JPH04301200A - 流体機械のサージング制御方法 - Google Patents
流体機械のサージング制御方法Info
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- JPH04301200A JPH04301200A JP6602091A JP6602091A JPH04301200A JP H04301200 A JPH04301200 A JP H04301200A JP 6602091 A JP6602091 A JP 6602091A JP 6602091 A JP6602091 A JP 6602091A JP H04301200 A JPH04301200 A JP H04301200A
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- surging
- blower
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- generation
- impeller
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- Pending
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 title claims abstract description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 9
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 claims abstract description 18
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims abstract description 7
- 239000002243 precursor Substances 0.000 claims 1
- 230000003595 spectral effect Effects 0.000 abstract description 7
- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 2
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000012850 discrimination method Methods 0.000 description 1
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- 238000010183 spectrum analysis Methods 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はターボブロワあるいは圧
縮機などの流体機械のサージング制御方法に関する。
縮機などの流体機械のサージング制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ターボブロワあるいは圧縮機では流量が
限界値より減少するか、ターボブロワあるいは圧縮機前
後の圧力上昇が限界値を超えると、いわゆるサージング
現象をおこし、特徴的な周期音,激しい振動あるいは騒
音を発生する。このサージング現象に伴う激しい振動あ
るいは騒音は大容量の機種では機器の破損,故障の原因
になる。このようなサージング発生防止については、た
とえば生井、井上著『ターボ送風機と圧縮機』、コロナ
社昭63−8、598ページないし600ページに述べ
られている。
限界値より減少するか、ターボブロワあるいは圧縮機前
後の圧力上昇が限界値を超えると、いわゆるサージング
現象をおこし、特徴的な周期音,激しい振動あるいは騒
音を発生する。このサージング現象に伴う激しい振動あ
るいは騒音は大容量の機種では機器の破損,故障の原因
になる。このようなサージング発生防止については、た
とえば生井、井上著『ターボ送風機と圧縮機』、コロナ
社昭63−8、598ページないし600ページに述べ
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため運転流量,圧
力上昇を常時監視しこれらの量が限界を超えた場合はバ
イパス制御などによる流量増加,機器の停止などを行い
サージング現象の発生を防止する。しかしながらサージ
ング発生限界の流量,圧力上昇はターボブロワあるいは
圧縮機の吸込温度,回転数変動、さらには羽根車の汚れ
などによって変化する。このため通常、運転状態が実際
のサージング発生限界に達する以前にサージング発生防
止の運転操作を行わねばならずバイパス制御などによる
エネルギー損失の増加、あるいは機器の停止回数の低減
が困難であった。
力上昇を常時監視しこれらの量が限界を超えた場合はバ
イパス制御などによる流量増加,機器の停止などを行い
サージング現象の発生を防止する。しかしながらサージ
ング発生限界の流量,圧力上昇はターボブロワあるいは
圧縮機の吸込温度,回転数変動、さらには羽根車の汚れ
などによって変化する。このため通常、運転状態が実際
のサージング発生限界に達する以前にサージング発生防
止の運転操作を行わねばならずバイパス制御などによる
エネルギー損失の増加、あるいは機器の停止回数の低減
が困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は流体機械の内部
あるいは外部に圧力センサー,マイクロホンあるいは流
体機械壁面の振動を測定する加速度センサーを設置して
測定した圧力,音響あるいは振動の周波数スペクトルを
分析する手段と、分析した周波数スペクトル分布を判別
する手段と(1)可動可変に構成した羽根車羽根あるい
は静止構造物の一方あるいは両方を可変制御する手段。 (2)回転数制御を制御する手段。(3)ターボブロワ
あるいは圧縮機の吸入側吐出側間の圧力差を制御する手
段。(4)流量を制御する手段。の一種あるいは二種以
上の組合せによって流体機械の流量と圧力上昇の両方あ
るいは一方を制御する手段から成る。
あるいは外部に圧力センサー,マイクロホンあるいは流
体機械壁面の振動を測定する加速度センサーを設置して
測定した圧力,音響あるいは振動の周波数スペクトルを
分析する手段と、分析した周波数スペクトル分布を判別
する手段と(1)可動可変に構成した羽根車羽根あるい
は静止構造物の一方あるいは両方を可変制御する手段。 (2)回転数制御を制御する手段。(3)ターボブロワ
あるいは圧縮機の吸入側吐出側間の圧力差を制御する手
段。(4)流量を制御する手段。の一種あるいは二種以
上の組合せによって流体機械の流量と圧力上昇の両方あ
るいは一方を制御する手段から成る。
【0005】
【作用】ターボブロワあるいは圧縮機などの流体機械で
は一般に、運転状態がサージング発生限界に近づくと羽
根車あるいはディフューザ旋回失速が発生する。旋回失
速は羽根車回転数の数分の1程度の周波数の明瞭な圧力
変動を発生するためサージング発生限界検出にはこの圧
力変動を検出することが有効であるが、旋回失速発生の
極めて初期の段階では旋回失速が間欠的かつ極めて短い
時間発生する。この状態では旋回失速に起因する圧力変
動は極めて短い時間継続するのみであり観測は困難であ
る。しかしながらターボブロワあるいは圧縮機の内部あ
るいは外部で測定した圧力,音響あるいはターボブロワ
あるいは圧縮機壁面の振動の周波数スペクトルの羽根車
羽根数と羽根車回転数の積とその整数倍の成分は極めて
短い時間継続する旋回失速の圧力変動に対してもスペク
トル高さ,スペクトル幅の一方あるいは両方が増加する
。このスペクトル変化の検出によってサージング発生限
界を高精度に検出しサージング防止制御を開始する限界
とする。また(1)可動可変に構成した羽根車羽根ある
いは静止構造物の一方あるいは両方の可変制御。 (2)回転数制御。(3)ターボブロワあるいは圧縮機
の吸入側吐出側間の圧力差の制御。(4)流量制御。の
一種あるいは二種以上の組合せによってターボブロワあ
るいは圧縮機の流量と圧力上昇の両方あるいは一方を制
御することにより運転状態がサージング防止制御を開始
する限界に達した状態よりサージング状態に近づくこと
がないように制御を行う。
は一般に、運転状態がサージング発生限界に近づくと羽
根車あるいはディフューザ旋回失速が発生する。旋回失
速は羽根車回転数の数分の1程度の周波数の明瞭な圧力
変動を発生するためサージング発生限界検出にはこの圧
力変動を検出することが有効であるが、旋回失速発生の
極めて初期の段階では旋回失速が間欠的かつ極めて短い
時間発生する。この状態では旋回失速に起因する圧力変
動は極めて短い時間継続するのみであり観測は困難であ
る。しかしながらターボブロワあるいは圧縮機の内部あ
るいは外部で測定した圧力,音響あるいはターボブロワ
あるいは圧縮機壁面の振動の周波数スペクトルの羽根車
羽根数と羽根車回転数の積とその整数倍の成分は極めて
短い時間継続する旋回失速の圧力変動に対してもスペク
トル高さ,スペクトル幅の一方あるいは両方が増加する
。このスペクトル変化の検出によってサージング発生限
界を高精度に検出しサージング防止制御を開始する限界
とする。また(1)可動可変に構成した羽根車羽根ある
いは静止構造物の一方あるいは両方の可変制御。 (2)回転数制御。(3)ターボブロワあるいは圧縮機
の吸入側吐出側間の圧力差の制御。(4)流量制御。の
一種あるいは二種以上の組合せによってターボブロワあ
るいは圧縮機の流量と圧力上昇の両方あるいは一方を制
御することにより運転状態がサージング防止制御を開始
する限界に達した状態よりサージング状態に近づくこと
がないように制御を行う。
【0006】
【実施例】以下に述べる実施例では簡単のためターボブ
ロワあるいは圧縮機などの流体機械を単にブロワと呼ぶ
。実施例を図1乃至図4によって説明する。図1はブロ
ワの外部で測定した音響によってサージング発生限界を
高精度で検出しサージング防止制御を開始する限界とす
る場合を示す。ブロワ1は供給先8に圧縮気体を供給す
る。供給先8の必要気体流量がブロワ1のサージング発
生限界流量以下の場合は放風弁6を開いて圧縮気体を放
風管7に流出させてブロワ1の通過気体流量を増加させ
てサージングの発生を防止する構成である。サージング
発生限界の判別のためブロワ1の外部にはマイクロホン
2が設置されブロワ1の発生する音響を測定する。マイ
クロホン2で測定した音響信号は周波数分析器3によっ
てスペクトル分析される。コントローラ4は周波数分析
器3によって得られたスペクトルによってブロワ1の運
転状態がサージング発生限界に達しているか否かを判別
し、サージング発生限界に達している場合は弁駆動機5
により放風弁6を開きブロワ1がサージングに入らない
ようにする。サージング発生限界判別の動作は連続的で
も間歇的でも良い。以下に判別法の詳細および放風弁6
の操作をのべる。
ロワあるいは圧縮機などの流体機械を単にブロワと呼ぶ
。実施例を図1乃至図4によって説明する。図1はブロ
ワの外部で測定した音響によってサージング発生限界を
高精度で検出しサージング防止制御を開始する限界とす
る場合を示す。ブロワ1は供給先8に圧縮気体を供給す
る。供給先8の必要気体流量がブロワ1のサージング発
生限界流量以下の場合は放風弁6を開いて圧縮気体を放
風管7に流出させてブロワ1の通過気体流量を増加させ
てサージングの発生を防止する構成である。サージング
発生限界の判別のためブロワ1の外部にはマイクロホン
2が設置されブロワ1の発生する音響を測定する。マイ
クロホン2で測定した音響信号は周波数分析器3によっ
てスペクトル分析される。コントローラ4は周波数分析
器3によって得られたスペクトルによってブロワ1の運
転状態がサージング発生限界に達しているか否かを判別
し、サージング発生限界に達している場合は弁駆動機5
により放風弁6を開きブロワ1がサージングに入らない
ようにする。サージング発生限界判別の動作は連続的で
も間歇的でも良い。以下に判別法の詳細および放風弁6
の操作をのべる。
【0007】図2はブロワ1の特性を示す図である。ブ
ロワ運転点の流量と圧力上昇の関係が領域aにある場合
、ブロワは正常な状態である。図3はこの状態のスペク
トル分布を示す。羽根車羽根数と羽根車回転数の積ωr
とその整数倍に高いスペクトルが現れる。ωrの整数倍
の高いスペクトルは羽根車の下流直後に静止翼を設けた
場合に明瞭に現れる。運転点が領域bにある場合、羽根
車あるいはディフューザで旋回失速が発生する。旋回失
速は羽根車回転数の数分の1程度の周波数の明瞭な圧力
変動を発生するがωrとその整数倍のスペクトルも変化
する。図4は運転点が領域bにある場合のスペクトルを
示す。旋回失速が発生するとブロワ内部流れ乱れの大幅
な増加によって旋回失速周波数以外の変動も増加する。 このためスペクトル高さは全体に高くなるがωrとその
整数倍のスペクトルは高さの増加が著しいのに加えスペ
クトル幅が増加する。またスペクトル幅の増加は低周波
側に大きい。従ってωrとその整数倍のスペクトルの高
さ、あるいは幅もしくは両方の値が基準状態である領域
aの状態を超えるか否かによって旋回失速発生の有無、
従って運転点が領域aにあるのか領域bにあるかの判断
が可能になる。
ロワ運転点の流量と圧力上昇の関係が領域aにある場合
、ブロワは正常な状態である。図3はこの状態のスペク
トル分布を示す。羽根車羽根数と羽根車回転数の積ωr
とその整数倍に高いスペクトルが現れる。ωrの整数倍
の高いスペクトルは羽根車の下流直後に静止翼を設けた
場合に明瞭に現れる。運転点が領域bにある場合、羽根
車あるいはディフューザで旋回失速が発生する。旋回失
速は羽根車回転数の数分の1程度の周波数の明瞭な圧力
変動を発生するがωrとその整数倍のスペクトルも変化
する。図4は運転点が領域bにある場合のスペクトルを
示す。旋回失速が発生するとブロワ内部流れ乱れの大幅
な増加によって旋回失速周波数以外の変動も増加する。 このためスペクトル高さは全体に高くなるがωrとその
整数倍のスペクトルは高さの増加が著しいのに加えスペ
クトル幅が増加する。またスペクトル幅の増加は低周波
側に大きい。従ってωrとその整数倍のスペクトルの高
さ、あるいは幅もしくは両方の値が基準状態である領域
aの状態を超えるか否かによって旋回失速発生の有無、
従って運転点が領域aにあるのか領域bにあるかの判断
が可能になる。
【0008】放風弁6の操作法は、いくつかある。ブロ
ワ1が高圧気体を圧縮する機種あるいは高速回転する機
種の場合、多くの場合、旋回失速自身も激しい振動ある
いは騒音を発生するため長時間の運転は好ましくない。 このような場合は、運転点が領域bに入ったことを判別
後、直ちに領域aの状態になるまで放風弁6を開き運転
点を、たとえば図2のM点の位置まで移動させる。
ワ1が高圧気体を圧縮する機種あるいは高速回転する機
種の場合、多くの場合、旋回失速自身も激しい振動ある
いは騒音を発生するため長時間の運転は好ましくない。 このような場合は、運転点が領域bに入ったことを判別
後、直ちに領域aの状態になるまで放風弁6を開き運転
点を、たとえば図2のM点の位置まで移動させる。
【0009】旋回失速に伴う振動あるいは騒音の増加が
少ない場合は運転点を直ちに領域aの状態ブロワにする
必要はないから、運転点が領域bに入ったことを判別後
放風弁6を僅かに開く。この後、前記の方法によって運
転点が依然として領域bにあればさらに放風弁6を僅か
に開く。こうした動作をくりかえして運転点が領域aと
領域bの境界Rに達するまで放風弁6を開いて行く。
少ない場合は運転点を直ちに領域aの状態ブロワにする
必要はないから、運転点が領域bに入ったことを判別後
放風弁6を僅かに開く。この後、前記の方法によって運
転点が依然として領域bにあればさらに放風弁6を僅か
に開く。こうした動作をくりかえして運転点が領域aと
領域bの境界Rに達するまで放風弁6を開いて行く。
【0010】また運転点が領域bに入ったことを判別後
、上記の操作とともに警報を発するか警報は発するが放
風弁操作は別に設けた制御系を用いる方法もある。
、上記の操作とともに警報を発するか警報は発するが放
風弁操作は別に設けた制御系を用いる方法もある。
【0011】一般に領域bはサージング発生限界Sの近
くに限られ領域aに比較して著しく狭いから、サージン
グ発生限界の検出を高精度で行いサージング発生防止の
ためのエネルギー損失の増加、あるいは機器の停止回数
を低減できる。
くに限られ領域aに比較して著しく狭いから、サージン
グ発生限界の検出を高精度で行いサージング発生防止の
ためのエネルギー損失の増加、あるいは機器の停止回数
を低減できる。
【0012】実施例は放風制御によるブロワ運転点の制
御を行うが他の制御方法を用いても同様の効果が得られ
る。図5はブロワで圧縮したガスを機器の外部に放出で
きない場合に適した実施例である。即ちブロワの吸入側
と吐出側を、戻し管9で接続したうえ中間に戻し弁10
を設ける。戻し弁10を開く吸入側と吐出側の間の圧力
差が減少しブロワ通過流量が増加する。従って戻し弁1
0の制御方法は図1の実施例の放風弁と全く同様である
。
御を行うが他の制御方法を用いても同様の効果が得られ
る。図5はブロワで圧縮したガスを機器の外部に放出で
きない場合に適した実施例である。即ちブロワの吸入側
と吐出側を、戻し管9で接続したうえ中間に戻し弁10
を設ける。戻し弁10を開く吸入側と吐出側の間の圧力
差が減少しブロワ通過流量が増加する。従って戻し弁1
0の制御方法は図1の実施例の放風弁と全く同様である
。
【0013】図6は大容量の機種に適した実施例であり
ブロワを通過する流量が減少してサージング発生限界に
達した場合には以下の方法の組合せによってサージング
発生を回避する。(1)ブロワを駆動する電動機12が
可変速になっており、ブロワを通過する流量が減少して
サージング発生限界に達した場合は回転数コントローラ
11によって回転数を低下させる。(2)入口静翼13
が静翼駆動機15によって回転可動に支持されており、
ブロワを通過する流量が減少してサージング発生限界に
達した場合は入口静翼を羽根車の回転軸方向から離れる
方向に回転させる。(3)羽根車に装着される動翼14
が動翼駆動機16によって回転可動に支持されており、
ブロワを通過する流量が減少してサージング発生限界に
達した場合は、コントローラ4で発生させた制御信号を
スリップリング17を介して動翼駆動機16に伝え動翼
14を羽根車の回転軸方向から離れる方向に回転させる
。この実施例ではブロワを通過する流量が減少するので
通過気体を昇圧するのに必要な動力そのものも減少しエ
ネルギー効率が良好である。
ブロワを通過する流量が減少してサージング発生限界に
達した場合には以下の方法の組合せによってサージング
発生を回避する。(1)ブロワを駆動する電動機12が
可変速になっており、ブロワを通過する流量が減少して
サージング発生限界に達した場合は回転数コントローラ
11によって回転数を低下させる。(2)入口静翼13
が静翼駆動機15によって回転可動に支持されており、
ブロワを通過する流量が減少してサージング発生限界に
達した場合は入口静翼を羽根車の回転軸方向から離れる
方向に回転させる。(3)羽根車に装着される動翼14
が動翼駆動機16によって回転可動に支持されており、
ブロワを通過する流量が減少してサージング発生限界に
達した場合は、コントローラ4で発生させた制御信号を
スリップリング17を介して動翼駆動機16に伝え動翼
14を羽根車の回転軸方向から離れる方向に回転させる
。この実施例ではブロワを通過する流量が減少するので
通過気体を昇圧するのに必要な動力そのものも減少しエ
ネルギー効率が良好である。
【0014】また運転状態の検出は音響に限らず、内部
あるいは外部の圧力変動,ブロワ壁面の振動を用いても
同様の効果が得られる。ブロワ1は1枚の羽根車を持つ
1台のブロワに限られず多数の羽根車を持つブロワ、多
数のブロワでもよい。
あるいは外部の圧力変動,ブロワ壁面の振動を用いても
同様の効果が得られる。ブロワ1は1枚の羽根車を持つ
1台のブロワに限られず多数の羽根車を持つブロワ、多
数のブロワでもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明によればサージング発生限界の検
出を高精度で行うことが可能になるともに、サージング
発生防止の運転操作回数を低減することによりサージン
グ発生防止のためのエネルギー損失の増加、あるいは機
器の停止回数を低減することが可能になる。
出を高精度で行うことが可能になるともに、サージング
発生防止の運転操作回数を低減することによりサージン
グ発生防止のためのエネルギー損失の増加、あるいは機
器の停止回数を低減することが可能になる。
【図1】本発明の実施例を示す構成図。
【図2】ブロワの流量と圧力上昇の関係を示す図。
【図3】ブロワの正常な運転状態にえける音響スペクト
ルを示す図。
ルを示す図。
【図4】ブロワの発生限界の運転状態における音響スペ
クトルを示す図。
クトルを示す図。
【図5】本発明の他の実施例を示す構成図。
【図6】本発明の更に他の実施例を示す構成図。
1…ブロワ、2…マイクロホン、3…周波数分析器、4
…コントローラ、5…弁駆動機、6…放風弁、7…放風
管、8…供給先、9…戻し管、10…戻し弁、11…回
転数コントローラ、12…電動機、13…入口静翼、1
4…動翼、15…静翼駆動機、16…動翼駆動機、17
…スリップリング。
…コントローラ、5…弁駆動機、6…放風弁、7…放風
管、8…供給先、9…戻し管、10…戻し弁、11…回
転数コントローラ、12…電動機、13…入口静翼、1
4…動翼、15…静翼駆動機、16…動翼駆動機、17
…スリップリング。
Claims (1)
- 【請求項1】流体機械の圧力,音響壁面の振動を測定す
る手段と、測定した圧力,音響振動の周波数スペクトル
を分析する手段と、分析した周波数スペクトル分布によ
ってサージング発生の前兆現象を検出してターボブロワ
あるいは圧縮機の流量と圧力上昇を制御してサージング
の発生を防止するターボブロワ及び圧縮機において、分
析した周波数スペクトルの羽根車羽根数と羽根車回転数
の積の成分とその整数倍の両方あるいは一方のスペクト
ル高さが臨界値を超えた状態をサージング防止制御を開
始する限界とすることを特徴とする流体機械のサージン
グ制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6602091A JPH04301200A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 流体機械のサージング制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6602091A JPH04301200A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 流体機械のサージング制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04301200A true JPH04301200A (ja) | 1992-10-23 |
Family
ID=13303831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6602091A Pending JPH04301200A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 流体機械のサージング制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04301200A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0614050A1 (de) * | 1993-03-04 | 1994-09-07 | Joh. Vaillant GmbH u. Co. | Heizeinrichtung |
CN108612664A (zh) * | 2018-05-04 | 2018-10-02 | 重庆江增船舶重工有限公司 | 一种离心式压缩机喘振的自动检测、调节系统 |
CN110925233A (zh) * | 2019-12-05 | 2020-03-27 | 中国航发四川燃气涡轮研究院 | 一种基于声学信号的压气机喘振故障诊断方法 |
CN112983879A (zh) * | 2021-05-10 | 2021-06-18 | 亿昇(天津)科技有限公司 | 一种高速透平真空泵的开机控制方法和抽真空系统 |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP6602091A patent/JPH04301200A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0614050A1 (de) * | 1993-03-04 | 1994-09-07 | Joh. Vaillant GmbH u. Co. | Heizeinrichtung |
CN108612664A (zh) * | 2018-05-04 | 2018-10-02 | 重庆江增船舶重工有限公司 | 一种离心式压缩机喘振的自动检测、调节系统 |
CN110925233A (zh) * | 2019-12-05 | 2020-03-27 | 中国航发四川燃气涡轮研究院 | 一种基于声学信号的压气机喘振故障诊断方法 |
CN112983879A (zh) * | 2021-05-10 | 2021-06-18 | 亿昇(天津)科技有限公司 | 一种高速透平真空泵的开机控制方法和抽真空系统 |
CN112983879B (zh) * | 2021-05-10 | 2021-08-10 | 亿昇(天津)科技有限公司 | 一种高速透平真空泵的开机控制方法和抽真空系统 |
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