JPH04297689A - 扉用、扉取付用等の木質系枠及びその製造方法 - Google Patents
扉用、扉取付用等の木質系枠及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH04297689A JPH04297689A JP208391A JP208391A JPH04297689A JP H04297689 A JPH04297689 A JP H04297689A JP 208391 A JP208391 A JP 208391A JP 208391 A JP208391 A JP 208391A JP H04297689 A JPH04297689 A JP H04297689A
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- Japan
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- frame
- door
- plate
- paint
- frame body
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- Pending
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- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家具や建物の扉自体の枠
及び扉を家具や建物に設置するための扉取付用の枠に関
する。
及び扉を家具や建物に設置するための扉取付用の枠に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、家具や建物の扉自体の枠あるいは
これら扉を家具や建物に設置するために扉取付用の枠は
、複数の部材を接合固定して形成した枠体に塗装を施し
ている。
これら扉を家具や建物に設置するために扉取付用の枠は
、複数の部材を接合固定して形成した枠体に塗装を施し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
複数の部材を接合固定して枠体を形成するものは、部材
が木製の場合、部材の異方性のため塗料が乾いていく段
階で部材相互の収縮率の違いにより、接合部がずれて塗
料にクラックが生じてしまう。
複数の部材を接合固定して枠体を形成するものは、部材
が木製の場合、部材の異方性のため塗料が乾いていく段
階で部材相互の収縮率の違いにより、接合部がずれて塗
料にクラックが生じてしまう。
【0004】特に塗料が速乾性で、且つ高硬度の塗料、
例えば紫外線硬化型塗料(以下UV塗料という)の場合
、架橋密度が高いため密着性、柔軟性に欠けるという特
有の性質によりクラック発生が起り易い。
例えば紫外線硬化型塗料(以下UV塗料という)の場合
、架橋密度が高いため密着性、柔軟性に欠けるという特
有の性質によりクラック発生が起り易い。
【0005】本発明は従来技術が有する上記問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とする処は塗料乾燥時、
塗料にクラックが発生する恐れのない扉用又は扉取付用
の木質系枠を提供することにある。
みてなされたもので、その目的とする処は塗料乾燥時、
塗料にクラックが発生する恐れのない扉用又は扉取付用
の木質系枠を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の扉用、扉取付用等の木質系枠は板状の木質系
素材を刳り抜いて形成した一体構造の枠体の表面に高硬
度塗料の塗膜を有するものであり、板状の木質系素材を
刳り抜いて一体構造の枠体を形成し、該枠体に所要の中
間処理を施した後速乾性で、且つ高硬度の塗料を塗布乾
燥させて製造する。上記木質系素材は中質繊維板が望ま
しい。
に本発明の扉用、扉取付用等の木質系枠は板状の木質系
素材を刳り抜いて形成した一体構造の枠体の表面に高硬
度塗料の塗膜を有するものであり、板状の木質系素材を
刳り抜いて一体構造の枠体を形成し、該枠体に所要の中
間処理を施した後速乾性で、且つ高硬度の塗料を塗布乾
燥させて製造する。上記木質系素材は中質繊維板が望ま
しい。
【0007】
【作用】以上のように構成した扉用、扉取付用等の木質
系枠にあっては、枠体に塗料のクラック発生の原因とな
る接合部が存在しない。また中質繊維板を用いることに
より乾燥による収縮の異方性や反りが防止される。
系枠にあっては、枠体に塗料のクラック発生の原因とな
る接合部が存在しない。また中質繊維板を用いることに
より乾燥による収縮の異方性や反りが防止される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施の一例を扉自体の枠、即
ち扉枠の場合について図に基づいて説明する。扉枠A′
は四角形の額縁状に形成した枠体Aからなり、その全面
にUV塗料の塗膜5を有している。
ち扉枠の場合について図に基づいて説明する。扉枠A′
は四角形の額縁状に形成した枠体Aからなり、その全面
にUV塗料の塗膜5を有している。
【0009】そして、上記枠体Aは中質繊維板を刳り抜
いて接合部の無い一体構造に形成されており、その背面
側の内周縁に沿って枠体A背面から一段落ち込んだ段部
1を有している。
いて接合部の無い一体構造に形成されており、その背面
側の内周縁に沿って枠体A背面から一段落ち込んだ段部
1を有している。
【0010】斯る構造の扉枠A′の製造は、まず得よう
とする枠体Aの外形寸法に截断した中質繊維板Bを、ル
ーター2等による機械加工で周縁部を所定の幅寸法残し
て刳り貫き、一体構造の枠体Aを形成する。
とする枠体Aの外形寸法に截断した中質繊維板Bを、ル
ーター2等による機械加工で周縁部を所定の幅寸法残し
て刳り貫き、一体構造の枠体Aを形成する。
【0011】この際、枠体Aにはその背面側内周縁に沿
って段部1を凹設する。次に上記枠体Aの表面を研磨し
た後、素材への塗料の吸い込み防止と、中塗り以降の塗
膜の密着性を向上させるため、シーラー塗料をスプレー
で下塗り塗装し、21℃の常温で2時間乾燥させる。
って段部1を凹設する。次に上記枠体Aの表面を研磨し
た後、素材への塗料の吸い込み防止と、中塗り以降の塗
膜の密着性を向上させるため、シーラー塗料をスプレー
で下塗り塗装し、21℃の常温で2時間乾燥させる。
【0012】次に上塗りのための平滑性を出すために上
記下塗り層3上にエナメル塗料を中塗りし、21℃の常
温で16時間乾燥させる。
記下塗り層3上にエナメル塗料を中塗りし、21℃の常
温で16時間乾燥させる。
【0013】中塗着色工程として、エナメル塗料をスプ
レーで塗布後常温21℃で16時間乾燥させる。さらに
、その後表面を研磨する。
レーで塗布後常温21℃で16時間乾燥させる。さらに
、その後表面を研磨する。
【0014】続いて、上記エナメル塗料の中塗り層4上
にUV塗料5′をスプレーで上塗りし、硬化装置6で紫
外線を照射して数十秒で硬化させ、表面にUV塗料塗膜
5を形成して製造を完了する。
にUV塗料5′をスプレーで上塗りし、硬化装置6で紫
外線を照射して数十秒で硬化させ、表面にUV塗料塗膜
5を形成して製造を完了する。
【0015】而して、斯様にして製造した扉枠A′には
図2及び図3に示すように背面側からガラスあるいは面
板6を段部1に嵌合し、このガラスあるいは面板6の更
に背面側から枠状の押え板7を段部1に嵌め込みピンタ
ッカー等により押え板7を枠に取りつけて、ガラスある
いは面板6を固定し、扉Cを構成する。尚、上記枠状の
押え板7は複数の部材を接合固定して形成してもさしつ
かえない。
図2及び図3に示すように背面側からガラスあるいは面
板6を段部1に嵌合し、このガラスあるいは面板6の更
に背面側から枠状の押え板7を段部1に嵌め込みピンタ
ッカー等により押え板7を枠に取りつけて、ガラスある
いは面板6を固定し、扉Cを構成する。尚、上記枠状の
押え板7は複数の部材を接合固定して形成してもさしつ
かえない。
【0016】
【効果】本発明は以上のように構成したから下記するよ
うな効果を奏する。 (1) 板状系素材を刳り抜いて一体構造の枠体を形成
するので、枠体には接合部がなく、従来の扉用又は扉取
付用の木質系素材からなる枠のように塗料の乾燥時に生
ずる接合部のずれに起因する塗膜のクラック発生がない
。 (2) 表面に高硬度の塗料を塗装するので、施工時に
傷が付き難い。 (3) 枠体の素材として中質繊維板を使用するので、
低コストであり、また中質繊維板は均一な素材であるの
で、製造コストが安価で、歩留まりも良い。
うな効果を奏する。 (1) 板状系素材を刳り抜いて一体構造の枠体を形成
するので、枠体には接合部がなく、従来の扉用又は扉取
付用の木質系素材からなる枠のように塗料の乾燥時に生
ずる接合部のずれに起因する塗膜のクラック発生がない
。 (2) 表面に高硬度の塗料を塗装するので、施工時に
傷が付き難い。 (3) 枠体の素材として中質繊維板を使用するので、
低コストであり、また中質繊維板は均一な素材であるの
で、製造コストが安価で、歩留まりも良い。
【図1】本発明の扉用、扉取付用等の木質系枠の製造方
法の一実施例を工程に従って示す説明図。
法の一実施例を工程に従って示す説明図。
【図2】本発明の扉用枠を用いる扉の構造を分解して示
す斜視図。
す斜視図。
【図3】同断面図で一部切欠すると共に下塗り、中塗り
層を省略して示してある。
層を省略して示してある。
A 枠 体
B 中質繊維板
5 高硬度塗料の塗膜(UV塗料塗膜)5′
高硬度塗料
高硬度塗料
Claims (4)
- 【請求項1】 板状の木質系素材を刳り抜いて一
体構造に形成した枠体の表面に高硬度塗料の塗膜を有す
ることを特徴とする扉用、扉取付用等の木質系枠。 - 【請求項2】 木質系素材が中質繊維板であるこ
とを特徴とする請求項1記載の扉用、扉取付用等の木質
系枠。 - 【請求項3】 板状の木質系素材を刳り抜いて一
体構造の枠体を形成し、該枠体に所要の中間処理を施し
た後速乾性で、且つ高硬度の塗料を塗布乾燥させること
を特徴とする扉用、扉取付用等の木質系枠の製造方法。 - 【請求項4】 木質系素材が中質繊維板であるこ
とを特徴とする請求項1記載の扉用、扉取付用等の木質
系枠の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP208391A JPH04297689A (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 扉用、扉取付用等の木質系枠及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP208391A JPH04297689A (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 扉用、扉取付用等の木質系枠及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04297689A true JPH04297689A (ja) | 1992-10-21 |
Family
ID=11519458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP208391A Pending JPH04297689A (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 扉用、扉取付用等の木質系枠及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04297689A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6073975A (en) * | 1997-01-22 | 2000-06-13 | Hansgrohe Ag | Method of fabricating a hollow body and a hollow body |
CN105904560A (zh) * | 2016-04-25 | 2016-08-31 | 宁国市鼎轩文化创意有限公司 | 一种耐腐蚀实木画框的生产工艺 |
-
1991
- 1991-01-11 JP JP208391A patent/JPH04297689A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6073975A (en) * | 1997-01-22 | 2000-06-13 | Hansgrohe Ag | Method of fabricating a hollow body and a hollow body |
CN105904560A (zh) * | 2016-04-25 | 2016-08-31 | 宁国市鼎轩文化创意有限公司 | 一种耐腐蚀实木画框的生产工艺 |
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