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JPH04344149A - モータの整流子 - Google Patents

モータの整流子

Info

Publication number
JPH04344149A
JPH04344149A JP14376391A JP14376391A JPH04344149A JP H04344149 A JPH04344149 A JP H04344149A JP 14376391 A JP14376391 A JP 14376391A JP 14376391 A JP14376391 A JP 14376391A JP H04344149 A JPH04344149 A JP H04344149A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
commutator
slit
skew angle
segments
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP14376391A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Kishida
岸田 真一
Takeyoshi Miyashita
武芳 宮下
Norihide Yoshida
吉田 典英
Toshiharu Matsushima
俊治 松島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP14376391A priority Critical patent/JPH04344149A/ja
Publication of JPH04344149A publication Critical patent/JPH04344149A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械的な振動をなくす
ことができるモータの整流子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のモータの整流子の例として図10
、図11に示すようなものがある。図10において、筒
状のモータケース21は右端部が開口しており、この開
口部には側板24が取付けられている。モータケース2
1の左端部中央と側板24の中央には軸受25,25が
嵌められ、これらの軸受25,25によりシャフト26
が回転自在に支持されている。
【0003】モータケース21の内周面にはシャフト2
6の中央部に取付けてあるロータ部27と間隙をおいて
対向する位置にマグネット22が取付けられている。側
板24の外側にはターミナル23が取付けられており、
モータ内部のブラシ29と連結している。シャフト26
にはその中央部にロータ部27が、その脇に整流子28
が取付けられていて、シャフト26とともにロータ部2
7及び整流子28が一体回転するようになっている。ロ
ータ部27は複数の突極を有し、各突極にはコイルが巻
かれている。整流子28にはブラシ29が接触している
【0004】図11は整流子28とブラシ29の接触部
分を拡大して示す。図11において、ブラシ29には加
振防止のためのダンパ32が取付けられている。整流子
28の表面にはブラシ29と接触する複数の整流子セグ
メント31が設けられており、各整流子セグメント31
間にはブラシ29と整流子セグメント31との接触線に
対し平行にスリット30が設けられている。シャフト2
6とともに整流子28が回転すると、ブラシ29が接触
する整流子セグメント31が順に切り替わり、これによ
ってロータ部27のコイルに流れる電流を切り換える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の直
流モータにおいては、整流子28が回転してブラシ29
が次の整流子セグメント31に接触する際、整流子セグ
メント31間にスリット30が存在するため図14にα
で示すような段差を生じ、この段差にブラシ29が落ち
込んでブラシ29が大きく振動してしまう。ブラシ29
の振動は機械ノイズやアークの発生につながる。アーク
が発生すると電気ノイズとなって他の電子部品に悪影響
をおよぼしたり、アーク破壊によるブラシ及び整流子の
摩耗が促進され、内部雰囲気との反応によるパウダーの
発生など、モータの特性や寿命を著しく低下させるとい
う問題があった。
【0006】図11について説明したダンパ32はブラ
シ29の振動を無くすために用いられるが、これはブラ
シ29の振動の原因自体を除去するものではないから、
問題点の根本的な解決にはつながらなかった。
【0007】なお、ブラシ29の振動を防止する方法と
して特開平1−222642号公報に、整流子のスリッ
トにスキュー角をつけるとともに、このスキュー角度を
3〜20°に設定した技術が開示されている。上記公報
記載の技術は、ブラシ29の全体の幅寸法をもとにして
スキュー角度を設定しているので、ブラシの先端部のブ
ラシ片が1本のとき、すなわち枝分かれしていないとき
にのみ有効で、ブラシの先端部が枝分かれして複数本の
ブラシ片で構成されている場合は、ブラシと整流子セグ
メントとの接触線がスリットに落ち込んでしまい、振動
の解消にはつながらない。
【0008】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、ブラシの先端部が枝分かれして複
数本のブラシ片で構成されているものにおいて、各ブラ
シ片が整流子セグメント間のスリットに落ち込むことが
ないようにしてブラシが振動することのないようにした
モータの整流子を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるモータの
整流子は、複数の整流子セグメントからなる整流子と、
先端部が複数に分割されていて上記整流子セグメントと
接触するブラシ片からなるブラシとを有し、整流子セグ
メント間のスリットにはスキュー角がつけられ、スキュ
ー角度は、一つ一つのブラシ片が互いに隣接する整流子
セグメントの周面に同時に接触することができる角度で
あることを特徴とする。
【0010】
【作用】整流子の回転に伴い、一つ一つのブラシ片は一
つの整流子セグメントへの接触状態から隣接する次の整
流子セグメントへの接触状態に切り替わる。このとき、
整流子セグメント間のスリットにはスキュー角がつけら
れるとともにこのスキュー角度は、一つ一つのブラシ片
が互いに隣接する整流子セグメントの周面に同時に接触
することができる角度であることから、各ブラシ片は整
流子セグメント間のスリットに落ち込むことはなく、振
動は生じない。
【0011】
【実施例】以下、本発明にかかるモータの整流子の実施
例について図1ないし図9を参照しながら説明する。図
1〜図5において、ブラシ5はブラシ基板1とその先端
部の複数本に枝分かれしたブラシ片4から構成されてい
る。ブラシ片4は、モータのシャフトと一体に回転する
整流子6上の整流子セグメント3と接触しており、この
整流子セグメント3を介して流入する電流をモータのロ
ータ部のコイルへ供給する。整流子6は、周知のとおり
、複数の整流子セグメント3を有してなり、各整流子セ
グメント3はモータシャフトの中心軸線を中心とする円
筒面上に位置している。整流子6表面の各整流子セグメ
ント3間には電流切り換えのためのスリット2が設けて
ある。
【0012】スリット2が整流子セグメント3とブラシ
片4との接触線に対して平行であれば、図14について
説明したとおりブラシ片4がスリット2に落ち込んで振
動を生じるため、上記スリット2は整流子セグメント3
とブラシ片4との接触線に対して斜めに設定してスキュ
ー角をつけている。
【0013】次に、上記スキュー角の設定について図3
〜図8を参照しながら説明する。整流子セグメント間の
スリット2のスキュー角度を設定するに当たり、ブラシ
全体の幅寸法を基礎にして設定すると、ブラシの先端部
が複数本に枝分かれしている場合には前記公報記載のも
ののように振動の発生を防ぐことができない。ブラシの
振動の発生を防ぐには、ブラシ先端部の一つ一つのブラ
シ片4の幅寸法を基礎にして上記スリット2のスキュー
角度を設定すべきである。
【0014】図3、図4において、スリット2のスキュ
ー角度をθ、スリット2の幅寸法をa、一つ一つのブラ
シ片4の幅寸法をbとしたとき、 θ≒tan ̄ 1(a/b) によってスキュー角θを求める。
【0015】いま、仮に図6に示すようにスキュー角θ
が上記のようにして求めた値よりも小さい場合、整流子
6とブラシ片4との接触線14がスリット2の中に含ま
れてしまい、ブラシ片4がスリット2に落ち込んで振動
を発生し、スリット2にスキュー角度をつけた効果がな
い。
【0016】これに対して、図7、図8に示すように、
スキュー角θが上記の式で求めた値と等しいか又はこれ
よりも大きい場合は、一つ一つのブラシ片4が互いに隣
接する整流子セグメント3,3の周面に同時に接触する
ことができるから、各ブラシ片4がスリット2に落ち込
むことはなく、ブラシ片4及びブラシ5全体の振動の発
生を防ぐことができる。従って、スキュー角θは、θ≧
tan ̄ 1(a/b) となるように設定する。
【0017】なお、図8のように、スキュー角θがta
n ̄ 1(a/b)よりも大きい場合は上記のようにブ
ラシの振動の発生を防ぐことができるが、一つのブラシ
片4が相隣接する整流子セグメント3,3の両者に接触
している時間が長くなるので、整流作用の効率が低下す
る難点がある。
【0018】その点、図7の例のようにθをtan ̄ 
1(a/b)に設定すれば、ブラシの振動発生を防ぐこ
とができるとともに、整流作用の効率も良好であるから
、このようなスキュー角度θに設定することが望ましい
【0019】次に、図9に示した本発明の別の実施例に
ついて説明する。これまで説明した実施例は、整流子セ
グメント間のスリットが一直線に伸びていたが、図9に
示す実施例では、整流子セグメント13,13間のスリ
ット12を波状に形成してある。そして、波状のスリッ
ト12の1ピッチ内に2個のブラシ片4が位置するよう
にするとともに、スリット12の一つの傾斜部に一つの
ブラシ片4が重なるようにする。また、スリット12の
幅をa、一つ一つのブラシ片4の幅をbとしたとき、一
つ一つのブラシ片4が重なるスリット12の一つの傾斜
部の角度すなわちスキュー角度θは、前記実施例の場合
と同様に設定する。
【0020】図9に示す実施例の場合も、一つ一つのブ
ラシ片4が互いに隣接する整流子セグメント13,13
の周面に同時に接触することができるから、各ブラシ片
4がスリット12に落ち込むことはなく、ブラシ片4及
びブラシ5全体の振動の発生を防ぐことができる。
【0021】なお、図9に示す実施例では、波状のスリ
ット12の変曲点が角形になっていたが、この変曲点は
円弧状になっていてもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、先端部が複数に分割さ
れたブラシ片からなるブラシを有してなるモータの整流
子において、整流子セグメント間のスリットにスキュー
角をつけ、このスキュー角度を、各ブラシ片が互いに隣
接する整流子セグメントの周面に同時に接触することが
できる角度にしたため、ブラシの振動の原因そのものが
なくなり、ブラシの振動を原因とするアークの発生、電
気ノイズの発生などの諸問題を解消することができる。 また、ブラシに発生した振動を減衰させるためのダンパ
を用いる必要もないので、部品点数を削減できるという
効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるモータの整流子の実施例を示す
平面図。
【図2】同上断面正面図。
【図3】同上実施例の要部の拡大平面図。
【図4】図3中の円10で囲った部分の拡大平面図。
【図5】上記実施例の斜視図。
【図6】スリットのスキュー角度の一例を示す平面図。
【図7】上記実施例によるスリットのスキュー角度の一
例を示す平面図。
【図8】上記実施例によるスリットのスキュー角度の別
の一例を示す平面図。
【図9】本発明にかかるモータの整流子の別の実施例を
示す平面図。
【図10】従来のモータの一例を示す一部断面平面図。
【図11】同上モータの整流子の部分の拡大正面図。
【図12】同上整流子の部分の斜視図。
【図13】同上平面図。
【図14】同上拡大正面図。
【符号の説明】
2  スリット 3  整流子セグメント 4  ブラシ片 5  ブラシ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の整流子セグメントからなる整流
    子と、先端部が複数に分割されていて上記整流子セグメ
    ントと接触するブラシ片からなるブラシとを有してなり
    、上記整流子セグメント間のスリットにはスキュー角が
    つけられ、このスキュー角度は、一つ一つのブラシ片が
    互いに隣接する整流子セグメントの周面に同時に接触す
    ることができる角度であることを特徴とするモータの整
    流子。
JP14376391A 1991-05-20 1991-05-20 モータの整流子 Withdrawn JPH04344149A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14376391A JPH04344149A (ja) 1991-05-20 1991-05-20 モータの整流子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14376391A JPH04344149A (ja) 1991-05-20 1991-05-20 モータの整流子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04344149A true JPH04344149A (ja) 1992-11-30

Family

ID=15346459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14376391A Withdrawn JPH04344149A (ja) 1991-05-20 1991-05-20 モータの整流子

Country Status (1)

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JP (1) JPH04344149A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5910696A (en) * 1997-12-01 1999-06-08 Ut Automotive Dearborn, Inc. Reduced noise commutator system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5910696A (en) * 1997-12-01 1999-06-08 Ut Automotive Dearborn, Inc. Reduced noise commutator system

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980806