JPH04349440A - カメラのぶれ検出装置 - Google Patents
カメラのぶれ検出装置Info
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- JPH04349440A JPH04349440A JP3121315A JP12131591A JPH04349440A JP H04349440 A JPH04349440 A JP H04349440A JP 3121315 A JP3121315 A JP 3121315A JP 12131591 A JP12131591 A JP 12131591A JP H04349440 A JPH04349440 A JP H04349440A
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Landscapes
- Measurement Of Optical Distance (AREA)
- Focusing (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラのぶれ検出装置
に関するものであり、特にカメラの焦点検出装置が有す
る撮像素子を利用したぶれ検出装置に関する。
に関するものであり、特にカメラの焦点検出装置が有す
る撮像素子を利用したぶれ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、特開昭60−166910号
などに示されるような自動焦点検出装置(以下AF装置
)を利用してぶれ検出を行なうカメラが提案されている
。これらのカメラは、AF装置が有する撮像素子を用い
てぶれ検出を行なうもので、ある時間における撮像デー
タと、所定時間経過後の撮像データから被写体の相対的
な移動量を求めるものである。
などに示されるような自動焦点検出装置(以下AF装置
)を利用してぶれ検出を行なうカメラが提案されている
。これらのカメラは、AF装置が有する撮像素子を用い
てぶれ検出を行なうもので、ある時間における撮像デー
タと、所定時間経過後の撮像データから被写体の相対的
な移動量を求めるものである。
【0003】一方、近年撮影画面内の複数点の被写体距
離を測定できる多点測距可能なカメラが提案されている
。これはAF装置を複数用いて測距を行ない、その測距
データから撮影画面のどの位置に主被写体が存在するか
を判断し、その主被写体に対してピントをあわせるよう
にしたものである。さらに撮影者自身が、主被写体の位
置に応じてどの位置において焦点検出するかを自由に選
択できるカメラもある。この多点測距により、従来のA
Fカメラのように主被写体を中心に配置する必要がなく
なり、自由な構図をとることが可能となった。
離を測定できる多点測距可能なカメラが提案されている
。これはAF装置を複数用いて測距を行ない、その測距
データから撮影画面のどの位置に主被写体が存在するか
を判断し、その主被写体に対してピントをあわせるよう
にしたものである。さらに撮影者自身が、主被写体の位
置に応じてどの位置において焦点検出するかを自由に選
択できるカメラもある。この多点測距により、従来のA
Fカメラのように主被写体を中心に配置する必要がなく
なり、自由な構図をとることが可能となった。
【0004】さてこのような多点測距可能なカメラに上
述のぶれ検出装置を搭載するにあたっては、複数あるA
F装置のうちどの装置の撮像データを用いてぶれ検出す
るかが問題となってくる。これに対し、従来の多点測距
可能でしかも焦点検出用撮像素子を用いてぶれ検出する
カメラでは、撮影画面中央部の測距を行なうAF装置の
撮像データをもとにぶれ検出を行なっていた。しかしな
がらこのカメラでは主被写体が中央からはずれた位置に
存在する場合、背景のぶれを検出することになる。従っ
てぶれ検出を行なうには主被写体を中央に配置する必要
があり、前述のように多点測距によって自由な構図が可
能となる点をまったく利用できなかった。また撮影者が
自由に焦点検出位置を選択できるカメラでは、主被写体
を中央からはずした位置に設定し、その位置に対して合
焦するよう設定してもぶれ検出は背景のぶれを検出して
しまうという問題点があった。
述のぶれ検出装置を搭載するにあたっては、複数あるA
F装置のうちどの装置の撮像データを用いてぶれ検出す
るかが問題となってくる。これに対し、従来の多点測距
可能でしかも焦点検出用撮像素子を用いてぶれ検出する
カメラでは、撮影画面中央部の測距を行なうAF装置の
撮像データをもとにぶれ検出を行なっていた。しかしな
がらこのカメラでは主被写体が中央からはずれた位置に
存在する場合、背景のぶれを検出することになる。従っ
てぶれ検出を行なうには主被写体を中央に配置する必要
があり、前述のように多点測距によって自由な構図が可
能となる点をまったく利用できなかった。また撮影者が
自由に焦点検出位置を選択できるカメラでは、主被写体
を中央からはずした位置に設定し、その位置に対して合
焦するよう設定してもぶれ検出は背景のぶれを検出して
しまうという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的は
、上述従来例の欠点を除去し、多点測距が可能で焦点検
出用撮像素子を用いてぶれ検出を行なうカメラにおいて
、撮影者がどの位置の撮像素子を用いてぶれ検出を行な
うかを自由に選択できるカメラを提供することにある。
、上述従来例の欠点を除去し、多点測距が可能で焦点検
出用撮像素子を用いてぶれ検出を行なうカメラにおいて
、撮影者がどの位置の撮像素子を用いてぶれ検出を行な
うかを自由に選択できるカメラを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明のぶれ検出装置は、複数の焦点検出用撮
像素子を備え、そのいずれかの撮像素子を用いてカメラ
と被写体の相対的なぶれを演算するカメラにおいて、撮
影者自身がどの撮像素子を用いてぶれ検出を行なうかを
手動選択し、その選択された素子の撮像データに基づい
てぶれデータを演算することを特徴とする。
るために本発明のぶれ検出装置は、複数の焦点検出用撮
像素子を備え、そのいずれかの撮像素子を用いてカメラ
と被写体の相対的なぶれを演算するカメラにおいて、撮
影者自身がどの撮像素子を用いてぶれ検出を行なうかを
手動選択し、その選択された素子の撮像データに基づい
てぶれデータを演算することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明のぶれ検出装置は、多点測距が可能で焦
点検出用撮像素子を用いてぶれ検出を行なうカメラにお
いて、撮影者が複数の撮像素子のうちどの素子を用いて
ぶれ検出を行なうかを自由に選択できる。従って、撮影
者が所望する自由な構図を設定することが可能となる。
点検出用撮像素子を用いてぶれ検出を行なうカメラにお
いて、撮影者が複数の撮像素子のうちどの素子を用いて
ぶれ検出を行なうかを自由に選択できる。従って、撮影
者が所望する自由な構図を設定することが可能となる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しながら説
明する。まず本発明に使用される焦点検出装置について
説明する。図1はいわゆるTTL(Through T
he Lens)位相差検出方式によるカメラの測距原
理を示したものである。図において撮影レンズ1を通過
した入射光はフィルム等価面2で結像し、コンデンサレ
ンズ3を経由して絞りマスク4により2つの光束に分割
される。分割された光束はセパレーターレンズ5によっ
て撮像素子6上に設定された基準領域と参照領域の2つ
の領域に結像する。 そしてこの撮像素子6上に結像した2つの像の間隔に基
づいてデフォーカス量を検出する。すなわち撮像素子6
の基準領域と参照領域とに現れた像間隔の、所定間隔に
対する大小によってピント状態すなわち前ピンまたは後
ピンの状態が判別される。
明する。まず本発明に使用される焦点検出装置について
説明する。図1はいわゆるTTL(Through T
he Lens)位相差検出方式によるカメラの測距原
理を示したものである。図において撮影レンズ1を通過
した入射光はフィルム等価面2で結像し、コンデンサレ
ンズ3を経由して絞りマスク4により2つの光束に分割
される。分割された光束はセパレーターレンズ5によっ
て撮像素子6上に設定された基準領域と参照領域の2つ
の領域に結像する。 そしてこの撮像素子6上に結像した2つの像の間隔に基
づいてデフォーカス量を検出する。すなわち撮像素子6
の基準領域と参照領域とに現れた像間隔の、所定間隔に
対する大小によってピント状態すなわち前ピンまたは後
ピンの状態が判別される。
【0009】図2(a)は本発明を適用した多点測距可
能なカメラの視野ファインダにおける測距範囲を示す図
である。本実施例では4つの測距ゾーンを持ち、図1に
示したのような焦点検出装置を4つ用いてそれぞれの測
距ゾーンに対応する点の被写体距離データを求める。本
発明のカメラはこれら4つの測距データや撮影レンズの
焦点距離などから撮影倍率を求め、そこから被写体の大
きさなどを考慮して、いずれのゾーンに主被写体がある
かを自動的に判断し、そのゾーンにたいして合焦するよ
う撮影レンズを駆動する。
能なカメラの視野ファインダにおける測距範囲を示す図
である。本実施例では4つの測距ゾーンを持ち、図1に
示したのような焦点検出装置を4つ用いてそれぞれの測
距ゾーンに対応する点の被写体距離データを求める。本
発明のカメラはこれら4つの測距データや撮影レンズの
焦点距離などから撮影倍率を求め、そこから被写体の大
きさなどを考慮して、いずれのゾーンに主被写体がある
かを自動的に判断し、そのゾーンにたいして合焦するよ
う撮影レンズを駆動する。
【0010】図2(b)はそれぞれの測距ゾーンに対応
するCCDラインセンサ群であり、図1の撮像素子6の
働きをするものである。ただしこの図に示したのは図1
の撮像素子6の基準領域におけるCCDラインセンサ群
である。さらにこのセンサの近辺には不図示の照度モニ
タが設けられ、CCD積分の積分時間を制御している。 図に示すように4つのCCDラインセンサ群をそれぞれ
第1アイランド〜第4アイランドとし、第1・第3アイ
ランドにおけるラインセンサの配列方向と第2・第4ア
イランドのラインセンサの配列方向とは互いに直交して
いる。本実施例では第1・第3アイランドは40画素、
第2アイランドが88画素、第4アイランドが60画素
のラインセンサで構成されている。自動焦点検出時には
前述のように、これら4つのアイランドのセンサからの
測距データや被写体の大きさなどからどのアイランドが
主被写体を捕らえているかを判断する。その後、主被写
体を捕らえていると判断されたアイランド(以下AF選
出アイランドという)の測距データに基づいてレンズ駆
動量を求める。この様に算出されたレンズ駆動量を用い
て撮影レンズを駆動することにより、主被写体に対して
ピントをあわせるものとする。なお本実施例では測距箇
所を4ヵ所としたが必ずしも4ヵ所である必要はなく、
多点測距が可能であればいくつでも良い。また各アイラ
ンドを構成する画素数についても同様で、特に上に述べ
たような画素数に限られるものではない。
するCCDラインセンサ群であり、図1の撮像素子6の
働きをするものである。ただしこの図に示したのは図1
の撮像素子6の基準領域におけるCCDラインセンサ群
である。さらにこのセンサの近辺には不図示の照度モニ
タが設けられ、CCD積分の積分時間を制御している。 図に示すように4つのCCDラインセンサ群をそれぞれ
第1アイランド〜第4アイランドとし、第1・第3アイ
ランドにおけるラインセンサの配列方向と第2・第4ア
イランドのラインセンサの配列方向とは互いに直交して
いる。本実施例では第1・第3アイランドは40画素、
第2アイランドが88画素、第4アイランドが60画素
のラインセンサで構成されている。自動焦点検出時には
前述のように、これら4つのアイランドのセンサからの
測距データや被写体の大きさなどからどのアイランドが
主被写体を捕らえているかを判断する。その後、主被写
体を捕らえていると判断されたアイランド(以下AF選
出アイランドという)の測距データに基づいてレンズ駆
動量を求める。この様に算出されたレンズ駆動量を用い
て撮影レンズを駆動することにより、主被写体に対して
ピントをあわせるものとする。なお本実施例では測距箇
所を4ヵ所としたが必ずしも4ヵ所である必要はなく、
多点測距が可能であればいくつでも良い。また各アイラ
ンドを構成する画素数についても同様で、特に上に述べ
たような画素数に限られるものではない。
【0011】本発明はこれらの自動焦点検出に用いられ
るCCDラインセンサを用いてぶれ検出を行なうものと
する。なお、水平方向のぶれは第2または第4アイラン
ドのセンサを用いて検出し、垂直方向のぶれは第1また
は第3アイランドのセンサを用いて検出する。
るCCDラインセンサを用いてぶれ検出を行なうものと
する。なお、水平方向のぶれは第2または第4アイラン
ドのセンサを用いて検出し、垂直方向のぶれは第1また
は第3アイランドのセンサを用いて検出する。
【0012】図3は本発明を適用したカメラのブロック
図である。図3においてマイクロコンピューター10(
以下マイコン)はレンズ駆動や露光など一連の撮影シー
ケンスを制御し、また露出演算や測距演算さらにはぶれ
演算など撮影に関する演算も行なう。AFセンサ11は
図2に示した4つのCCDラインセンサ群であり、測距
部12はこのセンサの検出結果に基づいて測距データを
マイコン10に出力する。また本発明はAFセンサの撮
像データを用いてぶれ検出を行なうため、測距部12は
ぶれ検出のための撮像データも出力する。測光部14は
光電変換素子であるSPD13(Silicon Ph
oto Diode)の出力に基づいて被写体輝度の測
定を行ない、その測光データをマイコン10に出力する
。
図である。図3においてマイクロコンピューター10(
以下マイコン)はレンズ駆動や露光など一連の撮影シー
ケンスを制御し、また露出演算や測距演算さらにはぶれ
演算など撮影に関する演算も行なう。AFセンサ11は
図2に示した4つのCCDラインセンサ群であり、測距
部12はこのセンサの検出結果に基づいて測距データを
マイコン10に出力する。また本発明はAFセンサの撮
像データを用いてぶれ検出を行なうため、測距部12は
ぶれ検出のための撮像データも出力する。測光部14は
光電変換素子であるSPD13(Silicon Ph
oto Diode)の出力に基づいて被写体輝度の測
定を行ない、その測光データをマイコン10に出力する
。
【0013】レンズ制御部16は撮影レンズ15の駆動
などレンズ動作一般の制御を行ない、また撮影レンズ1
5から(詳しくはレンズROMから)出力される焦点距
離や絞り値などのレンズデータをマイコン10に出力す
る。フォーカルプレーンシャッタのシャッタ幕17は、
先幕及び後幕を含み、シャッタ制御部18によって駆動
される。ぶれデータ出力部19は、マイコン10が演算
したぶれデータを出力するための出力端子である。出力
されたぶれデータは被写体がどれだけぶれているかを表
示するぶれ量表示や、光学系等を用いてそのぶれを補正
するぶれ補正などに用いられる。モード切り換え部20
はポートレートモードや風景モードなど、被写体や撮影
環境により適した制御を行なうためにモード変更を行な
うものである。これはダイヤル式のスイッチで切り換え
ても良いし、またICカードのような外部記憶媒体をセ
ットすることによって切り換えても良く、その形式は特
に問わない。手動アイランド選択部21は、撮影者がぶ
れ検出に用いられるアイランドを自分自身で選択するた
めの入力装置である。この手動アイランド選択部21に
より、マイコンが自動的にアイランド選択を行なうだけ
でなく、撮影者の意志でどのアイランドを用いてぶれ検
出を行なうかを選択することができる。
などレンズ動作一般の制御を行ない、また撮影レンズ1
5から(詳しくはレンズROMから)出力される焦点距
離や絞り値などのレンズデータをマイコン10に出力す
る。フォーカルプレーンシャッタのシャッタ幕17は、
先幕及び後幕を含み、シャッタ制御部18によって駆動
される。ぶれデータ出力部19は、マイコン10が演算
したぶれデータを出力するための出力端子である。出力
されたぶれデータは被写体がどれだけぶれているかを表
示するぶれ量表示や、光学系等を用いてそのぶれを補正
するぶれ補正などに用いられる。モード切り換え部20
はポートレートモードや風景モードなど、被写体や撮影
環境により適した制御を行なうためにモード変更を行な
うものである。これはダイヤル式のスイッチで切り換え
ても良いし、またICカードのような外部記憶媒体をセ
ットすることによって切り換えても良く、その形式は特
に問わない。手動アイランド選択部21は、撮影者がぶ
れ検出に用いられるアイランドを自分自身で選択するた
めの入力装置である。この手動アイランド選択部21に
より、マイコンが自動的にアイランド選択を行なうだけ
でなく、撮影者の意志でどのアイランドを用いてぶれ検
出を行なうかを選択することができる。
【0014】S0はカメラの電源スイッチで、オンされ
ることによりカメラの動作が許可される。S1は不図示
のレリーズボタンの第1ストロークの押下でオンになり
、測光・測距を開始させるスイッチである。S2はレリ
ーズボタンの第2ストローク(第1ストロークより深い
)の押下でオンになり、レリーズ動作を開始させるスイ
ッチである。
ることによりカメラの動作が許可される。S1は不図示
のレリーズボタンの第1ストロークの押下でオンになり
、測光・測距を開始させるスイッチである。S2はレリ
ーズボタンの第2ストローク(第1ストロークより深い
)の押下でオンになり、レリーズ動作を開始させるスイ
ッチである。
【0015】図4は本発明のぶれ検出装置の、ぶれ検出
シーケンスを表した図である。本発明のぶれ検出はAF
に用いられるCCDを用いるため、図に示すようにぶれ
検出はAF動作の合間合間で行なわれる。この図をさら
に詳しく説明すると、まずカメラのレリーズボタンを半
押しにし、S1がオンされると測距が開始される。この
測距動作によりすべてのアイランドの測距データが求ま
ると、フォーカシング動作に入る前にまずぶれ検出を1
回行なう。この場合4サイクルを1セットとしたぶれ検
出を行なう。なおこのサイクルについては後述する。次
にAF動作を開始する。このAF動作は測距からレンズ
駆動量の演算を経て、撮影レンズを駆動するまでの動作
を表す。このあと”測距・レンズ駆動量演算・レンズ駆
動”というAF動作を繰返し、1回目のぶれ検出開始か
ら0.5秒以上経過するのを待つ。図4では0.5秒間
に2回AF動作を繰返した例を示している。このAF動
作の回数は被写体輝度の左右され、被写体輝度が低いと
CCDの積分時間が長くなり回数が減少する。
シーケンスを表した図である。本発明のぶれ検出はAF
に用いられるCCDを用いるため、図に示すようにぶれ
検出はAF動作の合間合間で行なわれる。この図をさら
に詳しく説明すると、まずカメラのレリーズボタンを半
押しにし、S1がオンされると測距が開始される。この
測距動作によりすべてのアイランドの測距データが求ま
ると、フォーカシング動作に入る前にまずぶれ検出を1
回行なう。この場合4サイクルを1セットとしたぶれ検
出を行なう。なおこのサイクルについては後述する。次
にAF動作を開始する。このAF動作は測距からレンズ
駆動量の演算を経て、撮影レンズを駆動するまでの動作
を表す。このあと”測距・レンズ駆動量演算・レンズ駆
動”というAF動作を繰返し、1回目のぶれ検出開始か
ら0.5秒以上経過するのを待つ。図4では0.5秒間
に2回AF動作を繰返した例を示している。このAF動
作の回数は被写体輝度の左右され、被写体輝度が低いと
CCDの積分時間が長くなり回数が減少する。
【0016】0.5秒以上経過すると再びぶれ検出動作
に入り、今度は8サイクルを1セットとしたぶれ検出を
行なう。以降AF動作と、8サイクルを1セットとした
ぶれ検出を順々に行なう。ただし前述のようにぶれ検出
から次のぶれ検出までは少なくとも0.5秒以上あけ、
その間はAF動作を繰り返すものとする。なおこの0.
5秒待つのはぶれ検出の周期を速くするとAFやその他
の動作の妨げとなるためである。すなわちぶれ検出の周
期を速くして回数を増やすと、ぶれ検出に費やす時間が
多くなり、その分他の動作が遅れてしまうためである。 このシーケンスはレリーズボタンがさらに押されて(S
2オン)、レリーズ動作に入るまでつづけられる。
に入り、今度は8サイクルを1セットとしたぶれ検出を
行なう。以降AF動作と、8サイクルを1セットとした
ぶれ検出を順々に行なう。ただし前述のようにぶれ検出
から次のぶれ検出までは少なくとも0.5秒以上あけ、
その間はAF動作を繰り返すものとする。なおこの0.
5秒待つのはぶれ検出の周期を速くするとAFやその他
の動作の妨げとなるためである。すなわちぶれ検出の周
期を速くして回数を増やすと、ぶれ検出に費やす時間が
多くなり、その分他の動作が遅れてしまうためである。 このシーケンスはレリーズボタンがさらに押されて(S
2オン)、レリーズ動作に入るまでつづけられる。
【0017】図5はS1オンからレリーズまでのカメラ
の動作順序をフローチャートにしたものである。#2で
S1がオンされると#4で測距・測光が行なわれる。#
6では測距に用いられる被写体像がローコントラスト(
以下ローコン)がどうかを判定する。被写体像のコント
ラストが低ければ測距不能であるのでローコンスキャン
を行なう。このローコンスキャンとは、被写体像にコン
トラストがないのは大きくピントがずれている場合が多
く、撮影レンズをフォーカシング駆動することによりコ
ントラストを見つけるものである。コントラストが見つ
かるとレンズを停止し、再び測距する。#6でローコン
でなければ#8で合焦しているかを判定する。合焦して
いれば静動判定に入り、合焦していなければ#10に進
む。なお静動判定については後述する。#10でS2の
判別を行ない、オフであれば#12で4サイクルのぶれ
検出を行なう。ぶれ検出後#14でレンズ駆動を行なう
。S2オンであればぶれ検出を行なわずにレンズを駆動
する。#16で再び測距・測光を行ない同様にローコン
かどうか判定する。ローコンであれば再び測距を行なう
。なおここではローコンスキャンは行なわない。#20
で合焦を判定し合焦していれば静動判定へ進み、合焦し
ていなければレンズ駆動を行なう。
の動作順序をフローチャートにしたものである。#2で
S1がオンされると#4で測距・測光が行なわれる。#
6では測距に用いられる被写体像がローコントラスト(
以下ローコン)がどうかを判定する。被写体像のコント
ラストが低ければ測距不能であるのでローコンスキャン
を行なう。このローコンスキャンとは、被写体像にコン
トラストがないのは大きくピントがずれている場合が多
く、撮影レンズをフォーカシング駆動することによりコ
ントラストを見つけるものである。コントラストが見つ
かるとレンズを停止し、再び測距する。#6でローコン
でなければ#8で合焦しているかを判定する。合焦して
いれば静動判定に入り、合焦していなければ#10に進
む。なお静動判定については後述する。#10でS2の
判別を行ない、オフであれば#12で4サイクルのぶれ
検出を行なう。ぶれ検出後#14でレンズ駆動を行なう
。S2オンであればぶれ検出を行なわずにレンズを駆動
する。#16で再び測距・測光を行ない同様にローコン
かどうか判定する。ローコンであれば再び測距を行なう
。なおここではローコンスキャンは行なわない。#20
で合焦を判定し合焦していれば静動判定へ進み、合焦し
ていなければレンズ駆動を行なう。
【0018】次に図6を参照に静動判定以降の動作順序
について説明する。#30でS2がオンであれば即レリ
ーズ動作に入る。S2がオフであれば#32で被写体が
静体か動体かを判定する。この場合の動体とは被写体が
カメラの光軸方向に移動しているものを意味する。
について説明する。#30でS2がオンであれば即レリ
ーズ動作に入る。S2がオフであれば#32で被写体が
静体か動体かを判定する。この場合の動体とは被写体が
カメラの光軸方向に移動しているものを意味する。
【0019】被写体が静体である場合、それ以上フォー
カシングは行なわない(AFロック)。#36で測距・
測光を行ない、#38でローコン判定を行なう。#40
でS2を判別し、オンであればレリーズ動作に入る。オ
フであれば#42で前回のぶれ検出から0.5秒以上経
過しているかを判断する。0.5秒以上経過していれば
#44で8サイクルのぶれ検出に入り、経過していなけ
れば再び測距・測光(#36)を行なう。これ以降S2
がオンされるまでこの動作を繰り返す。
カシングは行なわない(AFロック)。#36で測距・
測光を行ない、#38でローコン判定を行なう。#40
でS2を判別し、オンであればレリーズ動作に入る。オ
フであれば#42で前回のぶれ検出から0.5秒以上経
過しているかを判断する。0.5秒以上経過していれば
#44で8サイクルのぶれ検出に入り、経過していなけ
れば再び測距・測光(#36)を行なう。これ以降S2
がオンされるまでこの動作を繰り返す。
【0020】被写体が動体である場合、被写体の移動に
ともないフォーカシングを続ける(コンティニュアス)
。#48で測距・測光を行ない、#50でローコン判定
を行なう。#52で合焦しているかを判定し、合焦して
いれば#54でS2を判別する。合焦していなければレ
ンズ駆動を行ない再び測距・測光する。#54でS2が
オンであればレリーズ動作に入り、オフであればレンズ
駆動を行なう。この#58のレンズ駆動は一旦合焦して
も被写体の移動によって時間が経過するとピントがずれ
てしまうことを補正するためのものである。#60では
その補正のためのレンズ駆動が終了したかを判別し、ま
だレンズ駆動中であれば再び測距・測光に入る。 レンズが停止していたなら、#62で前回のぶれ検出か
ら0.5秒以上経過しているかを判断する。0.5秒以
上経過していれば#64で8サイクルのぶれ検出に入り
、経過していなければ#48に戻る。これ以降S2がオ
ンされるまでこの動作を繰り返す。S2がオンされると
レリーズ動作に入るが、これ以降はぶれ検出は行なわな
いので説明を省略する。
ともないフォーカシングを続ける(コンティニュアス)
。#48で測距・測光を行ない、#50でローコン判定
を行なう。#52で合焦しているかを判定し、合焦して
いれば#54でS2を判別する。合焦していなければレ
ンズ駆動を行ない再び測距・測光する。#54でS2が
オンであればレリーズ動作に入り、オフであればレンズ
駆動を行なう。この#58のレンズ駆動は一旦合焦して
も被写体の移動によって時間が経過するとピントがずれ
てしまうことを補正するためのものである。#60では
その補正のためのレンズ駆動が終了したかを判別し、ま
だレンズ駆動中であれば再び測距・測光に入る。 レンズが停止していたなら、#62で前回のぶれ検出か
ら0.5秒以上経過しているかを判断する。0.5秒以
上経過していれば#64で8サイクルのぶれ検出に入り
、経過していなければ#48に戻る。これ以降S2がオ
ンされるまでこの動作を繰り返す。S2がオンされると
レリーズ動作に入るが、これ以降はぶれ検出は行なわな
いので説明を省略する。
【0021】次に実際のぶれ検出動作について説明する
。本発明のぶれ検出は大きく分けて4つの動作によって
行なわれる。その4つの動作とは「アイランド選択」、
「ブロック選択」、「ぶれ演算」、「平均処理」である
。以下これら4つの動作について順番に説明していく。
。本発明のぶれ検出は大きく分けて4つの動作によって
行なわれる。その4つの動作とは「アイランド選択」、
「ブロック選択」、「ぶれ演算」、「平均処理」である
。以下これら4つの動作について順番に説明していく。
【0022】[1]アイランド選択
アイランド選択とは前述の4つのアイランドの中からぶ
れ検出に用いるのに適切なアイランドを選び出すことで
ある。本発明では水平方向及び垂直方向のぶれ量を検出
するため、4つのアイランドのうち互いに直交する2つ
のアイランドを選択する。その選択方法であるが、1つ
はAF選出アイランドを選び、もう1つはAF選出アイ
ランドと直交し、かつAF選出アイランドとのデフォー
カス量(以下DF)の差が100μm以内のアイランド
を選ぶ。これは本発明が主被写体の相対的なぶれを検出
することを目的とするためで、これを実現するためにま
ず主被写体を捕らえていると判断されたAF選出アイラ
ンドを選択し、次にそのアイランドに直交するアイラン
ドを選ぶようにしたものである。このように1番目に選
ばれた主被写体を捕らえているアイランドを主アイラン
ドといい、2番目に選ばれたそれに直交するアイランド
を副アイランドという。図7の(a)〜(d)はこの選
択方法によって選ばれた2つのアイランドを示す図であ
る。
れ検出に用いるのに適切なアイランドを選び出すことで
ある。本発明では水平方向及び垂直方向のぶれ量を検出
するため、4つのアイランドのうち互いに直交する2つ
のアイランドを選択する。その選択方法であるが、1つ
はAF選出アイランドを選び、もう1つはAF選出アイ
ランドと直交し、かつAF選出アイランドとのデフォー
カス量(以下DF)の差が100μm以内のアイランド
を選ぶ。これは本発明が主被写体の相対的なぶれを検出
することを目的とするためで、これを実現するためにま
ず主被写体を捕らえていると判断されたAF選出アイラ
ンドを選択し、次にそのアイランドに直交するアイラン
ドを選ぶようにしたものである。このように1番目に選
ばれた主被写体を捕らえているアイランドを主アイラン
ドといい、2番目に選ばれたそれに直交するアイランド
を副アイランドという。図7の(a)〜(d)はこの選
択方法によって選ばれた2つのアイランドを示す図であ
る。
【0023】なおAF選出アイランドと直交するアイラ
ンドに、前記条件を満たすアイランドが存在しない(D
Fの差が100μmより大、低輝度によりDF検出不能
など)場合はAF選出アイランドを主アイランドとし、
副アイランドは選択しない。そして主アイランドのみで
ぶれを検出する。これを示すのが図7(e)、(f)で
ある。(e)は第4アイランドがAF選出アイランドで
、それに直交する第1、第3アイランドはいずれも背景
を捕らえているために前記条件を満たさない。従ってこ
の場合は第4アイランドのみでぶれ検出を行なう。 (f)は第3アイランドがAF選出アイランドで、この
場合も同様に第3アイランドに直交する第2、第4アイ
ランドはいずれも前記条件を満たさず、ぶれ検出は第3
アイランドのみで行なう。
ンドに、前記条件を満たすアイランドが存在しない(D
Fの差が100μmより大、低輝度によりDF検出不能
など)場合はAF選出アイランドを主アイランドとし、
副アイランドは選択しない。そして主アイランドのみで
ぶれを検出する。これを示すのが図7(e)、(f)で
ある。(e)は第4アイランドがAF選出アイランドで
、それに直交する第1、第3アイランドはいずれも背景
を捕らえているために前記条件を満たさない。従ってこ
の場合は第4アイランドのみでぶれ検出を行なう。 (f)は第3アイランドがAF選出アイランドで、この
場合も同様に第3アイランドに直交する第2、第4アイ
ランドはいずれも前記条件を満たさず、ぶれ検出は第3
アイランドのみで行なう。
【0024】以上が本発明におけるアイランドの選択方
法である。ただし今述べたものは基本的な選択方法であ
り、以下のような例外を持っている。
法である。ただし今述べたものは基本的な選択方法であ
り、以下のような例外を持っている。
【0025】撮影者がフォーカスエイド(以下FA)を
使ってマニュアル撮影を行なう場合には、第2アイラン
ドを主アイランドとし、副アイランドは選択しない。そ
してぶれ検出は主アイランド(第2アイランド)のみで
行なう。この選択方法について説明すると、FA撮影の
場合レンズ繰り出しを手動で行なうため、レンズ位置の
データが得られず距離データが算出できない。このため
主被写体が撮影画面内のどの位置にあるかを決定できな
くなる。従って主被写体が存在する確立が最も高い中央
のアイランド、すなわち第2アイランドによってぶれ検
出を行なうのである。
使ってマニュアル撮影を行なう場合には、第2アイラン
ドを主アイランドとし、副アイランドは選択しない。そ
してぶれ検出は主アイランド(第2アイランド)のみで
行なう。この選択方法について説明すると、FA撮影の
場合レンズ繰り出しを手動で行なうため、レンズ位置の
データが得られず距離データが算出できない。このため
主被写体が撮影画面内のどの位置にあるかを決定できな
くなる。従って主被写体が存在する確立が最も高い中央
のアイランド、すなわち第2アイランドによってぶれ検
出を行なうのである。
【0026】また多点測距が可能で、しかもピントをあ
わせるアイランドを撮影者が任意に選べる(ローカルA
F機能)カメラにおいては、その撮影者が選んだアイラ
ンドを主アイランドとし、このアイランドを用いてぶれ
検出を行なうものとする。これは普通撮影者が選んだア
イランド内に主被写体が存在すると考えられるからであ
る。なおこのローカルAF機能を用いる場合、撮影者は
図3の手動アイランド選択部21によってアイランド選
択を行なう。
わせるアイランドを撮影者が任意に選べる(ローカルA
F機能)カメラにおいては、その撮影者が選んだアイラ
ンドを主アイランドとし、このアイランドを用いてぶれ
検出を行なうものとする。これは普通撮影者が選んだア
イランド内に主被写体が存在すると考えられるからであ
る。なおこのローカルAF機能を用いる場合、撮影者は
図3の手動アイランド選択部21によってアイランド選
択を行なう。
【0027】図8は以上説明したようなアイランド選択
の動作順序をフローチャートにしたものである。この図
を参照にアイランド選択の動作順序を説明する。ただし
このフローチャートでは一般的なアイランド選択を示し
ているので、横方向のアイランドがH1からHlまでの
l個存在し、縦方向のアイランドがV1からVmまでの
m個存在するものとする。なおこの指数(1〜l、1〜
m)は主アイランドが選択された時点で、主アイランド
からの距離が近いものから順にナンバリングされる。
の動作順序をフローチャートにしたものである。この図
を参照にアイランド選択の動作順序を説明する。ただし
このフローチャートでは一般的なアイランド選択を示し
ているので、横方向のアイランドがH1からHlまでの
l個存在し、縦方向のアイランドがV1からVmまでの
m個存在するものとする。なおこの指数(1〜l、1〜
m)は主アイランドが選択された時点で、主アイランド
からの距離が近いものから順にナンバリングされる。
【0028】#100においてAF選出アイランドを主
アイランドにセットする。#102でそのセットされた
主アイランドが縦方向のアイランドか横方向のものかを
判別する。主アイランドが縦方向であった場合、横方向
アイランドの中から副アイランドを選択すべく、#10
4でkを1にセットした後#106でアイランドHkの
デフォーカス量が既に検出されているかを判別する。一
般撮影の場合すべてのアイランドのDFが検出されるた
めYESとなり#108に進む。この判別でNOとなる
場合は上述したような、FAモードやローカルAFモー
ドでアイランドを一つしか用いない場合など特別なとき
のみである。#106でYESであった場合#108で
HkのDFが信頼性のあるものかどうかを判別する。被
写体が低輝度である場合などは信頼性なしとしてNOと
なる。#110で主アイランドのDF(DF0)とHk
のDF(DFHk)の差が所定値以下かどうかを判別す
る。本実施例ではこの所定値は100μmとする。DF
の差が所定値以下であれば#128でそのアイランドH
kを副アイランドにセットして、アイランド選択を終了
する。#106から#110までのいずれかでNOであ
った場合#112でkを1増やし#114を経由して次
のアイランドについてまた同様の判別を行なう。l個あ
る横方向のアイランドのすべてが#106から#110
までの条件を満たさなかった場合、#114でYESと
なり#130で副アイランドはなしとされる。
アイランドにセットする。#102でそのセットされた
主アイランドが縦方向のアイランドか横方向のものかを
判別する。主アイランドが縦方向であった場合、横方向
アイランドの中から副アイランドを選択すべく、#10
4でkを1にセットした後#106でアイランドHkの
デフォーカス量が既に検出されているかを判別する。一
般撮影の場合すべてのアイランドのDFが検出されるた
めYESとなり#108に進む。この判別でNOとなる
場合は上述したような、FAモードやローカルAFモー
ドでアイランドを一つしか用いない場合など特別なとき
のみである。#106でYESであった場合#108で
HkのDFが信頼性のあるものかどうかを判別する。被
写体が低輝度である場合などは信頼性なしとしてNOと
なる。#110で主アイランドのDF(DF0)とHk
のDF(DFHk)の差が所定値以下かどうかを判別す
る。本実施例ではこの所定値は100μmとする。DF
の差が所定値以下であれば#128でそのアイランドH
kを副アイランドにセットして、アイランド選択を終了
する。#106から#110までのいずれかでNOであ
った場合#112でkを1増やし#114を経由して次
のアイランドについてまた同様の判別を行なう。l個あ
る横方向のアイランドのすべてが#106から#110
までの条件を満たさなかった場合、#114でYESと
なり#130で副アイランドはなしとされる。
【0029】主アイランドが横方向であった場合、#1
16から#126の判別によって縦方向アイランドの中
から副アイランドが選択される。この動作については主
アイランドが縦方向であった場合とまったく同様である
ので説明を省略する。以上のようにして、縦方向及び横
方向のアイランドからそれぞれ1つずつぶれ検出に用い
られるアイランドが選択される。
16から#126の判別によって縦方向アイランドの中
から副アイランドが選択される。この動作については主
アイランドが縦方向であった場合とまったく同様である
ので説明を省略する。以上のようにして、縦方向及び横
方向のアイランドからそれぞれ1つずつぶれ検出に用い
られるアイランドが選択される。
【0030】以上説明したのがアイランド選択である。
【0031】[2]ブロック選択(基準部・参照部の選
択含む) ブロック選択とは[1]で説明したような方法で選択さ
れたアイランドを構成する画素より、複数画素分(本実
施例では16画素分)を検出ブロックとして選択するこ
とである。主アイランドにおいて選択されたブロックを
主ブロックといい、副アイランドにおいて選択されたブ
ロックを副ブロックという。この選択されたブロックは
基準部とされ、その画素データはぶれ演算に用いられる
。
択含む) ブロック選択とは[1]で説明したような方法で選択さ
れたアイランドを構成する画素より、複数画素分(本実
施例では16画素分)を検出ブロックとして選択するこ
とである。主アイランドにおいて選択されたブロックを
主ブロックといい、副アイランドにおいて選択されたブ
ロックを副ブロックという。この選択されたブロックは
基準部とされ、その画素データはぶれ演算に用いられる
。
【0032】図9を参照しながらこのブロック選択につ
いて説明する。なおこのブロック選択以降では水平方向
も垂直方向もまったく同様の動作を行なうので、これ以
降は水平方向のぶれ検出について説明を行なう。図9で
は簡単のため、選択されたアイランドの全画素数を21
画素(No.1〜No.21)とし、このうち5画素分
を検出ブロックとして選択するものとする。この例では
図に示すように第1〜第3までの3つのブロックを有す
る。アイランドの両端部は基準部として選んでも被写体
の移動にともないすぐにエリアから抜けてしまってぶれ
検出ができなくなる恐れがあるので、選択しないものと
する。本実施例ではこれら3つのブロックのうち最近の
デフォーカスを持つブロックを選択する。ただしそのブ
ロックのコントラストが所定値以下の場合は新たに第1
〜第3ブロックのうち最もコントラストの高いブロック
を選択するものとする。
いて説明する。なおこのブロック選択以降では水平方向
も垂直方向もまったく同様の動作を行なうので、これ以
降は水平方向のぶれ検出について説明を行なう。図9で
は簡単のため、選択されたアイランドの全画素数を21
画素(No.1〜No.21)とし、このうち5画素分
を検出ブロックとして選択するものとする。この例では
図に示すように第1〜第3までの3つのブロックを有す
る。アイランドの両端部は基準部として選んでも被写体
の移動にともないすぐにエリアから抜けてしまってぶれ
検出ができなくなる恐れがあるので、選択しないものと
する。本実施例ではこれら3つのブロックのうち最近の
デフォーカスを持つブロックを選択する。ただしそのブ
ロックのコントラストが所定値以下の場合は新たに第1
〜第3ブロックのうち最もコントラストの高いブロック
を選択するものとする。
【0033】今、S1オン後1回目のCCDの積分が終
了したときの画素データを図9(a)のようにそれぞれ
a1〜a21とする。このa1〜a21の画素データは
ダンプされメモリに記憶される。ダンプ終了後再びCC
Dの積分動作に入り、この積分動作と並行してブロック
選択が行なわれる。もし仮に第2ブロック(No.9〜
No.13)が最近のデフォーカスを持っていたならば
、この画素データ(a9〜a13)を基準データとして
メモリしておく。
了したときの画素データを図9(a)のようにそれぞれ
a1〜a21とする。このa1〜a21の画素データは
ダンプされメモリに記憶される。ダンプ終了後再びCC
Dの積分動作に入り、この積分動作と並行してブロック
選択が行なわれる。もし仮に第2ブロック(No.9〜
No.13)が最近のデフォーカスを持っていたならば
、この画素データ(a9〜a13)を基準データとして
メモリしておく。
【0034】次に2回目の積分が終了したときの画素デ
ータを図9(b)のようにそれぞれb1〜b21とする
。これらのデータも同様にダンプされ、ダンプ終了後再
び積分を開始する。先に記憶した基準部から左右に4画
素分広げた領域(No.5〜No.17)を参照部とし
、この画素データ(b5〜b17)を参照データとする
。その後基準データと参照データの間で相関演算・補間
演算を行ない、被写体の動きを算出する。この演算につ
いては後にぶれ演算の項で詳しく説明する。演算の結果
、例えば被写体が左に3画素分移動していたとすると、
次の基準部は前の基準部(No.9〜No.13)より
も左に3画素ずらし、No.6〜No.10とする。基
準部が決まるとその画素データ(b6〜b10)を次の
基準データとしてメモリする。
ータを図9(b)のようにそれぞれb1〜b21とする
。これらのデータも同様にダンプされ、ダンプ終了後再
び積分を開始する。先に記憶した基準部から左右に4画
素分広げた領域(No.5〜No.17)を参照部とし
、この画素データ(b5〜b17)を参照データとする
。その後基準データと参照データの間で相関演算・補間
演算を行ない、被写体の動きを算出する。この演算につ
いては後にぶれ演算の項で詳しく説明する。演算の結果
、例えば被写体が左に3画素分移動していたとすると、
次の基準部は前の基準部(No.9〜No.13)より
も左に3画素ずらし、No.6〜No.10とする。基
準部が決まるとその画素データ(b6〜b10)を次の
基準データとしてメモリする。
【0035】さらに3回目の積分が終了したときの画素
データを図9(c)のようにそれぞれc1〜c21とす
る。前述と同様に、基準部(No.6〜No.10)か
ら左右に4画素分広げた領域(No.2〜No.14)
を参照部とし、基準データb6〜b10と参照データc
2〜c14の間でぶれ演算を行なう。
データを図9(c)のようにそれぞれc1〜c21とす
る。前述と同様に、基準部(No.6〜No.10)か
ら左右に4画素分広げた領域(No.2〜No.14)
を参照部とし、基準データb6〜b10と参照データc
2〜c14の間でぶれ演算を行なう。
【0036】以上のような基準部・参照部の選択を順々
に繰返してぶれ検出を行なう。なお検出を続けるうちに
基準部のコントラストが低下し、所定値以下となったと
きは前述の第1〜第3までのブロックのうち最も高コン
トラストのものを新たに基準部として選びなおす。また
基準部が図10に示すように端に来てしまい、参照部が
設定不可となったときも同様に最も高コントラストなブ
ロックを新たに選びなおす。しかしながら最も高コント
ラストなブロックでさえ、そのコントラストが所定値以
下であれば、基準部は「なし」となり次回のぶれ演算は
不能となる。
に繰返してぶれ検出を行なう。なお検出を続けるうちに
基準部のコントラストが低下し、所定値以下となったと
きは前述の第1〜第3までのブロックのうち最も高コン
トラストのものを新たに基準部として選びなおす。また
基準部が図10に示すように端に来てしまい、参照部が
設定不可となったときも同様に最も高コントラストなブ
ロックを新たに選びなおす。しかしながら最も高コント
ラストなブロックでさえ、そのコントラストが所定値以
下であれば、基準部は「なし」となり次回のぶれ演算は
不能となる。
【0037】以上がブロック選択(基準部・参照部の選
択)の説明である。
択)の説明である。
【0038】[3]ぶれ演算
ぶれ演算は大きく分けて相関演算と補間演算に分けられ
る。まず最初に相関演算について説明する。なおこのぶ
れ演算についても、水平方向を例にとって説明を行なう
ものとする。
る。まず最初に相関演算について説明する。なおこのぶ
れ演算についても、水平方向を例にとって説明を行なう
ものとする。
【0039】基準データをs(x)〜s(x+4),参
照データをr(x−4)〜r(x+8)とし、相関値を
以下のように定義する。
照データをr(x−4)〜r(x+8)とし、相関値を
以下のように定義する。
【0040】
【数1】
【0041】(1)式においてnは基準データと参照デ
ータが何画素分ずれているかを示し、この相関値H(n
)が最小となるnが被写体の相対的な移動量を表すもの
となる。すなわち例えば被写体がまったく移動せず手ぶ
れもおきていなければH(0)が最小値となり、また右
に2画素分被写体が移動していたならばH(2)が最小
値となる。
ータが何画素分ずれているかを示し、この相関値H(n
)が最小となるnが被写体の相対的な移動量を表すもの
となる。すなわち例えば被写体がまったく移動せず手ぶ
れもおきていなければH(0)が最小値となり、また右
に2画素分被写体が移動していたならばH(2)が最小
値となる。
【0042】具体例として図9(b)に示した基準デー
タ(a9〜a13)と参照データ(b5〜b17)によ
って相関演算を行なってみる。(1)式によってnが−
4から4までの相関値を求めると以下のようになる。
タ(a9〜a13)と参照データ(b5〜b17)によ
って相関演算を行なってみる。(1)式によってnが−
4から4までの相関値を求めると以下のようになる。
【0043】
【数2】
【0044】
【数3】
【0045】::
【0046】
【数4】
【0047】この例の場合、被写体は左に3画素分移動
しているのでH(−3)が最小値となる。ちなみに被写
体が1画素分移動したときのフィルム面上でのぶれ量は
60μmであるので、この場合フィルム面上では180
μm移動している。
しているのでH(−3)が最小値となる。ちなみに被写
体が1画素分移動したときのフィルム面上でのぶれ量は
60μmであるので、この場合フィルム面上では180
μm移動している。
【0048】以上説明したのが相関演算である。
【0049】次に補間演算について説明する。図11は
相関演算値の分布を示す一例で、横軸をn、縦軸を相関
値H(n)として各相関データをプロットしたものであ
る。相関演算の結果、最も相関度の高いのはn=1であ
る。しかし、図からも分かるように、実際に最も相関度
の高いnは0と1の間に存在する。この値を求めるのが
補間演算である。
相関演算値の分布を示す一例で、横軸をn、縦軸を相関
値H(n)として各相関データをプロットしたものであ
る。相関演算の結果、最も相関度の高いのはn=1であ
る。しかし、図からも分かるように、実際に最も相関度
の高いnは0と1の間に存在する。この値を求めるのが
補間演算である。
【0050】図12はP(n)(n=−4…4)の中の
最小値P(m)とその両側の点P(m−1)、P(m+
1)をプロットしたものである。
最小値P(m)とその両側の点P(m−1)、P(m+
1)をプロットしたものである。
【0051】まずP(m−1)とP(m+1)のうち大
きい方と、P(m)を通る直線を引く(図12では直線
101で表される)。次に、P(m−1)とP(m+1
)のうち小さい方を通り、直線101の傾きと符号が反
対で絶対値が同じ傾きの直線を引く(図12では直線1
02)。2つの直線101と102の交点のnの値を水
平方向のぶれ画素量Gxとする。ただし図11でP(−
4)またはP(4)が最小値となった場合には上記のよ
うな演算は行なえない。従ってGxの検出範囲は−3.
5から+3.5の間に限られ、これ以上の値はぶれ量が
大きすぎるため検出不能とし、その演算結果を無効とす
る。なおこのぶれ画素量Gxは次の式で計算される。
きい方と、P(m)を通る直線を引く(図12では直線
101で表される)。次に、P(m−1)とP(m+1
)のうち小さい方を通り、直線101の傾きと符号が反
対で絶対値が同じ傾きの直線を引く(図12では直線1
02)。2つの直線101と102の交点のnの値を水
平方向のぶれ画素量Gxとする。ただし図11でP(−
4)またはP(4)が最小値となった場合には上記のよ
うな演算は行なえない。従ってGxの検出範囲は−3.
5から+3.5の間に限られ、これ以上の値はぶれ量が
大きすぎるため検出不能とし、その演算結果を無効とす
る。なおこのぶれ画素量Gxは次の式で計算される。
【0052】
【数5】
【0053】
【数6】
【0054】このようにして求めたぶれ画素量Gxは「
左または右に何画素分ぶれたか」を示すものである。 このぶれ画素量Gxにたいし、信頼値としてYM/Cを
定義する。ただしYM及びCは図12で示す値であり、
以下の式で定義される。
左または右に何画素分ぶれたか」を示すものである。 このぶれ画素量Gxにたいし、信頼値としてYM/Cを
定義する。ただしYM及びCは図12で示す値であり、
以下の式で定義される。
【0055】
【数7】
【0056】
【数8】
【0057】このCは直線101の傾きを表しており、
傾きが急なほどすなわちCが大きいほどコントラストが
高いことを示す。また相関値が小さいほど相関度が高く
、従ってYMが小さいほど信頼性が高い。以上のことか
らYM/Cが小さいほど信頼性は高い。本実施例ではY
M/Cが1以上であると信頼性低としてその演算結果を
無効とする。
傾きが急なほどすなわちCが大きいほどコントラストが
高いことを示す。また相関値が小さいほど相関度が高く
、従ってYMが小さいほど信頼性が高い。以上のことか
らYM/Cが小さいほど信頼性は高い。本実施例ではY
M/Cが1以上であると信頼性低としてその演算結果を
無効とする。
【0058】次にこの水平方向のぶれ画素量Gxに基づ
いて、実際にフィルム面上でどのくらいぶれているのか
を演算する。上述のように本実施例のカメラでは、CC
D上で1画素ぶれた時のフィルム面上でのぶれ量は60
μmである。従って水平方向の、フィルム面上での実際
のぶれ量をBxとすると、ぶれ量Bxは次の式で求めら
れる。
いて、実際にフィルム面上でどのくらいぶれているのか
を演算する。上述のように本実施例のカメラでは、CC
D上で1画素ぶれた時のフィルム面上でのぶれ量は60
μmである。従って水平方向の、フィルム面上での実際
のぶれ量をBxとすると、ぶれ量Bxは次の式で求めら
れる。
【0059】
【数9】
【0060】以上のようにしてぶれ量が求まると次にぶ
れ速度Vxを求める。このぶれ速度Vxは1秒間にフィ
ルム面上でどのくらい被写体が移動したか(水平方向)
を示す値で、以下の式で定義される。
れ速度Vxを求める。このぶれ速度Vxは1秒間にフィ
ルム面上でどのくらい被写体が移動したか(水平方向)
を示す値で、以下の式で定義される。
【0061】
【数10】
【0062】以上説明したようにしてぶれ量及びぶれ速
度の演算が行なわれる。ここまでで水平方向のぶれ量及
びぶれ速度が求まったが、垂直方向についてもまったく
同様の演算で求まるので、垂直方向については説明を省
略する。なお垂直方向のフィルム面上でのぶれ量及びぶ
れ速度をそれぞれBy及びVyと定義する。
度の演算が行なわれる。ここまでで水平方向のぶれ量及
びぶれ速度が求まったが、垂直方向についてもまったく
同様の演算で求まるので、垂直方向については説明を省
略する。なお垂直方向のフィルム面上でのぶれ量及びぶ
れ速度をそれぞれBy及びVyと定義する。
【0063】[4]平均処理
[3]で説明したようなぶれ演算によりぶれ速度が求ま
ると次に平均処理を行なう。この平均処理は上記のよう
なぶれ演算を4回または8回行なった後それらのデータ
を加算平均する。このようにして水平方向及び垂直方向
それぞれ1つずつ平均ぶれ速度を求める。ただし無効に
なったぶれ速度(コントラスト低、YM/C大、ぶれ量
大など)は平均に加算しない。また有効なデータが3個
に満たない場合は、その回の平均ぶれ速度を無効とする
。なお4個のぶれ速度から1個の平均ぶれ速度を求める
ぶれ検出を4サイクルで1セットのぶれ検出といい、8
個のぶれ速度から1個の平均ぶれ速度を求めるぶれ検出
を8サイクルで1セットのぶれ検出という。
ると次に平均処理を行なう。この平均処理は上記のよう
なぶれ演算を4回または8回行なった後それらのデータ
を加算平均する。このようにして水平方向及び垂直方向
それぞれ1つずつ平均ぶれ速度を求める。ただし無効に
なったぶれ速度(コントラスト低、YM/C大、ぶれ量
大など)は平均に加算しない。また有効なデータが3個
に満たない場合は、その回の平均ぶれ速度を無効とする
。なお4個のぶれ速度から1個の平均ぶれ速度を求める
ぶれ検出を4サイクルで1セットのぶれ検出といい、8
個のぶれ速度から1個の平均ぶれ速度を求めるぶれ検出
を8サイクルで1セットのぶれ検出という。
【0064】表1は具体的なぶれ速度のデータを表した
もので、この表を参照に加算平均について説明する。な
おこの表は8サイクルを1セットとした例である。表中
にぶれ速度が無効となったデータがあるが、これは前に
述べたような「アイランド内のすべてのブロックが低コ
ントラストで基準部がない」場合や、「ぶれ量が大きす
ぎ(3.5画素分より大)てぶれ検出不能である」場合
である。これら無効となったデータは加算平均には加え
ない。また前述のようにYM/Cが1以上の場合は信頼
性が低いとしてこれらも加算平均に加えない。従ってこ
のセットの平均ぶれ速度は、i=3,6,7におけるぶ
れ速度を加算平均して求め、以下の式で表される。
もので、この表を参照に加算平均について説明する。な
おこの表は8サイクルを1セットとした例である。表中
にぶれ速度が無効となったデータがあるが、これは前に
述べたような「アイランド内のすべてのブロックが低コ
ントラストで基準部がない」場合や、「ぶれ量が大きす
ぎ(3.5画素分より大)てぶれ検出不能である」場合
である。これら無効となったデータは加算平均には加え
ない。また前述のようにYM/Cが1以上の場合は信頼
性が低いとしてこれらも加算平均に加えない。従ってこ
のセットの平均ぶれ速度は、i=3,6,7におけるぶ
れ速度を加算平均して求め、以下の式で表される。
【0065】
【数11】
【0066】
【表1】
【0067】以上のようにして平均ぶれ速度が求まると
、次に主アイランドと副アイランドで重み付けを行なう
。この重み付けは、本発明の目的が主被写体のぶれを検
出することにあるので、より正確に主被写体の動きを捕
らえるための演算である。
、次に主アイランドと副アイランドで重み付けを行なう
。この重み付けは、本発明の目的が主被写体のぶれを検
出することにあるので、より正確に主被写体の動きを捕
らえるための演算である。
【0068】表2を参照に重み付けについて説明する。
【0069】まず主アイランドから求めた平均ぶれ速度
と副アイランドから求めた平均ぶれ速度がともに有効で
あった場合について説明する。この場合以下の式によっ
て最終的に出力となる出力ぶれ速度Boを求める。
と副アイランドから求めた平均ぶれ速度がともに有効で
あった場合について説明する。この場合以下の式によっ
て最終的に出力となる出力ぶれ速度Boを求める。
【0070】
【数12】
【0071】
【数13】
【0072】これらの式を説明すると、主アイランドの
平均ぶれ速度が副アイランドよりも小さい場合には主ア
イランドのデータをそのまま出力ぶれ速度Boとする。 逆に主アイランドの平均ぶれ速度が副アイランドよりも
大きい場合には2つの速度データを平均したものを出力
ぶれ速度Boとする。すなわち副アイランドよりも主ア
イランド、ぶれ速度が大きいものよりも小さいものに重
きを置いている。これは主被写体と背景では一般に背景
の方がぶれ速度が大きくなることが多いからである。そ
の顕著な例を一つ挙げると、移動する被写体を追いかけ
ながら撮影するいわゆる流し撮りを行なった場合、主被
写体はほぼ停止しているのに対し、背景はものすごいス
ピードで移動していることになる。このようなことから
、主アイランドのぶれ速度が小さければそれをそのまま
Boとし、副アイランドのぶれ速度が小さければ2つの
ぶれ速度の平均をBoとする。
平均ぶれ速度が副アイランドよりも小さい場合には主ア
イランドのデータをそのまま出力ぶれ速度Boとする。 逆に主アイランドの平均ぶれ速度が副アイランドよりも
大きい場合には2つの速度データを平均したものを出力
ぶれ速度Boとする。すなわち副アイランドよりも主ア
イランド、ぶれ速度が大きいものよりも小さいものに重
きを置いている。これは主被写体と背景では一般に背景
の方がぶれ速度が大きくなることが多いからである。そ
の顕著な例を一つ挙げると、移動する被写体を追いかけ
ながら撮影するいわゆる流し撮りを行なった場合、主被
写体はほぼ停止しているのに対し、背景はものすごいス
ピードで移動していることになる。このようなことから
、主アイランドのぶれ速度が小さければそれをそのまま
Boとし、副アイランドのぶれ速度が小さければ2つの
ぶれ速度の平均をBoとする。
【0073】次に、主アイランドから求めた平均ぶれ速
度は有効であるが、副アイランドから求めたものは無効
となった場合は主アイランドのデータをそのままBoと
する。逆に主アイランドのデータが無効で、副アイラン
ドのデータが有効のときは、副アイランドのデータをB
oとする。また主・副アイランドとも無効の場合は、出
力ぶれ速度Boも無効とする。
度は有効であるが、副アイランドから求めたものは無効
となった場合は主アイランドのデータをそのままBoと
する。逆に主アイランドのデータが無効で、副アイラン
ドのデータが有効のときは、副アイランドのデータをB
oとする。また主・副アイランドとも無効の場合は、出
力ぶれ速度Boも無効とする。
【0074】さらに、アイランド選択において副アイラ
ンドを選択せず、主アイランドのみでぶれ検出を行なっ
た場合、主アイランドのデータが有効であったらそれを
そのままBoとし、逆に無効であったら出力Boも無効
とする。
ンドを選択せず、主アイランドのみでぶれ検出を行なっ
た場合、主アイランドのデータが有効であったらそれを
そのままBoとし、逆に無効であったら出力Boも無効
とする。
【0075】以上のような重み付けを行なって、最終的
なぶれ速度の出力である出力ぶれ速度Boを算出する。
なぶれ速度の出力である出力ぶれ速度Boを算出する。
【0076】
【表2】
【0077】図13は上の[1]から[4]で説明した
ぶれ検出の動作順序を示すもので、横軸を時間としてい
る。なおこの図は4サイクルを1セットとしたものであ
る。
ぶれ検出の動作順序を示すもので、横軸を時間としてい
る。なおこの図は4サイクルを1セットとしたものであ
る。
【0078】ぶれ検出動作に入るとまずCCDの積分を
開始する(積分■)と同時に、アイランド選択を行なう
。このアイランド選択については既に[1]で説明済み
である。積分■の終了後選択した2つのアイランドの画
素データをそれぞれ個々にダンプしてメモリに記憶する
。(ダンプ■)ただしCCD積分の積分時間は前に図4
で説明したように被写体輝度に左右され、被写体輝度が
あまりに低輝度であると長時間積分終了を待つことにな
る。このため本実施例ではぶれ検出時における積分の最
長時間は10msとし、それ以上は被写体低輝度のため
次回のぶれ演算は不能とする。
開始する(積分■)と同時に、アイランド選択を行なう
。このアイランド選択については既に[1]で説明済み
である。積分■の終了後選択した2つのアイランドの画
素データをそれぞれ個々にダンプしてメモリに記憶する
。(ダンプ■)ただしCCD積分の積分時間は前に図4
で説明したように被写体輝度に左右され、被写体輝度が
あまりに低輝度であると長時間積分終了を待つことにな
る。このため本実施例ではぶれ検出時における積分の最
長時間は10msとし、それ以上は被写体低輝度のため
次回のぶれ演算は不能とする。
【0079】次に再びCCDの積分を開始する(積分■
)と同時に、2つのアイランドにおいてそれぞれブロッ
ク選択を行なう。このブロック選択についても[2]で
説明済みである。積分■が終了すると、同様にそれぞれ
のアイランドの画素データをダンプする。(ダンプ■)
ダンプ■の終了後、積分■を開始すると同時にぶれ演算
■を行なう。このぶれ演算■はブロック選択時に設定さ
れた基準部と、ダンプ■で記憶した画素データの参照部
との間で相関演算・補間演算を行ない、ぶれ量及びぶれ
速度を演算する。なおこの時、求めたぶれ量に応じて次
のぶれ演算のための基準部を設定しておく。
)と同時に、2つのアイランドにおいてそれぞれブロッ
ク選択を行なう。このブロック選択についても[2]で
説明済みである。積分■が終了すると、同様にそれぞれ
のアイランドの画素データをダンプする。(ダンプ■)
ダンプ■の終了後、積分■を開始すると同時にぶれ演算
■を行なう。このぶれ演算■はブロック選択時に設定さ
れた基準部と、ダンプ■で記憶した画素データの参照部
との間で相関演算・補間演算を行ない、ぶれ量及びぶれ
速度を演算する。なおこの時、求めたぶれ量に応じて次
のぶれ演算のための基準部を設定しておく。
【0080】積分■終了後同様にその画素データをダン
プし(ダンプ■)、ぶれ演算■を行なう。このぶれ演算
■はぶれ演算■で設定した基準部とダンプ■で記憶した
画素データの参照部との間で相関・補間演算を行ない、
ぶれ量、ぶれ速度を求める。以下同様にCCD積分とぶ
れ演算を繰返し、ぶれ演算■が終了すると平均処理を行
なう。この平均処理は[4]で説明したようにぶれ演算
■から■で求めた4つのぶれ速度を加算平均し、さらに
主アイランドのデータと副アイランドのデータとで重み
付けをするものである。
プし(ダンプ■)、ぶれ演算■を行なう。このぶれ演算
■はぶれ演算■で設定した基準部とダンプ■で記憶した
画素データの参照部との間で相関・補間演算を行ない、
ぶれ量、ぶれ速度を求める。以下同様にCCD積分とぶ
れ演算を繰返し、ぶれ演算■が終了すると平均処理を行
なう。この平均処理は[4]で説明したようにぶれ演算
■から■で求めた4つのぶれ速度を加算平均し、さらに
主アイランドのデータと副アイランドのデータとで重み
付けをするものである。
【0081】以上のようなぶれ検出動作を行なうことに
よって最終出力である出力ぶれ速度Boを求めることが
できる。なお8サイクルを1セットとしたぶれ検出にお
いては4サイクルの場合と同様の動作順序でぶれ演算を
■から■まで行ない、8個のぶれ速度のデータを平均処
理する。
よって最終出力である出力ぶれ速度Boを求めることが
できる。なお8サイクルを1セットとしたぶれ検出にお
いては4サイクルの場合と同様の動作順序でぶれ演算を
■から■まで行ない、8個のぶれ速度のデータを平均処
理する。
【0082】図14から図17は1セットのぶれ検出の
動作を示すフローチャートである。これらのフローチャ
ートを参照しながらぶれ検出動作についてより詳しく説
明する。#202においてマイコンはこのぶれ検出が1
回目のものかそれ以降のものかを判断し、jを4または
8にセットする。#204ではCCDの積分を開始する
。CCD積分と並行しながら#206及び#208でア
イランド選択を行なう。#210では条件を満たしたア
イランドが2つ選択されたかを判別し、NOすなわち条
件を満たす副アイランドがなければ#212に進み主ア
イランドのみ決定のフラグをセットする。#210でY
ESならば#213に進み主・副両方のアイランド決定
のフラグをセットする。アイランドを選択した後、CC
D積分が終了すると、#214でその画素データをダン
プし、メモリに記憶しておく。
動作を示すフローチャートである。これらのフローチャ
ートを参照しながらぶれ検出動作についてより詳しく説
明する。#202においてマイコンはこのぶれ検出が1
回目のものかそれ以降のものかを判断し、jを4または
8にセットする。#204ではCCDの積分を開始する
。CCD積分と並行しながら#206及び#208でア
イランド選択を行なう。#210では条件を満たしたア
イランドが2つ選択されたかを判別し、NOすなわち条
件を満たす副アイランドがなければ#212に進み主ア
イランドのみ決定のフラグをセットする。#210でY
ESならば#213に進み主・副両方のアイランド決定
のフラグをセットする。アイランドを選択した後、CC
D積分が終了すると、#214でその画素データをダン
プし、メモリに記憶しておく。
【0083】ダンプ後#216で再びCCD積分を開始
する。積分動作と並行して#218で主ブロックの選択
を行なう。この主ブロックの選択では、主アイランド内
で最近のデフォーカスを持つブロックまたは最大のコン
トラストを持つブロックを選択する。#220では条件
(コントラストが所定値以上である)を満たす主ブロッ
クが選択されたかどうかを判別する。#220でYES
であった場合#224でそのブロックの画素データを基
準画素データとして記憶させ、#226で主基準部決定
のフラグをセットする。逆にアイランド内のすべてのブ
ロックが低コントラストで、条件を満たす主ブロックが
選択されなかったときは#222で主基準部決定のフラ
グをクリアする。
する。積分動作と並行して#218で主ブロックの選択
を行なう。この主ブロックの選択では、主アイランド内
で最近のデフォーカスを持つブロックまたは最大のコン
トラストを持つブロックを選択する。#220では条件
(コントラストが所定値以上である)を満たす主ブロッ
クが選択されたかどうかを判別する。#220でYES
であった場合#224でそのブロックの画素データを基
準画素データとして記憶させ、#226で主基準部決定
のフラグをセットする。逆にアイランド内のすべてのブ
ロックが低コントラストで、条件を満たす主ブロックが
選択されなかったときは#222で主基準部決定のフラ
グをクリアする。
【0084】次に副ブロックを選択するのであるが、#
228では副アイランドがあるかどうかを判別する。こ
の判別は#213でフラグをセットしたか否かで行なう
。副アイランドがある場合、#230から#238で副
ブロックの選択及びフラグのセットが行なわれる。この
動作については主ブロックと同様であるので説明は省略
する。副アイランドがなかった場合は副ブロックの選択
ができないので、直接#240に進む。#240ではC
CD積分終了後、画素データをダンプする。
228では副アイランドがあるかどうかを判別する。こ
の判別は#213でフラグをセットしたか否かで行なう
。副アイランドがある場合、#230から#238で副
ブロックの選択及びフラグのセットが行なわれる。この
動作については主ブロックと同様であるので説明は省略
する。副アイランドがなかった場合は副ブロックの選択
ができないので、直接#240に進む。#240ではC
CD積分終了後、画素データをダンプする。
【0085】アイランド選択及びブロック選択終了後、
ぶれ演算動作に入る。図15を参照にぶれ演算の動作順
序について説明する。#250ではiを1にセットする
。このiはぶれ演算の回数を示すものであり、ぶれ演算
を行なうごとに1ずつ増やしていく。#252ではCC
D積分を開始し、#254では主基準部が決定している
か否かフラグをチェックする。主基準部が決定している
なら#256で主アイランドのぶれ演算を行なう。この
ぶれ演算は既に説明したように、基準部と参照部の間で
相関・補間演算を行ない、ぶれ量及びぶれ速度、さらに
YM/Cを求める。#258では求めたぶれ量が検出可
能範囲であるかを判別している。本実施例ではぶれ画素
量Gxが±3.5画素を超えた場合検出不能としてその
データを無効としている。検出範囲内であった場合#2
60でそのぶれ速度をメモリする。なおこの時同時にY
M/Cの値もあわせてメモリしておく。ぶれ速度メモリ
後#262において算出されたぶれ画素量Gxに基づい
て次回の基準部を設定する。#264及び#266では
この設定された基準部のコントラストが所定値以上か、
そして参照部が設定可能な範囲かをチェックしている。 これらのうちいずれかがNOであった場合#268へ進
み主ブロックを選択しなおす。この主ブロック選択は、
主アイランド内でコントラストの最も高いブロックを選
択する。#268での主ブロックの選択は#264,2
66でNOであった場合に限らず、#254で主基準部
が決定されてなかった場合や、#258で演算されたぶ
れ画素量が大きすぎる場合などにも行なわれる。 #270では#268で条件(コントラストが所定値以
上)を満たす主ブロックが選択されたかどうかを判別す
る。条件を満たす主ブロックが選択されていたなら#2
72へ進む。
ぶれ演算動作に入る。図15を参照にぶれ演算の動作順
序について説明する。#250ではiを1にセットする
。このiはぶれ演算の回数を示すものであり、ぶれ演算
を行なうごとに1ずつ増やしていく。#252ではCC
D積分を開始し、#254では主基準部が決定している
か否かフラグをチェックする。主基準部が決定している
なら#256で主アイランドのぶれ演算を行なう。この
ぶれ演算は既に説明したように、基準部と参照部の間で
相関・補間演算を行ない、ぶれ量及びぶれ速度、さらに
YM/Cを求める。#258では求めたぶれ量が検出可
能範囲であるかを判別している。本実施例ではぶれ画素
量Gxが±3.5画素を超えた場合検出不能としてその
データを無効としている。検出範囲内であった場合#2
60でそのぶれ速度をメモリする。なおこの時同時にY
M/Cの値もあわせてメモリしておく。ぶれ速度メモリ
後#262において算出されたぶれ画素量Gxに基づい
て次回の基準部を設定する。#264及び#266では
この設定された基準部のコントラストが所定値以上か、
そして参照部が設定可能な範囲かをチェックしている。 これらのうちいずれかがNOであった場合#268へ進
み主ブロックを選択しなおす。この主ブロック選択は、
主アイランド内でコントラストの最も高いブロックを選
択する。#268での主ブロックの選択は#264,2
66でNOであった場合に限らず、#254で主基準部
が決定されてなかった場合や、#258で演算されたぶ
れ画素量が大きすぎる場合などにも行なわれる。 #270では#268で条件(コントラストが所定値以
上)を満たす主ブロックが選択されたかどうかを判別す
る。条件を満たす主ブロックが選択されていたなら#2
72へ進む。
【0086】#262から266または#268から2
70で主基準部が設定されたなら#272でその画素デ
ータを基準画素データとしてメモリし、#274で主基
準部決定のフラグをセットする。逆に主基準部が決定し
なければ#276で主基準部決定のフラグをクリアする
。
70で主基準部が設定されたなら#272でその画素デ
ータを基準画素データとしてメモリし、#274で主基
準部決定のフラグをセットする。逆に主基準部が決定し
なければ#276で主基準部決定のフラグをクリアする
。
【0087】以上で主アイランドにおけるぶれ演算、及
び次回の主基準部の設定が終了する。次に副アイランド
におけるぶれ演算、及び副基準部の設定を行なう。
び次回の主基準部の設定が終了する。次に副アイランド
におけるぶれ演算、及び副基準部の設定を行なう。
【0088】図16の#280では副アイランドが存在
するかを判別する。副アイランドが存在しない場合はぶ
れ演算も基準部設定も行なわず#306へ進む。副アイ
ランドが存在する場合、#282から302で副アイラ
ンドにおけるぶれ演算と、副基準部の設定を行なうが、
この動作は主アイランドの動作とまったく同様であるの
でここでは説明を省略する。
するかを判別する。副アイランドが存在しない場合はぶ
れ演算も基準部設定も行なわず#306へ進む。副アイ
ランドが存在する場合、#282から302で副アイラ
ンドにおけるぶれ演算と、副基準部の設定を行なうが、
この動作は主アイランドの動作とまったく同様であるの
でここでは説明を省略する。
【0089】以上のようにして主・副アイランドにおけ
るぶれ演算及び基準部の設定が行なわれたなら、CCD
積分が終了次第#306においてそれぞれの画素データ
をダンプする。#306のダンプ終了後#308でiを
i+1にし、#310でi=jかどうかを判別する。j
は4または8で#202でセットしたものである。i=
jでなければ#252に進み再びぶれ演算に入る。その
後i=jになるまでぶれ演算を繰り返す。i=jであれ
ば図17の#320から最後のぶれ演算に入る。
るぶれ演算及び基準部の設定が行なわれたなら、CCD
積分が終了次第#306においてそれぞれの画素データ
をダンプする。#306のダンプ終了後#308でiを
i+1にし、#310でi=jかどうかを判別する。j
は4または8で#202でセットしたものである。i=
jでなければ#252に進み再びぶれ演算に入る。その
後i=jになるまでぶれ演算を繰り返す。i=jであれ
ば図17の#320から最後のぶれ演算に入る。
【0090】#320では主基準部が決定しているかフ
ラグをチェックする。主基準部が決定していたなら#3
22でぶれ演算を行ない、その演算結果をチェックした
後ぶれ速度をメモリする。(#324,326)主基準
部が決定していない場合はぶれ演算を行なわなず、直接
#328へ進む。
ラグをチェックする。主基準部が決定していたなら#3
22でぶれ演算を行ない、その演算結果をチェックした
後ぶれ速度をメモリする。(#324,326)主基準
部が決定していない場合はぶれ演算を行なわなず、直接
#328へ進む。
【0091】#328では副アイランドが存在するかチ
ェックする。副アイランドが存在する場合、#330で
副基準部が決定しているかフラグをチェックする。副基
準部が決定していた場合ぶれ演算を行ない、その演算結
果をチェック後ぶれ速度をメモリする。(#332〜3
36)副アイランド及び副基準部がない場合は直接#3
38へ進む。これで最後のぶれ演算が終了し、主アイラ
ンド及び副アイランドそれぞれのぶれ速度が4個または
8個ずつメモリされる。(副アイランドがない場合は主
アイランドのみ)以上説明したような動作によって4回
または8回のぶれ演算が行なわれる。
ェックする。副アイランドが存在する場合、#330で
副基準部が決定しているかフラグをチェックする。副基
準部が決定していた場合ぶれ演算を行ない、その演算結
果をチェック後ぶれ速度をメモリする。(#332〜3
36)副アイランド及び副基準部がない場合は直接#3
38へ進む。これで最後のぶれ演算が終了し、主アイラ
ンド及び副アイランドそれぞれのぶれ速度が4個または
8個ずつメモリされる。(副アイランドがない場合は主
アイランドのみ)以上説明したような動作によって4回
または8回のぶれ演算が行なわれる。
【0092】次にこれらのデータの平均処理動作に入る
。#338では主アイランドにおけるぶれ速度データを
加算平均する。なおこの時前述のように、YM/Cをチ
ェックし、信頼性の低いデータは無効として加算平均に
は加えない。さらに有効なデータが3個に満たなかった
場合には主アイランドにおける平均ぶれ速度を無効とす
る。#338で主アイランドの平均ぶれ速度を算出した
後、#340で副アイランドが存在するかどうかを判別
する。副アイランドが存在する場合主アイランドと同様
の方法でぶれ速度データを加算平均する。副アイランド
が存在しない場合には副アイランドの平均ぶれ速度はな
しとなる。以上のようにして主・副アイランドそれぞれ
における平均ぶれ速度が求まると、#344でそれらの
重み付けをする。この重み付けについては既に説明済み
であり、主・副アイランドの平均ぶれ速度の大きさを比
較して最終的な出力ぶれ速度Boを出力する。以上でぶ
れ検出の1セットの終了である。
。#338では主アイランドにおけるぶれ速度データを
加算平均する。なおこの時前述のように、YM/Cをチ
ェックし、信頼性の低いデータは無効として加算平均に
は加えない。さらに有効なデータが3個に満たなかった
場合には主アイランドにおける平均ぶれ速度を無効とす
る。#338で主アイランドの平均ぶれ速度を算出した
後、#340で副アイランドが存在するかどうかを判別
する。副アイランドが存在する場合主アイランドと同様
の方法でぶれ速度データを加算平均する。副アイランド
が存在しない場合には副アイランドの平均ぶれ速度はな
しとなる。以上のようにして主・副アイランドそれぞれ
における平均ぶれ速度が求まると、#344でそれらの
重み付けをする。この重み付けについては既に説明済み
であり、主・副アイランドの平均ぶれ速度の大きさを比
較して最終的な出力ぶれ速度Boを出力する。以上でぶ
れ検出の1セットの終了である。
【0093】以上説明したように、本発明のぶれ検出装
置は多点測距可能なカメラにおいて主被写体が撮影画面
内のどの位置に存在するかを判別し、その位置に対応す
る撮像素子の撮像データに基づいて被写体のぶれを検出
するものである。このような検出方法により、主被写体
が撮影画面内のどの位置に存在している場合においても
的確にそのぶれを検出することができる。本発明のぶれ
検出装置によって検出されたぶれデータは、ぶれ警告や
表示を例とした様々なぶれに関する制御に用いることが
できる。以下にその応用例について説明する。
置は多点測距可能なカメラにおいて主被写体が撮影画面
内のどの位置に存在するかを判別し、その位置に対応す
る撮像素子の撮像データに基づいて被写体のぶれを検出
するものである。このような検出方法により、主被写体
が撮影画面内のどの位置に存在している場合においても
的確にそのぶれを検出することができる。本発明のぶれ
検出装置によって検出されたぶれデータは、ぶれ警告や
表示を例とした様々なぶれに関する制御に用いることが
できる。以下にその応用例について説明する。
【0094】図18は動感インジケーターという表示装
置で、撮影された写真がどのような質感を持つか表示す
るものである。この表示は表示No.が上がるほど鮮明
で静止した写真が撮れ、逆に表示No.が下がるほど流
れた動感のある写真が撮れることを示す。なお本実施例
ではこの表示装置はファインダ内に設けるものとする。 表3は様々な条件における動感インジケーターの表示状
態を示したものである。一般に同じ被写体を撮影しても
、シャッタスピードが速いほど、また撮影レンズの焦点
距離が短いほど、シャープで鮮明な写真が撮れる。しか
しながら表3に示した実施例ではシャッタスピードや焦
点距離だけでなく、ぶれデータによっても表示を変えて
いる。
置で、撮影された写真がどのような質感を持つか表示す
るものである。この表示は表示No.が上がるほど鮮明
で静止した写真が撮れ、逆に表示No.が下がるほど流
れた動感のある写真が撮れることを示す。なお本実施例
ではこの表示装置はファインダ内に設けるものとする。 表3は様々な条件における動感インジケーターの表示状
態を示したものである。一般に同じ被写体を撮影しても
、シャッタスピードが速いほど、また撮影レンズの焦点
距離が短いほど、シャープで鮮明な写真が撮れる。しか
しながら表3に示した実施例ではシャッタスピードや焦
点距離だけでなく、ぶれデータによっても表示を変えて
いる。
【0095】表3を参照しながら、具体的な数値を用い
て説明する。例えば撮影レンズの焦点距離が100mm
でシャッタスピードが1/125であった場合について
考える。このような条件において本発明のぶれ検出装置
によって求めた出力ぶれ速度Boが30mm/sであっ
た場合、動感インジケーターは表示No.2を表示する
。同じ焦点距離、シャッタスピードで、ぶれ速度Boが
10mm/sであった場合には動感インジケーターはN
o.3を表示し、さらにぶれ速度Boが1mm/sであ
ったらNo.4を表示する。
て説明する。例えば撮影レンズの焦点距離が100mm
でシャッタスピードが1/125であった場合について
考える。このような条件において本発明のぶれ検出装置
によって求めた出力ぶれ速度Boが30mm/sであっ
た場合、動感インジケーターは表示No.2を表示する
。同じ焦点距離、シャッタスピードで、ぶれ速度Boが
10mm/sであった場合には動感インジケーターはN
o.3を表示し、さらにぶれ速度Boが1mm/sであ
ったらNo.4を表示する。
【0096】表3に示した実施例では焦点距離が短く、
シャッタスピードが速く、ぶれ速度が小さいほど表示N
o.を上げるように制御している。以上説明したように
この応用例では撮影者はカメラのファインダを通して被
写体を捕らえた時点で撮影された写真(出来上がり写真
)の動感を想定することができる。
シャッタスピードが速く、ぶれ速度が小さいほど表示N
o.を上げるように制御している。以上説明したように
この応用例では撮影者はカメラのファインダを通して被
写体を捕らえた時点で撮影された写真(出来上がり写真
)の動感を想定することができる。
【0097】
【表3】
【0098】次に別実施例として上記のようなぶれ検出
装置を利用した流し撮りモードについて説明する。流し
撮りとは動感描写における撮影技法の1つで、シャッタ
が開放されている間に、被写体の動きにあわせてカメラ
を移動する撮影方法である。撮影された写真は被写体が
静止し、バックが流れており、動感が描出される。さて
流し撮りモードとは上記のような撮影動作においてより
動感を描出することを目的とするものである。その概要
を説明すると、上記のようなぶれ検出装置を用いてぶれ
を検出し、追い掛けている主被写体のぶれ(カメラと主
被写体の相対的なぶれ)が小さければシャッタスピード
をより長くするよう補正し、主被写体のぶれが大きけれ
ばシャッタスピードを短くするというものである。この
ような制御により、写真撮影に慣れた上級者が流し撮り
を行なった場合にはシャッタスピードが長くなり、バッ
クの流れた動感あふれる写真が撮れる。逆に初心者が流
し撮りを行なった場合には、被写体自体がぶれてしまう
ことを防ぐことができる。
装置を利用した流し撮りモードについて説明する。流し
撮りとは動感描写における撮影技法の1つで、シャッタ
が開放されている間に、被写体の動きにあわせてカメラ
を移動する撮影方法である。撮影された写真は被写体が
静止し、バックが流れており、動感が描出される。さて
流し撮りモードとは上記のような撮影動作においてより
動感を描出することを目的とするものである。その概要
を説明すると、上記のようなぶれ検出装置を用いてぶれ
を検出し、追い掛けている主被写体のぶれ(カメラと主
被写体の相対的なぶれ)が小さければシャッタスピード
をより長くするよう補正し、主被写体のぶれが大きけれ
ばシャッタスピードを短くするというものである。この
ような制御により、写真撮影に慣れた上級者が流し撮り
を行なった場合にはシャッタスピードが長くなり、バッ
クの流れた動感あふれる写真が撮れる。逆に初心者が流
し撮りを行なった場合には、被写体自体がぶれてしまう
ことを防ぐことができる。
【0099】以下流し撮りモードにおける本発明のぶれ
検出装置の動作を説明する。なお通常撮影から流し撮り
モードへの切り換えは、図3に示したモード切り換え部
20によって行なう。さらに流し撮りモードでは図6で
示した制動判定は行なわず、すべてコンティニュアスA
Fを行なう。
検出装置の動作を説明する。なお通常撮影から流し撮り
モードへの切り換えは、図3に示したモード切り換え部
20によって行なう。さらに流し撮りモードでは図6で
示した制動判定は行なわず、すべてコンティニュアスA
Fを行なう。
【0100】図19は流し撮りモードにおけるぶれ検出
のシーケンスを表した図である。通常撮影モードでは、
図4に示すようにあるぶれ検出から次のぶれ検出までに
0.5秒以上間隔をあけその間AF動作を繰り返してい
たが、流し撮りモードでは図19のようにAF動作とぶ
れ検出を1回ずつ交互に行ない、0.5秒の間隔はあけ
ない。これは流し撮り撮影では被写体が高速で移動して
いるため、多くのぶれデータを用いて被写体の動きをよ
り正確に捕らえようとするためである。このぶれ検出及
びAF動作も同様にS2オンでレリーズ動作に入るまで
繰り返される。
のシーケンスを表した図である。通常撮影モードでは、
図4に示すようにあるぶれ検出から次のぶれ検出までに
0.5秒以上間隔をあけその間AF動作を繰り返してい
たが、流し撮りモードでは図19のようにAF動作とぶ
れ検出を1回ずつ交互に行ない、0.5秒の間隔はあけ
ない。これは流し撮り撮影では被写体が高速で移動して
いるため、多くのぶれデータを用いて被写体の動きをよ
り正確に捕らえようとするためである。このぶれ検出及
びAF動作も同様にS2オンでレリーズ動作に入るまで
繰り返される。
【0101】図20は流し撮りモードにおけるぶれ検出
の動作順序を示したフローチャートである。図に示すよ
うに流し撮りモードにおいては第2アイランドを主アイ
ランドとし(#406)、副アイランドは選択しない。 その後第2アイランドのみでぶれ検出を行なう。これは
流し撮りでは高速で移動する被写体の動きを捕らえなく
てはいけないので、少しでも演算時間を短縮する必要が
あるためである。すなわちぶれ検出を行なうアイランド
を1つにすることで、その演算時間や撮像データのダン
プ時間は約半分になる。また選択するアイランドを第2
アイランドとしたのは、移動被写体を追い掛ける場合、
撮影者は被写体を中心に持ってくることが多いからであ
る。さらに流し撮りを行なう場合は車などの水平方向に
移動する被写体である場合がほとんどであり、主に水平
方向のぶれデータを必要とする。このようなことから流
し撮りモードにおいては第2アイランドのみでぶれ検出
を行なうものとする。
の動作順序を示したフローチャートである。図に示すよ
うに流し撮りモードにおいては第2アイランドを主アイ
ランドとし(#406)、副アイランドは選択しない。 その後第2アイランドのみでぶれ検出を行なう。これは
流し撮りでは高速で移動する被写体の動きを捕らえなく
てはいけないので、少しでも演算時間を短縮する必要が
あるためである。すなわちぶれ検出を行なうアイランド
を1つにすることで、その演算時間や撮像データのダン
プ時間は約半分になる。また選択するアイランドを第2
アイランドとしたのは、移動被写体を追い掛ける場合、
撮影者は被写体を中心に持ってくることが多いからであ
る。さらに流し撮りを行なう場合は車などの水平方向に
移動する被写体である場合がほとんどであり、主に水平
方向のぶれデータを必要とする。このようなことから流
し撮りモードにおいては第2アイランドのみでぶれ検出
を行なうものとする。
【0102】アイランド選択以降の動作については、通
常撮影モードにおいて、副アイランドを選択せず主アイ
ランドのみでぶれ検出を行なう場合と同じ動作を行なう
のでここでは説明を省略する。
常撮影モードにおいて、副アイランドを選択せず主アイ
ランドのみでぶれ検出を行なう場合と同じ動作を行なう
のでここでは説明を省略する。
【0103】以上のようなぶれ検出方法によってぶれデ
ータが求まると、このデータに基づき露出補正を行なう
。図21は本発明を適用したカメラの流し撮りモードに
おける露出プログラムの一例である。実線で示したのは
出力ぶれ速度Boが3mm/sのときのプログラム線図
である。このプログラム線図はぶれの大きさによって左
右にシフトする。具体的に説明すると、ぶれが大きいと
シャッタスピード高速側へ、ぶれ量が小さいと低速側へ
シフトする。その様子を示したのが破線で示したプログ
ラム線図である。ただし本実施例ではこのシフト範囲は
1/30から1/125までとし、Bo≦1.5mm/
sではシャッタスピード1/30、Bo≧6mm/sで
は1/125とする。上記のようにプログラム線図をシ
フトさせることにより、Ev値の等しい被写体に対して
もぶれの大きさに応じたシャッタスピードを優先的に決
定することができる。
ータが求まると、このデータに基づき露出補正を行なう
。図21は本発明を適用したカメラの流し撮りモードに
おける露出プログラムの一例である。実線で示したのは
出力ぶれ速度Boが3mm/sのときのプログラム線図
である。このプログラム線図はぶれの大きさによって左
右にシフトする。具体的に説明すると、ぶれが大きいと
シャッタスピード高速側へ、ぶれ量が小さいと低速側へ
シフトする。その様子を示したのが破線で示したプログ
ラム線図である。ただし本実施例ではこのシフト範囲は
1/30から1/125までとし、Bo≦1.5mm/
sではシャッタスピード1/30、Bo≧6mm/sで
は1/125とする。上記のようにプログラム線図をシ
フトさせることにより、Ev値の等しい被写体に対して
もぶれの大きさに応じたシャッタスピードを優先的に決
定することができる。
【0104】上記のように露出を制御することにより、
写真撮影に慣れた上級者が流し撮りを行なった場合には
シャッタスピードが長くなり、バックの流れた動感あふ
れる写真が撮れる。逆に初心者が流し撮りを行なった場
合には、被写体自体がぶれてしまうことを防ぐことがで
きる。
写真撮影に慣れた上級者が流し撮りを行なった場合には
シャッタスピードが長くなり、バックの流れた動感あふ
れる写真が撮れる。逆に初心者が流し撮りを行なった場
合には、被写体自体がぶれてしまうことを防ぐことがで
きる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように本発明のぶれ検出装
置は、複数の焦点検出用撮像素子と、それら複数の撮像
素子のうちいずれかの素子が有する撮像素子の撮像デー
タに基づいて被写体のぶれデータを演算するものにおい
て、撮影者自身がどの撮像素子を用いてぶれ検出を行な
うかを手動で選択できるようにしたものである。従って
、主被写体を撮影画面内のどの位置に配置しても、その
位置に対応する撮像素子を選択してぶれ検出を行なうこ
とができる。これにより撮影者が所望する自由な構図を
設定することが可能となる。
置は、複数の焦点検出用撮像素子と、それら複数の撮像
素子のうちいずれかの素子が有する撮像素子の撮像デー
タに基づいて被写体のぶれデータを演算するものにおい
て、撮影者自身がどの撮像素子を用いてぶれ検出を行な
うかを手動で選択できるようにしたものである。従って
、主被写体を撮影画面内のどの位置に配置しても、その
位置に対応する撮像素子を選択してぶれ検出を行なうこ
とができる。これにより撮影者が所望する自由な構図を
設定することが可能となる。
【0106】さらに多点測距が可能でしかも撮影者がど
の撮像素子を用いてぶれ検出を行なうかを自由に手動選
択できるカメラにおいて、ぶれ検出を行なう撮像素子を
選択する手動選択手段が焦点検出に用いられる素子を選
択する選択手段も兼ねることにより、撮影者が主被写体
を撮像している撮像素子を選択することで、主被写体に
対してピントをあわせられると同時にそのぶれも的確に
検出することができる。
の撮像素子を用いてぶれ検出を行なうかを自由に手動選
択できるカメラにおいて、ぶれ検出を行なう撮像素子を
選択する手動選択手段が焦点検出に用いられる素子を選
択する選択手段も兼ねることにより、撮影者が主被写体
を撮像している撮像素子を選択することで、主被写体に
対してピントをあわせられると同時にそのぶれも的確に
検出することができる。
【0107】さらに前記手動選択手段が流し撮りを行な
う際に流し撮りモードに切り換える切り換え手段であり
、その切り換えによって複数の撮像素子のうち所定の1
つを選択するぶれ検出装置では、ぶれ検出に用いる撮像
素子を1つにすることでぶれ演算等に要する時間を短縮
できる。
う際に流し撮りモードに切り換える切り換え手段であり
、その切り換えによって複数の撮像素子のうち所定の1
つを選択するぶれ検出装置では、ぶれ検出に用いる撮像
素子を1つにすることでぶれ演算等に要する時間を短縮
できる。
【図1】本発明に使用される焦点検出装置の原理図であ
る。
る。
【図2】(a)はカメラの視野ファインダにおける測距
範囲を示す図で、(b)はその測距範囲に対応するCC
Dラインセンサ群の配置図である。
範囲を示す図で、(b)はその測距範囲に対応するCC
Dラインセンサ群の配置図である。
【図3】本発明を適用したカメラのブロック図である。
【図4】本発明のぶれ検出シーケンスを示す図である。
【図5】本発明を適用したカメラの動作順序を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図6】本発明を適用したカメラの動作順序を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図7】主被写体の位置の違いによるアイランド選択の
選択方法を示す図である。
選択方法を示す図である。
【図8】アイランド選択の動作手順を示すフローチャー
トである。
トである。
【図9】ブロック選択の選択方法を説明する説明図であ
る。
る。
【図10】ブロック選択の選択方法を説明する説明図で
ある。
ある。
【図11】相関演算値の分布を示すグラフである。
【図12】補間演算に用いられるグラフである。
【図13】4サイクルを1セットとしたぶれ検出の動作
順序を示す図である。
順序を示す図である。
【図14】ぶれ検出の動作順序を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図15】ぶれ検出の動作順序を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図16】ぶれ検出の動作順序を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図17】ぶれ検出の動作順序を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図18】動感インジケーターの表示状態を示す図であ
る。
る。
【図19】流し撮りモードにおけるぶれ検出シーケンス
を示す図である。
を示す図である。
【図20】流し撮りモードにおけるぶれ検出の動作順序
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図21】流し撮りモードにおける露出プログラムを示
すグラフである。
すグラフである。
6 撮像素子
10 マイクロコンピューター
11 AFセンサ
19 ぶれデータ出力部
21 手動アイランド選択部
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも2つ以上の焦点検出用撮像
素子と、撮影者自身が前記複数の撮像素子のうちどの素
子を用いてぶれ検出を行なうかを手動で選択できる手動
選択手段と、その手動選択手段によって選択された撮像
素子の撮像データに基づいてカメラと被写体の相対的な
ぶれのデータを演算する演算手段とを備えたことを特徴
とするカメラのぶれ検出装置。 - 【請求項2】 前記手動選択手段は、複数ある前記焦
点検出用撮像素子のうちどの撮像素子を用いて焦点検出
を行なうかを選択する選択手段も兼ねることを特徴とす
る請求項1のカメラのぶれ検出装置。 - 【請求項3】 前記手動選択手段は、流し撮りを行な
う際に流し撮りモードに切り換える切り換え手段であり
、その切り換え手段が切り換えられることにより、複数
ある前記撮像素子のうち所定の1つを選択することを特
徴とする請求項1のカメラのぶれ検出装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3121315A JPH04349440A (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | カメラのぶれ検出装置 |
US07/889,118 US5262820A (en) | 1991-05-27 | 1992-05-26 | Camera having a blur detecting device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3121315A JPH04349440A (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | カメラのぶれ検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04349440A true JPH04349440A (ja) | 1992-12-03 |
Family
ID=14808203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3121315A Pending JPH04349440A (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | カメラのぶれ検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04349440A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001154225A (ja) * | 1999-11-25 | 2001-06-08 | Canon Inc | 振れ検出装置及び振れ検出機能付き装置 |
JP2007240877A (ja) * | 2006-03-08 | 2007-09-20 | Canon Inc | 撮像装置及びその制御方法 |
JP2010250156A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Nikon Corp | 電子カメラ |
JP2011197690A (ja) * | 2011-05-26 | 2011-10-06 | Canon Inc | 撮像装置及びその制御方法 |
-
1991
- 1991-05-27 JP JP3121315A patent/JPH04349440A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001154225A (ja) * | 1999-11-25 | 2001-06-08 | Canon Inc | 振れ検出装置及び振れ検出機能付き装置 |
JP4560159B2 (ja) * | 1999-11-25 | 2010-10-13 | キヤノン株式会社 | 撮像装置及び撮像装置の制御方法 |
JP2007240877A (ja) * | 2006-03-08 | 2007-09-20 | Canon Inc | 撮像装置及びその制御方法 |
JP2010250156A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Nikon Corp | 電子カメラ |
JP2011197690A (ja) * | 2011-05-26 | 2011-10-06 | Canon Inc | 撮像装置及びその制御方法 |
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