JPH04366528A - 大電力マイクロ波管 - Google Patents
大電力マイクロ波管Info
- Publication number
- JPH04366528A JPH04366528A JP14055191A JP14055191A JPH04366528A JP H04366528 A JPH04366528 A JP H04366528A JP 14055191 A JP14055191 A JP 14055191A JP 14055191 A JP14055191 A JP 14055191A JP H04366528 A JPH04366528 A JP H04366528A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- collector
- cooling fins
- power microwave
- microwave tube
- cooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims abstract description 34
- 230000004323 axial length Effects 0.000 claims description 2
- 230000003068 static effect Effects 0.000 abstract description 5
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005219 brazing Methods 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Microwave Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大電力マイクロ波管に関
し、特に強制空冷コレクタを有する大電力マイクロ波管
に関する。
し、特に強制空冷コレクタを有する大電力マイクロ波管
に関する。
【0002】
【従来の技術】大電力マイクロ波管は、図4に示すよう
に、電子ビームを射出する電子銃部20と、電子ビーム
と相互作用を行う高周波回路部21と、電子ビームを捕
捉するコレクタ部22と、電子ビームを集束させる集束
装置12等で構成される。電子銃部20で射出された電
子は、電界により加速される。この加速された電子をコ
レクタ部22で捕捉する際に、電子の運動エネルギーが
熱エネルギーに変換され、コレクタ本体3の温度が上昇
する。このため、水冷,空冷,蒸発冷却等の方法により
コレクタ本体3を冷却している。
に、電子ビームを射出する電子銃部20と、電子ビーム
と相互作用を行う高周波回路部21と、電子ビームを捕
捉するコレクタ部22と、電子ビームを集束させる集束
装置12等で構成される。電子銃部20で射出された電
子は、電界により加速される。この加速された電子をコ
レクタ部22で捕捉する際に、電子の運動エネルギーが
熱エネルギーに変換され、コレクタ本体3の温度が上昇
する。このため、水冷,空冷,蒸発冷却等の方法により
コレクタ本体3を冷却している。
【0003】強制空冷方式では、コレクタ本体3に冷却
フィンを取り付け、ブロワをダクトによりコレクタ部2
2に接続し、冷却フィン間に風を通し、コレクタ本体3
を冷却している。
フィンを取り付け、ブロワをダクトによりコレクタ部2
2に接続し、冷却フィン間に風を通し、コレクタ本体3
を冷却している。
【0004】大電力マイクロ波管強制空冷コレクタの従
来構造の一例を図5(A),(B)に示す。
来構造の一例を図5(A),(B)に示す。
【0005】図5(A),(B)に示すように、冷却フ
ィン9は、コレクタ軸方向に平行かつ放射状に、コレク
タ外壁5に、ろう付等により固定されている。
ィン9は、コレクタ軸方向に平行かつ放射状に、コレク
タ外壁5に、ろう付等により固定されている。
【0006】大電力マイクロ波管において、定格出力で
動作を行うと、図6に示すように、電子ビームはコレク
タ内壁4のコレクタ電子銃部側から、コレクタ先端部ま
で広い範囲にわたって捕捉され、コレクタ本体3の温度
は全体にわたって上昇する。このため、従来の冷却フィ
ンは、図5(A),(B)に示すように、コレクタ軸方
向に同じ長さを有するものが取り付けられている。しか
し、定格出力で動作するのは、装置の試験等一時的なも
ので、特に、衛生通信地上局用の大電力マイクロ波管に
おいては、通信の質を確保するため、定格出力の1/1
0程度で動作させるのが通常である。この場合、電子ビ
ームの高周波回路部での変調が少ないため、図7に示す
ように、電子ビームはコレクタ内壁4のコレクタ先端部
で多く捕捉される。このため、コレクタ本体3のコレク
タ電子銃部側では温度上昇は小さく、コレクタ先端部で
は温度上昇が大きい。さらに、コレクタ損失は、DC入
力からマイクロ波出力を引いたものであり、定格出力で
はコレクタ損失は小さいが、少ない出力ではコレクタ損
失が大きく温度上昇が大きい。従って、コレクタ本体3
のコレクタ先端部の温度がさらに大きく上昇するため、
コレクタ材料からのガス放出が起こり、管内真空度が悪
化して特性の不具合を起こす。
動作を行うと、図6に示すように、電子ビームはコレク
タ内壁4のコレクタ電子銃部側から、コレクタ先端部ま
で広い範囲にわたって捕捉され、コレクタ本体3の温度
は全体にわたって上昇する。このため、従来の冷却フィ
ンは、図5(A),(B)に示すように、コレクタ軸方
向に同じ長さを有するものが取り付けられている。しか
し、定格出力で動作するのは、装置の試験等一時的なも
ので、特に、衛生通信地上局用の大電力マイクロ波管に
おいては、通信の質を確保するため、定格出力の1/1
0程度で動作させるのが通常である。この場合、電子ビ
ームの高周波回路部での変調が少ないため、図7に示す
ように、電子ビームはコレクタ内壁4のコレクタ先端部
で多く捕捉される。このため、コレクタ本体3のコレク
タ電子銃部側では温度上昇は小さく、コレクタ先端部で
は温度上昇が大きい。さらに、コレクタ損失は、DC入
力からマイクロ波出力を引いたものであり、定格出力で
はコレクタ損失は小さいが、少ない出力ではコレクタ損
失が大きく温度上昇が大きい。従って、コレクタ本体3
のコレクタ先端部の温度がさらに大きく上昇するため、
コレクタ材料からのガス放出が起こり、管内真空度が悪
化して特性の不具合を起こす。
【0007】これを防ぐには、冷却を大きくしなければ
ならず、さらに、コレクタ軸方向の全長にわたって冷却
フィンが取り付けられているため風抵抗が大きく、コレ
クタの静圧が高くなりブロワは大型のものが必要となる
。
ならず、さらに、コレクタ軸方向の全長にわたって冷却
フィンが取り付けられているため風抵抗が大きく、コレ
クタの静圧が高くなりブロワは大型のものが必要となる
。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の大電力
マイクロ波管コレクタの冷却フィンの弊害としては、コ
レクタ軸方向に同じ長さを有する冷却フィンが取り付け
られているため、風抵抗が大きく静圧が高くなり、冷却
ブロワは大型のものが必要となる。装置の小型化のため
には、静圧を減らし、ブロワを小型化する必要がある。 しかも、コレクタ本体のコレクタ先端部温度を低く抑え
なければならないという問題点がある。
マイクロ波管コレクタの冷却フィンの弊害としては、コ
レクタ軸方向に同じ長さを有する冷却フィンが取り付け
られているため、風抵抗が大きく静圧が高くなり、冷却
ブロワは大型のものが必要となる。装置の小型化のため
には、静圧を減らし、ブロワを小型化する必要がある。 しかも、コレクタ本体のコレクタ先端部温度を低く抑え
なければならないという問題点がある。
【0009】本発明の目的は、ブロワの小型化が可能で
、しかもコレクタ本体のコレクタ先端部温度を低く抑え
ることができる大電力マイクロ波管を提供することにあ
る。
、しかもコレクタ本体のコレクタ先端部温度を低く抑え
ることができる大電力マイクロ波管を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷却フィンが
コレクタ軸方向に対して平行かつ放射状に取り付けられ
た強制空冷コレクタを有する大電力マイクロ波管におい
て、前記強制空冷コレクタが少くとも2種類の軸方向の
長さを有し先端部の枚数を密にした冷却フィンにて構成
されている。
コレクタ軸方向に対して平行かつ放射状に取り付けられ
た強制空冷コレクタを有する大電力マイクロ波管におい
て、前記強制空冷コレクタが少くとも2種類の軸方向の
長さを有し先端部の枚数を密にした冷却フィンにて構成
されている。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
説明する。
【0012】図1(A),(B)は本発明の第1の実施
例のコレクタの構成図で、図1(A)は正面図、図1(
B)はその断面図である。
例のコレクタの構成図で、図1(A)は正面図、図1(
B)はその断面図である。
【0013】第1の実施例は、図1(A),(B)に示
すように、コレクタ本体3のコレクタ外壁5に冷却フィ
ン1,2がコレクタ軸方向に平行かつ放射状にろう付等
により固定されている。
すように、コレクタ本体3のコレクタ外壁5に冷却フィ
ン1,2がコレクタ軸方向に平行かつ放射状にろう付等
により固定されている。
【0014】この冷却フィン1,2は、長さの短い冷却
フィン2と長い冷却フィン1が交互に取り付けられてお
り、コレクタ先端部側では冷却フィン枚数が密に、コレ
クタ電子銃部側では疎になっている。
フィン2と長い冷却フィン1が交互に取り付けられてお
り、コレクタ先端部側では冷却フィン枚数が密に、コレ
クタ電子銃部側では疎になっている。
【0015】図2は本発明の第2の実施例のコレクタの
構成図、図3は本発明の第3の実施例のコレクタの構成
図である。
構成図、図3は本発明の第3の実施例のコレクタの構成
図である。
【0016】また、図2に示すように、2枚おきや3枚
おきに長さの異る冷却フィン1,2を取り付けたり、図
3に示すように、数種類の長さの異る冷却フィン6,7
,8を取り付けることも可能で、第1の実施例と同じ効
果が得られる。
おきに長さの異る冷却フィン1,2を取り付けたり、図
3に示すように、数種類の長さの異る冷却フィン6,7
,8を取り付けることも可能で、第1の実施例と同じ効
果が得られる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、コレクタ冷却フィン間
を通過する空間が実効的に大きくなるため、静圧が小さ
くなり、ブロワを小型化できるという効果を有する。
を通過する空間が実効的に大きくなるため、静圧が小さ
くなり、ブロワを小型化できるという効果を有する。
【0018】また、コレクタ先端部で冷却フィンが密に
なっているため、コレクタ本体の先端部の温度上昇を防
ぐことができ、定格出力時においてのコレクタ本体の電
子銃部側の温度上昇も、長い冷却フィンにより防ぐこと
ができるという効果を有する。
なっているため、コレクタ本体の先端部の温度上昇を防
ぐことができ、定格出力時においてのコレクタ本体の電
子銃部側の温度上昇も、長い冷却フィンにより防ぐこと
ができるという効果を有する。
【0019】第2,第3の実施例においては、冷却フィ
ンに入った風の速度が除々に減速するため、静圧をさら
に抑えるという効果も有する。
ンに入った風の速度が除々に減速するため、静圧をさら
に抑えるという効果も有する。
【図1】本発明の第1の実施のコレクタの構成図である
。
。
【図2】本発明の第2の実施例のコレクタの正面図であ
る。
る。
【図3】本発明の第3の実施例のコレクタの正面図であ
る。
る。
【図4】従来の大電力マイクロ波管の一例の構成図であ
る。
る。
【図5】従来の大電力マイクロ波管のコレクタの一例の
構成図である。
構成図である。
【図6】大電力マイクロ波管の定格出力時の電子ビーム
の捕捉状態を示すコレクタの断面図である。
の捕捉状態を示すコレクタの断面図である。
【図7】大電力マイクロ波管の通常動作時の電子ビーム
の捕捉状態を示すコレクタの断面図である。
の捕捉状態を示すコレクタの断面図である。
1,2,7,8,9 冷却フィン3 コレ
クタ本体 4 コレクタ内壁 5 コレクタ外壁 10 カソード 11 空胴 12 集束装置 20 電子銃部 21 高周波回路部 22 コレクタ部
クタ本体 4 コレクタ内壁 5 コレクタ外壁 10 カソード 11 空胴 12 集束装置 20 電子銃部 21 高周波回路部 22 コレクタ部
Claims (1)
- 【請求項1】 冷却フィンがコレクタ軸方向に対して
平行かつ放射状に取り付けられた強制空冷コレクタを有
する大電力マイクロ波管において、前記強制空冷コレク
タが少くとも2種類の軸方向の長さを有し先端部の枚数
を密にした冷却フィンにて構成されていることを特徴と
する大電力マイクロ波管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14055191A JPH04366528A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 大電力マイクロ波管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14055191A JPH04366528A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 大電力マイクロ波管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04366528A true JPH04366528A (ja) | 1992-12-18 |
Family
ID=15271308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14055191A Pending JPH04366528A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 大電力マイクロ波管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04366528A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5649310A (en) * | 1994-06-15 | 1997-07-15 | Space Systems/Loral, Inc. | Signal translation and amplification system including a thermal radiation panel coupled thereto |
US7408777B2 (en) * | 2005-05-25 | 2008-08-05 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Plasma display device |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5240658B2 (ja) * | 1974-08-30 | 1977-10-13 |
-
1991
- 1991-06-13 JP JP14055191A patent/JPH04366528A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5240658B2 (ja) * | 1974-08-30 | 1977-10-13 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5649310A (en) * | 1994-06-15 | 1997-07-15 | Space Systems/Loral, Inc. | Signal translation and amplification system including a thermal radiation panel coupled thereto |
US5862462A (en) * | 1994-06-15 | 1999-01-19 | Space Systems/Loral, Inc. | Power enhancement techniques for high power satellites |
US7408777B2 (en) * | 2005-05-25 | 2008-08-05 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Plasma display device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3147838B2 (ja) | 進行波管のコレクタ構造 | |
JPH04366528A (ja) | 大電力マイクロ波管 | |
US3662212A (en) | Depressed electron beam collector | |
US5177394A (en) | Conduction cooling type multistage collector | |
US3717787A (en) | Compact depressed electron beam collector | |
Leggieri et al. | Thales th1507 140 ghz 1 mw cw gyrotron for w7-x stellarator | |
US6208079B1 (en) | Circumferentially-segmented collector usable with a TWT | |
US4907241A (en) | Gas laser device | |
US5821693A (en) | Electron beam tubes having a unitary envelope having stepped inner surface | |
JPH04215233A (ja) | 同軸出力を備えるマルチビームマイクロ波管 | |
JP3101031B2 (ja) | 電子ストレージリング用の伸縮チャンバ | |
JP3067699B2 (ja) | 輻射冷却形進行波管 | |
US3250947A (en) | Discharge device having electron grids with heights rising substantially above the grid support rims | |
US3555333A (en) | Electron multiplier tube having combined supporting-cooling means | |
CN114220722B (zh) | 一种谐振腔、高频系统以及速调管 | |
JP3068324B2 (ja) | 直進ビームマイクロ波管 | |
JP2677212B2 (ja) | 直線ビームマイクロ波管の製造方法 | |
US2653259A (en) | Electron discharge device anode | |
US3292027A (en) | Electron tube envelope walls of cooling coils welded together | |
JP3133379B2 (ja) | ジャイロトロン発振管 | |
US3358181A (en) | Microwave tube apparatus having a solid block body with drift tube cooling means | |
JP2808938B2 (ja) | 大電力マイクロ波管 | |
JP2002025454A (ja) | マイクロ波電子管 | |
JP3258061B2 (ja) | ジャイロトロン | |
JPS624814B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980506 |