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JPH0428807B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0428807B2
JPH0428807B2 JP60197177A JP19717785A JPH0428807B2 JP H0428807 B2 JPH0428807 B2 JP H0428807B2 JP 60197177 A JP60197177 A JP 60197177A JP 19717785 A JP19717785 A JP 19717785A JP H0428807 B2 JPH0428807 B2 JP H0428807B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
fiber
hollow
polyester
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60197177A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6257921A (ja
Inventor
Kenkichi Nose
Kenji Iwashita
Masakazu Fujita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP19717785A priority Critical patent/JPS6257921A/ja
Publication of JPS6257921A publication Critical patent/JPS6257921A/ja
Publication of JPH0428807B2 publication Critical patent/JPH0428807B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Multicomponent Fibers (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、吸水、吸湿特性を有すると共に嵩高
性、ストレツチ性に優れたポリエステル複合繊維
に関する。 (従来の技術) 従来、優れた吸水性を有するポリエステル繊維
として、ポリエステルよりなる中空繊維であつ
て、該中空繊維の横断面全体に散在し、かつ繊維
軸方向に配列した微細孔を有し、該微細孔はその
直径が0.001〜5μm、その長さが該直径の50倍以
下でその少なくとも一部が中空部まで連通してい
る中空繊維が知られている(特開昭56−20612号
公報)。 また、第5図に示すように微細孔を有するポリ
エステルよりなる多孔成分Aとポリエステルより
なる充実成分Bとからなる複合中空繊維であつ
て、該多孔成分の少なくとも一部は繊維表面より
中空部Cまで連続し、繊維横断面における該多孔
成分Aの合計断面積が繊維断面積(中空部を除
く)の30〜70%を占め、該多孔成分A中の微細孔
は直径が0.001〜5μm、長さが該直径の50倍以下
であつて、繊維軸方向に配列し、繊維横断面にお
いて多孔成分全面に散在し、かつその少なくとも
一部は中空部Cまで連通してなる複合中空繊維も
知られている(特開昭56−31017号公報)。 (発明が解決しようとする問題点) 特開昭56−20612号公報に記載されている吸水
性中空繊維は、捲縮がないため、嵩高性、ストレ
ツチ性に劣り、肌着やスポーツウエアに使用する
ことができない。そこで、仮撚捲縮加工や押込捲
縮加工によつて捲縮を付与することが考えられる
が、中空繊維に仮撚捲縮加工や押込捲縮加工を施
すと、捲縮加工時の応力によつて中空部がつぶれ
てしまい、嵩高性、吸水性が劣つたものになつて
しまう。 一方、特開昭56−31017号公報に記載されてい
るようなサイド・バイ・サイド型複合中空繊維で
は、複合繊維であるとはいつても、捲縮発現能が
低く、高度の捲縮を発現させることが極めて困難
である。従つて、特開昭56−20612号公報に記載
された中空繊維の場合と同様な問題が生じてく
る。 本発明は、このような従来技術の問題点を解決
し、中空部をつぶすことなく、従つて優れた吸水
性を維持しながら、捲縮性能が高く、嵩高性、ス
トレツチ性に優れたポリエステル繊維を提供せん
とするものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、低収縮成分と高収縮成分とからなる
サイド・バイ・サイド型複合ポリエステル繊維で
あつて、少なくとも一方の成分Aが繊維軸方向に
連通した中空部を有すると共に、その横断面全体
に繊維軸方向に配列した微細孔が散在し、該微細
孔はその直径が0.001〜5μm、その長さが該直径
の50倍以下で、その少なくとも一部が前記中空部
まで連通していることを特徴とする吸水捲縮性ポ
リエステル繊維である。 本発明でいうポリエステルとしては、ポリアル
キレンテレフタレート、ポリアルキレンナフタレ
ート等が挙げられるが、中でも前者のテレフタル
酸を主たる酸成分とし、炭素数2〜6のアルキレ
ングリコール、即ちエチレングリコール、トリメ
チレングリコール、テトラメチレングリコール、
ペンタメチレングリコール及びヘキサメチレング
リコールから選ばれた少なくとも一種のグリコー
ルを主たるグリコール成分とするポリエステルを
対象とする。かかるポリエステルは、その酸成分
であるテレフタル酸の一部を他の二官能性カルボ
ン酸に置きかえてもよい。このような他のカルボ
ン酸としては例えばイソフタル酸、5−ナトリウ
ムスルホイソフタル酸、ナフタリンジカルボン
酸、ジフエニルジカルボン酸、ジフエノキシエタ
ンジカルボン酸、β−オキシエトキシ安息香酸、
p−オキシ安息香酸の如き二官能芳香族カルボン
酸、セバシン酸、アジピン酸、蓚酸の如き二官能
性脂肪族カルボン酸、1,4−シクロヘキサンジ
カルボン酸の如き二官能性脂環族カルボン酸等を
挙げることができる。また、ポリエステルのグリ
コール成分の一部を他のグリコール成分で置きか
えてもよく、かかるグリコール成分としては主成
分以外の上記グリコール及び他のジオール化合
物、例えばシクロヘキサン−1,4−ジメタノー
ル、ネオペンチルグリコール、ビスフエノール
A、ビスフエノールSの如き脂肪族、脂環族、芳
香族のジオール化合物、ポリオキシアルキレング
リコール等が挙げられる。 かかるポリエステルは任意の製造法によつて得
ることができる。例えば、ポリエチレンテレフタ
レートについて説明すれば、テレフタル酸とエチ
レングリコールとを直接エステル化反応させる
か、テレフタル酸ジメチルの如きテレフタル酸の
低級アルキルエステルとエチレングリコールとを
エステル交換反応させるか又はテレフタル酸とエ
チレンオキサイドとを反応させるかして、テレフ
タル酸のグリコールエステル及び/又はその低重
合体を生成させる第1段反応、次いでかかる生成
物を減圧下加熱して所望の重合度になるまで重縮
合反応させる第2段の反応とによつて容易に製造
される。 本発明のポリエステル繊維は、第1図及び第2
図に示すように成分Aと成分Bとからなるサイ
ド・バイ・サイド型複合繊維であつて、成分Aは
繊維軸方向に連通した中空部Cを有している。第
2図は、成分Bにも中空部C′が存在する例を示す
ものである。また、成分Aには、その横断面全体
に繊維軸方向に配列した微細孔Vが散在し、該微
細孔Vはその直径が0.001〜5μm、その長さが該
直径の50倍以下で、その少なくとも一部が前記中
空部Cまで連通していなければならない。 成分Aにおける中空部Cの中空率は、低すぎる
と吸水性、吸湿性の改善効果が低下し、逆に高す
ぎると中空部Cがつぶれ易くり、一旦つぶれる
と、吸水性、吸湿性が低下するようになる。従つ
て、該中空率は、3〜50%の範囲が好ましい。ま
た、微細孔Vの直径が0.001μm未満であると、吸
水、吸湿性効果が低下し、5μmを越えると充分な
繊維強度が得られない。特に、0.01〜3μmの範囲
が好ましい。また、微細孔Vの長さがその直径の
50倍を越えて長くなると繊維の強度及び耐フイブ
リル性が低くなるので不適当であり、特に30倍以
下が好ましい。更にこの微細孔Vが成分Aの横断
面全体に散在し、かつ繊維軸方向に配列し、その
少なくとも一部が中空部Cまで連通していること
により充分な吸水性、吸湿性が得られる。 上記微細孔Vを有するポリエステル成分Aは、
例えば特開昭57−11212号公報、特開昭57−
139516号公報で開示された方法で製造される。即
ち、その代表的な例としては、ポリエステルに微
細孔形成剤を、ポリエステルを構成する酸成分に
対して2〜14モル%となる範囲の量配合せしめて
得たポリエステル組成物を繊維となし、しかる後
得られた繊維をアルカリ化合物の水溶液で処理し
てその少なくとも2重量%を溶出することによつ
て得られる。 微細孔形成剤としては、下記一般式 で表される化合物を用いることができる。上記式
中、M及びM′は金属であり、Mとしてはアルカ
リ金属、周期律表第族金属、Mn1/2,Co1/2が
好ましく、なかでも、Li,K,Ca1/2,Mg1/2が
特に好ましい。M′としてはアルカリ金属、アル
カリ土類金属が好ましく、なかでもLi,Na,K
が特に好ましい。M及びM′は同一でも異なつて
いてもよい。nは1又は2である。Rは水素原子
又はエステル形成性官能基であり、エステル形成
性官能基としては−COOR′(但し、R′は水素原
子、炭素数1〜4のアルカリ基又はフエニル基)
又は−CO〔−O(CH2lpOH(但し、lは2以上
の整数、pは1以上の整数)等が好ましい。 かかる化合物の好ましい具体例としては、3−
カルボメトキシベンゼンスルホン酸Na−5−カ
ルボン酸Li、3−カルボメトキシベンゼンスルホ
ン酸K−5−カルボン酸K、3−カルボメトキシ
ベンゼンスルホン酸Na−5−カルボン酸Ca1/2、
3−カルボメトキシベンゼンスルホン酸Na−5
−カルボン酸Mg1/2、3−ヒドロキシエトキシ
カルボニルベンゼンスルホン酸Na−5−カルボ
ン酸Mg1/2、3−カルボキシベンゼンスルホン
酸Na−5−カルボン酸Mn1/2、3−ヒドロキシ
エトキシカルボニルベンゼンスルホン酸Na−5
−カルボン酸Zn1/2、ベンゼンスルホン酸Na−
3,5−ジ(カルボン酸Li)、ベンゼンスルホン
酸Na−3,5−ジ(カルボン酸Li)、ベンゼンス
ルホン酸Na−3,5−ジ(カルボン酸K)、ベン
ゼンスルホン酸Na−3,5−ジ(カルボン酸Ca
1/2)、ベンゼンスルホン酸Na−3,5−ジ(カ
ルボン酸Mg1/2)等をあげることができる。 本発明のサイド・バイ・サイド型複合繊維にお
いては、サイド・バイ・サイド成分の高収縮成分
に固有粘度の大きい高〔η〕fポリエステル、を低
収縮成分には固有粘度の小さい低〔η〕fポリエス
テルを配するのが望ましい。この場合の固有粘度
差は0,2以上あることが望ましい。特に、高収
縮成分には、固有粘度差0.64以上の高〔η〕fポリ
エステルを、低収縮成分には固有粘度0.45以下の
低〔η〕fポリエステルを用い、固有粘度差を0.19
以上とするのが好適である。 また、高収縮成分にイソフタル酸、ジエチレン
グリコール等を共重合させた低結晶性ポリエチレ
ンテレフタレートを、低収縮成分にはポリエチレ
ンテレフタレートあるいはこれにアルキルスルホ
ン酸ナトリウムやポリエチレン等の配向結晶促進
剤を添加した高結晶性ポリエチレンテレフタレー
トを用いるのも好ましい実施態様である。通常、
紡糸速度が低速である場合(700〜1300m/分)
は、前者の組み合わせが適しており、紡糸速度が
高速である場合(2500m/分以上)は後者の組み
合わせが好適である。 更に、本発明の複合ポリエステル繊維において
は、成分Aと成分Bの複合比を0.6〜3とするの
が好ましい。 溶融紡糸で使用する中空複合紡糸装置には、従
来から使用されている装置を使えばよい。 例えば、第1図の複合繊維を紡糸するには、第
3図に示した紡糸口金ノズルを、第2図の複合繊
維を得るには第4図の紡糸口金ノズルを用いれば
よい。第3図、第4図において、A′の部分から
A成分(低収縮成分が)、またB′の部分からB成
分(高収縮成分)が紡出される。ここで、紡糸口
金ノズルの形状寸法は、成分Aにおける中空部の
中空率が3〜50%となるように選定される。 また、複合両成分を接合させるのに、特開昭58
−13720号公報に示されているように、両成分を
口金ノズルから別々に吐出させ、吐出後、口金面
又は口金面直下で衝突させて接合させる方法が好
適に用いられる。 このようにして溶融紡糸した複合ポリエステル
繊維は、必要に応じて延伸熱処理を行ない、次い
で、加熱流体押込ノズル等による捲縮発現加工が
施される。 また、本発明のポリエステル繊維は、サイド・
バイ・サイド型複合ポリエステル繊維を4000m/
分以上の高速溶融紡糸によつて製造し、延伸する
ことなくそのまま加熱流体押込ノズル等により捲
縮を発現させることによつても得られる。 (作用) 本発明のポリエステル繊維は、サイド・バイ・
サイド型複合繊維であつて、一方の成分Aが繊維
軸方向に連通した中空部を有すると共に、その横
断面全体に繊維軸方向に配列した微細孔が散在
し、該微細孔はその直径が0.001〜5μm、その長
さが該直径の50倍以下で、その少なくとも一部が
前記中空部まで連通しているため、吸水性、吸湿
性が極めて良好であるうえ、サイド・バイ・サイ
ド型の複合構造を有しているため、捲縮性に優
れ、嵩高性、ストレツチ性が良好となる。 かくして、優れた吸水性と捲縮性を併せ持つた
ポリエステル繊維を得ることができる。 (実施例) 以下、実施例を挙げて本発明を詳述する。尚、
実施例中の測定値は次の方法により測定したもの
である。 (1) 全捲縮率(TC) TC=l0−l1/l0×100(%) l0はde当り2mgの荷重を掛け沸水中で20分間処
理し、この状態で1昼夜40℃以下で乾燥後de当
り200mgの荷重を掛けて1分後の長さである。l1
はl0測定後3分後にde当り2mgの荷重を掛け1分
後の長さである。 (2) 捲縮数 捲縮加工糸から20本の単糸を採取し、無加重下
で25倍に拡大した写真を撮影して、捲縮数を測定
し、単糸20本の平均値を求めた。 (3) 吸水速度(JIS−L1018に準ず) 繊維を布帛になし、この布帛をアニオン性洗剤
ザブ(花王石鹸社製)の0.3%水溶液で家庭用電
気洗濯機により40℃で30分の洗濯を所定回数繰返
し、次いで乾燥して得られる試料を水平に張り、
試料の上1cmの高さから水滴を1滴(0.04c.c.)滴
下し、水が完全に試料に吸収され反射光が観測さ
れなくなるまでの時間を測定する。 (4) 抱水率 布帛を乾燥して得られる試料を水中に30分以上
浸漬した後家庭用電気洗濯機の脱水機で5分間脱
水する。乾燥試料の重量と脱水後の試料の重量か
ら下記式により求めた。 抱水率脱水後の試料重量−乾燥試料重量/乾燥試料重
量(%) 実施例1,2 比較例 成分Aとして、ベンゼンスルホン酸Na−3.5−
ジ(ガルボン酸Mg1/2)を1重量%分散せしめ
た極限粘度0.66のポリエチレンテレフタレート
を、成分Bとして、極限粘度0.45のポリエチレン
テレフタレートをそれぞれ別々に溶融し、第3図
及び第4図に示した紡糸口金ノズルを用い、A′,
B′からそれぞれ単独に、285℃のポリマー温度に
て、吐出量比1:1で吐出接合させ、次いで冷
却、オイリングを施し、940m/分で引取つた。
その後、一旦巻取ることてなく、95℃の予熱処理
を施した後、3.1倍で延伸し、120℃で熱セツトを
行い、次いで、10%のオーバーフイード下で210
℃の熱風により押込ノズルへ押込み捲縮を発現さ
せて、75デニール/24フイラメントのサイド・バ
イ・サイド型複合ポリエステル複合繊維を得た。
この複合繊維は、第1図、第2図に示すような横
断面形状を有し、成分Aと成分Bの複合比は1:
1であり、捲縮数、全捲縮率(TC)は次表に示
す通りであつた。 この複合繊維をメリヤス編地になし、常法によ
り精錬、プリセツトを施した後、減量率が20重量
%になるように3重量%の水酸化ナトリウム水溶
液で沸騰温度にて処理した。 このアルカリ処理布の単繊維を電子顕微鏡で拡
大してみると、成分Aの横断面全体に繊維軸方向
に配列した微細孔が散在し、微細孔の平均直径は
0.7μm、平均長さは15μmでその少なくとも一部
が中空部に連通していた。尚、成分Aの中空部の
中空率は25%であつた。 次いで、このアルカリ処理布を次の条件で染色
した。 染色条件 染料:スミカロンネービーブルーS−2GL(住
友化学工業(株)):6%owf 非イオン系分散剤:デイスパーVG(明成化成
工業(株)):1g/l PH調整剤:酢酸:0.2c.c./l 浴比:1:3 処理浴温度:130℃ 処理時間:60分 その後、常法により中和、洗浄を行い乾燥し
た。得られた布帛について吸水速度、抱水率を測
定した結果は、次表に示す通りであつた。 一方、比較のために、実施例1の成分Aを構成
するポリエステルのみからなる中空繊維(比較例
1)及びこの中空繊維に常法により仮撚加工を施
したもの(比較例2)並に実施例1と同様の製糸
条件で成分Aと成分Bの複合比を7:3とした第
5図ロに示す横断面形状の中空繊維(比較例3)
について、実施例1と同じ実験を行つた結果をあ
わせて次表に示す。
【表】 表からも明らかなように、成分Aのみからなる
中空繊維(比較例1)は、吸水性能は良好である
が捲縮がほとんどなく、得られた布帛の嵩高性、
ストレツチ性は極めて劣つたものであつた。この
比較例1の中空繊維に捲縮を付与するために、常
法により仮撚加工を施したもの(比較例2)は、
中空部がつぶれてしまい、吸水性能が著しく低下
した。また比較例3の中空繊維は、良好な吸水性
能を有するものの、捲縮の発現は極めて少なく、
得られた布帛の嵩高性およびストレツチ性は比較
例1よりわずかに向上したにすぎないものであつ
た。 しかしながら、本発明の複合ポリエステル繊維
(実施例1,2)は捲縮性能、吸水性能共に優れ
ていた。 (発明の効果) 本発明のポリエステル繊維は、優れた吸水性と
捲縮性を併有しており、嵩高性、ストレツチ性が
良好であつて、肌着、スポーツウエア等の分野に
好適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明のポリエステル繊維
の例を示す横断面図、第3図及び第4図は、それ
ぞれ第1図及び第2図のポリエステル繊維を紡糸
する際に使用する紡糸口金ノズルの平面図、第5
図は従来のポリエステル複合中空繊維を示す横断
面図である。 A……成分A、B……成分B、C……中空部、
V……微細孔、A′……成分A紡出部、B′……成
分B紡出部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 低収縮成分と高収縮成分とからなるサイド・
    バイ・サイド型複合ポリエステル繊維であつて、
    少なくとも一方の成分Aが繊維軸方向に連通した
    中空部を有すると共に、その横断面全体に繊維軸
    方向に配列した微細孔が散在し、該微細孔はその
    直径0.001〜5μm、その長さが該直径の50倍以下
    で、その少なくとも一部が前記中空部まで連通し
    ていることを特徴とする吸水捲縮性ポリエステル
    繊維。 2 成分Aにおける中空部の中空率が3〜50%で
    ある特許請求の範囲第1項記載の吸水捲縮性ポリ
    エステル繊維。 3 一方の成分Aと他方の成分Bとの固有粘度差
    が0.02以上である特許請求の範囲第1項又は第2
    項記載の吸水捲縮性ポリエステル繊維。 4 固有粘度差が0.19以上である特許請求の範囲
    第3項記載の吸水捲縮性ポリエステル繊維。
JP19717785A 1985-09-06 1985-09-06 吸水捲縮性ポリエステル繊維 Granted JPS6257921A (ja)

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