JPH0423858A - ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents
ポリカーボネート樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH0423858A JPH0423858A JP12782990A JP12782990A JPH0423858A JP H0423858 A JPH0423858 A JP H0423858A JP 12782990 A JP12782990 A JP 12782990A JP 12782990 A JP12782990 A JP 12782990A JP H0423858 A JPH0423858 A JP H0423858A
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- Japan
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- polycarbonate resin
- compound
- resin composition
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- expressed
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明はポリカーボネート樹脂組成物に関する〈従来の
技術〉 ポリカーボネート樹脂は機械的性質、耐熱性、電気的性
質等が優れ、機械、構造材料、電気部品、日用雑貨等や
その他のフィルム、シートに用いられるエンジニアプラ
スチックの一攬である。
技術〉 ポリカーボネート樹脂は機械的性質、耐熱性、電気的性
質等が優れ、機械、構造材料、電気部品、日用雑貨等や
その他のフィルム、シートに用いられるエンジニアプラ
スチックの一攬である。
ポリカーボネート樹脂は通常、ジオキシ化合物とホスゲ
ンを用いるホスゲン法(例えばビスフェノールAのNa
塩とホスゲンの界面重合法)や炭酸ジフェニル化合物と
ジオキシ化合物を用いるエステlし交換法(例えばビス
フェノールAとジフェニルカーボネートのエステル交換
法)により製造されているが、この無着色透明品は若干
黄味の色調である。このため透明性を生かした用途、例
えばプラスチックレンズ(自動車部品、カメラ部品、眼
鏡)ガラス、びん、ケース等に対してはブルーイングと
称する極くうすい青紫色の着色がよく施される。この場
合の着色剤としては従来より樹脂着色用青〜紫色の染料
が使用されていたが、ポリカーボネート樹脂の成形温度
が極めて高く、高温での耐熱性が要求されること(26
0〜340 ℃)、ごく微量の添加で所定のブルーイン
グ効果を発揮する必要があること等きびしい性能が要求
され、多くの場合目的とする成形物を得ることが難しか
った。
ンを用いるホスゲン法(例えばビスフェノールAのNa
塩とホスゲンの界面重合法)や炭酸ジフェニル化合物と
ジオキシ化合物を用いるエステlし交換法(例えばビス
フェノールAとジフェニルカーボネートのエステル交換
法)により製造されているが、この無着色透明品は若干
黄味の色調である。このため透明性を生かした用途、例
えばプラスチックレンズ(自動車部品、カメラ部品、眼
鏡)ガラス、びん、ケース等に対してはブルーイングと
称する極くうすい青紫色の着色がよく施される。この場
合の着色剤としては従来より樹脂着色用青〜紫色の染料
が使用されていたが、ポリカーボネート樹脂の成形温度
が極めて高く、高温での耐熱性が要求されること(26
0〜340 ℃)、ごく微量の添加で所定のブルーイン
グ効果を発揮する必要があること等きびしい性能が要求
され、多くの場合目的とする成形物を得ることが難しか
った。
〈発明が解決しようとする課題〉
本発明者らは、ポリカーボネート樹脂に対して、ごくわ
ずかの添加量で良好なブルーイング効果を示し、しかも
高温での耐熱性も良好な樹脂着色用染料について検討を
進めた結果、特定の化合物を使用することでこれらの目
的を達成できることを見出し、本発明を完成したもので
ある。
ずかの添加量で良好なブルーイング効果を示し、しかも
高温での耐熱性も良好な樹脂着色用染料について検討を
進めた結果、特定の化合物を使用することでこれらの目
的を達成できることを見出し、本発明を完成したもので
ある。
即ち本発明の目的は、特定の化合物を添加することによ
り得られる良好な色調を有する透明ポリカーボネート樹
脂組成物を提供することである。
り得られる良好な色調を有する透明ポリカーボネート樹
脂組成物を提供することである。
〈課題を解決するための手段〉
本発明は、ポリカーボネート樹脂並びに、該樹脂に対し
て0.3〜3 ppmの量の下記の構造式で表される化
合物(I)及び/又は(n)を含有してなるポリカーボ
ネート樹脂組成物を要旨とする。
て0.3〜3 ppmの量の下記の構造式で表される化
合物(I)及び/又は(n)を含有してなるポリカーボ
ネート樹脂組成物を要旨とする。
H3
本発明で用いられるポリカーボネート樹脂は、芳香族ポ
リ炭酸エステル構造 R′ (R,R’ はH,C,〜6アルキル)を有する熱可
塑性樹脂であり、芳香族ジオキシ化合物とホスゲンの反
応により得られる物、芳香族ジオキシ化合物と炭酸ジフ
ェニルとのエステル交換で得られる物等が挙げられる。
リ炭酸エステル構造 R′ (R,R’ はH,C,〜6アルキル)を有する熱可
塑性樹脂であり、芳香族ジオキシ化合物とホスゲンの反
応により得られる物、芳香族ジオキシ化合物と炭酸ジフ
ェニルとのエステル交換で得られる物等が挙げられる。
具体的な商品名としてはパンライト(奇人化成)、ニー
ピロン(三菱ガス化学)、ツバレックス(三菱化Fy、
)、タフロン(出光石油化学) 、Ca1ibra (
Dow chem、)等をあげることができる。
ピロン(三菱ガス化学)、ツバレックス(三菱化Fy、
)、タフロン(出光石油化学) 、Ca1ibra (
Dow chem、)等をあげることができる。
本発明で用いられる化合物(I)又は(It)は0叶
CHs CaL応によ
り容易に得られる青色染料である。下記化合物(I)又
は(n)は、それぞれ単独で用いてもよいし、両者を混
合して用いてもよい。該化合物(I)及び(n)の添加
量の合計は、ポリカーボネート樹脂に対して0.3〜3
pf’m 、好ましくは0.4〜2 ppmである。
り容易に得られる青色染料である。下記化合物(I)又
は(n)は、それぞれ単独で用いてもよいし、両者を混
合して用いてもよい。該化合物(I)及び(n)の添加
量の合計は、ポリカーボネート樹脂に対して0.3〜3
pf’m 、好ましくは0.4〜2 ppmである。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は公知の方法で得
ることができる。例えばポリカーボネート樹脂と該化合
物を適当な方法で混合し、熱、圧力等を加え射出成形、
押出加工等の方法により組成物とする。
ることができる。例えばポリカーボネート樹脂と該化合
物を適当な方法で混合し、熱、圧力等を加え射出成形、
押出加工等の方法により組成物とする。
具体的には、例えばポリカーボネート樹脂、化合物(I
)及び/又は(II)、更に必要に応じ各種添加剤(例
えば光安定剤、酸化防止剤、劣化防止剤、熱安定剤等の
高分子添加剤)を加え混合し、次いでニーグー、ロール
ミル、ミキサー、押出機等で樹脂中に該化合物を均一に
溶解する。更に必要があれば、圧力、射出、押出し、ブ
ロー等の成形を行い目的の着色組成物とする。又、重合
触媒を含有する原料ジオキシ化合物、ジフェニルカーボ
ネート中に該化合物、その他必要に応じ各種添加剤を加
え重合させ、目的とする樹脂組成物を得ることも可能で
ある。
)及び/又は(II)、更に必要に応じ各種添加剤(例
えば光安定剤、酸化防止剤、劣化防止剤、熱安定剤等の
高分子添加剤)を加え混合し、次いでニーグー、ロール
ミル、ミキサー、押出機等で樹脂中に該化合物を均一に
溶解する。更に必要があれば、圧力、射出、押出し、ブ
ロー等の成形を行い目的の着色組成物とする。又、重合
触媒を含有する原料ジオキシ化合物、ジフェニルカーボ
ネート中に該化合物、その他必要に応じ各種添加剤を加
え重合させ、目的とする樹脂組成物を得ることも可能で
ある。
〈発明の効果〉
本発明によれば、ポリカーボネート樹脂に化合物(I)
又は(It)あるいは両者をごく微量含有させることに
より、良好な色調を有する樹脂組成物が得られる。
又は(It)あるいは両者をごく微量含有させることに
より、良好な色調を有する樹脂組成物が得られる。
〈実施例〉
次に本発明を更に具体例によって説明するものが、本発
明は以下の実施例に限定されるものではない。例中、部
は重量部を表す。
明は以下の実施例に限定されるものではない。例中、部
は重量部を表す。
合成例1
C,H。
@11. ホウ酸4.6g、氷酢酸12.5a+1を
フラスコに仕込み、N、ガスをふきこみながら120℃
で1.5時間撹拌する。その後N2ガスのふきこみを続
け、水、酢酸を蒸留により追い出しながら150〜16
0℃で5.5H時間保温する。反応マスに多量の希塩酸
(水溶液)を加えよく撹拌する。沈澱物を濾過した後、
濾過ケーキをセロソルブ200m1中に加えその後10
0 ℃で保温する。NaBOs (過ホウ酸ナトリウム
)5.0gを少しづつ添加し、その後15分間煮沸して
熱濾過する。濾液を冷却して生成する沈澱を濾過しケー
キをヘキサンに溶解する。不溶物を濾別した上でヘキサ
ンを追い出し、乾燥して化合物(I) の7.4gを
得た。mp 198〜200 ℃合成例2 C,l(、C113 た以外は合成例1と同様にして、化合物(II)7゜3
gを得た。
フラスコに仕込み、N、ガスをふきこみながら120℃
で1.5時間撹拌する。その後N2ガスのふきこみを続
け、水、酢酸を蒸留により追い出しながら150〜16
0℃で5.5H時間保温する。反応マスに多量の希塩酸
(水溶液)を加えよく撹拌する。沈澱物を濾過した後、
濾過ケーキをセロソルブ200m1中に加えその後10
0 ℃で保温する。NaBOs (過ホウ酸ナトリウム
)5.0gを少しづつ添加し、その後15分間煮沸して
熱濾過する。濾液を冷却して生成する沈澱を濾過しケー
キをヘキサンに溶解する。不溶物を濾別した上でヘキサ
ンを追い出し、乾燥して化合物(I) の7.4gを
得た。mp 198〜200 ℃合成例2 C,l(、C113 た以外は合成例1と同様にして、化合物(II)7゜3
gを得た。
実施例、比較例
〔ポリカーボネート樹脂組成物の作成と評価〕ポリカー
ボネート樹脂Ca1ibra 3QQ−IQ natu
ral (Dowchemica1社製無着色PC樹
脂)500部と、表−1に示す化合物(染料) 0.
00005部(樹脂に対して0.5QQm )を予備混
合後、押出1(240℃)で混合分散し樹脂ベレット(
組成物)とする。このペレットを3.5g射出成形機(
290℃)で4 cm X6 cm X 2 m厚の成
形板とする。
ボネート樹脂Ca1ibra 3QQ−IQ natu
ral (Dowchemica1社製無着色PC樹
脂)500部と、表−1に示す化合物(染料) 0.
00005部(樹脂に対して0.5QQm )を予備混
合後、押出1(240℃)で混合分散し樹脂ベレット(
組成物)とする。このペレットを3.5g射出成形機(
290℃)で4 cm X6 cm X 2 m厚の成
形板とする。
得られた成形板について測色によるb0値(黄色度)及
び目視による黄色度、ブルーイング効果を評価した。結
果を表−1に示す。
び目視による黄色度、ブルーイング効果を評価した。結
果を表−1に示す。
上記結果より明らかなごとく化合物(1)。
■)は他のアントラキノン系化合物(青〜紫)比べ良好
なブルーイング効果を示す。
なブルーイング効果を示す。
表−1
に
草本耐熱性(340℃射出成型)不良の化合物(以下余
白) C,H。
白) C,H。
Nll。
CH(CH3)2
Sumiplast
1olet
〔住友化学〕
叶
〈以下余白)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ポリカーボネート樹脂並びに、該樹脂に対して0.3〜
3ppmの下記化合物( I )及び/又は(II)を含有
することを特徴とするポリカーボネート樹脂組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12782990A JPH0423858A (ja) | 1990-05-16 | 1990-05-16 | ポリカーボネート樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12782990A JPH0423858A (ja) | 1990-05-16 | 1990-05-16 | ポリカーボネート樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0423858A true JPH0423858A (ja) | 1992-01-28 |
Family
ID=14969696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12782990A Pending JPH0423858A (ja) | 1990-05-16 | 1990-05-16 | ポリカーボネート樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0423858A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2248841B2 (en) † | 2002-04-22 | 2015-03-11 | Mitsubishi Chemical Corporation | Hollow container comprising an aromatic polycarbonate composition |
-
1990
- 1990-05-16 JP JP12782990A patent/JPH0423858A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2248841B2 (en) † | 2002-04-22 | 2015-03-11 | Mitsubishi Chemical Corporation | Hollow container comprising an aromatic polycarbonate composition |
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