JPH04341317A - 繊維状活性炭使用による吸着塔 - Google Patents
繊維状活性炭使用による吸着塔Info
- Publication number
- JPH04341317A JPH04341317A JP3141232A JP14123291A JPH04341317A JP H04341317 A JPH04341317 A JP H04341317A JP 3141232 A JP3141232 A JP 3141232A JP 14123291 A JP14123291 A JP 14123291A JP H04341317 A JPH04341317 A JP H04341317A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- activated carbon
- adsorption tower
- fibrous activated
- steam
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Treating Waste Gases (AREA)
- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維状活性炭使用による
吸着塔に係り、詳しくは、繊維状活性炭を使用する間接
加熱方式による吸着塔に係る。
吸着塔に係り、詳しくは、繊維状活性炭を使用する間接
加熱方式による吸着塔に係る。
【0002】
【従来の技術】従来から、大気中に放出されているガス
状有害物質は各種の公害防止装置の開発によって、減少
傾向にある。一般に比較的処理の難かしいガス状有害物
質(例えば溶剤)は活性炭による吸着処理法が用いられ
ている。
状有害物質は各種の公害防止装置の開発によって、減少
傾向にある。一般に比較的処理の難かしいガス状有害物
質(例えば溶剤)は活性炭による吸着処理法が用いられ
ている。
【0003】しかし、この活性炭吸着処理法は吸着量の
少ないガス成分や沸点10℃以下の低沸点ガス成分の処
理を行なう場合には経済的に有効な方法とは云えない。
少ないガス成分や沸点10℃以下の低沸点ガス成分の処
理を行なう場合には経済的に有効な方法とは云えない。
【0004】この従来法は図2に示すようにダンパ−1
08、109を開放した状態で、ガス状有害物質を含む
被処理ガスは導管101を通り、活性炭116が充填さ
れている吸着塔115に入り、ここで被処理ガス中のガ
ス状有害物質成分が吸着され、清浄空気が導管102に
より排出される。一方、活性炭が有害物質で飽和状態と
なると、再生するためダンパ−108、109を閉じた
状態にしてバルブ110、111を開にして活性炭吸着
塔にスチ−ムを導管103により供給する。このスチ−
ムの供給により活性炭は加熱され、吸着されていた有害
物質成分は脱着され、スチ−ムと共に導管104を通っ
て排出される。
08、109を開放した状態で、ガス状有害物質を含む
被処理ガスは導管101を通り、活性炭116が充填さ
れている吸着塔115に入り、ここで被処理ガス中のガ
ス状有害物質成分が吸着され、清浄空気が導管102に
より排出される。一方、活性炭が有害物質で飽和状態と
なると、再生するためダンパ−108、109を閉じた
状態にしてバルブ110、111を開にして活性炭吸着
塔にスチ−ムを導管103により供給する。このスチ−
ムの供給により活性炭は加熱され、吸着されていた有害
物質成分は脱着され、スチ−ムと共に導管104を通っ
て排出される。
【0005】排出されたガス状有害物質とスチ−ムは凝
縮器112により冷却凝縮され、導管105を通って分
離器113に導入され、液状有害物質成分と凝縮水とに
分離され、液状有害物質成分は導管107を通って回収
容器114に回収される。一方、凝縮水は導管106よ
り系外に排出される。
縮器112により冷却凝縮され、導管105を通って分
離器113に導入され、液状有害物質成分と凝縮水とに
分離され、液状有害物質成分は導管107を通って回収
容器114に回収される。一方、凝縮水は導管106よ
り系外に排出される。
【0006】このように従来法においては沸点10℃以
下のガス状有害物質を含む被処理ガスを処理する場合、
凝縮器112における温度を有害物質の沸点以下にする
必要があった。
下のガス状有害物質を含む被処理ガスを処理する場合、
凝縮器112における温度を有害物質の沸点以下にする
必要があった。
【0007】このような従来法の欠点を解決する方法と
しては例えば特公平2−30728号公報記載のものが
ある。
しては例えば特公平2−30728号公報記載のものが
ある。
【0008】すなわち、ガス状有害物質を含む排ガスを
吸着処理する方法において、(1)該排ガスを吸着剤と
接触させて該排ガス中に含まれるガス状有害物質を吸着
させる吸着工程、(2)該有害物質を吸着した吸着剤を
スチ−ム加熱してガス状有害物質とスチ−ムを含むガス
状混合物を生成させる脱着工程、(3)該脱着工程から
のガス状混合物を氷点以下にならない温度で冷却してス
チ−ムのみを凝縮させるスチ−ム凝縮工程、(4)該ス
チ−ム凝縮工程で生成した凝縮水とガス状有害物質とを
分離する第1気液分離工程、(5)該分離されたガス状
有害物質を貯留する貯留工程、(6)該貯留工程で貯留
されたガス状有害物質を吸引圧縮し、部分凝縮させる吸
引圧縮工程、(7)該吸引圧縮工程からの有害物質の気
液混合物を冷却する冷却工程、(8)該冷却工程からの
有害物質の気液混合物を気液分離する第2気液分離工程
、(9)該第2気液分離工程からの液状有害物質を回収
する工程、(10)該第2気液分離工程からのガス状有
害物質を前記第1気液分離工程(4)へ循環させるガス
状有害物質循環工程、を含むことを特徴とするものであ
る。
吸着処理する方法において、(1)該排ガスを吸着剤と
接触させて該排ガス中に含まれるガス状有害物質を吸着
させる吸着工程、(2)該有害物質を吸着した吸着剤を
スチ−ム加熱してガス状有害物質とスチ−ムを含むガス
状混合物を生成させる脱着工程、(3)該脱着工程から
のガス状混合物を氷点以下にならない温度で冷却してス
チ−ムのみを凝縮させるスチ−ム凝縮工程、(4)該ス
チ−ム凝縮工程で生成した凝縮水とガス状有害物質とを
分離する第1気液分離工程、(5)該分離されたガス状
有害物質を貯留する貯留工程、(6)該貯留工程で貯留
されたガス状有害物質を吸引圧縮し、部分凝縮させる吸
引圧縮工程、(7)該吸引圧縮工程からの有害物質の気
液混合物を冷却する冷却工程、(8)該冷却工程からの
有害物質の気液混合物を気液分離する第2気液分離工程
、(9)該第2気液分離工程からの液状有害物質を回収
する工程、(10)該第2気液分離工程からのガス状有
害物質を前記第1気液分離工程(4)へ循環させるガス
状有害物質循環工程、を含むことを特徴とするものであ
る。
【0009】しかしながら、この方法では吸着塔に使用
される活性炭がガス状有害物質を吸着し、有害物質を吸
着し、有害物質を活性炭から脱離する際に、(1)多量
のスチ−ムを使用するためランニングコストが高いこと
、(2)回収溶剤が易分解性溶剤である場合は分解を生
じ、排水が多量に出る等の問題があった。
される活性炭がガス状有害物質を吸着し、有害物質を吸
着し、有害物質を活性炭から脱離する際に、(1)多量
のスチ−ムを使用するためランニングコストが高いこと
、(2)回収溶剤が易分解性溶剤である場合は分解を生
じ、排水が多量に出る等の問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題を解
決することを目的とし、具体的には、吸着剤として繊維
状活性炭をパイプにき付けたものを用い、吸着エネルギ
−効率が高く、脱着時にスチ−ムを直接繊維状活性炭に
接触させることなく吸脱着の速度が向上し、回収溶剤の
品位も良好な吸着塔を提案することを目的とする。
決することを目的とし、具体的には、吸着剤として繊維
状活性炭をパイプにき付けたものを用い、吸着エネルギ
−効率が高く、脱着時にスチ−ムを直接繊維状活性炭に
接触させることなく吸脱着の速度が向上し、回収溶剤の
品位も良好な吸着塔を提案することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はガス
状有害物質含有排ガスを繊維状活性炭により吸着する吸
着塔において、前記吸着塔内には中心軸に対し、平行か
つ所定の間隔を有するように設けた丸棒と、この丸棒に
より支持される金網と、この金網と外套との間に所定の
間隔を置いて、前記繊維状活性炭を巻きつけたパイプと
を設けたことを特徴とする。
状有害物質含有排ガスを繊維状活性炭により吸着する吸
着塔において、前記吸着塔内には中心軸に対し、平行か
つ所定の間隔を有するように設けた丸棒と、この丸棒に
より支持される金網と、この金網と外套との間に所定の
間隔を置いて、前記繊維状活性炭を巻きつけたパイプと
を設けたことを特徴とする。
【0012】
【作用】以下、図面により本発明を説明する。
【0013】図1(a)ならびに(b)は本発明の一つ
の実施例を示す吸着塔であり、(a)は縦断面図であり
、(b)は(a)のA−A線断面図であり、図2は従来
例の装置系統図を示す。符号1は吸着塔、2は上蓋、3
は底蓋、4はガス入口、5はガス出口、6はスチ−ム入
口、7はスチ−ム出口、8は外套、9は丸棒、10は金
網、11は繊維状活性炭、12はパイプを示す。
の実施例を示す吸着塔であり、(a)は縦断面図であり
、(b)は(a)のA−A線断面図であり、図2は従来
例の装置系統図を示す。符号1は吸着塔、2は上蓋、3
は底蓋、4はガス入口、5はガス出口、6はスチ−ム入
口、7はスチ−ム出口、8は外套、9は丸棒、10は金
網、11は繊維状活性炭、12はパイプを示す。
【0014】まず、図1(a)ならびに(b)に示すよ
うに本発明の吸着塔1の外套8の内部には丸棒9と金網
10と繊維状活性炭11を巻き付けたパイプが設けられ
、このパイプ12の加熱により間接加熱可能に構成され
ている。この吸着塔1の下部にはガス入口4、上部には
ガス出口5、更に上部には脱着用スチ−ム入口6とスチ
−ム出口7とが設けられている。
うに本発明の吸着塔1の外套8の内部には丸棒9と金網
10と繊維状活性炭11を巻き付けたパイプが設けられ
、このパイプ12の加熱により間接加熱可能に構成され
ている。この吸着塔1の下部にはガス入口4、上部には
ガス出口5、更に上部には脱着用スチ−ム入口6とスチ
−ム出口7とが設けられている。
【0015】以上のように構成された吸着塔1に処理す
べきガスを減圧又は加圧によりガス入口4から供給し吸
着を完了させる。
べきガスを減圧又は加圧によりガス入口4から供給し吸
着を完了させる。
【0016】次いで、パイプ12を加熱して繊維状活性
炭11に吸着されたガス状有害物質を脱着用空気入口6
から空気を供給して回収すればよい。
炭11に吸着されたガス状有害物質を脱着用空気入口6
から空気を供給して回収すればよい。
【0017】
【実施例】図1(a)ならびに(b)に示す装置を用い
、下記に示す条件でガス状有害物質を処理したところ、
下記に示すような良好な結果を得た。 条 件 (1)溶 剤:1.1.1.トリクロロエタン(
2)ガス濃度:2000〜3000ppm(3)脱着温
度:110℃ (4)真 空 度:50〜150Torr結 果 (1)回収能力:0.23〜0.30Kg/AC.Kg
.Hr (2)排水量/回収溶剤量:1/10〜1/5(3)溶
剤品位:pH6.0〜6.5 安定剤残存率90〜95%
、下記に示す条件でガス状有害物質を処理したところ、
下記に示すような良好な結果を得た。 条 件 (1)溶 剤:1.1.1.トリクロロエタン(
2)ガス濃度:2000〜3000ppm(3)脱着温
度:110℃ (4)真 空 度:50〜150Torr結 果 (1)回収能力:0.23〜0.30Kg/AC.Kg
.Hr (2)排水量/回収溶剤量:1/10〜1/5(3)溶
剤品位:pH6.0〜6.5 安定剤残存率90〜95%
【0018】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明はガ
ス状有害物質含有排ガスを繊維状活性炭により吸着する
吸着塔において、前記吸着塔内には中心軸に対し、平行
かつ所定の間隔を有するように設けた丸棒と、この丸棒
により支持される金網と、この金網と外套との間に所定
の間隔を置いて、前記繊維状活性炭を巻きつけたパイプ
とを設けたことを特徴とする。
ス状有害物質含有排ガスを繊維状活性炭により吸着する
吸着塔において、前記吸着塔内には中心軸に対し、平行
かつ所定の間隔を有するように設けた丸棒と、この丸棒
により支持される金網と、この金網と外套との間に所定
の間隔を置いて、前記繊維状活性炭を巻きつけたパイプ
とを設けたことを特徴とする。
【0019】本発明によれば、吸着用活性炭として繊維
状活性炭巻き付けたパイプを用い、ガス状有害物質を吸
着させ、脱着時には間接加熱により加熱するようにした
ため、エネルギ−効率が高く、また、スチ−ムを直接繊
維状活性炭に接触させないためガス状有害物質の分解は
少なく、高品位のものが効率よく回収できる。
状活性炭巻き付けたパイプを用い、ガス状有害物質を吸
着させ、脱着時には間接加熱により加熱するようにした
ため、エネルギ−効率が高く、また、スチ−ムを直接繊
維状活性炭に接触させないためガス状有害物質の分解は
少なく、高品位のものが効率よく回収できる。
【図1】(a)ならびに(b)は本発明の一つの実施例
を示す吸着塔であり、(a)は縦断面図であり、(b)
は(a)のA−A線断面図である。
を示す吸着塔であり、(a)は縦断面図であり、(b)
は(a)のA−A線断面図である。
【図2】従来例の装置系統図である。
1 吸着塔
2 上蓋
3 底蓋
4 ガス入口
5 ガス出口
6 スチ−ム入口
7 スチ−ム出口
8 外套
9 丸棒
10 金網
11 繊維状活性炭
12 パイプ
Claims (1)
- 【請求項1】 ガス状有害物質含有排ガスを繊維状活
性炭により吸着する吸着塔において、前記吸着塔内には
中心軸に対し、平行かつ所定の間隔を有するように設け
た丸棒と、この丸棒により支持される金網と、この金網
と外套との間に所定の間隔を置いて、前記繊維状活性炭
を巻きつけたパイプとを設けたことを特徴とする繊維状
活性炭使用による吸着塔。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3141232A JPH04341317A (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | 繊維状活性炭使用による吸着塔 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3141232A JPH04341317A (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | 繊維状活性炭使用による吸着塔 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04341317A true JPH04341317A (ja) | 1992-11-27 |
Family
ID=15287185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3141232A Withdrawn JPH04341317A (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | 繊維状活性炭使用による吸着塔 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04341317A (ja) |
-
1991
- 1991-05-17 JP JP3141232A patent/JPH04341317A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980806 |