JPH04332593A - ミシン - Google Patents
ミシンInfo
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- JPH04332593A JPH04332593A JP12864991A JP12864991A JPH04332593A JP H04332593 A JPH04332593 A JP H04332593A JP 12864991 A JP12864991 A JP 12864991A JP 12864991 A JP12864991 A JP 12864991A JP H04332593 A JPH04332593 A JP H04332593A
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- JP
- Japan
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- presser foot
- sewing
- sewing material
- needle
- stroke amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- 238000009958 sewing Methods 0.000 title claims description 99
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 61
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 3
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 23
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 7
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 7
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000010985 leather Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縫製材料を押え付ける
ための布押えを針の昇降に同期させて上下動させるよう
に構成したミシンに関する。
ための布押えを針の昇降に同期させて上下動させるよう
に構成したミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】縫製材料である例えば厚地の布や皮等を
縫うミシンにおいては、ミシンアームに針棒を昇降可能
に支承し、この昇降通路を横切って相対移動される縫製
材料保持手段を設け、この縫製材料保持手段に保持され
た縫製材料の浮き上がりを阻止するための布押えを設け
ている。この構成では、針棒の下端に取付けられた針の
昇降に同期して針が縫製材料を貫通している間は布押え
を縫製材料上に下降させると共に、それ以外の間は布押
えを上昇させるように、布押えを所定の作動ストローク
で上下動させるようにしている。
縫うミシンにおいては、ミシンアームに針棒を昇降可能
に支承し、この昇降通路を横切って相対移動される縫製
材料保持手段を設け、この縫製材料保持手段に保持され
た縫製材料の浮き上がりを阻止するための布押えを設け
ている。この構成では、針棒の下端に取付けられた針の
昇降に同期して針が縫製材料を貫通している間は布押え
を縫製材料上に下降させると共に、それ以外の間は布押
えを上昇させるように、布押えを所定の作動ストローク
で上下動させるようにしている。
【0003】このような構成の一例として、特開昭63
−11192号公報に記載されたものがある。この構成
では、更に縫製材料の厚みに応じて布押えの最下位置を
変位させるようにしている。これによって、縫製途中で
縫製材料の厚みが変化したとき(いわゆる段縫いを行う
とき)、特に縫製材料が厚くなったときに、縫製材料に
対する布押えの押え圧力が大きくならないようにしてい
る。これにより、縫製材料が傷付くことや糸の縫い調子
が悪くなることを防止できる。
−11192号公報に記載されたものがある。この構成
では、更に縫製材料の厚みに応じて布押えの最下位置を
変位させるようにしている。これによって、縫製途中で
縫製材料の厚みが変化したとき(いわゆる段縫いを行う
とき)、特に縫製材料が厚くなったときに、縫製材料に
対する布押えの押え圧力が大きくならないようにしてい
る。これにより、縫製材料が傷付くことや糸の縫い調子
が悪くなることを防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、布
押えの作動ストローク量は、予め設定された量に固定さ
れている。ここで、布押えの作動ストローク量を小さく
設定すると、ウレタン等の厚い縫製材料を縫うことがで
きないから、上記作動ストローク量は最も厚いものを縫
うことができるようにかなり大きめに設定されている。 しかし、布押えの作動ストローク量が大きくなると、振
動及び騒音が大きくなるという問題点を生ずる。従って
、布押えの作動ストローク量を可能な限り小さくするこ
とが望ましい。
押えの作動ストローク量は、予め設定された量に固定さ
れている。ここで、布押えの作動ストローク量を小さく
設定すると、ウレタン等の厚い縫製材料を縫うことがで
きないから、上記作動ストローク量は最も厚いものを縫
うことができるようにかなり大きめに設定されている。 しかし、布押えの作動ストローク量が大きくなると、振
動及び騒音が大きくなるという問題点を生ずる。従って
、布押えの作動ストローク量を可能な限り小さくするこ
とが望ましい。
【0005】これを実現するためには、縫製材料の厚み
や材質等に対応して、布押えの作動ストローク量を調節
するように構成すれば良い。これに対して、上記従来構
成では、揺動カムの形状によって布押えの作動ストロー
ク量を設定する構成であるので、作動ストローク量を調
節するには、揺動カムを交換しなければならず、非常に
困難且つ面倒な作業を伴うものであった。従って、使用
者が布押えの作動ストローク量を調節することはほとん
ど不可能であった。
や材質等に対応して、布押えの作動ストローク量を調節
するように構成すれば良い。これに対して、上記従来構
成では、揺動カムの形状によって布押えの作動ストロー
ク量を設定する構成であるので、作動ストローク量を調
節するには、揺動カムを交換しなければならず、非常に
困難且つ面倒な作業を伴うものであった。従って、使用
者が布押えの作動ストローク量を調節することはほとん
ど不可能であった。
【0006】そこで、本発明の目的は、縫製材料が傷付
くことや糸の縫い調子が悪くなることを防止できるもの
でありながら、布押えの作動ストローク量を容易に調節
することができるミシンを提供するにある。
くことや糸の縫い調子が悪くなることを防止できるもの
でありながら、布押えの作動ストローク量を容易に調節
することができるミシンを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のミシンは、ミシ
ンアームに昇降可能に支承され、且つ下端に針が取付け
られた針棒と、縫製材料を保持し前記針に対しその昇降
通路を横切って相対移動される縫製材料保持手段と、そ
の縫製材料保持手段に保持された縫製材料の浮き上がり
を阻止するための布押えとを有し、前記針の昇降に同期
して前記針が縫製材料を貫通している間は前記布押えを
縫製材料上に下降させると共に、それ以外の間は前記布
押えを上昇させるように、前記布押えを所定の作動スト
ロークで上下動させるようにしたミシンにおいて、前記
縫製材料の厚みに応じて前記布押えの最下位置を変位さ
せる最下位置切換手段を備えると共に、前記布押えの作
動ストローク量を調節するストローク量調節手段を備え
たところに特徴を有するものである。
ンアームに昇降可能に支承され、且つ下端に針が取付け
られた針棒と、縫製材料を保持し前記針に対しその昇降
通路を横切って相対移動される縫製材料保持手段と、そ
の縫製材料保持手段に保持された縫製材料の浮き上がり
を阻止するための布押えとを有し、前記針の昇降に同期
して前記針が縫製材料を貫通している間は前記布押えを
縫製材料上に下降させると共に、それ以外の間は前記布
押えを上昇させるように、前記布押えを所定の作動スト
ロークで上下動させるようにしたミシンにおいて、前記
縫製材料の厚みに応じて前記布押えの最下位置を変位さ
せる最下位置切換手段を備えると共に、前記布押えの作
動ストローク量を調節するストローク量調節手段を備え
たところに特徴を有するものである。
【0008】
【作用】上記手段によれば、最下位置切換手段により縫
製材料の厚みに応じて布押えの最下位置を変位させるの
で、縫製材料の厚みが変化したときに、縫製材料を押え
付ける布押えの圧力が大きくならないようにし得る。こ
のため、縫製材料が傷付くことや糸の縫い調子が悪くな
ることを防止できる。また、ストローク量調節手段によ
って布押えの作動ストローク量を調節する構成であるの
で、縫製材料の厚みや材質等に対応して、布押えの作動
ストローク量を容易に調節することができる。
製材料の厚みに応じて布押えの最下位置を変位させるの
で、縫製材料の厚みが変化したときに、縫製材料を押え
付ける布押えの圧力が大きくならないようにし得る。こ
のため、縫製材料が傷付くことや糸の縫い調子が悪くな
ることを防止できる。また、ストローク量調節手段によ
って布押えの作動ストローク量を調節する構成であるの
で、縫製材料の厚みや材質等に対応して、布押えの作動
ストローク量を容易に調節することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図1な
いし図3を参照しながら説明する。まず、図1及び図2
において、ミシンアーム1と図示しないミシンベッドか
らミシン本体が構成されている。ミシンアーム1の左方
部には、ミシン頭部2が設けられており、このミシン頭
部2の左端面に開口部2aが形成されている。上記ミシ
ン頭部2の左端面には、図示しない面板が上記開口部2
aを開閉するように枢設されている。
いし図3を参照しながら説明する。まず、図1及び図2
において、ミシンアーム1と図示しないミシンベッドか
らミシン本体が構成されている。ミシンアーム1の左方
部には、ミシン頭部2が設けられており、このミシン頭
部2の左端面に開口部2aが形成されている。上記ミシ
ン頭部2の左端面には、図示しない面板が上記開口部2
aを開閉するように枢設されている。
【0010】ミシン頭部2内には、針棒3が上下動可能
に設けられており、その下端部はミシン頭部2から下方
へ突出されている。針棒3の下端部には、針4が取付け
られている。上記針棒3は、ミシンモータ35(図3参
照)により主軸5及びクランク機構(図示しない)を介
して上下往復駆動されるようになっている。
に設けられており、その下端部はミシン頭部2から下方
へ突出されている。針棒3の下端部には、針4が取付け
られている。上記針棒3は、ミシンモータ35(図3参
照)により主軸5及びクランク機構(図示しない)を介
して上下往復駆動されるようになっている。
【0011】さて、針棒3の後方には、布押え棒6が平
行に配設されて上下動可能に構成されている。この布押
え棒6の下端部には、縫製材料を押え付けるための布押
え7が取付けられている。布押え7の下端部には、押え
部7aが設けられており、この押え部7aに貫通孔7b
が上下方向に指向して形成されている。この貫通孔7b
内に上記針4が挿通されている。また、布押え棒6は、
ミシン頭部2内に固定された断面コ字状の案内レール8
内に収容されている。
行に配設されて上下動可能に構成されている。この布押
え棒6の下端部には、縫製材料を押え付けるための布押
え7が取付けられている。布押え7の下端部には、押え
部7aが設けられており、この押え部7aに貫通孔7b
が上下方向に指向して形成されている。この貫通孔7b
内に上記針4が挿通されている。また、布押え棒6は、
ミシン頭部2内に固定された断面コ字状の案内レール8
内に収容されている。
【0012】布押え棒6の上端部と、ミシン頭部2の上
部に設けられた押え圧調節ねじ9との間には、コイルば
ね10が設けられている。コイルばね10により、布押
え棒6即ち布押え7が下方に付勢されている。布押え棒
6は、ミシンモータ35により主軸5及び駆動力伝達機
構11を介して上下往復駆動されるようになっており、
もって、針4の動作に同期して上下往復駆動される。以
下、駆動力伝達機構11について説明する。
部に設けられた押え圧調節ねじ9との間には、コイルば
ね10が設けられている。コイルばね10により、布押
え棒6即ち布押え7が下方に付勢されている。布押え棒
6は、ミシンモータ35により主軸5及び駆動力伝達機
構11を介して上下往復駆動されるようになっており、
もって、針4の動作に同期して上下往復駆動される。以
下、駆動力伝達機構11について説明する。
【0013】主軸5には、偏心輪12が取付けられてお
り、この偏心輪12にロッド13の一端部が回動可能に
連結されている。ロッド13の他端部は、調節腕14に
回動可能に連結されている。調節腕14は、上端部が回
動軸15に固定されており、回動軸15と一体に回動す
るようになっている。調節腕14には、長孔状の溝14
aが形成されており、この溝14a内にねじ16が挿通
されてナット(図示しない)により締め付け固定されて
いる。このねじ16は、溝14a内の任意の位置に固定
できるように調節可能になっている。
り、この偏心輪12にロッド13の一端部が回動可能に
連結されている。ロッド13の他端部は、調節腕14に
回動可能に連結されている。調節腕14は、上端部が回
動軸15に固定されており、回動軸15と一体に回動す
るようになっている。調節腕14には、長孔状の溝14
aが形成されており、この溝14a内にねじ16が挿通
されてナット(図示しない)により締め付け固定されて
いる。このねじ16は、溝14a内の任意の位置に固定
できるように調節可能になっている。
【0014】そして、上記したロッド13の他端部は、
ねじ16に回動可能に連結されている。これによって、
ねじ16の固定位置を変更することにより、ロッド13
と調節腕14との連結位置を調節できるように構成され
ている。この場合、ロッド13、調節腕14、溝14a
、ねじ16等からストローク量調節手段17が構成され
ている。このストローク量調節手段17は、図2に示す
ように、ミシン頭部2の外側後部に後方へ突出して露出
されるように設けられている。
ねじ16に回動可能に連結されている。これによって、
ねじ16の固定位置を変更することにより、ロッド13
と調節腕14との連結位置を調節できるように構成され
ている。この場合、ロッド13、調節腕14、溝14a
、ねじ16等からストローク量調節手段17が構成され
ている。このストローク量調節手段17は、図2に示す
ように、ミシン頭部2の外側後部に後方へ突出して露出
されるように設けられている。
【0015】また、回動軸15の左端側には、第1の連
結ロッド18の上端部が固定されており、第1の連結ロ
ッド18が回動軸15と一体に回動するようになってい
る。第1の連結ロッド18の下端部には、第2の連結ロ
ッド19の図1中左端部が回動可能に連結されている。 第2の連結ロッド19の図1中右端部は、三角リンク2
0の第1の頂点部(この場合上部に位置する頂点部)に
ピン21を介して回動可能に連結されている。
結ロッド18の上端部が固定されており、第1の連結ロ
ッド18が回動軸15と一体に回動するようになってい
る。第1の連結ロッド18の下端部には、第2の連結ロ
ッド19の図1中左端部が回動可能に連結されている。 第2の連結ロッド19の図1中右端部は、三角リンク2
0の第1の頂点部(この場合上部に位置する頂点部)に
ピン21を介して回動可能に連結されている。
【0016】三角リンク20の第2の頂点部(この場合
中間部に位置する頂点部)には、上述した布押え棒6の
中間部がピン22を介して回動可能に連結されている。 三角リンク20の第3の頂点部(この場合下部に位置す
る頂点部)に突設されたピン23は、レバー24の図2
中右端側に形成された長孔24a内に嵌合されている。 このレバー24は、軸25により回動可能に支承されて
おり、その図2中左端側がミシン頭部2の後部から後方
へ突出されている。
中間部に位置する頂点部)には、上述した布押え棒6の
中間部がピン22を介して回動可能に連結されている。 三角リンク20の第3の頂点部(この場合下部に位置す
る頂点部)に突設されたピン23は、レバー24の図2
中右端側に形成された長孔24a内に嵌合されている。 このレバー24は、軸25により回動可能に支承されて
おり、その図2中左端側がミシン頭部2の後部から後方
へ突出されている。
【0017】レバー24の図2中左端上部には当接部2
4bが形成されており、この当接部24bに偏心カム2
6のカム面26aが当接するようになっている。この場
合、レバー24は、図示しないばねにより図2中右回り
方向に付勢されている。上記偏心カム26は、軸27の
下端部に設けられており、この軸27を介して布押え変
位用モータ28により回動駆動されるようになっている
。
4bが形成されており、この当接部24bに偏心カム2
6のカム面26aが当接するようになっている。この場
合、レバー24は、図示しないばねにより図2中右回り
方向に付勢されている。上記偏心カム26は、軸27の
下端部に設けられており、この軸27を介して布押え変
位用モータ28により回動駆動されるようになっている
。
【0018】この布押え変位用モータ28は、例えばパ
ルスモータから構成されている。布押え変位用モータ2
8は、ミシン頭部2の外側上部後方に配設されている。 上記偏心カム26が回動すると、レバー24が軸25を
支点として回動して三角リンク20の第3の頂点部即ち
ピン23の位置が上下方向に変位するようになっている
。これらレバー24、偏心カム26及び布押え変位用モ
ータ28等から最下位置切換手段29が構成されている
。
ルスモータから構成されている。布押え変位用モータ2
8は、ミシン頭部2の外側上部後方に配設されている。 上記偏心カム26が回動すると、レバー24が軸25を
支点として回動して三角リンク20の第3の頂点部即ち
ピン23の位置が上下方向に変位するようになっている
。これらレバー24、偏心カム26及び布押え変位用モ
ータ28等から最下位置切換手段29が構成されている
。
【0019】また、電気的構成を示す図3において、縫
製運転全般を制御する制御手段であるCPU30は、R
OM31に記憶された制御プログラム等を入力すると共
に、RAM32に記憶された縫製データを入力するよう
になっている。この縫製データには、縫製材料として例
えば布を縫う場合、縫製の進行に伴う布の厚みの変化を
指示するデータが含まれている。また、CPU30には
、操作パネル33に設けられた各種のスイッチから出力
されるスイッチ信号がインターフェース回路34を介し
て与えられる。
製運転全般を制御する制御手段であるCPU30は、R
OM31に記憶された制御プログラム等を入力すると共
に、RAM32に記憶された縫製データを入力するよう
になっている。この縫製データには、縫製材料として例
えば布を縫う場合、縫製の進行に伴う布の厚みの変化を
指示するデータが含まれている。また、CPU30には
、操作パネル33に設けられた各種のスイッチから出力
されるスイッチ信号がインターフェース回路34を介し
て与えられる。
【0020】そして、CPU30は、ミシンモータ35
、X方向移動用モータ36、Y方向移動モータ37又は
布押え変位用モータ28を各駆動回路38〜41を介し
て駆動制御するようになっている。尚、CPU30と駆
動回路38〜41との間には、インターフェース回路4
2が設けられている。また、図示しない縫製材料保持手
段に保持された布は、上記X方向移動用モータ36を駆
動することによりX方向へ送り移動されると共に、Y方
向移動モータ37を駆動することによりY方向へ送り移
動されるようになっている。
、X方向移動用モータ36、Y方向移動モータ37又は
布押え変位用モータ28を各駆動回路38〜41を介し
て駆動制御するようになっている。尚、CPU30と駆
動回路38〜41との間には、インターフェース回路4
2が設けられている。また、図示しない縫製材料保持手
段に保持された布は、上記X方向移動用モータ36を駆
動することによりX方向へ送り移動されると共に、Y方
向移動モータ37を駆動することによりY方向へ送り移
動されるようになっている。
【0021】次に、上記構成の作用を説明する。例えば
厚い布を縫う場合、ミシンモータ35を駆動して主軸5
を回動させて針棒3即ち針4を昇降させることにより、
上記布を縫って行く。このとき、主軸5の回動により駆
動力伝達機構11を介して布押え棒6が上下動されるか
ら、布押え7が針4の昇降に同期して駆動される。具体
的には、針4が布を貫通している間は、布押え7が布上
に下降すると共に、それ以外の間は、布押え7が上昇す
るように制御される。以下、駆動力伝達機構11の動作
について述べる。
厚い布を縫う場合、ミシンモータ35を駆動して主軸5
を回動させて針棒3即ち針4を昇降させることにより、
上記布を縫って行く。このとき、主軸5の回動により駆
動力伝達機構11を介して布押え棒6が上下動されるか
ら、布押え7が針4の昇降に同期して駆動される。具体
的には、針4が布を貫通している間は、布押え7が布上
に下降すると共に、それ以外の間は、布押え7が上昇す
るように制御される。以下、駆動力伝達機構11の動作
について述べる。
【0022】まず、図1に示すように、主軸5が回転す
ると、偏心輪12が回転してロッド13が矢印A方向に
揺動する。このロッド13の揺動により、調節腕14が
矢印B方向へ回動し、第1のロッド18が矢印C方向へ
回動すると共に、第2のロッド19が矢印D方向へ揺動
する。ここで、レバー24の当接部24bが偏心カム2
6に当接しているから、該レバー24の位置が固定され
ている。これにより、三角リンク20は、第1の頂点部
であるピン21が第2のロッド19の揺動に連動して揺
動し、第3の頂点部であるピン23がレバー24の長孔
24a内を摺動し、第2の頂点部であるピン22が上下
動する。
ると、偏心輪12が回転してロッド13が矢印A方向に
揺動する。このロッド13の揺動により、調節腕14が
矢印B方向へ回動し、第1のロッド18が矢印C方向へ
回動すると共に、第2のロッド19が矢印D方向へ揺動
する。ここで、レバー24の当接部24bが偏心カム2
6に当接しているから、該レバー24の位置が固定され
ている。これにより、三角リンク20は、第1の頂点部
であるピン21が第2のロッド19の揺動に連動して揺
動し、第3の頂点部であるピン23がレバー24の長孔
24a内を摺動し、第2の頂点部であるピン22が上下
動する。
【0023】この結果、布押え棒6が上下動される、つ
まり布押え7が上下動される。ここで、布押え7即ち布
押え棒6の作動ストローク量は、三角リンク20の揺動
量、つまり、調節腕14の往復回動量によって決まるよ
うになっている。即ち、ストローク量調節手段17のね
じ16の固定位置を変更することにより、ロッド13と
調節腕14との連結位置を調節すれば、調節腕14の往
復回動量つまり布押え7の作動ストローク量を調節する
ことができる。
まり布押え7が上下動される。ここで、布押え7即ち布
押え棒6の作動ストローク量は、三角リンク20の揺動
量、つまり、調節腕14の往復回動量によって決まるよ
うになっている。即ち、ストローク量調節手段17のね
じ16の固定位置を変更することにより、ロッド13と
調節腕14との連結位置を調節すれば、調節腕14の往
復回動量つまり布押え7の作動ストローク量を調節する
ことができる。
【0024】また、布押え7の最下位置は、布押え棒6
の作動ストロークの最下位置で決まり、この作動ストロ
ークの最下位置は、作動ストローク量を固定している場
合、レバー24の回動位置によって決定されるようにな
っている。即ち、レバー24が回動すると、その長孔2
4aの位置が上下動するから、これに伴って三角リンク
20のピン23の摺動軌跡が全体として上下動し、三角
リンク20のピン22の最下位置及び最上位置が上下動
する。つまり、三角リンク20のピン22ひいては布押
え棒6の作動ストロークの作動領域全体が上下動するよ
うに構成されている。
の作動ストロークの最下位置で決まり、この作動ストロ
ークの最下位置は、作動ストローク量を固定している場
合、レバー24の回動位置によって決定されるようにな
っている。即ち、レバー24が回動すると、その長孔2
4aの位置が上下動するから、これに伴って三角リンク
20のピン23の摺動軌跡が全体として上下動し、三角
リンク20のピン22の最下位置及び最上位置が上下動
する。つまり、三角リンク20のピン22ひいては布押
え棒6の作動ストロークの作動領域全体が上下動するよ
うに構成されている。
【0025】さて、布の厚みが変化する場合、布の厚み
に応じて布押え7の最下位置を変位させる。この場合、
RAM32に記憶されている布の厚みのデータに基づい
て最下位置切換手段29の変位用モータ28を通電駆動
することにより、レバー24を回動させる。即ち、変位
用モータ28を通電駆動して、偏心カム26を回動させ
てそのカム面26aとレバー24の当接部24bの当接
する位置を変える。
に応じて布押え7の最下位置を変位させる。この場合、
RAM32に記憶されている布の厚みのデータに基づい
て最下位置切換手段29の変位用モータ28を通電駆動
することにより、レバー24を回動させる。即ち、変位
用モータ28を通電駆動して、偏心カム26を回動させ
てそのカム面26aとレバー24の当接部24bの当接
する位置を変える。
【0026】この当接位置を変化させることにより、上
述したようにレバー24の回動位置が変化して、布押え
棒6の作動ストロークの作動領域全体が上下動する。従
って、布の厚みに応じて布押え7の最下位置を上下方向
に変位させることができる。この結果、布の厚みが変化
したときに、布を押え付ける布押え7の圧力が大きくな
らないようにし得る。このため、布が傷付くことや糸の
縫い調子が悪くなることを防止できる。
述したようにレバー24の回動位置が変化して、布押え
棒6の作動ストロークの作動領域全体が上下動する。従
って、布の厚みに応じて布押え7の最下位置を上下方向
に変位させることができる。この結果、布の厚みが変化
したときに、布を押え付ける布押え7の圧力が大きくな
らないようにし得る。このため、布が傷付くことや糸の
縫い調子が悪くなることを防止できる。
【0027】また、ストローク量調節手段17によって
布押え7の作動ストローク量を調節する構成であるので
、布の厚みや材質等に対応して、布押え7の作動ストロ
ーク量を容易に調節することができる。特に、クッショ
ン性の高いウレタン等の縫製材料を縫う場合に、布押え
7の作動ストローク量を調節すると、縫製材料が傷付く
ことや糸の縫い調子が悪くなることを防止できる。
布押え7の作動ストローク量を調節する構成であるので
、布の厚みや材質等に対応して、布押え7の作動ストロ
ーク量を容易に調節することができる。特に、クッショ
ン性の高いウレタン等の縫製材料を縫う場合に、布押え
7の作動ストローク量を調節すると、縫製材料が傷付く
ことや糸の縫い調子が悪くなることを防止できる。
【0028】具体的に説明すると、クッション性の高い
ウレタン等の縫製材料は、布押え7によりある程度強く
押えた状態で縫う必要がある。一方、縫製材料を布送り
したときに、縫製材料に布押え7が引っかかることを防
ぐために、上記ウレタン等の縫製材料はその厚みが厚い
から、布押え7の最下位置即ち最上位置を上方に設定す
る必要がある。
ウレタン等の縫製材料は、布押え7によりある程度強く
押えた状態で縫う必要がある。一方、縫製材料を布送り
したときに、縫製材料に布押え7が引っかかることを防
ぐために、上記ウレタン等の縫製材料はその厚みが厚い
から、布押え7の最下位置即ち最上位置を上方に設定す
る必要がある。
【0029】このため、ウレタン等の縫製材料を縫う場
合、最下位置切換手段29により布押え7の最下位置及
び最上位置を上方に設定すると共に、ストローク量調節
手段17により布押え7の作動ストローク量を大きくす
る。この結果、縫製材料に布押え7が引っかかることを
防ぐことができると共に、縫製材料を布押え7によりあ
る程度強く押えた状態で縫うことができる。
合、最下位置切換手段29により布押え7の最下位置及
び最上位置を上方に設定すると共に、ストローク量調節
手段17により布押え7の作動ストローク量を大きくす
る。この結果、縫製材料に布押え7が引っかかることを
防ぐことができると共に、縫製材料を布押え7によりあ
る程度強く押えた状態で縫うことができる。
【0030】一方、厚みの薄い縫製材料やクッション性
の低い縫製材料等を縫う場合、ストローク量調節手段1
7により布押え7の作動ストローク量を小さくすれば、
機械的振動を極力小さくでき、騒音を低減できる。
の低い縫製材料等を縫う場合、ストローク量調節手段1
7により布押え7の作動ストローク量を小さくすれば、
機械的振動を極力小さくでき、騒音を低減できる。
【0031】図4は本発明の第2の実施例を示すもので
、第1の実施例と同一部分には同一符号を付し、異なる
ところを説明する。図4において、布厚検出器43は、
投光素子及び受光素子等から構成されており、縫製材料
の厚みを自動的に検出して、その検出信号をインターフ
ェース回路34を介してCPU30へ与えるようになっ
ている。従って、この第2の実施例においても、第1の
実施例とほぼ同様な作用効果を得ることができるが、特
に、布厚検出器43により縫製材料の厚みを自動的に検
出することができるので、縫製材料の厚みのデータを入
力してRAM32へ記憶させる作業を不要にできる。
、第1の実施例と同一部分には同一符号を付し、異なる
ところを説明する。図4において、布厚検出器43は、
投光素子及び受光素子等から構成されており、縫製材料
の厚みを自動的に検出して、その検出信号をインターフ
ェース回路34を介してCPU30へ与えるようになっ
ている。従って、この第2の実施例においても、第1の
実施例とほぼ同様な作用効果を得ることができるが、特
に、布厚検出器43により縫製材料の厚みを自動的に検
出することができるので、縫製材料の厚みのデータを入
力してRAM32へ記憶させる作業を不要にできる。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなように
、最下位置切換手段により縫製材料の厚みに応じて布押
えの最下位置を変位させる構成としたので、縫製材料の
厚みが変化したときに、縫製材料を押え付ける布押えの
圧力が大きくならないようにし得、縫製材料が傷付くこ
とや糸の縫い調子が悪くなることを防止できる。また、
ストローク量調節手段によって布押えの作動ストローク
量を調節する構成としたので、縫製材料の厚みや材質等
に対応して、布押えの作動ストローク量を容易に調節す
ることができて機械的振動を極力小さくでき、特に、ク
ッション性の高い縫製材料等を縫う場合に効果的である
という優れた効果を奏する。
、最下位置切換手段により縫製材料の厚みに応じて布押
えの最下位置を変位させる構成としたので、縫製材料の
厚みが変化したときに、縫製材料を押え付ける布押えの
圧力が大きくならないようにし得、縫製材料が傷付くこ
とや糸の縫い調子が悪くなることを防止できる。また、
ストローク量調節手段によって布押えの作動ストローク
量を調節する構成としたので、縫製材料の厚みや材質等
に対応して、布押えの作動ストローク量を容易に調節す
ることができて機械的振動を極力小さくでき、特に、ク
ッション性の高い縫製材料等を縫う場合に効果的である
という優れた効果を奏する。
【図1】本発明の第1の実施例を示す布押えの駆動力伝
達機構周辺の斜視図
達機構周辺の斜視図
【図2】布押えの駆動力伝達機構周辺の側面図
【図3】
ブロック図
ブロック図
【図4】本発明の第2の実施例を示す図3相当図
1はミシンアーム、3は針棒、4は針、5は主軸、7は
布押え、11は駆動力伝達機構、17はストローク量調
節手段、24はレバー、29は最下位置切換手段を示す
。
布押え、11は駆動力伝達機構、17はストローク量調
節手段、24はレバー、29は最下位置切換手段を示す
。
Claims (1)
- 【請求項1】 ミシンアームに昇降可能に支承され、
且つ下端に針が取付けられた針棒と、縫製材料を保持し
前記針に対しその昇降通路を横切って相対移動される縫
製材料保持手段と、その縫製材料保持手段に保持された
縫製材料の浮き上がりを阻止するための布押えとを有し
、前記針の昇降に同期して前記針が縫製材料を貫通して
いる間は前記布押えを縫製材料上に下降させると共に、
それ以外の間は前記布押えを上昇させるように、前記布
押えを所定の作動ストロークで上下動させるようにした
ミシンにおいて、前記縫製材料の厚みに応じて前記布押
えの最下位置を変位させる最下位置切換手段と、前記布
押えの作動ストローク量を調節するストローク量調節手
段とを備えたことを特徴とするミシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12864991A JPH04332593A (ja) | 1991-05-01 | 1991-05-01 | ミシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12864991A JPH04332593A (ja) | 1991-05-01 | 1991-05-01 | ミシン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04332593A true JPH04332593A (ja) | 1992-11-19 |
Family
ID=14990036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12864991A Pending JPH04332593A (ja) | 1991-05-01 | 1991-05-01 | ミシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04332593A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006109922A (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-27 | Juki Corp | ミシンの中押え装置 |
JP2006122230A (ja) * | 2004-10-27 | 2006-05-18 | Brother Ind Ltd | 間欠押え上下駆動装置及びミシン |
JP2006239301A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-09-14 | Juki Corp | ミシン |
JP2010213867A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Suzuki Seisakusho:Kk | 1本糸錠縫化ハンドステッチミシン |
JP2011125688A (ja) * | 2009-11-20 | 2011-06-30 | La Mode:Kk | ミシン用アタッチメント、ミシン及び縫製方法 |
JP2013162859A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Juki Corp | ミシン |
CN103352331A (zh) * | 2013-08-07 | 2013-10-16 | 台州斯诺克电子科技有限公司 | 一种缝纫机压脚的传动装置 |
-
1991
- 1991-05-01 JP JP12864991A patent/JPH04332593A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006109922A (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-27 | Juki Corp | ミシンの中押え装置 |
JP2006122230A (ja) * | 2004-10-27 | 2006-05-18 | Brother Ind Ltd | 間欠押え上下駆動装置及びミシン |
JP2006239301A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-09-14 | Juki Corp | ミシン |
JP2010213867A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Suzuki Seisakusho:Kk | 1本糸錠縫化ハンドステッチミシン |
JP2011125688A (ja) * | 2009-11-20 | 2011-06-30 | La Mode:Kk | ミシン用アタッチメント、ミシン及び縫製方法 |
JP2013162859A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Juki Corp | ミシン |
CN103352331A (zh) * | 2013-08-07 | 2013-10-16 | 台州斯诺克电子科技有限公司 | 一种缝纫机压脚的传动装置 |
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