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JPH0435663Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0435663Y2
JPH0435663Y2 JP1986121344U JP12134486U JPH0435663Y2 JP H0435663 Y2 JPH0435663 Y2 JP H0435663Y2 JP 1986121344 U JP1986121344 U JP 1986121344U JP 12134486 U JP12134486 U JP 12134486U JP H0435663 Y2 JPH0435663 Y2 JP H0435663Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
biting
tube
ring
joint body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986121344U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6327788U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986121344U priority Critical patent/JPH0435663Y2/ja
Publication of JPS6327788U publication Critical patent/JPS6327788U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0435663Y2 publication Critical patent/JPH0435663Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Joints With Sleeves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案はガス管や水道管にねじを切らずに機械
的な接続手段によつて菅の引き抜け阻止を行う管
継手に関するものである。
【従来の技術】
従来例えば特開昭53−134225号公報には第6
図、第7図で示すごとく、押輪のテーパ内面に鋼
球等の回転可能なくいこみ部材を菅の円周上複数
個配置して弾性リングで保持した管抜止め具を持
つ管継手が知られている。 また別の従来例として、実開昭56−55169号に
は、底面の数個所に下向き逆円錐形の突子を突子
の先端が菅の周面に沿うように設け外周側は管の
軸線に対して円錐面を有し即ち菅の回りに環状に
円錐面を有すくいこみ部材を菅の円周上4個所配
置して、内面は管の外周面と外面は押輪のテーパ
内面と当接する弾性リングで環状に連結保持した
管抜止め具を持つ管継手が知られている。
【考案が解決しようとする課題】
上記のうち前者の管抜止め具は、押輪を継手本
体に螺合締め付けることにより管抜止め具が押輪
の内面に形成されたテーパ内面で押圧され、鋼球
が管外周面とテーパ内面との間で回転しながら管
外周面に深く食い込んで接続後の管の引き抜け力
を阻止するものである。しかし外面樹脂被覆鋼管
の接続にあつては、接続時の継手本体と押輪との
螺合締め付け時において、くいこみ部材の鋼球が
管の周囲を回転するので外面樹脂被覆鋼管の樹脂
層を螺旋状に傷付ける。このため鋼管の防食上好
ましくなかつた。また鋼管の引き抜け阻止の点に
おいても、鋼管に引き抜け力が作用したとき、鋼
球が押輪のテーパ内面と管外周面との間で回転す
るので鋼管の引き抜け長さが大きく、継手本体内
に鋼管を挿入する接続前の挿入長さを十分確保し
ておかないと小さな引き抜け阻止力しか得られな
い。このため継手本体の形状も大きく形成しなけ
ればならず、少ない引き抜け長さで大きな引き抜
き阻止力を得るのは困難であつた。 また後者の管抜止め具は、くいこみ部材を環状
に弾性リングで保持したものであるが、くいこみ
部材は管の回りに環状に円錐面を有するものであ
るから、押輪のテーパ内面で受けるくいこみ部材
外周面への力が分散され、またくいこみ部材の底
面の突子の先端が管の外周面に沿うように設けて
あるので、同時に数個所の突子が管を押圧し突子
の数だけ管外面への食い込み力が分散される。こ
のため押輪締め付け時の初期の食い込み力や、接
続後管に引き抜け力が作用したときの食い込み力
が少なく、大きな管の引き抜け阻止力が得られな
い。更に突子が単独で数個所突出したものである
から、管に引き抜け力が作用したときに管に食い
込んだ突子が管の引き抜け力で曲げられ、突子が
食い込み部から外れて管外面上を滑り、大きな管
の引き抜け阻止力が得られない問題がある。
【考案が解決しようとする課題】
本考案の要旨は、継手本体の拡径部にパイプの
一端を挿入し、前記拡径部内面とパイプ外面との
間にパツキンを介装し、該パツキンの端部側に配
置したリングを介してパツキンを継手本体の中央
側に押込むと共に、内面が端部に向かつて窄まる
テーパ内面を有した押輪を設け、該テーパ内面と
パイプ外面との間に管抜止め具を装着して押輪の
継手本体側への締め付けによつてパイプを緊締す
る管継手において、前記抜止め具は、内面側は管
の内面に向かつて突出する刃の先端が同じ平面に
なる環状の刃部を有し外面側は管周上の法線に対
してなめらかな円錐面を有すくいこみ部材と該く
いこみ部材をパイプの外周に複数個配置して環状
に連結保持する弾性リングとからなることを特徴
とする管継手である。
【作用】
くいこみ部材の管外周面への当接面は刃の先端
が同じ平面になる環状の刃で形成されているた
め、1個の食い込み部材の環状の刃の管外周面に
当接する部分は管の軸線方向に接する2個所であ
るから、押輪締め付け時の刃による初期の食い込
み力が大きく働き、確実に初期の食い込みが行わ
れる。またこの初期の食い込み部分を基点にして
順次環状の刃による食い込みが行われるので大き
な食い込みが得られ、更に食い込み部材の食い込
み部分が環状であるから食い込み部が安定して押
し圧され強く食い込みが行われる。しかも外面が
管周上の法線に対してなめらかな円錐面を有すか
ら、押輪のテーパ内面と滑りながら管外周面の一
定の位置で深く食い込む。従つて管外周面の食い
込み部以外の場所に食い込み傷を付けず、初期か
ら最後まで同じ食い込み位置で食い込まれるので
継手本体への管挿入長さを短く出来、継手本体を
コンパクトに形成出来るとともに非常に大きな管
の引き抜け阻止力を得ることが出来る。
【実施例】
第1図は本考案の一実施例に示す管継手の部分
断面図、第2図は第1図のくいこみ部材の側面
図、第3図は押輪締め付け後の状態を示す要部拡
大断面図である。管抜止め具1は接続管8の外周
に挿入出来る様、円周上等間隔に複数個配置した
くいこみ部材2を弾性リング3で環状に連結保持
している。このくいこみ部材2の内面側は管の内
面に向かつて突出する刃の先端が同じ平面になる
環状の刃部21を設け、外面側は管周上の法線に
対してなめらかな円錐面22に設けてある。 第1図において4は継手本体で、端部拡径部4
1の外面にフランジ42を形成し、端部拡径部4
1の内面には奥側より断面が楔型のパツキン6、
リテーナ7、上記の管抜止め具1を装着してあ
る。 押輪5の外周面は継手本体4のフランジ42に
対応するフランジ52が設けてあり、締付け具5
6,57によつて締め付けられる。押輪5の中央
側端部にはリテーナ7に当接する端部51を設
け、内面は端部側に向かつて窄まるテーパ内面5
3を設けてある。抜止め具1のくいこみ部材2の
外面及び弾性リング3の外周面は継手本体4と押
輪5を手締めの状態で押輪のテーパ内面53と接
している。 第3図は第1図の手締めの状態からレンチ等で
締付け具56,57を締め付け後の拡大図を示
し、この状態でパツキン6は継手本体4の拡径部
内面に圧縮され、管8内を流れる流体からシール
される。一方くいこみ部材2の内面に形成した環
状の刃部21が刃の先端が同じ平面になるように
形成してあるため、刃部21が接する管8の軸線
方向外面の2カ所より順に食い込む。管の受ける
初期の食い込み力は、くいこみ部材1個に付2カ
所であるから食い込み力が大きく、またこの初期
の食い込み部を基点として順に環状の刃全部に食
い込みが容易に行われる。 くいこみ部材2を連結保持している弾性リング
3は管8の外面と押輪のテーパ内面53に当接し
てくいこみ部材2を安定的に保持し、更に管内外
面からの腐食性流体の食い込み部への侵入を阻止
して食い込み部及びくいこみ部材2を防食する。
またくいこみ部材2の内面は環状の刃部21とな
つているので押輪締め付け初期の食い込み部の位
置で最後まで大きな食い込み力で食い込みが行わ
れ、大きな管の引き抜け阻止力を得ることが出来
る。 次に第4図は別の実施例の押輪締め付け後の状
態を示し、押輪のテーパ内面の端部側に一段小径
の平行内面54を設け、弾性リングの大径側はテ
ーパ内面53に、小径側は平行内面54の入口に
接触するように形成した例を示す。56は押輪5
の内面に設けた樹脂コーテイング層、81は管8
の外面樹脂被覆層を示す。 第5図は第4図の状態から管8に引き抜け力が
作用した状態を示し、管8に引き抜け力が作用す
ると接続時の状態より更に押輪のテーパ内面53
の端部側に移動してくいこみ部材2は深く管8に
食い込み、一層強い引き抜け阻止力を示す。 尚この状態でテーパ内面53の小径側終端部に
形成した平行内面54へは弾性リング3の小径側
が挿入し、段部55にくいこみ部材2が係合す
る。段部55までくいこみ部材2が移動すると管
8への食い込みが停止され、管8外面への食い込
み深さを一定に抑える。 食い込み部材2の内面刃部は前記実施例と同様
に環状になつているので管への食い込みが容易
で、また弾性リング3の内外面の圧着によつて食
い込み部材が安定して管外周に当接して食い込ん
でいるので、管の引き抜けによる刃部21の欠け
や曲がりがなく、管外周面との滑りもない。 実験結果によると、従来の鋼球を用いた食い込
み部材と同じ管、継手の条件で比較しても約2〜
3倍の引き抜き阻止力を示した。また刃部21に
よる食い込み部分は管8に引き抜き力が作用した
場合でも弾性リング3によつて内外部分からシー
ルされ、十分な防食性能を確保出来る。 本考案の管抜止め具は管外周面に容易に且つ安
定して強力に食い込むので、継手本体への管挿入
長さを短く出来る。
【考案の効果】
以上説明のごとく、本考案の管継手は管引き抜
け阻止力が従来のものと比べて非常に大きく、ま
た押輪締め付け初期の食い込み部分を基点として
最後まで同じ食い込み部分で食い込まれるため、
食い込み部の滑りがなく、管外周面に余分の傷が
付かず、継手本体への管挿入長さを短く出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の実施例を示し、
第1図は接続前の部分断面図を、第2図は第1図
の管抜止め具の側面図を、第3図は第1図の押輪
締め付け後の要部拡大図を、第4図は押輪締め付
け後の要部拡大図を、第5図は第4図の管に引き
抜け力が作用したときの状態を示す要部拡大図を
示す。第6図は従来の管抜止め具を、第7図は従
来の抜止め具を用いた管継手を示す断面図であ
る。 1……管抜止め具、2……くいこみ部材、3…
…弾性リング、4……継手本体、5……押輪、6
……パツキン、7……リテーナ、8……管、21
……刃部、22……円錐状外面、53……テーパ
内面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 継手本体の拡径部にパイプの一端を挿入し、前
    記拡径部内面とパイプ外面との間にパツキンを介
    装し、該パツキンの端部側に配置したリングを介
    してパツキンを継手本体の中央側に押込むと共
    に、内面が端部に向かつて窄まるテーパ内面を有
    した押輪を設け、該テーパ内面とパイプ外面との
    間に管抜止め具を装着して押輪の継手本体側への
    締め付けによつてパイプを緊締する管継手におい
    て、前記抜止め具は、内面側は管の内面に向かつ
    て突出する刃の先端が同じ平面になる環状の刃部
    を有し外面側は管周上の法線に対してなめらかな
    円錐面を有すくいこみ部材と該くいこみ部材をパ
    イプの外周に複数個配置して環状に連結保持する
    弾性リングとからなることを特徴とする管継手。
JP1986121344U 1986-08-07 1986-08-07 Expired JPH0435663Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986121344U JPH0435663Y2 (ja) 1986-08-07 1986-08-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986121344U JPH0435663Y2 (ja) 1986-08-07 1986-08-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6327788U JPS6327788U (ja) 1988-02-23
JPH0435663Y2 true JPH0435663Y2 (ja) 1992-08-24

Family

ID=31010526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986121344U Expired JPH0435663Y2 (ja) 1986-08-07 1986-08-07

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9427362B2 (en) 2010-01-20 2016-08-30 The Procter & Gamble Company Refastenable absorbent article

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Publication number Publication date
JPS6327788U (ja) 1988-02-23

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