JPH0427395A - L―カルニチンの製造法 - Google Patents
L―カルニチンの製造法Info
- Publication number
- JPH0427395A JPH0427395A JP13332390A JP13332390A JPH0427395A JP H0427395 A JPH0427395 A JP H0427395A JP 13332390 A JP13332390 A JP 13332390A JP 13332390 A JP13332390 A JP 13332390A JP H0427395 A JPH0427395 A JP H0427395A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carnitine
- butyrobetaine
- culture
- aqueous medium
- producing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- PHIQHXFUZVPYII-ZCFIWIBFSA-N (R)-carnitine Chemical compound C[N+](C)(C)C[C@H](O)CC([O-])=O PHIQHXFUZVPYII-ZCFIWIBFSA-N 0.000 title claims abstract 11
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims 3
- 229960001518 levocarnitine Drugs 0.000 title 1
- JHPNVNIEXXLNTR-UHFFFAOYSA-O 4-(trimethylammonio)butanoic acid Chemical compound C[N+](C)(C)CCCC(O)=O JHPNVNIEXXLNTR-UHFFFAOYSA-O 0.000 claims abstract 5
- 239000012736 aqueous medium Substances 0.000 claims abstract 5
- 244000005700 microbiome Species 0.000 claims abstract 4
- 229960004203 carnitine Drugs 0.000 claims abstract 3
- 241000590020 Achromobacter Species 0.000 claims abstract 2
- 241000589516 Pseudomonas Species 0.000 claims abstract 2
- 239000012531 culture fluid Substances 0.000 claims 1
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 abstract 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 abstract 1
- 230000000813 microbial effect Effects 0.000 abstract 1
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、アクロモバクタ−属またはシュードモナス属
に属し、T−ブチロベタインからL−カルニチンを生産
する能力を有する微生物を、T−ブチロブタインに接触
させてL−カルニチンを製造する方法に関する。
に属し、T−ブチロベタインからL−カルニチンを生産
する能力を有する微生物を、T−ブチロブタインに接触
させてL−カルニチンを製造する方法に関する。
L−カルニチンは、脂肪酸代謝に関与する物質でビタミ
ンByとも呼ばれており、心臓疾患および脂肪血症の治
療に有用である。また、高カロリー輸液としても使用さ
れる。
ンByとも呼ばれており、心臓疾患および脂肪血症の治
療に有用である。また、高カロリー輸液としても使用さ
れる。
従来の技術
り一カルニチンを、T−ブチロベタインから製造する方
法としては、T−ブチロベタインを微生物酵素によりヒ
ドロキシル化する方法(特開昭57−39791号公報
、特開昭60−224488号公報、特開昭61−19
9793号公報)があげられる。
法としては、T−ブチロベタインを微生物酵素によりヒ
ドロキシル化する方法(特開昭57−39791号公報
、特開昭60−224488号公報、特開昭61−19
9793号公報)があげられる。
T−ブチロベタインは、安価に供給されているL−グル
タミン酸の酵素的脱炭酸反応によりほぼ100%の収率
で得られる4−アミノ酪酸をトリメチル化することによ
り安価に供給されている。
タミン酸の酵素的脱炭酸反応によりほぼ100%の収率
で得られる4−アミノ酪酸をトリメチル化することによ
り安価に供給されている。
そのため安価に得られるT−ブチロベタインから酵素的
方法によりL−カルニチンを製造する方法が開発されて
いる。
方法によりL−カルニチンを製造する方法が開発されて
いる。
特開昭57−39791号公報3己載の方法では、高価
な2−ケトグルタル酸と還元剤、第一鉄イオンを必要と
し、かびの胞子を作用させるため、またL−カルニチン
の生成量がきわめて微量であるためコスト高となり工業
的に実施し難い。特開昭60=224488号公報およ
び特開昭61−199793号公報記載の方法には、T
−ブチロベタインおよびクロトノベタインからL−カル
ニチンを生成し、かつL−カルニチンを異化しない微生
物をクロトノベタインまたはT−ブチロベタインを含む
培地に培養してL−カルニチン生成させる方法が開示さ
れている。この微生物はジャーナル・オブ・バタテリオ
ロジー(J、 Bacteriol、 )、 168巻
、780〜784頁、1986年によると、アグロバク
テリウム(^grobacter ium属に属する菌
と同定されており、本発明で使用する微生物とは異なる
属に属する細菌である。
な2−ケトグルタル酸と還元剤、第一鉄イオンを必要と
し、かびの胞子を作用させるため、またL−カルニチン
の生成量がきわめて微量であるためコスト高となり工業
的に実施し難い。特開昭60=224488号公報およ
び特開昭61−199793号公報記載の方法には、T
−ブチロベタインおよびクロトノベタインからL−カル
ニチンを生成し、かつL−カルニチンを異化しない微生
物をクロトノベタインまたはT−ブチロベタインを含む
培地に培養してL−カルニチン生成させる方法が開示さ
れている。この微生物はジャーナル・オブ・バタテリオ
ロジー(J、 Bacteriol、 )、 168巻
、780〜784頁、1986年によると、アグロバク
テリウム(^grobacter ium属に属する菌
と同定されており、本発明で使用する微生物とは異なる
属に属する細菌である。
アクロモバクタ−属またはシュードモナス属に属する微
生物を用い、T−ブチロベタインからLカルニチンを製
造する方法は知られていない。
生物を用い、T−ブチロベタインからLカルニチンを製
造する方法は知られていない。
発明が解決しようとする課題
本発明の目的は、アクロモバクタ−属またはシュードモ
ナス属に属する微生物を用い、T−ブチロベタインから
工業的にL−カルニーチンを製造する方法を提供するこ
とにある。
ナス属に属する微生物を用い、T−ブチロベタインから
工業的にL−カルニーチンを製造する方法を提供するこ
とにある。
課題を解決するた杓の手段
本発明によれば、アクロモバクタ−属またはシュードモ
ナス属に属し、T−ブチロベタインからL−カルニチン
を生成する能力を有する微生物の菌体、培養液またはそ
れらの処理物を、水性媒体中でT−ブチロベタインに接
触させることにより、水性媒体中にL−カルニチンを生
成させ該水性媒体中から生成したL−カルニチンを採取
することによりL−カルニチンを製造することができる
。
ナス属に属し、T−ブチロベタインからL−カルニチン
を生成する能力を有する微生物の菌体、培養液またはそ
れらの処理物を、水性媒体中でT−ブチロベタインに接
触させることにより、水性媒体中にL−カルニチンを生
成させ該水性媒体中から生成したL−カルニチンを採取
することによりL−カルニチンを製造することができる
。
以下に本発すを詳細に説閂する。
本発明に用いられる微生物は、アクロモバクタ(Ach
romobacter)属またはシュードモナス(Ps
eudomonas)属に属し、T−ブチロベタインか
らL−カルニチンを生成する能力を有する微生物であれ
ばよい。また、具体的な例としては、アクロモバクタ−
・シクロクラステス(^chromobactercy
cloclastes ) ATCC2に921 、シ
ュードモナス菌種の菌株(旺RM BP−1379、F
ERM P−8911>などがあげられる。
romobacter)属またはシュードモナス(Ps
eudomonas)属に属し、T−ブチロベタインか
らL−カルニチンを生成する能力を有する微生物であれ
ばよい。また、具体的な例としては、アクロモバクタ−
・シクロクラステス(^chromobactercy
cloclastes ) ATCC2に921 、シ
ュードモナス菌種の菌株(旺RM BP−1379、F
ERM P−8911>などがあげられる。
これらの菌株を人工的変異方法、たとえば紫外線照射、
X線照射、変異誘起剤処理などによって変異させた変異
株も用いることができる。とくにL−カルニチン分解能
を欠失または微弱にしか有さない変異株が好ましく、具
体的にはアクロモバクタ−・シクロクラスナス16−5
株があげられる。
X線照射、変異誘起剤処理などによって変異させた変異
株も用いることができる。とくにL−カルニチン分解能
を欠失または微弱にしか有さない変異株が好ましく、具
体的にはアクロモバクタ−・シクロクラスナス16−5
株があげられる。
アクロモバクタ−・シクロクラスナス16−5株の取得
方法を以下に示す。
方法を以下に示す。
アクロモバクタ−・シクロクラステス^TCC2192
1株にN−メチル−N′−二トローN−ニトロソグアニ
ジンを用いて常法の変異処理(菌体濃度02■/−12
6℃、30分間)を施し、栄養培地に塗布する。26℃
で培養し生育してくるコロニーを取得する。親株より、
カルニチン分解能が弱くなり、カルニチン生成能の向上
した菌株をえらぶ(該菌株をγロモバクター・シクロク
ラスナス16−5株という)。
1株にN−メチル−N′−二トローN−ニトロソグアニ
ジンを用いて常法の変異処理(菌体濃度02■/−12
6℃、30分間)を施し、栄養培地に塗布する。26℃
で培養し生育してくるコロニーを取得する。親株より、
カルニチン分解能が弱くなり、カルニチン生成能の向上
した菌株をえらぶ(該菌株をγロモバクター・シクロク
ラスナス16−5株という)。
アクロモバクタ−・シクロクラステス16−5は、ブダ
ペスト条約に基づいて工業技術院生物工業技術研究所に
微工研条寄第:z’/x乙号(R[ERM BF−2デ
−Jg)として寄託されている。シュードモナス属菌種
FERM EIP−1379は本発明者らにより分離さ
れたもので、その分類学的性質は特開昭63−5629
4に記載されたとおりである。
ペスト条約に基づいて工業技術院生物工業技術研究所に
微工研条寄第:z’/x乙号(R[ERM BF−2デ
−Jg)として寄託されている。シュードモナス属菌種
FERM EIP−1379は本発明者らにより分離さ
れたもので、その分類学的性質は特開昭63−5629
4に記載されたとおりである。
本発明で用いられる微生物の培養においては通常の細菌
の培養法が一般に用いられる。培地としては微生物が資
化可能な炭素源、窒素源、無機物および微生物の生育あ
るいはL−カルニチンの生産促進に必要な物質を程よく
含有する培地であれば合成培地、天然培地いずれでも使
用可能である。
の培養法が一般に用いられる。培地としては微生物が資
化可能な炭素源、窒素源、無機物および微生物の生育あ
るいはL−カルニチンの生産促進に必要な物質を程よく
含有する培地であれば合成培地、天然培地いずれでも使
用可能である。
炭素源としてはグルコース、澱粉、デキストリン、マン
ノース、フラクトース、シュクロース、ラクトース、キ
シロース、アラビノース、マンニトール、糖蜜などが単
独または組み合わせて用いられる。さらに、微生物の資
化能によっては炭化水素、アルコール類、有機酸なども
用いられる。
ノース、フラクトース、シュクロース、ラクトース、キ
シロース、アラビノース、マンニトール、糖蜜などが単
独または組み合わせて用いられる。さらに、微生物の資
化能によっては炭化水素、アルコール類、有機酸なども
用いられる。
窒素源としては塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、
硝酸アンモニウム、硝酸ナトリウム、尿素、ペプトン、
肉エキス、酵母エキス、乾燥酵母、コーン・スチーブ・
リカー、大豆粉、カザミノ酸などが単独または組み合わ
せて用いられる。
硝酸アンモニウム、硝酸ナトリウム、尿素、ペプトン、
肉エキス、酵母エキス、乾燥酵母、コーン・スチーブ・
リカー、大豆粉、カザミノ酸などが単独または組み合わ
せて用いられる。
そのほか、必要に応じて食塩、塩化カリウム、硫酸マグ
ネシウム、炭酸カルシウム、リン酸三水素カリウム、リ
ン酸水素二カリウム、硫酸第一鉄、塩化カルシウム、硫
酸マンガン、硫酸亜鉛、硫酸銅などの無機塩類を加える
ことができる。
ネシウム、炭酸カルシウム、リン酸三水素カリウム、リ
ン酸水素二カリウム、硫酸第一鉄、塩化カルシウム、硫
酸マンガン、硫酸亜鉛、硫酸銅などの無機塩類を加える
ことができる。
また、塩酸ベタインやコリン・クロライドも加えること
もできる。
もできる。
培養は、振盪培養または通気攪拌培養などの好気的条件
下、温度4〜43℃、好ましくは20〜35℃、pH4
〜10、好ましくは6〜9でおこなわれ、通常1〜10
日で終了する。培地のpHは水酸化ナトリウムなどを用
いて調整するのが好ましい。
下、温度4〜43℃、好ましくは20〜35℃、pH4
〜10、好ましくは6〜9でおこなわれ、通常1〜10
日で終了する。培地のpHは水酸化ナトリウムなどを用
いて調整するのが好ましい。
このようにして得られる培養液はそのままLカルニチン
生産のための酵素源として酵素反応に用いられるが、培
養液から分離した菌体、あるいは培養液もしくは菌体の
処理物もT−ブチロベタインをL−カルニチンに変換す
る酵素源として用いることができる。
生産のための酵素源として酵素反応に用いられるが、培
養液から分離した菌体、あるいは培養液もしくは菌体の
処理物もT−ブチロベタインをL−カルニチンに変換す
る酵素源として用いることができる。
培養液もしくは菌体の処理は、菌体中の酵素活性を損な
うことなく酵素反応がより容易に進む方法を適宜選択し
ておこなわれる。
うことなく酵素反応がより容易に進む方法を適宜選択し
ておこなわれる。
具体的処理物としては、培養物の濃縮物、乾燥物、界面
活性剤および/または有機溶剤処理物もしくは溶菌酵素
処理物、さらに培養物を遠心分離して得られる菌体、菌
体破砕物、菌体の乾燥物、アセトン処理物、界面活性剤
および/または有機溶剤処理物、溶菌酵素処理物、固定
化菌体、あるいは菌体からの抽出酵素標品などがあげら
れる。
活性剤および/または有機溶剤処理物もしくは溶菌酵素
処理物、さらに培養物を遠心分離して得られる菌体、菌
体破砕物、菌体の乾燥物、アセトン処理物、界面活性剤
および/または有機溶剤処理物、溶菌酵素処理物、固定
化菌体、あるいは菌体からの抽出酵素標品などがあげら
れる。
界面活性剤としては、ポリオキシエチレン・ステアリル
アミン(例えばナイミーンS−215、日本油脂社製;
以下特記しない限り同社製のものを使用)、セチルトリ
メチルアンモニウム・ブロマイド、カチオンFB、カチ
オンF2−40Eなどのカチオン性界面活性剤、ナトリ
ウムオレイルアミド硫酸、ニューレックスTAB、ラビ
ゾール80などのアニオン系界面活性剤、ポリオキシエ
チレンソルビタン・モノステアレート(例えばノニオン
ST221)などの両性界面活性剤、その他三級アミン
PB、ヘキサデシルジメチルアミンなどが用いられる。
アミン(例えばナイミーンS−215、日本油脂社製;
以下特記しない限り同社製のものを使用)、セチルトリ
メチルアンモニウム・ブロマイド、カチオンFB、カチ
オンF2−40Eなどのカチオン性界面活性剤、ナトリ
ウムオレイルアミド硫酸、ニューレックスTAB、ラビ
ゾール80などのアニオン系界面活性剤、ポリオキシエ
チレンソルビタン・モノステアレート(例えばノニオン
ST221)などの両性界面活性剤、その他三級アミン
PB、ヘキサデシルジメチルアミンなどが用いられる。
有機溶剤としては、トルエン、キシレン、脂肪族アルコ
ール、ベンゼン、酢酸エチルなどが用いられる。
ール、ベンゼン、酢酸エチルなどが用いられる。
本発明で用いられるT−ブチロベタインは、遊離もしく
は塩酸塩のような塩の形で用いられる。
は塩酸塩のような塩の形で用いられる。
T−ブチロベタインの濃度にはとくに制限はないが、1
〜10w/v%が好ましい。
〜10w/v%が好ましい。
L−カルニチンを生成させる酵素反応を実施するに際し
ては、酵素源とT−ブチロベタインを好適的条件下、温
度10〜60℃、好ましくは20〜40℃、pH4〜1
0、好ましくは6〜9で反応させる。反応は通常1〜1
0日で終了する。pHは水酸化ナトリウムなどを用いて
調整するのが好ましい。
ては、酵素源とT−ブチロベタインを好適的条件下、温
度10〜60℃、好ましくは20〜40℃、pH4〜1
0、好ましくは6〜9で反応させる。反応は通常1〜1
0日で終了する。pHは水酸化ナトリウムなどを用いて
調整するのが好ましい。
また、微生物の培養中にT−ブチロブタインを培養液に
添加することによっても酵素反応をおこなうことができ
る。この場合T−ブチロベタインの添加量は前記酵素反
応と同様の濃度になるように添加すればよい。さらに必
要に応じて微生物の増殖を阻害しない量の前記の界面活
性剤を培養液中に存在させることにより酵素反応を促進
させることができる。
添加することによっても酵素反応をおこなうことができ
る。この場合T−ブチロベタインの添加量は前記酵素反
応と同様の濃度になるように添加すればよい。さらに必
要に応じて微生物の増殖を阻害しない量の前記の界面活
性剤を培養液中に存在させることにより酵素反応を促進
させることができる。
反応終了後、反応液中に生成したL−カルニチンは、公
知の方法、たとえばイオン交換樹脂への吸着、脱離、濃
縮、結晶化などの手段により単離される。
知の方法、たとえばイオン交換樹脂への吸着、脱離、濃
縮、結晶化などの手段により単離される。
以下に本発明の実施例を示す。
実施例中で用いられた微量元素溶液の組成は次のとおり
である。
である。
微量元素溶液の組成
Fe5Os・782G 200mg/j!、 HJO
+ 232mg/110aci 2 ・ 6H20
95,6mg/ f 、 Cu5O−・ 5H208
,Omg/ i! 。
+ 232mg/110aci 2 ・ 6H20
95,6mg/ f 、 Cu5O−・ 5H208
,Omg/ i! 。
MnC11’4L0 8.0mg/L NaJoL
−2L0 3.Omg/I、ZnS047Hz0 1
74mg/fなお、実施例中、L−カルニチン生成量は
塩酸塩の量で示した。
−2L0 3.Omg/I、ZnS047Hz0 1
74mg/fなお、実施例中、L−カルニチン生成量は
塩酸塩の量で示した。
実施例I
KH,Po、 0.1%、Mg5L・7H200,0
5%、チアミン塩酸塩 10■/Il、 wl量元素溶
液 5−/l、γ−ブチロベタイン塩酸塩1%、コリン
・クロライド1%の組成からなる滅菌培地(pH7,0
> 10 ofを含む大型試験管に、アクロモバクタ−
・シクロクラステス^TCC21921を植菌し、26
℃で72時間振盪培養した。
5%、チアミン塩酸塩 10■/Il、 wl量元素溶
液 5−/l、γ−ブチロベタイン塩酸塩1%、コリン
・クロライド1%の組成からなる滅菌培地(pH7,0
> 10 ofを含む大型試験管に、アクロモバクタ−
・シクロクラステス^TCC21921を植菌し、26
℃で72時間振盪培養した。
培養物を遠心分離にかけ、上清を取得した。
上清を強酸性陽イオン交換樹脂(す) IJウム型)カ
ラムに通塔して、カルニチンを吸着させた。ついで酢酸
アンモニウムの希薄溶液(10%)をカラムに通塔し、
溶出液を得た。溶出液を濃縮し、アルコールを添加冷却
することにより、L−カルニチンを回収した。
ラムに通塔して、カルニチンを吸着させた。ついで酢酸
アンモニウムの希薄溶液(10%)をカラムに通塔し、
溶出液を得た。溶出液を濃縮し、アルコールを添加冷却
することにより、L−カルニチンを回収した。
上清中から、1.79■/1のL−カルニチンが得られ
た。
た。
実施例2
グルコース1%、NH4Cf 0.1%、にH,PO,
0,25%、MgSO4・711.0 0.001%、
FeSO4・7H200,001%、Na1J O,5
%、肉エキス0.5%、ポリペプトン0.5%、γ−ブ
チロベタイン塩酸塩1%の組成からなる滅菌培地(pH
7,0) 10mを含む大型試験管に、アクロモバクタ
−・シクロクラステス^TCC21921を植菌し、2
6℃で96時間振盪培養した。
0,25%、MgSO4・711.0 0.001%、
FeSO4・7H200,001%、Na1J O,5
%、肉エキス0.5%、ポリペプトン0.5%、γ−ブ
チロベタイン塩酸塩1%の組成からなる滅菌培地(pH
7,0) 10mを含む大型試験管に、アクロモバクタ
−・シクロクラステス^TCC21921を植菌し、2
6℃で96時間振盪培養した。
培養物を遠心分離にかけ、上清を取得した。上清中から
、実施例1と同様にして1.11■/mlのL−カルニ
チンが得られた。
、実施例1と同様にして1.11■/mlのL−カルニ
チンが得られた。
実施例3
実施例1で用いた培地と同じ組成からなる培地10m1
を含む大型試験管にシュードモナス属菌株FERMBP
−1379を植菌し、26℃で6日間振盪培養した。
を含む大型試験管にシュードモナス属菌株FERMBP
−1379を植菌し、26℃で6日間振盪培養した。
培養物を遠心分離にかけ、上清を取得した。上清中から
、実施例1と同様にして0.37■/mlのし−カルニ
チンが得られた。
、実施例1と同様にして0.37■/mlのし−カルニ
チンが得られた。
実施例4
実施例1で用いた培地組成からT−ブチロベタイン塩酸
塩を除いた培地10m1を含む大型試験管に、シュード
モナス属菌株FERM BP−1379を植菌して、2
6℃、96時間振盪培養後、培養物を遠心分離にかけ、
菌体を取得した。
塩を除いた培地10m1を含む大型試験管に、シュード
モナス属菌株FERM BP−1379を植菌して、2
6℃、96時間振盪培養後、培養物を遠心分離にかけ、
菌体を取得した。
菌体を水で洗った後、1%のT−ブチロベタイン塩酸塩
を含むリン酸緩衝液(pl(7,0)に菌体を生育培養
時と同濃度になるよう懸濁して振盪しながら72時間反
応させた。
を含むリン酸緩衝液(pl(7,0)に菌体を生育培養
時と同濃度になるよう懸濁して振盪しながら72時間反
応させた。
反応液中から0.21■/−のし−カルニチンが得られ
た。反応を静置でおこなったとき、L−力ルシチンは生
成しなかった。
た。反応を静置でおこなったとき、L−力ルシチンは生
成しなかった。
実施例5
KH,PO,011%、Mg5O<・7H,OO,05
%、NH,(1!0.5%、ペプトン0.1%、塩酸ベ
タイン1.0%、γ−ブチロベタイン塩酸塩1.0%の
組成からなる滅菌培地(pH7,0) 10mf+を
含む大型試験管にアクロモバクタ−・シクロクラスナス
16−5株を植菌し、26℃で96時間振盪培養した。
%、NH,(1!0.5%、ペプトン0.1%、塩酸ベ
タイン1.0%、γ−ブチロベタイン塩酸塩1.0%の
組成からなる滅菌培地(pH7,0) 10mf+を
含む大型試験管にアクロモバクタ−・シクロクラスナス
16−5株を植菌し、26℃で96時間振盪培養した。
培養物を遠心分離にかけ、上清を取得した。上清中から
、実施例1と同様にして10.0mg/−のLカルニチ
ンが得られた。
、実施例1と同様にして10.0mg/−のLカルニチ
ンが得られた。
上北の培地組成中、T−ブチロベタイン塩酸塩の濃度を
2%にした培地を用いて同様に操作をおこなったところ
、培養上清中から、15.5■/mlのL−カルニチン
が得られた。この培地を用い、7日間培養をおこなった
ところ、培養上清中から25、61Qg/ rmのL−
カルニチンが得られた。
2%にした培地を用いて同様に操作をおこなったところ
、培養上清中から、15.5■/mlのL−カルニチン
が得られた。この培地を用い、7日間培養をおこなった
ところ、培養上清中から25、61Qg/ rmのL−
カルニチンが得られた。
実施例6
Kl(2P0.0.1%、Mg5Oa・7H2[]
00.05%NH,CA’0.5%、ペプトン0.1%
、コリン・クロライド1.0%、塩酸ベタイン0.5%
、T−ブチロベタイン塩酸塩1.0%の組成からなる滅
菌培地(pH7,0) 10mを含む大型試験管に、ア
クロモバクタ−・シクロクラスナス16−5株を植菌し
、26℃で72時間振盪培養後、培養物を遠心分離にか
け、菌体を取得した。
00.05%NH,CA’0.5%、ペプトン0.1%
、コリン・クロライド1.0%、塩酸ベタイン0.5%
、T−ブチロベタイン塩酸塩1.0%の組成からなる滅
菌培地(pH7,0) 10mを含む大型試験管に、ア
クロモバクタ−・シクロクラスナス16−5株を植菌し
、26℃で72時間振盪培養後、培養物を遠心分離にか
け、菌体を取得した。
菌体を水で洗った後、菌体をグルコース1%、ペプトン
0.5%、肉エキス0.3%、酵母エキス0.3%、N
ai O,25%、塩酸ベタイン1.0%、T−ブチ
ロベタイン塩酸塩0.5%の組成の培地1〇−分を5.
5mlの溶液になるように溶かして滅菌した培地(pH
7,0)5.5mlを含む大型試験管に加えて26℃で
振盪培養した。
0.5%、肉エキス0.3%、酵母エキス0.3%、N
ai O,25%、塩酸ベタイン1.0%、T−ブチ
ロベタイン塩酸塩0.5%の組成の培地1〇−分を5.
5mlの溶液になるように溶かして滅菌した培地(pH
7,0)5.5mlを含む大型試験管に加えて26℃で
振盪培養した。
培養開始時、培養開始後24時間目および培養開始後4
8時間目に添加濃度がそれぞれ0,5%、3,0%およ
び1.5%となるようにT−ブチロベタイン塩酸塩を1
.5mlづつ添加した。
8時間目に添加濃度がそれぞれ0,5%、3,0%およ
び1.5%となるようにT−ブチロベタイン塩酸塩を1
.5mlづつ添加した。
全体で7日間培養したとき、34.1■/−18日間培
養したとき36.6■/−のL−カルニチンが上清中か
ら得られた。γ−ブチロベタイン塩酸塩を分割添加しな
いで培養開始時に5%の濃度になるように加えた場合は
、培養7日で15.2■/ml、8日で16.2■/m
lのL−カルニチンが得られた。
養したとき36.6■/−のL−カルニチンが上清中か
ら得られた。γ−ブチロベタイン塩酸塩を分割添加しな
いで培養開始時に5%の濃度になるように加えた場合は
、培養7日で15.2■/ml、8日で16.2■/m
lのL−カルニチンが得られた。
実施例7
グルコース1%、ペプトン0.3%、肉エキス0.3%
、酵母エキス0.25%、T−ブチロベタイン(遊離型
)0.5%の組成からなる滅菌培地(pH7,0)30
mを含む300 d容三角フラスコに、アクロモバクタ
−・シクロクラスデス16−5株を植菌し、26℃で振
盪培養した。
、酵母エキス0.25%、T−ブチロベタイン(遊離型
)0.5%の組成からなる滅菌培地(pH7,0)30
mを含む300 d容三角フラスコに、アクロモバクタ
−・シクロクラスデス16−5株を植菌し、26℃で振
盪培養した。
培養開始後24時間目および48時間目に、添加濃度が
それぞれ3.0%および1.5%になるようにT−ブチ
ロベタインを添加した。さらに培養開始後72時時間間
添加濃度が2%になるようにグルコースを添加した。
それぞれ3.0%および1.5%になるようにT−ブチ
ロベタインを添加した。さらに培養開始後72時時間間
添加濃度が2%になるようにグルコースを添加した。
培養72時間で46.3mg/ d、120時間で55
.0mg/ rm、192時間で63.8mg/mf!
のL−カルニチンが得られた。
.0mg/ rm、192時間で63.8mg/mf!
のL−カルニチンが得られた。
発明の効果
本発明により、L−グルタミン酸から安価に導けるT−
ブチロベタインを原料として、L−カルニチンを収率よ
く製造することができる。
ブチロベタインを原料として、L−カルニチンを収率よ
く製造することができる。
特許出願人(102>協和醗酵工業株式会社パイ
オ
ル株
式
Claims (2)
- (1)アクロモバクター属またはシュードモナス属に属
し、γ−ブチロベタインからL−カルニチンを生成する
能力を有する微生物の菌体、培養液またはそれらの処理
物を、水性媒体中でγ−ブチロベタインに接触させてL
−カルニチンを生成させ、該水性媒体中から生成したL
−カルニチンを採取することを特徴とするL−カルニチ
ンの製造法。 - (2)微生物が、L−カルニチン分解能を欠失するか微
弱にしか有していない変異株である請求項(1)記載の
L−カルニチンの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13332390A JPH0427395A (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | L―カルニチンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13332390A JPH0427395A (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | L―カルニチンの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0427395A true JPH0427395A (ja) | 1992-01-30 |
Family
ID=15102021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13332390A Pending JPH0427395A (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | L―カルニチンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0427395A (ja) |
-
1990
- 1990-05-23 JP JP13332390A patent/JPH0427395A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0188316B1 (en) | Process for the preparation of amides using microorganisms | |
KR100198039B1 (ko) | 발효에 의한 l-글루탐산의 제조방법 | |
DE3688864T2 (de) | L-Phenylalanindehydrogenase und deren Verwendung. | |
JP3014171B2 (ja) | 4−ハロ−3−ヒドロキシブチルアミドの製造法 | |
JPH0440898A (ja) | α―ヒドロキシ―4―メチルチオ酪酸の生物学的製造法 | |
EP0179864B1 (en) | Process for preparing l-carnitine | |
JPH0427395A (ja) | L―カルニチンの製造法 | |
JPH0586188B2 (ja) | ||
JPS63248392A (ja) | 発酵法によるl−ロイシンの製造法 | |
US3880741A (en) | Method of producing L-serine | |
JP3737157B2 (ja) | 光学活性γ−ヒドロキシ−L−グルタミン酸の製造法 | |
JPH01144989A (ja) | コロミン酸の製造法 | |
JPH03236786A (ja) | 発酵法によるl―スレオニンの製造法 | |
EP0076516A2 (en) | Method for fermentative production of L-proline | |
JP2002281993A (ja) | シキミ酸の製造方法 | |
JPH06153915A (ja) | 5−アミノレブリン酸生産微生物および5−アミノレブリン酸の製造方法 | |
JPS6228678B2 (ja) | ||
JPH01257486A (ja) | 発酵法によるl−アルギニンの製造法 | |
JPS6083593A (ja) | 発酵法によるl−アルギニンの製造法 | |
JPS5928398B2 (ja) | L−イソロイシンの製造法 | |
JPS61271997A (ja) | 発酵法によるl−リジンの製造法 | |
JPS5860995A (ja) | 発酵法によるl−プロリンの製法 | |
JPS59120091A (ja) | 発酵法によるl−トリプトフアンの製造法 | |
JPS6117479B2 (ja) | ||
JPS632597B2 (ja) |