JPH04363417A - 捨石投入・均し装置 - Google Patents
捨石投入・均し装置Info
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- JPH04363417A JPH04363417A JP3137989A JP13798991A JPH04363417A JP H04363417 A JPH04363417 A JP H04363417A JP 3137989 A JP3137989 A JP 3137989A JP 13798991 A JP13798991 A JP 13798991A JP H04363417 A JPH04363417 A JP H04363417A
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- Japan
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- rubble
- hopper
- leveling
- robot
- chute
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A10/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
- Y02A10/11—Hard structures, e.g. dams, dykes or breakwaters
Landscapes
- Underground Or Underwater Handling Of Building Materials (AREA)
- Revetment (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防波堤等のケーソンな
どを設置する捨石マウンドを造成する時に捨石を投入し
ながら均しを行なう捨石投入・均し装置に関するもので
ある。
どを設置する捨石マウンドを造成する時に捨石を投入し
ながら均しを行なう捨石投入・均し装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】水底に捨石マウンドを造成するために使
用されている従来の捨石均し機には、捨石を平らに捨て
込みながら均す方式のものと、捨て込まれた捨石を強制
的に均す方式のものに分類され、何れもガット船などに
より捨石の荒投入を行なった後に、捨石面の最終仕上げ
を目的に使用されている。
用されている従来の捨石均し機には、捨石を平らに捨て
込みながら均す方式のものと、捨て込まれた捨石を強制
的に均す方式のものに分類され、何れもガット船などに
より捨石の荒投入を行なった後に、捨石面の最終仕上げ
を目的に使用されている。
【0003】しかしながら、従来の捨石均し機は、主に
湾内等の静穏海域での稼働を目的としているため、これ
を外洋に面した波浪条件の厳しい海域において使用する
場合には、その作業能率が著しき低下することになる。 そこで、以下に従来の捨石均し機を波浪条件の厳しい場
所に適用する場合の問題点を詳述する。
湾内等の静穏海域での稼働を目的としているため、これ
を外洋に面した波浪条件の厳しい海域において使用する
場合には、その作業能率が著しき低下することになる。 そこで、以下に従来の捨石均し機を波浪条件の厳しい場
所に適用する場合の問題点を詳述する。
【0004】まず、捨石を平らに捨て込みながら均す、
投入均し方式のものとしては、特開昭63−29322
1号の自己浮上可動捨石供給装置に関する発明などによ
り公知であり、この均し機は、捨石供給装置と捨石均し
装置とから構成されており、これら2つの装置はそれぞ
れワイヤーロープにより連結され、捨石は別の供給台船
からベルトコンベアによって捨石供給装置のホッパーに
投入され、捨石供給装置に吊り下げられたシュートを介
して下部の捨石均し装置のホッパーに供給される。
投入均し方式のものとしては、特開昭63−29322
1号の自己浮上可動捨石供給装置に関する発明などによ
り公知であり、この均し機は、捨石供給装置と捨石均し
装置とから構成されており、これら2つの装置はそれぞ
れワイヤーロープにより連結され、捨石は別の供給台船
からベルトコンベアによって捨石供給装置のホッパーに
投入され、捨石供給装置に吊り下げられたシュートを介
して下部の捨石均し装置のホッパーに供給される。
【0005】この場合の均しの原理は、規定の高さに調
整されたシュート口を水平に移動させることにより、捨
石を一定高さに流出させるというものであり、この捨石
均し装置は起重機船などにより吊り上げて移動し、所定
の位置で海底に着座させるものである。この均し方式の
ものを、波浪条件の厳しい海域に適用する場合には、作
業可能限界波高が低いという問題点がある。すなわち、
波周期が長い場合には、波高が低くても起重機船などが
大きく動揺するため、捨石均し装置の移動が困難となり
作業不能となるからであり、このような条件下では捨石
供給台船も大きく動揺するため、捨石の供給が困難にな
る場合もある。
整されたシュート口を水平に移動させることにより、捨
石を一定高さに流出させるというものであり、この捨石
均し装置は起重機船などにより吊り上げて移動し、所定
の位置で海底に着座させるものである。この均し方式の
ものを、波浪条件の厳しい海域に適用する場合には、作
業可能限界波高が低いという問題点がある。すなわち、
波周期が長い場合には、波高が低くても起重機船などが
大きく動揺するため、捨石均し装置の移動が困難となり
作業不能となるからであり、このような条件下では捨石
供給台船も大きく動揺するため、捨石の供給が困難にな
る場合もある。
【0006】また、捨石供給装置と、水底着座部分であ
る捨石均し装置とが一体となっているため、荒天時には
起重機船などによって吊り上げて静穏海域に避難するこ
とが必要であり、さらに、波浪の影響を受け易い起重機
船による作業であるため、極めて低い波高条件で避難す
ることになり、作業時間低下をさらに悪化させることに
なるという問題がある。
る捨石均し装置とが一体となっているため、荒天時には
起重機船などによって吊り上げて静穏海域に避難するこ
とが必要であり、さらに、波浪の影響を受け易い起重機
船による作業であるため、極めて低い波高条件で避難す
ることになり、作業時間低下をさらに悪化させることに
なるという問題がある。
【0007】次に、捨て込まれた捨石を水底で強制的に
均す方式のものとしては、特公平2−61570号の水
底捨石ならし装置に関する発明が公知であり、以下に代
表的な例として捨石均しロボットを厳しい波浪条件に適
用する場合の問題点につき説明する。このロボットは、
支援船からの有線遠隔操縦による8脚歩行式ロボットで
あり、捨石後、レーキで均し、さらに転圧ローラで転圧
を加えて均す方式である。
均す方式のものとしては、特公平2−61570号の水
底捨石ならし装置に関する発明が公知であり、以下に代
表的な例として捨石均しロボットを厳しい波浪条件に適
用する場合の問題点につき説明する。このロボットは、
支援船からの有線遠隔操縦による8脚歩行式ロボットで
あり、捨石後、レーキで均し、さらに転圧ローラで転圧
を加えて均す方式である。
【0008】この方式では、海底を歩行して捨石均し施
工をするため、波浪の影響を受けにくいが、バージによ
る捨石面は大きな不陸が生じるため、ロボットの歩行が
困難になるなど作業不能となるため、ガット船等によっ
て不陸修正を行い、ある程度捨石面を所定の高さにして
おく必要がある。しかしながら、大きな不陸に対応する
ためにはロボットの脚のストロークを長くすることが必
要であるが、この形式の均し方式がレーキによるもので
あることから、脚のストロークを長くしてロボットを高
く上げれば上げるほどその反力による転倒モーメントが
大きくなって、結果的に非常に大きなロボットとなる。
工をするため、波浪の影響を受けにくいが、バージによ
る捨石面は大きな不陸が生じるため、ロボットの歩行が
困難になるなど作業不能となるため、ガット船等によっ
て不陸修正を行い、ある程度捨石面を所定の高さにして
おく必要がある。しかしながら、大きな不陸に対応する
ためにはロボットの脚のストロークを長くすることが必
要であるが、この形式の均し方式がレーキによるもので
あることから、脚のストロークを長くしてロボットを高
く上げれば上げるほどその反力による転倒モーメントが
大きくなって、結果的に非常に大きなロボットとなる。
【0009】また、この均し方式では、この不陸修正の
程度がその作業能率に大きく影響するが、波浪条件の厳
しい海域では、ガット船などによる修正作業も困難を極
めるため、総合的な均し能力は、不陸修正によって制約
されることになる。そこで、施工の合理性から判断すれ
ば、捨石の最終捨て込みと、その天端均しを同時に行う
投入均し方式が、不陸修正不要である点から優位にたつ
ことが明らかである。
程度がその作業能率に大きく影響するが、波浪条件の厳
しい海域では、ガット船などによる修正作業も困難を極
めるため、総合的な均し能力は、不陸修正によって制約
されることになる。そこで、施工の合理性から判断すれ
ば、捨石の最終捨て込みと、その天端均しを同時に行う
投入均し方式が、不陸修正不要である点から優位にたつ
ことが明らかである。
【0010】しかしながら、前記のごとき従来の方式で
は、波浪の影響を受け易い起重機船や、捨石供給台船を
必要とするため、波浪条件の厳しい海域においては充分
な稼働率は確保できない。
は、波浪の影響を受け易い起重機船や、捨石供給台船を
必要とするため、波浪条件の厳しい海域においては充分
な稼働率は確保できない。
【0011】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
問題点を解決するためになされたものであり、捨石の捨
て込みと、その天端均しとを同時に行なうことにより、
捨石面の不陸修正を必要とせず、波浪条件の厳しい場所
においてもその施工を可能とする、能率的な捨石投入・
均し装置を提供することを解決課題としたものである。
問題点を解決するためになされたものであり、捨石の捨
て込みと、その天端均しとを同時に行なうことにより、
捨石面の不陸修正を必要とせず、波浪条件の厳しい場所
においてもその施工を可能とする、能率的な捨石投入・
均し装置を提供することを解決課題としたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、本発明の捨石投入・均し装置は、自在
継手により2方向に回転自在にトレミー管を装備すると
共にそのトレミー管への捨石の供給装置を装備した捨石
供給台船と、そのトレミー管の下に位置決め移動自在な
ホッパー及びそのホッパーからの捨石を水底に流出させ
るシュートを有する歩行式水中捨石均し機とから構成さ
れており、トレミー管を装備した捨石供給台船を複数の
ワイヤーロープによって係留した状態で、捨石をトレミ
ー管上部のホッパーから投入し、そのトレミー管の下に
位置決め移動自在に設けられた歩行式水中捨石均し機で
ある均しロボットのホッパーにトレミー管からの捨石を
導入すると同時に、水底上にその均しロボットを歩行さ
せ、シュートを水平に移動させながら捨石をシュートか
ら流出させるようにしたものである。
めの手段として、本発明の捨石投入・均し装置は、自在
継手により2方向に回転自在にトレミー管を装備すると
共にそのトレミー管への捨石の供給装置を装備した捨石
供給台船と、そのトレミー管の下に位置決め移動自在な
ホッパー及びそのホッパーからの捨石を水底に流出させ
るシュートを有する歩行式水中捨石均し機とから構成さ
れており、トレミー管を装備した捨石供給台船を複数の
ワイヤーロープによって係留した状態で、捨石をトレミ
ー管上部のホッパーから投入し、そのトレミー管の下に
位置決め移動自在に設けられた歩行式水中捨石均し機で
ある均しロボットのホッパーにトレミー管からの捨石を
導入すると同時に、水底上にその均しロボットを歩行さ
せ、シュートを水平に移動させながら捨石をシュートか
ら流出させるようにしたものである。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
るが、図1は本発明の捨石投入・均し装置の一実施例に
おける側面図で、図2は図1の平面図である。まず、こ
の捨石投入・均し装置は、図1及び図2に示すごとく、
複数のワイヤーロープ1によって係留された捨石供給台
船2と、歩行式水中捨石均し機である均しロボット3と
から構成されている。
るが、図1は本発明の捨石投入・均し装置の一実施例に
おける側面図で、図2は図1の平面図である。まず、こ
の捨石投入・均し装置は、図1及び図2に示すごとく、
複数のワイヤーロープ1によって係留された捨石供給台
船2と、歩行式水中捨石均し機である均しロボット3と
から構成されている。
【0014】上記の捨石供給台船2には、トレミー管4
がMで示す範囲を移動可能な走行台車50に自在継手を
介して2方向回転自在に装備されると共に、その走行台
車50の上部には、ホッパー6が設けられ、さらに複数
の捨石ストックヤード7から適宜な手段により捨石をホ
ッパー6内に供給する装置が装備されている。なお、図
中の17は可搬式発電機、8は運転室兼均し装置遠隔操
作室、9は空気圧縮機及び可搬式発電機、10はトレミ
ー管格納ウインチ、11は操船ウインチである。
がMで示す範囲を移動可能な走行台車50に自在継手を
介して2方向回転自在に装備されると共に、その走行台
車50の上部には、ホッパー6が設けられ、さらに複数
の捨石ストックヤード7から適宜な手段により捨石をホ
ッパー6内に供給する装置が装備されている。なお、図
中の17は可搬式発電機、8は運転室兼均し装置遠隔操
作室、9は空気圧縮機及び可搬式発電機、10はトレミ
ー管格納ウインチ、11は操船ウインチである。
【0015】また、トレミー管4は自在継手5を介して
走行台車50に設けられているので波浪による捨石供給
台船2のピッチング、ローリングの影響を受けないよう
になっている。次に、トレミー管4の下部にはゴム製円
筒状の飛散防止スカート12が取り付けられており、そ
の直下に位置決め移動自在なホッパー13及びそのホッ
パー13からの捨石を水底に流出させるシュート14を
有する均しロボット3が設けられているが、このホッパ
ー13とトレミー管4の下部とは接続されておらず、均
しロボット3の動力ケーブル25のみが捨石供給台船2
と連絡可能となっており、荒天時にはその動力ケーブル
25のカップラーを外し、動力ケーブル25の上端部に
フロートなどを取付けて、海面上に浮しておくことによ
り、捨石供給台船2をその海域から容易に退避可能とし
ている。
走行台車50に設けられているので波浪による捨石供給
台船2のピッチング、ローリングの影響を受けないよう
になっている。次に、トレミー管4の下部にはゴム製円
筒状の飛散防止スカート12が取り付けられており、そ
の直下に位置決め移動自在なホッパー13及びそのホッ
パー13からの捨石を水底に流出させるシュート14を
有する均しロボット3が設けられているが、このホッパ
ー13とトレミー管4の下部とは接続されておらず、均
しロボット3の動力ケーブル25のみが捨石供給台船2
と連絡可能となっており、荒天時にはその動力ケーブル
25のカップラーを外し、動力ケーブル25の上端部に
フロートなどを取付けて、海面上に浮しておくことによ
り、捨石供給台船2をその海域から容易に退避可能とし
ている。
【0016】なお、トレミー管4を2方向に回転自在に
することについては、特開昭60−212520の捨石
均し装置に関する公知の発明にて知られている、台車に
支持されたホッパー水平面において相互に直交する2つ
の軸を中心に回転可能とする方式を用いてもよい。次に
、図3の平面図,図4の側面図及び図5の正面図に示す
歩行式水中捨石均し機の均しロボット3は、それぞれ油
圧シリンダーで伸び縮み可能な脚を8本有する8脚歩行
式のもので、その原理は前記特公平2−61570の水
底捨石ならし装置の方式と同様なものを適用することが
でき、移動脚フレーム20に4本の脚20Aを有し、本
体脚フレーム21に4本の脚21Aを有し、それぞれが
セットになって使われるようになっているが、ホッパー
13が等脚フレーム20の中だけ移動距離Fの範囲、移
動可能になっており、トレミー管4経由、捨石がホッパ
ー13に投入されるとシュート14の下部から水底に流
出するようになっている。
することについては、特開昭60−212520の捨石
均し装置に関する公知の発明にて知られている、台車に
支持されたホッパー水平面において相互に直交する2つ
の軸を中心に回転可能とする方式を用いてもよい。次に
、図3の平面図,図4の側面図及び図5の正面図に示す
歩行式水中捨石均し機の均しロボット3は、それぞれ油
圧シリンダーで伸び縮み可能な脚を8本有する8脚歩行
式のもので、その原理は前記特公平2−61570の水
底捨石ならし装置の方式と同様なものを適用することが
でき、移動脚フレーム20に4本の脚20Aを有し、本
体脚フレーム21に4本の脚21Aを有し、それぞれが
セットになって使われるようになっているが、ホッパー
13が等脚フレーム20の中だけ移動距離Fの範囲、移
動可能になっており、トレミー管4経由、捨石がホッパ
ー13に投入されるとシュート14の下部から水底に流
出するようになっている。
【0017】また、本体脚フレーム21の端部には2個
のスパッド22が設けられ、またこの均しロボット3の
昇降用にバラストリターンのフロートタンク23が設け
られ、さらにホッパー13の移動用ウインチ24及び給
電ケーブル25が設けられている。次に、上記均しロボ
ット3の歩行動作及び歩行順序を図6に示しており、ホ
ッパー13を例えば6m移動する1サイクルを■から■
までで説明しているが、図中黒丸で示したのは着底脚で
あり、また白抜き丸で示したのは浮き脚であり、この実
施例では固定脚及び移動脚の上昇及び下降時間を含む1
サイクル当りの均し作業時間は50分であった。
のスパッド22が設けられ、またこの均しロボット3の
昇降用にバラストリターンのフロートタンク23が設け
られ、さらにホッパー13の移動用ウインチ24及び給
電ケーブル25が設けられている。次に、上記均しロボ
ット3の歩行動作及び歩行順序を図6に示しており、ホ
ッパー13を例えば6m移動する1サイクルを■から■
までで説明しているが、図中黒丸で示したのは着底脚で
あり、また白抜き丸で示したのは浮き脚であり、この実
施例では固定脚及び移動脚の上昇及び下降時間を含む1
サイクル当りの均し作業時間は50分であった。
【0018】すなわち、この均しロボット3の移動時に
は、図4の脚21Aを着底した状態で脚20Aを浮かし
、移動脚フレーム20をスライドさせ、次に脚20Aを
着底し脚21Aを浮かす動作を繰り返し行なうが、シリ
ンダー付の脚20A,21Aの強度上の制約から、ホッ
パー13の移動時の反力を取るためこの実施例ではスパ
ッド22を設けている。なお、このスパッド22は状況
により設けても、設けなくともかまわない。
は、図4の脚21Aを着底した状態で脚20Aを浮かし
、移動脚フレーム20をスライドさせ、次に脚20Aを
着底し脚21Aを浮かす動作を繰り返し行なうが、シリ
ンダー付の脚20A,21Aの強度上の制約から、ホッ
パー13の移動時の反力を取るためこの実施例ではスパ
ッド22を設けている。なお、このスパッド22は状況
により設けても、設けなくともかまわない。
【0019】次に、図7の側面図及び図8の均しロボッ
ト3の拡大側面図は、この実施例における捨石投入・均
し装置に設けられる機器について記載したものである。 すてわち、この装置では上部の捨石供給台船2と下部の
均しロボット3とは連結されていないので、捨石供給台
船2の位置は電波測位器30で陸上または海上の固定点
からの位置を無線テレメータ31で測定し、ジャイロコ
ンパス32により水平方向の回転角を知ることにより、
その船の位置が判明するが、そこでハイドロホン33が
受信器となり、均しロボット3側にビーコン34を発信
器として2個設けることにより、発信器の位置が既知で
あれば均しロボット3の均し作業位置が判る。
ト3の拡大側面図は、この実施例における捨石投入・均
し装置に設けられる機器について記載したものである。 すてわち、この装置では上部の捨石供給台船2と下部の
均しロボット3とは連結されていないので、捨石供給台
船2の位置は電波測位器30で陸上または海上の固定点
からの位置を無線テレメータ31で測定し、ジャイロコ
ンパス32により水平方向の回転角を知ることにより、
その船の位置が判明するが、そこでハイドロホン33が
受信器となり、均しロボット3側にビーコン34を発信
器として2個設けることにより、発信器の位置が既知で
あれば均しロボット3の均し作業位置が判る。
【0020】すなわち、捨石供給台船2と均しロボット
3との相対的な位置関係が判れば、その海域のどの地点
を均しているかを知ることができる。なお、ホッパー1
3の縦、横方向の位置は、ロータリーエンコーダー35
で知るが、その他に、この均しロボット3には、水圧計
36、ジャイロコンパス37、脚ストローク計38、脚
リング圧力計39、傾斜計40、捨石投入量検出用レバ
ー及び近接スイッチ41及び音響測深機42が設けられ
ている。
3との相対的な位置関係が判れば、その海域のどの地点
を均しているかを知ることができる。なお、ホッパー1
3の縦、横方向の位置は、ロータリーエンコーダー35
で知るが、その他に、この均しロボット3には、水圧計
36、ジャイロコンパス37、脚ストローク計38、脚
リング圧力計39、傾斜計40、捨石投入量検出用レバ
ー及び近接スイッチ41及び音響測深機42が設けられ
ている。
【0021】また、捨石供給台船2には、ホッパー6の
位置を知るためのロータリーエンコーダー45の他、そ
の運転室には、コンピュータとインターフェイス46及
び安定化電源47が設けられており、海上の固定点のプ
ラットフォーム48には潮位計49及びソーラバッテリ
ー50等が設けられている。以上の構成からなる捨石投
入・均し装置において、均しロボット3による1回の捨
石投入・均しが完了すると、均しロボット3は自力にて
次の場所に移動するが、それに伴ってトレミー管4の真
下に均しロボット3のホッパー13が位置するように移
動する。
位置を知るためのロータリーエンコーダー45の他、そ
の運転室には、コンピュータとインターフェイス46及
び安定化電源47が設けられており、海上の固定点のプ
ラットフォーム48には潮位計49及びソーラバッテリ
ー50等が設けられている。以上の構成からなる捨石投
入・均し装置において、均しロボット3による1回の捨
石投入・均しが完了すると、均しロボット3は自力にて
次の場所に移動するが、それに伴ってトレミー管4の真
下に均しロボット3のホッパー13が位置するように移
動する。
【0022】この場合、均しロボット3の歩行及びシュ
ート14の下端の移動は、捨石供給台船2から有線遠隔
操縦によって行なわれる。ここで最も問題となるのは、
大きな不陸に対応するため均しロボット3の脚20A,
21Aのストロークを長くしなければならない点と、ト
レミー管4から均しロボット3のホッパー13に捨石を
供給できるかどうかである。
ート14の下端の移動は、捨石供給台船2から有線遠隔
操縦によって行なわれる。ここで最も問題となるのは、
大きな不陸に対応するため均しロボット3の脚20A,
21Aのストロークを長くしなければならない点と、ト
レミー管4から均しロボット3のホッパー13に捨石を
供給できるかどうかである。
【0023】まず、前者の問題であるが、この場合の均
し形式がシュート14の下部を水平に移動させるだけで
あるため、それに要する力は捨石と捨石、あるいは捨石
とシュート14の下部開口との摩擦抵抗であり,レーキ
等による強制的な均し方式に比較してそれぞれ転倒モー
メントが小さくてすみ、このことから脚20A,21A
のストロークを長くした場合でも、均しロボット3はそ
れほど大きくならない。
し形式がシュート14の下部を水平に移動させるだけで
あるため、それに要する力は捨石と捨石、あるいは捨石
とシュート14の下部開口との摩擦抵抗であり,レーキ
等による強制的な均し方式に比較してそれぞれ転倒モー
メントが小さくてすみ、このことから脚20A,21A
のストロークを長くした場合でも、均しロボット3はそ
れほど大きくならない。
【0024】次に、後者の問題に対しては次のことがい
える。つまり、捨石供給台船2は、波浪によって前後、
左右および上下に動揺し、また捨石供給台船2から吊り
下げられたトレミー管4も台船の動揺と、トレミー管自
身が波力を受けることによって、前後、左右及び上下に
運動し、トレミー管4の運動を捨石供給台船2側から拘
束すれば、トレミー管4は船体と同じ運動となるが、こ
こでは台船から吊り下げられているだけである。
える。つまり、捨石供給台船2は、波浪によって前後、
左右および上下に動揺し、また捨石供給台船2から吊り
下げられたトレミー管4も台船の動揺と、トレミー管自
身が波力を受けることによって、前後、左右及び上下に
運動し、トレミー管4の運動を捨石供給台船2側から拘
束すれば、トレミー管4は船体と同じ運動となるが、こ
こでは台船から吊り下げられているだけである。
【0025】この場合、トレミー管4は捨石供給台船2
から吊られた水中実体振り子であり、その固有周期は次
式で与えられる。
から吊られた水中実体振り子であり、その固有周期は次
式で与えられる。
【0026】T :トレミー管の固有周期M :M
=I+Ia I :空中での慣性モーメント Ia :水中での付加慣性モーメント Ia =ρνl2 ・CM ρ :流体比重 ν :トレミー管の堆積(内部流体含む)l :ト
レミー管の水中中心と吊点の距離CM :質量係数 K:K=WlG −BLB W :トレミー管の重量 lG :トレミー管重心と吊点の距離 B :トレミー管の浮力 LB :トレミー管の浮力中心と吊点の距離つまり、そ
の長さ及び重量、すなわち慣性モーメント、重心位置に
よって水平運動の固有周期が変化する。
=I+Ia I :空中での慣性モーメント Ia :水中での付加慣性モーメント Ia =ρνl2 ・CM ρ :流体比重 ν :トレミー管の堆積(内部流体含む)l :ト
レミー管の水中中心と吊点の距離CM :質量係数 K:K=WlG −BLB W :トレミー管の重量 lG :トレミー管重心と吊点の距離 B :トレミー管の浮力 LB :トレミー管の浮力中心と吊点の距離つまり、そ
の長さ及び重量、すなわち慣性モーメント、重心位置に
よって水平運動の固有周期が変化する。
【0027】例えば、トレミー管4の直径が1.5m、
長さが10〜20m の固有周期を上式によって求める
と、12〜16秒であり、波の周期範囲(4〜10秒)
から離れているため、その水平運動は微少である。従っ
て、捨石供給台船2は運動してもトレミー管4自身の運
動は小さく、波浪中でも均しロボット3のホッパー13
の捨石の供給は可能である。
長さが10〜20m の固有周期を上式によって求める
と、12〜16秒であり、波の周期範囲(4〜10秒)
から離れているため、その水平運動は微少である。従っ
て、捨石供給台船2は運動してもトレミー管4自身の運
動は小さく、波浪中でも均しロボット3のホッパー13
の捨石の供給は可能である。
【0028】なお、捨石供給台船2の位置検知は、前記
実施例のような電波方式、あるいはレーザー方式など、
どのような方式を用いてもよく、トレミー管4の下端及
び均しロボット3の位置を前記実施例のような音響方式
などによって検知することにより、均しロボット3の位
置およびトレミー管4の下端と均しロボット3のホッパ
ー13の相対位置の管理が可能である。
実施例のような電波方式、あるいはレーザー方式など、
どのような方式を用いてもよく、トレミー管4の下端及
び均しロボット3の位置を前記実施例のような音響方式
などによって検知することにより、均しロボット3の位
置およびトレミー管4の下端と均しロボット3のホッパ
ー13の相対位置の管理が可能である。
【0029】また、水深が浅い場合には、捨石供給台船
2を用いずに、その機能をガット船などで代用すること
も可能である。
2を用いずに、その機能をガット船などで代用すること
も可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明の捨石投入・均し装置によれば、
捨石マウンドの造成時に、捨石の捨て込みとその天端均
しとを同時に行なうことになるので、捨石面の不陸修正
を必要としないので、その作業能率を向上する上で極め
て有効である。また、捨石供給台船と捨石均し機とが一
体化されていないので、波浪の影響を受けにくく、波浪
中でも捨石の供給が可能であり、波浪条件の厳しい場所
においても、捨石均し施工を可能にすることができると
共に、荒天時には動力ケーブルの連結を外すだけでただ
ちに退避できるという利点がある。
捨石マウンドの造成時に、捨石の捨て込みとその天端均
しとを同時に行なうことになるので、捨石面の不陸修正
を必要としないので、その作業能率を向上する上で極め
て有効である。また、捨石供給台船と捨石均し機とが一
体化されていないので、波浪の影響を受けにくく、波浪
中でも捨石の供給が可能であり、波浪条件の厳しい場所
においても、捨石均し施工を可能にすることができると
共に、荒天時には動力ケーブルの連結を外すだけでただ
ちに退避できるという利点がある。
【0031】
【図1】本発明の捨石投入・均し装置の一実施例におけ
る側面図である。
る側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の均しロボットの拡大平面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】図3の均しロボットの歩行動作及び歩行順序を
説明する一連の概略平面図である。
説明する一連の概略平面図である。
【図7】図1の捨石投入・均し装置に設けられる機器を
記載した側面図である。
記載した側面図である。
【図8】図4の均しロボットに設けられる機器を記載し
た側面図である。
た側面図である。
2……捨石供給台船、3……均しロボット、4……トレ
ミー管、6……ホッパー、13……ホッパー、14……
シュート。
ミー管、6……ホッパー、13……ホッパー、14……
シュート。
Claims (1)
- 【請求項1】 自在継手により2方向に回転自在にト
レミー管を装備すると共に、そのトレミー管への捨石の
供給装置を装備した捨石供給台船と、上記トレミー管の
下に位置決め移動自在なホッパー及びそのホッパーから
の捨石を水底に流出させるシュートを有する歩行式水中
捨石均し機とからなる捨石投入・均し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3137989A JPH04363417A (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 捨石投入・均し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3137989A JPH04363417A (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 捨石投入・均し装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04363417A true JPH04363417A (ja) | 1992-12-16 |
Family
ID=15211462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3137989A Pending JPH04363417A (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 捨石投入・均し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04363417A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007063959A (ja) * | 2005-09-02 | 2007-03-15 | Daiho Constr Co Ltd | 捨石投下システム、及び、捨石投下方法 |
KR100842041B1 (ko) * | 2007-05-31 | 2008-06-30 | 성보개발 주식회사 | 해상공사의 피복석 투하장치 |
JP2018062757A (ja) * | 2016-10-12 | 2018-04-19 | 東洋建設株式会社 | 埋立材の投入装置 |
WO2019076052A1 (zh) * | 2017-10-18 | 2019-04-25 | 中国建筑工程(香港)有限公司 | 具有活动落料结构的自动摊铺机系统及其工作方法 |
WO2019076051A1 (zh) * | 2017-10-18 | 2019-04-25 | 中国建筑工程(香港)有限公司 | 适用于不同水深的自动摊铺机系统及其工作方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5565630A (en) * | 1977-12-23 | 1980-05-17 | Commissariat Energie Atomique | Method and device for depositing substance on bottom of sea along prescribed line |
JPS60212520A (ja) * | 1984-04-09 | 1985-10-24 | Kajima Corp | 捨石均し装置 |
-
1991
- 1991-06-10 JP JP3137989A patent/JPH04363417A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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