JPH04331517A - 信号加算装置および信号加算方法 - Google Patents
信号加算装置および信号加算方法Info
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- JPH04331517A JPH04331517A JP3130593A JP13059391A JPH04331517A JP H04331517 A JPH04331517 A JP H04331517A JP 3130593 A JP3130593 A JP 3130593A JP 13059391 A JP13059391 A JP 13059391A JP H04331517 A JPH04331517 A JP H04331517A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信装置,音響装置,
音声合成装置などに利用される信号加算装置および信号
加算方法に関する。
音声合成装置などに利用される信号加算装置および信号
加算方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば文献「日経エレクトロニク
ス No.452 1988年第277頁〜285
頁」,「日経エレクトロニクス No.453 1
988年第211頁〜221頁」,「日経エレクトロニ
クス No.454 1988年第277頁〜28
5頁」に開示されているように、加工精度やコストの点
で一般に難かしいとされていた高精度のAD/DA変換
器を実現するため、オーバーサンプリング技術とデルタ
・シグマ変調技術とを用いた信号処理が着目されている
。図9は従来の信号加算装置の構成例を示す図であり、
図9の装置では、アナログ入力信号Aとアナログ入力信
号Bとを加算する処理を、オーバーサンプリング技術と
デルタ・シグマ変調技術とを用いて実現している。すな
わち、この信号加算装置は、アナログ入力信号A,Bを
それぞれA/D変換するA/D変換部51と、A/D変
換された各々のデジタル信号を加算する処理部52と、
処理部52からのデジタル加算結果をD/A変換するD
/A変換部53とを備えている。A/D変換部51は、
アナログ入力信号AをA/D変換するために、アナログ
前置フィルタ54aと、アナログデルタ・シグマ変調器
55aと、デシメーションフィルタ56aとを有し、ま
た、アナログ入力信号BをA/D変換するために、アナ
ログ前置フィルタ54bと、アナログデルタ・シグマ変
調器55bと、デシメーションフィルタ56bとを有し
ている。また、D/A変換部53は、零内挿器57と、
デジタルローパスフィルタ58と、デジタルデルタ・シ
グマ変調器59と、1ビットD/A変換器60と、アナ
ログローパスフィルタ61とから構成され、また処理部
52は、デジタル加算器62により構成されている。
ス No.452 1988年第277頁〜285
頁」,「日経エレクトロニクス No.453 1
988年第211頁〜221頁」,「日経エレクトロニ
クス No.454 1988年第277頁〜28
5頁」に開示されているように、加工精度やコストの点
で一般に難かしいとされていた高精度のAD/DA変換
器を実現するため、オーバーサンプリング技術とデルタ
・シグマ変調技術とを用いた信号処理が着目されている
。図9は従来の信号加算装置の構成例を示す図であり、
図9の装置では、アナログ入力信号Aとアナログ入力信
号Bとを加算する処理を、オーバーサンプリング技術と
デルタ・シグマ変調技術とを用いて実現している。すな
わち、この信号加算装置は、アナログ入力信号A,Bを
それぞれA/D変換するA/D変換部51と、A/D変
換された各々のデジタル信号を加算する処理部52と、
処理部52からのデジタル加算結果をD/A変換するD
/A変換部53とを備えている。A/D変換部51は、
アナログ入力信号AをA/D変換するために、アナログ
前置フィルタ54aと、アナログデルタ・シグマ変調器
55aと、デシメーションフィルタ56aとを有し、ま
た、アナログ入力信号BをA/D変換するために、アナ
ログ前置フィルタ54bと、アナログデルタ・シグマ変
調器55bと、デシメーションフィルタ56bとを有し
ている。また、D/A変換部53は、零内挿器57と、
デジタルローパスフィルタ58と、デジタルデルタ・シ
グマ変調器59と、1ビットD/A変換器60と、アナ
ログローパスフィルタ61とから構成され、また処理部
52は、デジタル加算器62により構成されている。
【0003】このような構成の加算装置では、アナログ
入力信号A,BがA/D変換部51にそれぞれ入力する
と、A/D変換部51では先づ、アナログ前置フィルタ
54a,54bによりアナログ入力信号A,Bから不要
な成分を除去する。次いで、アナログデルタ・シグマ変
調器55a,55bにおいてアナログ入力信号A,Bを
それぞれデルタ・シグマ変調し、デシメーションフィル
タ56a,56bからパルス符号変調(Pulse C
ode Modulation)された多値(多ビット
)のデジタルPCMデータA1,B1としてそれぞれ出
力する。
入力信号A,BがA/D変換部51にそれぞれ入力する
と、A/D変換部51では先づ、アナログ前置フィルタ
54a,54bによりアナログ入力信号A,Bから不要
な成分を除去する。次いで、アナログデルタ・シグマ変
調器55a,55bにおいてアナログ入力信号A,Bを
それぞれデルタ・シグマ変調し、デシメーションフィル
タ56a,56bからパルス符号変調(Pulse C
ode Modulation)された多値(多ビット
)のデジタルPCMデータA1,B1としてそれぞれ出
力する。
【0004】例えば、A/D変換部51から最終的にD
ATデータ等に用いられる48kサンプル/秒の16ビ
ットPCMデータを出力させようとする場合、アナログ
デルタ・シグマ変調器55a,55bでは、アナログ入
力信号A,Bをそれぞれ7.68Mサンプル/秒で変調
する。従って、アナログデルタ・シグマ変調器55a,
55bからは、7.68Mサンプル/秒の1ビットデー
タが出力され、この1ビットデータをそれぞれデシメー
ションフィルタ56a,56bにおいて、48kサンプ
ル/秒の16ビットPCMデータA1,B1に変換し、
出力することができる。
ATデータ等に用いられる48kサンプル/秒の16ビ
ットPCMデータを出力させようとする場合、アナログ
デルタ・シグマ変調器55a,55bでは、アナログ入
力信号A,Bをそれぞれ7.68Mサンプル/秒で変調
する。従って、アナログデルタ・シグマ変調器55a,
55bからは、7.68Mサンプル/秒の1ビットデー
タが出力され、この1ビットデータをそれぞれデシメー
ションフィルタ56a,56bにおいて、48kサンプ
ル/秒の16ビットPCMデータA1,B1に変換し、
出力することができる。
【0005】A/D変換部51からこのようにして出力
された多ビットのPCMデータA1,B1は、処理部5
2に加わり、そこでデジタル加算器62によりサンプル
毎に加算されて48kサンプル/秒の16ビットPCM
データC1として処理部52から出力される。
された多ビットのPCMデータA1,B1は、処理部5
2に加わり、そこでデジタル加算器62によりサンプル
毎に加算されて48kサンプル/秒の16ビットPCM
データC1として処理部52から出力される。
【0006】処理部52において加算処理のなされた上
記48kサンプル/秒の16ビットPCMデータC1は
、D/A変換部53に加わり、D/A変換部53で再び
アナログ出力信号Cに変換される。すなわち、D/A変
換部53では、先づ、零内挿器57によって、このPC
MデータC1に対しオーバーサンプリング処理を施し、
データレートを7.68Mサンプル/秒まで上げる。続
いて、デジタルローパスフィルタ58によって48kH
zごとに折り返されている成分を除去し、これをデジタ
ルデルタ・シグマ変調器59に入力させる。デジタルデ
ルタ・シグマ変調器59では、7.68Mサンプル/秒
のPCMデータを1ビットD/A変換し、これをアナロ
グローパスフィルタ61に通すことにより、最終的に、
アナログ出力信号Cを得ることができる。
記48kサンプル/秒の16ビットPCMデータC1は
、D/A変換部53に加わり、D/A変換部53で再び
アナログ出力信号Cに変換される。すなわち、D/A変
換部53では、先づ、零内挿器57によって、このPC
MデータC1に対しオーバーサンプリング処理を施し、
データレートを7.68Mサンプル/秒まで上げる。続
いて、デジタルローパスフィルタ58によって48kH
zごとに折り返されている成分を除去し、これをデジタ
ルデルタ・シグマ変調器59に入力させる。デジタルデ
ルタ・シグマ変調器59では、7.68Mサンプル/秒
のPCMデータを1ビットD/A変換し、これをアナロ
グローパスフィルタ61に通すことにより、最終的に、
アナログ出力信号Cを得ることができる。
【0007】このように図9の信号加算装置では、オー
バーサンプリング技術とデルタ・シグマ変調技術とを用
いることにより、高精度の信号加算処理が期待できる。
バーサンプリング技術とデルタ・シグマ変調技術とを用
いることにより、高精度の信号加算処理が期待できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の信号加算装置では、A/D変換部51において
アナログデルタ・シグマ変調器55a,55bの後段に
デシメーションフィルタ56a,56bを用い、またD
/A変換部53においてデジタルデルタ・シグマ変調器
59の前段にデジタルローパスフィルタ58を用いてい
るため、これらのデジタルフィルタ56a,56b,5
8の特性によって信号帯域内に折り返し雑音が混入した
り、出力に遅延が生ずるなどの問題があった。また、こ
のような高精度が要求されるデジタルフィルタを実現し
ようとする場合には、フィルタの構成は一般に複雑なも
のとなるので、このようなデジタルフィルタを必要とす
る従来の信号加算装置では、これをLSI化するのに支
障が生ずるという欠点があった。
た従来の信号加算装置では、A/D変換部51において
アナログデルタ・シグマ変調器55a,55bの後段に
デシメーションフィルタ56a,56bを用い、またD
/A変換部53においてデジタルデルタ・シグマ変調器
59の前段にデジタルローパスフィルタ58を用いてい
るため、これらのデジタルフィルタ56a,56b,5
8の特性によって信号帯域内に折り返し雑音が混入した
り、出力に遅延が生ずるなどの問題があった。また、こ
のような高精度が要求されるデジタルフィルタを実現し
ようとする場合には、フィルタの構成は一般に複雑なも
のとなるので、このようなデジタルフィルタを必要とす
る従来の信号加算装置では、これをLSI化するのに支
障が生ずるという欠点があった。
【0009】本発明は、高精度かつ高速の加算処理を行
なうことが可能なLSI化に適したコンパクトな信号加
算装置および信号加算方法を提供することを目的として
いる。
なうことが可能なLSI化に適したコンパクトな信号加
算装置および信号加算方法を提供することを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、デルタ・シグマ変調された1ビットデータ
を加算した上で積分して数ビットのバイナリデータとし
、過去の出力信号に基づいて予測されたデータと前記積
分されたデータとを比較して比較結果を1ビットデータ
として出力するようになっていることを特徴としている
。
に本発明は、デルタ・シグマ変調された1ビットデータ
を加算した上で積分して数ビットのバイナリデータとし
、過去の出力信号に基づいて予測されたデータと前記積
分されたデータとを比較して比較結果を1ビットデータ
として出力するようになっていることを特徴としている
。
【0011】
【作用】本発明では、デルタ・シグマ変調された1ビッ
トデータを加算した上で積分し、数ビットのバイナリデ
ータとする。このようにして得られたバイナリデータを
、過去の出力信号に基づいて予測されたデータと比較し
て、加算結果を1ビットデータで出力する。
トデータを加算した上で積分し、数ビットのバイナリデ
ータとする。このようにして得られたバイナリデータを
、過去の出力信号に基づいて予測されたデータと比較し
て、加算結果を1ビットデータで出力する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明に係る信号乗算装置の一実施例の
構成図である。図1を参照すると、本実施例の信号加算
装置は、アナログ入力信号A,BをそれぞれA/D変換
するA/D変換部1と、A/D変換部1からのデジタル
信号に対し乗算処理を施す処理部2と、処理部2からの
出力をD/A変換するD/A変換部3とを備えている。 A/D変換部1は、アナログ入力信号AをA/D変換す
るために、アナログ前置フィルタ4aと、アナログデル
タ・シグマ変調器5aとを有し、アナログ入力信号Bを
A/D変換するために、アナログ前置フィルタ4bと、
アナログデルタ・シグマ変調器5bとを有している。ま
た、D/A変換部3は、1ビットD/A変換器10と、
アナログローパスフィルタ11とから構成されている。
明する。図1は本発明に係る信号乗算装置の一実施例の
構成図である。図1を参照すると、本実施例の信号加算
装置は、アナログ入力信号A,BをそれぞれA/D変換
するA/D変換部1と、A/D変換部1からのデジタル
信号に対し乗算処理を施す処理部2と、処理部2からの
出力をD/A変換するD/A変換部3とを備えている。 A/D変換部1は、アナログ入力信号AをA/D変換す
るために、アナログ前置フィルタ4aと、アナログデル
タ・シグマ変調器5aとを有し、アナログ入力信号Bを
A/D変換するために、アナログ前置フィルタ4bと、
アナログデルタ・シグマ変調器5bとを有している。ま
た、D/A変換部3は、1ビットD/A変換器10と、
アナログローパスフィルタ11とから構成されている。
【0013】図2は処理部2の構成例を示す図であり、
図2を参照すると、処理部2は、A/D変換部1のアナ
ログデルタ・シグマ変調器5a,5bからデルタ・シグ
マ変調されてそれぞれ出力された1ビットの時系列デー
タ,すなわち1ビット入力データA2,B2を加算する
加算器12と、加算器12からのデータを積分する積分
器13と、比較器14と、比較器14からの出力信号を
所定サンプル数分遅延させる遅延器15と、遅延器15
からのデータが加わる予測フィルタ17とを有し、比較
器14は、積分器13からのデータと予測フィルタ17
からの出力データとを比較し、その比較結果を1ビット
時系列の出力信号C2として出力するようになっている
。
図2を参照すると、処理部2は、A/D変換部1のアナ
ログデルタ・シグマ変調器5a,5bからデルタ・シグ
マ変調されてそれぞれ出力された1ビットの時系列デー
タ,すなわち1ビット入力データA2,B2を加算する
加算器12と、加算器12からのデータを積分する積分
器13と、比較器14と、比較器14からの出力信号を
所定サンプル数分遅延させる遅延器15と、遅延器15
からのデータが加わる予測フィルタ17とを有し、比較
器14は、積分器13からのデータと予測フィルタ17
からの出力データとを比較し、その比較結果を1ビット
時系列の出力信号C2として出力するようになっている
。
【0014】積分器13としては、アナログデルタ・シ
グマ変調器5からの1ビット入力データが1次デルタ・
シグマ変調されたものである場合には、図3に示すよう
に、加算器20とレジスタ21とにより構成可能な1段
の積分器が用いられる。また、1ビット入力データが2
次デルタ・シグマ変調されたものである場合には、図4
に示すように、加算器22,レジスタ23からなる1段
目の積分器と加算器24,レジスタ25からなる2段目
の積分器との2段構成の積分器が用いられる。このよう
に、積分器13としては、1ビット入力データがデルタ
・シグマ変調されたときの次数に応じた段数の積分器が
用いられ、その出力は数ビットのバイナリデータとなる
。
グマ変調器5からの1ビット入力データが1次デルタ・
シグマ変調されたものである場合には、図3に示すよう
に、加算器20とレジスタ21とにより構成可能な1段
の積分器が用いられる。また、1ビット入力データが2
次デルタ・シグマ変調されたものである場合には、図4
に示すように、加算器22,レジスタ23からなる1段
目の積分器と加算器24,レジスタ25からなる2段目
の積分器との2段構成の積分器が用いられる。このよう
に、積分器13としては、1ビット入力データがデルタ
・シグマ変調されたときの次数に応じた段数の積分器が
用いられ、その出力は数ビットのバイナリデータとなる
。
【0015】また、予測フィルタ17には、1次デルタ
・シグマ変調のときには、図4に示したと同様の1段の
積分器が用いられ、また、2次デルタ・シグマ変調のと
きには、図5に示すように、加算器26,レジスタ27
からなる1段目の積分器と加算器28,29,レジスタ
30からなる2段目の積分器との2段構成の積分器が用
いられる。
・シグマ変調のときには、図4に示したと同様の1段の
積分器が用いられ、また、2次デルタ・シグマ変調のと
きには、図5に示すように、加算器26,レジスタ27
からなる1段目の積分器と加算器28,29,レジスタ
30からなる2段目の積分器との2段構成の積分器が用
いられる。
【0016】なお、図2の構成例において、積分器13
と予測フィルタ17とを1つにまとめた構成のものにす
ることも可能である。図6,図7は積分器と予測フィル
タとを1つにまとめた処理部の構成例を示す図である。
と予測フィルタ17とを1つにまとめた構成のものにす
ることも可能である。図6,図7は積分器と予測フィル
タとを1つにまとめた処理部の構成例を示す図である。
【0017】図6は1次デルタ・シグマ変調の場合の構
成例であり、この場合、図2の積分器13,予測フィル
タ17は、加減算器32,加算器33,レジスタ34に
よりまとめられて構成されている。また図7は2次デル
タ・シグマ変調の場合の構成例であり、この場合、図2
の積分器13,予測フィルタ17は、加減算器35,レ
ジスタ36からなる1段目の積分器と、加減算器37,
レジスタ38からなる2段目の積分器とによりまとめら
れて構成されている。
成例であり、この場合、図2の積分器13,予測フィル
タ17は、加減算器32,加算器33,レジスタ34に
よりまとめられて構成されている。また図7は2次デル
タ・シグマ変調の場合の構成例であり、この場合、図2
の積分器13,予測フィルタ17は、加減算器35,レ
ジスタ36からなる1段目の積分器と、加減算器37,
レジスタ38からなる2段目の積分器とによりまとめら
れて構成されている。
【0018】次にこのような構成の信号加算装置の動作
について説明する。図1において、アナログ入力信号A
,BがA/D変換部1にそれぞれ入力すると、A/D変
換部1では、アナログ前置フィルタ4a,4bによって
アナログ入力信号A,Bから不要な成分を除去し、しか
る後、アナログデルタ・シグマ変調器5によりデルタ・
シグマ変調して1ビットの時系列データ,すなわち1ビ
ット入力データA2,B2としてそれぞれ出力する。
について説明する。図1において、アナログ入力信号A
,BがA/D変換部1にそれぞれ入力すると、A/D変
換部1では、アナログ前置フィルタ4a,4bによって
アナログ入力信号A,Bから不要な成分を除去し、しか
る後、アナログデルタ・シグマ変調器5によりデルタ・
シグマ変調して1ビットの時系列データ,すなわち1ビ
ット入力データA2,B2としてそれぞれ出力する。
【0019】ここで、デルタ・シグマ変調された結果の
1ビット入力データA2,B2は、既知のように、“−
1”と“1”の値をとり、密度変調された信号と同様の
ものであって、アナログ入力信号A,Bのレベルが正(
プラス)のときには、ある範囲をもって“−1”よりも
“1”の生起するレートが多く、またこれと反対に、ア
ナログ入力信号のレベルが負(マイナス)のときには、
ある範囲をもって“−1”の生起するレートが多く、さ
らに、レベルが零のときには、“1”と“−1”との生
起レートが同じになる。
1ビット入力データA2,B2は、既知のように、“−
1”と“1”の値をとり、密度変調された信号と同様の
ものであって、アナログ入力信号A,Bのレベルが正(
プラス)のときには、ある範囲をもって“−1”よりも
“1”の生起するレートが多く、またこれと反対に、ア
ナログ入力信号のレベルが負(マイナス)のときには、
ある範囲をもって“−1”の生起するレートが多く、さ
らに、レベルが零のときには、“1”と“−1”との生
起レートが同じになる。
【0020】このようにしてデルタ・シグマ変調された
結果の1ビット入力データA2,B2は、処理部2に入
力し、そこで加算処理が施される。すなわち、1ビット
入力データA2,B2は、処理部2において先づ、加算
器12によってサンプル毎に1ビットの加算処理が行な
われる。その出力はバイナリコードであれば、2ビット
で表現できる。加算器12からのデータは、積分器13
で積分されてnビットのバイナリデータとして比較器1
4に加わる。比較器14では、積分器13からのバイナ
リデータと予測フィルタ17からの出力データとを比較
し、積分器13からのデータの方が大きいときには“1
”を出力し、予測フィルタ17からの出力データの方が
大きいときには“−1”を出力する。また、両者が同じ
時には、“1”もしくは“−1”を出力する。
結果の1ビット入力データA2,B2は、処理部2に入
力し、そこで加算処理が施される。すなわち、1ビット
入力データA2,B2は、処理部2において先づ、加算
器12によってサンプル毎に1ビットの加算処理が行な
われる。その出力はバイナリコードであれば、2ビット
で表現できる。加算器12からのデータは、積分器13
で積分されてnビットのバイナリデータとして比較器1
4に加わる。比較器14では、積分器13からのバイナ
リデータと予測フィルタ17からの出力データとを比較
し、積分器13からのデータの方が大きいときには“1
”を出力し、予測フィルタ17からの出力データの方が
大きいときには“−1”を出力する。また、両者が同じ
時には、“1”もしくは“−1”を出力する。
【0021】なお、予測フィルタ17には、比較器14
の出力を遅延器15により例えば1サンプル分遅らせた
1ビットデータが入力し、予測フィルタ17はこれに基
づきnビットのデータを出力するので、比較器14にお
ける比較結果は、nビットで表現されている積分器13
からの加算結果を1ビットで表現したものとなり、これ
により、等価的に1ビット信号上で加算処理を行なうこ
とができる。
の出力を遅延器15により例えば1サンプル分遅らせた
1ビットデータが入力し、予測フィルタ17はこれに基
づきnビットのデータを出力するので、比較器14にお
ける比較結果は、nビットで表現されている積分器13
からの加算結果を1ビットで表現したものとなり、これ
により、等価的に1ビット信号上で加算処理を行なうこ
とができる。
【0022】図8(a)乃至(d)は処理部2が図7の
ような構成になっている場合の1ビット入力データA2
,B2,比較器14からの出力C2,および比較器14
に入力するデータPの一例をそれぞれ示すタイムチャー
トであり、図8(a)乃至(d)からわかるように、処
理部2には1ビット入力データA2,B2が入力するこ
とによってこれらの加算処理がなされ、加算結果を最終
的には比較器14から1ビットデータC2として出力す
ることができる。
ような構成になっている場合の1ビット入力データA2
,B2,比較器14からの出力C2,および比較器14
に入力するデータPの一例をそれぞれ示すタイムチャー
トであり、図8(a)乃至(d)からわかるように、処
理部2には1ビット入力データA2,B2が入力するこ
とによってこれらの加算処理がなされ、加算結果を最終
的には比較器14から1ビットデータC2として出力す
ることができる。
【0023】なお、図8(a)乃至(d)では、1ビッ
ト入力データA2,B2として、アナログ入力信号Aの
最大振幅レベルの“3/16”のレベルをもつDC信号
,アナログ入力信号Bの最大振幅レベルの“1/4”の
レベルをもつDC信号をそれぞれデルタ・シグマ変調し
て1ビットで表現したものを用いている。
ト入力データA2,B2として、アナログ入力信号Aの
最大振幅レベルの“3/16”のレベルをもつDC信号
,アナログ入力信号Bの最大振幅レベルの“1/4”の
レベルをもつDC信号をそれぞれデルタ・シグマ変調し
て1ビットで表現したものを用いている。
【0024】このようにして、処理部2から出力された
1ビットデータC2は、D/A変換部3に加わる。D/
A変換部3では、処理部2からの1ビットデータC2を
1ビットD/A変換器10でアナログデータに変換し、
アナログローパスフィルタ11からアナログ出力信号C
として出力する。
1ビットデータC2は、D/A変換部3に加わる。D/
A変換部3では、処理部2からの1ビットデータC2を
1ビットD/A変換器10でアナログデータに変換し、
アナログローパスフィルタ11からアナログ出力信号C
として出力する。
【0025】このように本実施例では、デルタ・シグマ
変調された1ビット入力データA2,B2を1ビット信
号上で加算し、その結果を1ビットデータC2として1
ビットD/A変換器10へ直接出力するようになってお
り、従来のようにPCMデータ間の変換の際のデジタル
フィルタを使用する必要がないので、デジタルフィルタ
によって生じる折り返し雑音や遅延のない高精度かつ高
速の信号加算処理が可能となり、また複雑なデジタルフ
ィルタを構成する必要がないため、信号加算装置を小型
化することができて、これをLSI化するのに適してい
る。
変調された1ビット入力データA2,B2を1ビット信
号上で加算し、その結果を1ビットデータC2として1
ビットD/A変換器10へ直接出力するようになってお
り、従来のようにPCMデータ間の変換の際のデジタル
フィルタを使用する必要がないので、デジタルフィルタ
によって生じる折り返し雑音や遅延のない高精度かつ高
速の信号加算処理が可能となり、また複雑なデジタルフ
ィルタを構成する必要がないため、信号加算装置を小型
化することができて、これをLSI化するのに適してい
る。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように本発明では、1ビ
ット信号上で加算処理を行なうようになっているので、
従来必要とされていたデジタルフィルタを必要とするこ
となく処理を行なうことができて、これにより、一層高
精度かつ高速の加算処理が可能となり、また装置をLS
I化に適したコンパクトなものにすることができる。
ット信号上で加算処理を行なうようになっているので、
従来必要とされていたデジタルフィルタを必要とするこ
となく処理を行なうことができて、これにより、一層高
精度かつ高速の加算処理が可能となり、また装置をLS
I化に適したコンパクトなものにすることができる。
【図1】本発明に係る信号加算装置の一実施例の構成図
である。
である。
【図2】図1の信号加算装置の処理部の構成例を示す図
である。
である。
【図3】図2の処理部の積分器の構成例を示す図である
。
。
【図4】図2の処理部の積分器の構成例を示す図である
。
。
【図5】図2の処理部の予測フィルタの構成例を示す図
である。
である。
【図6】図2の処理部の変形例を示す図である。
【図7】図2の処理部の変形例を示す図である。
【図8】(a)乃至(d)は1ビット信号上での加算処
理の一例を示すタイムチャートである。
理の一例を示すタイムチャートである。
【図9】従来の信号加算装置の構成図である。
1 A/D変換部2
処理部 3 D/A変換部4a,4b
アナログ前置フィルタ5a,5b アナロ
グデルタ・シグマ変調器10 1ビ
ットD/A変換器11 アナログロ
ーパスフィルタ12 加算器 13 積分器 14 比較器 15 遅延器
処理部 3 D/A変換部4a,4b
アナログ前置フィルタ5a,5b アナロ
グデルタ・シグマ変調器10 1ビ
ットD/A変換器11 アナログロ
ーパスフィルタ12 加算器 13 積分器 14 比較器 15 遅延器
Claims (2)
- 【請求項1】 デルタ・シグマ変調された1ビットデ
ータを加算した上で積分し、数ビットのバイナリデータ
とする積分手段と、過去の出力信号に基づいて予測され
たデータと前記積分手段からのデータとを比較して比較
結果を1ビットデータとして出力する比較手段とを備え
ていることを特徴とする信号加算装置。 - 【請求項2】 デルタ・シグマ変調された1ビットデ
ータを加算した上で積分して数ビットのバイナリデータ
とし、過去の出力信号に基づいて予測されたデータと前
記積分されたデータとを比較して比較結果を1ビットデ
ータとして出力するようになっていることを特徴とする
信号加算方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3130593A JPH04331517A (ja) | 1991-05-02 | 1991-05-02 | 信号加算装置および信号加算方法 |
US07/874,817 US5208594A (en) | 1991-05-02 | 1992-04-28 | Signal processor that uses a delta-sigma modulation |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3130593A JPH04331517A (ja) | 1991-05-02 | 1991-05-02 | 信号加算装置および信号加算方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04331517A true JPH04331517A (ja) | 1992-11-19 |
Family
ID=15037921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3130593A Pending JPH04331517A (ja) | 1991-05-02 | 1991-05-02 | 信号加算装置および信号加算方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04331517A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0801386A2 (en) * | 1996-04-12 | 1997-10-15 | Sony Corporation | Recording and reproducing apparatus for 1-bit digital signal |
EP0801385A2 (en) * | 1996-04-12 | 1997-10-15 | Sony Corporation | Recording and reproducing apparatus for 1-bit digital signal having copy protection signal |
EP0845779A2 (en) * | 1996-11-27 | 1998-06-03 | Sony United Kingdom Limited | Storage and transmission of one-bit data |
EP1230600A1 (en) * | 1996-06-07 | 2002-08-14 | Duality Semiconductor, Inc. | Method and apparatus for producing signal processing circuits in the delta sigma domain |
EP1892633A1 (en) * | 1999-03-17 | 2008-02-27 | PowerPrecise Solutions, Inc. | Operator for implement ing an analog function in the delta sigma domain |
-
1991
- 1991-05-02 JP JP3130593A patent/JPH04331517A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0801386A2 (en) * | 1996-04-12 | 1997-10-15 | Sony Corporation | Recording and reproducing apparatus for 1-bit digital signal |
EP0801385A2 (en) * | 1996-04-12 | 1997-10-15 | Sony Corporation | Recording and reproducing apparatus for 1-bit digital signal having copy protection signal |
EP0801386A3 (en) * | 1996-04-12 | 1999-05-26 | Sony Corporation | Recording and reproducing apparatus for 1-bit digital signal |
EP0801385A3 (en) * | 1996-04-12 | 1999-05-26 | Sony Corporation | Recording and reproducing apparatus for 1-bit digital signal having copy protection signal |
EP1230600A1 (en) * | 1996-06-07 | 2002-08-14 | Duality Semiconductor, Inc. | Method and apparatus for producing signal processing circuits in the delta sigma domain |
EP1230600A4 (en) * | 1996-06-07 | 2005-06-15 | Duality Semiconductor Inc | PROCESS AND DEVICE FOR PRODUCING SIGNAL PROCESSING CIRCUITS IN THE DELTA SIGMA AREA. |
EP0845779A2 (en) * | 1996-11-27 | 1998-06-03 | Sony United Kingdom Limited | Storage and transmission of one-bit data |
EP0845779A3 (en) * | 1996-11-27 | 1999-05-26 | Sony United Kingdom Limited | Storage and transmission of one-bit data |
US6970753B2 (en) | 1996-11-27 | 2005-11-29 | Sony Corporation | Storage and transmission of one-bit data |
EP1892633A1 (en) * | 1999-03-17 | 2008-02-27 | PowerPrecise Solutions, Inc. | Operator for implement ing an analog function in the delta sigma domain |
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