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JPH0423756Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0423756Y2
JPH0423756Y2 JP13968286U JP13968286U JPH0423756Y2 JP H0423756 Y2 JPH0423756 Y2 JP H0423756Y2 JP 13968286 U JP13968286 U JP 13968286U JP 13968286 U JP13968286 U JP 13968286U JP H0423756 Y2 JPH0423756 Y2 JP H0423756Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding member
sliding
hatch cover
coaming
support mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13968286U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6344895U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13968286U priority Critical patent/JPH0423756Y2/ja
Publication of JPS6344895U publication Critical patent/JPS6344895U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0423756Y2 publication Critical patent/JPH0423756Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、閉鎖状態のハツチカバーをコーミン
グとの間で支持する支持機構の改良に関する。
(従来の技術) 船のハツチカバーは一般に船艙開口部の周縁に
形成したコーミング上に載置されるが、航行中の
船体は波浪などにより変形するためにハツチカバ
ーとコーミングとが水平方向に相対変位すること
があり、特に高張力鋼を使用した近年の船舶にお
いてはこの変位が大きくなる傾向にある。その場
合に、ハツチカバーがコーミングの上に直接載置
されているとコーミングがハツチカバーとの摩擦
で傷つく恐れがあるため、例えば第3図に示すよ
うな支持機構がハツチカバー1とコーミング2の
間に設けられる。
この図において、コーミング2は船艙4の周縁
に沿つて甲板3から立ち上がり、ハツチカバー1
はこの上に上部摺動部材7及び下部摺動部材9を
介して載置される。上部摺動部材7は鋼製の板材
で構成され、ハツチカバー1の側面に形成したブ
ラケツト6に水平に溶接される。また、下部摺動
部材9も上部摺動部材7と同様の鋼板で構成さ
れ、上部摺動部材7に相対してコーミング2上に
ライナ10を介して溶接される。ハツチカバー1
とコーミング2との間にはこのような支持機構が
数多く設けられ、各支持機構は上部摺動部材7と
下部摺動部材9を互いに摺動させることにより、
ハツチカバー1とコーミング2の水平方向の相対
変位を許容しつつハツチカバー1の重量を分散し
て支持する。なお、5はコーミング2に密着して
船艙4内への浸水を防止するシール部材である。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、この支持機構においては上部摺動部
材7と下部摺動部材9が互いに摺動して摩耗する
ため比較適短期間の内に部材の交換が必要になる
が、それには溶接部を溶断して摩耗部材を撤去し
た後に新しい部材を溶接しなければならず、摩耗
部材の交換作業は大変に面倒であつた。交換作業
の頻度を減らすには摺動面に潤滑油を供給する
か、あるいは摺動部材7と9に摩擦抵抗の小さな
材料を使用すれば良いが、数多くの支持機構にい
ちいち潤滑油を補給するのは大変であり、また摩
擦抵抗が小さく、かつ支持機構の負担すべき重量
に耐えるという条件を満たすような特殊材料は高
価なため実用的ではなかつた。
本考案は、ハツチカバーの支持機構における上
記問題点に鑑みて、ハツチカバーやコーミングに
固着した部材が摩耗しにくい支持機構を提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、下面に水平な摺動面を形成した上部
摺動部材をハツチカバーに固着し、上面に同じく
水平な摺動面を形成した下部摺動部材をコーミン
グに固着し、この下部摺動部材の上に上部摺動部
材を載置することによりハツチカバーをコーミン
グに対して水平変位可能に支持するハツチカバー
の支持機構において、上面及び下面にそれぞれ水
平な摺動面を形成した中間摺動部材を上部摺動部
材または下部摺動部材のどちらか一方の摺動面に
所定範囲で水平方向に摺動自由に取り付けるとと
もに、中間部材の摺動面を上部及び下部摺動部材
の摺動面より低硬度の材料で構成している。
(作用) ハツチカバーとコーミングが水平方向に相対変
位すると上部摺動部材と下部摺動部材がそれぞれ
中間摺動部材に対して摺動する。その結果、上部
摺動部材と下部摺動部材の摺動距離はハツチカバ
ーとコーミングの相対移動距離に比べてそれぞれ
大幅に短くなり、また摺動による部材の摩耗が硬
度の低い中間摺動部材に集中するため、上部及び
下部摺動部材の摩耗を阻止できる。
(実施例) 第1図及び第2図に本考案の実施例を示す。な
お、前記従来例との同一構成部には同一番号を付
して説明を省略する。
第1図及び第2図において、上部摺動材7はブ
ラケツト6に溶接され、また下部摺動材9はコー
ミング3に直接溶接され、上部摺動材7には下部
摺動材9に面して中間摺動材11が取り付けられ
る。中間摺動材11は上部摺動材7より小面積の
鋼板で構成され、中心に上向きに溶接したボルト
12が上部摺動材7とブラケツト6に形成したボ
ルト穴13を貫通し、貫通端にワツシヤ14を介
して螺合するナツト15により上部摺動材7の下
面に緩く締め付けられる。ボルト穴13はボルト
12に対して十分に大きな径に形成され、ボルト
穴13の内部には潤滑油が注入される。このた
め、中間摺動材11はボルト穴13から浸透する
潤滑油により上部摺動部材7に対して水平方向に
抵抗なく摺動する。一方、この摺動を規制するス
トツパ16が上部摺動部材7の周囲4箇所に固設
される。ストツパ16と中間摺動部材11との間
隔は中間摺動部材11の摺動時にボルト12が剪
断力を受けて変形しないようにボルト12とボル
ト穴13との隙間より狭く設定される。また、上
部摺動部材7とストツパ16には外部からボルト
穴13に潤滑油を供給するための給油孔17が形
成される。なお、上下の摺動部材7と9の摺動面
はあらかじめ高硬度に焼入れ加工され、中間摺動
部材11の上下の摺動面はこれより低い硬度に焼
入れすることにより摺動部材7と9の摺動面より
摩耗しやすくしておく。
次に作用を説明する。
ハツチカバー1とコーミング2が水平方向に相
対変位する時は、まず中間摺動部材11がストツ
パ16に当接するまで上部摺動部材7に対して抵
抗なく摺動し、その後に中間摺動部材11がコー
ミング2に固着した下部摺動部材9上を摺動す
る。ここで、航行中のハツチカバー1の中立位置
から片側への平均移動距離をδ/2とすると、中間
摺動部材11とストツパ16との隙間をδ/4に設
定しておけば中間摺動部材11と下部摺動部材9
との平均摺動距離はδ/4となり、ハツチカバー1
の移動距離δ/2の半分に抑えることができる。
また、この摺動距離の低減に加えて上部及び下
部摺動部材7と9は中間摺動部材11に比べて摺
動面の硬度が高いことから、これらの摺動部材7
と9は極めて摩耗しにくく交換の必要はない。一
方、摩耗部材である中間摺動部材11はナツト1
5を外してブラケツト6から取り外すことにより
容易に交換できる。また、大径のボルト穴13は
大量の潤滑油を貯留することができるため、給油
孔17を通じて行なう潤滑油の補給も頻繁に行な
う必要はない。
なお、中間摺動部材11は焼き入れにより摺動
面の硬度を調整した鋼板を使用する代わりに銅板
など柔らかい材質の板材を用いるようにしても良
い。
また、中間摺動部材11をブラケツト6側に取
り付ける代わりに下部摺動部材9を貫通して下向
きに突出させたボルト12によりコーミング2側
に取り付けても良い。その場合も中間摺動部材1
1はハツチカバー1の水平移動に伴いまず下部摺
動部材9に対して摺動し、その後に上部摺動部材
7に対して摺動することにより上記と同様の作用
をもたらす。
(考案の効果) 以上のように、本考案は上部摺動部材と下部摺
動部材の間に中間摺動部材を介在させたため、ハ
ツチカバーとコーミングの水平方向の相対変位に
伴う上部及び下部摺動部材の摺動距離が短くなる
とともに、中間摺動部材の摺動面を上部及び下部
摺動部材の摺動面より低硬度の材料で構成したた
め摺動に伴う摩耗も中間摺動部材に集中し、上部
及び下部摺動部材は極めて摩耗しにくくなる。そ
の結果、交換の面倒な上部及び下部摺動部材の耐
久性が大幅に向上し、メンテナンスの手間やコス
トが大幅に節減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すハツチカバー支
持機構の断面図、第2図は同じくA−A矢視図で
あり、第3図は従来例を示すハツチカバー支持機
構の断面図である。 1……ハツチカバー、2……コーミング、7…
…上部摺動部材、9……下部摺動部材、11……
中間摺動部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下面に水平な摺動面を形成した上部摺動部材を
    ハツチカバーに固着し、上面に同じく水平な摺動
    面を形成した下部摺動部材をコーミングに固着
    し、この下部摺動部材の上に上部摺動部材を載置
    することによりハツチカバーをコーミングに対し
    て水平変位可能に支持するハツチカバーの支持機
    構において、上面及び下面にそれぞれ水平な摺動
    面を形成した中間摺動部材を上部摺動部材または
    下部摺動部材のどちらか一方の摺動面に所定範囲
    で水平方向に摺動自由に取り付けるとともに、中
    間部材の摺動面を上部及び下部摺動部材の摺動面
    より低硬度の材料で構成したことを特徴とするハ
    ツチカバーの支持機構。
JP13968286U 1986-09-11 1986-09-11 Expired JPH0423756Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13968286U JPH0423756Y2 (ja) 1986-09-11 1986-09-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13968286U JPH0423756Y2 (ja) 1986-09-11 1986-09-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6344895U JPS6344895U (ja) 1988-03-25
JPH0423756Y2 true JPH0423756Y2 (ja) 1992-06-03

Family

ID=31045816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13968286U Expired JPH0423756Y2 (ja) 1986-09-11 1986-09-11

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JP (1) JPH0423756Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101119868B1 (ko) 2010-03-12 2012-02-22 김동규 선박용 해치커버 지지대

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Publication number Publication date
JPS6344895U (ja) 1988-03-25

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