JPH0432045Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0432045Y2 JPH0432045Y2 JP3596885U JP3596885U JPH0432045Y2 JP H0432045 Y2 JPH0432045 Y2 JP H0432045Y2 JP 3596885 U JP3596885 U JP 3596885U JP 3596885 U JP3596885 U JP 3596885U JP H0432045 Y2 JPH0432045 Y2 JP H0432045Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- distance
- engine
- chain saw
- transmission path
- trunk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 27
- 230000009194 climbing Effects 0.000 claims description 22
- 238000013138 pruning Methods 0.000 claims description 15
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 claims description 13
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 4
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 241000218645 Cedrus Species 0.000 description 1
- 241000218691 Cupressaceae Species 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
- 238000010626 work up procedure Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は、スギ、ヒノキ等の木の幹に対してエ
ンジン動力により駆動輪を駆動し、機体を上昇さ
せる一方、チエンソーを幹に対して螺旋上昇させ
上昇途中の枝を切断する枝打機に効果的に利用さ
れるもので、枝打機における自動昇降装置に関す
るものである。
ンジン動力により駆動輪を駆動し、機体を上昇さ
せる一方、チエンソーを幹に対して螺旋上昇させ
上昇途中の枝を切断する枝打機に効果的に利用さ
れるもので、枝打機における自動昇降装置に関す
るものである。
(ロ) 従来技術
従来より、エンジン、駆動輪およびチエンソー
を配設したミツシヨンケースを有し、エンジンの
動力を、ミツシヨンケース内の駆動輪用伝動経路
を経て駆動輪に伝動し、木の幹に対して機体の上
昇を行なわせる一方、チエンソー用伝動経路を経
てチエンソーにも伝動し、チエンソーを幹に対し
て螺旋上昇させながら枝切断を行なわせる枝打機
がある。
を配設したミツシヨンケースを有し、エンジンの
動力を、ミツシヨンケース内の駆動輪用伝動経路
を経て駆動輪に伝動し、木の幹に対して機体の上
昇を行なわせる一方、チエンソー用伝動経路を経
てチエンソーにも伝動し、チエンソーを幹に対し
て螺旋上昇させながら枝切断を行なわせる枝打機
がある。
この種枝打機においては、駆動輪用伝動経路途
中から分岐して、駆動輪の回転数に関連する走行
距離から上昇距離が割出されるよう適宜減速さ
せ、つまり、間接的に上昇距離測定を行なわせ、
これを所望上昇距離設定ダイヤルで予め所望上昇
距離設定できる設定ピンに連動し、設定ピンで設
定した設定上昇距離まで機体が幹に対して上昇す
ると自動的に連動してこの設定ピンを作動し、こ
の設定ピンに接当する部材等を介して変速フオー
クを操作させ、駆動輪用伝動経路途中に組込んだ
正逆クラツチを切替作動し、駆動輪を正転から逆
転に切替え機体の自動昇降を行なわせる構成が採
用されていた。
中から分岐して、駆動輪の回転数に関連する走行
距離から上昇距離が割出されるよう適宜減速さ
せ、つまり、間接的に上昇距離測定を行なわせ、
これを所望上昇距離設定ダイヤルで予め所望上昇
距離設定できる設定ピンに連動し、設定ピンで設
定した設定上昇距離まで機体が幹に対して上昇す
ると自動的に連動してこの設定ピンを作動し、こ
の設定ピンに接当する部材等を介して変速フオー
クを操作させ、駆動輪用伝動経路途中に組込んだ
正逆クラツチを切替作動し、駆動輪を正転から逆
転に切替え機体の自動昇降を行なわせる構成が採
用されていた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
したがつて、この種枝打機における自動昇降装
置によると、幹に対しての機体の上昇時、駆動輪
が幹表面をスリツプ等をすると、その分誤測する
ことになるため、設定上昇距離までの枝打作業が
できなくなる等の問題があつた。
置によると、幹に対しての機体の上昇時、駆動輪
が幹表面をスリツプ等をすると、その分誤測する
ことになるため、設定上昇距離までの枝打作業が
できなくなる等の問題があつた。
(ニ) 問題を解決するための手段
そこで、本考案は、以下のような手段を施こす
ことにより、前記問題点を解消したものである。
ことにより、前記問題点を解消したものである。
すなわち、エンジン、駆動輪およびチエンソー
を配設したミツシヨンケースを有し、前記エンジ
ンの動力を、前記ミツシヨンケース内の駆動輪用
伝動経路を経て前記駆動輪に伝動し、木の幹に対
して機体の上昇を行なわせる一方、チエンソー用
伝動経路を経て前記チエンソーにも伝動し、前記
チエンソーを前記幹に対して螺旋上昇させながら
枝切断を行なわせるよう構成した枝打機におい
て、前記駆動輪用伝動経路途中に伝達動力に接断
可能な電磁クラツチを組み込む一方、所望上昇距
離設定と直接的な上昇距離測定可能で、しかも、
設定上昇距離に測定上昇距離が達すると出力信号
を逆信する自動設定上昇距離到達判別装置、およ
び、この出力信号により、前記エンジンの停止を
行なわせるエンジン停止用スイツチと前記電磁ク
ラツチの切断を行なわせるクラツチ切断用スイツ
チとをコントロールするコントローラを機体適所
に配設した、というものである。
を配設したミツシヨンケースを有し、前記エンジ
ンの動力を、前記ミツシヨンケース内の駆動輪用
伝動経路を経て前記駆動輪に伝動し、木の幹に対
して機体の上昇を行なわせる一方、チエンソー用
伝動経路を経て前記チエンソーにも伝動し、前記
チエンソーを前記幹に対して螺旋上昇させながら
枝切断を行なわせるよう構成した枝打機におい
て、前記駆動輪用伝動経路途中に伝達動力に接断
可能な電磁クラツチを組み込む一方、所望上昇距
離設定と直接的な上昇距離測定可能で、しかも、
設定上昇距離に測定上昇距離が達すると出力信号
を逆信する自動設定上昇距離到達判別装置、およ
び、この出力信号により、前記エンジンの停止を
行なわせるエンジン停止用スイツチと前記電磁ク
ラツチの切断を行なわせるクラツチ切断用スイツ
チとをコントロールするコントローラを機体適所
に配設した、というものである。
(ホ) 作用
以上の構成としたことにより、自動設定距離到
達判別装置で、上昇距離の設定と直接的な測定と
が同時にできるので、設定した設定上昇距離ま
で、エンジン動力により電磁クラツチを介して伝
動した駆動輪で幹に対して機体を上昇させながら
順次上昇距離を測定させ、設定上昇距離と測定上
昇距離が一致すると、この判別装置から送信され
る出力信号により、コントローラのエンジン停止
用スイツチとクラツチ切断用スイツチが共に切替
えられ、エンジンの停止と電磁クラツチの切断と
が行なわれ、駆動輪をフリー回転にでき、当位置
から機体をその自重で降下させ昇降できることに
なる。
達判別装置で、上昇距離の設定と直接的な測定と
が同時にできるので、設定した設定上昇距離ま
で、エンジン動力により電磁クラツチを介して伝
動した駆動輪で幹に対して機体を上昇させながら
順次上昇距離を測定させ、設定上昇距離と測定上
昇距離が一致すると、この判別装置から送信され
る出力信号により、コントローラのエンジン停止
用スイツチとクラツチ切断用スイツチが共に切替
えられ、エンジンの停止と電磁クラツチの切断と
が行なわれ、駆動輪をフリー回転にでき、当位置
から機体をその自重で降下させ昇降できることに
なる。
(ヘ) 実施例
以下、本考案の具体的な実施例を図面を参照し
て説明する。
て説明する。
枝打機における自動昇降装置Aは、第1図に示
すように、エンジン駆動上昇装置1、自動設定上
昇距離到達判別装置2およびコントローラ3等か
ら構成される。
すように、エンジン駆動上昇装置1、自動設定上
昇距離到達判別装置2およびコントローラ3等か
ら構成される。
エンジン駆動上昇装置1は、エンジン4を固定
したミツシヨンケース5内にその出力軸4aを突
入し、このエンジン動力を、その出力軸から減速
ギヤ群で構成された駆動輪用伝動経路6および電
磁クラツチ7を介して適当数の駆動輪8へ伝動す
る一方、減速をほとんどすることなく適所まで導
くチエンソー用伝動経路9を経て、ミツシヨンケ
ース5上部内側に上方へ起立状に装着したチエン
ソー10へも伝動しているものである。この場
合、駆動輪8は、木の幹11に対して機体を螺旋
上昇させれるよう所定上昇リード角度をもつて、
ミツシヨンケース5内に電磁クラツチ7と共に軸
装した車軸8aの突出部に取付けられる。なお、
電磁クラツチ7は、内蔵されたソレノイド(図示
省略)へ電気信号が流れることにより生じる電磁
力を利用し、伝達動力の接断を行なう周知のもの
でよく、各駆動輪8ごとに配され、切断されると
エンジン4の動力は各駆動輪8へ伝動されなくな
り、全駆動輪8はフリー回転となる。
したミツシヨンケース5内にその出力軸4aを突
入し、このエンジン動力を、その出力軸から減速
ギヤ群で構成された駆動輪用伝動経路6および電
磁クラツチ7を介して適当数の駆動輪8へ伝動す
る一方、減速をほとんどすることなく適所まで導
くチエンソー用伝動経路9を経て、ミツシヨンケ
ース5上部内側に上方へ起立状に装着したチエン
ソー10へも伝動しているものである。この場
合、駆動輪8は、木の幹11に対して機体を螺旋
上昇させれるよう所定上昇リード角度をもつて、
ミツシヨンケース5内に電磁クラツチ7と共に軸
装した車軸8aの突出部に取付けられる。なお、
電磁クラツチ7は、内蔵されたソレノイド(図示
省略)へ電気信号が流れることにより生じる電磁
力を利用し、伝達動力の接断を行なう周知のもの
でよく、各駆動輪8ごとに配され、切断されると
エンジン4の動力は各駆動輪8へ伝動されなくな
り、全駆動輪8はフリー回転となる。
自動設定上昇距離到達判別装置2は、被測定体
(地面)12の光束を、固定ミラー13、プリズ
ム14、光学系15によつて形成される測距光路
16および可動ミラー17、前記プリズム14、
光学系18によつて形成される測距光路19を経
てそれぞれ光電素子20,21に導いた後、これ
ら光電素子20,21の出力信号を比較回路22
で比較することにより、幹11に対して螺旋上昇
している機体の地面12に対する距りを順次直接
測定させる一方、距離目盛を付した上昇距離設定
ダイヤル23aを有する上昇距離位置設定手段2
3により、予め地面からの所望上昇距離位置に設
定させ、比較回路22からの出力信号と上昇距離
位置設定手段23からの出力信号とを判別回路2
4で比較することにより、機体が地面12から設
定上昇距離まで到達したか否かを判別させている
ものである。可動ミラー17は、適宜モータ回路
(図示省略)中のモータ25によつて軸26を支
点として一定回動角をもつて回動制御されるもの
で、本機の枝打作業の対象となる木の幹11の根
元部高さ位置と最大高さの幹先端部高さ位置との
間において順次制御できるものである。光電素子
20,21は、cds,フオトダイオード等からな
り、可動ミラー17の光量と固定ミラー13の光
量とを比較するものである。
(地面)12の光束を、固定ミラー13、プリズ
ム14、光学系15によつて形成される測距光路
16および可動ミラー17、前記プリズム14、
光学系18によつて形成される測距光路19を経
てそれぞれ光電素子20,21に導いた後、これ
ら光電素子20,21の出力信号を比較回路22
で比較することにより、幹11に対して螺旋上昇
している機体の地面12に対する距りを順次直接
測定させる一方、距離目盛を付した上昇距離設定
ダイヤル23aを有する上昇距離位置設定手段2
3により、予め地面からの所望上昇距離位置に設
定させ、比較回路22からの出力信号と上昇距離
位置設定手段23からの出力信号とを判別回路2
4で比較することにより、機体が地面12から設
定上昇距離まで到達したか否かを判別させている
ものである。可動ミラー17は、適宜モータ回路
(図示省略)中のモータ25によつて軸26を支
点として一定回動角をもつて回動制御されるもの
で、本機の枝打作業の対象となる木の幹11の根
元部高さ位置と最大高さの幹先端部高さ位置との
間において順次制御できるものである。光電素子
20,21は、cds,フオトダイオード等からな
り、可動ミラー17の光量と固定ミラー13の光
量とを比較するものである。
なお、機体の地面12に対する距離を順次直接
的に測定する手段として、超音波等を利用して直
接的に上昇距離を測定させる手段を用いてもよ
く、この場合も、同手段からの出力信号と上昇距
離位置設定手段23からの出力信号とを判別回路
24で比較判断させることになる。
的に測定する手段として、超音波等を利用して直
接的に上昇距離を測定させる手段を用いてもよ
く、この場合も、同手段からの出力信号と上昇距
離位置設定手段23からの出力信号とを判別回路
24で比較判断させることになる。
コントローラ3は、受継部27、ソレノイド2
8、クラツチ切断用スイツチ29、エンジン停止
用スイツチ30等とからなるもので、前記判別回
路24による判別結果、設定上昇距離に測定上昇
距離が到達した際、この判別回路24から発せら
れる出力信号を受継部27で受け、この受継部か
らソレノイド28へ電気信号を一定時間流すこと
により、その間クラツチ切断用スイツチ29を開
方向に、また、エンジン停止用スイツチ30を閉
方向に切替制御している。これにより、クラツチ
切断用スイツチ29の両端子と電源31を介して
接続されている前記電磁クラツチ7は切断され、
同時に、エンジン停止用スイツチ30の一端子と
接続されているエンジン4の一次コイル4aは、
この他端子と接続されているアース32と接続さ
れ、アースされるので、エンジン4は停止される
ことになる。なお、クラツチ切断用スイツチ29
は、常時、バネ(図示省略)にて開から閉方向イ
に付勢し、エンジン停止用スイツチ30は、常
時、バネ(図示省略)にて閉から開方向ロに付勢
し、また、クラツチ切断用スイツチ29側の閉回
路適所には、手動スイツチレバー33aの切替操
作により開閉可能な手動スイツチ33が設けら
れ、この開閉操作によつても電磁クラツチ7を所
望時に接断可能にしている。
8、クラツチ切断用スイツチ29、エンジン停止
用スイツチ30等とからなるもので、前記判別回
路24による判別結果、設定上昇距離に測定上昇
距離が到達した際、この判別回路24から発せら
れる出力信号を受継部27で受け、この受継部か
らソレノイド28へ電気信号を一定時間流すこと
により、その間クラツチ切断用スイツチ29を開
方向に、また、エンジン停止用スイツチ30を閉
方向に切替制御している。これにより、クラツチ
切断用スイツチ29の両端子と電源31を介して
接続されている前記電磁クラツチ7は切断され、
同時に、エンジン停止用スイツチ30の一端子と
接続されているエンジン4の一次コイル4aは、
この他端子と接続されているアース32と接続さ
れ、アースされるので、エンジン4は停止される
ことになる。なお、クラツチ切断用スイツチ29
は、常時、バネ(図示省略)にて開から閉方向イ
に付勢し、エンジン停止用スイツチ30は、常
時、バネ(図示省略)にて閉から開方向ロに付勢
し、また、クラツチ切断用スイツチ29側の閉回
路適所には、手動スイツチレバー33aの切替操
作により開閉可能な手動スイツチ33が設けら
れ、この開閉操作によつても電磁クラツチ7を所
望時に接断可能にしている。
第2図および第3図は、この自動昇降装置Aを
取付けた枝打機を示すものであるが、この枝打機
は、前記ミツシヨンケース5、自動設定上昇距離
到達判別装置2およびコントローラ3等を配設し
た主枠34と、駆動輪8と同じく所定上昇リード
角度を付け、かつ、回動自在に遊動輪35を支持
させた巻付枠36とを、連結ピン37にて片開放
自在に連結し、両枠34,35相互を係脱自在な
巻付バネ38にて弾性的に接近可能にし、この弾
性接近時、幹11の周囲を駆動輪8と遊動輪35
とで弾性接当抱持するよう構成しているものであ
る。なお、前記判別装置2は、機体の適所、例え
ば、主枠34上部の外方(幹11と反対側)位置
で、チエンソー10で切断された枝が触れること
なく、しかも、測定の邪魔にならないようにその
直下に機体の一部も存在しない箇所に取付けられ
る。
取付けた枝打機を示すものであるが、この枝打機
は、前記ミツシヨンケース5、自動設定上昇距離
到達判別装置2およびコントローラ3等を配設し
た主枠34と、駆動輪8と同じく所定上昇リード
角度を付け、かつ、回動自在に遊動輪35を支持
させた巻付枠36とを、連結ピン37にて片開放
自在に連結し、両枠34,35相互を係脱自在な
巻付バネ38にて弾性的に接近可能にし、この弾
性接近時、幹11の周囲を駆動輪8と遊動輪35
とで弾性接当抱持するよう構成しているものであ
る。なお、前記判別装置2は、機体の適所、例え
ば、主枠34上部の外方(幹11と反対側)位置
で、チエンソー10で切断された枝が触れること
なく、しかも、測定の邪魔にならないようにその
直下に機体の一部も存在しない箇所に取付けられ
る。
図中、39はチエンソー10にて切断された枝
を機体外へ誘導する誘導板、40,41は収納ケ
ースである。
を機体外へ誘導する誘導板、40,41は収納ケ
ースである。
以上によると、本機を幹11根元部へ装着した
後、上昇距離設定ダイヤル23aを適宜回し、上
昇距離位置設定手段23により予め地面12から
の所望上昇距離位置を設定し、エンジン4を始動
させるとエンジン動力は、チエンソー用伝動経路
9からチエンソー10に伝動される一方、手動ス
イツチレバー33aを閉方向に切替操作し電磁ク
ラツチ7を接続させることにより、駆動輪用伝動
経路6、電磁クラツチ7を経て各駆動輪8へ伝動
されるので、機体は幹11に対して螺旋上昇する
と同時に、上昇途中の枝の切断がチエンソー10
でなされる。そして、この螺旋上昇中、固定ミラ
ー13と可動ミラー17、比較回路22等で地面
に対する機体の上昇距離を順次測定すると同時
に、この比較回路22から出力信号を判別回路2
4に送りつづけ、この出力信号が、上昇距離位置
設定手段23から送られる出力信号と一致したと
き、つまり、上昇距離設定位置まで到達したと
き、判別回路24から受継部27に出力信号が送
られる。そして、この受継部からソレノイド28
へ電気信号が送られ、クラツチ切断用スイツチ2
9は開、エンジン停止用スイツチ30は閉方向に
自動的に制御され、これにより、電磁クラツチ7
は切断され、エンジン4は停止されるので、全駆
動輪8はフリー回転になり、チエンソー10の作
動も停止されることになる。これにより、機体
は、当箇所より機体自身の自重で下降することに
なるのである。
後、上昇距離設定ダイヤル23aを適宜回し、上
昇距離位置設定手段23により予め地面12から
の所望上昇距離位置を設定し、エンジン4を始動
させるとエンジン動力は、チエンソー用伝動経路
9からチエンソー10に伝動される一方、手動ス
イツチレバー33aを閉方向に切替操作し電磁ク
ラツチ7を接続させることにより、駆動輪用伝動
経路6、電磁クラツチ7を経て各駆動輪8へ伝動
されるので、機体は幹11に対して螺旋上昇する
と同時に、上昇途中の枝の切断がチエンソー10
でなされる。そして、この螺旋上昇中、固定ミラ
ー13と可動ミラー17、比較回路22等で地面
に対する機体の上昇距離を順次測定すると同時
に、この比較回路22から出力信号を判別回路2
4に送りつづけ、この出力信号が、上昇距離位置
設定手段23から送られる出力信号と一致したと
き、つまり、上昇距離設定位置まで到達したと
き、判別回路24から受継部27に出力信号が送
られる。そして、この受継部からソレノイド28
へ電気信号が送られ、クラツチ切断用スイツチ2
9は開、エンジン停止用スイツチ30は閉方向に
自動的に制御され、これにより、電磁クラツチ7
は切断され、エンジン4は停止されるので、全駆
動輪8はフリー回転になり、チエンソー10の作
動も停止されることになる。これにより、機体
は、当箇所より機体自身の自重で下降することに
なるのである。
(ト) 考案の効果
以上の構成からなる本考案は、エンジン4の動
力を駆動輪8に伝動する駆動輪用伝動経路6途中
に伝達動力の接断可能な電磁クラツチ7を組み込
む一方、所望上昇距離設定と直接的な上昇距離測
定可能で、しかも、設定上昇距離に測定上昇距離
が達すると出力信号を送信する自動設定上昇距離
到達判別装置2、および、この出力信号により、
前記エンジン4の停止を行なわせるエンジン停止
用スイツチ30と前記電磁クラツチ7の切断を行
なわせるクラツチ切断用スイツチ29とをコント
ロールするコントローラ3を機体適所に配設した
ことから、まず、幹11に対して機体の上昇して
いる地面12からの高さ測定が順次直接測定でき
るので、従来のように、駆動輪8の回転数に対す
る比率から上昇距離を割出す間接測定方式に比較
し、スリツプ等の影響を受けないため、より正確
な上昇距離測定ができる。これにより、従来のよ
うに、設定上昇距離に達する前に機体が下降を始
めることがなくなり、そのため再度、枝打作業を
行なわせる等の手間が省け、無駄な作業をするこ
となく作業能率の向上が図れる。次に、機体上昇
時、設定上昇距離に測定上昇距離が達した際、前
記判別装置2からの出力信号により、コントロー
ラ3のエンジン停止用スイツチ30とクラツチ切
断用スイツチ29とが自動切替操作され、エンジ
ン4の停止と電磁クラツチ7の切断とが行なわれ
るので、駆動輪8はフリー回転となり、機体はそ
の自重で幹11に対し下降でき、従来のものより
省エネ効果がある上、エンジン4の停止に伴つて
チエンソー10の作動も停止するので、下降後の
取扱時の安全性の向上も図れる。
力を駆動輪8に伝動する駆動輪用伝動経路6途中
に伝達動力の接断可能な電磁クラツチ7を組み込
む一方、所望上昇距離設定と直接的な上昇距離測
定可能で、しかも、設定上昇距離に測定上昇距離
が達すると出力信号を送信する自動設定上昇距離
到達判別装置2、および、この出力信号により、
前記エンジン4の停止を行なわせるエンジン停止
用スイツチ30と前記電磁クラツチ7の切断を行
なわせるクラツチ切断用スイツチ29とをコント
ロールするコントローラ3を機体適所に配設した
ことから、まず、幹11に対して機体の上昇して
いる地面12からの高さ測定が順次直接測定でき
るので、従来のように、駆動輪8の回転数に対す
る比率から上昇距離を割出す間接測定方式に比較
し、スリツプ等の影響を受けないため、より正確
な上昇距離測定ができる。これにより、従来のよ
うに、設定上昇距離に達する前に機体が下降を始
めることがなくなり、そのため再度、枝打作業を
行なわせる等の手間が省け、無駄な作業をするこ
となく作業能率の向上が図れる。次に、機体上昇
時、設定上昇距離に測定上昇距離が達した際、前
記判別装置2からの出力信号により、コントロー
ラ3のエンジン停止用スイツチ30とクラツチ切
断用スイツチ29とが自動切替操作され、エンジ
ン4の停止と電磁クラツチ7の切断とが行なわれ
るので、駆動輪8はフリー回転となり、機体はそ
の自重で幹11に対し下降でき、従来のものより
省エネ効果がある上、エンジン4の停止に伴つて
チエンソー10の作動も停止するので、下降後の
取扱時の安全性の向上も図れる。
第1図は本考案に係る枝打機における自動昇降
装置の説明図、第2図および第3図は同自動昇降
装置を実施した枝打機の側面図および平面図であ
る。 符号、2……自動設定上昇距離到達判別装置、
3……コントローラ、4……エンジン、5……ミ
ツシヨンケース、6……駆動輪用伝動経路、7…
…電磁クラツチ、8……駆動輪、9……チエンソ
ー用伝動経路、10……チエンソー、11……
幹、29……クラツチ切断用スイツチ、30……
エンジン停止用スイツチ。
装置の説明図、第2図および第3図は同自動昇降
装置を実施した枝打機の側面図および平面図であ
る。 符号、2……自動設定上昇距離到達判別装置、
3……コントローラ、4……エンジン、5……ミ
ツシヨンケース、6……駆動輪用伝動経路、7…
…電磁クラツチ、8……駆動輪、9……チエンソ
ー用伝動経路、10……チエンソー、11……
幹、29……クラツチ切断用スイツチ、30……
エンジン停止用スイツチ。
Claims (1)
- エンジン4、駆動輪8およびチエンソー10を
配設したミツシヨンケース5を有し、前記エンジ
ン4の動力を、前記ミツシヨンケース5内の駆動
輪用伝動経路6を経て前記駆動輪8に伝動し、木
の幹11に対して機体の上昇を行なわせる一方、
チエンソー用伝動経路9を経て前記チエンソー1
0にも伝動し、前記チエンソー10を前記幹11
に対して螺旋上昇させながら枝切断を行なわせる
よう構成した枝打機において、前記駆動輪用伝動
経路6途中に伝達動力の接断可能な電磁クラツチ
7を組み込む一方、所望上昇距離設定と直接的な
上昇距離測定可能で、しかも、設定上昇距離に測
定上昇距離が達すると出力信号を逆信する自動設
定上昇距離到達判別装置2、および、この出力信
号により、前記エンジン4の停止を行なわせるエ
ンジン停止用スイツチ30と前記電磁クラツチ7
の切断を行なわせるクラツチ切断用スイツチ29
とをコントロールするコントローラ3を機体適所
に配設したことを特徴とする枝打機における自動
昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3596885U JPH0432045Y2 (ja) | 1985-03-12 | 1985-03-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3596885U JPH0432045Y2 (ja) | 1985-03-12 | 1985-03-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61152256U JPS61152256U (ja) | 1986-09-20 |
JPH0432045Y2 true JPH0432045Y2 (ja) | 1992-07-31 |
Family
ID=30540733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3596885U Expired JPH0432045Y2 (ja) | 1985-03-12 | 1985-03-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0432045Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-03-12 JP JP3596885U patent/JPH0432045Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61152256U (ja) | 1986-09-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
GB781787A (en) | Lifting appliance | |
US4065878A (en) | Automatic door opening and shutting device | |
JPH0432045Y2 (ja) | ||
CN113929024A (zh) | 一种无圆形方向盘的智能工程叉车 | |
US3053344A (en) | Automatic control system for hoisting machine | |
US3945612A (en) | Lifting apparatus | |
EP0096953B1 (en) | Hoisting system | |
JPS5920593B2 (ja) | エレベ−タ装置 | |
EP0363800B1 (en) | Hoist apparatus | |
GB2116943A (en) | Hoist and hoisting systems | |
JPH0312846B2 (ja) | ||
CN220662894U (zh) | 一种遥感检测启停架 | |
JPS6332625Y2 (ja) | ||
JPH036187Y2 (ja) | ||
CN220809266U (zh) | 车顶遮挡布的安装设备 | |
JPH0753061B2 (ja) | 無線式高さ表示装置を有する遠隔制御枝打機 | |
JPH0313504Y2 (ja) | ||
CN219950400U (zh) | 具有超速保护的堆垛机 | |
JPH065427U (ja) | 枝打ち機の走行制御装置 | |
CN210122460U (zh) | 一种爬绳式重物自输送装置 | |
JPS6024129A (ja) | 枝打機の上昇下降切替装置 | |
JPH061060B2 (ja) | 枝打機のエンジンストツプ防止装置 | |
JPH08199956A (ja) | 昇降補助機 | |
JPH0436597Y2 (ja) | ||
JPS57160834A (en) | Transfer control system |