JPH04262091A - 再循環ポンプの冷却水循環設備 - Google Patents
再循環ポンプの冷却水循環設備Info
- Publication number
- JPH04262091A JPH04262091A JP3023308A JP2330891A JPH04262091A JP H04262091 A JPH04262091 A JP H04262091A JP 3023308 A JP3023308 A JP 3023308A JP 2330891 A JP2330891 A JP 2330891A JP H04262091 A JPH04262091 A JP H04262091A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling water
- temperature
- pump
- stage
- stage seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 title claims abstract description 75
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 26
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 14
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 abstract description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 4
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 1
- 238000004781 supercooling Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は原子力発電所で使用され
ている原子炉圧力容器内の炉水を循環させるための再循
環ポンプのメカニカルシールを冷却する再循環ポンプの
冷却水循環設備に関する。
ている原子炉圧力容器内の炉水を循環させるための再循
環ポンプのメカニカルシールを冷却する再循環ポンプの
冷却水循環設備に関する。
【0003】
【従来の技術】例えば軽水型原子炉の一次冷却水を効率
よく循環させる原子炉再循環ポンプは高温高圧の純水を
取り扱う大容量ポンプで、所要流量と水頭に加え、配置
上の要求から単段の堅形渦巻きポンプとなっている。
よく循環させる原子炉再循環ポンプは高温高圧の純水を
取り扱う大容量ポンプで、所要流量と水頭に加え、配置
上の要求から単段の堅形渦巻きポンプとなっている。
【0004】以下、図3を参照しながら従来のポンプ用
軸封装置を組込んだ原子炉再循環ポンプについて説明す
る。
軸封装置を組込んだ原子炉再循環ポンプについて説明す
る。
【0005】図3中、符号1は上部ケーシングを示して
おり、この上部ケーシング1内にはポンプ軸2を軸封す
るシール室3として第1段および第2段のシール室3a
,3bが設けられている。このシール室3内にはポンプ
軸2の側面を包囲してメカニカルシール4として第1段
および第2段のシール室4a,4bが設けられている。 シール室3の上部には軸封水注入管5が設けられており
、シール室3の外周囲には熱交換器6が配設されている
。ポンプ軸2の上端はたわみ継手7を介してモータ軸8
に接続されている。ポンプ軸2の下方側面には環状溝が
多数軸方向に積層するように構成したラビリンス部9が
形成されており、その下方には羽根車10が取着されて
いる。羽根車10はポンプ室を構成する下部ケーシング
11内に配置されている。下部ケーシング11は上部ケ
ーシング1の下端部に接続されたベース12にボルト1
3で締め付けられて接続されている。ベース12と下部
ケーシング11との間にはケーシングカバー14が介在
されている。ケーシングカバー14の下端面には水中軸
受15が取着されており、水中軸受15は羽根車10の
軸部を軸支する。下部ケーシング11には原子炉一次冷
却水つまりポンプ水(熱水)を流入する吸込口16と、
この吸込口16から羽根車10で吸込まれた一次冷却水
を吐出する吐出口17が下方に形成されている。また、
ポンプ軸2には前記ラビリンス部9の上方に位置して循
環羽根18が取着されており、この循環羽根18でシー
ル室3内の軸封水を循環させる。図中19は上部ケーシ
ング1のフランジである。
おり、この上部ケーシング1内にはポンプ軸2を軸封す
るシール室3として第1段および第2段のシール室3a
,3bが設けられている。このシール室3内にはポンプ
軸2の側面を包囲してメカニカルシール4として第1段
および第2段のシール室4a,4bが設けられている。 シール室3の上部には軸封水注入管5が設けられており
、シール室3の外周囲には熱交換器6が配設されている
。ポンプ軸2の上端はたわみ継手7を介してモータ軸8
に接続されている。ポンプ軸2の下方側面には環状溝が
多数軸方向に積層するように構成したラビリンス部9が
形成されており、その下方には羽根車10が取着されて
いる。羽根車10はポンプ室を構成する下部ケーシング
11内に配置されている。下部ケーシング11は上部ケ
ーシング1の下端部に接続されたベース12にボルト1
3で締め付けられて接続されている。ベース12と下部
ケーシング11との間にはケーシングカバー14が介在
されている。ケーシングカバー14の下端面には水中軸
受15が取着されており、水中軸受15は羽根車10の
軸部を軸支する。下部ケーシング11には原子炉一次冷
却水つまりポンプ水(熱水)を流入する吸込口16と、
この吸込口16から羽根車10で吸込まれた一次冷却水
を吐出する吐出口17が下方に形成されている。また、
ポンプ軸2には前記ラビリンス部9の上方に位置して循
環羽根18が取着されており、この循環羽根18でシー
ル室3内の軸封水を循環させる。図中19は上部ケーシ
ング1のフランジである。
【0006】このように、従来のポンプ軸2の周囲はメ
カニカルシール4(4a,4b)と、ケーシングカバー
14の内面に囲まれてポンプの役割をしてポンプ水を吸
込み、吐出する羽根車10と、この羽根車10を回転す
るポンプ軸2に取着された羽根車10の軸部を軸支する
水中軸受15と、この水中軸受15を取着し上部ケーシ
ング1と下部ケーシング11とを区画するケーシングカ
バー14とからなっている。また、メカニカルシール4
(4a,4b)を内蔵しているシール室3(3a,3b
)内の軸封水つまり冷水部分と、羽根車10および水中
軸受等を内蔵してポンプ水が充満しているポンプ室内の
熱水部分はポンプ軸2に取着された循環羽根18および
ラビリンス部9で区分されている。熱交換器6は軸封水
が注入を停止した場合に備えてメカニカルシール4(4
a,4b)の昇温破損を防止するための軸封水を冷却す
るための冷却水循環設備の一部である。軸封水はメカニ
カルシール4(4a,4b)にポンプ水が流れ込まない
ようにシールするためのものである。
カニカルシール4(4a,4b)と、ケーシングカバー
14の内面に囲まれてポンプの役割をしてポンプ水を吸
込み、吐出する羽根車10と、この羽根車10を回転す
るポンプ軸2に取着された羽根車10の軸部を軸支する
水中軸受15と、この水中軸受15を取着し上部ケーシ
ング1と下部ケーシング11とを区画するケーシングカ
バー14とからなっている。また、メカニカルシール4
(4a,4b)を内蔵しているシール室3(3a,3b
)内の軸封水つまり冷水部分と、羽根車10および水中
軸受等を内蔵してポンプ水が充満しているポンプ室内の
熱水部分はポンプ軸2に取着された循環羽根18および
ラビリンス部9で区分されている。熱交換器6は軸封水
が注入を停止した場合に備えてメカニカルシール4(4
a,4b)の昇温破損を防止するための軸封水を冷却す
るための冷却水循環設備の一部である。軸封水はメカニ
カルシール4(4a,4b)にポンプ水が流れ込まない
ようにシールするためのものである。
【0007】上記第1段のメカニカルシール4aおよび
第2段のメカニカルシール4bを冷却するためにシール
室3a,3b内に冷却水を循環させるための冷却水循環
設備を図4によって説明する。
第2段のメカニカルシール4bを冷却するためにシール
室3a,3b内に冷却水を循環させるための冷却水循環
設備を図4によって説明する。
【0008】図4に示したようにシール室3a,3bの
各々の冷却水溜り20a,20bには各々温度検出器2
1,22が設けられ、シール室3a,3bの流出側配管
23,24は合流して出口弁25に接続されている。出
口弁25の流出側は冷却水戻り管26に接続されている
。冷却水戻り管26の流出側には給水ポンプ27,熱交
換器28が接続されている。熱交換器28の流出側には
冷却水供給配管29が接続され、冷却水供給配管29は
分枝管30を介してシール室3a,3bの流入管31,
32に接続している。冷却水供給配管29の流出側は他
冷却負荷33の流入側に接続しており、他冷却負荷33
の流出側は冷却水戻り管26に接続している。
各々の冷却水溜り20a,20bには各々温度検出器2
1,22が設けられ、シール室3a,3bの流出側配管
23,24は合流して出口弁25に接続されている。出
口弁25の流出側は冷却水戻り管26に接続されている
。冷却水戻り管26の流出側には給水ポンプ27,熱交
換器28が接続されている。熱交換器28の流出側には
冷却水供給配管29が接続され、冷却水供給配管29は
分枝管30を介してシール室3a,3bの流入管31,
32に接続している。冷却水供給配管29の流出側は他
冷却負荷33の流入側に接続しており、他冷却負荷33
の流出側は冷却水戻り管26に接続している。
【0009】しかして、冷却水は給水ポンプ27により
熱交換器28に送られ所定の供給温度に制御された後、
冷却水供給配管29、分枝管30、流入管31,32を
経て冷却負荷のシール室3a,3bおよび他冷却負荷3
3に供給される。冷却水は各負荷側を除熱した後、冷却
水戻り管26を経て給水ポンプ27に戻る閉回路を流れ
る。各負荷への冷却水流量は各負荷の要求する熱交換量
を満足する流量を供給する必要がある。その設定は例え
ば出口弁25等各負荷毎に設けられる弁の開度調整によ
って行われる。なお、弁の開度調整に代えて流量調整用
のオリフィスによる流量設定を行う場合もある。
熱交換器28に送られ所定の供給温度に制御された後、
冷却水供給配管29、分枝管30、流入管31,32を
経て冷却負荷のシール室3a,3bおよび他冷却負荷3
3に供給される。冷却水は各負荷側を除熱した後、冷却
水戻り管26を経て給水ポンプ27に戻る閉回路を流れ
る。各負荷への冷却水流量は各負荷の要求する熱交換量
を満足する流量を供給する必要がある。その設定は例え
ば出口弁25等各負荷毎に設けられる弁の開度調整によ
って行われる。なお、弁の開度調整に代えて流量調整用
のオリフィスによる流量設定を行う場合もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】各負荷への冷却水流量
は前述した冷却水循環の閉回路によって設定されるが、
例えば通常運転時,冷却時,定期点検時,非常時等運転
モード毎に冷却水供給を行う負荷が変化する。すなわち
、各運転モードによる冷却水供給の有無は各負荷側の要
求に異なっているため、それに伴って設備全体としての
フローバランスも変動する。これはシール室3a,3b
等の各負荷への冷却水流量も変動することにつながる。 このため、当初の弁の開度設定に際してはこれらの流量
変動分を考慮して行うこととなる。すなわち、具体的に
は所要流量に対して最小 100%から最大 100+
α%(ただし、αは流量変動分による増加流量分)にな
るように設定する。一方、冷却水供給温度については設
定条件として定められた温度例えば35℃に対して運用
上、この設定を可能な範囲で低下させるような場合もあ
る。
は前述した冷却水循環の閉回路によって設定されるが、
例えば通常運転時,冷却時,定期点検時,非常時等運転
モード毎に冷却水供給を行う負荷が変化する。すなわち
、各運転モードによる冷却水供給の有無は各負荷側の要
求に異なっているため、それに伴って設備全体としての
フローバランスも変動する。これはシール室3a,3b
等の各負荷への冷却水流量も変動することにつながる。 このため、当初の弁の開度設定に際してはこれらの流量
変動分を考慮して行うこととなる。すなわち、具体的に
は所要流量に対して最小 100%から最大 100+
α%(ただし、αは流量変動分による増加流量分)にな
るように設定する。一方、冷却水供給温度については設
定条件として定められた温度例えば35℃に対して運用
上、この設定を可能な範囲で低下させるような場合もあ
る。
【0011】このような系統の各負荷に対しては、 (
1)所要流量を上回る冷却水が供給される。 (2)冷
却水供給温度が設定値を下回る場合が起こり得る。ただ
し、これらはどれも冷却機能に対しては安定側の変動要
因であり、問題がないとされている。
1)所要流量を上回る冷却水が供給される。 (2)冷
却水供給温度が設定値を下回る場合が起こり得る。ただ
し、これらはどれも冷却機能に対しては安定側の変動要
因であり、問題がないとされている。
【0012】しかしながら、シール室3a,3bに対し
ては本発明等の実験の結果、以下に述べるような課題が
あることが見出された。すなわち、メカニカルシールへ
の冷却水温度の変動を一定に保つことができないため、
シール室3a,3bに対して冷却水流量の増加および低
下となる。そのため、流量の増加を伴いどれも必要以上
の冷却を行うこととなり、結果として再循環ポンプのメ
カニカルシールから漏洩する等の原因となる。
ては本発明等の実験の結果、以下に述べるような課題が
あることが見出された。すなわち、メカニカルシールへ
の冷却水温度の変動を一定に保つことができないため、
シール室3a,3bに対して冷却水流量の増加および低
下となる。そのため、流量の増加を伴いどれも必要以上
の冷却を行うこととなり、結果として再循環ポンプのメ
カニカルシールから漏洩する等の原因となる。
【0013】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、シール室の温度を一定に保つことができるよ
うに冷却水を所定温度に保ち、メカニカルシールへの冷
却水温度による熱影響を除去してメカニカルシールから
の冷却水の漏洩を防止できる再循環ポンプの冷却水循環
設備を提供することにある。 [発明の構成]
たもので、シール室の温度を一定に保つことができるよ
うに冷却水を所定温度に保ち、メカニカルシールへの冷
却水温度による熱影響を除去してメカニカルシールから
の冷却水の漏洩を防止できる再循環ポンプの冷却水循環
設備を提供することにある。 [発明の構成]
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は再循環ポンプの
第1段および第2段のメカニカルシールを冷却するため
に第1段および第2段シール室を有し、この第1段およ
び第2段シール室の冷却水溜りにそれぞれ冷却水を供給
し排出する再循環ポンプの冷却水循環設備において、前
記第1段シール室に第1の温度検出器を設けると共に該
第1段シール室の流出側に第1の温度調節弁を接続し、
前記第2段シール室に第2の温度検出器を設けると共に
該第2段シール室の流出側に第2の温度調節弁を接続し
、前記第1の温度調節弁と前記第2の温度調節弁とを連
結してその流出側に出口弁を設け、この出口弁の流出側
に冷却水戻り配管を接続し、この冷却水戻り配管に給水
ポンプおよび熱交換器を接続し、前記熱交換器の流出側
に冷却水供給配管を接続し、この冷却水供給配管の流出
側を前記第1段および第2段シール室の流入側に接続し
てなることを特徴とする。
第1段および第2段のメカニカルシールを冷却するため
に第1段および第2段シール室を有し、この第1段およ
び第2段シール室の冷却水溜りにそれぞれ冷却水を供給
し排出する再循環ポンプの冷却水循環設備において、前
記第1段シール室に第1の温度検出器を設けると共に該
第1段シール室の流出側に第1の温度調節弁を接続し、
前記第2段シール室に第2の温度検出器を設けると共に
該第2段シール室の流出側に第2の温度調節弁を接続し
、前記第1の温度調節弁と前記第2の温度調節弁とを連
結してその流出側に出口弁を設け、この出口弁の流出側
に冷却水戻り配管を接続し、この冷却水戻り配管に給水
ポンプおよび熱交換器を接続し、前記熱交換器の流出側
に冷却水供給配管を接続し、この冷却水供給配管の流出
側を前記第1段および第2段シール室の流入側に接続し
てなることを特徴とする。
【0015】
【作用】再循環ポンプの第1段および第2段のメカニカ
ルシールを冷却するそれぞれの冷却水が溜る第1段およ
び第2段シール室に設けた温度検出器からの信号によっ
て第1および第2の温度調節弁を制御する。この温度制
御で一定条件の冷却水を供給することによりメカニカル
シールへの熱影響による膨張,縮小が発生しない。これ
によりメカニカルシールからの漏洩原因を防止できる。
ルシールを冷却するそれぞれの冷却水が溜る第1段およ
び第2段シール室に設けた温度検出器からの信号によっ
て第1および第2の温度調節弁を制御する。この温度制
御で一定条件の冷却水を供給することによりメカニカル
シールへの熱影響による膨張,縮小が発生しない。これ
によりメカニカルシールからの漏洩原因を防止できる。
【0016】
【実施例】図1を参照しながら本発明に係る再循環ポン
プの冷却水循環設備の第1の実施例を説明する。なお、
本発明ではメカニカルシール4の冷却水循環設備を改良
したもので、再循環ポンプの構造については図3に示し
たものと変わらないので、そのメカニカルシール4の機
構およびシール室3a,3bの説明は省略する。
プの冷却水循環設備の第1の実施例を説明する。なお、
本発明ではメカニカルシール4の冷却水循環設備を改良
したもので、再循環ポンプの構造については図3に示し
たものと変わらないので、そのメカニカルシール4の機
構およびシール室3a,3bの説明は省略する。
【0017】図1において、第1段シール室3aには冷
却水溜り20aまで挿入された第1の温度検出器21が
設けられている。第1段シール室3aの流出側配管23
に第1の温度調整弁34が接続されており、この第1の
温度調整弁34と第1の温度検出器21とは第1の信号
線35で電気的に接続されている。また、第2段シール
室3bには冷却水溜りまで挿入された第2の温度検出器
22が設けられている。第2段シール室3aの流出側配
管24に第2の温度調整弁36が接続されており、この
第2の温度調整弁36と第2の温度検出器22とは第2
の信号線で電気的に接続されている。第1の温度調整弁
34および第2の温度調整弁36の流出側配管23,2
4は合流して出口弁25に接続している。出口弁25の
流出側は冷却水戻り管26に接続している。冷却水戻り
管26には給水ポンプ27および熱交換器28が接続し
ている。熱交換器28の流出側には冷却水供給配管29
が接続している。冷却水供給配管29には並列して分枝
管30と他冷却負荷33が接続している。分枝管30に
は流入管31,32が接続し、流入管31,32はそれ
ぞれ第1段および第2段シール室3a,3bに接続して
いる。他冷却負荷33の流出側は冷却水戻り管26に接
続して給水ポンプ27に接続する閉回路となっている。
却水溜り20aまで挿入された第1の温度検出器21が
設けられている。第1段シール室3aの流出側配管23
に第1の温度調整弁34が接続されており、この第1の
温度調整弁34と第1の温度検出器21とは第1の信号
線35で電気的に接続されている。また、第2段シール
室3bには冷却水溜りまで挿入された第2の温度検出器
22が設けられている。第2段シール室3aの流出側配
管24に第2の温度調整弁36が接続されており、この
第2の温度調整弁36と第2の温度検出器22とは第2
の信号線で電気的に接続されている。第1の温度調整弁
34および第2の温度調整弁36の流出側配管23,2
4は合流して出口弁25に接続している。出口弁25の
流出側は冷却水戻り管26に接続している。冷却水戻り
管26には給水ポンプ27および熱交換器28が接続し
ている。熱交換器28の流出側には冷却水供給配管29
が接続している。冷却水供給配管29には並列して分枝
管30と他冷却負荷33が接続している。分枝管30に
は流入管31,32が接続し、流入管31,32はそれ
ぞれ第1段および第2段シール室3a,3bに接続して
いる。他冷却負荷33の流出側は冷却水戻り管26に接
続して給水ポンプ27に接続する閉回路となっている。
【0018】しかして、上記第1の実施例において第1
の温度調整弁34および第2の温度調整弁36はそれぞ
れ第1の温度検出器21および第2の温度検出器22で
測定された各シール室3a,3bの温度状態に応じて開
度を自動制御するものである。冷却水流量および冷却水
供給温度変動に伴う冷却能力の変化に対しても第1の温
度調整弁34および第2の温度調整弁36の開度調整を
行うことにより、第1段シール室3aおよび第2段シー
ル室3bの温度状態を或る設定値に一定に保つことがで
きる。その結果、再循環ポンプのメカニカルシールの過
冷却等に伴う漏洩の可能性が減少し、信頼性を向上させ
ることができる。
の温度調整弁34および第2の温度調整弁36はそれぞ
れ第1の温度検出器21および第2の温度検出器22で
測定された各シール室3a,3bの温度状態に応じて開
度を自動制御するものである。冷却水流量および冷却水
供給温度変動に伴う冷却能力の変化に対しても第1の温
度調整弁34および第2の温度調整弁36の開度調整を
行うことにより、第1段シール室3aおよび第2段シー
ル室3bの温度状態を或る設定値に一定に保つことがで
きる。その結果、再循環ポンプのメカニカルシールの過
冷却等に伴う漏洩の可能性が減少し、信頼性を向上させ
ることができる。
【0019】次に、図2を参照しながら本発明の第2の
実施例を説明する。なお、図2中図1と同一部分には同
一符号を付して重複する部分の説明は省略する。この第
2の実施例が第1の実施例と異なる点は出口弁25を原
子炉格納容器38の外側に設置したことにある。
実施例を説明する。なお、図2中図1と同一部分には同
一符号を付して重複する部分の説明は省略する。この第
2の実施例が第1の実施例と異なる点は出口弁25を原
子炉格納容器38の外側に設置したことにある。
【0020】この第2の実施例によれば、通常運転時に
第1および第2の温度調整弁34,36の故障等の事象
時に出口弁25の開度を調整することができ、この開度
調整によって信頼性をより一層向上させることができる
。
第1および第2の温度調整弁34,36の故障等の事象
時に出口弁25の開度を調整することができ、この開度
調整によって信頼性をより一層向上させることができる
。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば原子炉補機冷却系(RC
W)側のフローバランスの変動に伴う過冷却を除去して
一定の条件の冷却水をシール室へ供給できる。これによ
ってメカニカルシールへの熱影響による膨張,縮小を防
止できるため、メカニカルシールからの漏洩を防止する
ことができる。また、原子炉格納容器外に温度調整弁の
下流側に接続する出口弁を設けることによって、温度調
節弁故障等の事象に際しても冗長性を持たせることがで
きる。
W)側のフローバランスの変動に伴う過冷却を除去して
一定の条件の冷却水をシール室へ供給できる。これによ
ってメカニカルシールへの熱影響による膨張,縮小を防
止できるため、メカニカルシールからの漏洩を防止する
ことができる。また、原子炉格納容器外に温度調整弁の
下流側に接続する出口弁を設けることによって、温度調
節弁故障等の事象に際しても冗長性を持たせることがで
きる。
【図1】本発明に係る再循環ポンプの冷却水循環設備の
第1の実施例を示す系統図。
第1の実施例を示す系統図。
【図2】本発明に係る再循環ポンプの冷却水循環設備の
第2の実施例を示す系統図。
第2の実施例を示す系統図。
【図3】再循環ポンプを示す縦断面図。
【図4】従来の再循環ポンプの冷却水循環設備を示す系
統図。
統図。
1…上部ケーシング、2…ポンプ軸、3(3a,3b)
…シール室、4(4a,4b)…メカニカルシール、5
…軸封水注入管、6…熱交換器、7…たわみ継手、8…
モータ軸、9…ラビリンス部、10…羽根車、11…下
部ケーシング、12…ベース、13…ボルト、14…ケ
ーシングカバー、15…水中軸受、16…吸込口、17
…吐出口、18…循環羽根、19…上部フランジ、20
a,20b…冷却水溜り、21,22…温度検出器、2
3,24…流出側配管、25…出口弁、26…冷却水戻
り管、27…給水ポンプ、28…熱交換器、29…冷却
水供給配管、30…分枝管、31,32…流入管、33
…他冷却負荷、34,36…温度調整弁、35,37…
信号線、38…原子炉格納容器。
…シール室、4(4a,4b)…メカニカルシール、5
…軸封水注入管、6…熱交換器、7…たわみ継手、8…
モータ軸、9…ラビリンス部、10…羽根車、11…下
部ケーシング、12…ベース、13…ボルト、14…ケ
ーシングカバー、15…水中軸受、16…吸込口、17
…吐出口、18…循環羽根、19…上部フランジ、20
a,20b…冷却水溜り、21,22…温度検出器、2
3,24…流出側配管、25…出口弁、26…冷却水戻
り管、27…給水ポンプ、28…熱交換器、29…冷却
水供給配管、30…分枝管、31,32…流入管、33
…他冷却負荷、34,36…温度調整弁、35,37…
信号線、38…原子炉格納容器。
Claims (1)
- 【請求項1】 再循環ポンプの第1段および第2段の
メカニカルシールを冷却するために第1段および第2段
シール室を有し、この第1段および第2段シール室の冷
却水溜りにそれぞれ冷却水を供給し排出する再循環ポン
プの冷却水循環設備において、前記第1段シール室に第
1の温度検出器を設けると共に該第1段シール室の流出
側に第1の温度調節弁を接続し、前記第2段シール室に
第2の温度検出器を設けると共に該第2段シール室の流
出側に第2の温度調節弁を接続し、前記第1の温度調節
弁と前記第2の温度調節弁とを連結してその流出側に出
口弁を設け、この出口弁の流出側に冷却水戻り配管を接
続し、この冷却水戻り配管に給水ポンプおよび熱交換器
を接続し、前記熱交換器の流出側に冷却水供給配管を接
続し、この冷却水供給配管の流出側を前記第1段および
第2段シール室の流入側に接続してなることを特徴とす
る再循環ポンプの冷却水循環設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3023308A JPH04262091A (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 再循環ポンプの冷却水循環設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3023308A JPH04262091A (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 再循環ポンプの冷却水循環設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04262091A true JPH04262091A (ja) | 1992-09-17 |
Family
ID=12106972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3023308A Pending JPH04262091A (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 再循環ポンプの冷却水循環設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04262091A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102278302A (zh) * | 2011-08-17 | 2011-12-14 | 广东核电合营有限公司 | 百万千瓦级核电站反应堆冷却剂泵机械密封鉴定平台及方法 |
CN111577667A (zh) * | 2020-05-26 | 2020-08-25 | 甘肃银光化学工业集团有限公司 | 一种凝结水回收泵机械密封冷却装置 |
-
1991
- 1991-02-18 JP JP3023308A patent/JPH04262091A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102278302A (zh) * | 2011-08-17 | 2011-12-14 | 广东核电合营有限公司 | 百万千瓦级核电站反应堆冷却剂泵机械密封鉴定平台及方法 |
CN111577667A (zh) * | 2020-05-26 | 2020-08-25 | 甘肃银光化学工业集团有限公司 | 一种凝结水回收泵机械密封冷却装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3793143A (en) | Liquid cooled nuclear reactor | |
JPH03155350A (ja) | タービン発電機システム | |
US4587076A (en) | Sealing device for the drive shaft of a high pressure fluid pump | |
JPS60254000A (ja) | 蒸気発生器用緊急給水設備 | |
JPH04262091A (ja) | 再循環ポンプの冷却水循環設備 | |
US10955145B2 (en) | Heat exchange system and method of controlling the alternation and redundancy between heat exchangers therein | |
JP3462235B2 (ja) | 蒸気発生装置 | |
SU910067A1 (ru) | Система аварийного расхолаживани водоохлаждаемого реактора | |
JPH0574036B2 (ja) | ||
JP2000227004A (ja) | タービングランド蒸気減温装置 | |
JPH074386A (ja) | 高温ポンプ用軸封水供給装置 | |
JPS61138807A (ja) | 発電プラントの補機冷却系の負荷制御方法および装置 | |
JPH09210301A (ja) | 流動層ボイラの緊急保護装置 | |
JP3392563B2 (ja) | 制御棒駆動系の循環昇温装置 | |
JP2655968B2 (ja) | 加圧流動床ボイラ発電プラント | |
JPH0316515B2 (ja) | ||
JP3670328B2 (ja) | グランド蒸気発生器の給水装置 | |
JPH0366636B2 (ja) | ||
KR20010076547A (ko) | 저수위 운전신뢰성을 갖는 원자로 증기발생기의 노즐구조 | |
JPH04321795A (ja) | キャンドモータポンプパージ装置 | |
JP2008057929A (ja) | 液体循環式温調システムの温度調整対象に介して直列するデュアルポンプ循環システム及びその制御方法 | |
JPS60205290A (ja) | 原子炉内再循環ポンプの冷却システム | |
CN115962120A (zh) | 一种防止压缩机进入液相的运行系统及运行方法 | |
JPS58216774A (ja) | 原子力設備と海水淡水化装置とを結ぶ熱移送系の制御方法 | |
JPS6227692A (ja) | 制御棒駆動水圧機構への流量・圧力調整装置 |