JPH04315512A - ドリル - Google Patents
ドリルInfo
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- JPH04315512A JPH04315512A JP3079060A JP7906091A JPH04315512A JP H04315512 A JPH04315512 A JP H04315512A JP 3079060 A JP3079060 A JP 3079060A JP 7906091 A JP7906091 A JP 7906091A JP H04315512 A JPH04315512 A JP H04315512A
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- JP
- Japan
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- cutting edge
- drill
- cutting
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- thinning
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- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 abstract description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Drilling Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に鋼材などの孔あ
け加工に用いられるドリルの刃先部分のシンニング加工
に関するものである。
け加工に用いられるドリルの刃先部分のシンニング加工
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドリルは、鋼材などの穿孔加工に用いら
れる切削工具の1つである。その一例としてツイストド
リルの構造が図14に示されている。ツイストドリル3
0は、穿孔加工に供される切刃部31と、切削に関与せ
ず、主として切屑の排出と、ボール板などの切削機械の
チャック部などに装着するためのシャンク部32とから
構成される。
れる切削工具の1つである。その一例としてツイストド
リルの構造が図14に示されている。ツイストドリル3
0は、穿孔加工に供される切刃部31と、切削に関与せ
ず、主として切屑の排出と、ボール板などの切削機械の
チャック部などに装着するためのシャンク部32とから
構成される。
【0003】図15にはツイストドリルの刃先の先端形
状が示されている。1対の切刃部33、33はドリルの
回転軸に対して回転対称の位置に配置されている。さら
に、切刃部33はチゼルエッジ34の端部からドリルの
外径方向に向かって直線状に延びて形成されている。
状が示されている。1対の切刃部33、33はドリルの
回転軸に対して回転対称の位置に配置されている。さら
に、切刃部33はチゼルエッジ34の端部からドリルの
外径方向に向かって直線状に延びて形成されている。
【0004】図16は、従来のドリルの他の例として、
スペードドリルの構造を示している。スペードドリル4
0は、シャンク部41と、このシャンク部に取付けピン
43により固着される切刃部42とから構成される。図
17は切刃部42の刃先形状を示している。スペードド
リル40の切刃部42は平板形状に形成されている。切
刃部42の先端はその中心部から両端部に向かって直線
状に延びる対称配置された1対の切刃44、44が形成
されている。また、ドリルの逃げ面となる面には切刃4
4にほぼ直交する方向に向かって細長い溝状のニック部
45が形成されている。
スペードドリルの構造を示している。スペードドリル4
0は、シャンク部41と、このシャンク部に取付けピン
43により固着される切刃部42とから構成される。図
17は切刃部42の刃先形状を示している。スペードド
リル40の切刃部42は平板形状に形成されている。切
刃部42の先端はその中心部から両端部に向かって直線
状に延びる対称配置された1対の切刃44、44が形成
されている。また、ドリルの逃げ面となる面には切刃4
4にほぼ直交する方向に向かって細長い溝状のニック部
45が形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図15、あるいは図1
7に示すように、ドリルの刃先には通常チゼルエッジと
称される領域34、46が形成されている。このチゼル
エッジは切削抵抗を増大し、切削時に大きなスラストを
受けるため、この部分を研ぎ落してそのエッジ幅を小さ
くするためにシンニング加工が施される場合がある。
7に示すように、ドリルの刃先には通常チゼルエッジと
称される領域34、46が形成されている。このチゼル
エッジは切削抵抗を増大し、切削時に大きなスラストを
受けるため、この部分を研ぎ落してそのエッジ幅を小さ
くするためにシンニング加工が施される場合がある。
【0006】一方、本発明者は後述するようなセルフグ
リップ方式のドリルを開発した。そして、そのドリルの
切刃チップの刃先部分について従来のシンニング加工に
倣ってシンニング加工を試みた。図18は、発明者が開
発したドリルの切刃チップに従来のシンニング加工を施
した状態を示す平面構造図であり、図19はその正面構
造図である。従来のシンニング加工により形成されるシ
ンニング面10は、チゼルエッジ部分3から刃先後方に
向かって円筒の側面に沿うような曲面に形成されている
。チゼルエッジ3の幅はこのシンニング面10の上端部
に形成される半径R1 によって規定される。この半径
R1 を大きくとると刃先4の中央部分の丸みが大きく
なり、かつチゼルエッジの幅も大きくなりドリルの切味
が悪くなる。また、半径R1 を小さくすればドリルの
切味は向上するが、刃先後方部分のシンニング面13の
半径R2 も小さくなり、ドリルのすくい面に比較的急
峻な変曲面が溝状に形成されることになる。したがって
、このシンニング面10近傍に応力集中が生じドリル強
度が低下するという問題が生じた。
リップ方式のドリルを開発した。そして、そのドリルの
切刃チップの刃先部分について従来のシンニング加工に
倣ってシンニング加工を試みた。図18は、発明者が開
発したドリルの切刃チップに従来のシンニング加工を施
した状態を示す平面構造図であり、図19はその正面構
造図である。従来のシンニング加工により形成されるシ
ンニング面10は、チゼルエッジ部分3から刃先後方に
向かって円筒の側面に沿うような曲面に形成されている
。チゼルエッジ3の幅はこのシンニング面10の上端部
に形成される半径R1 によって規定される。この半径
R1 を大きくとると刃先4の中央部分の丸みが大きく
なり、かつチゼルエッジの幅も大きくなりドリルの切味
が悪くなる。また、半径R1 を小さくすればドリルの
切味は向上するが、刃先後方部分のシンニング面13の
半径R2 も小さくなり、ドリルのすくい面に比較的急
峻な変曲面が溝状に形成されることになる。したがって
、このシンニング面10近傍に応力集中が生じドリル強
度が低下するという問題が生じた。
【0007】したがって、この発明は上記のような問題
点を解消するためになされたもので、刃先の切味を向上
し、かつドリルの強度を保ち得るシンニング加工が施さ
れたドリルを提供することを目的とする。
点を解消するためになされたもので、刃先の切味を向上
し、かつドリルの強度を保ち得るシンニング加工が施さ
れたドリルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明によるドリルは
、その先端部にほぼ回転軸中心からドリル外径方向へ向
かって延び、かつ互いに回転軸を中心とする回転対称位
置に配置された1対の切刃と、チゼルエッジ近傍のすく
い面に形成されたシンニング面を有している。そして、
このシンニング面は、ドリルの刃先方向に向かって小径
となるように想定された円錐台の側面形状に沿った曲面
領域を有することを特徴としている。
、その先端部にほぼ回転軸中心からドリル外径方向へ向
かって延び、かつ互いに回転軸を中心とする回転対称位
置に配置された1対の切刃と、チゼルエッジ近傍のすく
い面に形成されたシンニング面を有している。そして、
このシンニング面は、ドリルの刃先方向に向かって小径
となるように想定された円錐台の側面形状に沿った曲面
領域を有することを特徴としている。
【0009】
【作用】シンニング加工によって形成される曲面の形状
は刃先部分と刃先後方部分とでは要求される条件が異な
る。刃先部分では刃先部分の丸みを小さくし、チゼルエ
ッジ幅を小さくすることによって切味を向上する形状が
望まれる。また、刃先後方においてはシンニング加工さ
れた面に緩やかな形状変化を持たせるように相対的に大
きな曲率に形成されることが要求される。したがって、
この発明では、シンニング面を円錐台の側面に沿う形状
に形成し、刃先部分の曲率半径を刃先後方部分の曲率半
径に比べて小さく形成することによって上記の条件が充
足される。
は刃先部分と刃先後方部分とでは要求される条件が異な
る。刃先部分では刃先部分の丸みを小さくし、チゼルエ
ッジ幅を小さくすることによって切味を向上する形状が
望まれる。また、刃先後方においてはシンニング加工さ
れた面に緩やかな形状変化を持たせるように相対的に大
きな曲率に形成されることが要求される。したがって、
この発明では、シンニング面を円錐台の側面に沿う形状
に形成し、刃先部分の曲率半径を刃先後方部分の曲率半
径に比べて小さく形成することによって上記の条件が充
足される。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例について図を用いて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0011】この発明によるスローアウェイ式ドリルの
構造が図1ないし図3に示される。図1は、この発明に
よるスローアウェイ式ドリルの平面構造図であり、図2
はその左側面図である。スローアウェイ式ドリルは、鋼
材などの被削材を切削加工する切刃チップ1と、この切
刃チップ1を保持しドリルを切削工具に取付けるための
シャンク部20とから構成される。図3は、切刃チップ
1とシャンク部20との接合方法を示す分解斜視図であ
る。図3を参照して、切刃チップ1は、チップの被挾持
面2がシャンク部20の挾持部21、21の内側端面と
当接することによって生じる摩擦力によりシャンク部3
0に固定される。このような切刃チップ1とシャンク部
20との接合方式をセルフグリップ方式と称する。
構造が図1ないし図3に示される。図1は、この発明に
よるスローアウェイ式ドリルの平面構造図であり、図2
はその左側面図である。スローアウェイ式ドリルは、鋼
材などの被削材を切削加工する切刃チップ1と、この切
刃チップ1を保持しドリルを切削工具に取付けるための
シャンク部20とから構成される。図3は、切刃チップ
1とシャンク部20との接合方法を示す分解斜視図であ
る。図3を参照して、切刃チップ1は、チップの被挾持
面2がシャンク部20の挾持部21、21の内側端面と
当接することによって生じる摩擦力によりシャンク部3
0に固定される。このような切刃チップ1とシャンク部
20との接合方式をセルフグリップ方式と称する。
【0012】次に、切刃チップ1構造について図4ない
し図8(a)〜(d)を用いて説明する。図4は切刃チ
ップ1の正面構造図であり、図5はその平面図、図6は
底面図、図7はその左側面図である。さらに、図8(a
)、(b)、(c)、(d)は各々図4中の切断線A−
A、B−B、C−C、D−Dに沿った方向からの断面構
造図である。これらの図を参照して、切刃チップ1は、
切刃が形成される刃先部15とシャンク部20の挾持部
21に挾持される被挾持部16からなり、ほぼT字状の
平板形状に形成されている。刃先部15の先端表面には
ドリルの逃げ面6、6が形成されている。また、側面に
はドリルのすくい面7、7が形成されている。そしてこ
の逃げ面6とすくい面7との交線に沿ってドリルの切刃
部4、4が形成されている。1対の切刃部4、4はチゼ
ルエッジ3の中心を通るドリルの回転軸に対して回転対
称の位置に配置されている。切刃部4の形状が図9に示
される。図9は切刃部4の形状を示す平面構造図である
。切刃部4はチゼルエッジ3からドリルの外径領域に向
かって第1直線切刃領域4a、曲線切刃領域4c、第2
直線切刃領域4bから構成されている。また、第1直線
切刃領域4aとチゼルエッジ3との間にシンニング加工
により形成された切刃中央領域4dを有している。 第1直線切刃領域4aと第2直線切刃領域4bとは同一
直線上に整列して形成されている。そして、1対の第1
直線切刃領域4a、4aおよび第2直線切刃領域4b、
4bは互いに平行に形成されている。曲線切刃領域4c
、4cは、各々第3直線切刃領域4e、4fを有してい
る。この第3直線切刃領域4e、4fは第2直線切刃領
域4bに対して交差角度θで交差するように形成されて
いる。そして、この第3直線切刃領域4e、4fの両端
部は滑らかな曲線領域によって第1および第2の直線切
刃領域4a、4bに接続されている。また、1対の切刃
部4、4の各々の曲線切刃領域4c、4cは互いに異な
る形状、たとえば異なる幅で形成されている。すなわち
、図9中において1対の曲線切刃領域4c、4cの幅L
2 、L3 は異なる大きさで形成されている。
し図8(a)〜(d)を用いて説明する。図4は切刃チ
ップ1の正面構造図であり、図5はその平面図、図6は
底面図、図7はその左側面図である。さらに、図8(a
)、(b)、(c)、(d)は各々図4中の切断線A−
A、B−B、C−C、D−Dに沿った方向からの断面構
造図である。これらの図を参照して、切刃チップ1は、
切刃が形成される刃先部15とシャンク部20の挾持部
21に挾持される被挾持部16からなり、ほぼT字状の
平板形状に形成されている。刃先部15の先端表面には
ドリルの逃げ面6、6が形成されている。また、側面に
はドリルのすくい面7、7が形成されている。そしてこ
の逃げ面6とすくい面7との交線に沿ってドリルの切刃
部4、4が形成されている。1対の切刃部4、4はチゼ
ルエッジ3の中心を通るドリルの回転軸に対して回転対
称の位置に配置されている。切刃部4の形状が図9に示
される。図9は切刃部4の形状を示す平面構造図である
。切刃部4はチゼルエッジ3からドリルの外径領域に向
かって第1直線切刃領域4a、曲線切刃領域4c、第2
直線切刃領域4bから構成されている。また、第1直線
切刃領域4aとチゼルエッジ3との間にシンニング加工
により形成された切刃中央領域4dを有している。 第1直線切刃領域4aと第2直線切刃領域4bとは同一
直線上に整列して形成されている。そして、1対の第1
直線切刃領域4a、4aおよび第2直線切刃領域4b、
4bは互いに平行に形成されている。曲線切刃領域4c
、4cは、各々第3直線切刃領域4e、4fを有してい
る。この第3直線切刃領域4e、4fは第2直線切刃領
域4bに対して交差角度θで交差するように形成されて
いる。そして、この第3直線切刃領域4e、4fの両端
部は滑らかな曲線領域によって第1および第2の直線切
刃領域4a、4bに接続されている。また、1対の切刃
部4、4の各々の曲線切刃領域4c、4cは互いに異な
る形状、たとえば異なる幅で形成されている。すなわち
、図9中において1対の曲線切刃領域4c、4cの幅L
2 、L3 は異なる大きさで形成されている。
【0013】図9に示すように、1対の切刃部4、4に
曲線切刃領域4c、4cを設けることにより切屑が切刃
部4の形状に倣うような形状で形成される。そして、こ
のような切屑はドリルや加工中の孔の内壁などに接触す
ることによって容易に折損する。このため、切屑がチッ
プ状に砕断され切屑の処理特性が向上する。
曲線切刃領域4c、4cを設けることにより切屑が切刃
部4の形状に倣うような形状で形成される。そして、こ
のような切屑はドリルや加工中の孔の内壁などに接触す
ることによって容易に折損する。このため、切屑がチッ
プ状に砕断され切屑の処理特性が向上する。
【0014】図10は、切刃部4の変形例を示す平面構
造図である。図10に示す切刃部4の曲線切刃領域4c
には、図9に示した第3直線切刃領域4e、4fの代わ
りに、半径Rの円弧の一部からなる曲線領域4g、4h
が形成されている。
造図である。図10に示す切刃部4の曲線切刃領域4c
には、図9に示した第3直線切刃領域4e、4fの代わ
りに、半径Rの円弧の一部からなる曲線領域4g、4h
が形成されている。
【0015】さらに、図11は、切刃部4の他の変形例
を示す平面構造図である。図11に示す切刃部4は2つ
の曲線切刃領域と3つの直線切刃領域とを有している。 そして、複数の曲線切刃領域の各々の形状は、上記の図
9および図10に示す形状を適用することができる。
を示す平面構造図である。図11に示す切刃部4は2つ
の曲線切刃領域と3つの直線切刃領域とを有している。 そして、複数の曲線切刃領域の各々の形状は、上記の図
9および図10に示す形状を適用することができる。
【0016】次に、ニック部について説明する。図4、
図5および図9ないし図11を参照して、切刃チップ1
の逃げ面6には曲線切刃領域4cからすくい面6の表面
に延びた細長い溝状のニック5が形成されている。たと
えば、図9を参照して、曲線切刃領域4cにニック5を
設けることにより、第1直線切刃部4aと第2直線切刃
部4bによって生成される切屑はニック5を境に生成方
向に対して分割して排出させる。これにより切屑の幅を
縮小することができる。
図5および図9ないし図11を参照して、切刃チップ1
の逃げ面6には曲線切刃領域4cからすくい面6の表面
に延びた細長い溝状のニック5が形成されている。たと
えば、図9を参照して、曲線切刃領域4cにニック5を
設けることにより、第1直線切刃部4aと第2直線切刃
部4bによって生成される切屑はニック5を境に生成方
向に対して分割して排出させる。これにより切屑の幅を
縮小することができる。
【0017】次に、図4に示すドリルの切刃チップ1の
チップブレーカについて説明する。切刃チップ1の側面
にはすくい面7に連なってチップブレーク面8が形成さ
れている。図8(d)に示されるように、チップブレー
ク面8はすくい面7に対して一定の傾きを持って形成さ
れている。さらに、すくい面7には2つの球状突起から
なる第1チップブレーカ9a、9aが形成され、またチ
ップブレーク面8には第1チップブレーカ9aより大き
い球状突起の第2チップブレーカ9bが形成されている
。
チップブレーカについて説明する。切刃チップ1の側面
にはすくい面7に連なってチップブレーク面8が形成さ
れている。図8(d)に示されるように、チップブレー
ク面8はすくい面7に対して一定の傾きを持って形成さ
れている。さらに、すくい面7には2つの球状突起から
なる第1チップブレーカ9a、9aが形成され、またチ
ップブレーク面8には第1チップブレーカ9aより大き
い球状突起の第2チップブレーカ9bが形成されている
。
【0018】さらに、切刃チップ1のシンニング形状に
ついて説明する。図12は切刃の形状を示す切刃形状図
である。また図13はシンニング面の形状を説明するた
めの刃先部分正面図である。図12および図13を参照
して、チゼルエッジ3を中心とする1対の切刃中央領域
4d、4dのすくい面側にはシンニング面10が形成さ
れている。シンニング面10は、その突端がチゼルエッ
ジ3方向となるように置かれた円錐台17の側面形状に
沿うように形成されている。円錐台17の側面の一部を
利用したこのようなシンニング形状は、刃先中央領域4
dのチゼルエッジ側の曲率を小さくし、またチゼル幅W
を小さくすることによってドリルの切れ味を向上させる
。また、刃先後方側の曲率を大きくすることによってチ
ップの強度を増大させる。
ついて説明する。図12は切刃の形状を示す切刃形状図
である。また図13はシンニング面の形状を説明するた
めの刃先部分正面図である。図12および図13を参照
して、チゼルエッジ3を中心とする1対の切刃中央領域
4d、4dのすくい面側にはシンニング面10が形成さ
れている。シンニング面10は、その突端がチゼルエッ
ジ3方向となるように置かれた円錐台17の側面形状に
沿うように形成されている。円錐台17の側面の一部を
利用したこのようなシンニング形状は、刃先中央領域4
dのチゼルエッジ側の曲率を小さくし、またチゼル幅W
を小さくすることによってドリルの切れ味を向上させる
。また、刃先後方側の曲率を大きくすることによってチ
ップの強度を増大させる。
【0019】シンニング面10の曲率の好ましい範囲と
しては、刃先先端部分の半径R1 は、0.1mm<R
1 <3mm であり、刃先後方の曲率R2 は、 0.5mm<R2 <10mm である。
しては、刃先先端部分の半径R1 は、0.1mm<R
1 <3mm であり、刃先後方の曲率R2 は、 0.5mm<R2 <10mm である。
【0020】
【発明の効果】このように、本発明によるドリルは、刃
先先端部分に小さな曲率で、また刃先後方部分に大きな
曲率で円錐台側面状のシンニング面を形成したので、刃
先の切味が向上するとともに刃先部分の強度も同時に確
保することができる。
先先端部分に小さな曲率で、また刃先後方部分に大きな
曲率で円錐台側面状のシンニング面を形成したので、刃
先の切味が向上するとともに刃先部分の強度も同時に確
保することができる。
【図1】この発明によるスローアウェイ式ドリルの平面
構造図である。
構造図である。
【図2】図1に示すスローアウェイ式ドリルの左側面図
である。
である。
【図3】図1に示すドリルの切刃チップとシャンク部と
の接合構造を示す分解斜視図である。
の接合構造を示す分解斜視図である。
【図4】この発明のスローアウェイ式ドリルの切刃チッ
プの正面構造図である。
プの正面構造図である。
【図5】図4に示す切刃チップの平面構造図である。
【図6】図4に示す切刃チップの底面図である。
【図7】図4に示す切刃チップの左側面図である。
【図8】図4に示す切刃チップの断面構造図であり、(
a)は図4中の切断線A−A、(b)は同じく切断線B
−B、(c)は同じく切断線C−C、(d)は同じくD
−Dに沿った方向からの断面図である。
a)は図4中の切断線A−A、(b)は同じく切断線B
−B、(c)は同じく切断線C−C、(d)は同じくD
−Dに沿った方向からの断面図である。
【図9】図4に示す切刃チップの切刃部の形状を示す平
面図である。
面図である。
【図10】切刃チップの他の実施例による切刃部の形状
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図11】切刃チップのさらに他の実施例による切刃部
の形状を示す平面図である。
の形状を示す平面図である。
【図12】切刃の形状を示す切刃形状図である。
【図13】切刃チップの側面に形成されるシンニング面
の形状を説明するための部分正面図である。
の形状を説明するための部分正面図である。
【図14】従来のツイストドリルの平面図である。
【図15】図14のツイストドリルの刃先形状図である
。
。
【図16】従来のスペードドリルの平面構造図である。
【図17】図16に示すスペードドリルの刃先形状図で
ある。
ある。
【図18】発明者が開発したドリルの切刃チップに従来
のシンニング加工を施した状態を示すドリルの平面構造
図である。
のシンニング加工を施した状態を示すドリルの平面構造
図である。
【図19】図18に示すドリルの正面構造図である。
1 切刃チップ
3 チゼルエッジ
4 切刃部
10 シンニング面
17 円錐台
Claims (2)
- 【請求項1】 その先端部に、ほぼ回転軸中心からド
リル外径方向へ向かって延び、かつ互いに前記回転軸を
中心とする回転対称位置に配置された1対の切刃と、チ
ゼルエッジ近傍のすくい面に形成されたシンニング面を
有するドリルにおいて、前記シンニング面は、該ドリル
の刃先方向に向かって小径となるように想定された円錐
台の側面形状に倣った曲面領域を有することを特徴とす
る、ドリル。 - 【請求項2】 前記シンニング面の曲面領域は、刃先
部分の曲率半径が0.1mm以上3mm以下であり、か
つ刃先後方に形成される曲面の曲率半径が0.5mm以
上10mm以下であることを特徴とする、請求項1記載
のドリル。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3079060A JPH04315512A (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | ドリル |
US07/865,966 US5338135A (en) | 1991-04-11 | 1992-04-09 | Drill and lock screw employed for fastening the same |
EP92106269A EP0508468A1 (en) | 1991-04-11 | 1992-04-10 | Drill |
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- 1991-04-11 JP JP3079060A patent/JPH04315512A/ja not_active Withdrawn
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