JPH04253634A

JPH04253634A - タバコのパツク

Info

Publication number: JPH04253634A
Application number: JP24850991A
Authority: JP
Inventors: Donald H Evers; ドナルド・エイチ・エバース
Original assignee: Philip Morris Products SA; Philip Morris Products Inc
Current assignee: Philip Morris Products SA; Philip Morris Products Inc
Priority date: 1990-09-04
Filing date: 1991-09-03
Publication date: 1992-09-09
Also published as: EP0476882A1; AU646282B2; AU8273491A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はタバコのパツクに関し、更に特に箱形のタバコ
のパツクに関する。箱形のタバコのパツクは非常に良く
知られている。そのような箱の最も人気のある形の１つ
はタバコが垂直に入る主たる下部分を含む厚紙の外側員
を有している。その上部分は厚紙のふたであり、これは
ふたを後方へ傾けた時にタバコの上端が露出されるよう
に、（必ずしもでないけれど）しばしば主部分の後に蝶
番的に取付けられている。そのような箱は典型的には、
主部分の内側にあり且つ主部分からふたの下側まで延び
てふたの開閉時にそれと重なり合う厚紙の内側枠を有す
る。この重なり合いはふたをしつかりと且つきちんと閉
じておくのに役立ち、そしてふたが偶然に開く危険性を
減ずる。タバコは外側員及び内側枠の内部にアルミニウ
ムのホイルで包まれていてもよい。上述した種類のタバ
コのパツクは比較的小さく、そして強い。見える外側の
表面は、商品の情報、中味の表示、警告の表示などのた
めに必要とされる。それ故にパツクの外側には販売促進
クーポンのような更なる情報の余地はなく、例えそのよ
うな付加的な情報をパツクの外側に配置できたとしても
、消費者がその情報（例えばクーポン）を箱から取りは
ずすことは困難であろう。クーポン又は他の情報を別に
パツクの中へ入れることは、更なる工程段階及び生産装
置を必要とするから、消費者が気付かないかも知れない
からなどのために不利である。

本発明の目的は、クーポンや他の情報のために使用でき
且つ所望により容易に取りはずせて貯めることも捨てる
こともできる更なる表面を有するタバコのパツクを提供
することである。本発明のこれらの及び他の目的は、本
発明の本質に従い、内側枠（ｉｎｎｅｒｆｒａｍｅ）（
これは下記のことを除いて実質的に通常のものであつて
よい）が普通の前面の切り取り部分の上へ突き出た延長
部分を有する箱形のタバコのパツクを提供することによ
って達成される。この内側枠の延長部分は（必ずしもで
はないが）好ましくはふたを最初に開けた時に箱の中の
タバコの先端まで及びその上まで連続している。（タバ
コは普通のように内側枠内にホイルで包まれていてよい
。）本発明の第１の具体例において、この延長部分は内
側枠の上部分であり、これが故意に弱くしてあつて延長
部分の引裂き又は分離による除去を容易にする線に沿つ
て内側枠の残りに連結している。いずれかの所望の情報
はこの延長部分の片面又は両面のどこかに印刷すること
ができる。

一般に消費者はこの延長部分（及びその下にあるホイル
）を除去するまで最初のタバコを簡便に取出すことがで
きないから、延長部分の情報を見ないわけにいかない。

最初タバコの上端を覆つている延長部分はクーポンに好
都合な形である簡便に作られた四角形であつてよい。他
に、延長の「クーポン」部分はいろいろな他の形のいず
れであつてもよい。弱い第２の（好ましくはより強い）
線を延長部分に配置して、延長部分の残りから「クーポ
ン」部分を分離するのを容易にしてもよい。延長部分又
はその一部分は比較的硬い内側枠の厚紙であるから優秀
なクーポンとなる。本発明の第２の具体例によれば、内
側枠は内側枠の内側又は外側に沿つて折り返えされる最
初下方の部分を有し、斯くしてこの最初下方の部分を内
側枠の普通の前面の切取り部分の上方へ広げさせること
ができる。この結果消費者はパツクのふたを最初に開け
た時にそれを見ないわけにはいかない。この内側枠の折
り返される部分のすべて又は一部は好ましくは弱い線に
よつて内側枠の残りに連結され、従つてその部分を弱い
線から容易に除去しうる。例えばこの弱い線はミシン目
及び／又は部分的な切れ目で形成することができる。特
に好適な具体例において、この弱い線は折り返し部分を
折る線でもある。この結果弱い線は内側枠を所望の位置
で折るのを容易にし、全折り返し部分を消費者が除去で
きる。これはクーポンとして又は他の情報に使用するの
に最大の付加的表面積を提供する。この折り返し部分（
又は上述した弱い線を越えての少くともその部分）はそ
の片面又は両面上に所望の情報を印刷、エンボス（ｅｍ
ｂｏｓｓ）及び／又はデボス（ｄｅｂｏｓｓ）加工する
ことができる。本発明の更なる特徴、その本質及び種々
の利点は添付する図面及び以下の好適な具体例の詳細な
記述から更に明白になるであろう。図１は本発明を使用
することができる種類のタバコのパツク例の等角投影図
である。図２は上又はふたを後方へ折り返した図１のパ
ツクの前面図である。図３は上又はふたを後方へ折り返
した図１のパツクの上面図である。図４は本発明の第１
の具体例による形の内側枠の半完成品を示す。図５は図
２と同様の図であるが、図４に示した種類の内側枠を有
するパツクを示す。図６は図３と同様の図であるが、図
４に示した種類の内側枠を有するパツクを示す。図７は
本発明の第２の具体例による形の内側枠の半完成品の例
である。図８は最初下方の部分が折り返されて、最終パ
ツクにおける内側枠の内表面となる図７の内側枠の半完
成品を示す。図９は最初下方の部分が折り返されて、最
終パツクにおける内側枠の外表面となる図７の内側枠の
半完成品を示す。図１０は図２と同様の図であるが、図
７に示した種類の内側枠を有するパツクを示す。図１１
は本発明による別の形の内側枠の半完成品を示す図７と
同様の図である。図１２は図１１の別の内側枠半完成品
に対する図８と同様の図である。図１３は本発明による
別の形の内側枠の半完成品を示す図７と同様の図である
。図１４は図１３の別の内側枠半完成品に対する図８と
同様の図である。図１に示されるように、通常の蝶番的
についているふた、箱形、耐押し潰し性のタバコのパツ
ク１０は実質的に硬い材料例えば厚さ０．２５〜０．３
５ｍｍの板紙又は厚紙からなる外側員１２を含む。外側
員１２は主たる下部分１４及びふたの上部分１６を有す
る。主部分１４は前面２０、左側面２２、右側面２４、
背面２６、及び底面２８を有する。ふた１６も同様に前
面２０ａ、左面２２ａ、右面２４ａ、及び背面２６ａを
有し、これらはそれぞれ、ふたが図１に示すように閉じ
ている場合対応する主部分の連続部分として機能する。

更にふた１６は上面３０を有する。ふた１６は典型的に
は蝶番線３２に沿つて蝶番的に主部分１４に連結してい
る。即ち蝶番線において背面の２６及び２６ａが互いに
連結する。ふた１６を蝶番線３２に沿つて完全に開けた
場合、パツクは前から見て図２、又は上から見て図３に
示すような外観を呈する。図２及び３は主部分１４の少
くとも上方部分内に通常のように収まつた内側枠３８を
明示する。内側枠３８は実質的に硬い材料、例えば０．
２５〜０．３５ｍｍの厚さの板紙又は厚紙からなる。内
側枠３８は前面４０、左側面４２及び右側面４４を含む
。内側枠３８は主たる下方部分１４と接して位置し、典
型的には内側枠をその場にしつかりとめるために主部分
に接着されている。内側枠の前面４０の中央の上方部分
は消費者がパツク内のタバコ１８の上端に容易に手の届
くようにするために切れこみ又は切り取り部分を含む。

典型的には、タバコ１８は比較的薄い且つ柔軟な金属（
例えばアルミニウム）ホイル（図示してない）で包まれ
て内側枠３８の内側に位置する。そのようなホイルの包
紙は、それが未開放の場合、包装工程中タバコを保持す
ること、タバコを保護すること、タバコと内側枠及び他
の員との間の油質障壁を提供すること、及びタバコの水
分を保持することに役立つ。このホイルの包装紙の前面
の上方は消費者がパツクを開けるときに切りとることが
できる。内側枠の前面４０、左側面４２及び右側面４４
の各の上方部分は主たる下方部分１４の上方へ突きでて
おり、内側枠の内側においてタバコのパツクのいずれの
他の部分にもくつついていない。ふた１６を閉じた時、
それは主部分１４の上方へ突きでている内側枠３８の上
にぴつたりと合い且つ完全にそれを覆うが、依然内側枠
にくつつかないで隣つた状態で存在する。内側枠３８は
ふたの開閉時にいくらかふた１６と咬み合う。この咬み
合いは、ふた１６をきちんと閉じた状態に保つのに役立
ち、ふたが偶然に開く危険を減ずる。技術的に、例えば
米国特許第４，２１６，８９８号に示される如く公知の
保持用切りこみ（図示してない）を内側枠３８に装備し
て更なる咬み合いを付与してもよい。本発明による内側
枠半完成品１３８の例を図４に示す。図４〜６において
、同様であり或いは上述した内側枠と関連した要素に対
しては、同様の参照番号を用いる。内側枠３８に対して
上述したような実質的に硬い材料からなる内側枠の半完
成品１３８は、延長した前面パネル４０ａ及び上面パネ
ル５０（線５１によつてパネル４０ａと区別されている
）を含めて上方へ（線４１の上方へ）広がる前面パネル
４０を包含する。内側枠半完成品１３８は左面パネル４
２及び右面パネル４４も含む。パネル４２及び４４を後
方へ折るのを容易にするために、半完成品は（例えば線
４３及び４５に沿つて切りこみ線及び／又はミシン目を
入れて）弱くしてある。半完成品１３８は（例えば長い
切れ目又はミシン目により）線４１に沿つて弱くしてあ
る。後に更に詳細に記述するように、これは消費者が最
初にパツクを開けた時にパネル４０ａ及び５０を取り除
くのを容易にする。半完成品１３８は好ましくはパツク
を完成する時にパネル５０をタバコの上へ後方に折り曲
げるのを少くとも容易にするために（例えば切りこみ線
又はミシン目により）線５１に沿つて弱められている。

更にこの線５１に沿う弱さは消費者のパネル４０ａ及び
５０の分離を容易にする（例えばパネル５０上に印刷さ
れたクーポンを貯めたり、一方で更に不規則な形のパネ
ル４０ａを捨てたりできる）ようなものであつてよい。

線５１に沿う折り曲げだけを望むならば（例えば「クー
ポン」がなく、或いはパネル４０ａ及び５０が一緒にな
つて「クーポン」をなすという理由から）、半完成品は
その線に沿つて切りこみ線だけを入れてもよい。一方線
５１に沿つてパネルを分離したい場合には、５１に沿つ
て切れ目及び／又はミシン目を入れることができる。い
ずれの場合にも、半完成品１３８の線５１に沿う弱さは
好ましくは線４１に沿う弱さ以下であり、従つてパネル
４０ａ及び５０は一緒にパツクから取り除かれる。次い
で所望によりパネル４０ａ及び５０を線５１に沿つて分
離してもよい。図４〜６において、文字ＸＸＸ及びＹＹ
Ｙで示唆されるように、パネル４０ａ及び５０の一方又
は両方は、片面又は両面が所望の情報で印刷されていて
もよい。例えばパネル５０にクーポン又は宣伝情報を印
刷してよく、一方パネル４０ａにパネル５０を切りとり
、貯めておくことの指示を印刷してもよい。印刷はいず
れの時期においても（例えば内側枠をその最終の個々の
形に切りとる前又は後において）内側枠に付与すること
ができる。切断に先立つて印刷を適用する場合には切断
と印刷の目安とするために特別な目印しをつけてもよい
。図４に示す内側枠のデザインは、材料ロールから、ス
クラツプ又は切れ端もなく内側枠を連続的に切り取るこ
とを可能にするということが特記されよう。図５及び６
はそれぞれ図２及び３と同様であるが、パネル４０ａ及
び５０を切り取つてない内側枠１３８を含むタバコのパ
ツクを示している。異なつた形の内側枠１３８を用いる
ことを除いて、図５及び６に示すパツクは図１〜３と関
連して正確に上述した通りであつてよい。特に図５及び
６に示すパツクの外側員は上述した外側員１２と同一で
あつてよく、またタバコは上述したように内側枠の内側
でホイルに包まれていてもよい。図５及び６で理解でき
るように、パネル４０及び４０ａは前面２０の内側にあ
り及び／又はそこから上へ広がつている。パネル４２及
び４４はそれぞれ左側面及び右側面２２及び２４の内側
にあり、そこから上へ延びている。パネル５０はパツク
内のタバコの上端上に（タバコの周囲のホイル包装紙の
外側に）広がつている。内側枠１３８は完全にタバコの
周囲のホイル包装紙の外側にある。内側枠１３８は典型
的には外側員成分１４及び１６の直ぐ内側に存在し、そ
して外側員の主部分１４に接着されていてよい。しかし
ながら、主部分１４の上方の内側枠１３８の部分は、い
ずれの具合にも外側員部分（即ちふた部分１６）にくつ
ついてはいない。パネル４０ａ及び５０も、好ましくは
タバコの周囲に巻かれたホイルのような内側枠の内側の
何ものにもくつついていない。内側枠１３８は、上述し
た如き内側枠３８と同様にふた１６と開閉時に咬み合う
。図５及び６は上部１６の開いたパツクを示すけれど、
この上部が図１〜３に示し且つ上述したものと全く同様
に開閉する。従来法におけるように、図５及び６に示す
パツクの上部を閉じると、パツクの外側員は完全に閉じ
、ふた１６が内側枠１３８にくつつかなくてもこの内側
枠を完全に隠ぺいする。従つて図５及び６に示すパツク
を閉じたとき、それは全く図１に示すように見える。図
４に示す種類の内側枠を有するパツクの使用者が最初に
パツクを開けた時、図５及び６に示されているものを見
る。パツクからタバコを簡便に取出すには、消費者は最
初に内側枠の厚紙パネル４０ａ及び５０を除去しなけれ
ばならない。これは線４１に沿つて見える弱い線から消
費者の容易に知ることであり、またそれによつて容易に
行うことができる。内側枠上の印刷はこれらのパネルの
除去を記してあつてもよい。パネル４０ａ及び５０を除
去した後、パツクは丁度図２及び３に示したように見え
、次いで通常のパツクと同じようになる。パネル４０ａ
及び５０はパツクから除去された後、互いに切り離すこ
とができ（例えばパネル５０を貯め、一方パネル４０ａ
を上述したように捨てることができ）、或いは１つの単
位として捨てる又はとつておくために一緒にしておいて
もよい。パネル４０ａ及び５０は厚紙であるから、それ
は優秀なクーポンとなる。パネル５０は四角として示さ
れているが、これは他の形例えばスカロツプ形、卵形な
どであつてもよいことが理解されよう。また線４１は更
なる表示面積が必要とされる程度までパネル４０ａの寸
法を増加させるために図面に示した位置から下へ移動さ
せることができる。一方表面面積がもつと少くてよいな
らば、パネル５０を完全に省略することができる。内側
枠１３８を、更なる印刷した情報をもりこむために適当
なものとして議論してきたけれど、それはタバコの上端
をより完全に覆うから、ほこり除けとして、即ち内側枠
で覆われた領域のタバコに対するホイル包装紙の代替と
して使用してもよい。本発明の第２の具体例による内側
枠半完成品１３８の例を図７に示す。続く図においては
、同様である、又は上述した内側枠の要素と関連する要
素に対しては同様の参照番号を使用する。内側枠の半完
成品１３８は最初に下方の部分４０ａを有する前面パネ
ル４０、左側面パネル４２、及び右側面パネル４４を含
む。パネル４２及び４４の曲げを容易にするために、半
完成品は線４３及び４５に沿つて（例えば切りこみ線又
はミシン目で）弱くすることができる。半完成品１３８
は下方部分４０ａの各端に沿つて位置する垂直線４１ａ
及び４１ｂに沿つて十分弱くされており、又は好ましく
は切れ目が入れられていてもよい。切れ目４１ａ及び４
１ｂ並びに弱い線４１ｃは図８又は９に示すように線４
１ｃに沿つて最初下方の部分４０ａを上へ折り返すのを
容易にする。図８において、最初下方の部分４０ａは半
完成品１３８の残りの後ろ側に折り返されている。図９
に示す別の具体例では、これに対し、最初下方の部分４
０ａが半完成品の残りの前側に折り返されている。更に
線４１ｃに沿う折り返しを容易にするために、この線の
弱さは最終のパツクから線４１ｃに沿う分離によつて部
分４０ａが容易に除去しうるようなものであつてよい。

他に線４１ｃを比較的強く作り、そして他のより弱い線
（図示してない）を線４１ｃとその部分の反対側の端５
１との間に部分４０ａを横切つて配置してもよい。この
場合には、この他の弱い線を越えて部分４０ａの部分だ
けが最終パツクから消費者によつて除去される。図８又
は９で理解できるように、部分４０ａを折り返す線４１
ｃは好ましくは部分４０ａのかなりの部分が主パツク部
分１４の前面の上端より上方へ、また好ましくは内側枠
の上端によつて簡便に付与される切り取りの下端より上
方へ突き出るように十分高いところに位置する。確かに
部分４０ａは以下に詳細に議論する例えば図１３及び１
４に示される如き最終のパツクにおいてタバコの上端部
分の全部又は一部の上に広がることができる。一方部分
４０ａを折り返す線４１ｃは好ましくは線４１ｃが最終
のパツクにおいて見えないように主パツク部分４１の前
面の上端より下に位置する。図７〜１０に示す具体例に
おいて、部分４０ａは折り返した時、最終パツクにおけ
るタバコの上端又はそれに近い凡その内側枠の上部まで
広がる。部分４０ａの片面又は両面は図面の鎖線文字Ａ
ＢＣ及びＤＥＦで示されるようにいずれか所望の情報を
印刷、エンボス及び／又はデボス加工することができる
。好ましくはこの情報の少くとも一部は、パツクを最初
に開けた時に消費者の目にとまるようになる。この時見
える情報は、消費者が部分４０ａをパツクから除去する
ことの指示を含んでいてもよい。これをする場合、部分
４０ａの更なる情報が消費者にとつて見えてもよい。除
去される部分はクーポン又はクーポン類似品に対して簡
便な寸法及び形であつてよい。内側枠の上方の切り取り
部分への突き出しにより、部分４０ａはパツクを開けた
時に消費者に良く見えるばかりでなく、それを除去する
まで、パツクからのタバコの、普通では容易な取り出し
が妨害されるという事実によつて部分４０ａの除去がう
ながされる。印刷、エンボス及び／又はデボス加工はい
ずれかの時期に（例えば内側枠をその最終の個々の形に
切断する前又は後に）部分４０ａに付与することができ
る。切断に先立つては切断と印刷を補助するために特別
な目印を印刷に付けておいてもよい。図７に示す内側枠
のデザインはスクラツプや切れ端がなく、材料のロール
から内側枠を連続的に垂直に切りとることを可能にする
ということが特記されよう。図１０は図２と同様である
が、部分４０ａを除去する前の本発明の内側枠１３８を
含むタバコのパツクを示す。図１０に示すパツクでは、
内側枠部分４０ａが図８におけるように折り返されるけ
れど、部分４０ａは所望により図８に示されるように別
法で折り返されていることが理解されよう。図１０で理
解されるように、パネル４０及び４０ａは内側にあり及
び／又は前面２０から上方へ延びる。パネル４２及び４
４はそれぞれ内側にあり、左右の側面２２及び２４から
上方へ延びる。パネル４０ａは通常タバコの上端の前に
付与されている内側枠の切り取り部分へ広がる。この結
果それは（１）はつきりと見え、（２）　除去するのに
簡単につかめ、そして（３）　その除去まで最初の容易
なタバコの取り出しの障害となりうる。内側枠１３８は
好ましくは（例えば内側枠４２及び４４をそれぞれパツ
クの側面２２及び２４に接着させることにより）パツク
の主部分の内側に接着されている。所望により、除去す
べき内側枠部分を、上述した如きタバコの回りに巻かれ
たホイルの上方部分に通常付与されているホイル引き出
しタブ（ｔａｂ）に接着してあつてもよい。

この時内側枠の除去しうる部分は、ホイルの引き出しタ
ブを引張つた時にパツクから出てくる。図１０は上部１
６の開いたパツクを示すけれど、この上部が図１〜３に
示し且つ上述したものと全く同様に開閉する。従来法に
おけるように、図１０に示すパツクの上部を閉じると、
パツクの外側員は完全に閉じ、ふた１６が内側枠１３８
を隠ぺいする。従つて図１０に示すパツクを閉じたとき
、それは全く図１に示すように見える。図７に示す種類
の内側枠を有するパツクの使用者が最初にパツクを開け
た時、図１０に示されているものを見る。パツクからタ
バコを簡便に取出すには、消費者は最初にパネル４０ａ
を除去しなければならない。これはパネル４０ａ上或い
は内側枠又はパツクのどこかに印刷することにより、消
費者に対して特に明示することができる。パネル４０ａ
を除去した後、パツクは丁度図２及び３に示すように見
え、次いで機能的には通常のパツクと同じとなる。パネ
ル４０ａは図面において四角形であるけれど、他の形例
えばスカロツプ形、丸形、矢じり形などの端部を有して
いてもよいことが理解されよう。本発明による内側枠の
除去しうる部分を所望によつて拡大するには種々の技術
を用いることができる。例えば図１１及び１２は別の具
体例２３８を示す。この場合、弱い線４１ｃは半完成品
の全体を横切つて延び、これに沿つて内側枠半完成品の
最初に下方部分を折り返し、続いて切り離せるようにす
る。この具体例では切れ目線４１ａ及び４１ｂは必要な
い。従つて内側枠の除去しうる部分は前パネル４０の最
初下方の部分４０ａ、並びに最初下方の側面の４２及び
４４の部分４２ａ及び４４ａを含む。図１３及び１４は
他の具体例を示す。前面パネル４０の最初下方の部分４
０ａは、その部分の４０ａ′が最終パツクのタバコの上
部を覆うように折り曲げられるだけ十分に大きい。部分
４０ａは、これを（図１３に示すように）下方へ延ばす
ことにより或いは折れ曲げ線４１ｃを上昇させることに
よりこの方法で拡大することができる。長いタバコは後
者の別法の採用を容易にする。図１０に示す別法は内側
枠半完成品の上方及び下方の部分が正確に補完せず、従
つてこの特別なデザインを用いた場合にはいくらかの内
側枠の切れ端が生ずるという欠点をもつ。更なる弱い線
４１ｄは、タバコの上部の上へ部分４０ａ′を折り曲げ
るのを容易にするために付与される。上記々述は本発明
の本質の単なる例示であり、また本発明の範囲及び精神
から離れずして同業者は種々の改変を行いうることが理
解されよう。例えばふた１６は主部分１４と一体化して
いても、タブによつて主部１４に接合されていてもよい
。またパツクのふたは回転で開閉するのではなくて、内
側枠上を滑つて開閉してもよい。ふた及び箱の外側員の
主部分に関して言うと、内側枠４０の折り曲げ部分又は
除去しうる部分４０ａは、折り曲げ又は部分的な切断線
により内側枠の残りから分けられている代りに、連続的
な切断線によつて完全に切断され（又は確かに別々に供
給され）ていてよく、また接着タブ又は他の連結要素に
よつて一体化されていてもよい本発明の本質はいずれか
の大きさのタバコのパツク（例えば６本、１０本、１４
本、２０本（図面に示すもの）、２５本などのタバコの
パツク）に適用できることも理解されよう。本発明の特
徴及び態様は以下の通りである。

１．上端がパツク内のタバコの上端より低いように減ぜ
られた高さの前面（２０）を含む箱の外側員（１４）及
び該外側員の前面内に少くとも一部配置された前面（４
０）を有する内側枠員（１３８、２３８、３３８）を含
んでなるタバコのパツクであつて、該内側枠員の前面が
、内側枠員の上端の下方に位置し且つ内側枠員の残部に
連結された部分（４０ａ）を限定する区分線（４１）を
有して形成され、但し該部分が外側員の前面の上端より
上方へ広がり且つ該内側枠員の残部に対して該線に沿う
以外該パツクのいずれの部分にも連結していない、該タ
バコのパツク。

２．該内側枠員の前面（４０）が該区分線（４１）に沿
つて弱くなつており、これによつて該部分が容易に引裂
いてパツクから除去することができる上記１のタバコの
パツク。

３．該内側枠の前面（４０）が該線（４１）の殆んどで
あるが全部でなく切断されて該線に沿つて弱くなつてい
る上記２のタバコのパツク。

４．該弱い線（４１）が該内側枠前面（４０）の上端（
５１）に隣る上方部分（４０ａ）を限定し、これによつ
て該上方部分をパツクから容易に完全に引裂くことがで
きる上記２のタバコのパツク。

５．該線（４１）が該内側枠の前面（４０）の横の垂直
端（４３、４５）間にわたつて実質的に延びる上記４の
タバコのパツク。

６．該横の垂直端（４３、４５）において、該線（４１
）が該上端（５１）の近くに、但し該垂直端間にあり、
該線が該上端から下方へ離れて内側枠前面（４０）の残
りの上部における切り取りを限定し、そして該内側枠前
面の外部分（４０ａ）が引裂かれた時に該パツクからの
タバコの取出しが容易となる上記５のタバコのパツク。

７．該線（４１）が外側員の前面（２０）の上端より上
方にある上記４のタバコのパツク。

８．該箱の外側員（１４）の底部から該上端（５１）ま
での距離が実質的に包装すべきタバコの長さであり、そ
して該内側枠員（１３８）が更に該上端から該パツクの
後面の方向へ広がる内側枠の上面（５０）を有する上記
４のタバコのパツク。

９．該内側枠員（１３８）が更に該上端（５１）に沿つ
て弱くされて、該内側員上面（５０）の該部分（４０ａ
）からの分離を容易にする上記８のタバコのパツク。

１０．該内側枠の前面（４０）が該上端（５１）に沿つ
てよりも該線（４１）に沿つて大程度に弱められている
上記９のタバコのパツク。

１１．該内側枠の前面の該部分（４０ａ）及び／又は存
在するならば該内側枠の上面（５０）が予じめ決められ
た表示で印刷された上記４のタバコのパツク。

１２．最初は該内側枠の前面（４０）の下方部分である
が、これを該区分線（４１）に沿つて該前面の残りに平
行に折り返し、斯くして該折り返した部分の上部を該外
側員前面（２０）の該上端より上方へ広がらせることに
より該内側枠部分（４０ａ）を付与する上記１のタバコ
のパツク。

１３．該折り曲げ線が該外側員前面（２０）の上端より
下にある上記１２のタバコのパツク。

１４．該内側枠前面（４０）の残りが、該外側員前面（
２０）の上端より上で、パツク中のタバコの上端より下
にある上端を有する上記１２のタバコのパツク。

１５．該折り返した部分の上方部分が該内側枠前面（４
０）の上端より上へ延びる上記１４のタバコのパツク。

１６．該内側枠員（１３８、２３８、３３８）の上方部
分が、この上方部分の該パツクからの除去を容易にする
ために弱められた線に沿つて該内側枠員の残りに結合す
る上記１２のタバコのパツク。

１７．該折り返し部分（４０ａ）が該弱い線に沿つて折
り返される上記１６のタバコのパツク。

１８．該折り返し部分（４０ａ）がタバコの上端の上ま
で延びる上記１２のタバコのパツク。

１９．該内側枠員（１３８、２３８、３３８）がそれぞ
れ該内側枠前面（４０）の左及び右側端から該パツクの
後方へ且つ該パツクの側面（２２、２４）内で延びる左
及び右側パネル（４２、４４）を含み、そして該側面パ
ネルの各が各パネルの残りに平行に折り返される最初下
方の部分（４２ａ、４４ａ）を含む上記１２のタバコの
パツク。

２０．該折り返し部分（４０ａ）に予じめ決められた表
示を印刷した上記１２のタバコのパツク。

２１．該パツク中のタバコが該内側枠員（１３８）の内
側においてホイル包装材で包装されており、該ホイル包
装材が該内側枠前面（４０）の上方部分（４０ａ）が付
着している除去しうる上方部分を有する上記１のタバコ
のパツク。

２２．更に該箱員（１４）の後面に好ましくは蝶番的に
連結され、該内側枠員（１３８、２３８、３３８）の部
分上にぴつたり合い、そして該外側員前面（２０）の該
上端より上方に広がって該パツクを閉じるふた員（１６
）を含んでなる上記１のタバコのパツク。

２３．該内側枠員（３８、１３８）が該ふた員（１６）
にはくつついていないが、それと咬みあつてふたの開き
を少し妨害する上記２１のタバコのパツク。

２４．該外側員（１４）、該内側枠（４０）、及び存在
する場合ふた員（１９）がすべて厚さ０．２５〜０．３
５ｍｍの板紙又は厚紙から作られる上記１のタバコのパ
ツク。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を使用することができる種類のタバコの
パツク例の等角投影図であり、

【図２】上又はふたを後方へ折り返した図１のパツクの
前面図であり、

【図３】上又はふたを後方へ折り返した図１のパツクの
上面図であり、

【図４】本発明の第１の具体例による形の内側枠の半完
成品を示し、

【図５】図２と同様の図であるが、図４に示した種類の
内側枠を有するパツクを示し、

【図６】図３と同様の図であるが、図４に示した種類の
内側枠を有するパツクを示し、

【図７】本発明の第２の具体例による形の内側枠の半完
成品の例であり、

【図８】最初下方の部分が折り返されて、最終パツクに
おける内側枠の内表面となる図７の内側枠の半完成品を
示し、

【図９】最初下方の部分が折り返されて、最終パツクに
おける内側枠の外表面となる図７の内側枠の半完成品を
示し、

【図１０】図２と同様の図であるが、図７に示した種類
の内側枠を有するパツクを示し、

【図１１】本発明による別の形の内側枠の半完成品を示
す図７と同様の図であり、

【図１２】図１１の別の内側枠半完成品に対する図８と
同様の図であり、

【図１３】本発明による別の形の内側枠の半完成品を示
す図７と同様の図であり、そして

【図１４】図１３の別の内側枠半完成品に対する図８と
同様の図である。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　上端がパツク内のタバコの上端より低
いように減ぜられた高さの前面（２０）を含む箱の外側
員（１４）及び該外側員の前面内に少くとも一部配置さ
れた前面（４０）を有する内側枠員（１３８、２３８、
３３８）を含んでなるタバコのパツクであつて、該内側
枠員の前面が、内側枠員の上端の下方に位置し且つ内側
枠員の残部に連結された部分（４０ａ）を限定する区分
線（４１）を有して形成され、但し該部分が外側員の前
面の上端より上方へ広がり且つ該内側枠員の残部に対し
て該線に沿う以外該パツクのいずれの部分にも連結して
いないことを特徴とするタバコのパツク。