JPH04227781A - 新規なゴム−ベースの粘着テープ - Google Patents
新規なゴム−ベースの粘着テープInfo
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- JPH04227781A JPH04227781A JP10141691A JP10141691A JPH04227781A JP H04227781 A JPH04227781 A JP H04227781A JP 10141691 A JP10141691 A JP 10141691A JP 10141691 A JP10141691 A JP 10141691A JP H04227781 A JPH04227781 A JP H04227781A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- adhesive
- layer
- rolls
- nip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Adhesive Tapes (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】本発明はポリマーのフィルムに関し、更に
特定すれば、消費者の規格と期待を満たすテープの商業
生産の為の、費用の割に効果のあるシステムに関する。
特定すれば、消費者の規格と期待を満たすテープの商業
生産の為の、費用の割に効果のあるシステムに関する。
【0002】ゴムをベースとした感圧粘着テープは、産
業用テープのみならずパイプライン系統の外部保護被覆
の全系列に亙って事実上、消費者に広く受け容れられて
きた。それらは予定される用途に応じて、広い範囲のサ
イズと厚さで販売されている。
業用テープのみならずパイプライン系統の外部保護被覆
の全系列に亙って事実上、消費者に広く受け容れられて
きた。それらは予定される用途に応じて、広い範囲のサ
イズと厚さで販売されている。
【0003】それらの最も簡単な形では、そのようなフ
ィルムは、曲げても折れず、液体が透過しないようにポ
リオレフィンの裏打ちの上に担持されたゴム‐ベースの
感圧接着剤のフォーミュレーションからなる。ダクトテ
ープとして知られる商品の生産ラインでは、強度増加の
為と横方向に引き裂けるように接着剤と裏打ちとの間に
強化用布帛材料がサンドイッチされている。
ィルムは、曲げても折れず、液体が透過しないようにポ
リオレフィンの裏打ちの上に担持されたゴム‐ベースの
感圧接着剤のフォーミュレーションからなる。ダクトテ
ープとして知られる商品の生産ラインでは、強度増加の
為と横方向に引き裂けるように接着剤と裏打ちとの間に
強化用布帛材料がサンドイッチされている。
【0004】製造業のいかなる物品に関しても直ちに認
められるように、材料費および/または労務費を下げる
ことによって生産コストをカットしようとするニーズと
挑戦は常に存在する。これらのテープに就いても、生産
コストを下げる為のニーズは寧ろより厳しい。この大き
なニーズはポリオレフィンの裏打ちのコストが過去数年
間に急騰していると言う事実によって例証される。事実
、本出願人の理解するところでも、ポリエチレン、標準
裏地材料のコストは過去数年間に亙って400パーセン
トのオーダーで増加した。
められるように、材料費および/または労務費を下げる
ことによって生産コストをカットしようとするニーズと
挑戦は常に存在する。これらのテープに就いても、生産
コストを下げる為のニーズは寧ろより厳しい。この大き
なニーズはポリオレフィンの裏打ちのコストが過去数年
間に急騰していると言う事実によって例証される。事実
、本出願人の理解するところでも、ポリエチレン、標準
裏地材料のコストは過去数年間に亙って400パーセン
トのオーダーで増加した。
【0005】従って、これらテープの製造コストを下げ
る為の手段を考慮するに当たって、当然のことながら一
方で実行可能で且つ費用の割に効果のある生産ラインの
速度と生産量を維持しながら、ポリエチレン裏打ちのコ
スト低下に注意が集中した。
る為の手段を考慮するに当たって、当然のことながら一
方で実行可能で且つ費用の割に効果のある生産ラインの
速度と生産量を維持しながら、ポリエチレン裏打ちのコ
スト低下に注意が集中した。
【0006】一つの可能性としては、勿論、テープにと
って絶対不可欠な表面特性を維持しながらポリエチレン
に代わるより安価な代替物を見付けることであったろう
。現在に至る迄、未だそのような物質は見付かっていな
い。
って絶対不可欠な表面特性を維持しながらポリエチレン
に代わるより安価な代替物を見付けることであったろう
。現在に至る迄、未だそのような物質は見付かっていな
い。
【0007】第二の可能性は、テープの裏打ちの厚さを
減らし、それによってポリエチレンの使用量を減らすこ
とであったかも知れない。これは非常に僅かながらも、
テープの性能上の問題または消費者が受け入れてくれる
かどうかと言った問題に遭遇すること無く可能であった
かも知れないが、それは意味の有るコスト低減への実行
可能な代替方法ではない。
減らし、それによってポリエチレンの使用量を減らすこ
とであったかも知れない。これは非常に僅かながらも、
テープの性能上の問題または消費者が受け入れてくれる
かどうかと言った問題に遭遇すること無く可能であった
かも知れないが、それは意味の有るコスト低減への実行
可能な代替方法ではない。
【0008】第三の可能性は、もっと安い他の物質をポ
リエチレンと混ぜて均質なブレンドを作ることだろう。 しかしながら、これらの他の物質の有意的な量を、品質
と性能の損失無しにブレンドすることは出来ない。
リエチレンと混ぜて均質なブレンドを作ることだろう。 しかしながら、これらの他の物質の有意的な量を、品質
と性能の損失無しにブレンドすることは出来ない。
【0009】本発明にとって概念的思考の出発点とも言
える更に別の候補案は、外側の層は慣用の、即ち第一級
品のポリエチレンとし、接着剤を塗布する内側の層(一
層又は一層以上の)はもっと安価な物質であるような多
層の裏打ちを作ることである。勿論、そのような物質は
ポリエチレンのトップ層と同様に接着剤に良く粘着し、
層剥離に対抗する適当な構造の安定性を与え、従って商
品の貯蔵期間中も使用中も同様に一体性を失わないこと
が必要である。
える更に別の候補案は、外側の層は慣用の、即ち第一級
品のポリエチレンとし、接着剤を塗布する内側の層(一
層又は一層以上の)はもっと安価な物質であるような多
層の裏打ちを作ることである。勿論、そのような物質は
ポリエチレンのトップ層と同様に接着剤に良く粘着し、
層剥離に対抗する適当な構造の安定性を与え、従って商
品の貯蔵期間中も使用中も同様に一体性を失わないこと
が必要である。
【0010】後に述べたような物質は既知のもので入手
も可能である。例えば、特に留意すべき物として、現行
の生産系統の中で生産中に発生する落とし耳と言われる
物、即ち、裏打ちと接着剤からなるテープの製造巻取ロ
ールの両端の耳の部分であり、種々の添加物、例えば、
接着剤用の粘着付与剤と填料、着色剤、防腐剤などを含
んでいる。これは再処理することができて、テープ製造
の為の溶融素材を与える。リサイクルされた熱可塑性プ
ラスチック(回収された廃プラスチック)も同様に商業
的に利用できる。
も可能である。例えば、特に留意すべき物として、現行
の生産系統の中で生産中に発生する落とし耳と言われる
物、即ち、裏打ちと接着剤からなるテープの製造巻取ロ
ールの両端の耳の部分であり、種々の添加物、例えば、
接着剤用の粘着付与剤と填料、着色剤、防腐剤などを含
んでいる。これは再処理することができて、テープ製造
の為の溶融素材を与える。リサイクルされた熱可塑性プ
ラスチック(回収された廃プラスチック)も同様に商業
的に利用できる。
【0011】出願人は、ポリエチレンとより安価な材料
、即ち、上記の落とし耳を同時押出して二層の裏打ちを
作り、その上に接着剤層を後で別の塗被工程で塗被する
可能性を考えた。しかしながら、後の工程で接着剤を塗
る為の別個の塗被作業を要する此の同時押出は、生産と
言う観点からすると費用の割に効果のある方法ではない
。若しも、裏打ちの製造と接着剤の塗布を一段操作で行
なうならば、生産は余りにも速度が遅くなり且つ余計な
スペース、装置と人力が必要である。更には、この後で
詳述するように、例えば、移動ベルトの上に同時押出し
、次に冷却するだけで調製された多層裏打ちは、所望の
フィルム特性、特に、後の工程で塗布される接着剤層の
最適な接着剤の為の支持体を与えないだろう。
、即ち、上記の落とし耳を同時押出して二層の裏打ちを
作り、その上に接着剤層を後で別の塗被工程で塗被する
可能性を考えた。しかしながら、後の工程で接着剤を塗
る為の別個の塗被作業を要する此の同時押出は、生産と
言う観点からすると費用の割に効果のある方法ではない
。若しも、裏打ちの製造と接着剤の塗布を一段操作で行
なうならば、生産は余りにも速度が遅くなり且つ余計な
スペース、装置と人力が必要である。更には、この後で
詳述するように、例えば、移動ベルトの上に同時押出し
、次に冷却するだけで調製された多層裏打ちは、所望の
フィルム特性、特に、後の工程で塗布される接着剤層の
最適な接着剤の為の支持体を与えないだろう。
【0012】簡単に言えば、この発明に課せられた仕事
は、第一級品の熱可塑性のプラスチック材料の外層とよ
り安価な材料の内層からなる裏打ちを有する前述のテー
プを作るシステムで而も品質または生産の速度と効率を
犠牲にしないようなシステムを工夫することである。
は、第一級品の熱可塑性のプラスチック材料の外層とよ
り安価な材料の内層からなる裏打ちを有する前述のテー
プを作るシステムで而も品質または生産の速度と効率を
犠牲にしないようなシステムを工夫することである。
【0013】本発明によれば前述の仕事は、それ自体既
知の3本ロールのカレンダーを特定の操業条件下で利用
することによって満足させられる。それらの操業条件と
は:第一級品のポリオレフィン又は他の熱可塑性プラス
チックの溶融素材の塊とより低品質でより安価な熱可塑
性プラスチックの溶融素材の塊を、二つの素材の融点よ
りも高い温度に加熱された第一のロール又はボトムロー
ルと二つの塊の融点以下の高められた温度に加熱された
第二のロール又はミドルロールのニップのところに分離
した別々の塊として堆積する、第一のロールは事実上、
第二のロールよりもゆっくりとした速度で回転し、二つ
の塊は第一級品のポリオレフィンの塊がニップの手前で
最初に第二のロールに接触するように堆積され;堆積さ
れた塊を第一と第二のロールのニップ間に前進させて別
個の層を形成させ、この時センターロールに粘着する内
層が第一級品のポリオレフィンの素材に、そして外層が
別の、即ち、より安価な材料となるようにし、外層の自
由な外表面は艶消し調仕上げを有して第一級品のポリオ
レフィン層の平滑な外表面よりも塗布されるべき接着剤
に対してより受理性の良い支持体を与え;そしてそのよ
うにして形成された二層の裏打ちを該裏打ちの融点より
も高い温度に加熱された3本ロールカレンダーの第二の
ロール、又はミドルロールと第三のロール、又はトップ
ロールのニップの間に前進させて接着剤の塊を第二と第
三のロールのニップにおいて塗布し、それによって裏打
ちの艶消し調の外表面の上に接着剤を被覆させる。
知の3本ロールのカレンダーを特定の操業条件下で利用
することによって満足させられる。それらの操業条件と
は:第一級品のポリオレフィン又は他の熱可塑性プラス
チックの溶融素材の塊とより低品質でより安価な熱可塑
性プラスチックの溶融素材の塊を、二つの素材の融点よ
りも高い温度に加熱された第一のロール又はボトムロー
ルと二つの塊の融点以下の高められた温度に加熱された
第二のロール又はミドルロールのニップのところに分離
した別々の塊として堆積する、第一のロールは事実上、
第二のロールよりもゆっくりとした速度で回転し、二つ
の塊は第一級品のポリオレフィンの塊がニップの手前で
最初に第二のロールに接触するように堆積され;堆積さ
れた塊を第一と第二のロールのニップ間に前進させて別
個の層を形成させ、この時センターロールに粘着する内
層が第一級品のポリオレフィンの素材に、そして外層が
別の、即ち、より安価な材料となるようにし、外層の自
由な外表面は艶消し調仕上げを有して第一級品のポリオ
レフィン層の平滑な外表面よりも塗布されるべき接着剤
に対してより受理性の良い支持体を与え;そしてそのよ
うにして形成された二層の裏打ちを該裏打ちの融点より
も高い温度に加熱された3本ロールカレンダーの第二の
ロール、又はミドルロールと第三のロール、又はトップ
ロールのニップの間に前進させて接着剤の塊を第二と第
三のロールのニップにおいて塗布し、それによって裏打
ちの艶消し調の外表面の上に接着剤を被覆させる。
【0014】テープ製造に3本ロールのカレンダーを用
いることは、全く古くから行なわれており、それ自身で
は本発明の一部を構成しない。
いることは、全く古くから行なわれており、それ自身で
は本発明の一部を構成しない。
【0015】例えば、Brightに対して発行され、
当発明の権利譲受人であるKendall社に譲渡され
た米国特許第2,631,954号明細書は、例えば、
ポリエチレンのようなエテノイド ポリマーの溶融素材
の塊を3本ロールのカレンダーの第一と第二のロールの
ニップのところに堆積するシステムを開示している。第
二のロールよりも事実上遅い速度で運転される第一のロ
ールは、用いられた特定のポリマー素材の融点、例えば
、ポリエチレンの場合は270°F、よりも高い温度に
加熱(好ましくは、内部から)される。第二のロールは
用いられた特定のポリエチレンの融点以下の高められた
温度、例えば、190°Fに加熱(好ましくは、内部か
ら)される。 第一のロールは、与えられた温度条件の下で第二のロー
ルよりも事実上ゆっくりとした速度で回転するから、ニ
ップのところに堆積したポリマーの塊は二本のロールの
ニップの間で押し出されて、ニップの間隙またはギャッ
プに順応して事実上均一な厚さを持った層を形成し、該
層は第二のロールの表面に粘着するだろう。層は、次に
第二のロールの表面から運ばれて、第二のロールと同じ
速度で回転する第三のロール(第二のロールに関して相
対的に冷却されており、例えば、50°F〜70°Fの
オーダーの表面温度を有する)と接触状態に入る。シー
ト化された層は第二のロールから剥ぎ取られて第三のロ
ールの回りを一周して引取ロールに巻き取られる。
当発明の権利譲受人であるKendall社に譲渡され
た米国特許第2,631,954号明細書は、例えば、
ポリエチレンのようなエテノイド ポリマーの溶融素材
の塊を3本ロールのカレンダーの第一と第二のロールの
ニップのところに堆積するシステムを開示している。第
二のロールよりも事実上遅い速度で運転される第一のロ
ールは、用いられた特定のポリマー素材の融点、例えば
、ポリエチレンの場合は270°F、よりも高い温度に
加熱(好ましくは、内部から)される。第二のロールは
用いられた特定のポリエチレンの融点以下の高められた
温度、例えば、190°Fに加熱(好ましくは、内部か
ら)される。 第一のロールは、与えられた温度条件の下で第二のロー
ルよりも事実上ゆっくりとした速度で回転するから、ニ
ップのところに堆積したポリマーの塊は二本のロールの
ニップの間で押し出されて、ニップの間隙またはギャッ
プに順応して事実上均一な厚さを持った層を形成し、該
層は第二のロールの表面に粘着するだろう。層は、次に
第二のロールの表面から運ばれて、第二のロールと同じ
速度で回転する第三のロール(第二のロールに関して相
対的に冷却されており、例えば、50°F〜70°Fの
オーダーの表面温度を有する)と接触状態に入る。シー
ト化された層は第二のロールから剥ぎ取られて第三のロ
ールの回りを一周して引取ロールに巻き取られる。
【0016】3欄〜4欄に亙る節に述べられているよう
に、第一のロールは好ましくは、その全表面積に亙って
付着量を均等化するに足る極めて遅い速度で回転される
。次に、第二のロールは、より大きい表面速度でうまく
操業できるように調節される。速度比が5:1〜30:
1、好ましくは、15:1の範囲内に維持される時は、
ポリマーの塊はニップのところで、ニップを通過する前
または通過中に、異なる表面速度で運転されている第一
と第二のロールの表面の摩擦の影響下に延伸作用を受け
る;この延伸作用の結果、ポリマー素材の塊が第二のロ
ールに付着してシートの形でニップから出る前に素材分
子はその前進方向に配向されるので第二のロールの上で
形成されたシートは縦方向の分子配向を示す。
に、第一のロールは好ましくは、その全表面積に亙って
付着量を均等化するに足る極めて遅い速度で回転される
。次に、第二のロールは、より大きい表面速度でうまく
操業できるように調節される。速度比が5:1〜30:
1、好ましくは、15:1の範囲内に維持される時は、
ポリマーの塊はニップのところで、ニップを通過する前
または通過中に、異なる表面速度で運転されている第一
と第二のロールの表面の摩擦の影響下に延伸作用を受け
る;この延伸作用の結果、ポリマー素材の塊が第二のロ
ールに付着してシートの形でニップから出る前に素材分
子はその前進方向に配向されるので第二のロールの上で
形成されたシートは縦方向の分子配向を示す。
【0017】4欄には、ニップから出るシートが異なる
表面特性を持つことが述べられている。第二のロールに
付着するその内面は平滑であり、一方、上の面、即ち、
反対面はもっと表面が粗くて艶消し調の外観を持つ。表
面特性における差は、該特許明細書の中ではニップのと
ころでの作用の結果として説明されている。第二のロー
ルにニップの手前で接触する塊の部分は冷却されて表皮
を形成し、それが第二のロールの前進速度でニップの中
へ運ばれるのは明らかである。しかしながら、第一のロ
ールの表面はもっと遅い速度で前進し、結果として素材
の上に引きずりの力をもたらすのでシートの上面は第一
のロールの速度より大きな速度で第一のロールを離れ、
結果的には表面に粗さを生ずる。
表面特性を持つことが述べられている。第二のロールに
付着するその内面は平滑であり、一方、上の面、即ち、
反対面はもっと表面が粗くて艶消し調の外観を持つ。表
面特性における差は、該特許明細書の中ではニップのと
ころでの作用の結果として説明されている。第二のロー
ルにニップの手前で接触する塊の部分は冷却されて表皮
を形成し、それが第二のロールの前進速度でニップの中
へ運ばれるのは明らかである。しかしながら、第一のロ
ールの表面はもっと遅い速度で前進し、結果として素材
の上に引きずりの力をもたらすのでシートの上面は第一
のロールの速度より大きな速度で第一のロールを離れ、
結果的には表面に粗さを生ずる。
【0018】前記特許明細書の中で更に教えられるよう
に、艶消し調の、即ち、より粗い側は、塗被物、例えば
、溶剤感受性接着剤、感熱接着剤、又は感圧接着剤に対
して非常に都合の良い接着剤受理性と保持特性を有する
。従って、該明細書は、前述のカレンダリング(圧延)
で形成されたフイルムの粗い方の面、即ち、艶消し調の
面に対する接着剤塗被物の塗布効率の方が反対側の平滑
な表面に対するよりも良いことを明白に教えている。
に、艶消し調の、即ち、より粗い側は、塗被物、例えば
、溶剤感受性接着剤、感熱接着剤、又は感圧接着剤に対
して非常に都合の良い接着剤受理性と保持特性を有する
。従って、該明細書は、前述のカレンダリング(圧延)
で形成されたフイルムの粗い方の面、即ち、艶消し調の
面に対する接着剤塗被物の塗布効率の方が反対側の平滑
な表面に対するよりも良いことを明白に教えている。
【0019】Morrisに対して発行され、同じく本
譲受人に権利譲渡された米国特許第2,879,547
号明細書は、例えば、感圧接着テープのような溶融させ
たフィルム積層体を調製する為に若干類似した3本ロー
ルのカレンダリング操作を開示している。その中に記述
され、特許請求されているように、熱可塑性材料、例え
ば、ポリエチレン又はポリエチレンと他のポリマーのブ
レンドのようなプラスチック材料は溶融した形で第一と
第二のロールのニップのところで塗布され、得られた艶
消し調の表面を有するフィルムは第二のロールから第三
のロールのニップへ移送されて、そこで第二と第三のロ
ール間のニップのところで導入された別の熱可塑性材料
、例えば、感圧接着剤が艶消し調の表面の上に沈着され
る。
譲受人に権利譲渡された米国特許第2,879,547
号明細書は、例えば、感圧接着テープのような溶融させ
たフィルム積層体を調製する為に若干類似した3本ロー
ルのカレンダリング操作を開示している。その中に記述
され、特許請求されているように、熱可塑性材料、例え
ば、ポリエチレン又はポリエチレンと他のポリマーのブ
レンドのようなプラスチック材料は溶融した形で第一と
第二のロールのニップのところで塗布され、得られた艶
消し調の表面を有するフィルムは第二のロールから第三
のロールのニップへ移送されて、そこで第二と第三のロ
ール間のニップのところで導入された別の熱可塑性材料
、例えば、感圧接着剤が艶消し調の表面の上に沈着され
る。
【0020】前述の議論から、本発明以前にフイルム又
はテープの裏打ち層が、溶融状態にある一種類のポリマ
ー素材の塊を3本ロールのカレンダーの二つの対向する
ロールのニップのところで適用し、その素材の塊をニッ
プの間に前進させることによってセンターロールに付着
し、マシン(縦)方向に分子配向したフィルムが得られ
ることが当該技術では多年に亙り知られていたことが分
かるであろう。更に、そのようにして得られたフィルム
は付着表面では平滑で、反対側の表面では粗い、即ち、
艶消し仕上げになっているのが特徴とされている。更に
、前述の米国特許第2,879,547号明細書から、
このフィルムを次にミドルロールと第三ロールのニップ
の方に前進させるとそこで接着剤の塊が外側の表面上に
堆積されて、接着剤が接着剤を受理し易く、又その保持
性も良い粗い表面の上に担持されたテープが得られるこ
とが知られていた。
はテープの裏打ち層が、溶融状態にある一種類のポリマ
ー素材の塊を3本ロールのカレンダーの二つの対向する
ロールのニップのところで適用し、その素材の塊をニッ
プの間に前進させることによってセンターロールに付着
し、マシン(縦)方向に分子配向したフィルムが得られ
ることが当該技術では多年に亙り知られていたことが分
かるであろう。更に、そのようにして得られたフィルム
は付着表面では平滑で、反対側の表面では粗い、即ち、
艶消し仕上げになっているのが特徴とされている。更に
、前述の米国特許第2,879,547号明細書から、
このフィルムを次にミドルロールと第三ロールのニップ
の方に前進させるとそこで接着剤の塊が外側の表面上に
堆積されて、接着剤が接着剤を受理し易く、又その保持
性も良い粗い表面の上に担持されたテープが得られるこ
とが知られていた。
【0021】しかしながら、本発明以前には、二つの異
なるポリマー材料の塊を同じニップに堆積し、堆積され
た素材の塊の一体性を維持したまま別個の夫れぞれの分
子配向した層を得ることが可能であるとは考えられなか
った。寧ろ、テープ生産に従事する人々のような本譲受
人の製造工場で3本ロールカレンダーに極めて精通して
いる人々が、二つの素材の塊は一緒にブレンドされて両
方の素材を含む単一の層を形成し、層の厚さは当然各ロ
ール間のギャップによって決定されるだろうと信じた。
なるポリマー材料の塊を同じニップに堆積し、堆積され
た素材の塊の一体性を維持したまま別個の夫れぞれの分
子配向した層を得ることが可能であるとは考えられなか
った。寧ろ、テープ生産に従事する人々のような本譲受
人の製造工場で3本ロールカレンダーに極めて精通して
いる人々が、二つの素材の塊は一緒にブレンドされて両
方の素材を含む単一の層を形成し、層の厚さは当然各ロ
ール間のギャップによって決定されるだろうと信じた。
【0022】本発明によれば、当該技術に熟練した人々
による否定的な教示と偏見とは反対に、この後に詳述さ
れるような操業条件に従うことによって、そのようなカ
レンダリング操作において、次ぎのような多層の裏打ち
シート材料を調製することが事実可能であると言うこと
が意外にも見出された。即ち、外側の層は最高級品の熱
可塑性のポリマー材料、例えば、テープ製造で今日伝統
的に用いられているポリオレフィンから構成され、その
層の自由外表面はテープがテーピングされる支持体の上
に螺旋状に巻かれ又は他の方法で重ねられる時に、テー
プの接着剤層が接着するように均一な表面の形態を与え
る位に平滑であり、而も、内側の層はより安価なポリマ
ー材料の分離した層として外側の層に積層されて存在し
、内側の層の自由外表面は疎面化され、又は艶消し調の
外観を有し、その為に後述するように、接着剤の被覆を
受理し且つその後もこのようにして塗布された接着剤層
を保持する為に最適な表面特性を与え、それによって裏
打ち層/接着剤層の層間剥離の危険を防止するようにな
っている。
による否定的な教示と偏見とは反対に、この後に詳述さ
れるような操業条件に従うことによって、そのようなカ
レンダリング操作において、次ぎのような多層の裏打ち
シート材料を調製することが事実可能であると言うこと
が意外にも見出された。即ち、外側の層は最高級品の熱
可塑性のポリマー材料、例えば、テープ製造で今日伝統
的に用いられているポリオレフィンから構成され、その
層の自由外表面はテープがテーピングされる支持体の上
に螺旋状に巻かれ又は他の方法で重ねられる時に、テー
プの接着剤層が接着するように均一な表面の形態を与え
る位に平滑であり、而も、内側の層はより安価なポリマ
ー材料の分離した層として外側の層に積層されて存在し
、内側の層の自由外表面は疎面化され、又は艶消し調の
外観を有し、その為に後述するように、接着剤の被覆を
受理し且つその後もこのようにして塗布された接着剤層
を保持する為に最適な表面特性を与え、それによって裏
打ち層/接着剤層の層間剥離の危険を防止するようにな
っている。
【0023】本発明は、後述する詳細な記述と一緒に付
属の図面を参照することによって最善の理解が得られる
だろう。
属の図面を参照することによって最善の理解が得られる
だろう。
【0024】そこに略図的に示されるように、第一級品
のポリオレフィンの溶融した塊10とポリオレフィン材
料を含む、より低級品でより安価な溶融したポリマー素
材の塊12は、夫れぞれの表面温度と回転速度が個別に
制御される慣用の3本ロールのカレンダーの隣接するロ
ールBとCのニップのところへ別々に載置される。
のポリオレフィンの溶融した塊10とポリオレフィン材
料を含む、より低級品でより安価な溶融したポリマー素
材の塊12は、夫れぞれの表面温度と回転速度が個別に
制御される慣用の3本ロールのカレンダーの隣接するロ
ールBとCのニップのところへ別々に載置される。
【0025】第一級品のポリオレフィン材料は、従来か
らテープ製造業で用いられているどのようなポリオレフ
ィン類又はそれらの混合物でも良く、例えば、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリイソブチレン等があるが、
後で触れるようにポリエチレンが好ましい。更に具体的
に説明すると、低密度ポリエチレン(LDPE)と高密
度ポリエチレン(HDPE)のブレンドがここで予想す
る産業用および/またはパイプライン保護用のテープの
製造に特に適していることが見出だされてきた。
らテープ製造業で用いられているどのようなポリオレフ
ィン類又はそれらの混合物でも良く、例えば、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリイソブチレン等があるが、
後で触れるようにポリエチレンが好ましい。更に具体的
に説明すると、低密度ポリエチレン(LDPE)と高密
度ポリエチレン(HDPE)のブレンドがここで予想す
る産業用および/またはパイプライン保護用のテープの
製造に特に適していることが見出だされてきた。
【0026】第二の溶融した塊は、接着剤層とその下の
ポリオレフィン層の双方に良く密着する限り、理論上は
どのような熱可塑性樹脂配合物から成っても良い。概念
的には、それはポリオレフィンよりも高価な物であって
も良いが、その場合は、その使用を正当化するに足る分
だけポリオレフィンより優れた幾つかの機能を与えるべ
きは当然である。従って、そのような他の配合物の使用
も本発明の範囲内にあると理解すべきである。しかしな
がら、これ迄述べてきたように本発明の前述の課題を達
成する為には、他の配合物は質的により低等級のポリオ
レフィンのブレンド、即ち、第一級品の層の中のポリオ
レフィンと、第一級品よりも配合物をより安価にするよ
うな他の成分からなるポリオレフィンの混合物から構成
される。そのようなより安価なブレンドのリストに含ま
れる物として、再生品または落とし耳の範疇に入るポリ
オレフィン混合物が特に注目される。
ポリオレフィン層の双方に良く密着する限り、理論上は
どのような熱可塑性樹脂配合物から成っても良い。概念
的には、それはポリオレフィンよりも高価な物であって
も良いが、その場合は、その使用を正当化するに足る分
だけポリオレフィンより優れた幾つかの機能を与えるべ
きは当然である。従って、そのような他の配合物の使用
も本発明の範囲内にあると理解すべきである。しかしな
がら、これ迄述べてきたように本発明の前述の課題を達
成する為には、他の配合物は質的により低等級のポリオ
レフィンのブレンド、即ち、第一級品の層の中のポリオ
レフィンと、第一級品よりも配合物をより安価にするよ
うな他の成分からなるポリオレフィンの混合物から構成
される。そのようなより安価なブレンドのリストに含ま
れる物として、再生品または落とし耳の範疇に入るポリ
オレフィン混合物が特に注目される。
【0027】前者(再生品)に関しては、全連続生産稼
働、例えば、小巻取に裁断する前に、例えば、幅が36
インチで長さが多分50フィート又は90フィートのオ
ーダーの長いテープが或る理由または他の理由から品質
管理テストに落第することが往々にして起こる。そのよ
うな巻取は裏打ち、接着剤成分および他の添加物から構
成されるので、普通それらはスクラップの山に格下げさ
れて、最終的には廃棄される。本発明によれば、そのよ
うな再生品の少なくとも一部は、接着剤を塗布する内層
用として第一級品のポリオレフィンに混ぜることができ
る。
働、例えば、小巻取に裁断する前に、例えば、幅が36
インチで長さが多分50フィート又は90フィートのオ
ーダーの長いテープが或る理由または他の理由から品質
管理テストに落第することが往々にして起こる。そのよ
うな巻取は裏打ち、接着剤成分および他の添加物から構
成されるので、普通それらはスクラップの山に格下げさ
れて、最終的には廃棄される。本発明によれば、そのよ
うな再生品の少なくとも一部は、接着剤を塗布する内層
用として第一級品のポリオレフィンに混ぜることができ
る。
【0028】ここで用いられる落とし耳と言う言葉の意
味は、ある意味では上記の再生品と同じである。典型的
な製造工程では、生産巻取が先ず造られるが、それは上
記の如く、幅が36インチ又は事実上それより大きいか
小さい幅の物である。製造では、裏打ちは幅を接着剤層
よりも若干大き目に造り、裏打ちの両縁に接着剤が塗ら
れてないか又は接着剤がはみ出さないように耳の部分を
残す。巻取が造られ、冷却された後に両側の余分な裏打
ちは耳として切り落とされ、純粋に裏打ち材料の部分だ
けは主層の中で用いる為にリサイクルされる。得られた
テープは次に所望の幅に裁断され、販売用にロールの上
に巻いた時に、見た目に奇麗で魅力的である端部となる
ように外側の端を奇麗にスリットする。裏打ちとテープ
の両方を含み、そして例えば、幅が1〜2インチのオー
ダーである切り落とされた部分が本発明が利用を考えて
いる落とし耳である。
味は、ある意味では上記の再生品と同じである。典型的
な製造工程では、生産巻取が先ず造られるが、それは上
記の如く、幅が36インチ又は事実上それより大きいか
小さい幅の物である。製造では、裏打ちは幅を接着剤層
よりも若干大き目に造り、裏打ちの両縁に接着剤が塗ら
れてないか又は接着剤がはみ出さないように耳の部分を
残す。巻取が造られ、冷却された後に両側の余分な裏打
ちは耳として切り落とされ、純粋に裏打ち材料の部分だ
けは主層の中で用いる為にリサイクルされる。得られた
テープは次に所望の幅に裁断され、販売用にロールの上
に巻いた時に、見た目に奇麗で魅力的である端部となる
ように外側の端を奇麗にスリットする。裏打ちとテープ
の両方を含み、そして例えば、幅が1〜2インチのオー
ダーである切り落とされた部分が本発明が利用を考えて
いる落とし耳である。
【0029】明細書の中と特許請求の範囲の中で使われ
ている定義を簡単にする為に、“再生品のゴム‐ベース
の粘着テープ”と言う言葉は、ポリオレフィンの裏打ち
層とその上に担持されたゴム‐ベースの接着剤の両方を
含む、前に製造されたテープを意味し、それを其の融点
以上に再加熱して得られる溶融塊は全部または一部をよ
り安価な材料として使用する物の事である。[これに関
連して、“より安価な材料はコストが只”と言うことが
屡々言われるが、それは従来何の用にもならずに、本発
明以前には廃棄されてきたからであろう。]二つの成分
の一体性を保持したままで裏打ちシート材料を限定する
別個の層を与えると言う本発明の予想外の結果に対する
最も重要な特徴は、ポリオレフィンの一級品材料10が
、素材の連続した塊が先ず最初にセンターロールBとニ
ップの手前で接触するように押出されることが必要だと
言うことである。若しも、この事が起こらなければ、素
材の塊10と12の混合が起こり、主たる塊10がセン
ターロールに付着し、塊12の自由な外表面が艶消し調
または疎面仕上げされることを特徴とする互いに分離し
た分子配向した層は得られない。
ている定義を簡単にする為に、“再生品のゴム‐ベース
の粘着テープ”と言う言葉は、ポリオレフィンの裏打ち
層とその上に担持されたゴム‐ベースの接着剤の両方を
含む、前に製造されたテープを意味し、それを其の融点
以上に再加熱して得られる溶融塊は全部または一部をよ
り安価な材料として使用する物の事である。[これに関
連して、“より安価な材料はコストが只”と言うことが
屡々言われるが、それは従来何の用にもならずに、本発
明以前には廃棄されてきたからであろう。]二つの成分
の一体性を保持したままで裏打ちシート材料を限定する
別個の層を与えると言う本発明の予想外の結果に対する
最も重要な特徴は、ポリオレフィンの一級品材料10が
、素材の連続した塊が先ず最初にセンターロールBとニ
ップの手前で接触するように押出されることが必要だと
言うことである。若しも、この事が起こらなければ、素
材の塊10と12の混合が起こり、主たる塊10がセン
ターロールに付着し、塊12の自由な外表面が艶消し調
または疎面仕上げされることを特徴とする互いに分離し
た分子配向した層は得られない。
【0030】好ましい具体例において、夫れぞれの塊1
0と12は同時押出される。この目的に適当な同時押出
装置、例えば、多層フィードブロック供給装置を備えた
所謂コートハンガーダイは当該技術には公知のものであ
り、それ自体で本発明の構成要素とはならない。当該技
術に熟練した者ならば容易に理解するように、使用した
特定の同時押出装置に関係なく押出機のバレル温度は、
完全に押出物の融点以上、例えば、300〜500°F
のオーダーにあるだろう。又、操業温度は、押出物がロ
ールBとCの間のニップに其の融点よりも高い温度で進
入するように維持されるだろう。同様に、本発明の実施
には、ロールBとCの温度と回転速度が指定したパラメ
ータ以内に入っていることが絶対に必要である。
0と12は同時押出される。この目的に適当な同時押出
装置、例えば、多層フィードブロック供給装置を備えた
所謂コートハンガーダイは当該技術には公知のものであ
り、それ自体で本発明の構成要素とはならない。当該技
術に熟練した者ならば容易に理解するように、使用した
特定の同時押出装置に関係なく押出機のバレル温度は、
完全に押出物の融点以上、例えば、300〜500°F
のオーダーにあるだろう。又、操業温度は、押出物がロ
ールBとCの間のニップに其の融点よりも高い温度で進
入するように維持されるだろう。同様に、本発明の実施
には、ロールBとCの温度と回転速度が指定したパラメ
ータ以内に入っていることが絶対に必要である。
【0031】明確に言えば、温度に関しては、センター
ロールBの表面は素材10、12の融点以下の高められ
た温度、特に好ましくは約160°Fから約190°F
のオーダーの温度に加熱されるべきであり;そしてロー
ルCの表面は素材の融点以上の温度、特に好ましくは約
350°Fから約500°Fのオーダーの温度に加熱さ
れるべきである。
ロールBの表面は素材10、12の融点以下の高められ
た温度、特に好ましくは約160°Fから約190°F
のオーダーの温度に加熱されるべきであり;そしてロー
ルCの表面は素材の融点以上の温度、特に好ましくは約
350°Fから約500°Fのオーダーの温度に加熱さ
れるべきである。
【0032】回転速度に関しては、ボトムロールCは事
実上、センターロールBよりもゆっくりした速度で回転
されるべきである。好ましくは、ロールBとCの速度比
は、1000:1〜5:4の範囲にあるべきである。例
えば、センターロールBが仮に5〜100ヤード/分(
YPM)の速度(但し、生産量を用いて計算した速度)
で回転するように設定されるならば、ボトムロールCは
0.1YPMから最高でセンターロールBの速度の80
%迄のオーダーで回転するように設定される。
実上、センターロールBよりもゆっくりした速度で回転
されるべきである。好ましくは、ロールBとCの速度比
は、1000:1〜5:4の範囲にあるべきである。例
えば、センターロールBが仮に5〜100ヤード/分(
YPM)の速度(但し、生産量を用いて計算した速度)
で回転するように設定されるならば、ボトムロールCは
0.1YPMから最高でセンターロールBの速度の80
%迄のオーダーで回転するように設定される。
【0033】再び図面に触れれば、上記のパラメータの
範囲内で操業される時は、ポリマーの塊10,12は、
一級品のポリオレフィン層10がセンターロールBに付
着した状態で二つの別個の層としてロールB,Cのニッ
プから出てくる。得られる層10,12の積層物は、次
に層の融点以上の温度、例えば、ロールCに設定された
温度と同じオーダーの温度に保たれたロールAのニップ
を通って前進し、そこで溶融した感圧接着剤14の塊が
層12の艶消し調の外表面上に載置される。得られたテ
ープは、次にニップを通過して冷却浴に入り、そこを出
たテープはロールに巻き取られてテープの長く巻かれた
巻取となる。次に巻取は縦方向のスリッティング工程に
掛けられ、更に幅方向にカットされて所望の幅と長さを
持った一連の小巻取を生ずる。これらの操作は、総てそ
れ自体公知の方法によって行なわれる。
範囲内で操業される時は、ポリマーの塊10,12は、
一級品のポリオレフィン層10がセンターロールBに付
着した状態で二つの別個の層としてロールB,Cのニッ
プから出てくる。得られる層10,12の積層物は、次
に層の融点以上の温度、例えば、ロールCに設定された
温度と同じオーダーの温度に保たれたロールAのニップ
を通って前進し、そこで溶融した感圧接着剤14の塊が
層12の艶消し調の外表面上に載置される。得られたテ
ープは、次にニップを通過して冷却浴に入り、そこを出
たテープはロールに巻き取られてテープの長く巻かれた
巻取となる。次に巻取は縦方向のスリッティング工程に
掛けられ、更に幅方向にカットされて所望の幅と長さを
持った一連の小巻取を生ずる。これらの操作は、総てそ
れ自体公知の方法によって行なわれる。
【0034】ロールAの回転速度に関しては、センター
ロールBが生産工程の速度を決定する駆動力であるので
、ロールAは普通はロールBよりも速いスピードで回転
すべきではないことは当該技術に熟練した者ならば理解
するであろう。そのことは別としても、ロールAの回転
速度は本発明の実施にとって重要ではなく、例えば、約
1.0YPMのオーダーで良い。
ロールBが生産工程の速度を決定する駆動力であるので
、ロールAは普通はロールBよりも速いスピードで回転
すべきではないことは当該技術に熟練した者ならば理解
するであろう。そのことは別としても、ロールAの回転
速度は本発明の実施にとって重要ではなく、例えば、約
1.0YPMのオーダーで良い。
【0035】本発明のカレンダリング方法の中で塗布さ
れる特定の接着剤は、希望する性質と予想される用途に
応じて熟練工の予想判断の範囲内で自由に選ばれる。
れる特定の接着剤は、希望する性質と予想される用途に
応じて熟練工の予想判断の範囲内で自由に選ばれる。
【0036】カレンダーに掛けられる広い範囲の熱可塑
性の接着剤配合物が当該技術で知られている。好ましい
のは、通常良く用いられるゴム‐ベースの感圧接着剤で
ある。そのような接着剤は、典型的には少なくとも一つ
のゴム状のエラストマー(ゴムに似た性質を持つポリマ
ー)と少なくとも一つの粘着付与性の樹脂からなり、そ
の他に、特定の希望する機能を付与する他の添加物、例
えば、カーボンブラック又は二酸化チタンのような着色
剤、充填剤、酸化防止剤などを含む。適当なエラストマ
ーには、天然ゴム、環化ゴム、スチレン‐ブタジエン共
重合体(SBR)、アクリロニトリル‐ブタジエン共重
合体(NBR)、塩化ゴム、ポリクロロプレン(ネオプ
レン)、塩酸ゴム、ポリスルフィド ゴム(多硫化物系
ゴム)、カルボキシル エラストマー、シリコーン ゴ
ム、ポリウレタン ゴム、アクリロニトリル‐ブタジエ
ン‐スチレン(ABS)、再生ゴム、ブチルゴム、ポリ
イソプレン、ポリイソブチレン、エチレン‐プロピレン
‐ジエン モノマー三元共重合体ゴム(EPDM)、ゴ
ム状ポリマーの“KRATON”(Shell Che
micalの商標)一族などが含まれる。ローラー間の
各ギャップの厚さと、順ぐりに今度は本発明の実施で形
成される裏打ち層と接着剤層の厚さは、前に調製したテ
ープと同様に希望に応じて変化するだろう。
性の接着剤配合物が当該技術で知られている。好ましい
のは、通常良く用いられるゴム‐ベースの感圧接着剤で
ある。そのような接着剤は、典型的には少なくとも一つ
のゴム状のエラストマー(ゴムに似た性質を持つポリマ
ー)と少なくとも一つの粘着付与性の樹脂からなり、そ
の他に、特定の希望する機能を付与する他の添加物、例
えば、カーボンブラック又は二酸化チタンのような着色
剤、充填剤、酸化防止剤などを含む。適当なエラストマ
ーには、天然ゴム、環化ゴム、スチレン‐ブタジエン共
重合体(SBR)、アクリロニトリル‐ブタジエン共重
合体(NBR)、塩化ゴム、ポリクロロプレン(ネオプ
レン)、塩酸ゴム、ポリスルフィド ゴム(多硫化物系
ゴム)、カルボキシル エラストマー、シリコーン ゴ
ム、ポリウレタン ゴム、アクリロニトリル‐ブタジエ
ン‐スチレン(ABS)、再生ゴム、ブチルゴム、ポリ
イソプレン、ポリイソブチレン、エチレン‐プロピレン
‐ジエン モノマー三元共重合体ゴム(EPDM)、ゴ
ム状ポリマーの“KRATON”(Shell Che
micalの商標)一族などが含まれる。ローラー間の
各ギャップの厚さと、順ぐりに今度は本発明の実施で形
成される裏打ち層と接着剤層の厚さは、前に調製したテ
ープと同様に希望に応じて変化するだろう。
【0037】以下の実施例は、発明を具体的に示す為の
もので、決して本発明の実施に制限を加えるものではな
い。
もので、決して本発明の実施に制限を加えるものではな
い。
【0038】
【実施例】内部加熱の手段を備えた前述の如き3本ロー
ル練り機を次の操業条件に設定した: ロール
温度 回転速
度 トップロールA
350°F 1 YPM
センターロールB 1
83°F 10 YPM
ボトムロールC 364°F
0.5YPM全厚さが25ミルの
オーダーのテープを調製する為に、裏打ち用のボトムロ
ールとセンターロール間のギャップを約20ミルに設定
し、接着剤層用のセンターロールとトップロール間のギ
ャップを約25ミルに設定した。
ル練り機を次の操業条件に設定した: ロール
温度 回転速
度 トップロールA
350°F 1 YPM
センターロールB 1
83°F 10 YPM
ボトムロールC 364°F
0.5YPM全厚さが25ミルの
オーダーのテープを調製する為に、裏打ち用のボトムロ
ールとセンターロール間のギャップを約20ミルに設定
し、接着剤層用のセンターロールとトップロール間のギ
ャップを約25ミルに設定した。
【0039】52%のLDPE、40%のHDPE、7
%のホワイトコンセントレート及び1%の酸化防止剤の
ブレンド(一級品ポリオレフィン成分)と;40%のH
DPE、25%のLDPE及び35%の、前に説明した
ようなスリッター落とし耳のブレンドをより安価な層の
為に調製した。
%のホワイトコンセントレート及び1%の酸化防止剤の
ブレンド(一級品ポリオレフィン成分)と;40%のH
DPE、25%のLDPE及び35%の、前に説明した
ようなスリッター落とし耳のブレンドをより安価な層の
為に調製した。
【0040】約1/3のブチルゴム、約1/3の粘着付
与剤、1/3のクレー充填剤からなる標準のゴム‐ベー
スの感圧接着剤配合物を接着剤層の調製に使用した。
与剤、1/3のクレー充填剤からなる標準のゴム‐ベー
スの感圧接着剤配合物を接着剤層の調製に使用した。
【0041】内部温度を約450°Fにセットした多層
フィードブロックを備えたコートハンガー同時押出ダイ
を用いて、一級品のポリエチレンブレンドとより安価な
裏打ちのブレンドをロールBとCの間で、一級品のブレ
ンドがニップの手前で先ず最初にロールBに接触するよ
うにして同時押出した。押し出された素材の塊がニップ
を通過した時に、夫れぞれの厚さが約10ミルの二つの
事実上、等しい層が形成され、一級品の層はロールBに
付着し、別の層はロールCに付着して予想通りの艶消し
調の外表面を持っていた。二つの層がニップを通過する
に従って、外側のより安価な層はロールCから剥離し、
合成された積層物はロールAとBの間のニップに運ばれ
て、其処でこの時点で押し出された接着剤の塊が二層か
らなる裏打ちの艶消し調の外表面の上に載置された。接
着剤‐含有の裏打ちシートがニップを通過した時に、厚
さが約5ミルの接着剤層がその上に載せられた。
フィードブロックを備えたコートハンガー同時押出ダイ
を用いて、一級品のポリエチレンブレンドとより安価な
裏打ちのブレンドをロールBとCの間で、一級品のブレ
ンドがニップの手前で先ず最初にロールBに接触するよ
うにして同時押出した。押し出された素材の塊がニップ
を通過した時に、夫れぞれの厚さが約10ミルの二つの
事実上、等しい層が形成され、一級品の層はロールBに
付着し、別の層はロールCに付着して予想通りの艶消し
調の外表面を持っていた。二つの層がニップを通過する
に従って、外側のより安価な層はロールCから剥離し、
合成された積層物はロールAとBの間のニップに運ばれ
て、其処でこの時点で押し出された接着剤の塊が二層か
らなる裏打ちの艶消し調の外表面の上に載置された。接
着剤‐含有の裏打ちシートがニップを通過した時に、厚
さが約5ミルの接着剤層がその上に載せられた。
【0042】得られたテープの長い巻取は、次に所望の
幅に裁断され、それ自体公知の方法で希望する長さに切
断された。
幅に裁断され、それ自体公知の方法で希望する長さに切
断された。
【0043】前述の例証的な具体例の中で、層12を形
成する為に同時押し出しされた比較的安価な素材の塊が
65%の一級品材料と35%の落とし耳の混合物から成
っていたことが観察されるだろう。この実施例では、厚
さ20ミルの裏打ちシートを造る為に大凡そ17.5%
の一級品材料の節減が得られた。
成する為に同時押し出しされた比較的安価な素材の塊が
65%の一級品材料と35%の落とし耳の混合物から成
っていたことが観察されるだろう。この実施例では、厚
さ20ミルの裏打ちシートを造る為に大凡そ17.5%
の一級品材料の節減が得られた。
【0044】前述の実施例では、安価な材料で置き換え
られたのは一級品材料の僅か一部分に過ぎなかったが、
本発明は層12の中で一級品のポリオレフィンの全部ま
たは一部を安価なポリマー混合物で置き換えることを考
えている点を明白に理解すべきである。
られたのは一級品材料の僅か一部分に過ぎなかったが、
本発明は層12の中で一級品のポリオレフィンの全部ま
たは一部を安価なポリマー混合物で置き換えることを考
えている点を明白に理解すべきである。
【0045】本発明の課題に対する解決策として、即ち
、裏打ちシートを形成する為に従来から典型的に用いら
れてきたポリオレフィン材料の一部をより安価な材料で
置き換えると言う本発明の費用の割に効果のある製造方
法の例を用いて、前記の記述の中で発明を詳細に記述し
てきたけれども、発明がこれに限定されるものではない
ことを更に理解すべきである。
、裏打ちシートを形成する為に従来から典型的に用いら
れてきたポリオレフィン材料の一部をより安価な材料で
置き換えると言う本発明の費用の割に効果のある製造方
法の例を用いて、前記の記述の中で発明を詳細に記述し
てきたけれども、発明がこれに限定されるものではない
ことを更に理解すべきである。
【0046】これに関連して、本発明が二つの異なるポ
リマー素材を同じニップの中に供給して別個の層を得る
一段カレンダリング方法を提供するものであることが分
かるであろう。従って、これ迄の記述の中で教えられる
本発明の精神を実施することに対して生産コストは判定
基準ではなく、互いに両立し得る二つのいかなるポリマ
ー配合物でも使用できることは明瞭である。
リマー素材を同じニップの中に供給して別個の層を得る
一段カレンダリング方法を提供するものであることが分
かるであろう。従って、これ迄の記述の中で教えられる
本発明の精神を実施することに対して生産コストは判定
基準ではなく、互いに両立し得る二つのいかなるポリマ
ー配合物でも使用できることは明瞭である。
【0047】明細書および特許請求の範囲の中で用いら
れている“両立し得る”と言う用語は、互いに悪い方向
には相互作用せず、両者がしっかりと結び付いて有用な
層状構造体を形成するようなポリマーの配合物を意味す
る。同様に、ポリマー配合物14は必ずしも感圧接着剤
である必要は無く、又は、それを言うならば、全く接着
剤である必要も無いことが心に浮かんでくるだろう。そ
れは対向する外表面が同じか又は異なる化学的および/
または物理的性質を示す三層のシート材料を形成する為
に接着性の無い他の熱可塑性材料であっても構わない。
れている“両立し得る”と言う用語は、互いに悪い方向
には相互作用せず、両者がしっかりと結び付いて有用な
層状構造体を形成するようなポリマーの配合物を意味す
る。同様に、ポリマー配合物14は必ずしも感圧接着剤
である必要は無く、又は、それを言うならば、全く接着
剤である必要も無いことが心に浮かんでくるだろう。そ
れは対向する外表面が同じか又は異なる化学的および/
または物理的性質を示す三層のシート材料を形成する為
に接着性の無い他の熱可塑性材料であっても構わない。
【0048】これ迄の記述の中では、全体を通して専ら
ポリオレフィン類の使用のみに言及してきた。ポリオレ
フィンはテープの裏打ちとしては確かに好ましい物質で
はあるが、本発明はその最も広い面でそれに限定される
ものではないことが認識されるだろう。本発明の実施に
用いることのできる他の熱可塑性物質は、当該技術に熟
練した者ならば、これ迄の記述に照らして容易に思い付
くだろう。
ポリオレフィン類の使用のみに言及してきた。ポリオレ
フィンはテープの裏打ちとしては確かに好ましい物質で
はあるが、本発明はその最も広い面でそれに限定される
ものではないことが認識されるだろう。本発明の実施に
用いることのできる他の熱可塑性物質は、当該技術に熟
練した者ならば、これ迄の記述に照らして容易に思い付
くだろう。
【0049】ここに記述した発明の範囲から逸脱するこ
と無く幾つもの変法が為し得るだろうが、本明細書の意
図する処は、図面および実施例も含めて前述の記載に含
まれる総ての事項は一つの例示であって、決して本発明
を制限するものではない。
と無く幾つもの変法が為し得るだろうが、本明細書の意
図する処は、図面および実施例も含めて前述の記載に含
まれる総ての事項は一つの例示であって、決して本発明
を制限するものではない。
【図1】本発明を明瞭に図解する目的で、ロールの寸法
に関してテープ材料の厚さを極端に誇張した本発明の製
造方法を例示する概略図である。
に関してテープ材料の厚さを極端に誇張した本発明の製
造方法を例示する概略図である。
A 3本ロールカレンダーのトップロールB 同上
のセンターロール C 同上のボトムロール 10 一級品のポリオレフィンの溶融した塊(又は、
粘着テープの裏打ち層)
のセンターロール C 同上のボトムロール 10 一級品のポリオレフィンの溶融した塊(又は、
粘着テープの裏打ち層)
Claims (27)
- 【請求項1】 (1)第一と第二の積み重なった二本
のロールを有するカレンダーのロール間に、該カレンダ
ーで製造されるシート材料の厚さを限定するギャップを
与え;(2)該第一のロールの温度を第一と第二の異な
る熱可塑性ポリマー素材の各々の融点以上の温度に調節
し、且つ該第二のロールの温度を該素材の各々の融点以
下の高められた温度に調節し;(3)該第一のロールが
事実上、該第二のロールよりも遅く回転するように該第
一と第二のロールの回転速度を調節し;(4)該第一と
第二の溶融した形のポリマー素材を、該第一のポリマー
素材が該ロール間のニップより手前で且つ最初に該第二
のロールに接触するように押出により堆積されるように
、該ロールのニップに接近して堆積させ;(5)該堆積
した両ポリマー素材を該ロール間に前進させ、該ロール
間で該第一の素材は該第二のロールに、そして、該第二
の素材は該第一のロールに粘着し、それによってマシン
方向に分子が配向した別個の層から構成される多層シー
トを形成し;そして(6)引き続き該シートを前進させ
て該第二の素材を該第一のロールから剥ぎ取るようにす
る;各工程からなる、第一と第二の異なる熱可塑性ポリ
マー素材から多層シートを調製する方法。 - 【請求項2】 該第一のポリマー素材が本質的に最高
級のコマーシャルグレードのポリオレフィンから構成さ
れる請求項1記載の方法。 - 【請求項3】該ポリオレフィンが少なくとも一種のポリ
エチレンからなる請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 該ポリオレフィンが高密度と低密度の
ポリエチレンの混合物からなる請求項2記載の方法。 - 【請求項5】 該素材が該第一のロールとセンターロ
ールのニップに接近して同時押出される請求項1記載の
方法。 - 【請求項6】 該第二の素材が該第一の素材よりも低
コストの物である請求項2記載の方法。 - 【請求項7】 該第二の素材が落とし耳のポリオレフ
ィン混合物である請求項6記載の方法。 - 【請求項8】 該第二のロールに粘着している該シー
トの該第一の層の表面が本質的に平滑であることを特徴
とし、該第一のロールから剥ぎ取られる該第二の層の外
表面が疎面化されており、接着剤を受け入れ易くなって
いることを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項9】 請求項10に定義されるような方法に
よって調製される多層シート材料。 - 【請求項10】 該第二のロールの表面が約160°
Fから約190°Fの範囲の温度にあり、該第一のロー
ルの表面温度が約350°Fから約500°Fである請
求項1記載の方法。 - 【請求項11】 該第二のロールと該ゆっくり回転す
る第一のロールの回転速度の比が約1000:1〜約5
:4の範囲にある請求項1記載の方法。 - 【請求項12】 該センターロールが生産量で表わし
て、約5〜約100ヤード/分の速度で回転し、該第一
のロールが約0.1ヤード/分から最高で該センターロ
ールの速度の80パーセント迄の速度で回転する請求項
11記載の方法。 - 【請求項13】 (7)該第二のロールの上に載せら
れて運ばれる該シート材料を該第二のロールの上に載置
された第三のロール(表面温度は該シート材料の融点以
上に設定)のニップに向けて更に前進させ;(8)該第
二と第三のロール間のニップのところで該多層シート材
料の自由外表面上に該第三のロールの温度より低い融点
を有する第三の熱可塑性ポリマーの素材を被覆し;そし
て(9)該第三の素材で被覆された該シート材料を該第
二と第三のロール間のニップに通す;各工程を含む請求
項1記載の方法。 - 【請求項14】 該第三の素材が接着剤である請求項
13記載の方法。 - 【請求項15】 該接着剤が感圧性のゴムをベースと
した接着剤である請求項14記載の方法。 - 【請求項16】 請求項15に記載の方法によって調
製された粘着テープ。 - 【請求項17】 マシン方向に分子配向された別個の
層から構成される多層シート材料の表面上に担持された
接着剤層からなる粘着テープを調製する方法であって、
該シート材料の外層は本質的に最高級のコマーシャルグ
レードのポリオレフィン物質から構成され、内層はポリ
オレフィンからなり、より低コストのグレードの物であ
り、該外層の外表面は本質的に平滑であることを特徴と
し、該接着剤層を担持する該内層の外表面は疎面化され
ていて、接着剤の受理性と接着剤の保持性が良いことを
特徴とし、そして該粘着テープの製造方法は:(1)第
一のロールとセンターロール及びセンターロールと第三
のロールが夫れぞれ重なり合うように配置された、第一
のロール、センターロール及び第三のロールからなる3
本ロールのカレンダーの重なり合ったロール間に該テー
プの厚さを限定するギャップを与え;(2)該第一と第
三のロールは該シート材料の該層を形成する為の物質の
融点より高い温度に、そして該センターロールは該物質
の融点以下の高められた温度にあるように該ロールの各
々の表面温度を調節し;(3)該第一のロールは該セン
ターロールよりも事実上、ゆっくりと回転し、該第三の
ロールの回転速度は該センターロールの回転速度よりも
大きくはないように該各ロールの回転速度を調節し;(
4)該外層を形成する為の該ポリオレフィン物質の第一
の溶融素材及び該内層を形成する為の該ポリオレフィン
含有物質の第二の溶融素材を、該第一の溶融素材が第一
のロールとセンターロール間のニップより手前で且つ最
初に該センターロールに接触するように押出により堆積
されるように、該第一ロールとセンターロールのニップ
に近接して堆積させ;(5)該第一の素材が該センター
ロールに粘着し、該第二の素材が該第一のロールに粘着
するように該堆積した両素材を該第一と第二のロールの
間に前進させ、該粘着した両素材が別個の層として存在
し、それによって該センターロールへ粘着した該平滑な
表面を有する該多層シート材料が形成されるようにし;
(6)該第一のロールから該第二の層を剥ぎ取る為に該
シート材料を引き続き前進させ、該剥ぎ取られた第二の
層の外表面が疎面化され、そして接着剤に対して受理性
と保持性を持つようになっていることを特徴とし;(7
)該センターロールによって担持された該シート材料を
該センターロールと第三のロール間のニップに向かって
更に前進させ;(8)溶融した熱可塑性接着剤の素材を
該センターロールと第三のロール間のニップのところで
該シート材料の疎面化された表面上に堆積し;そして(
9)該接着剤被覆されたシート材料を該センターロール
と第三のロール間に進めて該テープを形成する;各工程
からなる前記方法。 - 【請求項18】 該第一と第二の素材が該第一ロール
とセンターロール間のニップに近接して同時押出される
請求項17記載の方法。 - 【請求項19】 該第一の素材が本質的にポリエチレ
ンから構成され、該第二の素材が落とし耳のポリエチレ
ン混合物を含む請求項18記載の方法。 - 【請求項20】 該センターロールの表面が約160
°Fから約190°Fの温度にあり、該第一と第三のロ
ールの表面温度が約350°Fから約500°Fの範囲
にある請求項18記載の方法。 - 【請求項21】 該センターロールと該ゆっくりと回
転する第一のロールの回転速度の比が約1000:1〜
約5:4の範囲にある請求項20記載の方法。 - 【請求項22】 該センターロールが、生産量で表わ
して約5ヤード/分〜約100ヤード/分の速度で回転
し、該第一のロールが約0.1ヤード/分から最高で該
センターロールの速度の80パーセントまでの速度で回
転する請求項21記載の方法。 - 【請求項23】 該接着剤がゴムをベースとした感圧
接着剤からなる請求項17記載の方法。 - 【請求項24】 外層が本質的に最高級グレードのポ
リオレフィン物質から構成され、内層はより安価であっ
て且つポリオレフィン物質を含み、該外層の外表面は事
実上、平滑であることを特徴とし、該接着剤層を担持す
る該内層の反対側の外表面は疎面化されていて該シート
材料の該平滑な外表面よりも接着剤の受理性と接着剤の
保持性が良いことを特徴とする多層シート材料の一つの
表面上に担持された接着剤層からなる粘着テープ。 - 【請求項25】 両方の該ポリオレフィンがポリエチ
レンからなる請求項24記載のテープ。 - 【請求項26】 該内層中のポリエチレンが落とし耳
の混合物中に内包されている請求項25記載のテープ。 - 【請求項27】 該接着剤層がゴムをベースとした感
圧接着剤のフォーミュレーションである請求項25記載
のテープ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US51969390A | 1990-05-07 | 1990-05-07 | |
US519693 | 1990-05-07 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04227781A true JPH04227781A (ja) | 1992-08-17 |
Family
ID=24069378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10141691A Pending JPH04227781A (ja) | 1990-05-07 | 1991-05-07 | 新規なゴム−ベースの粘着テープ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04227781A (ja) |
AU (1) | AU7630891A (ja) |
CA (1) | CA2041448A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090117309A1 (en) * | 2007-11-07 | 2009-05-07 | Ogden Jr Orval D | Extrudable adherable material systems |
-
1991
- 1991-04-26 AU AU76308/91A patent/AU7630891A/en not_active Abandoned
- 1991-04-29 CA CA 2041448 patent/CA2041448A1/en not_active Abandoned
- 1991-05-07 JP JP10141691A patent/JPH04227781A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090117309A1 (en) * | 2007-11-07 | 2009-05-07 | Ogden Jr Orval D | Extrudable adherable material systems |
US9457547B2 (en) * | 2007-11-07 | 2016-10-04 | Magnum Magnetics Corporation | Extrudable adherable material systems |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2041448A1 (en) | 1991-11-08 |
AU7630891A (en) | 1991-11-07 |
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