JPH04234461A - 水性塗料組成物用添加物及び塗料組成物 - Google Patents
水性塗料組成物用添加物及び塗料組成物Info
- Publication number
- JPH04234461A JPH04234461A JP40975090A JP40975090A JPH04234461A JP H04234461 A JPH04234461 A JP H04234461A JP 40975090 A JP40975090 A JP 40975090A JP 40975090 A JP40975090 A JP 40975090A JP H04234461 A JPH04234461 A JP H04234461A
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- Japan
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- additive
- water
- crosslinking agent
- coating composition
- hydrocarbon polymer
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として水性(wat
erborne)塗料に使用されるレオロジー制御添加
物に係る。塗料の塗装性及び最終的な外観は特に輸送用
車輌に使用される塗料に於て重要な特性である。
erborne)塗料に使用されるレオロジー制御添加
物に係る。塗料の塗装性及び最終的な外観は特に輸送用
車輌に使用される塗料に於て重要な特性である。
【0002】
【従来の技術】塗料組成物のレオロジーは上述の如き重
要な特性に大きく影響する。噴霧塗装用の組成物の場合
には、溶剤及び水性塗料に必要とされるレオ・ロジーに
関する一般的な要件は互いに同様であるが、特定の要件
は明確に異る。これらの相違は主として水が非常に蒸発
速度の遅い溶剤であることによる。また水と油性(so
lvent borne)塗料組成物に一般に使用さ
れる溶剤との間の化学的性質が大きく異っていることに
より、後者の組成物に使用されるレオロジー制御添加物
の多くは水性塗料組成物に使用するには適していない。
要な特性に大きく影響する。噴霧塗装用の組成物の場合
には、溶剤及び水性塗料に必要とされるレオ・ロジーに
関する一般的な要件は互いに同様であるが、特定の要件
は明確に異る。これらの相違は主として水が非常に蒸発
速度の遅い溶剤であることによる。また水と油性(so
lvent borne)塗料組成物に一般に使用さ
れる溶剤との間の化学的性質が大きく異っていることに
より、後者の組成物に使用されるレオロジー制御添加物
の多くは水性塗料組成物に使用するには適していない。
【0003】レオロジーに関する一般的な要件は、塗料
が低剪断速度域に於て高い粘性を有し、高剪断速度域に
於て低い粘性を有するということである。前者は沈降の
しにくさ及びへこみにくさを向上させ、良好な金属片制
御性を確保するために必要である。更に塗料組成物は高
剪断速度域に於て殆ど弾性を有していてはならない。
が低剪断速度域に於て高い粘性を有し、高剪断速度域に
於て低い粘性を有するということである。前者は沈降の
しにくさ及びへこみにくさを向上させ、良好な金属片制
御性を確保するために必要である。更に塗料組成物は高
剪断速度域に於て殆ど弾性を有していてはならない。
【0004】添加物は塗料組成物に於けるレオロジーを
適正なものにするために一般的に使用されている。しか
し輸送用車輌に使用される水性塗料に使用するに適した
添加物は殆ど存在しない。米国特許第4,416,94
1号及び同第4,429,066号には、コロイダルシ
リカが架橋剤と共に油性塗料系に対するレオロジー制御
添加物として良好に作用することが記載されている。ま
たCabot Corp.による説明書「Cab−O
−Sil Properties and Fu
nctions」にはヒュームドシリカの水性分散液の
粘性を整えるために添加物を使用することが記載されて
いる。また米国特許第4,416,941号には、水性
カラー塗料組成物にコロイダルシリカを使用することが
記載されている。驚くべきことに下記の架橋剤は水性塗
料に於けるコロイダルシリカの作用を大きく改善し、こ
れにより塗料の塗装性及び外観を改善する。
適正なものにするために一般的に使用されている。しか
し輸送用車輌に使用される水性塗料に使用するに適した
添加物は殆ど存在しない。米国特許第4,416,94
1号及び同第4,429,066号には、コロイダルシ
リカが架橋剤と共に油性塗料系に対するレオロジー制御
添加物として良好に作用することが記載されている。ま
たCabot Corp.による説明書「Cab−O
−Sil Properties and Fu
nctions」にはヒュームドシリカの水性分散液の
粘性を整えるために添加物を使用することが記載されて
いる。また米国特許第4,416,941号には、水性
カラー塗料組成物にコロイダルシリカを使用することが
記載されている。驚くべきことに下記の架橋剤は水性塗
料に於けるコロイダルシリカの作用を大きく改善し、こ
れにより塗料の塗装性及び外観を改善する。
【0005】
【発明の概要】本発明は水性塗料組成物用の添加物であ
って、コロイダルシリカと約1〜25wt%のフッ素を
含有する水に溶解可能な又は水に分散可能な界面活性剤
とを含む添加物に係る。
って、コロイダルシリカと約1〜25wt%のフッ素を
含有する水に溶解可能な又は水に分散可能な界面活性剤
とを含む添加物に係る。
【0006】本発明の添加物は水性塗料の塗装性及び外
観を改善する。本発明の添加物は自動車、トラック、バ
スを塗装するための塗料組成物に使用されてよい。また
添加物はアンダーコート、プライマー、シーラー、カラ
ーコート、ベースコート、クリアコートを含む種々の水
性塗料組成物に使用されていよい。
観を改善する。本発明の添加物は自動車、トラック、バ
スを塗装するための塗料組成物に使用されてよい。また
添加物はアンダーコート、プライマー、シーラー、カラ
ーコート、ベースコート、クリアコートを含む種々の水
性塗料組成物に使用されていよい。
【0007】本発明の添加物は水性塗料組成物に於ける
擬似塑性レオロジーを向上させ、これにより塗装性及び
最終的な外観を改善する。また本発明の添加物は塗料組
成物の重量を基準に約0.1〜30wt%のレベルにて
使用される。本発明の添加物が塗料に与えるレオロジー
により、従来の装置、特に噴霧塗装を用いて魅力的で欠
陥のない塗膜を形成することが可能になる。メタリック
塗料組成物の場合には、本発明の添加物は良好な金属片
制御性を向上させる。良好な金属片制御性とは、玉虫色
の顔料、典型的にはアルミニウム片が基体に平行に一様
に分配されることを意味する。かくして顔料が揃えられ
ることにより塗料の輝きが向上され、まだらになること
が回避され、良好なフロップが形成される。更に本発明
の添加物は顔料の沈降を遅らせ、これにより塗料の安定
性及び性能を改善する。
擬似塑性レオロジーを向上させ、これにより塗装性及び
最終的な外観を改善する。また本発明の添加物は塗料組
成物の重量を基準に約0.1〜30wt%のレベルにて
使用される。本発明の添加物が塗料に与えるレオロジー
により、従来の装置、特に噴霧塗装を用いて魅力的で欠
陥のない塗膜を形成することが可能になる。メタリック
塗料組成物の場合には、本発明の添加物は良好な金属片
制御性を向上させる。良好な金属片制御性とは、玉虫色
の顔料、典型的にはアルミニウム片が基体に平行に一様
に分配されることを意味する。かくして顔料が揃えられ
ることにより塗料の輝きが向上され、まだらになること
が回避され、良好なフロップが形成される。更に本発明
の添加物は顔料の沈降を遅らせ、これにより塗料の安定
性及び性能を改善する。
【0008】本発明の添加物に使用されるシリカ(二酸
化ケイ素)は約0.001〜100μの粒子寸法を有し
、約50〜500m2 /g の表面積を有する。かか
るコロイダルシリカの一例はヒュームドシリカ、即ち火
成シリカである。このシリカは水素及び酸素の火炎中に
於ける四塩化ケイ素蒸気の加水分解により形成される。 またこのシリカは一般に98wt%以上、好ましくは9
9.6wt%以上のSiO2 含有量を有している。
化ケイ素)は約0.001〜100μの粒子寸法を有し
、約50〜500m2 /g の表面積を有する。かか
るコロイダルシリカの一例はヒュームドシリカ、即ち火
成シリカである。このシリカは水素及び酸素の火炎中に
於ける四塩化ケイ素蒸気の加水分解により形成される。 またこのシリカは一般に98wt%以上、好ましくは9
9.6wt%以上のSiO2 含有量を有している。
【0009】また本発明の添加物はヒュームドシリカと
相互に作用して塗料組成物の低剪断速度域に於ける粘性
を大きく増大させる架橋剤を含有している。添加物のこ
の成分は1〜25wt%のフッ素を含有する水に溶解可
能な界面活性剤である。
相互に作用して塗料組成物の低剪断速度域に於ける粘性
を大きく増大させる架橋剤を含有している。添加物のこ
の成分は1〜25wt%のフッ素を含有する水に溶解可
能な界面活性剤である。
【0010】また本発明の添加物は主として水性塗料に
使用されるものである。塗料組成物はラテックス又は水
に溶解可能或いは分散可能な樹脂又はそれらの組合せを
バインダとして使用するものであってよい。ラテックス
又は水に溶解可能な樹脂をベースとする塗料組成物は熱
可塑性を有していてもよく、また熱硬化性を有していて
もよい。また塗料組成物は修正されてもよく修正されな
くてもよい。
使用されるものである。塗料組成物はラテックス又は水
に溶解可能或いは分散可能な樹脂又はそれらの組合せを
バインダとして使用するものであってよい。ラテックス
又は水に溶解可能な樹脂をベースとする塗料組成物は熱
可塑性を有していてもよく、また熱硬化性を有していて
もよい。また塗料組成物は修正されてもよく修正されな
くてもよい。
【0011】一般的に使用される塗料組成物はアクリル
樹脂をベースとするものである。使用されるよう供給さ
れるアクリルラテックスバインダの適当な特性は、固体
物質含有量20〜60%、pH〜10、1ガロン当りの
重量(ポンド)8.0〜9.0(0.96〜1.1g/
cm3 )、最低塗膜形成温度0〜70℃、スオード(
Sward)硬さ25〜110、ガラス転移温度50℃
、分子量150000〜3000000、数平均分子量
30000〜60000、固体を基準に見た酸化指数5
〜35、揮発性有機溶剤含有量0〜20%、粒子寸法5
0〜150nmである。特に好ましいアクリルラテック
スは、ICIResinsより販売されているNeoc
ryl A−622、NeocrylA−640、N
eocrylA−6037、Johnson Wax
より販売されているJoncryl J−537、J
oncryl J−538、NL Industr
iesより販売されているArolon 860−w
−45である。顔料粉砕工程に於て使用される樹脂もア
クリルラテックスであってよい。使用されるよう供給さ
れるこのラテックスの好適な特性は上述のアクリルラテ
ックスバインダの場合と同一である。
樹脂をベースとするものである。使用されるよう供給さ
れるアクリルラテックスバインダの適当な特性は、固体
物質含有量20〜60%、pH〜10、1ガロン当りの
重量(ポンド)8.0〜9.0(0.96〜1.1g/
cm3 )、最低塗膜形成温度0〜70℃、スオード(
Sward)硬さ25〜110、ガラス転移温度50℃
、分子量150000〜3000000、数平均分子量
30000〜60000、固体を基準に見た酸化指数5
〜35、揮発性有機溶剤含有量0〜20%、粒子寸法5
0〜150nmである。特に好ましいアクリルラテック
スは、ICIResinsより販売されているNeoc
ryl A−622、NeocrylA−640、N
eocrylA−6037、Johnson Wax
より販売されているJoncryl J−537、J
oncryl J−538、NL Industr
iesより販売されているArolon 860−w
−45である。顔料粉砕工程に於て使用される樹脂もア
クリルラテックスであってよい。使用されるよう供給さ
れるこのラテックスの好適な特性は上述のアクリルラテ
ックスバインダの場合と同一である。
【0012】本発明の添加物は種々の塗料組成物に使用
されてよい。本発明の添加物はアンダーコート、即ちプ
ライマー、充填材、シーラーに使用されるに適している
。また本発明の添加物はカラーコート、ベースコート、
クリアコートを含むトップコート組成物にも有効である
。
されてよい。本発明の添加物はアンダーコート、即ちプ
ライマー、充填材、シーラーに使用されるに適している
。また本発明の添加物はカラーコート、ベースコート、
クリアコートを含むトップコート組成物にも有効である
。
【0013】本発明の添加物は特に水性ベースコートに
有用である。かかる系に於ては色はクリアコートにて上
塗りされるベースコートに含まれる。クリアコートはそ
の下層のベースコートを保護することを補助し、光沢度
の高い仕上りを形成する。
有用である。かかる系に於ては色はクリアコートにて上
塗りされるベースコートに含まれる。クリアコートはそ
の下層のベースコートを保護することを補助し、光沢度
の高い仕上りを形成する。
【0014】例1
ヒュームドシリカの8wt%水性分散液がEigerモ
デルVSEミニモータミルにて形成された。ヒュームド
シリカは12nmの粒子寸法及び200 m2 /gの
表面積を有していた。シリカは20μ以下の寸法になる
まで粉砕された。この粉砕されたベースの一部が2wt
%のシリカ濃度になるまで脱イオン水にて希釈された。 この分散液の粘性分布がフッ素含有界面活性剤の添加前
後に測定された(図1)。測定は30mmの平行板のジ
オメトリーを用いて25℃に於てBohlinVORに
て行われた。
デルVSEミニモータミルにて形成された。ヒュームド
シリカは12nmの粒子寸法及び200 m2 /gの
表面積を有していた。シリカは20μ以下の寸法になる
まで粉砕された。この粉砕されたベースの一部が2wt
%のシリカ濃度になるまで脱イオン水にて希釈された。 この分散液の粘性分布がフッ素含有界面活性剤の添加前
後に測定された(図1)。測定は30mmの平行板のジ
オメトリーを用いて25℃に於てBohlinVORに
て行われた。
【0015】フッ素含有界面活性剤が0.2wt%の活
性レベルになるまで分散液に添加された。この場合界面
活性剤とコロイダルシリカとの相互作用により低剪断速
度域に於ける粘性が大きく増大された。以下の記載は界
面活性剤の説明である。これは非イオンであり、約50
wt%のエチレンオキシドリンケージを有し、約10〜
20wt%のフッ素を含有し、約20000の分子量を
有する。
性レベルになるまで分散液に添加された。この場合界面
活性剤とコロイダルシリカとの相互作用により低剪断速
度域に於ける粘性が大きく増大された。以下の記載は界
面活性剤の説明である。これは非イオンであり、約50
wt%のエチレンオキシドリンケージを有し、約10〜
20wt%のフッ素を含有し、約20000の分子量を
有する。
【0016】例2〜4は実際の塗料組成物に本発明のレ
オロジー制御添加物を使用することを説明するものであ
る。
オロジー制御添加物を使用することを説明するものであ
る。
【0017】例2:ベースコートの形成第三C10脂肪
酸のグリシジルエステルにて修正されたアクリル重合体
の形成5リットルの三つの頸部を有する丸底フラスコに
撹拌器、温度計、凝縮器、窒素入口、単量体入口が取付
けられ、680g のメトキシプロパノール及び20g
のメチルエチルケトンが装入された。この混合物は還
流状態にもたらされ、5.0g のメチルエチルケトン
を添加することにより温度が140〜141℃に調節さ
れた。333g のプロペノール酸、847のメチル−
2−メチル−2−プロピオネート、450g の2−エ
チルヘキシル−2−メチルプロピオネート、180g
のイソボーニル−2−メチル−2−プロピオネート、2
7g のSurfynol440を含有する単量体溶液
が形成された。また36g のt−ブチルペルオキソベ
ンゾエート及び76g のメトキシプロパノールを含有
する反応開始溶液が成形された。これらの単量体溶液及
び反応開始溶液が2時間かけて一様な流量にてフラスコ
に添加された。添加が完了した後、単量体入口に35.
0g のメトキシプロパノールが流され、15g のt
−ブチルペルオキソベンゾエート及び40g のメトキ
シプロパノールを含有する溶液が10分かけて添加され
た。次いで反応は135分間還流状態に置かれた。還流
の後、475g の第三C10脂肪酸のグリシジルエス
テルがフラスコに添加され、還流温度に加熱され、一定
の酸価になるまで反応せしめられた。反応は冷却され、
次いで43g のメトキシプロパノール及び588g
のエタノールが樹脂に添加され、これにより粘性が低下
された。樹脂の特性は粘性Z5〜Z6、固体物質含有量
60〜61%、固体を基準に見た酸化指数53〜56で
ある。
酸のグリシジルエステルにて修正されたアクリル重合体
の形成5リットルの三つの頸部を有する丸底フラスコに
撹拌器、温度計、凝縮器、窒素入口、単量体入口が取付
けられ、680g のメトキシプロパノール及び20g
のメチルエチルケトンが装入された。この混合物は還
流状態にもたらされ、5.0g のメチルエチルケトン
を添加することにより温度が140〜141℃に調節さ
れた。333g のプロペノール酸、847のメチル−
2−メチル−2−プロピオネート、450g の2−エ
チルヘキシル−2−メチルプロピオネート、180g
のイソボーニル−2−メチル−2−プロピオネート、2
7g のSurfynol440を含有する単量体溶液
が形成された。また36g のt−ブチルペルオキソベ
ンゾエート及び76g のメトキシプロパノールを含有
する反応開始溶液が成形された。これらの単量体溶液及
び反応開始溶液が2時間かけて一様な流量にてフラスコ
に添加された。添加が完了した後、単量体入口に35.
0g のメトキシプロパノールが流され、15g のt
−ブチルペルオキソベンゾエート及び40g のメトキ
シプロパノールを含有する溶液が10分かけて添加され
た。次いで反応は135分間還流状態に置かれた。還流
の後、475g の第三C10脂肪酸のグリシジルエス
テルがフラスコに添加され、還流温度に加熱され、一定
の酸価になるまで反応せしめられた。反応は冷却され、
次いで43g のメトキシプロパノール及び588g
のエタノールが樹脂に添加され、これにより粘性が低下
された。樹脂の特性は粘性Z5〜Z6、固体物質含有量
60〜61%、固体を基準に見た酸化指数53〜56で
ある。
【0018】成分A(アルミニウムベース)の形成44
.0g の上述のアクリル樹脂が19.0g のブトキ
シエタノールに添加された。この混合物は均一な溶液が
形成されるまで撹拌された。次いで38.0g の市販
の油性アルミニウムペーストが樹脂溶液に添加された。 得られたスラリーは滑らかで均一なスラリーが形成され
るまで撹拌された。このアルミニウムベースは49.8
wt%の揮発性有機溶剤、38.4wt%の固体物質、
24.3wt%のアルミニウム片を含有している。
.0g の上述のアクリル樹脂が19.0g のブトキ
シエタノールに添加された。この混合物は均一な溶液が
形成されるまで撹拌された。次いで38.0g の市販
の油性アルミニウムペーストが樹脂溶液に添加された。 得られたスラリーは滑らかで均一なスラリーが形成され
るまで撹拌された。このアルミニウムベースは49.8
wt%の揮発性有機溶剤、38.4wt%の固体物質、
24.3wt%のアルミニウム片を含有している。
【0019】成分B(中和ベース)の形成300gの脱
イオン水に対し8.0gの30%アンモニア水溶液が添
加された。溶液は100.0g のアクリル樹脂を添加
する前に十分撹拌された。得られた混合物は溶液が透明
乃至軽く濁った状態になるまで撹拌された。 このベースの非揮発性物質含有量は14.8wt%であ
り、水含有量は74.9wt%であり、揮発性有機油性
量は9.8wt%であった。この分散液の最終のpHは
9.2であった。
イオン水に対し8.0gの30%アンモニア水溶液が添
加された。溶液は100.0g のアクリル樹脂を添加
する前に十分撹拌された。得られた混合物は溶液が透明
乃至軽く濁った状態になるまで撹拌された。 このベースの非揮発性物質含有量は14.8wt%であ
り、水含有量は74.9wt%であり、揮発性有機油性
量は9.8wt%であった。この分散液の最終のpHは
9.2であった。
【0020】成分C(透明樹脂ラテックス)の形成48
.0g の親水性コロイダルシリカと、10.0gの消
泡剤と、1865g のアクリルラテックス(Neoc
ryl A−622)とが予め混合された。次いでこ
の混合物は粒子寸法が8μ以下になるまで横型ミルにて
粉砕された。次いで260g の脱イオン水が撹拌状態
にて上述のスラリーに添加され、これにより均一なラテ
ックス溶液が形成された。シリカ含有量は2.2wt%
であり、揮発性有機物質含有量は8.9wt%であり、
固体物質含有量は28.3wt%であった。
.0g の親水性コロイダルシリカと、10.0gの消
泡剤と、1865g のアクリルラテックス(Neoc
ryl A−622)とが予め混合された。次いでこ
の混合物は粒子寸法が8μ以下になるまで横型ミルにて
粉砕された。次いで260g の脱イオン水が撹拌状態
にて上述のスラリーに添加され、これにより均一なラテ
ックス溶液が形成された。シリカ含有量は2.2wt%
であり、揮発性有機物質含有量は8.9wt%であり、
固体物質含有量は28.3wt%であった。
【0021】成分D(顔料ベース)の形成80g のN
eocryl A−6037と、2.1g の30%
アンモニア水と、23.9g の透明の赤色酸化物と、
0.2g 消泡剤とを含む顔料スラリーが形成された。 上述の各成分は互いに混合され、Cowlesブレード
を用いて予め分散された。次いでその混合物は所望の粒
子寸法が得られるまで横型ミルにて粉砕された。70.
0g の粉砕樹脂及び2.0gのアンモニア水を含有す
る降下溶液が粉砕部分に添加された。得られた顔料ペー
ストは5.75g の脱イオン水及び19.2g のブ
トキシエタノールを含有する溶液にて撹拌状態にて還元
された。得られた顔料ベースは9.2のpH、48wt
%の固体物質含有量、9.4wt%の揮発性有機物質含
有量、36.2wt%のバインダ含有量、11.8wt
%の顔料含有量、42.0wt%の水含有量を有してい
た。
eocryl A−6037と、2.1g の30%
アンモニア水と、23.9g の透明の赤色酸化物と、
0.2g 消泡剤とを含む顔料スラリーが形成された。 上述の各成分は互いに混合され、Cowlesブレード
を用いて予め分散された。次いでその混合物は所望の粒
子寸法が得られるまで横型ミルにて粉砕された。70.
0g の粉砕樹脂及び2.0gのアンモニア水を含有す
る降下溶液が粉砕部分に添加された。得られた顔料ペー
ストは5.75g の脱イオン水及び19.2g のブ
トキシエタノールを含有する溶液にて撹拌状態にて還元
された。得られた顔料ベースは9.2のpH、48wt
%の固体物質含有量、9.4wt%の揮発性有機物質含
有量、36.2wt%のバインダ含有量、11.8wt
%の顔料含有量、42.0wt%の水含有量を有してい
た。
【0022】成分E(界面活性剤ベース)の形成48g
の脱イオン水に対し2.0g の重合体非イオンフッ
化炭化水素界面活性剤が添加された。混合物は僅かに濁
った溶液となるよう撹拌された。
の脱イオン水に対し2.0g の重合体非イオンフッ
化炭化水素界面活性剤が添加された。混合物は僅かに濁
った溶液となるよう撹拌された。
【0023】例3:水性赤色メタリックベースコートの
形成
形成
【表1】
【0024】赤色のメタリックベースコートを形成する
ために上掲の表1の組成が使用された。添加の順番は表
1に示された通りであった。各成分が導入されるたび毎
に溶液全体が撹拌された。ベースコートはエポキシプラ
イマーにて下塗りされたパネルに噴霧される。ベースコ
ートは下塗りがかくれるまで従来の噴霧装置を用いてパ
ネルに噴霧された。ベースコートは30分間パネルに沿
って流され、次いでイソシアネートをベースとする透明
の塗料にて透明の塗装が行われた。従来のポリウレタン
のクリアコートにて塗装された後のベースコートの最終
的な特性(外観特性を含む)は下記の表2の通りである
。
ために上掲の表1の組成が使用された。添加の順番は表
1に示された通りであった。各成分が導入されるたび毎
に溶液全体が撹拌された。ベースコートはエポキシプラ
イマーにて下塗りされたパネルに噴霧される。ベースコ
ートは下塗りがかくれるまで従来の噴霧装置を用いてパ
ネルに噴霧された。ベースコートは30分間パネルに沿
って流され、次いでイソシアネートをベースとする透明
の塗料にて透明の塗装が行われた。従来のポリウレタン
のクリアコートにて塗装された後のベースコートの最終
的な特性(外観特性を含む)は下記の表2の通りである
。
【0025】
【表2】
【0026】例4:水性シルバーメタリックベースコー
トの形成
トの形成
【表3】
【0027】シルバーメタリックベースコートを形成す
るために上掲の表3の組成が使用された。添加の順番は
表3に示された通りであった。各成分が導入されるたび
毎に溶液全体が撹拌された。ベースコートはエポキシプ
ライマーにて下塗りされたパネルに噴霧される。ベース
コートは下塗りがかくれるまで従来の噴霧装置を用いて
パネルに噴霧された。ベースコートは30分間パネルに
沿って流され、次いでイソシアネートをベースとする透
明の塗料にて透明の塗装が行われた。従来のポリウレタ
ンのクリアコートにて塗装された後のベースコートの最
終的な特性(外観特性を含む)は下記の表4の通りであ
る。
るために上掲の表3の組成が使用された。添加の順番は
表3に示された通りであった。各成分が導入されるたび
毎に溶液全体が撹拌された。ベースコートはエポキシプ
ライマーにて下塗りされたパネルに噴霧される。ベース
コートは下塗りがかくれるまで従来の噴霧装置を用いて
パネルに噴霧された。ベースコートは30分間パネルに
沿って流され、次いでイソシアネートをベースとする透
明の塗料にて透明の塗装が行われた。従来のポリウレタ
ンのクリアコートにて塗装された後のベースコートの最
終的な特性(外観特性を含む)は下記の表4の通りであ
る。
【0028】
【表4】
【0029】以上に於ては本発明を特定の例について詳
細に説明したが、本発明はかかる例に限定されるもので
はなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能である
ことは当業者にとって明らかであろう。
細に説明したが、本発明はかかる例に限定されるもので
はなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能である
ことは当業者にとって明らかであろう。
【図1】シリカの粒子寸法と分散液の粘性との関係を示
している。
している。
Claims (10)
- 【請求項1】実質的に50〜99wt%の親水性コロイ
ダルシリカと、0.1〜50wt%の架橋剤とを含む水
性塗料用添加物 - 【請求項2】請求項1の添加物に於て、前記架橋剤は水
に溶解可能な又は水に分散可能な界面活性剤であること
を特徴とする添加物。 - 【請求項3】請求項2の添加物に於て、前記界面活性剤
は実質的に2〜25wt%のフッ素を含有していること
を特徴とする添加物。 - 【請求項4】請求項1の添加物に於て、前記架橋剤はエ
チレンオキシドリンケージ及び実質的に5000〜50
000の重量平均分子量を有する非イオンフッ化炭化水
素重合体であり、フッ化炭化水素重合体の重量を基準に
実質的に2〜25wt%のフッ素を含有していることを
特徴とする添加物。 - 【請求項5】水に溶解可能なバインダ樹脂と、疎水性シ
リカと、架橋剤とを含む塗料組成物。 - 【請求項6】請求項5の塗料組成物に於て、前記架橋剤
は実質的に2〜25wt%のフッ素を含有していること
を特徴とする塗料組成物。 - 【請求項7】請求項5の添加物に於て、前記架橋剤はエ
チレンオキシドリンケージ及び実質的に5000〜50
000の重量平均分子量を有する非イオンフッ化炭化水
素重合体であり、フッ化炭化水素重合体の重量を基準に
実質的に2〜25wt%のフッ素を含有していることを
特徴とする添加物。 - 【請求項8】アクリルラテックスバインダ樹脂と、親水
性シリカと、架橋剤とを含む塗料組成物。 - 【請求項9】請求項8の塗料組成物に於て、前記架橋剤
は実質的に2〜25wt%のフッ素を含有していること
を特徴とする塗料組成物。 - 【請求項10】請求項8の添加物に於て、前記架橋剤は
エチレンオキシドリンケージ及び実質的に5000〜5
0000の重量平均分子量を有する非イオンフッ化炭化
水素重合体であり、フッ化炭化水素重合体の重量を基準
に実質的に2〜25wt%のフッ素を含有していること
を特徴とする添加物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40975090A JPH04234461A (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | 水性塗料組成物用添加物及び塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40975090A JPH04234461A (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | 水性塗料組成物用添加物及び塗料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04234461A true JPH04234461A (ja) | 1992-08-24 |
Family
ID=18519037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40975090A Pending JPH04234461A (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | 水性塗料組成物用添加物及び塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04234461A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5994494A (en) * | 1997-05-09 | 1999-11-30 | Kusumoto Chemicals, Ltd. | Antisettling agent for aqueous paints |
KR100759725B1 (ko) * | 2006-02-10 | 2007-10-04 | 니치하 가부시키가이샤 | 방오처리제 및 건축판 |
WO2008018443A1 (fr) * | 2006-08-09 | 2008-02-14 | Soken Chemical & Engineering Co., Ltd. | Résine de liaison pour film absorbant le rayonnement infrarouge proche |
-
1990
- 1990-12-10 JP JP40975090A patent/JPH04234461A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5994494A (en) * | 1997-05-09 | 1999-11-30 | Kusumoto Chemicals, Ltd. | Antisettling agent for aqueous paints |
KR100759725B1 (ko) * | 2006-02-10 | 2007-10-04 | 니치하 가부시키가이샤 | 방오처리제 및 건축판 |
WO2008018443A1 (fr) * | 2006-08-09 | 2008-02-14 | Soken Chemical & Engineering Co., Ltd. | Résine de liaison pour film absorbant le rayonnement infrarouge proche |
JP2008038069A (ja) * | 2006-08-09 | 2008-02-21 | Soken Chem & Eng Co Ltd | 近赤外線吸収フィルム用バインダー樹脂 |
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