JPH04355229A - 樹脂スタンパの製造方法およびその樹脂スタンパを用いたパターン転写方法 - Google Patents
樹脂スタンパの製造方法およびその樹脂スタンパを用いたパターン転写方法Info
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- JPH04355229A JPH04355229A JP15598691A JP15598691A JPH04355229A JP H04355229 A JPH04355229 A JP H04355229A JP 15598691 A JP15598691 A JP 15598691A JP 15598691 A JP15598691 A JP 15598691A JP H04355229 A JPH04355229 A JP H04355229A
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- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスクの製造に用い
られる微細パタ−ンを転写する樹脂スタンパの製造方法
およびパターン転写方法に関するものである。
られる微細パタ−ンを転写する樹脂スタンパの製造方法
およびパターン転写方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスクにおけるパタ−ン転写
方法について説明する。微細なパタ−ンを有するガラス
原盤にNiスパッタおよび電鋳処理を施すことにより、
Niスタンパ(マスタスタンパ)をおこす。このマスタ
スタンパを用いて、2P成形により光ディスクを作製し
ていた。あるいは先のマスタスタンパを型にして再度電
鋳処理を行い、Niスタンパ(マザ−スタンパ)を作製
する。このようにして作製したNiスタンパ(マザ−ス
タンパ)を用いて2P成形により樹脂性のゾルゲル用ワ
−クスタンパを得る。次にガラス基板上にスピンコ−ト
法により金属アルコレ−ト、ポリエチレングリコ−ル、
塩酸を含むアルコ−ル溶液(ゾル溶液)を塗布し、ゾル
ゲル層を形成する。先程のワ−クスタンパをこのゾルゲ
ル面に押し当て、微細なパタ−ンを転写する。重ね合わ
せたまま一次焼成を行った後、ワ−クスタンパから離型
した微細パタ−ン付きガラス基板を更に二次焼成する。 このようなプロセスを経て、光ディスクを作製していた
。
方法について説明する。微細なパタ−ンを有するガラス
原盤にNiスパッタおよび電鋳処理を施すことにより、
Niスタンパ(マスタスタンパ)をおこす。このマスタ
スタンパを用いて、2P成形により光ディスクを作製し
ていた。あるいは先のマスタスタンパを型にして再度電
鋳処理を行い、Niスタンパ(マザ−スタンパ)を作製
する。このようにして作製したNiスタンパ(マザ−ス
タンパ)を用いて2P成形により樹脂性のゾルゲル用ワ
−クスタンパを得る。次にガラス基板上にスピンコ−ト
法により金属アルコレ−ト、ポリエチレングリコ−ル、
塩酸を含むアルコ−ル溶液(ゾル溶液)を塗布し、ゾル
ゲル層を形成する。先程のワ−クスタンパをこのゾルゲ
ル面に押し当て、微細なパタ−ンを転写する。重ね合わ
せたまま一次焼成を行った後、ワ−クスタンパから離型
した微細パタ−ン付きガラス基板を更に二次焼成する。 このようなプロセスを経て、光ディスクを作製していた
。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】先述したNiスタンパ
(マスタ、マザ−スタンパとも)はそれ自身で平坦性、
強度を充分に保てるほど厚くはなく、真空吸着、マグネ
ット吸着、裏打ち材をはりつける等の固定法を採用し、
用いられている。このなかでも裏打ち法は平坦性の確保
が実現できること、簡便にできる等からよく用いられて
いる方法である。しかし、この裏打ち法においても平坦
性の追求の限度があり、少し平坦性が悪く裏打ちされた
Niスタンパを用いてパタ−ン転写を行った紫外線硬化
樹脂層は膜厚の変動量が大きくなる。厚膜変動量が大き
くなると、光ディスク用基板としての機械的特性や電気
信号特性を満足することが困難となることが多々みられ
た。また膜厚変動量の大きい2P転写基板をスタンパと
して用いる場合は微細パターンの転写が困難となる。さ
らに、Niスタンパを使用する場合、先述したように、
工程数が多く、特に微細なパタ−ンを比較的大面積にわ
たって何度も転写を繰り返すので、歩留まり、コストの
面で問題となる。そこで平坦なガラス原盤それ自身をス
タンパとして使用することが考えられるが、光ディスク
用の基板としてガラス等の硬い材質のものを使用する場
合、スタンパ、基板両方とも硬いので反りにくく、離型
が困難である。また離型する際、ガラス原盤のスタンパ
、ガラス基板が破損する場合が多く見られる。本発明は
紫外線硬化樹脂層の膜厚分布が良好で、かつ製造法が簡
略であり、良好な離型性を有する、2P法を用いた光デ
ィスクやゾルゲル法を用いた光ディスクの作製に用いら
れる樹脂スタンパの製造方法および樹脂スタンパを用い
たパタ−ン転写方法を提供することを目的とする。
(マスタ、マザ−スタンパとも)はそれ自身で平坦性、
強度を充分に保てるほど厚くはなく、真空吸着、マグネ
ット吸着、裏打ち材をはりつける等の固定法を採用し、
用いられている。このなかでも裏打ち法は平坦性の確保
が実現できること、簡便にできる等からよく用いられて
いる方法である。しかし、この裏打ち法においても平坦
性の追求の限度があり、少し平坦性が悪く裏打ちされた
Niスタンパを用いてパタ−ン転写を行った紫外線硬化
樹脂層は膜厚の変動量が大きくなる。厚膜変動量が大き
くなると、光ディスク用基板としての機械的特性や電気
信号特性を満足することが困難となることが多々みられ
た。また膜厚変動量の大きい2P転写基板をスタンパと
して用いる場合は微細パターンの転写が困難となる。さ
らに、Niスタンパを使用する場合、先述したように、
工程数が多く、特に微細なパタ−ンを比較的大面積にわ
たって何度も転写を繰り返すので、歩留まり、コストの
面で問題となる。そこで平坦なガラス原盤それ自身をス
タンパとして使用することが考えられるが、光ディスク
用の基板としてガラス等の硬い材質のものを使用する場
合、スタンパ、基板両方とも硬いので反りにくく、離型
が困難である。また離型する際、ガラス原盤のスタンパ
、ガラス基板が破損する場合が多く見られる。本発明は
紫外線硬化樹脂層の膜厚分布が良好で、かつ製造法が簡
略であり、良好な離型性を有する、2P法を用いた光デ
ィスクやゾルゲル法を用いた光ディスクの作製に用いら
れる樹脂スタンパの製造方法および樹脂スタンパを用い
たパタ−ン転写方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、樹脂製
基板上にレジストを塗布する工程と、該レジスト層にレ
ーザービームを用いて所望のパタ−ンを露光し、現像す
る工程と、パターン化されたレジスト層をマスクとして
前記樹脂製基板をエッチングする工程と、残存するレジ
スト層を除去する工程とからなることを特徴とする樹脂
製スタンパの製造方法である。本発明の第2は、ガラス
基板に、該ガラス基板より外径寸法が大きく、かつ上記
の方法で得られた微細パタ−ンを有する樹脂製スタンパ
の微細パターン面を押し当て、該樹脂製スタンパと前記
ガラス基板との間に紫外線硬化樹脂を充填・押圧する工
程と、前記ガラス基板を通して紫外線を照射する工程と
、微細パタ−ンが転写された紫外線硬化樹脂を設けたガ
ラス基板を前記樹脂製スタンパから離型する工程とを備
えたことを特徴とするパタ−ン転写方法である。本発明
の第3は、ガラス基板上にスピンコート法により金属ア
ルコレート、ポリエチレングリコール、塩酸を含むゾル
ゲル溶液を塗布する工程と、前記ガラス基板より外径寸
法が大きく、かつ本発明の第1の方法で得られた微細パ
ターンを有する樹脂製スタンパの微細パターン面に前記
ゾルゲル層を有するガラス基板を配置し、前記微細パタ
ーンを有する樹脂製スタンパを前記ゾルゲル層を有する
ガラス基板に押圧する工程と、前記ゾルゲル層を固化さ
せる工程と、微細パタ−ンが転写されたゾルゲル層を有
するガラス基板を前記樹脂製スタンパから離型する工程
とを備えたことを特徴とするパタ−ン転写方法である。
基板上にレジストを塗布する工程と、該レジスト層にレ
ーザービームを用いて所望のパタ−ンを露光し、現像す
る工程と、パターン化されたレジスト層をマスクとして
前記樹脂製基板をエッチングする工程と、残存するレジ
スト層を除去する工程とからなることを特徴とする樹脂
製スタンパの製造方法である。本発明の第2は、ガラス
基板に、該ガラス基板より外径寸法が大きく、かつ上記
の方法で得られた微細パタ−ンを有する樹脂製スタンパ
の微細パターン面を押し当て、該樹脂製スタンパと前記
ガラス基板との間に紫外線硬化樹脂を充填・押圧する工
程と、前記ガラス基板を通して紫外線を照射する工程と
、微細パタ−ンが転写された紫外線硬化樹脂を設けたガ
ラス基板を前記樹脂製スタンパから離型する工程とを備
えたことを特徴とするパタ−ン転写方法である。本発明
の第3は、ガラス基板上にスピンコート法により金属ア
ルコレート、ポリエチレングリコール、塩酸を含むゾル
ゲル溶液を塗布する工程と、前記ガラス基板より外径寸
法が大きく、かつ本発明の第1の方法で得られた微細パ
ターンを有する樹脂製スタンパの微細パターン面に前記
ゾルゲル層を有するガラス基板を配置し、前記微細パタ
ーンを有する樹脂製スタンパを前記ゾルゲル層を有する
ガラス基板に押圧する工程と、前記ゾルゲル層を固化さ
せる工程と、微細パタ−ンが転写されたゾルゲル層を有
するガラス基板を前記樹脂製スタンパから離型する工程
とを備えたことを特徴とするパタ−ン転写方法である。
【0005】
【作用】本発明によれば、樹脂製のスタンパであって、
光ディスク作製の離型工程において樹脂製スタンパを反
らし、基板を容易に離型できるので、従来のように離型
が困難ではなく、基板が破損することはない。一般に付
着力が小さいといわれている樹脂をスタンパとして使用
しているので、プライマ処理等の基板前処理を必要とし
ない。さらに樹脂製スタンパの厚みも充分に平坦性よく
できるほど厚いので、パターン転写を行った紫外線硬化
樹脂層の膜厚分布は均一となり良好なディスクが得られ
る。また、同様に本発明の樹脂製スタンパを使用したゾ
ルゲル転写工程においてもゾルゲル層に良好なパターン
転写が行える。さらにマスタライタ法を用いて樹脂基板
に直接微細パタ−ンを形成するので正確な形状を設ける
ことができ、転写を繰り返さないので形状の制御が容易
である。また、従来のような煩雑なプロセスを経ること
がなく、工程数がより少ないため、コスト、歩留まり等
の面で本発明はより有利である。
光ディスク作製の離型工程において樹脂製スタンパを反
らし、基板を容易に離型できるので、従来のように離型
が困難ではなく、基板が破損することはない。一般に付
着力が小さいといわれている樹脂をスタンパとして使用
しているので、プライマ処理等の基板前処理を必要とし
ない。さらに樹脂製スタンパの厚みも充分に平坦性よく
できるほど厚いので、パターン転写を行った紫外線硬化
樹脂層の膜厚分布は均一となり良好なディスクが得られ
る。また、同様に本発明の樹脂製スタンパを使用したゾ
ルゲル転写工程においてもゾルゲル層に良好なパターン
転写が行える。さらにマスタライタ法を用いて樹脂基板
に直接微細パタ−ンを形成するので正確な形状を設ける
ことができ、転写を繰り返さないので形状の制御が容易
である。また、従来のような煩雑なプロセスを経ること
がなく、工程数がより少ないため、コスト、歩留まり等
の面で本発明はより有利である。
【0006】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。
実施例1
ポリオレフィン等の樹脂製基板上にフォトレジストをス
ピンコート法により1000〜3000オングストロー
ム塗布する。次にマスタライタでレーザビーム露光を行
い、現像する。次にフォトレジストをマスクとして、O
2,O2+CF4等のガスを用いた反応性イオンエッチ
ング(RIE)法によりポリオレフィンをエッチングす
る。その後リムーバー等のレジスト除去剤を用いてレジ
スト層を除去する。このようにして微細なパターンを有
するポリオレフィン基板が得られる。 本発明の実施
例ではポリオレフィン基板について示したが、RIE法
が採用できるものであれば他の樹脂製基板でもよい。こ
のように従来のNiスタンパのようにスパッタ、電鋳処
理等の煩雑なプロセスを必要としないので短い工程で作
製できる。
ピンコート法により1000〜3000オングストロー
ム塗布する。次にマスタライタでレーザビーム露光を行
い、現像する。次にフォトレジストをマスクとして、O
2,O2+CF4等のガスを用いた反応性イオンエッチ
ング(RIE)法によりポリオレフィンをエッチングす
る。その後リムーバー等のレジスト除去剤を用いてレジ
スト層を除去する。このようにして微細なパターンを有
するポリオレフィン基板が得られる。 本発明の実施
例ではポリオレフィン基板について示したが、RIE法
が採用できるものであれば他の樹脂製基板でもよい。こ
のように従来のNiスタンパのようにスパッタ、電鋳処
理等の煩雑なプロセスを必要としないので短い工程で作
製できる。
【0007】実施例2
実施例2は樹脂製スタンパを光ディスク作製のパターン
転写法に採用した場合である。図1に示すように、ガラ
ス基板2より外径寸法の大きい樹脂製スタンパ1および
ガラス基板2に紫外線硬化樹脂3を塗布し、紫外線硬化
樹脂3がガラス基板2と樹脂製スタンパ1との間に充分
展開するようにガラス基板2を樹脂製スタンパ1に押し
当てる。その後、ガラス基板2側から紫外線照射を行い
、紫外線硬化樹脂3を硬化させる。硬化した紫外線硬化
樹脂3付きガラス基板2を樹脂製スタンパ1を反らせ離
型することにより、ガラス基板2上に微細な凹凸パター
ンを有する紫外線硬化樹脂3が形成された光ディスクを
作製した。従来は基板、スタンパ両者をともに反らせる
ことが困難であるため、離型に大きな力が必要であった
り、あるいは大きな力が局部、例えば内周に加わるため
、ガラスが破損したりする場合があった。本実施例では
そのようなことはなく、離型も良好に行うことができる
。
転写法に採用した場合である。図1に示すように、ガラ
ス基板2より外径寸法の大きい樹脂製スタンパ1および
ガラス基板2に紫外線硬化樹脂3を塗布し、紫外線硬化
樹脂3がガラス基板2と樹脂製スタンパ1との間に充分
展開するようにガラス基板2を樹脂製スタンパ1に押し
当てる。その後、ガラス基板2側から紫外線照射を行い
、紫外線硬化樹脂3を硬化させる。硬化した紫外線硬化
樹脂3付きガラス基板2を樹脂製スタンパ1を反らせ離
型することにより、ガラス基板2上に微細な凹凸パター
ンを有する紫外線硬化樹脂3が形成された光ディスクを
作製した。従来は基板、スタンパ両者をともに反らせる
ことが困難であるため、離型に大きな力が必要であった
り、あるいは大きな力が局部、例えば内周に加わるため
、ガラスが破損したりする場合があった。本実施例では
そのようなことはなく、離型も良好に行うことができる
。
【0008】実施例3
実施例3は本発明の樹脂製スタンパをゾルゲル法を用い
た光ディスク作製のパターン転写法に採用した場合であ
る。ガラス基板上にテトラエトキシシラン、ポリエチレ
ングリコール、塩酸を含むエチルアルコール溶液をスピ
ンコート法により塗布し、ゾルゲル層を2000〜30
00オングストローム形成した。次に図2に示すように
、ガラス基板12より外径寸法の大きい樹脂製スタンパ
11とゾルゲル層13付きガラス基板12を減圧下で重
ね合せて押圧する。そのままの状態で100℃、10分
の一次焼成を行う。その後、ガラス基板12から樹脂製
スタンパ11を反らせることにより離型し、350℃、
10分の二次焼成を行い、所望の微細パターンを有する
ガラス基板を得た。裏打ちを行ったマザ−タイプのNi
スタンパを用いて作製した2P/エポキシスタンパを使
用した従来のゾルゲル法では、2P/エポキシスタンパ
を構成している紫外線硬化樹脂層の膜厚分布が大きい箇
所があり(Niスタンパの平坦性の悪いことに起因する
。)、ガラス基板全面に微細なパタ−ンを有するゾルゲ
ル層を得ることができなかった。本発明による樹脂製ス
タンパにおいてはこのようなことはなく、ガラス基板全
面に微細なパタ−ンを有するゾルゲル層を得ることがで
きた。また従来のように煩雑な長い工程を必要とせず、
6工程短縮することができた。
た光ディスク作製のパターン転写法に採用した場合であ
る。ガラス基板上にテトラエトキシシラン、ポリエチレ
ングリコール、塩酸を含むエチルアルコール溶液をスピ
ンコート法により塗布し、ゾルゲル層を2000〜30
00オングストローム形成した。次に図2に示すように
、ガラス基板12より外径寸法の大きい樹脂製スタンパ
11とゾルゲル層13付きガラス基板12を減圧下で重
ね合せて押圧する。そのままの状態で100℃、10分
の一次焼成を行う。その後、ガラス基板12から樹脂製
スタンパ11を反らせることにより離型し、350℃、
10分の二次焼成を行い、所望の微細パターンを有する
ガラス基板を得た。裏打ちを行ったマザ−タイプのNi
スタンパを用いて作製した2P/エポキシスタンパを使
用した従来のゾルゲル法では、2P/エポキシスタンパ
を構成している紫外線硬化樹脂層の膜厚分布が大きい箇
所があり(Niスタンパの平坦性の悪いことに起因する
。)、ガラス基板全面に微細なパタ−ンを有するゾルゲ
ル層を得ることができなかった。本発明による樹脂製ス
タンパにおいてはこのようなことはなく、ガラス基板全
面に微細なパタ−ンを有するゾルゲル層を得ることがで
きた。また従来のように煩雑な長い工程を必要とせず、
6工程短縮することができた。
【0009】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明によるス
タンパの製造方法によれば、直接マスタライタを用いて
樹脂基板に微細パタ−ンを形成するので、微細かつ正確
な形状を樹脂スタンパに付与することができると共に、
形状の制御が容易で、形状の見直しを簡単に行うことが
できる。また、本発明のパターン転写方法によればパタ
ーン転写工程が従来よりも大幅に短縮され、歩留まり、
あるいはコストの面で有利であり、その工業上の意義は
大きい。
タンパの製造方法によれば、直接マスタライタを用いて
樹脂基板に微細パタ−ンを形成するので、微細かつ正確
な形状を樹脂スタンパに付与することができると共に、
形状の制御が容易で、形状の見直しを簡単に行うことが
できる。また、本発明のパターン転写方法によればパタ
ーン転写工程が従来よりも大幅に短縮され、歩留まり、
あるいはコストの面で有利であり、その工業上の意義は
大きい。
【図1】本発明の一実施例を説明する概略断面図である
。
。
【図2】本発明の別の実施例を説明する概略断面図であ
る。
る。
1,11 樹脂製スタンパ 2,
12 ガラス基板 3 紫外線硬化樹脂
13 ゾルゲル層14 ピストン
15 ヒータープレート
12 ガラス基板 3 紫外線硬化樹脂
13 ゾルゲル層14 ピストン
15 ヒータープレート
Claims (3)
- 【請求項1】 樹脂製基板上にレジストを塗布する工
程と、該レジスト層にレーザービームを用いて所望のパ
タ−ンを露光し、現像する工程と、パターン化されたレ
ジスト層をマスクとして前記樹脂製基板をエッチングす
る工程と、残存するレジスト層を除去する工程とからな
ることを特徴とする樹脂製スタンパの製造方法。 - 【請求項2】 ガラス基板に、該ガラス基板より外径
寸法が大きく、かつ請求項1に記載の方法で得られた微
細パタ−ンを有する樹脂製スタンパの微細パターン面を
押し当て、該樹脂製スタンパと前記ガラス基板との間に
紫外線硬化樹脂を充填・押圧する工程と、前記ガラス基
板を通して紫外線を照射する工程と、微細パタ−ンが転
写された紫外線硬化樹脂を設けたガラス基板を前記樹脂
製スタンパから離型する工程とを備えたことを特徴とす
るパタ−ン転写方法。 - 【請求項3】 ガラス基板上にスピンコート法により
金属アルコレート、ポリエチレングリコール、塩酸を含
むゾルゲル溶液を塗布する工程と、前記ガラス基板より
外径寸法が大きく、かつ請求項1に記載の方法で得られ
た微細パターンを有する樹脂製スタンパの微細パターン
面に前記ゾルゲル層を有するガラス基板を配置し、前記
微細パターンを有する樹脂製スタンパを前記ゾルゲル層
を有するガラス基板に押圧する工程と、前記ゾルゲル層
を固化させる工程と、微細パタ−ンが転写されたゾルゲ
ル層を有するガラス基板を前記樹脂製スタンパから離型
する工程とを備えたことを特徴とするパタ−ン転写方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15598691A JP2679454B2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 樹脂スタンパの製造方法およびその樹脂スタンパを用いたパターン転写方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15598691A JP2679454B2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 樹脂スタンパの製造方法およびその樹脂スタンパを用いたパターン転写方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04355229A true JPH04355229A (ja) | 1992-12-09 |
JP2679454B2 JP2679454B2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=15617855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15598691A Expired - Lifetime JP2679454B2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 樹脂スタンパの製造方法およびその樹脂スタンパを用いたパターン転写方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2679454B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000231011A (ja) * | 1999-02-09 | 2000-08-22 | Sharp Corp | 光学素子およびその製造に用いるスタンパ |
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