JPH04352933A - 眼科測定方法 - Google Patents
眼科測定方法Info
- Publication number
- JPH04352933A JPH04352933A JP3124116A JP12411691A JPH04352933A JP H04352933 A JPH04352933 A JP H04352933A JP 3124116 A JP3124116 A JP 3124116A JP 12411691 A JP12411691 A JP 12411691A JP H04352933 A JPH04352933 A JP H04352933A
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- JP
- Japan
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- scattered light
- protein molecules
- intensity
- aqueous humor
- blood cells
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B3/00—Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
- A61B3/10—Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Ophthalmology & Optometry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
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- Surgery (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Eye Examination Apparatus (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は眼科測定方法、特に眼球
の前房水中に所定のレーザー光源のレーザー光を照射し
、前房水中に浮遊するタンパク質分子からの散乱光を検
出して、タンパク質の濃度、組成などを求める眼科測定
方法に関する。
の前房水中に所定のレーザー光源のレーザー光を照射し
、前房水中に浮遊するタンパク質分子からの散乱光を検
出して、タンパク質の濃度、組成などを求める眼科測定
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】眼球の角膜と水晶体の間にある前房には
、前房水が流れている。正常眼では前房柵の働きにより
、前房水中のアルブミン、グロブリン等のタンパク質は
非常に低濃度であり、また、血球は存在しない。
、前房水が流れている。正常眼では前房柵の働きにより
、前房水中のアルブミン、グロブリン等のタンパク質は
非常に低濃度であり、また、血球は存在しない。
【0003】しかし、白内障による眼内レンズの挿入手
術後などにおいて、前房柵の機能が低下したりすると、
前房水中に白血球や赤血球が流出したり、アルブミンや
グロブリン等のタンパク質分子が異常に増加したりする
ことが知られている。
術後などにおいて、前房柵の機能が低下したりすると、
前房水中に白血球や赤血球が流出したり、アルブミンや
グロブリン等のタンパク質分子が異常に増加したりする
ことが知られている。
【0004】そして、この血球の数密度やタンパク質分
子の濃度を定量的に測定することは、手術後の経過の診
断を行なう上において重要である。
子の濃度を定量的に測定することは、手術後の経過の診
断を行なう上において重要である。
【0005】このタンパク質分子の濃度を定量的に測定
する方法として、眼球の前房水中に浮遊するタンパク質
分子にレーザー光を照射し、前記タンパク分子から散乱
される散乱光強度を測定することによって、前房水中タ
ンパク濃度を求める方法が提案されている。
する方法として、眼球の前房水中に浮遊するタンパク質
分子にレーザー光を照射し、前記タンパク分子から散乱
される散乱光強度を測定することによって、前房水中タ
ンパク濃度を求める方法が提案されている。
【0006】これは、タンパク質分子の散乱効率をA、
前房水中のタンパク質分子の濃度をN、入射レーザー光
強度をI0とすると、タンパク質分子からの散乱光強度
Isは Is=A・N・I0
…(1)と表される。したがって、散
乱効率Aと入射レーザー光強度I0があらかじめわかっ
ていれば、散乱光強度Isを測定することによってタン
パク質濃度Nを求めることができる。
前房水中のタンパク質分子の濃度をN、入射レーザー光
強度をI0とすると、タンパク質分子からの散乱光強度
Isは Is=A・N・I0
…(1)と表される。したがって、散
乱効率Aと入射レーザー光強度I0があらかじめわかっ
ていれば、散乱光強度Isを測定することによってタン
パク質濃度Nを求めることができる。
【0007】まず、従来の装置を図2を用いて説明する
。レーザー光源1から放出されたレーザー光は、ガルバ
ノミラー等のオプティカルスキャナー2によって眼球の
前房水中で空間的に一次元または二次元的に走査され、
レンズ4によって眼球の前房水中に集光される。なお、
オプティカルスキャナー2は制御装置3によって制御さ
れ、前房水中の適当な測定位置にレーザー光を導く。
。レーザー光源1から放出されたレーザー光は、ガルバ
ノミラー等のオプティカルスキャナー2によって眼球の
前房水中で空間的に一次元または二次元的に走査され、
レンズ4によって眼球の前房水中に集光される。なお、
オプティカルスキャナー2は制御装置3によって制御さ
れ、前房水中の適当な測定位置にレーザー光を導く。
【0008】前房水中のレーザー光の像は、レンズ5に
よってマスク6上に結像され、前房水中で走査されるレ
ーザー光の像はマスク6上でも走査される。マスクの開
口を通過した散乱光は光電子増倍管7によって電気信号
に変換され、増幅器8で増幅された後、解析装置9によ
って散乱光強度が解析される。
よってマスク6上に結像され、前房水中で走査されるレ
ーザー光の像はマスク6上でも走査される。マスクの開
口を通過した散乱光は光電子増倍管7によって電気信号
に変換され、増幅器8で増幅された後、解析装置9によ
って散乱光強度が解析される。
【0009】マスク6上のレーザー光の像が開口から外
れているときには、外乱光や光電子増倍管の暗電流に起
因する雑音が検出され、一方、図3(a)に示されてい
るように、レーザー光の像がマスクの開口内にあるとき
には前述した雑音成分に信号成分が加わった形となる。
れているときには、外乱光や光電子増倍管の暗電流に起
因する雑音が検出され、一方、図3(a)に示されてい
るように、レーザー光の像がマスクの開口内にあるとき
には前述した雑音成分に信号成分が加わった形となる。
【0010】したがって、レーザー光がマスクの開口内
にあるときの信号強度から、開口から外れているときの
信号強度を差し引けば、真の散乱信号を得られることに
なる。
にあるときの信号強度から、開口から外れているときの
信号強度を差し引けば、真の散乱信号を得られることに
なる。
【0011】ただし、実際には前房水中に浮遊している
タンパク質分子は1種類だけではなく、複数種類のタン
パク質分子が混在して浮遊している。したがって、(1
)式は実際には Is=I0ΣAk・Nk
…(2)と表される。ここで、Akは、タンパク質
kの散乱効率であり、Nkはタンパク質kの濃度である
。
タンパク質分子は1種類だけではなく、複数種類のタン
パク質分子が混在して浮遊している。したがって、(1
)式は実際には Is=I0ΣAk・Nk
…(2)と表される。ここで、Akは、タンパク質
kの散乱効率であり、Nkはタンパク質kの濃度である
。
【0012】(2)式から明らかなように、散乱光強度
Isを測定しただけでは、複数種類のタンパク質分子を
分類して解析することはできない。この複数のタンパク
質分子の各成分ごとの組成比は、疾患と密接な関係があ
ると考えられている。したがって、前房水中のタンパク
質分子の各成分ごとの組成比を測定することは、眼疾患
の診断において非常に重要な意義がある。
Isを測定しただけでは、複数種類のタンパク質分子を
分類して解析することはできない。この複数のタンパク
質分子の各成分ごとの組成比は、疾患と密接な関係があ
ると考えられている。したがって、前房水中のタンパク
質分子の各成分ごとの組成比を測定することは、眼疾患
の診断において非常に重要な意義がある。
【0013】このタンパク質分子の組成比を測定する方
法として、光子相関法を応用した方法が知られている。 この方法では、タンパク質分子の拡散定数の違いが、散
乱光強度の自己相関関数の緩和時間の違いになってあら
われるため、その緩和時間とその緩和時間に寄与した拡
散定数の重みを測定する。
法として、光子相関法を応用した方法が知られている。 この方法では、タンパク質分子の拡散定数の違いが、散
乱光強度の自己相関関数の緩和時間の違いになってあら
われるため、その緩和時間とその緩和時間に寄与した拡
散定数の重みを測定する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】通常、このような測定
ではレーザー光を走査せず、空間的に静止させて測定す
る。しかし、前房水中のタンパク質分子の拡散定数や組
成比を光子相関法で求めようとした場合、前房水中には
直径5〜20μm程度の赤血球や白血球も存在すること
がある。
ではレーザー光を走査せず、空間的に静止させて測定す
る。しかし、前房水中のタンパク質分子の拡散定数や組
成比を光子相関法で求めようとした場合、前房水中には
直径5〜20μm程度の赤血球や白血球も存在すること
がある。
【0015】ところが、レーザービームが走査される空
間内に血球が存在すると、図3(b)に示されているよ
うな散乱光強度に関する信号が得られ、血球からの散乱
光強度はタンパク質分子からの散乱光強度より高くなる
。
間内に血球が存在すると、図3(b)に示されているよ
うな散乱光強度に関する信号が得られ、血球からの散乱
光強度はタンパク質分子からの散乱光強度より高くなる
。
【0016】このような散乱光を受光した場合、自己相
関関数のS/N比が低下したり、タンパク質分子の組成
比を正確に測定できなくなってしまうという問題がある
。
関関数のS/N比が低下したり、タンパク質分子の組成
比を正確に測定できなくなってしまうという問題がある
。
【0017】本発明の課題は、以上の問題を解決し、赤
血球、白血球などの血球の存在にかかわらず、前房水中
のタンパク質分子の組成、濃度などを測定できる眼科測
定方法を提供することにある。
血球、白血球などの血球の存在にかかわらず、前房水中
のタンパク質分子の組成、濃度などを測定できる眼科測
定方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明においては、眼球の前房水中にレーザー光
を照射し、前房水中に存在するタンパク質分子からの散
乱光を受光し、その散乱光強度に関する信号の自己相関
関数を求め、その自己相関関数を解析することにより、
前房水中のタンパク質分子の組成あるいは濃度を測定す
る眼科測定方法において、タンパク質分子からの散乱光
強度の自己相関関数を測定する前に、レーザー光を前房
内で走査させその散乱光強度を測定し、タンパク質分子
からの散乱光と血球からの散乱光を判定することにより
血球の位置を判定し、その後、前記血球からの散乱光を
受光しない前房内の位置にレーザー光を照射し、レーザ
ー光が静止している間に前記自己相関関数を測定する構
成を採用した。
めに、本発明においては、眼球の前房水中にレーザー光
を照射し、前房水中に存在するタンパク質分子からの散
乱光を受光し、その散乱光強度に関する信号の自己相関
関数を求め、その自己相関関数を解析することにより、
前房水中のタンパク質分子の組成あるいは濃度を測定す
る眼科測定方法において、タンパク質分子からの散乱光
強度の自己相関関数を測定する前に、レーザー光を前房
内で走査させその散乱光強度を測定し、タンパク質分子
からの散乱光と血球からの散乱光を判定することにより
血球の位置を判定し、その後、前記血球からの散乱光を
受光しない前房内の位置にレーザー光を照射し、レーザ
ー光が静止している間に前記自己相関関数を測定する構
成を採用した。
【0019】
【作用】以上の構成によれば、レーザー光の照射位置を
制御することにより前房水中に存在する血球からの散乱
光を受光せず、血球からの散乱光の影響を受けていない
タンパク質分子からの散乱光強度を測定し、その自己相
関関数を求めることができるので、自己相関関数のS/
N比を向上できる。
制御することにより前房水中に存在する血球からの散乱
光を受光せず、血球からの散乱光の影響を受けていない
タンパク質分子からの散乱光強度を測定し、その自己相
関関数を求めることができるので、自己相関関数のS/
N比を向上できる。
【0020】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づき本発明を詳
細に説明する。
細に説明する。
【0021】図1は本発明による測定装置の構成を示す
。レーザー光を走査しながら前房水中にレーザー光を照
射し、前房水中に存在するタンパク質分子および血球か
らの散乱光を電気信号に変換する光学的な構成は、従来
とまったく同じである。
。レーザー光を走査しながら前房水中にレーザー光を照
射し、前房水中に存在するタンパク質分子および血球か
らの散乱光を電気信号に変換する光学的な構成は、従来
とまったく同じである。
【0022】さらに、本実施例では、増幅器8と解析装
置9の間に相関計10が設けられており、この相関計1
0は、前房水中のタンパク質分子からの散乱光強度の自
己相関関数を求めるために使用される。
置9の間に相関計10が設けられており、この相関計1
0は、前房水中のタンパク質分子からの散乱光強度の自
己相関関数を求めるために使用される。
【0023】オプティカルスキャナー2の制御は、制御
装置3を介して解析装置9によってアナログ的またはデ
ジタル的に行なわれ、前房水中のタンパク質分子からの
散乱光強度の測定は解析装置9を介して手動または自動
によって行なわれる。制御装置3および解析装置9はパ
ーソナルコンピュータなどをもちいて構成することもで
きる。
装置3を介して解析装置9によってアナログ的またはデ
ジタル的に行なわれ、前房水中のタンパク質分子からの
散乱光強度の測定は解析装置9を介して手動または自動
によって行なわれる。制御装置3および解析装置9はパ
ーソナルコンピュータなどをもちいて構成することもで
きる。
【0024】以上の構成において、前房水中のタンパク
質分子からの散乱光強度の自己相関関数を測定する場合
、まず、制御装置3は、オプティカルスキャナー2を介
してレーザー光源1のレーザー光を前房内で走査し、前
房水中のタンパク質分子および血球からの散乱光強度を
測定し、血球からの散乱光を判定することにより、その
空間的な位置を計算する。
質分子からの散乱光強度の自己相関関数を測定する場合
、まず、制御装置3は、オプティカルスキャナー2を介
してレーザー光源1のレーザー光を前房内で走査し、前
房水中のタンパク質分子および血球からの散乱光強度を
測定し、血球からの散乱光を判定することにより、その
空間的な位置を計算する。
【0025】血球の空間的な位置は、図3(b)のよう
に測定される散乱光により検出できる。
に測定される散乱光により検出できる。
【0026】次に、解析装置9から制御装置3を介して
オプティカルスキャナー2を制御することによって、マ
スクの開口内でかつ血球が存在しない位置(例えば図3
(b)においては、Xの位置)にレーザー光を照射し、
相関計10を用いて従来同様にレーザービームが静止し
ている間に前房水中のタンパク質分子からの散乱光強度
の自己相関関数を測定し、その測定結果から、解析装置
9により前房水中のタンパク質分子の組成あるいは濃度
を測定する。
オプティカルスキャナー2を制御することによって、マ
スクの開口内でかつ血球が存在しない位置(例えば図3
(b)においては、Xの位置)にレーザー光を照射し、
相関計10を用いて従来同様にレーザービームが静止し
ている間に前房水中のタンパク質分子からの散乱光強度
の自己相関関数を測定し、その測定結果から、解析装置
9により前房水中のタンパク質分子の組成あるいは濃度
を測定する。
【0027】上記実施例によれば、血球の存在しない位
置にレーザー照射を行ない、血球からの散乱光を受光す
ることなく前房水中のタンパク質分子からの散乱光を受
光できる。すなわち、前房水中のタンパク質分子からの
散乱光が測定可能であり、かつ血球からの散乱光を受光
しない前房内の位置にレーザービームを照射するため、
タンパク質分子からの散乱光強度の自己相関関数を求め
る場合、血球の影響を受けていない散乱光を検出するこ
とができ、自己相関関数のS/N比が向上し、タンパク
質分子の組成比、濃度などの測定をより正確に行なえる
ようになる。
置にレーザー照射を行ない、血球からの散乱光を受光す
ることなく前房水中のタンパク質分子からの散乱光を受
光できる。すなわち、前房水中のタンパク質分子からの
散乱光が測定可能であり、かつ血球からの散乱光を受光
しない前房内の位置にレーザービームを照射するため、
タンパク質分子からの散乱光強度の自己相関関数を求め
る場合、血球の影響を受けていない散乱光を検出するこ
とができ、自己相関関数のS/N比が向上し、タンパク
質分子の組成比、濃度などの測定をより正確に行なえる
ようになる。
【0028】また、以上の実施例では、解析装置9のソ
フトウエアにより相関関数を求めるのではなく、相関計
10のハードウエアを用いて相関関数を求めるために、
解析装置9に負担をかけることなく、リアルタイムで高
速な相関演算が可能である。
フトウエアにより相関関数を求めるのではなく、相関計
10のハードウエアを用いて相関関数を求めるために、
解析装置9に負担をかけることなく、リアルタイムで高
速な相関演算が可能である。
【0029】なお、図3(b)の照射位置Xは、例えば
、マスク上のレーザービームの像が開口内にあるときの
散乱光強度の最小値を持つ点を求めることにより決定し
てもよい。
、マスク上のレーザービームの像が開口内にあるときの
散乱光強度の最小値を持つ点を求めることにより決定し
てもよい。
【0030】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば、眼球の前房水中にレーザー光を照射し、前房水中に
存在するタンパク質分子からの散乱光を受光し、その散
乱光強度に関する信号の自己相関関数を求め、その自己
相関関数を解析することにより、前房水中のタンパク質
分子の組成あるいは濃度を測定する眼科測定方法におい
て、タンパク質分子からの散乱光強度の自己相関関数を
測定する前に、レーザー光を前房内で走査させその散乱
光強度を測定し、タンパク質分子からの散乱光と血球か
らの散乱光を判定することにより血球の位置を判定し、
その後、前記血球からの散乱光を受光しない前房内の位
置にレーザー光を照射し、レーザー光が静止している間
に前記自己相関関数を測定する構成を採用しているので
、レーザー光の照射位置を制御することにより前房水中
に存在する血球からの散乱光を受光せず、血球からの散
乱光の影響を受けていないタンパク質分子からの散乱光
強度を測定し、その自己相関関数を求めることができ、
自己相関関数のS/N比を向上し、この自己相関関数の
解析に基づくタンパク質分子の組成、濃度などの測定を
より正確に行なえるという優れた効果がある。
ば、眼球の前房水中にレーザー光を照射し、前房水中に
存在するタンパク質分子からの散乱光を受光し、その散
乱光強度に関する信号の自己相関関数を求め、その自己
相関関数を解析することにより、前房水中のタンパク質
分子の組成あるいは濃度を測定する眼科測定方法におい
て、タンパク質分子からの散乱光強度の自己相関関数を
測定する前に、レーザー光を前房内で走査させその散乱
光強度を測定し、タンパク質分子からの散乱光と血球か
らの散乱光を判定することにより血球の位置を判定し、
その後、前記血球からの散乱光を受光しない前房内の位
置にレーザー光を照射し、レーザー光が静止している間
に前記自己相関関数を測定する構成を採用しているので
、レーザー光の照射位置を制御することにより前房水中
に存在する血球からの散乱光を受光せず、血球からの散
乱光の影響を受けていないタンパク質分子からの散乱光
強度を測定し、その自己相関関数を求めることができ、
自己相関関数のS/N比を向上し、この自己相関関数の
解析に基づくタンパク質分子の組成、濃度などの測定を
より正確に行なえるという優れた効果がある。
【図1】本発明の眼科測定方法を示した説明図である。
【図2】従来の眼科測定方法を示した説明図である。
【図3】本発明および従来の眼科測定方法において検出
される散乱光強度を示した説明図である。
される散乱光強度を示した説明図である。
1 レーザー光源
2 オプティカルスキャナー
3 制御装置
4 レンズ
5 レンズ
6 マスク
7 光電子増倍管
8 増幅器
9 解析装置
10 相関計
Claims (1)
- 【請求項1】 眼球の前房水中にレーザー光を照射し
、前房水中に存在するタンパク質分子からの散乱光を受
光し、その散乱光強度に関する信号の自己相関関数を求
め、その自己相関関数を解析することにより、前房水中
のタンパク質分子の組成あるいは濃度を測定する眼科測
定方法において、タンパク質分子からの散乱光強度の自
己相関関数を測定する前に、レーザー光を前房内で走査
させその散乱光強度を測定し、タンパク質分子からの散
乱光と血球からの散乱光を判定することにより血球の位
置を判定し、その後、前記血球からの散乱光を受光しな
い前房内の位置にレーザー光を照射し、レーザー光が静
止している間に前記自己相関関数を測定することを特徴
とする眼科測定方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3124116A JPH04352933A (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 眼科測定方法 |
US07/866,754 US5258788A (en) | 1991-05-29 | 1992-04-10 | Method for measuring the protein composition and concentration in the aqueous humor of the eye |
EP92303327A EP0516272A1 (en) | 1991-05-29 | 1992-04-14 | Ophthalmic measurement method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3124116A JPH04352933A (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 眼科測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04352933A true JPH04352933A (ja) | 1992-12-08 |
Family
ID=14877325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3124116A Pending JPH04352933A (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 眼科測定方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5258788A (ja) |
EP (1) | EP0516272A1 (ja) |
JP (1) | JPH04352933A (ja) |
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JP2021135240A (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-13 | 学校法人東日本学園 | 移動粒子の評価方法及び評価装置 |
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