JPH0427614Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0427614Y2 JPH0427614Y2 JP7919989U JP7919989U JPH0427614Y2 JP H0427614 Y2 JPH0427614 Y2 JP H0427614Y2 JP 7919989 U JP7919989 U JP 7919989U JP 7919989 U JP7919989 U JP 7919989U JP H0427614 Y2 JPH0427614 Y2 JP H0427614Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formwork
- forming member
- lifting
- hole forming
- fixing rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は吊上げ反転穴付きコンクリート製品用
型枠に関し、一層詳細には、コンクリート製品内
に埋設される吊上げ反転具が型枠に強固に固定、
保持され、セメント漏れ等を起こすことの無い、
吊上げ反転穴付きコンクリート製品用型枠に関す
る。
型枠に関し、一層詳細には、コンクリート製品内
に埋設される吊上げ反転具が型枠に強固に固定、
保持され、セメント漏れ等を起こすことの無い、
吊上げ反転穴付きコンクリート製品用型枠に関す
る。
コンクリート製品、特に大型のコンクリート製
品を工場で制作し、使用現場に設置する場合に
は、重量物一般におけると同様なハンドリングの
困難性に加え、搬送時と使用時におけるコンクリ
ート製品の上下位置が逆になる場合も多いため、
これまでのワイヤロープ引つかけ法では危険性が
高く、作業が遅延するため労務費がかさむうえ、
コンクリートに傷がつき仕上がりも良くないとい
う欠点がある。
品を工場で制作し、使用現場に設置する場合に
は、重量物一般におけると同様なハンドリングの
困難性に加え、搬送時と使用時におけるコンクリ
ート製品の上下位置が逆になる場合も多いため、
これまでのワイヤロープ引つかけ法では危険性が
高く、作業が遅延するため労務費がかさむうえ、
コンクリートに傷がつき仕上がりも良くないとい
う欠点がある。
このため本出願の出願人は先にコンクリート内
に吊上げ反転具をあらかじめ埋設し、この吊上げ
反転具と係合する吊上げ杆および吊上げ杆を支持
するクレーン等によつて、重量のあるコンクリー
ト製品についてのハンドリングを容易とし、コン
クリートの回転や位置の微調整を可能とすること
によつて著しい工数減少、安全性の増大、仕上が
りの優良化をもたらすことができた(実開昭55−
7830号公報、実開昭55−7831号公報等)。
に吊上げ反転具をあらかじめ埋設し、この吊上げ
反転具と係合する吊上げ杆および吊上げ杆を支持
するクレーン等によつて、重量のあるコンクリー
ト製品についてのハンドリングを容易とし、コン
クリートの回転や位置の微調整を可能とすること
によつて著しい工数減少、安全性の増大、仕上が
りの優良化をもたらすことができた(実開昭55−
7830号公報、実開昭55−7831号公報等)。
ところで、コンクリート製品を製造する際に
は、吊上げ反転具を兼ねる吊上げ反転穴形成部材
を型枠に保持、固定しなければならない。
は、吊上げ反転具を兼ねる吊上げ反転穴形成部材
を型枠に保持、固定しなければならない。
しかし、吊上げ反転穴形成部材を型枠に取り付
けるためには、型枠に孔を穿設した後、吊上げ反
転穴形成部材を支持するためのナツト等を溶接、
固定する必要があるため、作業工程が増加し、型
枠製作費も高くなる。
けるためには、型枠に孔を穿設した後、吊上げ反
転穴形成部材を支持するためのナツト等を溶接、
固定する必要があるため、作業工程が増加し、型
枠製作費も高くなる。
また、吊上げ反転穴形成部材を型枠に取り付け
た後においても、型枠との間に隙間があると、型
枠と吊上げ反転穴形成部材との間からセメントが
孔を通つて型枠外に漏出するおそれがある。
た後においても、型枠との間に隙間があると、型
枠と吊上げ反転穴形成部材との間からセメントが
孔を通つて型枠外に漏出するおそれがある。
本考案は以上の問題点を解決するために創案さ
れたもので、吊上げ反転穴形成部材を型枠に確実
かつ迅速に保持、固定することができ、型枠の作
業工程が増加することもなく、セメントが型枠外
に漏出するおそれもない吊上げ反転穴付きコンク
リート製品用型枠を提供することを目的とする。
れたもので、吊上げ反転穴形成部材を型枠に確実
かつ迅速に保持、固定することができ、型枠の作
業工程が増加することもなく、セメントが型枠外
に漏出するおそれもない吊上げ反転穴付きコンク
リート製品用型枠を提供することを目的とする。
本考案の吊上げ反転穴付きコンクリート製品用
型枠は、 外型枠の両側方に孔を穿設すると共に、外型枠
外面の孔周囲には円周方向に連続し、傾斜面を有
するガイド部を設け、 先端側には螺合部が形成され、後端側にはほぼ
軸直角方向に張り出すフランジ部が形成されると
共に、フランジ部の側端側には延出部が形成さ
れ、全体が略円筒上をなす挿通固定杆を、前記外
型枠の孔に挿入し、 一端側が閉塞され、他端側が開口されると共
に、閉塞端側の内方に被螺合部が形成された円筒
状の吊上げ反転穴形成部材を、前記外型枠の内側
より突出した挿通固定杆に被せ、 前記吊上げ反転穴形成部材と挿通固定杆との間
の螺合による相対的回動および前記ガイド部と前
記延出部との突合せによつて外型枠を挟持し、吊
上げ反転穴形成部材を外型枠に保持、固定するこ
とを特徴とする。
型枠は、 外型枠の両側方に孔を穿設すると共に、外型枠
外面の孔周囲には円周方向に連続し、傾斜面を有
するガイド部を設け、 先端側には螺合部が形成され、後端側にはほぼ
軸直角方向に張り出すフランジ部が形成されると
共に、フランジ部の側端側には延出部が形成さ
れ、全体が略円筒上をなす挿通固定杆を、前記外
型枠の孔に挿入し、 一端側が閉塞され、他端側が開口されると共
に、閉塞端側の内方に被螺合部が形成された円筒
状の吊上げ反転穴形成部材を、前記外型枠の内側
より突出した挿通固定杆に被せ、 前記吊上げ反転穴形成部材と挿通固定杆との間
の螺合による相対的回動および前記ガイド部と前
記延出部との突合せによつて外型枠を挟持し、吊
上げ反転穴形成部材を外型枠に保持、固定するこ
とを特徴とする。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
明する。
第1図、第2図に示すように、U字溝製造用型
枠10を形成する両側方の外型枠12には、外型
枠12の前後方向および上下方向のほぼ中心位置
に透孔14が穿設されており、透孔14の外面側
周囲には、円周方向に連続し、傾斜面を有するガ
イド部42,42が設けられている(第7図参
照)。
枠10を形成する両側方の外型枠12には、外型
枠12の前後方向および上下方向のほぼ中心位置
に透孔14が穿設されており、透孔14の外面側
周囲には、円周方向に連続し、傾斜面を有するガ
イド部42,42が設けられている(第7図参
照)。
各外形枠12の透孔14には、全体が略円筒状
に形成された挿通固定杆18が形枠外側より挿入
されている。挿通固定杆18の先端側にはT字状
の螺合部21が形成されており、挿通固定杆18
の後端側には、ほぼ軸直角方向に張り出すフラン
ジ部16が形成されている。フランジ部16の側
端側には軸直角方向に突出する延出部40,40
が形成されている。
に形成された挿通固定杆18が形枠外側より挿入
されている。挿通固定杆18の先端側にはT字状
の螺合部21が形成されており、挿通固定杆18
の後端側には、ほぼ軸直角方向に張り出すフラン
ジ部16が形成されている。フランジ部16の側
端側には軸直角方向に突出する延出部40,40
が形成されている。
また、フランジ部16の後側、すなわち外型枠
12から外方へ突出した部分には、挿通固定杆1
8の回動を確実、容易とするために六角柱状のグ
リツプ24が形成されている。グリツプ24はロ
ーレツト掛け仕上げとする他に、端面中央に六角
レンチ用の孔部を穿設するなど各種の挿通固定杆
回動手段を採用することができる。
12から外方へ突出した部分には、挿通固定杆1
8の回動を確実、容易とするために六角柱状のグ
リツプ24が形成されている。グリツプ24はロ
ーレツト掛け仕上げとする他に、端面中央に六角
レンチ用の孔部を穿設するなど各種の挿通固定杆
回動手段を採用することができる。
前記挿通固定杆18と螺合する吊上げ反転穴形
成部材26は、円筒形状を有しており、一端側が
閉塞され、他端側が開口されると共に、閉塞端側
の内方には被螺合部たる一対の係止板28,28
が軸直角方向に対向して突出している。
成部材26は、円筒形状を有しており、一端側が
閉塞され、他端側が開口されると共に、閉塞端側
の内方には被螺合部たる一対の係止板28,28
が軸直角方向に対向して突出している。
各係止板28,28は吊上げ反転穴形成部材2
6の開口端より見て半月形状を有しており、挿通
固定杆18の螺合部21と接する部分は図におい
て垂直平面状に形成されている。
6の開口端より見て半月形状を有しており、挿通
固定杆18の螺合部21と接する部分は図におい
て垂直平面状に形成されている。
なお、実施例において前記挿通固定杆18先端
のT字状の螺合部21は、吊上げ反転穴形成部材
26の被螺合部を形成する係止板28,28と接
触する部分が斜面22となるよう形成されてい
る。
のT字状の螺合部21は、吊上げ反転穴形成部材
26の被螺合部を形成する係止板28,28と接
触する部分が斜面22となるよう形成されてい
る。
従つて、挿通固定杆18を時計回りに回転させ
れば、前記螺合部21の斜面22が吊上げ反転穴
形成部材26の係止板28,28を外型枠12方
向に引き込むと同時に、吊上げ反転穴形成部材2
6の開放端側と挿通固定杆18のフランジ部16
とで外型枠12を挟持することとなる。よつて、
吊上げ反転穴形成部材26をきわめて容易かつ確
実に外型枠12に保持、固定することができる。
れば、前記螺合部21の斜面22が吊上げ反転穴
形成部材26の係止板28,28を外型枠12方
向に引き込むと同時に、吊上げ反転穴形成部材2
6の開放端側と挿通固定杆18のフランジ部16
とで外型枠12を挟持することとなる。よつて、
吊上げ反転穴形成部材26をきわめて容易かつ確
実に外型枠12に保持、固定することができる。
また、挿通固定杆18を時計回りに回転させる
ことにより、フランジ部16に形成された延出部
40,40が外型枠12外面のガイド部42,4
2の傾斜面に乗り上げるので、吊上げ反転穴形成
部材26は外型枠12内面に押し付けられること
になる。
ことにより、フランジ部16に形成された延出部
40,40が外型枠12外面のガイド部42,4
2の傾斜面に乗り上げるので、吊上げ反転穴形成
部材26は外型枠12内面に押し付けられること
になる。
吊上げ反転穴形成部材26の径および厚みは、
十分な耐荷重強度を有するように吊上げ荷重限度
を考慮して決定する。なお吊上げ反転穴形成部材
26の製法は一体成型とすることにより、複雑な
形状であつても容易に成型できるものとする。ま
た材料には金属のみならず合成樹脂、炭素繊維を
含む合成樹脂等を使用する。
十分な耐荷重強度を有するように吊上げ荷重限度
を考慮して決定する。なお吊上げ反転穴形成部材
26の製法は一体成型とすることにより、複雑な
形状であつても容易に成型できるものとする。ま
た材料には金属のみならず合成樹脂、炭素繊維を
含む合成樹脂等を使用する。
吊上げ反転穴形成部材26自体を合成樹脂製と
するときは、2分割した部材を接着・溶着する
他、射出成型、インサート成型によつても簡便に
製作できる。
するときは、2分割した部材を接着・溶着する
他、射出成型、インサート成型によつても簡便に
製作できる。
次に、吊上げ反転穴形成部材26を外型枠12
に取り付ける手順について説明する。
に取り付ける手順について説明する。
まず、外型枠12の透孔14に外側より挿通固
定杆18を挿入し、挿通固定杆18のフランジ部
16を外型枠12の外面に当接させる。
定杆18を挿入し、挿通固定杆18のフランジ部
16を外型枠12の外面に当接させる。
その後、吊上げ反転穴形成部材26の開放端側
を螺合部21に対向させ、吊上げ反転穴形成部材
26を外型枠12の内側に突出した挿通固定杆1
8に被せる。
を螺合部21に対向させ、吊上げ反転穴形成部材
26を外型枠12の内側に突出した挿通固定杆1
8に被せる。
そして挿通固定杆18を時計回りに回転させれ
ば、螺合部21の斜面22が吊上げ反転穴形成部
材26の係止板28,28を外型枠12方向に引
き込むと同時に、外型枠12のガイド部42,4
2と挿通固定管18のフランジ部16に形成され
た延出部40,40との突合せにより、吊上げ反
転穴形成部材26の開放端側と挿通固定杆18の
フランジ部16とで外型枠12を挟持することと
なり、吊上げ反転穴形成部材26をきわめて容易
かつ確実に外型枠12に保持、固定することがで
きる。
ば、螺合部21の斜面22が吊上げ反転穴形成部
材26の係止板28,28を外型枠12方向に引
き込むと同時に、外型枠12のガイド部42,4
2と挿通固定管18のフランジ部16に形成され
た延出部40,40との突合せにより、吊上げ反
転穴形成部材26の開放端側と挿通固定杆18の
フランジ部16とで外型枠12を挟持することと
なり、吊上げ反転穴形成部材26をきわめて容易
かつ確実に外型枠12に保持、固定することがで
きる。
また、外型枠12外面のガイド部42と挿入固
定杆18のフランジ部16側端の延出部40との
突合せにより、吊上げ反転穴形成部材26と外型
枠12とのガタ、またはフランジ部16と外型枠
12とのガタを容易に取り除くことができ、また
外型枠12の厚さが想定寸法より小さくても吊上
げ反転穴形成部材26を外型枠12に確実に取り
付けることができる。
定杆18のフランジ部16側端の延出部40との
突合せにより、吊上げ反転穴形成部材26と外型
枠12とのガタ、またはフランジ部16と外型枠
12とのガタを容易に取り除くことができ、また
外型枠12の厚さが想定寸法より小さくても吊上
げ反転穴形成部材26を外型枠12に確実に取り
付けることができる。
なお、外型枠12の厚さが想定寸法より大きい
場合は、吊上げ反転穴形成部材26の開口端側を
切断すればよい。
場合は、吊上げ反転穴形成部材26の開口端側を
切断すればよい。
以上の構成を有することにより、型枠10内に
コンクリートを打設しても吊上げ反転穴形成部材
26の中空部や外型枠12の透孔14にコンクリ
ートが流入することがなく、型枠10に対する強
烈なバイブレーシヨンやセメント付き固めにもガ
タつくこと無く耐えることができる。
コンクリートを打設しても吊上げ反転穴形成部材
26の中空部や外型枠12の透孔14にコンクリ
ートが流入することがなく、型枠10に対する強
烈なバイブレーシヨンやセメント付き固めにもガ
タつくこと無く耐えることができる。
なおコンクリート固化後は挿通固定杆18を反
時計方向に回転すれば、吊上げ反転穴形成部材2
6との螺合は解除され、挿通固定杆18を外型枠
12外方へ容易に取り外すことができ、吊上げ反
転穴形成部材26はコンクリート製U字溝30内
に埋設される。
時計方向に回転すれば、吊上げ反転穴形成部材2
6との螺合は解除され、挿通固定杆18を外型枠
12外方へ容易に取り外すことができ、吊上げ反
転穴形成部材26はコンクリート製U字溝30内
に埋設される。
以上、第1図、第4図に示す実施例では、吊上
げ反転穴形成部材26内の被螺合部を形成する係
止板28,28を、螺合部21の斜面22に合わ
せたテーパー面とすることもできる。
げ反転穴形成部材26内の被螺合部を形成する係
止板28,28を、螺合部21の斜面22に合わ
せたテーパー面とすることもできる。
また、第1図に示すように係止板28,28を
吊上げ反転穴形成部材26内に対向させて突出さ
せるかわりに、第5図に示すように吊上げ反転穴
形成部材26の中実部分を厚肉に形成し、この厚
肉部に凹溝32を形成してもよい。
吊上げ反転穴形成部材26内に対向させて突出さ
せるかわりに、第5図に示すように吊上げ反転穴
形成部材26の中実部分を厚肉に形成し、この厚
肉部に凹溝32を形成してもよい。
なおコンクリートとの一体化をより強固にする
ため、第6図に示すように吊上げ反転穴形成部材
26の外周面に、複数の孔を穿設したフランジ状
の張り出し部38を形成してもよい。
ため、第6図に示すように吊上げ反転穴形成部材
26の外周面に、複数の孔を穿設したフランジ状
の張り出し部38を形成してもよい。
また、吊上げ反転穴形成部材26の端部を両方
とも開口し、被螺合部側の開口をキヤツプ等で塞
いでもよい。
とも開口し、被螺合部側の開口をキヤツプ等で塞
いでもよい。
第8図、第9図は本考案の他の実施例を示す。
第8図に示す実施例では挿通固定杆18のフラ
ンジ部16の側端内側に傾斜面を有する延出部4
0が形成されている。そしてこの実施例の延出部
40と対応する外型枠12外面の透孔14周囲に
は傾斜面を有する溝が形成されており、該溝がガ
イド部42として機能する。
ンジ部16の側端内側に傾斜面を有する延出部4
0が形成されている。そしてこの実施例の延出部
40と対応する外型枠12外面の透孔14周囲に
は傾斜面を有する溝が形成されており、該溝がガ
イド部42として機能する。
以上、本考案の実施例を図面に基づいて説明し
たが、図中においてはいずれも側面の外型枠12
は底部型枠に対し直角に位置しているが、コンク
リート製品の側面にテーパーを形成する場合も考
えられる。
たが、図中においてはいずれも側面の外型枠12
は底部型枠に対し直角に位置しているが、コンク
リート製品の側面にテーパーを形成する場合も考
えられる。
コンクリート製品の側面にテーパーを形成する
場合、外型枠12は底部型枠に対し一定角度で傾
いて取り付けられるが、透孔14の周囲の外型枠
12外面は、底部型枠に対し直角となるよう形成
するか、またはスペーサー等を取り付けて直角面
とする。一方、吊上げ反転穴形成部材26の開放
側端面は、全面が外型枠12内面と当接し、かつ
その取り付け方向が底部型枠と平行となるよう、
吊上げ反転穴形成部材26の軸直角方向から見て
斜めに形成する。そして挿通固定杆18および吊
上げ反転穴形成部材26は外型枠12に対し斜め
に(底部型枠と平行に)取り付けられることとな
る。
場合、外型枠12は底部型枠に対し一定角度で傾
いて取り付けられるが、透孔14の周囲の外型枠
12外面は、底部型枠に対し直角となるよう形成
するか、またはスペーサー等を取り付けて直角面
とする。一方、吊上げ反転穴形成部材26の開放
側端面は、全面が外型枠12内面と当接し、かつ
その取り付け方向が底部型枠と平行となるよう、
吊上げ反転穴形成部材26の軸直角方向から見て
斜めに形成する。そして挿通固定杆18および吊
上げ反転穴形成部材26は外型枠12に対し斜め
に(底部型枠と平行に)取り付けられることとな
る。
本考案は以上の構成からなり、本考案によれば
吊上げ反転穴形成部材を型枠に確実かつ迅速に保
持、固定することができ、セメントが型枠外に漏
出することもない。
吊上げ反転穴形成部材を型枠に確実かつ迅速に保
持、固定することができ、セメントが型枠外に漏
出することもない。
また、外型枠外面のガイド部と挿入固定杆のフ
ランジ部側端の延出部との突合せにより、吊上げ
反転穴形成部材と外型枠とのガタ、またはフラン
ジ部と外型枠とのガタを容易に取り除くことがで
き、また外型枠の厚さが想定寸法より小さくても
吊上げ反転穴形成部材を型枠に確実に取り付ける
ことができる。
ランジ部側端の延出部との突合せにより、吊上げ
反転穴形成部材と外型枠とのガタ、またはフラン
ジ部と外型枠とのガタを容易に取り除くことがで
き、また外型枠の厚さが想定寸法より小さくても
吊上げ反転穴形成部材を型枠に確実に取り付ける
ことができる。
また、正確かつ強固な吊上げ反転穴を形成した
コンクリート製品を容易かつ確実に量産すること
ができる。
コンクリート製品を容易かつ確実に量産すること
ができる。
さらに型枠に対する加工は穿孔のみで良く、吊
上げ反転穴形成部材を支持するためのナツト等を
溶接、固定する必要もないため、型枠作業の工程
を簡素化でき、型枠の製作費も低減できる。
上げ反転穴形成部材を支持するためのナツト等を
溶接、固定する必要もないため、型枠作業の工程
を簡素化でき、型枠の製作費も低減できる。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
吊上げ反転穴形成部材の取り付け状態を示す断面
図、第2図はコンクリート製品の型枠を示す断面
図、第3図は挿通固定杆の部分側面図、第4図は
吊上げ反転穴形成部材を開放端側より見た図、第
5図は吊上げ反転穴形成部材の閉塞端側の断面
図、第6図は吊上げ反転穴形成部材の他の実施例
を示す断面図、第7図は第1図の斜視図、第8図
は他の実施例における延出部を示す斜視図、第9
図は他の実施例におけるガイド部を示す外型枠の
斜視図である。 10……型枠、12……外型枠、14……透
孔、16……フランジ部、18……挿通固定杆、
21……螺合部、22……斜面、24……グリツ
プ、26……吊上げ反転穴形成部材、28……係
止板、30……コンクリート型U字溝、32……
凹溝、38……張り出し部、40……延出部、4
2……ガイド部。
吊上げ反転穴形成部材の取り付け状態を示す断面
図、第2図はコンクリート製品の型枠を示す断面
図、第3図は挿通固定杆の部分側面図、第4図は
吊上げ反転穴形成部材を開放端側より見た図、第
5図は吊上げ反転穴形成部材の閉塞端側の断面
図、第6図は吊上げ反転穴形成部材の他の実施例
を示す断面図、第7図は第1図の斜視図、第8図
は他の実施例における延出部を示す斜視図、第9
図は他の実施例におけるガイド部を示す外型枠の
斜視図である。 10……型枠、12……外型枠、14……透
孔、16……フランジ部、18……挿通固定杆、
21……螺合部、22……斜面、24……グリツ
プ、26……吊上げ反転穴形成部材、28……係
止板、30……コンクリート型U字溝、32……
凹溝、38……張り出し部、40……延出部、4
2……ガイド部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 外型枠の両側方に孔を穿設すると共に、外型枠
外面の孔周囲には円周方向に連続し、傾斜面を有
するガイド部を設け、 先端側には螺合部が形成され、後端側にはほぼ
軸直角方向に張り出すフランジ部が形成されると
共に、フランジ部の側端側には延出部が形成さ
れ、全体が略円筒上をなす挿通固定杆を、前記外
型枠の孔に挿入し、 一端側が閉塞され、他端側が開口されると共
に、閉塞端側の内方に被螺合部が形成された円筒
状の吊上げ反転穴形成部材を、前記外型枠の内側
より突出した挿通固定杆に被せ、 前記吊上げ反転穴形成部材と挿通固定杆との間
の螺合による相対的回動および前記ガイド部と前
記延出部との突合せによつて外型枠を挟持し、吊
上げ反転穴形成部材を外型枠に保持、固定するこ
とを特徴とする吊上げ反転穴付きコンクリート製
品用型枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7919989U JPH0427614Y2 (ja) | 1989-07-05 | 1989-07-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7919989U JPH0427614Y2 (ja) | 1989-07-05 | 1989-07-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH029509U JPH029509U (ja) | 1990-01-22 |
JPH0427614Y2 true JPH0427614Y2 (ja) | 1992-07-02 |
Family
ID=31304085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7919989U Expired JPH0427614Y2 (ja) | 1989-07-05 | 1989-07-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0427614Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2518585Y2 (ja) * | 1991-07-11 | 1996-11-27 | 正行 竹内 | コンクリート成形品の吊り具係止用インサート |
-
1989
- 1989-07-05 JP JP7919989U patent/JPH0427614Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH029509U (ja) | 1990-01-22 |
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