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JPH04247849A - プレス成形性および燐酸塩処理性に優れた冷延鋼板およびその製造方法 - Google Patents

プレス成形性および燐酸塩処理性に優れた冷延鋼板およびその製造方法

Info

Publication number
JPH04247849A
JPH04247849A JP3025695A JP2569591A JPH04247849A JP H04247849 A JPH04247849 A JP H04247849A JP 3025695 A JP3025695 A JP 3025695A JP 2569591 A JP2569591 A JP 2569591A JP H04247849 A JPH04247849 A JP H04247849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolled steel
steel sheet
cold
press formability
phosphate treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3025695A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyofumi Watanabe
豊文 渡辺
Akihiko Furuta
彰彦 古田
Tadashi Ono
尾野 忠
Yoshinori Yomura
吉則 余村
Shuichi Iwato
岩藤 秀一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP3025695A priority Critical patent/JPH04247849A/ja
Priority to CA002058678A priority patent/CA2058678A1/en
Priority to AU10137/92A priority patent/AU638371B2/en
Priority to ZA92202A priority patent/ZA92202B/xx
Priority to KR1019920000473A priority patent/KR920014947A/ko
Priority to BR929200205A priority patent/BR9200205A/pt
Priority to EP92101186A priority patent/EP0496423A1/en
Priority to CN92100427A priority patent/CN1065690A/zh
Publication of JPH04247849A publication Critical patent/JPH04247849A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C28/00Coating for obtaining at least two superposed coatings either by methods not provided for in a single one of groups C23C2/00 - C23C26/00 or by combinations of methods provided for in subclasses C23C and C25C or C25D
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D5/00Electroplating characterised by the process; Pretreatment or after-treatment of workpieces
    • C25D5/48After-treatment of electroplated surfaces

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プレス成形性および
燐酸塩処理性に優れた冷延鋼板およびその製造方法に関
し、連続焼鈍法によって製造される深絞り用冷延鋼板を
プレス成形するに際し、鋼板表面の摩擦係数を低下させ
てプレス成形時においてプレス型と鋼板の滑りを改善す
ることで、成形機内への材料の流れ込みを良くし、プレ
ス加工割れを防止するとともに、塗装前の燐酸塩処理性
を改善し、塗装後の耐食性と塗料の密着性を向上するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷延鋼板が自動車、電気製品な
どに加工される工程では、所定の形状を得るために、大
型のプレス成形機が使用される。特に、自動車の製造に
おいては、車体の大型化、また、走行時における空気抵
抗の低減およびスタイリッシュな外観を得るために、フ
ェンダーやドア、リヤ・クオータなどにまるみを持たせ
たデザインが主流になっている。
【0003】一方、経済性の追求のみならず、環境保護
の面から燃費の低減が火急の課題とされ、車体の軽量化
すなわち板厚のゲージ・ダウンが進んでいる。このゲー
ジ・ダウンにおいては、外板パネルなどにおいては薄い
板厚で耐デント性および張り剛性(押しても凹み難い状
態・形状凍結性)を得るために、深絞りを必要とする部
位においてまでも高張力鋼板が使用されるようになった
。このような薄くて強度の高い冷延鋼板を深絞り成形す
るためには、プレス時に発生するシワを防止するために
、強力なプレス機械を用いて、シワ抑え力を高めておく
必要がある。
【0004】ところで、冷延鋼板の製造方法は、冷間圧
延で大きく歪みを受けた結晶を再結晶させるための焼鈍
工程の違いから、連続焼鈍法(以下、「CAL 」とい
う)と箱型焼鈍法(以下、「BAF 」という)に分け
られる。 これまで深絞りに供される軟質冷延鋼板の製造には、一
般的な低炭素アルミキルド鋼が、また深絞り用高張力高
には、低炭素アルミキルド鋼にSi、Mn、P などが
添加されたものが用いられ、加熱・冷却時間が長く結晶
粒が成長しやすく、高いランクフォード値 (以下、「
r 値」という)を持った材料が得られるBAF で製
造されてきた。
【0005】BAF 焼鈍の場合は、CAL に比べる
と遙かに長時間高温にさらされるため、鋼板の表面には
、鋼中に含有されるSi、Mn、P 、S などが酸化
物となって濃化する。この表面酸化物が、プレス成形時
に潤滑膜として作用すること、および、BAF 材はC
AL 材と比較してr 値が高いことから、BAF に
おいてはプレス割れなどのトラブルは極めて少なかった
。また、プレス成形した後、塗装後の塗料密着性および
耐食性を向上させるための、燐酸塩被膜の形成において
も、鋼中に添加された元素および表面に濃化したMnな
どを中心とした元素が被膜形成反応を活性化するため、
きめ細かい薄い結晶被膜が得られていた。
【0006】このようなことにもかかわらず、最近では
、製造工程の短縮、歩留りの向上、省力化などの観点か
ら、BAF からCAL への切替えが盛んに行われて
きた。 特に、プレス成形性の指標となるr 値を高める手段と
して、製鋼の段階で脱ガス技術を利用して含有C 量を
100ppm以下に抑え、その他の不純物となる元素も
極めて少なくして結晶の成長が短時間で出来るようにし
た極低C 鋼や、さらに、それにTiおよび/またはN
bなどを添加して固溶元素となるC およびN を固定
して、より高いr 値が短時間の焼鈍で得られるように
したInter−sticial Free(IF)鋼
(例えば、特公昭61−32375号公報) が開発さ
れて以降、CAL においても、高いr 値を持った深
絞り用冷延鋼板の製造が可能となった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らは、このようにしてCAL で製造された、高r 
値の冷延鋼板は、従来のBAF で製造された絞り用冷
延鋼板に比べてr 値が同等ないしは高いにも関わらず
プレス時の割れが発生し易く、また、複雑な形状の加工
においては、やや型かじり(Galling) が発生
し易いことを知見した。 この原因について種々の検討を重ねた結果、表1に示す
ように、表面の摩擦係数の相対値にBAF材とCAL 
材とではかなりの差があることを発見した。表1は、従
来のめっき無しの状態で、BAF 材およびCAL 材
について、表面の摩擦係数とともにr 値およびLDR
 値を比較したものである。
【0008】
【表1】
【0009】それを実験的に証明したものが図1に示し
た、r 値と限界絞り比{Limiting Draw
ing Ratio=円筒絞り試験において割れが発生
しない限度となる絞り用ポンチと原板との直径比(以下
、「LDR 」という) }との関係である。図1は各
々のr 値とLDR 値との関係をプロットしたグラフ
である。このように差が生じる原因については、板表面
の摩擦係数が高いと、鋼板とシワ抑え治具およびダイス
の滑りが悪い上に、プレス型内部での材料の流れが悪く
なるためであろうと考えられる。また、プレス成形後の
燐酸塩処理被膜の形成については、鋼中に含有される不
純物元素が少ないうえに、CAL の場合は鋼板表面が
高温にさらされる時間がBAF に比べると極端に短い
ため表面への濃化もおこらないため、燐酸塩結晶の析出
核となるべきカソードが極めて少なく、図6に写真で示
すように粗くて大きい結晶被膜となり、塗料密着性およ
び塗装後の耐食性がともに低下する。
【0010】このCAL 材において、燐酸塩処理性が
低下する問題は、この発明に提示されるような極低C 
材の場合のみならず、通常の低CAl−K鋼やCapp
ed鋼の場合においても、CAL プロセス内部に中間
での水冷却や気水冷却などの急冷装置と、該冷却過程に
おいて表面に発生するスケールを除去するために、無機
酸による酸洗を行った場合に認められる。その改善対策
として、酸洗後の鋼板表面にNiなどの金属を極小量析
出させる方法が、例えば、特開昭56−116883 
号公報、特開昭56−116887 号公報に開示され
ている。
【0011】その効果の依るところは、Ni等を微量析
出させた場合、酸洗後の不活性な表面に燐酸塩被膜形成
反応のためのカソード形成が促進されるためと考えられ
る。また、類似の改善技術として析出Niの形態を規定
することにより、緻密且つ均一で一定範囲の大きさの燐
酸塩結晶被膜を安定的に得る方法が特開平2−1012
00号公報に開示されている。
【0012】本発明者らは鋭意研究の結果、ここに開示
される技術では、燐酸塩処理性とプレス成形性とを同時
に、しかも確実に改善するにはいずれも不十分であるこ
とを実験的に確認し、この発明を完成するに到った。す
なわち、この発明はこれらの技術をさらに改善し、優れ
た燐酸塩処理性を安定して付与すると同時に、プレス成
形時の問題をも同時に解決せんとするものである。
【0013】本発明者らの実験的研究の結果、先に開示
されている従来技術にはその構成する要素から次ぎの様
な問題があることがわかった。まず、特開昭56−11
6883 号公報、特開昭56−116887 号公報
に開示されている技術(以下、「従来技術1、2」とい
う)では、燐酸塩処理性を高めるためにNiを始めとす
る金属を鋼板の表面上に析出させる技術が開示されてい
るが、これらの方法では、付着量の範囲があまりにも広
すぎることが分かった。
【0014】すなわち、燐酸塩処理性の改善においては
、析出サイトの数を一定の分布密度で得るのが殊に重要
であり、開示されている範囲にあっても、粒子状に一定
の密度で分布してなかったり、付着量が必要以上に多い
場合には、優れた塗装後の耐食性と塗料の密着性とを得
るために必要な、薄くて緻密な被膜を形成するのに適当
なサイズの結晶粒径を得ることができない。逆に、少な
すぎる場合には、燐酸塩の析出サイトの数が不足し、粗
くて厚い被膜になるとともに、十分な表面の摩擦係数の
低減効果が得られない。
【0015】また、付着量が満足できる範囲にあったと
しても、析出金属の表層に酸化膜が存在しないか、また
は、存在したとしても極く薄いばあいは、極低C 鋼を
始めとする軟鋼をCAL で処理して深絞り鋼板を製造
した場合に問題となる、鋼板表面の摩擦係数の上昇に起
因するプレス成形性の低下を防止するには、前記従来技
術1、2の中に適正値として表示されている範囲の上限
近くの付着量が要求され、それによって、燐酸塩処理性
が阻害されることが分かった。
【0016】また、特開平2−101200号公報に開
示される技術においては、粒子の直径および分布密度、
表層の非金属被膜の存在など、金属の析出形態について
規定することによって、より安定した燐酸塩被膜を形成
することのできる冷延鋼板が製造できることが開示され
ている(以下、「従来技術3」という)。さらに、従来
技術3の実施例の中には、CAL プロセスの後、該技
術を適用してなる冷延鋼板の表面の摩擦係数は、従来の
CAL で得られるそれに比べて摩擦係数が低下するこ
とも開示されている。
【0017】この発明は、基本的に該従来技術3と共通
点を有するものであるが、本発明者らがさらに詳細な実
験検討を加えた結果、下記の問題点が明らかとなり、こ
の発明に到らしめたものである。 (1) 従来技術3に開示される特徴である粒子状析出
金属の分布密度 (1 ×1012から5 ×1014
個/m2 ) は、良好な耐食性を確保するために最適
な燐酸塩結晶サイズを得るのに必要な要素であるが、そ
れは燐酸塩処理において必要な処理析出核数(1 ×1
010以上5 ×1011個/m2 ) を得るための
必要条件となっているためであり、これが金属の付着量
の影響を強く受ける。すなわち、これを満足する付着量
は、5mg/ m2 以上であり、1 〜4mg/ m
2 では下限分布密度である1 ×1012個/m2 
を満足できない。
【0018】(2) Niおよびその表面に非金属Ni
の被膜を析出させることで燐酸塩処理性の改善および表
面の摩擦係数の低減に効果が認められるが、従来技術3
の実施例に開示されるように、非金属Niとは基本的に
金属酸化物であり、それがアルカリ浴中で、開示された
条件で陽極電解を行う方法によって形成され、且つその
厚さが0.005 μm 以上に達するような場合は、
露出した鋼板表面には、それ以上の平均厚さの酸化膜が
生成するため、プレス成形性は改善されるものの、燐酸
塩処理後の被膜はスケの多いものとなり、塗装後の耐食
性および塗料の密着性が低下する。
【0019】以上述べたように、軟鋼板を用いてCAL
 プロセスで深絞り用冷延鋼板を製造するにあたっては
、燐酸塩処理性の低下、および、プレス成形性の低下な
どの問題を抱えていた。この問題を解決するために、N
iなどの金属を、単体および/または合金として、CA
L した後、鋼板表面に微量析出させる方法が採られて
きたが、本発明者らが詳細に検討を重ねてきた結果、こ
れまでに提唱されている技術では、極軟質から高張力鋼
板にいたるまでの深絞り用冷延鋼板をCAL プロセス
で製造するにはいずれも不十分であることがわかった。
【0020】従って、この発明の目的は、連続焼鈍法に
よって製造される深絞り用冷延鋼板をプレス成形するに
際し、鋼板表面の摩擦係数を低下させてプレス成形時に
おいてプレス型と鋼板の滑りを改善することで、成形機
内への材料の流れ込みを良くし、プレス加工割れを防止
するとともに、塗装前の燐酸塩処理性を改善し、塗装後
の耐食性と塗料の密着性を向上することができる、プレ
ス成形性および燐酸塩処理性に優れた冷延鋼板およびそ
の製造方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の冷延鋼板においては、C ≦0.06w
t%、Si≦0.5wt %、Mn≦2.50wt%、
P ≦0.100wt %、S ≦0.025wt %
、Sol.Al≦0.10wt%、N ≦0.0050
wt%、必要によりTiおよび/またはNb≦0.15
wt%を含み残部Feおよび不可避的不純物からなる化
学成分組成を有する冷延鋼板と、前記冷延鋼板の表面上
に形成された、5 〜60mg/m2 の付着量で、1
 ×1012個/ m2 以上の分布密度で粒子状に析
出されてなるNi被膜とからなり、前記Ni被膜の表面
上は、平均厚さ0.0005〜0.003 μm 、好
ましくは0.001 〜0.002 μm の酸化膜で
覆われていることに特徴を有するものである。
【0022】この発明の冷延鋼板の製造方法においては
、 C≦0.06wt%、Si≦0.5wt %、Mn
≦2.50wt%、P ≦0.100wt %、S ≦
0.025wt %、Sol.Al≦0.10wt%、
N ≦0.0050wt%、必要によりTiおよび/ま
たはNb≦0.15wt%を含み残部Feおよび不可避
的不純物からなる化学成分組成を有する鋼を調製し、前
記鋼を連続鋳造法によって鋼塊とし、前記鋼塊を通常の
熱延条件によって熱間圧延し、次いで、表面に付着した
スケールを化学的および/または機械的手段によって除
去し、次いで、60〜85%の圧下率による冷間圧延に
よって所定の板厚とし、次いで、連続焼鈍法によって再
結晶温度まで加熱し、次いで、冷却し、このようにして
得られた冷延鋼板に対し、酸性浴中で陰極電解を施して
前記冷延鋼板の表面上に、Niを、5 〜60mg/m
2 の付着量、1 ×1012個/ m2 以上の分布
密度で粒子状に析出させ、次いで、前記粒子状のNiが
その表面上に析出した冷延鋼板を中性またはアルカリ性
浴中に浸漬するか、または、前記浴中で陽極電解するこ
とによって、析出金属の表面に平均厚さ0.0002〜
0.005 μm 、好ましくは0.001 〜0.0
03 μm の酸化膜を形成してなることに特徴を有す
るものである。また、連続焼鈍によって加熱し、冷却し
た後、前記Niを析出させるに際し、事前に鋼帯表面を
酸洗法によって清浄化することが好ましい。
【0023】以上述べたように、燐酸塩処理性を高める
ためには表面に燐酸塩結晶であるHopeite(Zn
3 (PO 4 ) 2 ) やPhosphophy
llite(Zn2 Fe(PO 4 ) 2 ) が
析出するための析出サイトとなるカソードが一定の密度
で分布し、初期析出核を形成する必要がある。表面のカ
ソードの数は、表面に露出したり、濃化した不純物元素
や外来性元素によって生じる電位差で形成されるローカ
ルセルである。
【0024】不純物元素が少ない軟鋼板を用いて、且つ
、焼鈍時間が短く表面への元素濃化の生じにくいCAL
 では、外来性元素、すなわち異種金属のめっきに依存
するのが一般的手段となるが、初期核数の密度は析出金
属の粒子密度、ひいては、付着量に強く依存する。本発
明者らの検討によれば、塗装後の耐食性と塗料の密着性
とを十分なものとするための適正な結晶サイズ( 粒子
径) を得るためには、初期核数を1 ×1010から
5 ×1011個/m2 とする必要がある。また、そ
れを達成するためには、付着金属を粒子状とし、その粒
子分布密度を1 ×1012から5 ×1014個/m
2 とする必要がある。これによって得られる被膜結晶
の平均サイズは、BAF なみの1 〜3 μm であ
り、良好な塗装後の耐食性と塗料の密着性とを得ること
ができるが、これに必要な付着量は、最低でも5mg/
 m2 である。
【0025】一方、表面の摩擦係数が高いのは、前述の
ように表面へ酸化物として濃化する元素が極めて少ない
ためであり、これも外来性元素、すなわち簡単な方法と
しては、特定金属の微量めっきで対応できる。めっきの
方法は、浸漬法による置換めっきでもよいが、必要な粒
子状の分布状態と分布密度を得るには、電解法が好まし
い。しかし、純金属を析出させた場合には、表面の硬度
が比較的低いため、例えば、Niなどをめっきするばあ
いには、析出量を多めにする必要があるが、その場合は
、前記粒子密度の適正範囲を維持するのが不可能となる
うえ、効果も十分でない。そこで、潤滑性を高めるため
には、析出金属の表層を薄い酸化膜で覆うのが簡単で、
且つ、効果的である。
【0026】しかしながら、酸化膜は絶縁体となるので
、あまり厚くなると燐酸塩を析出させるための電流の流
れを阻害するようになるし、アルカリ浴中での陽極電解
などの方法で、その酸化膜を意図的に付与する場合にお
いて、浴濃度が高すぎたり、電流が高すぎる場合には、
析出金属のみならず露出した鋼板表面にも厚い酸化膜が
生成され、燐酸塩結晶の析出核数が減少して粗大結晶と
なり緻密な被膜を形成することができず好ましくない。 そこで、燐酸塩処理性を阻害しない範囲で酸化膜の平均
厚さを正確にコントロールする必要が有り、その平均厚
さは0.0005〜0.003 μm 、好ましくは0
.001〜0.002 μm とする必要がある。この
ような範囲の酸化膜を安定して得るには、中性またはア
ルカリ性溶液 (例えば、10g/l のNa2 CO
3 水溶液など)中に浸漬するか、低電流で陽極電解す
る。
【0027】次に、この発明の限定理由について述べる
。鋼板の化学成分組成に上限を設けたのは、問題が深絞
り鋼板に限られ、またその原因が、焼鈍中に含有成分が
表面に濃化しにくいことによるためである。一般にCA
L で深絞り用冷延鋼板を製造するのに用いられる範囲
で上限を設けた。
【0028】Ni被膜の付着量の下限は、析出金属の粒
子分布密度の下限1 ×1012個/m2 を得るとと
もに、燐酸塩処理時に必要な初期析出核数を確保するた
め、および、Niめっきの場合は、表面の摩擦係数を低
下させるために5 mg/ m 2 とした。一方、付
着量が60mg/ m 2 を超えても効果は十分飽和
し、それ以上では不経済となり、さらに増加しても初期
析出数はむしろ減少傾向を示し、逆効果となるのでこの
値を上限とした。
【0029】析出金属の表面に付着させる酸化膜は、薄
いと摩擦係数の低減に効果がなく、一方、厚ければ燐酸
塩処理性が損なわれるので、平均厚さの下限を0.00
05μm 好ましくは0.001 μm とし、上限を
0.003 μm 好ましくは0.002 とした。
【0030】次に、製造方法について述べる。製造方法
においては、十分な深絞り性を与えるために、冷間圧延
での圧下率を60〜85%とした。また、連続焼鈍法に
よって再結晶温度まで加熱後冷却する。連続焼鈍はプレ
ス成形に供する冷延鋼板に通常行われている方法で、再
結晶温度まで昇熱し、3 〜10分間保持した後、鋼種
により適宜5 ℃/sec以下で50℃程度まで徐冷す
るか、10℃/sec以上で450 ℃以下まで一旦急
冷した後、250 〜400 ℃で1 〜3 分間過時
効処理の後、50℃以下まで冷却する工程よりなる。連
続焼鈍を行うのは、製造時間の短縮な可能のなるほか、
大幅な材質の均一性、歩留まり、生産性の向上が期待で
きるためである。
【0031】また、金属を析出させるにあたっては、浸
漬による置換法でもよいが、粒子状に一定密度で安定的
に析出させるために、酸性浴中での陰極電解めっきとし
た。さらにその後、所定の平均厚さの酸化膜を得るため
に、中性またはアルカリ性浴中に浸漬するか、低電流で
陽極電解する方法を採用した。
【0032】尚、連続焼鈍によって加熱し、冷却した後
、めっき前に、事前に鋼帯表面を酸洗法によって清浄化
する。酸洗法を適用するのは、CAL の場合、入側に
直火加熱炉、途中の急冷帯に水冷や気水冷却を用いる場
合が多いのと、加熱帯中の雰囲気ガスの露点が上昇する
ことによって、鋼板表面に厚い酸化膜が形成され、めっ
きされる金属が好ましい状態に析出しにくいことがある
ためである。
【0033】
【実施例】次に、この発明を実施例により説明する。表
2に示す化学成分組成を有する鋼を溶製し、次いで、連
続鋳造法によりスラブとし、それを一般的な方法で熱間
圧延を行い、所定の板厚を得た。この時の仕上げ温度は
各鋼種のAr3 変態点以上とし、巻取り温度について
は、BAF 材は560 ℃、CAL 材は730 ℃
とした。その熱延材を塩酸酸洗法によって脱スケールし
た後、表4、表5に示す圧下率で冷間圧延を施し、0.
8 〜1.0mm の厚さの冷延鋼板を得た。
【0034】さらに、表4、表5に示す条件でそれぞれ
焼鈍を行った後、表3に示す浴条件で酸洗とそれに引き
続きめっきを施し、さらに約1.0 %の伸長率で調質
圧延を行った。ここで、酸洗は塩酸に浸漬する方法を採
用したが、これは硫酸への浸漬法または希硫酸中で電解
法による酸洗を行ってもこの発明の本質を損なうもので
はない。そして、このように調製された供試体No1 
〜25に対して、下記に示す試験を行い、その結果を表
4、表5に示した。
【0035】表面の摩擦係数は、このようにして得られ
た供試体を30×200mm の試験片に加工した後、
ローラー上にセットし、さらにその上から表面の粗さを
大きさ約3 μm のダイヤモンドで摺動面の直角方向
に研磨仕上げされた、3 ×10mmの圧子で該試験片
表面に400kg ・f の圧力をかけた状態で速度1
000mpm で引き抜き、その時の引き抜き力(F:
kg ・f)を求め、摩擦係数μ=400/Fを求めた
【0036】LDR は同様の冷延鋼板を円盤状に打ち
抜き、直径50mmのポンチで絞り、割れが発生する限
界まで板の直径を拡大し、割れが発生しない最大の板直
径とポンチの直径との比をLDR 値として求めた。尚
、LDR 測定に際しては、市販の防錆油を潤滑材とし
て塗布した。冷延鋼板のr 値は、めっきを行う前に一
般的に用いられる方法によって求めた
【0037】。  燐酸塩処理性(化成処理性)は、日
本パーカライジング社製のPB−3030 に15秒間
浸漬した後、水洗し乾燥させたものの表面を走査型電子
顕微鏡で観察し、燐酸塩処理の初期析出核数を求めた。 結晶粒子径および外観は、同様の処理液に120 秒間
浸漬して完全に被膜を形成させた後、走査型電子顕微鏡
による観察で測定した。被膜外観の評価は、◎:結晶粒
径が1.5 〜2.5 μm ・スケ無し、○:結晶粒
径が1.0 〜1.5 μm 未満および2.5 超え
〜3.0 μm ・スケ無し、△:結晶粒径が3.0 
超えμm ・スケ無し、×:結晶粒径が3.0 超えμ
m ・スケ有りとする。また、逆電解法によって被膜を
剥離し、前後の重量差からその付着量を求めた。
【0038】表面の酸化膜の平均厚さの測定は、オージ
ェ電子分光法によって、また、析出金属の粒子分布は、
抽出レプリカ法によって表面に付着した金属を抽出した
後、透過型電子顕微鏡によって測定した。表2は、しば
しば深絞り用冷延鋼板の製造に用いられる代表的な鋼種
で、この発明の実施に用いた鋼の化学成分組成を示す。 表3は、この発明の実施にあたって用いられる酸洗・め
っきおよび酸化処理の条件を示す。表4は、この発明に
使用した原板の鋼種、圧下率、加熱温度、r 値、およ
び、この発明を実施した場合の金属付着量、析出金属の
粒子分布密度、酸化膜平均厚さ、摩擦係数、燐酸塩結晶
の初期析出核数、燐酸塩結晶粒子径、付着量、燐酸塩処
理後の被膜外観を整理したものである。  表5は、比
較例に使用した原板の鋼種、圧下率、加熱温度、r 値
、および、比較例としてこの発明の限定範囲外での実施
を行った場合の、金属付着量、析出金属の粒子分布密度
、酸化膜平均厚さ、摩擦係数、燐酸塩結晶の初期析出核
数、燐酸塩結晶粒子径、付着量、燐酸塩処理後の被膜外
観を整理したものである。
【0039】また、金属付着量と、燐酸塩結晶の初期析
出核数、析出金属の粒子分布密度、摩擦係数および燐酸
塩結晶粒子径との関係を図2に、酸化膜平均厚さと燐酸
塩結晶粒子径および摩擦係数との関係を図4に、r 値
とLDR 値との関係を図3に、この発明の実施例を比
較例とともにプロットして図示した。
【0040】以上の結果から、金属付着量、析出金属の
粒子分布密度および酸化膜平均厚さが、この発明の範囲
内である供試体No1 〜12はいずれの試験結果も良
好であり、プレス成形性(加工性)および燐酸塩処理性
(化成処理性)に優れることが分かる。図2から、金属
付着量がこの発明の範囲内の場合、燐酸塩結晶の初期析
出核数、析出金属の粒子分布密度、摩擦係数および燐酸
塩結晶粒子径がBAF 材同様の良好な結果となること
が分かる。また、図4から、金属付着量がこの発明の範
囲内でも、酸化膜平均厚さがこの発明の範囲より低いと
摩擦係数が高くなり、範囲を超えて高いと燐酸塩結晶粒
子径が粗大となり、燐酸塩処理性に劣ることが分かる。
【0041】これに対して、供試体No13は、金属付
着量がこの発明の範囲より少なくおよび析出金属の粒子
分布密度がこの発明の範囲より小さいため摩擦係数が高
く、結晶粒径が粗大となり、プレス成形性および燐酸塩
処理性に劣る。供試体No24、25は、金属付着量が
この発明の範囲を超えて高くおよび析出金属の粒子分布
密度がこの発明の範囲より小さいため、結晶粒径が粗大
となり、燐酸塩処理性に劣る。酸化膜平均厚さがこの発
明の範囲より小さい供試体No14〜17は、摩擦係数
が高く、LDR 不足で、プレス成形性に劣る。酸化膜
平均厚さがこの発明の範囲を超えて大きい供試体No1
8〜23は、結晶粒径が粗大となり、スケも認められ燐
酸塩処理性に劣る。
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】
【表5】
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
、冷延鋼板、特にCAL 材にプレス成形を行う場合に
おいて、摩擦係数が低くプレス成形性に優れ、、且つ、
燐酸塩処理性に優れた冷延鋼板を得ることができる産業
上有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のめっき無しの状態のBAF 材およびC
AL 材のr 値とLDR 値との関係をプロットした
グラフ
【図2】この発明の実施例および比較例における
金属付着量と、燐酸塩結晶の初期析出核数、析出金属の
粒子分布密度、摩擦係数および燐酸塩結晶粒子径との関
係をプロットしたグラフ
【図3】この発明の実施例および比較例におけるr 値
とLDR 値との関係をプロットしたグラフ
【図4】こ
の発明の実施例および比較例における酸化膜平均厚さと
、燐酸塩結晶粒子径および摩擦係数との関係をプロット
したグラフ
【図5】BAF 材における燐酸塩処理後の結晶被膜の
金属組織を示す2次電子像写真
【図6】CAL 材における燐酸塩処理後の結晶被膜の
金属組織を示す2次電子像写真
【図7】この発明の実施例における付着量が23mg/
 m 2 で酸化膜が17Åに達した場合の燐酸塩処理
後の結晶被膜の金属組織を示す2次電子像写真
【図8】比較例における付着量が23mg/ m 2 
で酸化膜が75Åに達した場合の燐酸塩処理後の結晶被
膜の金属組織を示す2次電子像写真

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  C ≦0.06wt%、Si≦0.5
    wt %、Mn≦2.50wt%、P ≦0.100w
    t %、S ≦0.025wt %、Sol.Al≦0
    .10wt%、N ≦0.0050wt%、必要により
    Tiおよび/またはNb≦0.15wt%を含み残部F
    eおよび不可避的不純物からなる化学成分組成を有する
    冷延鋼板と、前記冷延鋼板の表面上に形成された、5 
    〜60mg/m2 の付着量で、1 ×1012個/ 
    m2 以上の分布密度で粒子状に析出されてなるNi被
    膜とからなり、前記Ni被膜の表面上は、平均厚さ0.
    0005〜0.003 μm の酸化膜で覆われている
    ことを特徴とするプレス成形性および燐酸塩処理性に優
    れた冷延鋼板。
  2. 【請求項2】  前記酸化膜の平均厚さが0.001 
    〜0.002μm である請求項1記載のプレス成形性
    および燐酸塩処理性に優れた冷延鋼板。
  3. 【請求項3】 C≦0.06wt%、Si≦0.5wt
     %、Mn≦2.50wt%、P ≦0.100wt 
    %、S ≦0.025wt %、Sol.Al≦0.1
    0wt%、N ≦0.0050wt%、必要によりTi
    および/またはNb≦0.15wt%を含み残部Feお
    よび不可避的不純物からなる化学成分組成を有する鋼を
    調製し、前記鋼を連続鋳造法によって鋼塊とし、前記鋼
    塊を通常の熱延条件によって熱間圧延し、次いで、表面
    に付着したスケールを化学的および/または機械的手段
    によって除去し、次いで、60〜85%の圧下率による
    冷間圧延によって所定の板厚とし、次いで、連続焼鈍法
    によって再結晶温度まで加熱し、次いで、冷却し、この
    ようにして得られた冷延鋼板に対し、酸性浴中で陰極電
    解を施して前記冷延鋼板の表面上に、Niを、5 〜6
    0mg/m2 の付着量、1 ×1012個/ m2 
    以上の分布密度で粒子状に析出させ、次いで、前記粒子
    状のNiがその表面上に析出した冷延鋼板を中性または
    アルカリ性浴中に浸漬するか、または、前記浴中で陽極
    電解することによって、析出金属の表面に平均厚さが0
    .0005〜0.003 μm の酸化膜を形成してな
    ることを特徴とするプレス成形性および燐酸塩処理性に
    優れた冷延鋼板の製造方法。
  4. 【請求項4】  請求項3において、連続焼鈍によって
    加熱し、冷却した後、前記Ni合金を析出させるに際し
    、事前に鋼帯表面を酸洗法によって清浄化する請求項3
    記載のプレス成形性および燐酸塩処理性に優れた冷延鋼
    板の製造方法。
  5. 【請求項5】  前記酸化膜の平均厚さが0.001 
    〜0.002μm である請求項3または4記載のプレ
    ス成形性および燐酸塩処理性に優れた冷延鋼板の製造方
    法。
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