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JPH04335433A - 前件部適合度演算装置および方法ならびにメンバーシップ関数圧縮装置および方法 - Google Patents

前件部適合度演算装置および方法ならびにメンバーシップ関数圧縮装置および方法

Info

Publication number
JPH04335433A
JPH04335433A JP3133306A JP13330691A JPH04335433A JP H04335433 A JPH04335433 A JP H04335433A JP 3133306 A JP3133306 A JP 3133306A JP 13330691 A JP13330691 A JP 13330691A JP H04335433 A JPH04335433 A JP H04335433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
membership function
membership
data
stored
new
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3133306A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Ejima
江島 秀二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP3133306A priority Critical patent/JPH04335433A/ja
Publication of JPH04335433A publication Critical patent/JPH04335433A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はファジィ推論演算にお
ける前件部適合度演算装置および方法ならびにメンバー
シップ関数圧縮装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ファジィ推論演算は,一般に,If, 
thenルールと呼ばれるファジィ・ルールにしたがっ
て実行される。このルールは,Ifで始まる前件部と,
then以降の後件部とから構成される。前件部および
後件部のいずれにおいても,入力変数とメンバーシップ
関数との組からそれぞれなる一または複数の命題がan
d またはorで結合されている。
【0003】したがって,ファジィ推論演算装置のメモ
リには,これらのルールを表わすデータに加えて,メン
バーシップ関数を表わすデータがあらかじめ格納されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】メンバーシップ関数は
ルールごとにまたは入力変数ごとに定義されることが多
く,このためルールの数または入力変数の種類数が増大
するとメンバーシップ関数の種類数も増大する。場合に
よっては,全く同一のまたはよく似たメンバーシップ関
数が設定されることがあり,かつそのことに気付かない
場合がある。このような場合には,前件部の適合度演算
において同じような演算が重複して行なわれる。また,
同一または類似のメンバーシップ関数をメモリに重複し
て格納しておくためにメモリの利用効率が低下する。
【0005】この発明は,メモリの利用効率を高めるこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による前件部適
合度演算装置は,設定されたルールに規定されたメンバ
ーシップ関数を表わすデータをそれぞれ記憶するエリア
と,これらのメンバーシップ関数記憶エリアの先頭アド
レスをメンバーシップ関数に対応して記憶する先頭アド
レス記憶エリアとを備えたメモリ,上記メモリから2つ
のメンバーシップ関数データを取出し,これらが同一ま
たは類似かを判定し,同一または類似であればそれらを
代表する新たなメンバーシップ関数を作成し,この新た
なメンバーシップ関数を表わすデータを上記2つのメン
バーシップ関数データのいずれか一方の記憶エリアに格
納するとともに,上記の新たなメンバーシップ関数を表
わすデータが記憶されたエリアの先頭アドレスを上記の
2つのメンバーシップ関数に対応させて上記先頭アドレ
ス記憶エリアにそれぞれ格納するメンバーシップ関数圧
縮手段,および上記ルールに規定されているメンバーシ
ップ関数に対応する先頭アドレスを上記先頭アドレス記
憶エリアから読出し,この先頭アドレスを用いて上記メ
ンバーシップ関数データ記憶エリアからメンバーシップ
関数データを読出し,読出したメンバーシップ関数デー
タとそれに対応する入力データとを用いて,入力データ
のメンバーシップ関数に対する適合度を演算する手段を
備えている。
【0007】この発明による前件部適合度演算方法は,
設定されたルールに規定されたメンバーシップ関数を表
わすデータをそれぞれメモリのメンバーシップ関数デー
タ記憶エリアに,これらのメンバーシップ関数記憶エリ
アの先頭アドレスをメンバーシップ関数に対応して上記
メモリの先頭アドレス記憶エリアにそれぞれ格納してお
き,上記メモリから2つのメンバーシップ関数データを
取出し,これらが同一または類似かを判定し,同一また
は類似であればそれらを代表する新たなメンバーシップ
関数を作成し,この新たなメンバーシップ関数を表わす
データを上記2つのメンバーシップ関数データのいずれ
か一方の記憶エリアに格納するとともに,上記の新たな
メンバーシップ関数を表わすデータが記憶されたエリア
の先頭アドレスを上記の2つのメンバーシップ関数に対
応させて上記先頭アドレス記憶エリアにそれぞれ格納し
,上記ルールに規定されているメンバーシップ関数に対
応する先頭アドレスを上記先頭アドレス記憶エリアから
読出し,この先頭アドレスを用いて上記メンバーシップ
関数データ記憶エリアからメンバーシップ関数データを
読出し,読出したメンバーシップ関数データとそれに対
応する入力データとを用いて,入力データのメンバーシ
ップ関数に対する適合度を演算するものである。
【0008】上記において,2つのメンバーシップ関数
データの同一または類似判定と新たなメンバーシップ関
数データの作成とを,すべてのメンバーシップ関数につ
いて繰返す。
【0009】また,一つのルールにメンバーシップ関数
と入力変数とからなる命題が複数存在する場合に,各命
題ごとに算出された適合度相互間で所定の演算を行ない
,この演算結果を上記ルールの適合度とする。
【0010】この発明によるメンバーシップ関数圧縮装
置は,複数のメンバーシップ関数を表わすデータをそれ
ぞれ記憶するエリアと,これらのメンバーシップ関数記
憶エリアの先頭アドレスをメンバーシップ関数に対応し
て記憶する先頭アドレス記憶エリアとを備えたメモリ,
および上記メモリから2つのメンバーシップ関数データ
を取出し,これらが同一または類似かを判定し,同一ま
たは類似であればそれらを代表する新たなメンバーシッ
プ関数を作成し,この新たなメンバーシップ関数を表わ
すデータを上記2つのメンバーシップ関数データのいず
れか一方の記憶エリアに格納するとともに,上記の新た
なメンバーシップ関数を表わすデータが記憶されたエリ
アの先頭アドレスを上記の2つのメンバーシップ関数に
対応させて上記先頭アドレス記憶エリアにそれぞれ格納
するメンバーシップ関数圧縮手段を備えている。
【0011】この発明によるメンバーシップ関数圧縮方
法は,複数のメンバーシップ関数を表わすデータをそれ
ぞれメモリのメンバーシップ関数データ記憶エリアに,
これらのメンバーシップ関数記憶エリアの先頭アドレス
をメンバーシップ関数に対応して上記メモリの先頭アド
レス記憶エリアにそれぞれ格納しておき,上記メモリか
ら2つのメンバーシップ関数データを取出し,これらが
同一または類似かを判定し,同一または類似であればそ
れらを代表する新たなメンバーシップ関数を作成し,こ
の新たなメンバーシップ関数を表わすデータを上記2つ
のメンバーシップ関数データのいずれか一方の記憶エリ
アに格納するとともに,上記の新たなメンバーシップ関
数を表わすデータが記憶されたエリアの先頭アドレスを
上記の2つのメンバーシップ関数に対応させて上記先頭
アドレス記憶エリアにそれぞれ格納する。
【0012】
【作用】メンバーシップ関数の圧縮処理は次のようにし
て行なわれる。
【0013】上記メモリから2つのメンバーシップ関数
データが取出される。これらが同一または類似かが判定
される。同一または類似であればそれらを代表する新た
なメンバーシップ関数が作成される。この新たなメンバ
ーシップ関数を表わすデータが上記2つのメンバーシッ
プ関数データのいずれか一方の記憶エリアに格納される
とともに,上記の新たなメンバーシップ関数を表わすデ
ータが記憶されたエリアの先頭アドレスが上記の2つの
メンバーシップ関数に対応させて上記先頭アドレス記憶
エリアにそれぞれ格納される。
【0014】2つのメンバーシップ関数データの同一ま
たは類似判定と新たなメンバーシップ関数データの作成
とが,すべてのメンバーシップ関数について繰返される
【0015】前件部適合度の演算は次のようにして行な
われる。
【0016】ルールに規定されているメンバーシップ関
数に対応する先頭アドレスが上記先頭アドレス記憶エリ
アから読出され,この先頭アドレスを用いて上記メンバ
ーシップ関数データ記憶エリアからメンバーシップ関数
データが読出され,読出されたメンバーシップ関数デー
タとそれに対応する入力データとを用いて,入力データ
のメンバーシップ関数に対する適合度が演算される。
【0017】一つのルールにメンバーシップ関数と入力
変数とからなる命題が複数存在する場合には,各命題ご
とに算出された適合度相互間で所定の演算(たとえばM
IN演算)が行なわれ,この演算結果が上記ルールの適
合度となる。
【0018】
【発明の効果】この発明によると,2つの同一または類
似のメンバーシップ関数から1つの新たなメンバーシッ
プ関数が作成され,上記2つのメンバーシップ関数の代
わりに1つの新たなメンバーシップ関数を表わすデータ
がメモリに記憶されるので,メモリ容量を少なくするこ
とができる。
【0019】また,新たなメンバーシップ関数データを
格納した記憶エリアの先頭アドレスは上記2つのメンバ
ーシップ関数にそれぞれ対応して記憶されるので,適合
度演算ではこれら2つのメンバーシップ関数について上
記先頭アドレスを参照して新たなメンバーシップ関数デ
ータを読出すことができる。すなわち,ルールにおいて
は,新たなメンバーシップ関数ではなくて上記2つのメ
ンバーシップ関数がそのまま記述されている。したがっ
て,たとえ2つのメンバーシップ関数が圧縮されて1つ
の新たなメンバーシップ関数になったとしてもルールの
記述を変更する必要はなく,設定されたルールをそのま
ま用いることができる。
【0020】
【実施例】図1はファジィ推論演算装置の構成を示して
いる。
【0021】ファジィ推論演算装置10はプログラムさ
れたコンピュータ(たとえばマイクロコンピュータ)に
よって構成することができる。この装置10は,CPU
を含む演算制御部11,メモリ12,入力インターフェ
イス13および出力インターフェイス14から構成され
ている。
【0022】演算制御部11によって,後述するメンバ
ーシップ関数データの圧縮処理,適合度演算処理を含む
ファジィ推論演算が行なわれる。
【0023】メモリ12には,後にその一部について詳
述するように,設定されたルールを格納するエリア,メ
ンバーシップ関数(MF)を表わすデータを格納するエ
リア,入力インターフェイス13から取込まれた入力デ
ータを格納するエリア,ファジィ推論演算の結果得られ
る出力データを格納するエリア等が設けられている。
【0024】ファジィ推論のためのルールはIf, t
henルールと呼ばれるものであり,一例を挙げると次
のようなものである。
【0025】   ルール1:If  x1=MF1,x2=MF3,
x3=MF4,            then  
y1=MF8  ルール2:If  x1=MF5,x
4=MF2,x5=MF6,            
then  y1=MF3        ………   ルールj:If  x1=MF2,x4=MF1,
x6=MF7,            then  
y2=MF9
【0026】ここで,x1,x2,x3,
x4,x5,x6等は入力変数,MF1,MF2,MF
3,MF4,MF5,MF6,MF7,MF8,MF9
等はメンバーシップ関数,y1,y2等は出力変数であ
る。
【0027】Ifから始まる部分が前件部,then以
降が後件部である。
【0028】上記のルールに示されているように,一般
に前件部には,入力変数とメンバーシップ関数との組か
らそれぞれなる複数の命題が含まれ,これらがand 
で結ばれている。
【0029】図2はメンバーシップ関数の例を示してい
る。ここでは簡単のためにメンバーシップ関数は三角形
によって表現されているものとする。
【0030】図3はメモリ12に設定されている記憶エ
リアの例を示すものである。メンバーシップ関数に関す
るデータを記憶するためにメモリ12には,メンバーシ
ップ関数(MF)データ格納エリアと先頭アドレス格納
エリアとが設けられている。
【0031】メンバーシップ関数データ格納エリアには
,メンバーシップ関数ごとにそのメンバーシップ関数を
表わすデータがそれぞれ格納されている。メンバーシッ
プ関数が図2に示すように三角形状のものである場合に
は,メンバーシップ関数を表わすデータは,三角形の頂
点の座標(グレードが常に1であれば,変数の座標のみ
でよい)および傾きを表わすデータまたは底辺の両端の
座標によって構成される。メンバーシップ関数を表わす
データとしては,三角形を表わす数式でもよいし,三角
形を表わす線上のすべての座標データでもよい。メンバ
ーシップ関数がガウス分布関数の場合にはメンバーシッ
プ関数データとしては平均値と標準偏差が採用されるで
あろう。このように,メンバーシップ関数データはメン
バーシップ関数の形等に応じて適宜定められよう。各メ
ンバーシップ関数MF1,MF2,MF3,MF4,M
F5を表わすデータを格納するエリアの先頭アドレスが
ad1,ad2,ad3,ad4,ad5として示され
ている。
【0032】先頭アドレス格納エリアには,各メンバー
シップ関数MF1,MF2,MF3,MF4,MF5に
対応して,これらのメンバーシップ関数を表わすデータ
が格納されているエリアの先頭アドレスad1,ad2
,ad3,ad4,ad5が格納されている。この実施
例では,メンバーシップ関数MF1〜MF5の順序でそ
のアドレスad1〜ad5が格納されている。上述した
ルールは入力変数,メンバーシップ関数および出力変数
についてそれぞれ割当てられた適当なコードによって表
現される。ルールにおいて用いられているメンバーシッ
プ関数のコードを用いて先頭アドレス格納エリアの対応
するエリアがアクセスされる。メンバーシップ関数のコ
ードはたとえば先頭アドレス格納エリアのアドレスを表
わす。
【0033】したがって,ルールを解読し,ルールに含
まれるメンバーシップ関数のコードから先頭アドレス格
納エリアをアクセスし,対応するエリアに格納されてい
る先頭アドレスを読出し,この先頭アドレスを用いてメ
ンバーシップ関数データ格納エリア内の対応するエリア
をアクセスしてそこに記憶されているメンバーシップ関
数データを読出すことができる。
【0034】図5は前件部適合度演算処理に先だって行
なわれるメンバーシップ関数データ圧縮処理の手順を示
している。
【0035】まずメンバーシップ関数データ格納エリア
から2つのメンバーシップ関数データが読出される(ス
テップ21)。図2に示すようにメンバーシップ関数M
F1とMF3とが読出されたとする。
【0036】この2つのメンバーシップ関数の頂点間の
距離aが全体の分解能の1/10以下かどうかが判定さ
れる(ステップ22)。
【0037】この実施例ではメンバーシップ関数の変数
は12ビットで表わされるものとする。分解能は12ビ
ット=4096階調であり,その1/10は409.6
 階調である。
【0038】メンバーシップ関数MF1の頂点の座標が
1300,メンバーシップ関数MF3の頂点の座標が1
000であるとすると,その間隔はa=300 である
。したがって,aは分解能の1/10以下である。
【0039】このような場合には2つのメンバーシップ
関数MF1とMF3は同一または類似であると判定され
る。
【0040】2つのメンバーシップ関数の同一性(また
は類似性)の判定のやり方は上記以外にも種々考えられ
る。たとえば,2つのメンバーシップ関数の相互相関の
値の大きさによって判定することもできる。
【0041】いずれにしても2つのメンバーシップ関数
が同一または類似であると判定されると,これら2つの
メンバーシップ関数MF1とMF3の平均をとることに
より,図2に破線で示すように,新たなメンバーシップ
関数MF1Aが作成される(ステップ23)。新たなメ
ンバーシップ関数の作成方法は他にも種々ある。たとえ
ば2つのうちの一方のメンバーシップ関数を新たなメン
バーシップ関数としてもよい。
【0042】このようにして作成された新たなメンバー
シップ関数MF1Aを表わすデータは,図4に示すよう
に,メンバーシップ関数格納エリアにおいて,上記の2
つのメンバーシップ関数MF1またはMF3のいずれか
一方のデータが格納されていたエリア(この例では先頭
アドレスad1のエリア)に格納され,他方のデータが
格納されていたエリア(この例では先頭アドレスad3
のエリア)のデータが消去されかつより下位のアドレス
のエリアのデータが順次シフトされて格納される(ステ
ップ24)。先頭アドレスad3,ad4のエリアには
それぞれメンバーシップ関数MF4,MF5のデータが
シフトされて記憶されることになる。
【0043】続いて,メンバーシップ関数データ格納エ
リア内のメンバーシップ関数データと先頭アドレスとの
整合をとるために,先頭アドレス格納エリアにおいて,
図4に示すように,上記の2つのメンバーシップ関数M
F1とMF3にそれぞれ対応する先頭アドレス(ad1
,ad3)が,新たなメンバーシップ関数MF1Aのエ
リアの先頭アドレス(ad1)によって更新されるとと
もに,シフトされたメンバーシップ関数MF4とMF5
に対応してそれぞれ新たなエリアのアドレス(ad3,
ad4)が記憶される(ステップ25)。
【0044】このようにして,メンバーシップ関数MF
1とMF3についてはアドレスad1を用いて新たなメ
ンバーシップ関数MF1Aのデータをアクセスすること
が可能となり,またシフトされたメンバーシップ関数M
F4,MF5についてはアドレスad3,ad4を用い
て対応するMF4,MF5のデータをアクセスすること
が可能となる。
【0045】上記の処理が,すべてのメンバーシップ関
数の中から選ばれた2つのメンバーシップ関数のすべて
の組合せについて繰返して行なわれる(ステップ26)
【0046】図6は前件部適合度演算処理手順を示して
いる。
【0047】まずルールが抽出される(ステップ31)
。 一例として上述したルール1が抽出されたとする。
【0048】ルール1には3つの命題が含まれている。 第1番目の命題x1=MF1がまず演算される。メンバ
ーシップ関数MF1について先頭アドレス格納エリアか
ら対応する先頭アドレスad1が読出され,この先頭ア
ドレスad1を用いてメンバーシップ関数データ格納エ
リアのメンバーシップ関数MF1Aのデータが読出され
る(ステップ32)。
【0049】続いて対応する入力データx1(この入力
データもx1で表わす)が取込まれ(ステップ33),
この入力データx1のメンバーシップ関数MF1Aに対
する適合度(入力データx1が与えられたときのメンバ
ーシップ関数MF1Aの関数値)(これをa1とする;
図2参照)が算出される(ステップ34)。
【0050】第1番目の命題であるから,グレード1と
この求められた適合度a1(a1<1)とのMIN演算
により,適合度a1が求められる(ステップ35)。
【0051】ルール1の2番目の命題についても同じよ
うにして,入力データx2のメンバーシップ関数MF3
(MF1A)に対する適合度a2が求められ,適合度a
1とa2のMIN演算が行なわれる。
【0052】さらに同じように第3番目の命題について
も入力データx3のメンバーシップ関数MF4に対する
適合度a3が求められ,適合度(a1とa2のMIN)
とa3とのMIN演算が行なわれる。この最終的なMI
N演算結果がルール1の適合度となる(ステップ36)
【0053】以上の処理がすべてのルールについて行な
われる(ステップ37)。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファジィ推論演算装置の構成を示すブロック図
である。
【図2】メンバーシップ関数の例を示すグラフである。
【図3】メモリの内容を示す。
【図4】更新されたメモリの内容を示す。
【図5】メンバーシップ関数圧縮処理を示すフロー・チ
ャートである。
【図6】適合度演算処理を示すフロー・チャートである
【符号の説明】
10  ファジィ推論演算装置 11  演算制御部 12  メモリ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  設定されたルールに規定されたメンバ
    ーシップ関数を表わすデータをそれぞれ記憶するエリア
    と,これらのメンバーシップ関数記憶エリアの先頭アド
    レスをメンバーシップ関数に対応して記憶する先頭アド
    レス記憶エリアとを備えたメモリ,上記メモリから2つ
    のメンバーシップ関数データを取出し,これらが同一ま
    たは類似かを判定し,同一または類似であればそれらを
    代表する新たなメンバーシップ関数を作成し,この新た
    なメンバーシップ関数を表わすデータを上記2つのメン
    バーシップ関数データのいずれか一方の記憶エリアに格
    納するとともに,上記の新たなメンバーシップ関数を表
    わすデータが記憶されたエリアの先頭アドレスを上記の
    2つのメンバーシップ関数に対応させて上記先頭アドレ
    ス記憶エリアにそれぞれ格納するメンバーシップ関数圧
    縮手段,および上記ルールに規定されているメンバーシ
    ップ関数に対応する先頭アドレスを上記先頭アドレス記
    憶エリアから読出し,この先頭アドレスを用いて上記メ
    ンバーシップ関数データ記憶エリアからメンバーシップ
    関数データを読出し,読出したメンバーシップ関数デー
    タとそれに対応する入力データとを用いて,入力データ
    のメンバーシップ関数に対する適合度を演算する手段,
    を備えた前件部適合度演算装置。
  2. 【請求項2】  2つのメンバーシップ関数データの同
    一または類似判定と新たなメンバーシップ関数データの
    作成とを,すべてのメンバーシップ関数について繰返す
    よう上記メンバーシップ関数圧縮手段を制御する手段を
    さらに備えている請求項1に記載の前件部適合度演算装
    置。
  3. 【請求項3】  上記適合度演算手段は,一つのルール
    にメンバーシップ関数と入力変数とからなる命題が複数
    存在する場合に,各命題ごとに算出された適合度相互間
    で所定の演算を行ない,この演算結果を上記ルールの適
    合度とする,請求項1に記載の前件部適合度演算装置。
  4. 【請求項4】  設定されたルールに規定されたメンバ
    ーシップ関数を表わすデータをそれぞれメモリのメンバ
    ーシップ関数データ記憶エリアに,これらのメンバーシ
    ップ関数記憶エリアの先頭アドレスをメンバーシップ関
    数に対応して上記メモリの先頭アドレス記憶エリアにそ
    れぞれ格納しておき,上記メモリから2つのメンバーシ
    ップ関数データを取出し,これらが同一または類似かを
    判定し,同一または類似であればそれらを代表する新た
    なメンバーシップ関数を作成し,この新たなメンバーシ
    ップ関数を表わすデータを上記2つのメンバーシップ関
    数データのいずれか一方の記憶エリアに格納するととも
    に,上記の新たなメンバーシップ関数を表わすデータが
    記憶されたエリアの先頭アドレスを上記の2つのメンバ
    ーシップ関数に対応させて上記先頭アドレス記憶エリア
    にそれぞれ格納し,上記ルールに規定されているメンバ
    ーシップ関数に対応する先頭アドレスを上記先頭アドレ
    ス記憶エリアから読出し,この先頭アドレスを用いて上
    記メンバーシップ関数データ記憶エリアからメンバーシ
    ップ関数データを読出し,読出したメンバーシップ関数
    データとそれに対応する入力データとを用いて,入力デ
    ータのメンバーシップ関数に対する適合度を演算する,
    前件部適合度演算方法。
  5. 【請求項5】  2つのメンバーシップ関数データの同
    一または類似判定と新たなメンバーシップ関数データの
    作成とを,すべてのメンバーシップ関数について繰返す
    請求項4に記載の前件部適合度演算方法。
  6. 【請求項6】  一つのルールにメンバーシップ関数と
    入力変数とからなる命題が複数存在する場合に,各命題
    ごとに算出された適合度相互間で所定の演算を行ない,
    この演算結果を上記ルールの適合度とする,請求項4に
    記載の前件部適合度演算方法。
  7. 【請求項7】  複数のメンバーシップ関数を表わすデ
    ータをそれぞれ記憶するエリアと,これらのメンバーシ
    ップ関数記憶エリアの先頭アドレスをメンバーシップ関
    数に対応して記憶する先頭アドレス記憶エリアとを備え
    たメモリ,および上記メモリから2つのメンバーシップ
    関数データを取出し,これらが同一または類似かを判定
    し,同一または類似であればそれらを代表する新たなメ
    ンバーシップ関数を作成し,この新たなメンバーシップ
    関数を表わすデータを上記2つのメンバーシップ関数デ
    ータのいずれか一方の記憶エリアに格納するとともに,
    上記の新たなメンバーシップ関数を表わすデータが記憶
    されたエリアの先頭アドレスを上記の2つのメンバーシ
    ップ関数に対応させて上記先頭アドレス記憶エリアにそ
    れぞれ格納するメンバーシップ関数圧縮手段,を備えた
    メンバーシップ関数圧縮装置。
  8. 【請求項8】  複数のメンバーシップ関数を表わすデ
    ータをそれぞれメモリのメンバーシップ関数データ記憶
    エリアに,これらのメンバーシップ関数記憶エリアの先
    頭アドレスをメンバーシップ関数に対応して上記メモリ
    の先頭アドレス記憶エリアにそれぞれ格納しておき,上
    記メモリから2つのメンバーシップ関数データを取出し
    ,これらが同一または類似かを判定し,同一または類似
    であればそれらを代表する新たなメンバーシップ関数を
    作成し,この新たなメンバーシップ関数を表わすデータ
    を上記2つのメンバーシップ関数データのいずれか一方
    の記憶エリアに格納するとともに,上記の新たなメンバ
    ーシップ関数を表わすデータが記憶されたエリアの先頭
    アドレスを上記の2つのメンバーシップ関数に対応させ
    て上記先頭アドレス記憶エリアにそれぞれ格納する,メ
    ンバーシップ関数圧縮方法。
  9. 【請求項9】  あらかじめ設定された複数のメンバー
    シップ関数の中から2つのメンバーシップ関数を取出し
    ,これらが同一または類似かを判定する手段,同一また
    は類似であればそれらを代表する新たなメンバーシップ
    関数を作成する手段,および上記の同一または類似かの
    判定と新たなメンバーシップ関数の作成とを設定された
    すべてのメンバーシップ関数について繰返すよう制御す
    る手段,を備えたメンバーシップ関数圧縮装置。
  10. 【請求項10】  上記の新たに作成されたメンバーシ
    ップ関数を表わすデータを記憶するエリアの先頭アドレ
    スを,上記の2つのメンバーシップ関数にそれぞれ対応
    させて記憶するメモリ,をさらに備えた請求項9に記載
    のメンバーシップ関数圧縮装置。
  11. 【請求項11】  あらかじめ設定された複数のメンバ
    ーシップ関数の中から2つのメンバーシップ関数を取出
    し,これらが同一または類似かを判定し,同一または類
    似であればそれらを代表する新たなメンバーシップ関数
    を作成し,上記の同一または類似かの判定と新たなメン
    バーシップ関数の作成とを設定されたすべてのメンバー
    シップ関数について繰返す,メンバーシップ関数圧縮方
    法。
  12. 【請求項12】  上記の新たに作成されたメンバーシ
    ップ関数を表わすデータを記憶するメモリのエリアの先
    頭アドレスを,上記の2つのメンバーシップ関数にそれ
    ぞれ対応させてメモリに記憶する,請求項11に記載の
    メンバーシップ関数圧縮方法。
JP3133306A 1991-05-10 1991-05-10 前件部適合度演算装置および方法ならびにメンバーシップ関数圧縮装置および方法 Pending JPH04335433A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06175704A (ja) * 1992-12-02 1994-06-24 Mitsubishi Electric Corp 知識ベース保存方法と合成方法、及びその方法を用いたファジィ制御システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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