06-14 JP JP3143593A patent/JPH04367384A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7589297B2 (en) * | 2005-12-08 | 2009-09-15 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Apparatus and method for cutting flat stent precursors |
JP2007313511A (ja) * | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Nippon Steel Corp | 金属板材の接合方法及び接合装置 |
CN102649193A (zh) * | 2011-02-24 | 2012-08-29 | 宝山钢铁股份有限公司 | 带钢在线激光切割焊接装置及方法 |
CN102649193B (zh) * | 2011-02-24 | 2015-04-01 | 宝山钢铁股份有限公司 | 带钢在线激光切割焊接装置及方法 |
CN105643111A (zh) * | 2015-12-16 | 2016-06-08 | 广东新会中集特种运输设备有限公司 | 大幅钢板拼接方法及装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980903 |