JPH04364123A - 被覆用素材及びそれを用いた腸溶性造粒物 - Google Patents
被覆用素材及びそれを用いた腸溶性造粒物Info
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- JPH04364123A JPH04364123A JP3125029A JP12502991A JPH04364123A JP H04364123 A JPH04364123 A JP H04364123A JP 3125029 A JP3125029 A JP 3125029A JP 12502991 A JP12502991 A JP 12502991A JP H04364123 A JPH04364123 A JP H04364123A
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- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
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- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、胃液中においては難溶
性であるが、腸液中においては溶解性に優れた造粒物に
係り、更に詳しくは、口から摂取した後、胃では溶解せ
ず、腸管において初めて溶解し、腸管で乳酸菌生菌体等
の生理活性物質を多量に溶出し得る腸溶性造粒物に関す
るものである。
性であるが、腸液中においては溶解性に優れた造粒物に
係り、更に詳しくは、口から摂取した後、胃では溶解せ
ず、腸管において初めて溶解し、腸管で乳酸菌生菌体等
の生理活性物質を多量に溶出し得る腸溶性造粒物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ヒトの腸内には100兆個にも
のぼる細菌が棲息し、その種類は400種を超えると言
われている。(ビフィズス菌の科学.馬田三夫.P83
−84参照)このような多種多様な細菌によって構成さ
れている腸内細菌叢のうちで、例えば、ビフィズス菌(
Bifidobacterium)や乳酸菌(例えば、
Lactobacillus leuconosto
c,Lactobacillus streptoc
occus)等の腸内活性菌は、宿主(ヒト)に対して
有害な代謝産物を生成しないばかりでなく、それらを生
成する有害細菌の増殖を抑制する働きがある。そこで、
このような性質に注目して飲食物や錠剤中に腸内活性菌
を添加し、これを摂取することによって、腸内細菌叢を
腸内活性菌の優勢な細菌叢に改善し、消化器系の種々の
疾患の予防、治療に役立てる試みがなされている。
のぼる細菌が棲息し、その種類は400種を超えると言
われている。(ビフィズス菌の科学.馬田三夫.P83
−84参照)このような多種多様な細菌によって構成さ
れている腸内細菌叢のうちで、例えば、ビフィズス菌(
Bifidobacterium)や乳酸菌(例えば、
Lactobacillus leuconosto
c,Lactobacillus streptoc
occus)等の腸内活性菌は、宿主(ヒト)に対して
有害な代謝産物を生成しないばかりでなく、それらを生
成する有害細菌の増殖を抑制する働きがある。そこで、
このような性質に注目して飲食物や錠剤中に腸内活性菌
を添加し、これを摂取することによって、腸内細菌叢を
腸内活性菌の優勢な細菌叢に改善し、消化器系の種々の
疾患の予防、治療に役立てる試みがなされている。
【0003】しかしながら、ビフィズス菌や乳酸菌は、
pH4.5以上、嫌気性、36〜42℃の条件で培養さ
れるものであり、特に、pH4.2以下、溶存酸素の存
在、45℃以上の高温においては急激に死滅する。従っ
て、ビフィズス菌や乳酸菌を単にそのまま口から直接摂
取すると、胃液(pH1.0〜1.5、HCl0.2〜
0.5重量%(以下、%と記す))によって死滅し、腸
管内での利用効率が著しく損なわれる。
pH4.5以上、嫌気性、36〜42℃の条件で培養さ
れるものであり、特に、pH4.2以下、溶存酸素の存
在、45℃以上の高温においては急激に死滅する。従っ
て、ビフィズス菌や乳酸菌を単にそのまま口から直接摂
取すると、胃液(pH1.0〜1.5、HCl0.2〜
0.5重量%(以下、%と記す))によって死滅し、腸
管内での利用効率が著しく損なわれる。
【0004】従来、例えば、特開昭60−255731
号公報に記載されているようなビフィズス菌体顆粒の製
法が提案されている。この方法は、糖類、有機酸等の賦
形剤及び硬化油と共にビフィズス菌体を造粒することに
より、造粒時の圧力損傷を緩和し、ビフィズス菌体の生
残率を高める方法である。
号公報に記載されているようなビフィズス菌体顆粒の製
法が提案されている。この方法は、糖類、有機酸等の賦
形剤及び硬化油と共にビフィズス菌体を造粒することに
より、造粒時の圧力損傷を緩和し、ビフィズス菌体の生
残率を高める方法である。
【0005】しかしながら、この方法においては、顆粒
中におけるビフィズス菌体の生残率は高まるものの、こ
の顆粒を人工胃液(pH1.2)で処理すると、ビフィ
ズス菌体は死滅する。したがって、口より上記顆粒を摂
取した場合、胃液によって相当数の菌体が死滅し、腸内
に生菌体のまま達する割合は少なくなる。また、このよ
うに造粒された菌体は、空気との接触面積が大きいので
、菌体の活性を保持するための特別な保存方法が必要で
ある。
中におけるビフィズス菌体の生残率は高まるものの、こ
の顆粒を人工胃液(pH1.2)で処理すると、ビフィ
ズス菌体は死滅する。したがって、口より上記顆粒を摂
取した場合、胃液によって相当数の菌体が死滅し、腸内
に生菌体のまま達する割合は少なくなる。また、このよ
うに造粒された菌体は、空気との接触面積が大きいので
、菌体の活性を保持するための特別な保存方法が必要で
ある。
【0006】上記欠点を解決する方法として、特開昭6
0−141281号公報に開示されている方法が挙げら
れる。この方法は、アルギン酸ナトリウム、澱粉等の保
護膜形成溶液と生菌体とを混合し、内径1mm以下の細
孔ノズルを用いて凝固液中に滴下し、凝固させ、乾燥し
た後、油脂でコーティングするものである。
0−141281号公報に開示されている方法が挙げら
れる。この方法は、アルギン酸ナトリウム、澱粉等の保
護膜形成溶液と生菌体とを混合し、内径1mm以下の細
孔ノズルを用いて凝固液中に滴下し、凝固させ、乾燥し
た後、油脂でコーティングするものである。
【0007】しかしながら、この方法では、生菌体含有
溶液槽と、それを滴下するための細孔ノズルと、生菌体
含有溶液を凝固させるための凝固槽と、凝固した後洗浄
、回収乾燥させるための装置等特別な装置が必要である
。また、ノズル1回当りの滴下量が少ないために、生産
に長時間を要し、量産化しにくいという欠点がある。
溶液槽と、それを滴下するための細孔ノズルと、生菌体
含有溶液を凝固させるための凝固槽と、凝固した後洗浄
、回収乾燥させるための装置等特別な装置が必要である
。また、ノズル1回当りの滴下量が少ないために、生産
に長時間を要し、量産化しにくいという欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、口から摂取した後、胃では溶解せず、腸管におい
て初めて溶解し、胃液のpHの影響を受けて、乳酸菌生
菌体等の生理活性物質が死滅等することなく、腸管で多
量に溶出し得、また、長期保存しても生理活性物質の活
性が低下することのない保存性安定な腸溶性造粒物を提
供するにある。
事情に鑑みなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、口から摂取した後、胃では溶解せず、腸管におい
て初めて溶解し、胃液のpHの影響を受けて、乳酸菌生
菌体等の生理活性物質が死滅等することなく、腸管で多
量に溶出し得、また、長期保存しても生理活性物質の活
性が低下することのない保存性安定な腸溶性造粒物を提
供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、被造粒物
が下記(A)及び(B)に示される2層で被覆されてな
ることを特徴とする腸溶性造粒物によって達成される。 (A)油脂及び賦形剤含有層。 (B)含水アルコール可溶性蛋白質含有層。
が下記(A)及び(B)に示される2層で被覆されてな
ることを特徴とする腸溶性造粒物によって達成される。 (A)油脂及び賦形剤含有層。 (B)含水アルコール可溶性蛋白質含有層。
【0010】すなわち、本発明者らは、経口摂取した後
、胃液で溶解することなく、腸内消化液によって溶解し
、かつ、長期保存中に生理活性物質の活性低下を生じな
い腸溶性造粒物について検討を行った。その結果、菌体
等の被造粒物を(A)油脂と賦形剤とを含有する層(長
期保存性安定化層)と、(B)含水アルコール可溶性蛋
白質含有層(低pH域安定化層)との2層よりなる造粒
物にすると、胃液で溶解しないので、経口摂取後に生理
活性物質が胃液による影響を受けず、腸管内で生理活性
を発揮し、また、長期保存中空気との接触がなく、保存
性安定な腸溶性造粒物とすることができることを見出し
、本発明に到達した。
、胃液で溶解することなく、腸内消化液によって溶解し
、かつ、長期保存中に生理活性物質の活性低下を生じな
い腸溶性造粒物について検討を行った。その結果、菌体
等の被造粒物を(A)油脂と賦形剤とを含有する層(長
期保存性安定化層)と、(B)含水アルコール可溶性蛋
白質含有層(低pH域安定化層)との2層よりなる造粒
物にすると、胃液で溶解しないので、経口摂取後に生理
活性物質が胃液による影響を受けず、腸管内で生理活性
を発揮し、また、長期保存中空気との接触がなく、保存
性安定な腸溶性造粒物とすることができることを見出し
、本発明に到達した。
【0011】次に、本発明を詳しく説明する。本発明に
用いる被造粒物は、乳酸菌(好ましくは生菌数106
個/g以上)、ビフィズス菌、酵母等経口摂取した後生
体内(特に腸管内)での利用性が高い微生物や、これら
のエキス、あるいはペプチド等の微生物増殖因子等、胃
液による影響を受けやすい各種生理活性物質等が挙げら
れる。上記微生物は、凍結乾燥された菌体粉末を用いる
とよい。
用いる被造粒物は、乳酸菌(好ましくは生菌数106
個/g以上)、ビフィズス菌、酵母等経口摂取した後生
体内(特に腸管内)での利用性が高い微生物や、これら
のエキス、あるいはペプチド等の微生物増殖因子等、胃
液による影響を受けやすい各種生理活性物質等が挙げら
れる。上記微生物は、凍結乾燥された菌体粉末を用いる
とよい。
【0012】次に、上記被造粒物を被覆する2層のうち
、造粒物を長期間にわたって安定化させるための(A)
層には油脂と賦形剤とが用いられる。本発明において、
被覆とは、被覆層に、被造粒物が混在している場合も含
むものである。まず、油脂としては、ヤシ油、パーム油
、大豆油、菜種油、カカオ脂等の植物性油脂やそれらを
硬化させた硬化油等の固体脂やライスワックス、キャン
デリラワックス、蜂蜜ろう等の食用ワックス等が挙げら
れる。これら油脂の融点は、被造粒物の生残性を阻害し
ない程度の低温域での均一分散性、展延性の点で30〜
45℃が好ましい。
、造粒物を長期間にわたって安定化させるための(A)
層には油脂と賦形剤とが用いられる。本発明において、
被覆とは、被覆層に、被造粒物が混在している場合も含
むものである。まず、油脂としては、ヤシ油、パーム油
、大豆油、菜種油、カカオ脂等の植物性油脂やそれらを
硬化させた硬化油等の固体脂やライスワックス、キャン
デリラワックス、蜂蜜ろう等の食用ワックス等が挙げら
れる。これら油脂の融点は、被造粒物の生残性を阻害し
ない程度の低温域での均一分散性、展延性の点で30〜
45℃が好ましい。
【0013】また、同じく(A)層に用いる賦形剤とし
ては、馬鈴薯、とうもろこし、米、麦等を原料とする澱
粉や卵、乳、穀類、豆類等を原料とする蛋白質やぶどう
糖、乳糖、蔗糖、麦芽糖等の糖類等が挙げられ、これら
は単独でも数種組合せて用いてもよい。
ては、馬鈴薯、とうもろこし、米、麦等を原料とする澱
粉や卵、乳、穀類、豆類等を原料とする蛋白質やぶどう
糖、乳糖、蔗糖、麦芽糖等の糖類等が挙げられ、これら
は単独でも数種組合せて用いてもよい。
【0014】次に、上記被造粒物を被覆する2層のうち
、被造粒物を低pHで安定化させるための(B)層には
含水アルコール可溶性蛋白質が用いられる。含水アルコ
ール可溶性蛋白質としては、とうもろこし中に含まれる
ツェインや、小麦、大豆、米、コラーゲン、ゼラチン等
に由来する植物性または動物性蛋白質が挙げられる。 これらは単独でも2種以上併用してもよい。また、例え
ば、ツェインをアルカリ処理した後、アセトン抽出をし
て得られる分子量5,000〜40,000のツェイン
ペプチド等の分画物を用いたり、上記未処理ツェインと
ツェインペプチドとを併用してもよい。これらの中でも
、ツェインを用いると、より耐胃液性に優れ、好適であ
る。また、上記含水アルコール可溶性蛋白質に水溶性蛋
白質を10%程度混合して用いてもよい。
、被造粒物を低pHで安定化させるための(B)層には
含水アルコール可溶性蛋白質が用いられる。含水アルコ
ール可溶性蛋白質としては、とうもろこし中に含まれる
ツェインや、小麦、大豆、米、コラーゲン、ゼラチン等
に由来する植物性または動物性蛋白質が挙げられる。 これらは単独でも2種以上併用してもよい。また、例え
ば、ツェインをアルカリ処理した後、アセトン抽出をし
て得られる分子量5,000〜40,000のツェイン
ペプチド等の分画物を用いたり、上記未処理ツェインと
ツェインペプチドとを併用してもよい。これらの中でも
、ツェインを用いると、より耐胃液性に優れ、好適であ
る。また、上記含水アルコール可溶性蛋白質に水溶性蛋
白質を10%程度混合して用いてもよい。
【0015】また、B層には、含水アルコール可溶性蛋
白質の均一溶解分散性を高めるために、必要に応じて、
可塑剤を用いるとよい。可塑剤としては、グリセリン脂
肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等の乳化剤や
、グリセリン、糖アルコール等が挙げられる。この中で
も、特に、グリセリン脂肪酸エステルが含水アルコール
可溶性蛋白質の均一溶解分散性、及び被造粒物に被覆し
た時の均一被覆性の点で好適である。可塑剤の添加量は
、含水アルコール可溶性蛋白質の量によっても異なるが
、B層溶液全体重量中の0.8%程度がよい。
白質の均一溶解分散性を高めるために、必要に応じて、
可塑剤を用いるとよい。可塑剤としては、グリセリン脂
肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等の乳化剤や
、グリセリン、糖アルコール等が挙げられる。この中で
も、特に、グリセリン脂肪酸エステルが含水アルコール
可溶性蛋白質の均一溶解分散性、及び被造粒物に被覆し
た時の均一被覆性の点で好適である。可塑剤の添加量は
、含水アルコール可溶性蛋白質の量によっても異なるが
、B層溶液全体重量中の0.8%程度がよい。
【0016】上記A層及びB層の被造粒物への被覆は、
A層及びB層のどちらを先に被覆してもよい。A層を先
に被覆した後、B層を被覆した場合は、より耐胃液性に
優れ、また、造粒物を製造する際の作業効率が良好であ
る。逆に、B層を先に被覆した後、A層を被覆した場合
は、より粒度の小さい造粒物を得ることができる。また
、本発明の腸溶性造粒物は、A層、B層を交互に何層か
被覆、形成させ、多層造粒物としてもよい。
A層及びB層のどちらを先に被覆してもよい。A層を先
に被覆した後、B層を被覆した場合は、より耐胃液性に
優れ、また、造粒物を製造する際の作業効率が良好であ
る。逆に、B層を先に被覆した後、A層を被覆した場合
は、より粒度の小さい造粒物を得ることができる。また
、本発明の腸溶性造粒物は、A層、B層を交互に何層か
被覆、形成させ、多層造粒物としてもよい。
【0017】次に、上記被造粒物、A層、B層を用いて
本発明の腸溶性造粒物は、例えば、次のようにして製造
することができる。すなわち、A層を先に被覆する場合
には、まず、被造粒物と賦形剤とを混合し、これに予め
液状に溶融させた油脂を加えて保温しながら混合攪拌す
る。保温温度は、油脂の均一分散性、被造粒物の熱変性
防止の点で、好ましくは45℃以下、更に好ましくは3
0〜45℃にする。
本発明の腸溶性造粒物は、例えば、次のようにして製造
することができる。すなわち、A層を先に被覆する場合
には、まず、被造粒物と賦形剤とを混合し、これに予め
液状に溶融させた油脂を加えて保温しながら混合攪拌す
る。保温温度は、油脂の均一分散性、被造粒物の熱変性
防止の点で、好ましくは45℃以下、更に好ましくは3
0〜45℃にする。
【0018】また、油脂の使用量は、A層全体重量中の
10〜30%とすることが望ましい。油脂が10%未満
であると、被造粒物表面を十分に油脂で被覆することが
出来ず、長期保存性、耐胃液性が悪くなる傾向にある。 逆に、30%を超えると、造粒時に滑り現象が生じ、造
粒しにくい傾向になる。また、賦形剤の使用量は適宜設
定すれば良いが、油脂の均一分散性、被造粒物への油脂
被覆適性、造粒適性の点からA層全体重量中の30〜8
0%であることが望ましい。
10〜30%とすることが望ましい。油脂が10%未満
であると、被造粒物表面を十分に油脂で被覆することが
出来ず、長期保存性、耐胃液性が悪くなる傾向にある。 逆に、30%を超えると、造粒時に滑り現象が生じ、造
粒しにくい傾向になる。また、賦形剤の使用量は適宜設
定すれば良いが、油脂の均一分散性、被造粒物への油脂
被覆適性、造粒適性の点からA層全体重量中の30〜8
0%であることが望ましい。
【0019】次に、上記混合物を攪拌しながら、造粒装
置に供給し、造粒する。造粒装置としては、例えば、ス
クリーン付き造粒機、エクストルーダー等が挙げられ、
冷却手段を備えたものが造粒物を早く固形化できるので
好適である。
置に供給し、造粒する。造粒装置としては、例えば、ス
クリーン付き造粒機、エクストルーダー等が挙げられ、
冷却手段を備えたものが造粒物を早く固形化できるので
好適である。
【0020】このようにして得られたA層被覆物に、B
層を噴霧・浸漬等によって被覆する。すなわち、まず、
含水アルコール可溶性蛋白質を含水アルコール中に分散
、溶解する。ここで用いる含水アルコールは、アルコー
ル濃度85〜95%程度が望ましい。即ち、この範囲を
逸脱すると、含水アルコール可溶性蛋白質の含水アルコ
ール中への均一分散、溶解性が悪くなる傾向にある。 また、このとき、含水アルコール可溶性蛋白質と含水ア
ルコールの比率は、含水アルコール可溶性蛋白質1に対
し含水アルコール6〜14にすることが均一溶解性、分
散性の点で望ましい。また、このとき、必要に応じて可
塑剤を加える。
層を噴霧・浸漬等によって被覆する。すなわち、まず、
含水アルコール可溶性蛋白質を含水アルコール中に分散
、溶解する。ここで用いる含水アルコールは、アルコー
ル濃度85〜95%程度が望ましい。即ち、この範囲を
逸脱すると、含水アルコール可溶性蛋白質の含水アルコ
ール中への均一分散、溶解性が悪くなる傾向にある。 また、このとき、含水アルコール可溶性蛋白質と含水ア
ルコールの比率は、含水アルコール可溶性蛋白質1に対
し含水アルコール6〜14にすることが均一溶解性、分
散性の点で望ましい。また、このとき、必要に応じて可
塑剤を加える。
【0021】次に、含水アルコールに分散溶解した溶液
をA層造粒物表面に施与しながら乾燥する工程を繰返し
てB層を形成させる。施与する方法としては、噴霧、浸
漬等が挙げられる。例えば、噴霧する場合には、レボリ
ングパン等の転動機や、流動乾燥機、遠心流動造粒乾燥
機等を用いれば良い。
をA層造粒物表面に施与しながら乾燥する工程を繰返し
てB層を形成させる。施与する方法としては、噴霧、浸
漬等が挙げられる。例えば、噴霧する場合には、レボリ
ングパン等の転動機や、流動乾燥機、遠心流動造粒乾燥
機等を用いれば良い。
【0022】このようにして得られた腸溶性造粒物の全
体重量中、含水アルコール可溶性蛋白質は、好ましくは
5〜50%、更に好ましくは15〜35%含まれている
ことが望ましい。含水アルコール可溶性蛋白質が5%未
満だと、耐胃液性が悪くなる傾向にあり、逆に、50%
を超えると、口中での食感が悪くなる傾向にある。
体重量中、含水アルコール可溶性蛋白質は、好ましくは
5〜50%、更に好ましくは15〜35%含まれている
ことが望ましい。含水アルコール可溶性蛋白質が5%未
満だと、耐胃液性が悪くなる傾向にあり、逆に、50%
を超えると、口中での食感が悪くなる傾向にある。
【0023】このようにして得られた腸溶性造粒物は、
そのまま経口摂取するようにしてもよく、あるいは粉末
ジュースやチューインガム、キャンディのセンターに利
用するようにしてもよい。また、香料、乳製品等を加え
て打錠した保健食品としてもよい。
そのまま経口摂取するようにしてもよく、あるいは粉末
ジュースやチューインガム、キャンディのセンターに利
用するようにしてもよい。また、香料、乳製品等を加え
て打錠した保健食品としてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明の腸溶性造粒物は
、油脂及び賦形剤を含有するA層(長期保存性安定化層
)と、含水アルコール可溶性蛋白質を含有するB層(低
pH域安定化層)との2層により腸内生理活性物質等の
被造粒物が被覆されているので、胃液中で造粒物が溶解
することなく、生理活性物質が、口から摂取した後に胃
液による影響を受けず、腸管内でその生理活性を発揮す
ることができる。また、長期保存性が安定である。 また、従来の造粒装置等を用いて連続的に製造すること
ができるので量産化することも可能である。
、油脂及び賦形剤を含有するA層(長期保存性安定化層
)と、含水アルコール可溶性蛋白質を含有するB層(低
pH域安定化層)との2層により腸内生理活性物質等の
被造粒物が被覆されているので、胃液中で造粒物が溶解
することなく、生理活性物質が、口から摂取した後に胃
液による影響を受けず、腸管内でその生理活性を発揮す
ることができる。また、長期保存性が安定である。 また、従来の造粒装置等を用いて連続的に製造すること
ができるので量産化することも可能である。
【0025】次に、本発明を実施例に基づき具体的に説
明する。
明する。
【0026】〔実施例1〕ラクトバチルス アシドフ
ィラス(Lactobacillus acidop
hilus)の乾燥乳酸菌体粉末(生菌数1010個/
g)27重量部(以下、部と記す)と、脱脂粉乳170
部及びぶどう糖28部の賦形剤とを混合し、この混合物
に、40℃で溶融したパーム油脂75部を加えて攪拌し
た後、孔径0.8mmのスクリーンを設けた押出顆粒機
にて長さ1.5〜2mmのA層被覆物を得た。
ィラス(Lactobacillus acidop
hilus)の乾燥乳酸菌体粉末(生菌数1010個/
g)27重量部(以下、部と記す)と、脱脂粉乳170
部及びぶどう糖28部の賦形剤とを混合し、この混合物
に、40℃で溶融したパーム油脂75部を加えて攪拌し
た後、孔径0.8mmのスクリーンを設けた押出顆粒機
にて長さ1.5〜2mmのA層被覆物を得た。
【0027】次に、ツェイン75部をエタノール水溶液
488部(エタノール375部,水113部)に少量ず
つ添加しながら分散溶解させ、次いで、グリセリン脂肪
酸エステル4部を添加し、被覆溶液とした。そして、遠
心造粒乾燥機を用い、ローター回転数120rpm,品
温25℃,ブロアー150L/minの条件下で上記A
層被覆物に上記被覆溶液を噴霧し、最終的にツェイン2
2%,油脂19%の腸溶性造粒物を得た。
488部(エタノール375部,水113部)に少量ず
つ添加しながら分散溶解させ、次いで、グリセリン脂肪
酸エステル4部を添加し、被覆溶液とした。そして、遠
心造粒乾燥機を用い、ローター回転数120rpm,品
温25℃,ブロアー150L/minの条件下で上記A
層被覆物に上記被覆溶液を噴霧し、最終的にツェイン2
2%,油脂19%の腸溶性造粒物を得た。
【0028】〔比較例1〕実施例1において、被覆溶液
を用いない他は実施例1と同様にして造粒物を得た。
を用いない他は実施例1と同様にして造粒物を得た。
【0029】〔比較例2〕実施例1において、パーム油
脂を水に置換する他は実施例1と同様にして造粒物を得
た。
脂を水に置換する他は実施例1と同様にして造粒物を得
た。
【0030】上記実施例1,比較例1・2で得られた造
粒物1.00gを正秤し、人工胃液(0.12M−HC
l,NaCl2%,ペプシン0.32%,pH1.2)
50gに3時間浸漬し、次に、これを濾過し、得られた
残留物を滅菌水で洗浄後、直ちに人工腸液(0.1M−
KH2 PO4 ,0.1M−Na2 HPO4 ・2
H2 O,1:6,pH7.5)に37℃,2時間浸漬
した。この浸漬後の乳酸菌の残存生菌数を平板培養の常
法で調べた。また、初期生菌数は、人工腸液のみ(人工
胃液の浸漬せず)の浸漬後の生菌数を調べた。更に、各
造粒物を20℃で4ケ月間保存した後の生菌数を調べた
。その結果を表1に示す。
粒物1.00gを正秤し、人工胃液(0.12M−HC
l,NaCl2%,ペプシン0.32%,pH1.2)
50gに3時間浸漬し、次に、これを濾過し、得られた
残留物を滅菌水で洗浄後、直ちに人工腸液(0.1M−
KH2 PO4 ,0.1M−Na2 HPO4 ・2
H2 O,1:6,pH7.5)に37℃,2時間浸漬
した。この浸漬後の乳酸菌の残存生菌数を平板培養の常
法で調べた。また、初期生菌数は、人工腸液のみ(人工
胃液の浸漬せず)の浸漬後の生菌数を調べた。更に、各
造粒物を20℃で4ケ月間保存した後の生菌数を調べた
。その結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】上記の結果から、本発明の腸溶性造粒物は
耐胃液性に優れた造粒物であった。また、保存性も安定
であった。
耐胃液性に優れた造粒物であった。また、保存性も安定
であった。
【0033】〔実施例2〜5〕油脂使用量(A層被覆物
全体重量中に占める重量%)を表2の割合にする他は実
施例1と同様にして造粒物を得た。得られた造粒物の耐
胃液性を実施例1と同様にして調べた。尚、油脂の増減
に伴い、脱脂粉乳量を調整した。以上の結果を表2に示
す。
全体重量中に占める重量%)を表2の割合にする他は実
施例1と同様にして造粒物を得た。得られた造粒物の耐
胃液性を実施例1と同様にして調べた。尚、油脂の増減
に伴い、脱脂粉乳量を調整した。以上の結果を表2に示
す。
【0034】
【表2】
【0035】表2の結果から、油脂30%添加に於ても
生菌数は高く、造粒時に滑性現象が起こらず、造粒適性
が良好であった。
生菌数は高く、造粒時に滑性現象が起こらず、造粒適性
が良好であった。
【0036】〔実施例6〜8〕実施例1のツェインを表
3の様に含水アルコール可溶に分画した各々の含水アル
コール可溶性蛋白質に代える他は実施例1と同様にして
造粒物を調製し、生菌数を測定した。その結果を表3に
示す。
3の様に含水アルコール可溶に分画した各々の含水アル
コール可溶性蛋白質に代える他は実施例1と同様にして
造粒物を調製し、生菌数を測定した。その結果を表3に
示す。
【0037】
【表3】
【0038】上記の結果から、含水アルコール可溶性の
蛋白質を用いた本発明の腸溶性造粒物は胃液耐性に優れ
た造粒物であった。
蛋白質を用いた本発明の腸溶性造粒物は胃液耐性に優れ
た造粒物であった。
【0039】〔実施例9〜13〕実施例1のツェインの
含有量を表4の様に代える他は、実施例1と同様にして
造粒物を調製し、生菌数を測定した。以上の結果を表4
にあわせて示す。
含有量を表4の様に代える他は、実施例1と同様にして
造粒物を調製し、生菌数を測定した。以上の結果を表4
にあわせて示す。
【0040】
【表4】
【0041】表4の結果から、ツェイン含有量が15%
以上であると、特に、被造粒物が胃液耐性を発揮し良好
であった。
以上であると、特に、被造粒物が胃液耐性を発揮し良好
であった。
【0042】〔実施例14〕実施例1の乾燥乳酸菌体末
を生菌数109 個/g含有するラクトバチルス カ
ゼイ(Lactobacillus casei)と
ストレプトコッカス サーモフィラス(Strept
ococcus thermophillus)とを
併用した乾燥乳酸菌体末に置換する他は実施例1と同様
に行った。 その結果、残存生菌数は107 個/gで良好であった
。
を生菌数109 個/g含有するラクトバチルス カ
ゼイ(Lactobacillus casei)と
ストレプトコッカス サーモフィラス(Strept
ococcus thermophillus)とを
併用した乾燥乳酸菌体末に置換する他は実施例1と同様
に行った。 その結果、残存生菌数は107 個/gで良好であった
。
【0043】〔実施例15〕実施例1の乾燥乳酸菌体末
を生菌数109 個/g含有するビフィドバクテリウム
ロングム(Bifidobacterium l
ongum)の乾燥ビフィズス菌体末に置換する他は実
施例1と同様に行った。常法に従い、この生菌数の確認
として嫌気ジャーを用いて嫌気条件下で培養を行った。 その結果、残存生菌数は107 個/gで良好な結果が
得られた。
を生菌数109 個/g含有するビフィドバクテリウム
ロングム(Bifidobacterium l
ongum)の乾燥ビフィズス菌体末に置換する他は実
施例1と同様に行った。常法に従い、この生菌数の確認
として嫌気ジャーを用いて嫌気条件下で培養を行った。 その結果、残存生菌数は107 個/gで良好な結果が
得られた。
【0044】〔実施例16〕実施例15の賦形剤をビフ
ィズス菌の増殖因子とされるオリゴ糖を使用し、次の通
りにする他は実施例15と同様に行った。すなわち、脱
脂粉乳150部,ぶどう糖18部,オリゴ糖30部の賦
形剤から成る混合物とした。得られた腸溶性造粒物の残
存生菌数は107 個/gと略同等で良好であった。
ィズス菌の増殖因子とされるオリゴ糖を使用し、次の通
りにする他は実施例15と同様に行った。すなわち、脱
脂粉乳150部,ぶどう糖18部,オリゴ糖30部の賦
形剤から成る混合物とした。得られた腸溶性造粒物の残
存生菌数は107 個/gと略同等で良好であった。
【0045】〔実施例17〕実施例1の被覆溶液をツェ
インとゼラチンを併用し、次の様にする他は実施例1と
同様に行った。ゼラチン8部を水113部に溶解し、エ
タノール375部を加えた溶媒溶液にツェイン75部を
少量ずつ添加しながら分散溶解し、次いで糖アルコール
4部を添加したものを被覆溶液とした。得られた腸溶性
造粒物の残存生菌数は108 個/gと同等で良好であ
った。
インとゼラチンを併用し、次の様にする他は実施例1と
同様に行った。ゼラチン8部を水113部に溶解し、エ
タノール375部を加えた溶媒溶液にツェイン75部を
少量ずつ添加しながら分散溶解し、次いで糖アルコール
4部を添加したものを被覆溶液とした。得られた腸溶性
造粒物の残存生菌数は108 個/gと同等で良好であ
った。
【0046】〔実施例18〕ラクトバチルス アシド
フィラス(Lactobacillus acido
philus)の乾燥乳酸菌体末(生菌数1010個/
g)の被造粒物にツェイン75部をエタノール水溶液4
88部(エタノール375部,水113部)と分散溶解
した被覆溶液を遠心乾燥造粒機にて被覆乾燥した。次に
、脱脂粉乳100部,粉糖50部と溶融したパーム硬化
油脂150部との混合物を該被覆乾燥物に回転釜を用い
て被覆し、腸溶性造粒物を得た。得られた腸溶性造粒物
は初期生菌数108 個/g,残存生菌数は108 個
/gであり、本発明の構成要件を満たしていた。
フィラス(Lactobacillus acido
philus)の乾燥乳酸菌体末(生菌数1010個/
g)の被造粒物にツェイン75部をエタノール水溶液4
88部(エタノール375部,水113部)と分散溶解
した被覆溶液を遠心乾燥造粒機にて被覆乾燥した。次に
、脱脂粉乳100部,粉糖50部と溶融したパーム硬化
油脂150部との混合物を該被覆乾燥物に回転釜を用い
て被覆し、腸溶性造粒物を得た。得られた腸溶性造粒物
は初期生菌数108 個/g,残存生菌数は108 個
/gであり、本発明の構成要件を満たしていた。
Claims (1)
- 【請求項1】 被造粒物が下記(A)及び(B)に示
される2層で被覆されてなることを特徴とする腸溶性造
粒物。 (A)油脂及び賦形剤含有層。 (B)含水アルコール可溶性蛋白質含有層。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3125029A JP2968089B2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 被覆用素材及びそれを用いた腸溶性造粒物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3125029A JP2968089B2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 被覆用素材及びそれを用いた腸溶性造粒物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04364123A true JPH04364123A (ja) | 1992-12-16 |
JP2968089B2 JP2968089B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=14900090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3125029A Expired - Fee Related JP2968089B2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 被覆用素材及びそれを用いた腸溶性造粒物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2968089B2 (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2714575A1 (fr) * | 1994-01-03 | 1995-07-07 | Rhone Poulenc Nutrition Animal | Nouveaux granulés contenant des organismes vivant pour l'alimentation animale. |
JPH07194310A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-08-01 | Kanebo Foods Ltd | 耐熱性を有するソフトキャンディ |
US6361827B1 (en) | 1997-12-26 | 2002-03-26 | Showa Sangyo Co., Ltd. | Method of imparting water resistance to molded polysaccharide |
KR100429495B1 (ko) * | 2001-02-28 | 2004-05-03 | 정명준 | 단백질 및 다당류를 이용한 이중코팅 유산균 원말의제조방법 |
WO2005025609A1 (ja) * | 2003-09-10 | 2005-03-24 | Nrl Pharma, Inc. | ラクトフェリン素材組成物 |
JP2005532294A (ja) * | 2002-03-13 | 2005-10-27 | キボー バイオテック、インク | 腎機能を増強するための組成物及び方法 |
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KR100782984B1 (ko) * | 2006-04-21 | 2007-12-07 | (주)케비젠 | 유산균 다중 마이크로캡슐의 제조방법, 이 방법에 의해제조된 마이크로캡슐 및 이를 포함하는 제품 |
JP2012521757A (ja) * | 2009-03-26 | 2012-09-20 | アドバンスド バイオニュートリション コーポレーション | 生物活性物質のマイクロカプセル化及びその製造方法 |
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CN116286535A (zh) * | 2023-03-27 | 2023-06-23 | 湖南绿韵数字化健康科技有限公司 | 一种含益生菌的胶原蛋白肽组合物及其应用 |
-
1991
- 1991-04-25 JP JP3125029A patent/JP2968089B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN116286535A (zh) * | 2023-03-27 | 2023-06-23 | 湖南绿韵数字化健康科技有限公司 | 一种含益生菌的胶原蛋白肽组合物及其应用 |
CN116286535B (zh) * | 2023-03-27 | 2024-01-30 | 湖南绿韵数字化健康科技有限公司 | 一种含益生菌的胶原蛋白肽组合物及其应用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2968089B2 (ja) | 1999-10-25 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |