JPH04351825A - 配線用遮断器 - Google Patents
配線用遮断器Info
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- JPH04351825A JPH04351825A JP12170591A JP12170591A JPH04351825A JP H04351825 A JPH04351825 A JP H04351825A JP 12170591 A JP12170591 A JP 12170591A JP 12170591 A JP12170591 A JP 12170591A JP H04351825 A JPH04351825 A JP H04351825A
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Links
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Landscapes
- Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
- Breakers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過負荷、短絡事故等の
際に自動的に電路を遮断する機能を有する配線用遮断器
に関する。
際に自動的に電路を遮断する機能を有する配線用遮断器
に関する。
【0002】
【従来の技術】交流600[V]以下、直流500[V
]以下の電気系統では、通常、電源側と負荷側との間に
配線遮断器(Molded Case Circu
it Breaker:以下、MCCBと略す)が設
けられ、過負荷や短絡事故が起こった場合にこのMCC
Bで過電流を遮断することで、系統を焼損事故から保護
している。
]以下の電気系統では、通常、電源側と負荷側との間に
配線遮断器(Molded Case Circu
it Breaker:以下、MCCBと略す)が設
けられ、過負荷や短絡事故が起こった場合にこのMCC
Bで過電流を遮断することで、系統を焼損事故から保護
している。
【0003】この種のMCCBは、一般に、電路の開閉
遮断を行う開閉機構と、過電流や短絡電流に応動して電
路の開閉遮断を行わせる過電流引外し装置と、外部接続
導体を接続する電源側および負荷側端子とを絶縁容器内
に一体に組み立ててなる。
遮断を行う開閉機構と、過電流や短絡電流に応動して電
路の開閉遮断を行わせる過電流引外し装置と、外部接続
導体を接続する電源側および負荷側端子とを絶縁容器内
に一体に組み立ててなる。
【0004】ここに、電路とは、電源側端子と負荷側端
子との間の電線路であり、開閉機構とは、手動又は引外
し装置により接点を開閉する機構であり、過電流引外し
装置とは、熱動素子(例えばバイメタル)、電磁式又は
変流器等により過電流を検出して接点を開く装置である
。
子との間の電線路であり、開閉機構とは、手動又は引外
し装置により接点を開閉する機構であり、過電流引外し
装置とは、熱動素子(例えばバイメタル)、電磁式又は
変流器等により過電流を検出して接点を開く装置である
。
【0005】図8は、三相460[V]/100[A]
/25[kA]の定格を有する従来の一般的なMCCB
の外観構造図であり、図9はその回路構成図である。
/25[kA]の定格を有する従来の一般的なMCCB
の外観構造図であり、図9はその回路構成図である。
【0006】これらの図において、30はMCCB、3
1は開閉機構の接点、32は熱動素子、33は絶縁容器
、34は電源側端子、35は負荷側端子である。
1は開閉機構の接点、32は熱動素子、33は絶縁容器
、34は電源側端子、35は負荷側端子である。
【0007】このようなMCCB30は、例えば、一般
家庭での低電圧ブレーカとして、あるいは、工場やプラ
ントで数多く設けられる電動機および他の電源系統の保
護用として使用される。
家庭での低電圧ブレーカとして、あるいは、工場やプラ
ントで数多く設けられる電動機および他の電源系統の保
護用として使用される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のMC
CB30では、短絡事故等の際、過電流が熱動素子32
を流れてからこれを検出するまで3〜4[ms]程度の
機械的遅れがあり、その後開閉機構の接点31が開き始
め、10乃至20[ms]後に最終的に電流を遮断する
。この間、短絡電流は限流されないので、短絡遮断電流
値は、低電圧における回路条件下でも数[kA]から数
十[kA]にも達する。したがって、MCCB30には
短絡電流遮断時に生じる過大なアークエネルギーを遮断
できる能力が要求される。特に工場やプラント等では、
一般家庭に比べて電源の容量が大きく(電源インピーダ
ンスが小さく)、非常に大きな短絡電流が流れるため、
MCCB30の材質、構造を強化し、容器体積も大型化
せざるを得ない。
CB30では、短絡事故等の際、過電流が熱動素子32
を流れてからこれを検出するまで3〜4[ms]程度の
機械的遅れがあり、その後開閉機構の接点31が開き始
め、10乃至20[ms]後に最終的に電流を遮断する
。この間、短絡電流は限流されないので、短絡遮断電流
値は、低電圧における回路条件下でも数[kA]から数
十[kA]にも達する。したがって、MCCB30には
短絡電流遮断時に生じる過大なアークエネルギーを遮断
できる能力が要求される。特に工場やプラント等では、
一般家庭に比べて電源の容量が大きく(電源インピーダ
ンスが小さく)、非常に大きな短絡電流が流れるため、
MCCB30の材質、構造を強化し、容器体積も大型化
せざるを得ない。
【0009】そのため、従来は、MCCBの製品価格が
高くなり、また、MCCBを大量に組み込んで使用する
コントロールセンター等では、一つのコントロール盤ユ
ニットでのMCCBの占める容積が4分の1以上に及ぶ
という問題があった。
高くなり、また、MCCBを大量に組み込んで使用する
コントロールセンター等では、一つのコントロール盤ユ
ニットでのMCCBの占める容積が4分の1以上に及ぶ
という問題があった。
【0010】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、大電流の遮断能力
を有するとともに、小型化、低コスト化が図れるMCC
Bを提供することにある。
のであり、その目的とするところは、大電流の遮断能力
を有するとともに、小型化、低コスト化が図れるMCC
Bを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、電路の開閉遮断を行う開閉機構と、
過電流や短絡電流に応動して電路の開閉遮断を行わせる
過電流引外し装置と、外部接続導体を接続する電源側お
よび負荷側端子とを絶縁容器内に一体に組み立ててなる
配線用遮断器において、前記絶縁容器内の電路にPTC
(Positive Temperature C
oefficient)抵抗素子を直列に挿入接続し、
前記過電流や短絡電流の遮断時に遮断電流値を低減させ
るようにした。 また、前記絶縁容器の外部で前記電
源側又は負荷側端子のいずれか一方に、薄板状若しくは
棒状に形成したPTC抵抗素子を接続した。
の本発明の構成は、電路の開閉遮断を行う開閉機構と、
過電流や短絡電流に応動して電路の開閉遮断を行わせる
過電流引外し装置と、外部接続導体を接続する電源側お
よび負荷側端子とを絶縁容器内に一体に組み立ててなる
配線用遮断器において、前記絶縁容器内の電路にPTC
(Positive Temperature C
oefficient)抵抗素子を直列に挿入接続し、
前記過電流や短絡電流の遮断時に遮断電流値を低減させ
るようにした。 また、前記絶縁容器の外部で前記電
源側又は負荷側端子のいずれか一方に、薄板状若しくは
棒状に形成したPTC抵抗素子を接続した。
【0012】
【作用】本発明のMCCBは、電路に正常電流が流れる
通常状態では従来のMCCBと同様に何等動作しないが
、短絡事故等により電路に過電流が流れると、そのジュ
ール熱によりPTC抵抗素子の抵抗値が上昇して電流を
流しにくくする。この時に生じる熱等により開閉機構を
作動させて過電流を遮断する。
通常状態では従来のMCCBと同様に何等動作しないが
、短絡事故等により電路に過電流が流れると、そのジュ
ール熱によりPTC抵抗素子の抵抗値が上昇して電流を
流しにくくする。この時に生じる熱等により開閉機構を
作動させて過電流を遮断する。
【0013】したがって、MCCB自体の動作責務をP
TC抵抗素子で分担することになり、電流遮断値が低減
するので、PTC抵抗素子を設けない場合に比べてMC
CBの構造を簡略にし、且つ、容積を小さくすることが
できる。
TC抵抗素子で分担することになり、電流遮断値が低減
するので、PTC抵抗素子を設けない場合に比べてMC
CBの構造を簡略にし、且つ、容積を小さくすることが
できる。
【0014】なお、PTC抵抗素子を薄板状若しくは棒
状に形成することで、絶縁容器の表面部への外付けが容
易になり、その取付スペースも節約される。
状に形成することで、絶縁容器の表面部への外付けが容
易になり、その取付スペースも節約される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0016】(第一実施例)図1は本発明の第一実施例
に係るMCCBの回路構成図である。この図を参照する
と、本実施例のMCCB10は、絶縁容器13内の電源
側端子14と負荷側端子15とを結ぶ電線路に、PTC
(Positive Temperature C
oefficient)抵抗素子1を直列に挿入接続し
たものである。
に係るMCCBの回路構成図である。この図を参照する
と、本実施例のMCCB10は、絶縁容器13内の電源
側端子14と負荷側端子15とを結ぶ電線路に、PTC
(Positive Temperature C
oefficient)抵抗素子1を直列に挿入接続し
たものである。
【0017】挿入接続する箇所は、図1(a)のように
熱動素子12と負荷側端子14との間、同(b)のよう
に開閉機構の接点11と熱動素子12との間、同(c)
のように電源側端子13と開閉機構の接点11との間の
いずれかとする。なお、各箇所に同時に挿入接続しても
良い。
熱動素子12と負荷側端子14との間、同(b)のよう
に開閉機構の接点11と熱動素子12との間、同(c)
のように電源側端子13と開閉機構の接点11との間の
いずれかとする。なお、各箇所に同時に挿入接続しても
良い。
【0018】このPTC抵抗素子1は、低電流のときは
低抵抗値であるが、電流の増加によりその抵抗値が急激
に増加する素子で、例えば、(V1−xCrx)2O3
(但し、0≦x≦0.015)を1100℃以上で仮焼
し、この仮焼物に焼結助剤としてFeを混合し、更にこ
の混合物を1535℃以上の熱で焼成することで得られ
るもの(本発明者らによる特願平2−198453号)
を用いる。
低抵抗値であるが、電流の増加によりその抵抗値が急激
に増加する素子で、例えば、(V1−xCrx)2O3
(但し、0≦x≦0.015)を1100℃以上で仮焼
し、この仮焼物に焼結助剤としてFeを混合し、更にこ
の混合物を1535℃以上の熱で焼成することで得られ
るもの(本発明者らによる特願平2−198453号)
を用いる。
【0019】図2はこのPTC抵抗素子1単体における
電気抵抗の温度依存特性図であり、100℃以上の温度
になると、抵抗値が急激に増加し、大電流通電時の温度
上昇による限流効果(PTC効果)が得られる様子を示
している。
電気抵抗の温度依存特性図であり、100℃以上の温度
になると、抵抗値が急激に増加し、大電流通電時の温度
上昇による限流効果(PTC効果)が得られる様子を示
している。
【0020】図3は、短絡試験時のPTC抵抗素子1の
みでの短絡電流、電圧、抵抗変化を示した図である。図
3を参照すると、印加電圧は経過時間が約5[ms]で
ピーク値となるが、PTC抵抗素子1の比抵抗は約2.
5[ms]後から急激に増加する。これに伴い正常時の
電流に対する短絡電流の相対値も経過時間2.5[ms
]の時点での11をピークに急激に減少する。PTC抵
抗素子1を挿入接続しないで短絡試験を行った場合は、
短絡電流の相対値が170を超えることが確認されてい
るので、このPTC抵抗素子1により大きな電流抑制効
果が得られることがわかる。
みでの短絡電流、電圧、抵抗変化を示した図である。図
3を参照すると、印加電圧は経過時間が約5[ms]で
ピーク値となるが、PTC抵抗素子1の比抵抗は約2.
5[ms]後から急激に増加する。これに伴い正常時の
電流に対する短絡電流の相対値も経過時間2.5[ms
]の時点での11をピークに急激に減少する。PTC抵
抗素子1を挿入接続しないで短絡試験を行った場合は、
短絡電流の相対値が170を超えることが確認されてい
るので、このPTC抵抗素子1により大きな電流抑制効
果が得られることがわかる。
【0021】このPTC抵抗素子1を図1(a)(b)
(c)のように絶縁容器13内に組み込んだ本実施例の
MCCB10は、正常時には従来のMCCBと同様に何
ら動作しないが、短絡事故等により過電流が流れた場合
には、PTCに抵抗素子1の抵抗値が急激に増加して電
流を流しにくくする。この時に生じる熱あるいは熱動素
子12の熱で開閉機構の接点11を作動させ、過電流を
遮断する。したがって、開閉機構での電流遮断値を低減
することができ、MCCBの各構成部品の規格を下げる
ことができる。また、それに伴って絶縁容器13の容積
も小さくすることができる。
(c)のように絶縁容器13内に組み込んだ本実施例の
MCCB10は、正常時には従来のMCCBと同様に何
ら動作しないが、短絡事故等により過電流が流れた場合
には、PTCに抵抗素子1の抵抗値が急激に増加して電
流を流しにくくする。この時に生じる熱あるいは熱動素
子12の熱で開閉機構の接点11を作動させ、過電流を
遮断する。したがって、開閉機構での電流遮断値を低減
することができ、MCCBの各構成部品の規格を下げる
ことができる。また、それに伴って絶縁容器13の容積
も小さくすることができる。
【0022】図4は三相460[V]/100[A]/
25[kA]の定格を有する本実施例のMCCB10の
外観構造図である。図4を参照すると、図8に示した同
一定格のMCCB30に比べてその外形寸法、容積を著
しく小さくすることができる。しかも、PTC抵抗素子
が安価であり、他の構成部品の価格も安くなるので、全
体の製造コストも著しく低下する。
25[kA]の定格を有する本実施例のMCCB10の
外観構造図である。図4を参照すると、図8に示した同
一定格のMCCB30に比べてその外形寸法、容積を著
しく小さくすることができる。しかも、PTC抵抗素子
が安価であり、他の構成部品の価格も安くなるので、全
体の製造コストも著しく低下する。
【0023】(第二実施例)図5は本発明の第二実施例
に係るMCCBの回路構成図である。
に係るMCCBの回路構成図である。
【0024】図5を参照すると、第二実施例のMCCB
20は、開閉機構の接点21と熱動素子22と図示を省
略した引外し装置等とを収容するとともに電源側端子2
4と負荷側端子25とを備えたMCCB本体23を備え
、前記電源側端子24と前記負荷側端子25の少なくと
も一方に、PTC抵抗素子2の一端部を接続するととも
に、該PTC抵抗素子2の他端部を前記電源側配線ある
いは負荷側配線と接続可能に形成して成る。PTC抵抗
素子2は、例えば前記第一実施例と同様のものを使用す
る。
20は、開閉機構の接点21と熱動素子22と図示を省
略した引外し装置等とを収容するとともに電源側端子2
4と負荷側端子25とを備えたMCCB本体23を備え
、前記電源側端子24と前記負荷側端子25の少なくと
も一方に、PTC抵抗素子2の一端部を接続するととも
に、該PTC抵抗素子2の他端部を前記電源側配線ある
いは負荷側配線と接続可能に形成して成る。PTC抵抗
素子2は、例えば前記第一実施例と同様のものを使用す
る。
【0025】このようにすれば、前記第一実施例と同様
に、MCCB本体23の外形寸法、容積を小さくでき、
製造コストを低下させるという効果を奏する。
に、MCCB本体23の外形寸法、容積を小さくでき、
製造コストを低下させるという効果を奏する。
【0026】図6(a)(b)は、本実施例によるPT
C抵抗素子の取付構造の一例を示す構成斜視図である。
C抵抗素子の取付構造の一例を示す構成斜視図である。
【0027】これらの図を参照すると、例えば断面円形
の棒状PTC抵抗素子2’を形成し、その両端部に各々
配線用端子3a,3bを設けるとともに、MCCB本体
(絶縁容器)23の背面部あるいは他の表面部に該PT
C抵抗素子2’を保持するための保持部材4a,4bを
設け、配線用端子3a,3bの一方を配線部材5を介し
て前記電源側端子24あるいは負荷側端子25に接続し
ている。
の棒状PTC抵抗素子2’を形成し、その両端部に各々
配線用端子3a,3bを設けるとともに、MCCB本体
(絶縁容器)23の背面部あるいは他の表面部に該PT
C抵抗素子2’を保持するための保持部材4a,4bを
設け、配線用端子3a,3bの一方を配線部材5を介し
て前記電源側端子24あるいは負荷側端子25に接続し
ている。
【0028】図6(a)はPTC抵抗素子2’の一方の
配線用端子3bを電源側端子24に接続した図であり、
他方の配線用端子3aは新たな電源側端子となる。一方
、図6(b)はPTC抵抗素子2’の一方の端子3aを
負荷側端子25に接続した図であり、他方の配線用端子
3bは新たな負荷側端子となる。
配線用端子3bを電源側端子24に接続した図であり、
他方の配線用端子3aは新たな電源側端子となる。一方
、図6(b)はPTC抵抗素子2’の一方の端子3aを
負荷側端子25に接続した図であり、他方の配線用端子
3bは新たな負荷側端子となる。
【0029】なお、棒状のPTC抵抗素子2’は、例え
ばラバープレスにより一体成形した後に所定温度で焼成
される。
ばラバープレスにより一体成形した後に所定温度で焼成
される。
【0030】図7(a)(b)は、他の取付構造例を示
す構成斜視図である。
す構成斜視図である。
【0031】これらの図を参照すると、例えば薄板状の
PTC抵抗素子2’’を形成し、その両端部に各々配線
用端子3’a,3’bを設けるとともに、その一方を直
接前記電源側端子24あるいは負荷側端子25に接続し
ている。
PTC抵抗素子2’’を形成し、その両端部に各々配線
用端子3’a,3’bを設けるとともに、その一方を直
接前記電源側端子24あるいは負荷側端子25に接続し
ている。
【0032】図7(a)はPTC抵抗素子2’’の一方
の配線用端子3’bを電源側端子24に接続した図であ
り、他方の配線用端子3’aは新たな電源側端子となる
。一方、図7(b)はPTC抵抗素子2’’の一方の端
子3’aを負荷側端子25に接続した図であり、他方の
配線用端子3’bは新たな負荷側端子となる。
の配線用端子3’bを電源側端子24に接続した図であ
り、他方の配線用端子3’aは新たな電源側端子となる
。一方、図7(b)はPTC抵抗素子2’’の一方の端
子3’aを負荷側端子25に接続した図であり、他方の
配線用端子3’bは新たな負荷側端子となる。
【0033】薄板状のPTC抵抗素子2’’は、例えば
、ディスク状に焼成した素子を板状に切り出すことで所
定形状に形成した。前記棒状のPTC抵抗素子2’のよ
うに一体成形しても良いが、そうすると成形ムラが生じ
るので注意を要する。
、ディスク状に焼成した素子を板状に切り出すことで所
定形状に形成した。前記棒状のPTC抵抗素子2’のよ
うに一体成形しても良いが、そうすると成形ムラが生じ
るので注意を要する。
【0034】なお、棒状PTC抵抗素子2’と薄板状P
TC抵抗素子2’’とを比較すると、前者は加工が容易
でその工程が少なく、低コストで組み立てられる利点が
あるが、別途取付スペースを必要とする。後者はいわゆ
る一体成形法ではなく切り出し法によればその分工程数
が増え、コスト高となるが、図7(a)(b)から明ら
かなように、大幅な省スペースを実現することができる
。
TC抵抗素子2’’とを比較すると、前者は加工が容易
でその工程が少なく、低コストで組み立てられる利点が
あるが、別途取付スペースを必要とする。後者はいわゆ
る一体成形法ではなく切り出し法によればその分工程数
が増え、コスト高となるが、図7(a)(b)から明ら
かなように、大幅な省スペースを実現することができる
。
【0035】本実施例で用いたPTC抵抗素子は棒状の
もので8[mm:φ]×50[mm:L]、薄板状のも
ので20[mm:W]×25[mm:D]×50[mm
:L]であるが、この寸法は、電流容量その他の条件に
より変えることができる。
もので8[mm:φ]×50[mm:L]、薄板状のも
ので20[mm:W]×25[mm:D]×50[mm
:L]であるが、この寸法は、電流容量その他の条件に
より変えることができる。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明では、MC
CB内の電路に直列、即ち、開閉機構の接点と電源側端
子間、接点と熱動素子間、熱動素子と負荷側端子間のい
ずれかにPTC抵抗素子を挿入接続し、あるいはMCC
B本体にPTC抵抗素子を外付けするようにしたので、
正常時には電気系統に何ら影響を与えない一方、短絡事
故等が発生したときは過電流が直ちに抑制され、MCC
Bの電流遮断能力(責務)を大幅に低減できるという効
果がある。これにより、MCCBの構造を簡略にし、そ
の容積を著しく小さくすることができる。具体的には、
同一定格の従来のMCCBを8段組しか組み込めなかっ
たコントロール盤のスペースに12段組の多重積みが可
能となり、省資源(材料)、省スペースが図れるように
なった。PTC抵抗素子を外付けする場合は、その形状
を例えば薄板状に変えることで、より一層の省スペース
を図ることができる。
CB内の電路に直列、即ち、開閉機構の接点と電源側端
子間、接点と熱動素子間、熱動素子と負荷側端子間のい
ずれかにPTC抵抗素子を挿入接続し、あるいはMCC
B本体にPTC抵抗素子を外付けするようにしたので、
正常時には電気系統に何ら影響を与えない一方、短絡事
故等が発生したときは過電流が直ちに抑制され、MCC
Bの電流遮断能力(責務)を大幅に低減できるという効
果がある。これにより、MCCBの構造を簡略にし、そ
の容積を著しく小さくすることができる。具体的には、
同一定格の従来のMCCBを8段組しか組み込めなかっ
たコントロール盤のスペースに12段組の多重積みが可
能となり、省資源(材料)、省スペースが図れるように
なった。PTC抵抗素子を外付けする場合は、その形状
を例えば薄板状に変えることで、より一層の省スペース
を図ることができる。
【0037】また、過電流がPTC抵抗素子で抑制され
るので、コントロール盤から負荷回路へ配線される導体
を細くすることができ、MCCBや負荷回路等の点検保
守が安全且つ容易に行えるようになった。
るので、コントロール盤から負荷回路へ配線される導体
を細くすることができ、MCCBや負荷回路等の点検保
守が安全且つ容易に行えるようになった。
【0038】また、短絡時の遮断に要する時間が従来の
ものより短く、5[ms]以下に設定することができる
ようになった。
ものより短く、5[ms]以下に設定することができる
ようになった。
【0039】更に、PTC抵抗素子自体が安価であり、
MCCBの構成部品も安価にできるので、商品全体の製
造コストを大幅に低減することができる。
MCCBの構成部品も安価にできるので、商品全体の製
造コストを大幅に低減することができる。
【図1】本発明の第一実施例に係る配線用遮断器の回路
構成図であり、(a)(b)(c)は、PTC抵抗素子
を負荷側端子と熱動素子間、熱動素子と接点間、接点と
電源側端子との間に各々挿入接続したものである。
構成図であり、(a)(b)(c)は、PTC抵抗素子
を負荷側端子と熱動素子間、熱動素子と接点間、接点と
電源側端子との間に各々挿入接続したものである。
【図2】本発明で用いたPTC抵抗素子単体の電気抵抗
の温度依存特性図である。
の温度依存特性図である。
【図3】本発明で用いたPTC抵抗素子の短絡試験時に
おける電圧、電流、比抵抗の変化図である。
おける電圧、電流、比抵抗の変化図である。
【図4】本発明の第一実施例による配線用遮断器の外観
構造図であり、三相460[V]/100[A]/25
[kA]の定格の場合の寸法を示したものである。
構造図であり、三相460[V]/100[A]/25
[kA]の定格の場合の寸法を示したものである。
【図5】本発明の第二実施例に係る配線用遮断器の回路
構成図であり、(a)はPTC抵抗素子を負荷側端子に
外付けしたもの、(b)は電源側端子に外付けしたもの
である。
構成図であり、(a)はPTC抵抗素子を負荷側端子に
外付けしたもの、(b)は電源側端子に外付けしたもの
である。
【図6】本発明の第二実施例によるPTC抵抗素子の取
付構造例を示した構成斜視図であり、(a)は棒状PT
C抵抗素子を電源側端子に接続したもの、(b)は負荷
側端子に接続したものである。
付構造例を示した構成斜視図であり、(a)は棒状PT
C抵抗素子を電源側端子に接続したもの、(b)は負荷
側端子に接続したものである。
【図7】 本発明の第二実施例によるPTC抵抗素子
の他の取付構造例を示した構成斜視図であり、(a)は
薄板状PTC抵抗素子を電源側端子に接続したもの、(
b)は負荷側端子に接続したものである。
の他の取付構造例を示した構成斜視図であり、(a)は
薄板状PTC抵抗素子を電源側端子に接続したもの、(
b)は負荷側端子に接続したものである。
【図8】従来の配線用遮断器の外観構造図であり、三相
460[V]/100[A]/25[kA]の定格の場
合の寸法を示したものである。
460[V]/100[A]/25[kA]の定格の場
合の寸法を示したものである。
【図9】従来の配線用遮断器の回路構成図である。
1,2,2’,2’’…PTC抵抗素子、11,21,
31…開閉機構の接点、13,23,33…絶縁容器、
14,24,34…電源側端子、15,25,35…負
荷側端子、3a,3b,3’a,3’b…配線用端子、
4a,4b…保持部材、5…配線部材。
31…開閉機構の接点、13,23,33…絶縁容器、
14,24,34…電源側端子、15,25,35…負
荷側端子、3a,3b,3’a,3’b…配線用端子、
4a,4b…保持部材、5…配線部材。
Claims (3)
- 【請求項1】 電路の開閉遮断を行う開閉機構と、過
電流や短絡電流に応動して電路の開閉遮断を行わせる過
電流引外し装置と、外部接続導体を接続する電源側およ
び負荷側端子とを絶縁容器内に一体に組み立ててなる配
線用遮断器において、前記絶縁容器内の電路にPTC抵
抗素子を直列に挿入接続し、前記過電流や短絡電流の遮
断時に遮断電流値を低減させるようにしたことを特徴と
する配線用遮断器。 - 【請求項2】 電路の開閉遮断を行う開閉機構と、過
電流や短絡電流に応動して電路の開閉遮断を行わせる過
電流引外し装置と、外部接続導体を接続する電源側およ
び負荷側端子とを絶縁容器内に一体に組み立ててなる配
線用遮断器において、前記絶縁容器の外部で前記電源側
又は負荷側端子のいずれか一方に、PTC抵抗素子を接
続したことを特徴とする配線用遮断器。 - 【請求項3】 前記PTC抵抗素子を薄板状若しくは
棒状に形成したことを特徴とする請求項2記載の配線用
遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12170591A JPH04351825A (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | 配線用遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12170591A JPH04351825A (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | 配線用遮断器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04351825A true JPH04351825A (ja) | 1992-12-07 |
Family
ID=14817845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12170591A Pending JPH04351825A (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | 配線用遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04351825A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2716754A1 (fr) * | 1994-01-31 | 1995-09-01 | Gen Electric | Limiteur de courant avec module de calibrage. |
US5666254A (en) * | 1995-09-14 | 1997-09-09 | Raychem Corporation | Voltage sensing overcurrent protection circuit |
US5689395A (en) * | 1995-09-14 | 1997-11-18 | Raychem Corporation | Overcurrent protection circuit |
US5737160A (en) * | 1995-09-14 | 1998-04-07 | Raychem Corporation | Electrical switches comprising arrangement of mechanical switches and PCT device |
US5864458A (en) * | 1995-09-14 | 1999-01-26 | Raychem Corporation | Overcurrent protection circuits comprising combinations of PTC devices and switches |
JP2012138173A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 回路遮断器 |
-
1991
- 1991-05-28 JP JP12170591A patent/JPH04351825A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2716754A1 (fr) * | 1994-01-31 | 1995-09-01 | Gen Electric | Limiteur de courant avec module de calibrage. |
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US5737160A (en) * | 1995-09-14 | 1998-04-07 | Raychem Corporation | Electrical switches comprising arrangement of mechanical switches and PCT device |
US5864458A (en) * | 1995-09-14 | 1999-01-26 | Raychem Corporation | Overcurrent protection circuits comprising combinations of PTC devices and switches |
JP2012138173A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 回路遮断器 |
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