JPH04367317A - スリット装置 - Google Patents
スリット装置Info
- Publication number
- JPH04367317A JPH04367317A JP15987591A JP15987591A JPH04367317A JP H04367317 A JPH04367317 A JP H04367317A JP 15987591 A JP15987591 A JP 15987591A JP 15987591 A JP15987591 A JP 15987591A JP H04367317 A JPH04367317 A JP H04367317A
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- JP
- Japan
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- steel strip
- tapered
- strips
- tension
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2301/00—Handling processes for sheets or webs
- B65H2301/50—Auxiliary process performed during handling process
- B65H2301/51—Modifying a characteristic of handled material
- B65H2301/513—Modifying electric properties
- B65H2301/5133—Removing electrostatic charge
Landscapes
- Winding Of Webs (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鋼ストリップを連続
的に長さ方向に2条に分割するためのスリット装置に関
するものであり、詳しくは、スリッターによって分割さ
れた鋼ストリップ相互の干渉および重なりを防止するた
めに、分割された鋼ストリップ間のスリット間隔を任意
且つ容易に作り出すことができ、さらに、分割された鋼
ストリップ間の張力のバランスを制御することができる
鋼ストリップ分離装置を備えるスリット装置に関するも
のである。
的に長さ方向に2条に分割するためのスリット装置に関
するものであり、詳しくは、スリッターによって分割さ
れた鋼ストリップ相互の干渉および重なりを防止するた
めに、分割された鋼ストリップ間のスリット間隔を任意
且つ容易に作り出すことができ、さらに、分割された鋼
ストリップ間の張力のバランスを制御することができる
鋼ストリップ分離装置を備えるスリット装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】移動する鋼ストリップを連続的に剪断(
スリット)して長さ方向に分割するためにスリット装置
が使用されている。図5は従来のスリット装置の1例を
示す平面図、図6は側面図である。従来のスリット装置
においては、スリットされた鋼ストリップ相互の干渉お
よび重なりを防止するために、図5および図6に示すよ
うに、セパレータリング4およびセパレータリング6を
、スリッター3の下流側およびピンチロール5の下流側
に、各々鋼ストリップの上面または下面と接触するよう
に設置している。同図において、8は巻き戻し装置、9
は巻取り装置、1は入側コイル、7は出側コイル、10
は分割前の鋼ストリップ、11a および11b は分
割後の鋼ストリップであり、鋼ストリップは矢印に示す
方向に移動する(以下、「従来技術1」という)。
スリット)して長さ方向に分割するためにスリット装置
が使用されている。図5は従来のスリット装置の1例を
示す平面図、図6は側面図である。従来のスリット装置
においては、スリットされた鋼ストリップ相互の干渉お
よび重なりを防止するために、図5および図6に示すよ
うに、セパレータリング4およびセパレータリング6を
、スリッター3の下流側およびピンチロール5の下流側
に、各々鋼ストリップの上面または下面と接触するよう
に設置している。同図において、8は巻き戻し装置、9
は巻取り装置、1は入側コイル、7は出側コイル、10
は分割前の鋼ストリップ、11a および11b は分
割後の鋼ストリップであり、鋼ストリップは矢印に示す
方向に移動する(以下、「従来技術1」という)。
【0003】また、特公昭63−278601 号公報
においては、スリット後の鋼ストリップのスリット間隔
を作り出す方法として、2本の傾転式ロールを組み合わ
せた鋼ストリップ分離装置または1本の中高テーパーロ
ールを使った鋼ストリップ分離装置を備えたスリット装
置を使用する技術が開示されている(以下、「従来技術
2」という)。
においては、スリット後の鋼ストリップのスリット間隔
を作り出す方法として、2本の傾転式ロールを組み合わ
せた鋼ストリップ分離装置または1本の中高テーパーロ
ールを使った鋼ストリップ分離装置を備えたスリット装
置を使用する技術が開示されている(以下、「従来技術
2」という)。
【0004】さらに、2条に分割された鋼ストリップの
各々を異なる巻取り装置によって巻き取り、これにより
、鋼ストリップ間に生じる張力差を解消する技術も既に
知られている(以下、「従来技術3」という)。
各々を異なる巻取り装置によって巻き取り、これにより
、鋼ストリップ間に生じる張力差を解消する技術も既に
知られている(以下、「従来技術3」という)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術1においては、鋼ストリップに働く張力の影響によっ
て、セパレータリング4および6の側面に鋼ストリップ
からの側方力が働き、両者の間の摩擦力によって、鋼ス
トリップエッジが損傷し、さらに、これによる巻取りコ
イルの形状の崩れが発生するなどの問題があった。
術1においては、鋼ストリップに働く張力の影響によっ
て、セパレータリング4および6の側面に鋼ストリップ
からの側方力が働き、両者の間の摩擦力によって、鋼ス
トリップエッジが損傷し、さらに、これによる巻取りコ
イルの形状の崩れが発生するなどの問題があった。
【0006】従来技術2においては、鋼ストリップの幅
方向の張力分布が不均一となり、鋼ストリップエッジに
耳波が発生し、および、巻取りコイルの形状が悪化する
問題があった。さらに、板幅方向の不均一張力分布に起
因する鋼ストリップの蛇行が発生するなどの問題があっ
た。従来技術3においては、分割された鋼ストリップ間
に、板厚差、機械的性質の差などに起因する張力差が生
じ、このため、鋼ストリップが蛇行したり、巻き取られ
たコイルがタケノコ状になったりする問題が発生する。
方向の張力分布が不均一となり、鋼ストリップエッジに
耳波が発生し、および、巻取りコイルの形状が悪化する
問題があった。さらに、板幅方向の不均一張力分布に起
因する鋼ストリップの蛇行が発生するなどの問題があっ
た。従来技術3においては、分割された鋼ストリップ間
に、板厚差、機械的性質の差などに起因する張力差が生
じ、このため、鋼ストリップが蛇行したり、巻き取られ
たコイルがタケノコ状になったりする問題が発生する。
【0007】従来技術が有する問題点は、分割された鋼
ストリップを各々異なる巻取り装置によって巻き取れば
解決できるが、既設の単一の巻取り装置からなるスリッ
ト装置の場合にはこれが困難である。そして、上記解決
を行うためには、巻取り装置を1台増設する改造を行う
わなけらばならない問題があり、容易に実施できない。
ストリップを各々異なる巻取り装置によって巻き取れば
解決できるが、既設の単一の巻取り装置からなるスリッ
ト装置の場合にはこれが困難である。そして、上記解決
を行うためには、巻取り装置を1台増設する改造を行う
わなけらばならない問題があり、容易に実施できない。
【0008】従って、この発明の目的は、上述した従来
技術の問題を解消し、スリッターによって分割された鋼
ストリップ間のスリット間隔を、任意且つ容易に作り出
すことができるとともに、分割された鋼ストリップ間の
張力のバランスを制御することができる鋼ストリップ分
離装置を備えるスリット装置を提供することにある。
技術の問題を解消し、スリッターによって分割された鋼
ストリップ間のスリット間隔を、任意且つ容易に作り出
すことができるとともに、分割された鋼ストリップ間の
張力のバランスを制御することができる鋼ストリップ分
離装置を備えるスリット装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明においては、上流側から下流側へ移動する
鋼ストリップを連続的に剪断して前記鋼ストリップを長
さ方向に2条に分割するためのスリッターを備え、さら
に、前記スリッターによって分割された鋼ストリップ相
互間に所定のスリット間隔をあけるための鋼ストリップ
分離装置を備えるスリット装置において、前記鋼ストリ
ップ分離装置は、前記スリッターの下流に、分割された
一方側の鋼ストリップの一方の表面と接触するように配
置された、前記一方側の鋼ストリップの外側の端縁から
内側の端縁に向けた第1テーパーロールと、前記第1テ
ーパーロールの下流に、前記一方側の鋼ストリップの他
方の表面と接触するように配置された、前記一方側の鋼
ストリップの外側の端縁から内側の端縁に向けた第2テ
ーパーロールと、前記スリッターの下流に、分割された
他方側の鋼ストリップの一方の表面と接触するように配
置された第1デフレクターロールと、前記第1デフレク
ターロールの下流に、前記他方側の鋼ストリップの他方
の表面と接触するように配置された張力バランスロール
と、前記第2テーパーロールおよび前記張力バランスロ
ールの下流に、分割された両方側の鋼ストリップの一方
の表面と接触するように配置された第2デフレクターロ
ールとからなり、前記第1テーパーロールは、前記一方
側の鋼ストリップの外側の端縁から内側の端縁に向けて
次第にその径が減少するように形成され、前記第2テー
パーロールは、前記一方側の鋼ストリップの外側の端縁
から内側の端縁に向けて次第にその径が増加するように
形成され、そして、前記張力バランスロールは、分割さ
れた両方の鋼ストリップ間の張力のバランスを制御する
ための昇降機構を備えることに特徴を有するものである
。
に、この発明においては、上流側から下流側へ移動する
鋼ストリップを連続的に剪断して前記鋼ストリップを長
さ方向に2条に分割するためのスリッターを備え、さら
に、前記スリッターによって分割された鋼ストリップ相
互間に所定のスリット間隔をあけるための鋼ストリップ
分離装置を備えるスリット装置において、前記鋼ストリ
ップ分離装置は、前記スリッターの下流に、分割された
一方側の鋼ストリップの一方の表面と接触するように配
置された、前記一方側の鋼ストリップの外側の端縁から
内側の端縁に向けた第1テーパーロールと、前記第1テ
ーパーロールの下流に、前記一方側の鋼ストリップの他
方の表面と接触するように配置された、前記一方側の鋼
ストリップの外側の端縁から内側の端縁に向けた第2テ
ーパーロールと、前記スリッターの下流に、分割された
他方側の鋼ストリップの一方の表面と接触するように配
置された第1デフレクターロールと、前記第1デフレク
ターロールの下流に、前記他方側の鋼ストリップの他方
の表面と接触するように配置された張力バランスロール
と、前記第2テーパーロールおよび前記張力バランスロ
ールの下流に、分割された両方側の鋼ストリップの一方
の表面と接触するように配置された第2デフレクターロ
ールとからなり、前記第1テーパーロールは、前記一方
側の鋼ストリップの外側の端縁から内側の端縁に向けて
次第にその径が減少するように形成され、前記第2テー
パーロールは、前記一方側の鋼ストリップの外側の端縁
から内側の端縁に向けて次第にその径が増加するように
形成され、そして、前記張力バランスロールは、分割さ
れた両方の鋼ストリップ間の張力のバランスを制御する
ための昇降機構を備えることに特徴を有するものである
。
【0010】次に、この発明を図面を参照しながら説明
する。図1〜図4はこの発明の1実施態様を示す図であ
る。図1はこの発明のスリット装置を示す平面図、図2
は側面図である。スリッター3の下流に設けられた鋼ス
トリップ分離装置12は、第1テーパーロール13、第
2テーパーロール14、第1デフレクターロール18、
第3デフレクターロール15、第2デフレクターロール
16、および、張力バランスロール17によって構成さ
れている。
する。図1〜図4はこの発明の1実施態様を示す図であ
る。図1はこの発明のスリット装置を示す平面図、図2
は側面図である。スリッター3の下流に設けられた鋼ス
トリップ分離装置12は、第1テーパーロール13、第
2テーパーロール14、第1デフレクターロール18、
第3デフレクターロール15、第2デフレクターロール
16、および、張力バランスロール17によって構成さ
れている。
【0011】第1テーパーロール13は、2条に分割さ
れたうちの一方側の鋼ストリップ11bの下面と接触す
るように、鋼ストリップ11b の外側の端縁から内側
の端縁、すなわち、剪断部に向けて配置されている。そ
して、第1テーパーロール13は、鋼ストリップ11b
の外側の端縁から内側の端縁に向けて次第にその径が
減少するように形成されている。第1テーパーロール1
3の下流の第2テーパーロール14は、鋼ストリップ1
1b の上面と接触するように、鋼ストリップ11b
の外側の端縁から内側の端縁に向けて配置されている。 そして、第2テーパーロール14は、鋼ストリップ11
b の外側の端縁から内側の端縁に向けて次第にその径
が増加するように形成されている。 第2テーパーロール14の下流の第3デフレクターロー
ル15は、鋼ストリップ11b の上面と接触するよう
に配置されている。
れたうちの一方側の鋼ストリップ11bの下面と接触す
るように、鋼ストリップ11b の外側の端縁から内側
の端縁、すなわち、剪断部に向けて配置されている。そ
して、第1テーパーロール13は、鋼ストリップ11b
の外側の端縁から内側の端縁に向けて次第にその径が
減少するように形成されている。第1テーパーロール1
3の下流の第2テーパーロール14は、鋼ストリップ1
1b の上面と接触するように、鋼ストリップ11b
の外側の端縁から内側の端縁に向けて配置されている。 そして、第2テーパーロール14は、鋼ストリップ11
b の外側の端縁から内側の端縁に向けて次第にその径
が増加するように形成されている。 第2テーパーロール14の下流の第3デフレクターロー
ル15は、鋼ストリップ11b の上面と接触するよう
に配置されている。
【0012】第1デフレクターロール18は、第1テー
パーロール13と直列に、分割されたうちの他方の鋼ス
トリップ11a の下面と接触するように配置されてい
る。第1デフレクターロール18の下流の張力バランス
ロール17は、鋼ストリップ11a の上面と接触する
ように配置されている。さらに、張力バランスロール1
7は昇降機構を有しており、図2に示す(イ)の方向に
昇降可能である。 第3デフレクターロール15および張力バランスロール
17の下流の第2デフレクターロール16は、鋼ストリ
ップ11a および11b の下面と接触するように配
置されている。
パーロール13と直列に、分割されたうちの他方の鋼ス
トリップ11a の下面と接触するように配置されてい
る。第1デフレクターロール18の下流の張力バランス
ロール17は、鋼ストリップ11a の上面と接触する
ように配置されている。さらに、張力バランスロール1
7は昇降機構を有しており、図2に示す(イ)の方向に
昇降可能である。 第3デフレクターロール15および張力バランスロール
17の下流の第2デフレクターロール16は、鋼ストリ
ップ11a および11b の下面と接触するように配
置されている。
【0013】入り側に配置されたコイル巻き戻し装置8
によって、巻き戻された鋼ストリップ10は、ブレーカ
ーロール2によってスリッター3に送られ長さ方向に連
続的に分割される。分割された鋼ストリップ11a は
、第1デフレクターロール18および張力バランスロー
ル17に巻きつき、一方、鋼ストリップ11b は、勾
配の方向が異なる第1テーパーロール13と第2テーパ
ーロール14、および、第3デフレクターロール15に
巻きつき、そして、鋼ストリップ11a および11b
は、第2デフレクターロール16で同じパスラインレ
ベルとなる。
によって、巻き戻された鋼ストリップ10は、ブレーカ
ーロール2によってスリッター3に送られ長さ方向に連
続的に分割される。分割された鋼ストリップ11a は
、第1デフレクターロール18および張力バランスロー
ル17に巻きつき、一方、鋼ストリップ11b は、勾
配の方向が異なる第1テーパーロール13と第2テーパ
ーロール14、および、第3デフレクターロール15に
巻きつき、そして、鋼ストリップ11a および11b
は、第2デフレクターロール16で同じパスラインレ
ベルとなる。
【0014】このとき、鋼ストリップ分離装置12の出
側では、鋼ストリップ11a と11b の鋼ストリッ
プ端間に、板幅方向の干渉が生じないだけの適当なスリ
ット間隔Δが発生する。その後、鋼ストリップ11a
、11b は、ピンチロール5a、5bを経て、巻取り
装置9によって、コイル7a、7bとして巻き取られる
。また、分割された鋼ストリップ11a 、11b の
張力は、各々、第3デフレクターロール15、張力バラ
ンスロール17の軸受箱にセットされた図示しない荷重
計によって検出され、その張力差は張力バランスロール
17を昇降させることによって解消される。
側では、鋼ストリップ11a と11b の鋼ストリッ
プ端間に、板幅方向の干渉が生じないだけの適当なスリ
ット間隔Δが発生する。その後、鋼ストリップ11a
、11b は、ピンチロール5a、5bを経て、巻取り
装置9によって、コイル7a、7bとして巻き取られる
。また、分割された鋼ストリップ11a 、11b の
張力は、各々、第3デフレクターロール15、張力バラ
ンスロール17の軸受箱にセットされた図示しない荷重
計によって検出され、その張力差は張力バランスロール
17を昇降させることによって解消される。
【0015】
【作用】スリッターによって分割された鋼ストリップ間
にスリット間隔を作り出すためには、スリットによって
分割された各々の鋼ストリップの進行方向を変更する必
要がある。この発明のスリット装置にかかる鋼ストリッ
プ分離装置においては、鋼ストリップ進行方向に連続し
て配置されるテーパ型ロールの組合せによって、この目
的を達成する。
にスリット間隔を作り出すためには、スリットによって
分割された各々の鋼ストリップの進行方向を変更する必
要がある。この発明のスリット装置にかかる鋼ストリッ
プ分離装置においては、鋼ストリップ進行方向に連続し
て配置されるテーパ型ロールの組合せによって、この目
的を達成する。
【0016】図3および図4は鋼ストリップ分離に関す
る作用を説明するための図である。図3は第1テーパー
ロールおよび第2テーパーロールの平面図、図4は側面
図である。同図において、スリット間隔Δは、下記式で
あらわされる。 Δ=Ltan β=Ltan (a・θ)ここで、 L:鋼ストリップと第1テーパローラ−13と第2テー
パロール14とのそれぞれの接点A,B間の板長θ:テ
ーパロールの勾配角度 a:修正係数 β:鋼ストリップが進路変更した角度。
る作用を説明するための図である。図3は第1テーパー
ロールおよび第2テーパーロールの平面図、図4は側面
図である。同図において、スリット間隔Δは、下記式で
あらわされる。 Δ=Ltan β=Ltan (a・θ)ここで、 L:鋼ストリップと第1テーパローラ−13と第2テー
パロール14とのそれぞれの接点A,B間の板長θ:テ
ーパロールの勾配角度 a:修正係数 β:鋼ストリップが進路変更した角度。
【0017】また、分割された鋼ストリップ間に生じる
張力差は、図1、図2において、各々の張力を第3デフ
レクターロール15および張力バランスロール17の軸
受箱にセットされた荷重計の差が0になるように張力バ
ランスロール17を昇降させることによって解消できる
。ここで、張力バランスロールを配置する理由は、鋼ス
トリップの進行方向を変更するテーパーロールと鋼スト
リップとの面圧を適切に保ち、蛇行を防止することを優
先した操業を可能とするためである。
張力差は、図1、図2において、各々の張力を第3デフ
レクターロール15および張力バランスロール17の軸
受箱にセットされた荷重計の差が0になるように張力バ
ランスロール17を昇降させることによって解消できる
。ここで、張力バランスロールを配置する理由は、鋼ス
トリップの進行方向を変更するテーパーロールと鋼スト
リップとの面圧を適切に保ち、蛇行を防止することを優
先した操業を可能とするためである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
、鋼ストリップに張力をかけながら行う連続スリットに
おいて、スリッターによって分割された鋼ストリップに
適当なスリット間隔が与えられるため、分割された鋼ス
トリップ端間の干渉および重なりを防止することが可能
であり、さらに、鋼ストリップ分離装置に組み込まれた
張力バランスロールによって、分割された各々の鋼スト
リップ間の張力差を解消でき、張力差によって生じる鋼
ストリップの蛇行および巻取りコイルがタケノコ状にな
る現象を防止することができる産業上有用な効果がもた
らされる。
、鋼ストリップに張力をかけながら行う連続スリットに
おいて、スリッターによって分割された鋼ストリップに
適当なスリット間隔が与えられるため、分割された鋼ス
トリップ端間の干渉および重なりを防止することが可能
であり、さらに、鋼ストリップ分離装置に組み込まれた
張力バランスロールによって、分割された各々の鋼スト
リップ間の張力差を解消でき、張力差によって生じる鋼
ストリップの蛇行および巻取りコイルがタケノコ状にな
る現象を防止することができる産業上有用な効果がもた
らされる。
【図1】この発明のスリット装置を示す平面図
【図2】
この発明のスリット装置を示す側面図
この発明のスリット装置を示す側面図
【図3】鋼ストリ
ップ分離に関する作用を説明するための第1テーパーロ
ールおよび第2テーパーロールの平面図
ップ分離に関する作用を説明するための第1テーパーロ
ールおよび第2テーパーロールの平面図
【図4】鋼ストリップ分離に関する作用を説明するため
の第1テーパーロールおよび第2テーパーロールの側面
図
の第1テーパーロールおよび第2テーパーロールの側面
図
【図5】従来のスリット装置の1例を示す平面図
【図6
】従来のスリット装置の1例を示す側面図
】従来のスリット装置の1例を示す側面図
1 入側コイル
2、2a、2b ブレーカーロール
3 スリッター
4 セパレータ
5、5a、5b ピンチロール
6 セパレータ
7、7a、7b 出側コイル
8 巻き戻し装置
9 巻取り装置
10 分割前の鋼ストリップ
11、11a 、11b 分割後の鋼ストリップ1
2 鋼ストリップ分離装置 13 第1テーパーロール 14 第2テーパーロール 15 第3デフレクターロール 16 第2デフレクターロール 17 張力バランスロール 18 第1デフレクターロール
2 鋼ストリップ分離装置 13 第1テーパーロール 14 第2テーパーロール 15 第3デフレクターロール 16 第2デフレクターロール 17 張力バランスロール 18 第1デフレクターロール
Claims (1)
- 【請求項1】 上流側から下流側へ移動する鋼ストリ
ップを連続的に剪断して前記鋼ストリップを長さ方向に
2条に分割するためのスリッターを備え、さらに、前記
スリッターによって分割された鋼ストリップ相互間に所
定のスリット間隔をあけるための鋼ストリップ分離装置
を備えるスリット装置において、前記鋼ストリップ分離
装置は、前記スリッターの下流に、分割された一方側の
鋼ストリップの一方の表面と接触するように配置された
、前記一方側の鋼ストリップの外側の端縁から内側の端
縁に向けた第1テーパーロールと、前記第1テーパーロ
ールの下流に、前記一方側の鋼ストリップの他方の表面
と接触するように配置された、前記一方側の鋼ストリッ
プの外側の端縁から内側の端縁に向けた第2テーパーロ
ールと、前記スリッターの下流に、分割された他方側の
鋼ストリップの一方の表面と接触するように配置された
第1デフレクターロールと、前記第1デフレクターロー
ルの下流に、前記他方側の鋼ストリップの他方の表面と
接触するように配置された張力バランスロールと、前記
第2テーパーロールおよび前記張力バランスロールの下
流に、分割された両方側の鋼ストリップの一方の表面と
接触するように配置された第2デフレクターロールとか
らなり、前記第1テーパーロールは、前記一方側の鋼ス
トリップの外側の端縁から内側の端縁に向けて次第にそ
の径が減少するように形成され、前記第2テーパーロー
ルは、前記一方側の鋼ストリップの外側の端縁から内側
の端縁に向けて次第にその径が増加するように形成され
、そして、前記張力バランスロールは、分割された両方
の鋼ストリップ間の張力のバランスを制御するための昇
降機構を備えることを特徴とするスリット装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15987591A JPH04367317A (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | スリット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15987591A JPH04367317A (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | スリット装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04367317A true JPH04367317A (ja) | 1992-12-18 |
Family
ID=15703116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15987591A Pending JPH04367317A (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | スリット装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04367317A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06238332A (ja) * | 1993-02-19 | 1994-08-30 | Hiromichi Koshiishi | スリッターラインの帯鋼巻取り装置 |
JP2005047704A (ja) * | 2003-07-31 | 2005-02-24 | Jfe Steel Kk | 金属ストリップのスリット設備 |
JP2014019536A (ja) * | 2012-07-18 | 2014-02-03 | Oji Holdings Corp | 多条巻取り装置及び多条巻取り方法 |
CN103659210A (zh) * | 2012-08-30 | 2014-03-26 | 日高精机株式会社 | 用于制造扁平管翅片的制造装置 |
-
1991
- 1991-06-05 JP JP15987591A patent/JPH04367317A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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