JPH04253793A - 石炭液化生成物の製造方法 - Google Patents
石炭液化生成物の製造方法Info
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- JPH04253793A JPH04253793A JP998091A JP998091A JPH04253793A JP H04253793 A JPH04253793 A JP H04253793A JP 998091 A JP998091 A JP 998091A JP 998091 A JP998091 A JP 998091A JP H04253793 A JPH04253793 A JP H04253793A
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- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
法の改善に係り、より詳しくは石炭液化設備を構成する
水添反応塔の底部に滞留するスラッジを連続的に水添反
応塔から排出し得るようにした石炭液化生成物の製造方
法に関するものである。
料等を製造する石炭液化設備がある。このような石炭液
化設備には、周知のように、種々の塔槽類が配管を介し
て連結されてなる構成になっているが、前記塔槽類の中
には、粉砕された石炭と微粉状触媒と溶剤とが混合され
てなるスラリ−状の原料が供給されると共に、その下部
から上方に向かって水素ガスが吹込まれる水添反応塔が
設けられている。
一部省略構成説明図の図2に示すように、少なくとも粉
砕された石炭と微粉状触媒と溶剤とが混合されてなるス
ラリ−状の原料rを供給する原料供給管pが連通してい
る。
aの下側頂部には反応塔本体1の内部上方に向かって水
素ガスgを吹込む水素ガス吹込管2が連通すると共に、
前記漏斗状底部1aの傾斜面にはその内側全域にわたる
滞留域1cに滞留するスラッジsを排出するスラッジ排
出管3が連通してなる構成になっている。
態様を説明すると、原料供給管pからスラリ−状の原料
rが水添反応塔1の内部に供給されると共に、水素ガス
吹込管2から水素ガスgが吹込まれる。すると、吹込ま
れる水素ガスgの勢いで水添反応塔1の内部の原料rが
攪拌される。
れた石炭と微粉状触媒と溶剤とが反応して、目的とする
有用な石炭液化生成物が生成される他、これと共に無用
なスラッジsも生成される。
化生成物は微粉状触媒と共に水添反応塔1の上部から回
収されて次工程に送られる一方、無用なスラッジsは水
添反応塔1の下部の漏斗状底部1aに向かって下降する
と共に、この漏斗状底部1aの滞留域1cにおいて成長
しながら塊状となって滞留する。
留すると、水添反応塔1の下部にスラッジsが次第に蓄
積し、水添反応塔1の内部における原料rの滞留時間を
減少させるばかりか、最終的には運転不能となるため、
滞留しているスラッジsを、図2に示すように、漏斗状
底部1aに設けられたスラッジ排出管3から連続的に石
炭液化生成物の一部と共に排出していた。
原料rの水添反応と、石炭液化生成物や微粉状触媒の回
収と、スラッジsの排出とは平行してしかも連続的に行
われることはいうまでもない。
成になる従来のスラッジ排出管は、その吸込口が漏斗状
底部、即ちスラッジが蓄積する滞留域に設けられている
ために、塊状のスラッジがスラッジ排出管の吸込口に詰
まり、滞留しているスラッジの連続的な排出が不可能に
なるという不具合が頻発し、その都度石炭液化設備の連
続運転の続行を停止せざるを得ず、設備の稼働率の低下
を来している。
程度犠牲にしてスラッジが大塊になりきらないうちにこ
れと共に石炭液化生成物を大量に排出しているが、それ
でもスラッジ排出管の目詰まりを効果的に回避すること
ができない。
ラッジの成長程度と漏斗状底部の滞留域におけるスラッ
ジ塊の滞留量とに係るものであって、例えばスラッジの
塊と塊とが互いに接した群塊となった状態でスラッジ排
出管の吸込口に流入し、この吸込口においてブリッジを
形成するためと思料される。
すればスラッジ排出管の目詰まりを解消し得ると考えら
れるが、それでは石炭液化生成物の回収率の大幅な低下
をきたす結果になり、石炭液化生成物の生産性向上にと
って好ましくなく、故に原因が相違していても石炭液化
設備の稼働率の低下と全く同様の結果を招来する。
りを起こさず、より効果的にスラッジを排出し得て、し
かも石炭液化生成物の回収率の向上を可能とする石炭液
化生成物の製造方法の提供を目的とする。
てなされたものであって、従って本発明に係る石炭液化
生成物の製造方法の要旨は、少なくとも粉砕された石炭
、微粉状触媒と溶剤とを水添反応塔に供給し、水添反応
塔の底部からその内部上方に向かって水素ガスを吹込み
、生成された石炭液化生成物を触媒と共に水添反応塔の
上部より取出す水添反応塔の下部において、水添反応中
に発生して水添反応塔の底部に滞留するスラッジの滞留
域であって、かつ水添反応塔の内壁より離れた位置で、
下方に開口したスラッジ排出管により該スラッジを連続
的に排出することを特徴とする。
ば、スラッジ排出管の吸込口が塊状スラッジの蓄積滞留
域である漏斗状底部及び内壁から離れているため、粒径
の大きな塊状のスラッジを吸込まず、その目詰まり発生
率が低下する。
ラッジが効果的に排出されるので、スラッジの滞留時間
が短くなる結果、粒径の大きなスラッジに成長するに至
らなくなり、より一層スラッジ排出管の詰目詰まり発生
率を低下させる。
、その主要部構成説明図の図1を参照しながら、従来と
同一のもの並びに同一機能を有するものを同一符号を以
て説明する。
成であって、図1に示すように、水添反応塔1は下部に
漏斗状底部1aを備えてなり、これには少なくとも粉砕
された石炭と微粉状触媒と溶剤とが混合されてなるスラ
リ−状の原料rが供給される原料供給管pが連通すると
共に、前記漏斗状底部1aの下側頂部から内部に水素ガ
スを吹込む水素ガス吹込管2と、後述するスラッジ排出
管3とが連通している。
径方向の中心位置であって、かつこの水添反応塔1の底
部の漏斗状底部1aの内側全域にわたる塊状のスラッジ
sが滞留する滞留域1cの上部付近において下側に開口
する吸込口3aを有し、所定長さだけ上方に向かい、次
いで水平方向に曲げられると共に、水平状態にて水添反
応塔1の円胴部1bを貫通して外方に導出される構成に
なっている。
給管pからスラリ−状の原料rが水添反応塔1の内部に
供給されると共に、水素ガス吹込管2から水素ガスgが
上向き方向に吹込まれると、水素ガスgの噴流による勢
いによって水添反応塔1の内部の原料rが攪拌され、こ
れにより原料rの構成物である粉砕された石炭と微粉状
触媒と溶剤とが互いに反応して、目的とする有用な石炭
液化生成物が生成されると共に、無用なスラッジsも生
成される。
水添反応塔1の上部から回収されテ次工程に送られる一
方、スラッジsは水添反応塔1の漏斗状底部1aに向か
って下降すると共に、この漏斗状底部1aの滞留域1c
において成長しながら塊状となって滞留しようとする。
状のスラッジsの塊と塊とは極めて近接し、あるいは接
して群塊になっているものと考えられるが、水素ガス吹
込管2から吹き込まれる水素ガスgの上向き噴流による
攪拌作用によってスラッジsの塊と塊とが分離しながら
再び上昇し、上昇中において分離したスラッジsの塊と
塊とは順次吸込口3aに流入して石炭液化生成物の一部
と共にスラッジ排出管3から極めて円滑に排出され続け
た。
石炭液化生成物を少量にし得ることを意味するものであ
って、換言すれば石炭液化生成物の回収率の向上を示唆
するものである。
管3からのスラッジ排出速度を適度に設定することが望
ましい。即ち、スラッジ排出速度は、スラッジsの塊の
下降速度やその塊の粒径にもよるが、スラッジ排出配管
3が閉塞しない程度の流速以上であって、かつ生成物の
回収率の悪化や磨耗の弊害がでない程度の流速以下の範
囲で設定すると良い。
ラッジ排出管3の構成を若干変更するだけで、スラッジ
sの排出不能状態を回避し得、石炭液化設備の稼働率の
大幅な向上が可能になる。
を反応塔本体1の径方向の中心に位置させた例について
説明したが、吸込口3aの位置は内壁より離れ、底面か
らスラッジsが上昇し得る範囲で離れていればそれなり
の効果を期待し得、故に上記実施例によって本発明の技
術的思想の範囲が限定されるものではない。
液化生成物の製造方法よれば、スラッジ排出管の吸込口
が塊状スラッジの蓄積滞留域である漏斗状底部及び内壁
から離れているため、粒径の小さなスラッジが効果的に
排出され、加えてこのような効果的な排出により滞留域
におけるスラッジの滞留時間が短縮され、スラッジが大
塊に成長するまでに排出されてしまうので、スラッジ排
出管の目詰まり発生率が低下する。
漏斗状底部の下部から吹込まれる水素ガス噴流の勢いで
上昇すると共にスラッジの塊と塊とが分離し、上昇する
途中において離れた状態のスラッジの塊と塊とは順次、
スラッジの滞留域であって、かつ水添反応塔の内壁より
離れた位置で下方に開口したスラッジ排出管に吸込まれ
るので、従来のようにスラッジの塊と塊とが近接し、或
いは接した状態の群塊となってスラッジ排出管に吸寄せ
られてブリッジを構成するようなことが少なくなる結果
、スラッジの連続的な排出が可能になる。
連続運転の続行に伴う生産能率の向上効果に加えて、ス
ラッジの塊と塊とが離れて吸込まれるのでスラッジと共
に排出される石炭液化生成物を少量にし得るので、石炭
液化生成物の回収率の向上に対しても多大な効果を期待
することができる。
成説明図である。
略構成説明図である。
1a…水添反応塔の漏斗状底部 1b…水添反応塔の円胴部
1c…滞留域2…水素ガス吹込管
3…スラッジ排出管 3a…吸込口
g…水素ガスp…原料供給管
r…原料s…スラ
ッジ
Claims (1)
- 【請求項1】少なくとも粉砕された石炭、微粉状触媒と
溶剤とを水添反応塔に供給し、水添反応塔の底部からそ
の内部上方に向かって水素ガスを吹込み、生成された石
炭液化生成物を触媒と共に水添反応塔の上部より取出す
水添反応塔の下部において、水添反応中に発生して水添
反応塔の底部に滞留するスラッジの滞留域であって、か
つ水添反応塔の内壁より離れた位置で、下方に開口した
スラッジ排出管により該スラッジを連続的に排出するこ
とを特徴とする石炭液化生成物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3009980A JP2890147B2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 石炭液化生成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3009980A JP2890147B2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 石炭液化生成物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04253793A true JPH04253793A (ja) | 1992-09-09 |
JP2890147B2 JP2890147B2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=11735051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3009980A Expired - Lifetime JP2890147B2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 石炭液化生成物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2890147B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994020425A1 (fr) * | 1993-03-11 | 1994-09-15 | Naintsch Mineralwerke Gesellschaft M.B.H. | Procede perfectionne d'epuration d'eaux usees du type 'a boues activees', permettant d'accroitre les rendements d'epuration |
-
1991
- 1991-01-30 JP JP3009980A patent/JP2890147B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994020425A1 (fr) * | 1993-03-11 | 1994-09-15 | Naintsch Mineralwerke Gesellschaft M.B.H. | Procede perfectionne d'epuration d'eaux usees du type 'a boues activees', permettant d'accroitre les rendements d'epuration |
US5759403A (en) * | 1993-03-11 | 1998-06-02 | Naintsch Mineralwerke Gessellschaft M.B.H. | Method for purifying waste water using activated slude to increase purification yields |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2890147B2 (ja) | 1999-05-10 |
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