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JPH04252631A - システム多重化データ通信システムの同期化方法及び該方法によるシステム多重化データ通信システム - Google Patents

システム多重化データ通信システムの同期化方法及び該方法によるシステム多重化データ通信システム

Info

Publication number
JPH04252631A
JPH04252631A JP3008992A JP899291A JPH04252631A JP H04252631 A JPH04252631 A JP H04252631A JP 3008992 A JP3008992 A JP 3008992A JP 899291 A JP899291 A JP 899291A JP H04252631 A JPH04252631 A JP H04252631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data communication
communication system
buffer
switch
control information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3008992A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Shinomiya
知宏 篠宮
Kazuo Iguchi
一雄 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP3008992A priority Critical patent/JPH04252631A/ja
Publication of JPH04252631A publication Critical patent/JPH04252631A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシステム多重化データ通
信システムの同期化方法及び該方法によるシステム多重
化データ通信システムに関し、さらに詳しくはバッファ
を有する複数のデータ通信システムを切り替えて使用す
る際に現用系と同期のとれた予備系の再構成を行うシス
テム多重化データ通信システムの同期化方法及び該方法
によるシステム多重化データ通信システムに関する。
【0002】今日、広帯域ISDNでは、音声、画像、
高速デ−タ通信等のマルチメディアをサポートするため
非同期転送モード(ATM:Asynchronous
 Transfer Mode)と呼ばれる固定長パケ
ット(セル)の高速通信方式が検討されているが、かか
るATMシステムを多重化し、より信頼性の高いATM
交換システムの実現が要望されている。
【0003】
【従来の技術】図13は従来の一般的な二重化データ通
信システムのブロック図で、図において1は入力ポート
IP1 〜IPn のデータを交換して出力ポートOP
1 〜OPnに出力する0系のデータ通信システム、2
は同じく入力ポートIP1 〜IPn のデータを交換
して出力ポートOP1 〜OPn に出力する1系のデ
ータ通信システム、3は0系と1系の出力ポートOP1
 〜OPn を切り替える切替部である。
【0004】また各系において、4〜6は入力ポートI
P1 〜IPn のデータを蓄えるバッファ、7はバッ
ファ4〜6のデータを交換する空間スイッチ部、8は空
間スイッチ部7のデータ交換制御を行う空間スイッチ制
御部、9,9´は各空間スイッチ制御部8がスイッチ制
御のために参照するパスの制御情報である。
【0005】ところで、このようなパスの制御情報は、
例えば前にどの入力ポートをサービスしたか覚えておき
、次にどの入力ポートをサービスするかを決めるために
適宜参照されるもので、このサービスポインタは時間経
過とともにあるいはトラフィックの混み具合等によって
ダイナミックに変化する。
【0006】従来は、0系と1系のデータ交換制御を同
期化させる適当な方法や手段がなかったため、システム
の切替時にデータの破棄や重複が発生していた。
【0007】図14は従来の非同期化切替処理を説明す
る図で、該図はバッファ4〜6のデータ(a)〜(n)
を出力ポートOP1 に多重化交換する場合を示してい
る。従来は、現用系1と予備系2が同期化されていない
ので、現用系1では自己の制御情報9に従い入力データ
を(a),(b),(c)の順で多重化しているが、予
備系2では自己の制御情報9´に従い同じ入力データを
(b),(c),(a)の順で多重化している状態が起
こり得た。このため、例えば切替部3で出力ポートOP
1 をti のタイミングに切り替えると、本来なら現
用系1によって(a),(b),(c)の順に出力され
るべきデータが実際は(a),(c),(a)の順に出
力されてしまい、データ(b)が破棄されるばかりか、
データ(a)の重複も発生して極めて都合が悪い。
【0008】このような問題は当然他の出力ポートOP
2 〜OPn でも起こるし、また、さらに一層の安全
を期した多数決論理等によるシステム多重化データ通信
システムにおいてさえも起こり得る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のシ
ステム多重化データ通信システムでは、現用系と予備系
のパスの制御が同期化されないので、システムの切替時
にデータの破棄や重複が生じていた。
【0010】本発明の目的は、システム多重化データ通
信システムの切替時にデータの破棄や重複が生じないシ
ステム多重化データ通信システムの同期化方法を提案す
ることにある。
【0011】また本発明の他の目的は、システム多重化
データ通信システムの切替時にデータの破棄や重複が生
じないシステム多重化データ通信システムを提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題は図1の方法
により解決される。即ち、本発明の同期化方法は、バッ
ファを有する複数のデータ通信システムを切り替えて使
用するシステム多重化データ通信システムの同期化方法
において、1のデータ通信システムの所定のバッファが
空である状態を検出する行程S10と、この検出により
他のデータ通信システムの対応するバッファをリセット
する行程S20と、前記1のデータ通信システムの当該
空バッファに関連するパスの制御情報を他のデータ通信
システムの対応するバッファに関連するパスの制御情報
として該他のデータ通信システムにロードする行程S3
0とを備える。
【0013】また上記の課題は図2の構成により解決さ
れる。即ち、本発明のシステム多重化データ通信システ
ムは、バッファを有する複数のデータ通信システムを切
り替えて使用するシステム多重化データ通信システムに
おいて、バッファを有するスイッチ部101と、該スイ
ッチ部101を外部よりアクセス可能なパスの制御情報
に従つて制御するスイッチ制御部102と、所定のバッ
ファが空である状態を検出する検出部103とを備える
データ通信システム100,200と、1のデータ通信
システム100の所定のバッファが空であることにより
他のデータ通信システム200の対応するバッファをリ
セットすると共に前記1のデータ通信システム100の
当該空バッファに関連するパスの制御情報を他のデータ
通信システム200の対応するバッファに関連するパス
の制御情報として該他のデータ通信システム200にロ
ードする同期化制御部300とを備える。
【0014】
【作用】本発明によるシステム多重化データ通信システ
ムにおいては、例えばデータ通信システム100の稼働
中にデータ通信システム200をスタートさせ、この時
点よりデータ通信システム200はデータ通信システム
100と同じ入力データの交換制御を開始する。
【0015】しかし、データ通信システム200の制御
は初期状態からスタートするので、例えばデータ通信シ
ステム100のサービスポインタは入力ポートIP3 
を指しているのに、データ通信システム200のサービ
スポインタは入力ポートIP1を指している状態が起こ
る。
【0016】そこで、同期化制御部300は、データ通
信システム100の所定のバッファが空BE1であるこ
とにより制御ライン301を介してデータ通信システム
200の対応するバッファをリセットすると共に、バス
ライン302を介してデータ通信システム100の当該
空バッファに関連するパスの制御情報104をデータ通
信システム200の対応するバッファに関連するパスの
制御情報104´としてデータ通信システム200にロ
ードし、これにより両データ通信システム100,20
0の所定のバッファに関する制御が同期化される。
【0017】かくして、残りのバッファについても上記
同様の同期化を行い、やがて全バッファについての制御
が同期化されると、両データ通信システム100,20
0は全体として同期化される。
【0018】その後は、外部からの指示SWにより切替
部400において両データ通信システム100,200
を何時の時点でも切り替え可能である。
【0019】
【実施例】図3は第1実施例の二重化データ通信システ
ムのブロツク図で、図において図13と同一符号は同一
又は相当部分を示し、21は0系のデータ通信システム
、22は1系のデータ通信システム、23は0系と1系
のデータ通信システムを同期化させる同期化制御部であ
る。
【0020】また各系において、24〜26はバッファ
が空の検出機能を備えるバッファ、27はバッファ24
〜26のデータ(例えば固定長32バイトからなるセル
)を多重化するデータ多重化スイッチ部、28はデータ
多重化スイッチ部27のデータ多重化制御を行う多重化
スイッチ制御部、29,29´は各多重化スイッチ制御
部28がスイッチ制御のために参照するパスの制御情報
(サービスポインタ等)、30は全バッファ24〜26
が空の状態を検出する検出部(例えばANDゲート)で
ある。
【0021】さらに、31は同期化制御部23と0系及
び1系の多重化スイッチ制御部28とを夫々接続する制
御ライン、32は0系のパスの制御情報29と1系のパ
スの制御情報29´とを接続するバスラインである。
【0022】図4はバッファ24の一例を示すブロツク
図で、他のバッファ25,26についても同一である。 またこのバッファ24は他の実施例にも使用可能である
。図において、241は入力ポートIPi のデータを
蓄えるメモリ(MEM)、242はメモリ241の書込
アドレス(WA)を発生する書込カウンタ(WCTR)
、243はメモリ241の読出アドレス(RA)を発生
する読出カウンタ(RCTR)、244は書込アドレス
(WA)のセル単位を表す上位ビット(A)と読出アド
レス(RA)のセル単位を表す上位ビット(B)とを比
較して(A=B)のときにHIGHレベルを出力するコ
ンパレータ(CMP)、245はANDゲートである。
【0023】図5はバッファ24の動作タイミングチャ
ートで、図において、入力ポートIPi に到来するセ
ル(a)〜(e)は該入力ポートIPi 側からの書込
要求信号(WREQ/)及び書込クロック信号(fWi
)に従つて図示のようなタイミングにメモリ241に書
き込まれ、これにより書込カウンタ242のカウント(
A)は1セルの書き込みを終了する度にカウントアップ
する。 一方、このメモリ241に書き込まれたセル(a)〜(
e)はデータ多重化スイッチ部27側からのサービス許
可を得た読出クロック信号(fRi)に従つて図示のよ
うなタイミングに出力ポートOi に読み出され、これ
により読出カウンタ243のカウント(B)は1セルの
読み出しを終了する度にカウントアップする。
【0024】かくして、読出カウンタ243のカウント
(B)は書込カウンタ242のカウント(A)を追従す
ることになり、もし途中でセルの多重化サービスが他の
バッファ25又は26に対して行われたような場合(タ
イミングt4 〜t5 )にはこのバッファ24に対し
て次の読出サービスが行われるまで読出カウンタ243
のカウント(B)は待たされる。こうしてカウントが進
み、書込カウンタ242のカウント(A)が最大値から
0に戻ると、これに追従して読出カウンタ243のカウ
ント(B)も最大値から0に戻り、上記の追従が無制限
に繰り返される。
【0025】従つて、コンパレータ244の出力(A=
B)は〜t2 、t6 〜t7 及びt9〜のタイミン
グにHIGHレベルになるが、この内のt1 〜t2 
及びt6 〜t7のタイミングでは既に書込要求信号(
WREQ/)がLOWレベル(セル書込中)になってい
るので、結局、ANDゲート245の出力にはバッファ
24が空である状態を検出した信号(Ei)が得られる
【0026】なお、図4において多重化スイッチ制御部
28の側からリセット信号(RS)が入力すると、書込
カウンタ242と読出カウンタ243は共にリセットさ
れ、メモリ241のデータ有無にかかわらずバッファ2
4は空の状態になる。
【0027】図6は同期化制御部23の制御フローチャ
ートで、例えば故障した1系をオフラインにして切り離
し、該1系を修理した後、再び1系をオンラインに戻す
と、この状態が制御ライン32を介してステータス信号
(ST)として同期化制御部23に知らされ、この処理
に入力する。
【0028】ステツプS1では0系(現用系)の全バッ
ファ24〜26が空になるのを待ち、該0系の全バッフ
ァ24〜26が空になるとステツプS2に進んで1系(
予備系)の全バッファ24〜26をリセットし、ステツ
プS3ではバスライン32を介して高速に0系のパスの
制御情報29を1系のパスの制御情報29´にロードす
る。
【0029】なお、ステツプS2とステツプS3は逆で
も良い。
【0030】このように、0系の全バッファ24〜26
が空であることは、一瞬の間0系のパスの制御情報29
が固定されて更新されないと言うことであるから、この
一瞬の間を利用して1系の全バッファ24〜26をリセ
ットし、かつ0系のパスの制御情報29を1系のパスの
制御情報29´にロードすれば、その後に両系のバッフ
ァ24〜26に入力されるセルに対しては0系のデータ
多重化スイッチ部27も1系のデータ多重化スイッチ部
27も夫々同一シーケンス(同じ位相を持ったサービス
ポインタ)でデータ多重化スイッチ制御を行うことにな
り、こうして0系と1系の同期化が完了する。
【0031】図7は第1実施例による同期化切替処理を
説明する図で、本実施例によれば予め0系と1系の制御
は同期化されるので、その後はいかなる時点でも各パス
の制御情報29,29´は同一の入力ポートを指し、こ
のために0系と1系では共に例えば入力データを(a)
,(b),(c)の順で多重化することになり、従つて
、切替部3が出力ポートOP1 を例えばti のタイ
ミングに切り替えても、該切替部3の出力には本来の0
系(現用系)によって(a),(b),(c)の順に多
重化出力されるべきものと同一順序のデータが得られる
【0032】図8は第2実施例の二重化データ通信シス
テムのブロツク図で、図において図3と同一符号は同一
又は相当部分を示し、41は0系のデータ通信システム
、42は1系のデータ通信システムである。
【0033】また各系において、B11〜B44は(4
×4)のクロスポイントに設けられたバッファ、43は
バッファB11〜B44のデータを交換するクロスポイ
ントスイッチ部、44はクロスポイントスイッチ部43
のデータ交換制御を行うクロスポイントスイッチ制御部
、45,45´は各クロスポイントスイッチ制御部44
がスイッチ制御のために参照するパスの制御情報、46
は全バッファB11〜B44が空の状態を検出する検出
部である。
【0034】上記の構成により、例えば0系の全バッフ
ァB11〜B44にデータが無いときに1系の全バッフ
ァB11〜B44をリセットし、かつ0系のパスの制御
情報45を1系のパスの制御情報45´にロードすれば
0系と1系が同期化する。
【0035】図9は第3実施例の二重化データ通信シス
テムのブロツク図で、図において図8と同一符号は同一
又は相当部分を示し、51は0系のデータ通信システム
、52は1系のデータ通信システムである。
【0036】また各系において、SC1 〜SC4 は
クロスポイントスイッチ部43の出線(出力ポート)毎
にデータ多重化制御を行うクロスポイントスイッチ制御
部、D1 〜D4 は各クロスポイントスイッチ制御部
SC1 〜SC4 がスイッチ制御のために参照するパ
スの制御情報、A1 〜A4 は出線毎のバッファが空
の状態を検出する検出部である。
【0037】上記の構成により、例えば0系のバッファ
B12〜B42にデータが無いときに1系のバッファB
12〜B42をリセットし、かつ0系のパスの制御情報
D2 を1系のパスの制御情報D2 ´にロードすれば
まず0系と1系の各クロスポイントスイッチ制御部SC
2 が同期化する。次に同様にして0系と1系の各クロ
スポイントスイッチ制御部SC4 が同期化し、さらに
0系と1系の各クロスポイントスイッチ制御部SC1 
とSC3 が同期化すれば0系と1系が同期化する。
【0038】出力ポート毎のバッファB1i〜B4iが
空になる確率は全バッファB11〜B44が空になる確
率より格段に高いので、第3実施例のシステムは第2実
施例のシステムよりも格段に速く同期化される。
【0039】図10は第4実施例の二重化データ通信シ
ステムのブロツク図で、図において図3と同一符号は同
一又は相当部分を示し、61は0系のデータ通信システ
ム、62は1系のデータ通信システムである。
【0040】また各系において、63はバッファ24〜
26のデータを交換する空間スイッチ部、64は空間ス
イッチ部63のデータ交換制御を行う空間スイッチ制御
部、65,65´は各空間スイッチ制御部64がスイッ
チ制御のために参照するパスの制御情報である。
【0041】上記の構成により、例えば0系の全バッフ
ァ24〜26にデータが無いときに1系の全バッファ2
4〜26をリセットし、かつ0系のパスの制御情報65
を1系のパスの制御情報65´にロードすれば0系と1
系が同期化する。
【0042】図11は第5実施例の二重化データ通信シ
ステムのブロツク図で、図において図3と同一符号は同
一又は相当部分を示し、71は0系のデータ通信システ
ム、72は1系のデータ通信システムである。
【0043】また各系において、MS1 〜MS3 は
各入線にバッファB1 ,B2 を有する格子スイッチ
MS11〜MS43が図示の如く3段にリンクした段ス
イッチ部、MSC1 〜MSC3 は各段スイッチ部M
S1 〜MS3 のデータ交換制御を行う段スイッチ制
御部、D1 〜D3 は各段スイッチ制御部MSC1 
〜MSC3 が夫々の段スイッチ制御のために参照する
パスの制御情報、A1 〜A4 は段毎の全バッファが
空の状態を検出する検出部である。
【0044】上記の構成により、各段スイッチ制御部M
SC1 〜MSC3 は段毎に同期化されるので、0系
と1系の全体の同期化も速く行われる。
【0045】図12は第6実施例の二重化データ通信シ
ステムのブロツク図で、図において図3と同一符号は同
一又は相当部分を示し、81は0系のデータ通信システ
ム、82は1系のデータ通信システムである。
【0046】また各系において、AS11〜AS43は
各入線にバッファB1 ,B2 を有しセルの流れを交
換制御する自己ルーティングスイッチ、D11〜D43
は各自己ルーティングスイッチAS11〜AS43が夫
々のセル交換制御のために参照するパスの制御情報、A
11〜A43は自己ルーティングスイッチ毎の全バッフ
ァが空の状態を検出する検出部である。
【0047】ところで、ATM通信システムの例えばバ
ンヤン(Banyan)網で使用されるような自己ルー
ティングスイッチは、各入力セルに付された数ビットの
ヘッダを各1ビットづつ調べて単に“0”又は“1”の
出力ルートに振り分ける構造のものであるから、最も簡
単な構造のものはパスの制御情報なしでも実現できる。
【0048】しかし、このような自己ルーティングスイ
ッチでも、もし複数入線のセルが競合したような場合は
セルの破棄を防止するために各入線にバッファを設け、
何れかのセルが優先出力している間は、他のセルはバッ
ファに保持されていることが好ましい。
【0049】かかる場合には、各バッファに対する優先
順位の管理が必要になり、また前にどのバッファをサー
ビスして次にどのバッファをサービスすべきかのポイン
タ情報も必要になる。そして、この第6実施例において
は、各自己ルーティングスイッチAS11〜AS43内
でこのような情報を記憶している部分がパスの制御情報
D11〜D43である。
【0050】上記の構成により、各自己ルーティングス
イッチAS11〜AS43はスイッチ毎に同期化される
ので、0系と1系の全体の同期化も速く行われる。
【0051】なお、上記実施例では固定長データの交換
について述べたが、他のパケットのような可変長データ
の交換についても同様である。
【0052】また、上記実施例ではシステム二重化デー
タ通信システムについて述べたが、他の3重化システム
や、多数決論理を用いた多重化システムにも本発明を適
用可能である。
【0053】また、上記実施例では0系(現用系)の所
定のバッファが空であることにより1系(予備系)の対
応するバッファをリセットしかつ0系の空バッファに対
応するパスの制御情報を1系の対応するパスの制御情報
にロードする場合を述べたが、もし、予め予備系をスタ
ートさせておかない方法をとるならば、現用系の所定の
バッファが空であることにより該現用系の当該空バッフ
ァに関するパスの制御情報(サービスポインタ)を初期
化して、逆に予め初期化の状態で待っている予備系に現
用系を同期化させても良い。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、1のデータ通信システ
ムの所定のバッファが空であることにより該1のデータ
通信システムの当該空バッファに関連するパスの制御情
報を他のデータ通信システムの対応するバッファに関連
するパスの制御情報として他のデータ通信システムにロ
ードするので、あらかじめ両システムを同期化でき、デ
タ通信に影響を与えること無く、何時でもシステムを切
り替えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の制御原理を示す図である。
【図2】図2は本発明の原理的構成図である。
【図3】図3は第1実施例の二重化データ通信システム
のブロツク図である。
【図4】図4はバッファ24の一例を示すブロツク図で
ある。
【図5】図5はバッファ24の動作タイミングチャート
である。
【図6】図6は同期化制御部23の制御フローチャート
である。
【図7】図7は第1実施例による同期化切替処理を説明
する図である。
【図8】図8は第2実施例の二重化データ通信システム
のブロツク図である。
【図9】図9は第3実施例の二重化データ通信システム
のブロツク図である。
【図10】図10は第4実施例の二重化データ通信シス
テムのブロツク図である。
【図11】図11は第5実施例の二重化データ通信シス
テムのブロツク図である。
【図12】図12は第6実施例の二重化データ通信シス
テムのブロツク図である。
【図13】図13は従来の一般的な二重化データ通信シ
ステムのブロック図である。
【図14】図14は従来の非同期化切替処理を説明する
図である。
【符号の説明】
100  データ通信システム 101  スイッチ部 102  スイッチ制御部 103  検出部 104  パスの制御情報 200  データ通信システム 300  同期化制御部 301  制御ライン 302  バスライン 400  切替部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  バッファを有する複数のデータ通信シ
    ステムを切り替えて使用するシステム多重化データ通信
    システムの同期化方法において、1のデータ通信システ
    ムの所定のバッファが空である状態を検出する行程(S
    10)と、この検出により他のデータ通信システムの対
    応するバッファをリセットする行程(S20)と、前記
    1のデータ通信システムの当該空バッファに関連するパ
    スの制御情報を他のデータ通信システムの対応するバッ
    ファに関連するパスの制御情報として該他のデータ通信
    システムにロードする行程(S30)とを備えることを
    特徴とするシステム多重化データ通信システムの同期化
    方法。
  2. 【請求項2】  バッファを有する複数のデータ通信シ
    ステムを切り替えて使用するシステム多重化データ通信
    システムにおいて、バッファを有するスイッチ部(10
    1)と、該スイッチ部(101)を外部よりアクセス可
    能なパスの制御情報に従つて制御するスイッチ制御部(
    102)と、所定のバッファが空である状態を検出する
    検出部(103)とを備えるデータ通信システム(10
    0,200)と、1のデータ通信システム(100)の
    所定のバッファが空であることにより他のデータ通信シ
    ステム(200)の対応するバッファをリセットすると
    共に前記1のデータ通信システム(100)の当該空バ
    ッファに関連するパスの制御情報を他のデータ通信シス
    テム(200)の対応するバッファに関連するパスの制
    御情報として該他のデータ通信システム(200)にロ
    ードする同期化制御部(300)とを備えることを特徴
    とするシステム多重化データ通信システム。
  3. 【請求項3】  前記データ通信システム(100)は
    、各入線にバッファを有するデータ多重化スイッチ部(
    27)と、該データ多重化スイッチ部(27)をパスの
    制御情報に従つて制御する多重化スイッチ制御部(28
    )と、全バッファが空である状態を検出する検出部(3
    0)とを備えることを特徴とする請求項2のシステム多
    重化データ通信システム。
  4. 【請求項4】  前記データ通信システム(100)は
    、(n×m)のクロスポイントに夫々バッファを有する
    クロスポイントスイッチ部(43)と、該クロスポイン
    トスイッチ部(43)をパスの制御情報に従つて制御す
    るクロスポイントスイッチ制御部(44)と、全バッフ
    ァが空である状態を検出する検出部(46)とを備える
    ことを特徴とする請求項2のシステム多重化データ通信
    システム。
  5. 【請求項5】  前記データ通信システム(100)は
    、(n×m)のクロスポイントに夫々バッファを有する
    クロスポイントスイッチ部(43)と、該クロスポイン
    トスイッチ部(43)を出線毎のパスの制御情報に従つ
    て制御するm個のクロスポイントスイッチ制御部(SC
    1 〜SC4 )と、各出線毎にn個のバッファが空で
    ある状態を検出するm個の検出部(A1 〜A4 )と
    を備えることを特徴とする請求項2のシステム多重化デ
    ータ通信システム。
  6. 【請求項6】  前記データ通信システム(100)は
    、各入線にバッファを有する空間スイッチ部(63)と
    、該空間スイッチ部(63)をパスの制御情報に従つて
    制御する空間スイッチ制御部(64)と、全バッファが
    空である状態を検出する検出部(30)とを備えること
    を特徴とする請求項2のシステム多重化データ通信シス
    テム。
  7. 【請求項7】  前記データ通信システム(100)は
    、各k個のバッファを有する格子スイッチがm段にリン
    クした段スイッチ部(MS1 〜MS3 )と、各段ス
    イッチ部(MS1 〜MS3 )をパスの制御情報に従
    つて制御するm個の段スイッチ制御部(MSC1 〜M
    SC3 )と、各段スイッチ部(MS1 〜MS3 )
    の(k×n)個のバッファが空である状態を検出するm
    個の検出部(A1 〜A3 )とを備えることを特徴と
    する請求項2のシステム多重化データ通信システム。
  8. 【請求項8】  前記データ通信システム(100)は
    、各k個のバッファを有しデータの流れをパスの制御情
    報に従つて自己制御する(n×m)個の自己ルーティン
    グスイッチ(AS11〜AS43)と、各k個のバッフ
    ァが空である状態を検出する(n×m)個の検出部(A
    11〜A43)とを備えることを特徴とする請求項2の
    システム多重化データ通信システム。
JP3008992A 1991-01-29 1991-01-29 システム多重化データ通信システムの同期化方法及び該方法によるシステム多重化データ通信システム Withdrawn JPH04252631A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0998187A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Nec Corp 出力バッファ型スイッチの位相合わせ制御回路
JP2010154091A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Fujitsu Ltd ネットワーク装置

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