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JPH04225331A - アクティブマトリックス液晶表示装置 - Google Patents

アクティブマトリックス液晶表示装置

Info

Publication number
JPH04225331A
JPH04225331A JP2407113A JP40711390A JPH04225331A JP H04225331 A JPH04225331 A JP H04225331A JP 2407113 A JP2407113 A JP 2407113A JP 40711390 A JP40711390 A JP 40711390A JP H04225331 A JPH04225331 A JP H04225331A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
liquid crystal
electrode
pixel electrode
active
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2407113A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Okimoto
沖本 浩之
Atsushi Motai
惇 馬渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2407113A priority Critical patent/JPH04225331A/ja
Publication of JPH04225331A publication Critical patent/JPH04225331A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画素電極を選択するた
めの能動素子として薄膜ダイオードを用いたアクティブ
マトリックス液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリックス液晶表示装置と
して、画素電極を選択するための能動素子に薄膜ダイオ
ードを用いたものがあり、この液晶表示装置には、ダイ
オードリング(DR)構造と呼ばれるものと、バック・
トゥ・バック(BTB)構造と呼ばれるものとがある。
【0003】図6および図7は従来のアクティブマトリ
ックス液晶表示装置の一部分の回路図であり、図6はダ
イオードリング構造を示し、図7はバック・トゥ・バッ
ク構造を示している。
【0004】このアクティブマトリックス液晶表示装置
は、液晶層をはさんで対向する一対の透明基板の一方に
、ストライプ状の対向電極(透明電極)1を密な間隔で
多数本互いに平行に形成し、他方の基板には上記対向電
極1の長さ方向に対して直交する信号ライン2を表示画
素の面積より僅かに広い間隔で多数本互いに平行に配線
するとともに、この各信号ライン2にそれぞれ沿わせて
、上記各対向電極1にそれぞれ対向する多数の画素電極
(透明電極)3を配列形成し、上記各信号ライン2とこ
の信号ライン2に沿う各画素電極3とをそれぞれ薄膜ダ
イオード(以下、単にダイオードという)からなる能動
回路を介して接続したものである。
【0005】そして、ダイオードリング構造の液晶表示
装置は、図6に示すように、画素電極3の両端部をそれ
ぞれ、複数個(図では2個)のダイオードを直列に接続
した一対の能動回路A1 ,A2 を介して信号ライン
2に接続した構成となっており、画素電極3の一端部に
接続された一方の能動回路A1のダイオードと、画素電
極3の他端部に接続された能動回路A2 のダイオード
とは互いに逆向きになっている。
【0006】なお、このダイオードリング構造の液晶表
示装置において、信号ライン2と画素電極3の両端部と
を接続する各能動回路A1 ,A2 をそれぞれ複数個
のダイオードを直列に接続した構成としているのは、画
素を表示させるためのON電圧を高くするためである。
【0007】すなわち、上記各能動回路A1 ,A2 
を1個の薄膜ダイオードだけで構成したのでは、この能
動回路A1 ,A2 が順方向の電流に対して導通状態
となるしきい値電圧が低すぎて、ノイズ等による電圧が
信号ライン2に印加された場合でもこの電圧が画素電極
3に印加されてしまうが、各能動回路A1 ,A2 を
複数個の薄膜ダイオードを直列に接続した構成とすれば
、この能動回路A1 ,A2 のしきい値電圧が高くな
り、このしきい値以上の電圧の信号が信号ライン2に印
加されたときに画素電極3に表示駆動電圧が印加される
から、ON電圧とOFF電圧との差を大きくとって、ノ
イズ電圧等の影響を受けない表示駆動を行なうことがで
きる。
【0008】この液晶表示装置は、その各対向電極1に
順次走査信号を印加し、これに同期させて各信号ライン
2に画像データ信号を印加することによって表示駆動さ
れている。なお、上記走査信号と画像データ信号はいず
れも同じ周期で極性が反転する信号であり、走査信号と
画像データ信号の極性は互いに逆である。
【0009】この液晶表示装置の表示動作を説明すると
、今、信号ライン2に能動回路A1 ,A2 のしきい
値より高い+の電圧(+Vc )のデータ信号が印加さ
れたとすると、このとき、対向電極1と画素電極3およ
びその間の液晶とからなる液晶コンデンサは過渡的に導
通しているとみなせるのに対して、薄膜ダイオードで構
成された能動回路A1 ,A2 は高抵抗であるから、
データ信号が印加された瞬間に、上記データ信号の電圧
+Vc が能動回路A1 ,A2 の両端に印加される
【0010】そして、このデータ信号の電圧+Vc は
能動回路A1 ,A2 のしきい値より高いため、信号
ライン2から順方向のダイオードで構成される能動回路
(図において画素電極3の上端部に接続された能動回路
)A1 を通って画素電極3に電流が流れる。
【0011】また、このとき、対向電極1には画素電極
3に印加されたデータ信号とは逆極性の−の電圧の走査
信号が印加されているため、画素電極3と対向電極1と
の間の電圧に応じた電荷が上記液晶コンデンサに蓄積さ
れてこの部分の画素が書込(表示)状態となる。なお、
上記能動回路A1 の両端間の電圧は、液晶コンデンサ
に電荷が蓄積されるのにともなって低くなり、この電圧
がしきい値より低くなったときにこの能動回路A1 が
遮断状態になる。
【0012】また信号ライン2に能動回路A1 ,A2
 のしきい値より高い−の電圧(−Vc )のデータ信
号が印加されると、このときは、能動回路A1 ,A2
 の両端に、上記+の電圧(+Vc )のデータ信号の
印加時とは逆の極性の電圧印加される。そして、この場
合も上記データ信号の電圧−Vc は能動回路A1 ,
A2 のしきい値より高いため、画素電極3から逆方向
のダイオードで構成される能動回路(図において画素電
極3の下端部に接続された能動回路)A2 を通って信
号ライン2に電流が流れる。
【0013】また、このとき、対向電極1には+の電圧
の走査信号が印加されているため、上記液晶コンデンサ
に逆極性の電荷が蓄積されてこの部分の画素が逆極性の
書込(表示)状態となる。なお、このときも、上記能動
回路A2 の両端間の電圧は、液晶コンデンサに電荷が
蓄積されるのにともなって低くなり、この電圧がしきい
値より低くなったときにこの能動回路A2 が遮断状態
になる。
【0014】そして、上記能動回路A1 ,A2 が遮
断状態になった後も、上記液晶コンデンサには電荷が蓄
積されているため、画素電極3と対向電極1との間の液
晶は、この液晶コンデンサの電圧を継続して印加され、
これにより画素の表示状態が保持される。
【0015】一方、バック・トゥ・バック構造の液晶表
示装置は、図7に示すように、信号ライン2と画素電極
3とを、2個の薄膜ダイオードを互いに逆向きに直列接
続した能動回路Bで接続した構成となっている。
【0016】このバック・トゥ・バック構造の液晶表示
装置も、その表示動作は基本的には上記ダイオードリン
グ構造のものと同じである。ただし、このバック・トゥ
・バック構造の液晶表示装置では、その能動回路Bが2
個の薄膜ダイオードを互いに逆向きに直列接続した構成
となっているため、この能動回路Bのしきい値電圧は、
2個の薄膜ダイオードのうち、電流の方向に対して逆向
きのダイオードがダイオード機能を失った状態になって
このダイオードに逆方向電流が流れ始める電圧である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のアクティブマトリックス液晶表示装置は、上記能動
回路A1 ,A2 またはBが遮断状態となったときに
、上記液晶コンデンサの電圧、つまり画素電極3と対向
電極1との間の電圧が大きく低下してしまい、そのため
、選択された画素が次に選択されるまでの非選択期間中
継続して液晶に十分な電界を印加することができなくな
って、表示に“ちらつき”等が発生するという問題をも
っていた。
【0018】これは、上記能動回路A1 ,A2 また
はBを構成している薄膜ダイオードが容量をもっている
ためである。すなわち、薄膜ダイオードは、対向する一
対の電極間にP−I−N(またはN−I−P)接合構造
の半導体層またはP−N(またはN−P)接合構造の半
導体層を介在させた構成となっているが、P−I−N接
合構造の薄膜ダイオードでは、その半導体層のP型半導
体膜とN型半導体膜との間のI型半導体膜がコンデンサ
の絶縁層に相当し、またP−N接合構造の薄膜ダイオー
ドでは、これに逆方向の電圧が印加されたときにP−N
接合部に空乏層ができてこの空乏層がコンデンサの絶縁
膜として作用するため、いずれの接合構造の薄膜ダイオ
ードも容量をもっている。
【0019】そして、このように能動回路A1 ,A2
 またはBを構成する薄膜ダイオードが容量をもってい
ると、選択時、つまり上記能動回路が導通状態となった
ときにデータ信号の電荷を蓄積した液晶コンデンサの電
圧が、能動回路A1 ,A2 またはBが遮断状態(非
選択状態)となったときに液晶コンデンサの容量と上記
能動回路の容量(能動回路を構成する各薄膜ダイオード
の総容量)との比に応じて液晶コンデンサと能動回路と
に分圧されるため、液晶コンデンサ電圧が大きく低下し
、その結果、画素電極3と対向電極1との間の液晶に十
分な電界を印加できなくなって、表示に“ちらつき”等
が発生する。
【0020】本発明の目的は、薄膜ダイオードで能動回
路を構成したものでありながら、上記能動回路が遮断状
態となった非選択時にも、画素電極と対向電極との間の
液晶に十分な電界を印加して、“ちらつき”等のない良
好な画像を表示することができるアクティブマトリック
ス液晶表示装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、液晶層をはさ
んで対向する一対の透明基板の一方に、ストライプ状の
対向電極を多数本互いに平行に形成し、他方の基板には
前記対向電極の長さ方向に対して直交する信号ラインを
多数本互いに平行に配線するとともに、この各信号ライ
ンにそれぞれ沿わせて、前記各対向電極にそれぞれ対向
する多数の画素電極を配列形成し、前記各信号ラインと
この信号ラインに沿う各画素電極とをそれぞれ、薄膜ダ
イオードからなる能動回路を介して接続したアクティブ
マトリックス液晶表示装置において、前記各画素電極の
一部にそれぞれ対応させて、前記画素電極と絶縁膜を介
して対向するキャパシタ用電極を設け、このキャパシタ
用電極と前記画素電極およびその間の絶縁膜により、前
記能動回路が導通状態となったときに前記画素電極に印
加される信号の電荷を蓄積する容量補償キャパシタを形
成するとともに、前記対向電極の長さ方向に並ぶ各容量
補償キャパシタのキャパシタ用電極を共通のキャパシタ
ラインにつなぎ、このキャパシタラインの端部を前記対
向電極の端部に接続したことを特徴とするものである。
【0022】
【作用】すなわち、本発明のアクティブマトリックス液
晶表示装置は、画素電極の一部に対応させて容量補償キ
ャパシタを形成することにより、画素電極と対向電極お
よびその間の液晶とで形成される液晶コンデンサの容量
を上記容量補償キャパシタで補うようにしたもので、こ
の容量補償キャパシタは、その一方の電極が画素電極の
一部であるため、上記液晶コンデンサと同様に、選択時
に画素電極に印加された信号の電荷を蓄積する。
【0023】そして、この液晶表示装置においても、能
動回路が遮断状態(非選択状態)となったときに、液晶
コンデンサの電圧が、この液晶コンデンサの容量と能動
回路の容量(能動回路を構成する複数の薄膜ダイオード
の総容量)との比に応じて液晶コンデンサと能動回路と
に分圧されるが、上記液晶コンデンサには上記容量補償
キャパシタが並列接続状態でつながっているため、液晶
コンデンサの実質的な容量は、液晶コンデンサ自体の容
量と上記容量補償キャパシタの容量との総容量であり、
したがって、液晶コンデンサの実質容量は能動回路の容
量より十分大きいから、能動回路に分圧される電圧を小
さくして、液晶コンデンサに十分な電圧を保持させるこ
とができる。
【0024】また、上記容量補償キャパシタは、その画
素電極側とは反対側の電極、つまりキャパシタ用電極を
接地しておく必要があるが、この液晶表示装置では、対
向電極の長さ方向に並ぶ各容量補償キャパシタのキャパ
シタ用電極を共通のキャパシタラインにつなぎ、このキ
ャパシタラインの端部を対向電極の端部に接続している
ため、上記キャパシタ用電極を接地するための外部回路
を液晶表示装置に接続する必要はない。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、ダイオードリン
グ構造のアクティブマトリックス液晶表示装置について
図1〜図5を参照し説明する。図1は液晶表示装置の一
部分の平面図、図2は図1のII−II線に沿う拡大断
面図、図3および図4は図1のIII−III 線およ
びIV−IV線に沿う拡大断面図、図5は液晶表示装置
の等価回路図である。
【0026】図1および図2において、10a,10b
は枠状のシール材30を介して接着されたガラス等から
なる上下一対の透明基板であり、この両基板10a,1
0b間の上記シール材30で囲まれた領域には液晶LC
が封入されている。
【0027】上記一対の基板10a,10bのうち、上
基板10aの液晶層対向面には、図1に示すように、I
TO等の透明導電膜からなるストライプ状の対向電極1
1が多数本互いに平行に形成されており、この各対向電
極11の端部は上記シール材30の外側に導出されて駆
動回路接続端子11aとされている。
【0028】また、下基板10bの液晶層対向面には、
図1に示すように、上記対向電極11の長さ方向に対し
て直交する信号ライン12が多数本互いに平行に配線さ
れており、この各信号ライン12の端部は上記シール材
30の外側に導出されて駆動回路接続端子12aとされ
ている。さらに、この下基板10bの液晶層対向面には
、上記この各信号ライン12にそれぞれ沿わせて、上記
各対向電極11にそれぞれ対向する多数の画素電極13
が配列形成されており、各信号ライン12とこの信号ラ
イン12に沿う各画素電極13の両端部とはそれぞれ、
薄膜ダイオードからなる能動回路A1 ,A2 を介し
て接続されている。
【0029】なお、図2において、31,32は上記一
対の基板10a,10bの電極形成面上に形成された配
向膜であり、図1では、この配向膜31,32は省略し
ている。
【0030】上記各能動回路A1 ,A2 はそれぞれ
、複数個(この実施例では2個)の薄膜ダイオードD1
a,D1bおよびD2a,D2bを直列に接続して構成
されており、画素電極13の一端部に接続された一方の
能動回路A1 の薄膜ダイオードD1a,D1bの向き
と、画素電極3の他端部に接続された他方の能動回路A
2 の薄膜ダイオードD2a,D2bの向きは、互いに
逆向きになっている。
【0031】上記画素電極13の一端部に接続された第
1の能動回路A1 の構成を説明すると、この第1の能
動回路A1 は、図3に示すように、基板10bの上に
横に並べて形成した2個の薄膜ダイオードD1a,D1
bで構成されている。
【0032】この薄膜ダイオードD1a,D1bはいず
れもP−I−N接合構造のもので、この両ダイオードD
1a,D1bはそれぞれ、上記基板10b上に形成され
たベース電極20の上に、下部導電膜22と、P型半導
体膜23pと、I型半導体膜23iと、N型半導体膜2
3nと、上部導電膜24とを順に積層した半導体層21
を形成し、この半導体層21の上に上部電極25を形成
して構成されている。なお、上部電極25は、ベース電
極20および半導体層21を覆う絶縁膜(窒化シリコン
膜等)26の上に形成されており、この絶縁膜26に設
けたコンタクト孔において半導体層21の上部導電膜2
4に接続されている。
【0033】なお、上記半導体層21の各半導体膜23
p,23i,23nは、アモルファス・シリコンまたは
ポリ・シリコンからなっており、また下部導電膜22お
よび上部導電膜24は半導体膜とのコンタクト性がよい
クロム等の金属で形成されている。
【0034】そして、信号ライン12側のダイオードD
1aと、画素電極13側のダイオードD1bとは、画素
電極側ダイオードD1bの上部電極25を上記絶縁膜2
6に設けたコンタクト孔において信号ライン側ダイオー
ドD1aのベース電極20に接続することにより直列に
接続され、第1の能動回路A1 を構成している。
【0035】この第1の能動回路A1 の一端つまり信
号ライン側ダイオードD1aの上部電極は信号ライン1
2につながり、他端つまり画素電極側ダイオードD1b
のベース電極20は画素電極13につながっている。な
お、両ダイオードD1a,D1bのベース電極20は、
画素電極13と同じ透明導電膜で形成されており、信号
ライン側ダイオードD1aのベース電極20は独立した
島状の電極とされ、画素電極側ダイオードD1bのベー
ス電極20は画素電極13の一部で兼用されている。
【0036】また、信号ライン12は、画素電極13と
同じ透明導電膜からなる下層膜12aの上に、クロム等
の金属膜または、クロム膜等の上にアルミニウム等の低
抵抗膜を積層した金属膜からなる上層膜12bを形成し
た構造となっており、両ダイオードD1a,D1bの上
部電極25は、上記信号ライン12の上層膜12bと同
じ金属膜で形成されている。
【0037】また、画素電極13の他端部に接続された
第2の能動回路A2 は、図4に示すように、上記基板
10bの上に横に並べて形成した2個の薄膜ダイオード
D2a,D2bで構成されている。
【0038】この薄膜ダイオードD2a,D2bもP−
I−N接合構造のもので、基板10b上に形成されたベ
ース電極20の上に半導体層21を形成し、この半導体
層21の上に上部電極25を形成して構成されており、
この上部電極25は、ベース電極20および半導体層2
1を覆う絶縁膜(窒化シリコン膜等)26の上に形成さ
れて、この絶縁膜26に設けたコンタクト孔において半
導体層21の上部導電膜24に接続されている。なお、
このダイオードD2a,D2bの半導体層21は、図3
に示した第1の能動回路A1 を構成するダイオードD
1a,D1bの半導体層21と同じ積層構造のものであ
るから、その説明は図に同符号を付して省略する。
【0039】そして、信号ライン12側のダイオードD
2aと、画素電極13側のダイオードD2bとは、信号
ライン側ダイオードD2aの上部電極25を上記絶縁膜
26に設けたコンタクト孔において画素電極側ダイオー
ドD2bのベース電極20に接続することにより直列に
接続され、第2の能動回路A2 を構成している。
【0040】この第2の能動回路A2 の一端つまり信
号ライン側ダイオードD2aのベース電極20は信号ラ
イン12につながり、他端つまり画素電極側ダイオード
D2bの上部電極25は画素電極13につながっており
、したがって、この第2の能動回路A2 のダイオード
D2a,D2bは、上記第1の能動回路A1 のダイオ
ードD1a,D1bとは逆向きになっている。
【0041】なお、この第2の能動回路A2 の両ダイ
オードD1a,D1bのベース電極20も、画素電極1
3と同じ透明導電膜で形成されており、画素電極側ダイ
オードD2bのベース電極20は独立した島状の電極と
され、信号ライン側ダイオードD2aのベース電極20
は、信号ライン12の下層膜12aにつながっている。
【0042】一方、図1および図3において、Cs は
上記各画素電極13の一部にそれぞれ対応させて形成さ
れた容量補償キャパシタCs である。この容量補償キ
ャパシタCs は、画素電極13の一側縁部に対応させ
て、この画素電極13と絶縁膜26aを介して対向する
キャパシタ用電極27を設けることにより、このキャパ
シタ用電極27と上記画素電極13およびその間の絶縁
膜26aによって形成されている。
【0043】この容量補償キャパシタCs は、前記能
動回路A1 ,A2 のいずれかが導通状態となったと
きに画素電極13に印加される画像データ信号の電荷を
蓄積するもので、この容量補償キャパシタCs は、そ
の一方の電極が画素電極13の一部であるため、図5に
示した等価回路のように、画素電極13と対向電極11
およびその間の液晶とで構成される液晶コンデンサCL
Cと並列につながっている。
【0044】また、上記キャパシタ用電極27および絶
縁膜26aは、容量補償キャパシタCs の容量を大き
くするため、画素電極13の一側縁に沿わせて横長に形
成されている。すなわち、容量補償キャパシタCs の
容量は、絶縁膜26aをはさんで対向する両電極13,
27の対向面積が大きいほど大きいため、キャパシタ用
電極27および絶縁膜26aを上記のように横長に形成
してその面積を大きくすれば、容量補償キャパシタCs
 の容量を大きくすることができる。
【0045】これら容量補償キャパシタCs のうち、
対向電極11の長さ方向に並ぶ各容量補償キャパシタC
s のキャパシタ用電極27は、画素電極13の行間に
信号ライン12と直交させて配線した共通のキャパシタ
ライン28につながっている。なお、上記信号ライン1
2とキャパシタライン28との交差部は、両ライン12
,28間に設けた図示しない絶縁膜によって絶縁されて
いる。
【0046】また、各キャパシタライン28の両端部は
それぞれ上記シール材30の外側に導出されている。こ
の導出端には、上基板10aの各対向電極11の両端部
に対向する接続パッド28aが形成されており、各キャ
パシタライン28の両端部は上記接続パッド28aと、
上基板10aの対向電極11の両端部とを図2に示すよ
うに導電性接着剤29で接着することによって、図5の
等価回路のように、上記対向電極11の両端部に接続さ
れている。
【0047】なお、この実施例では、上記容量補償キャ
パシタCs の絶縁膜26aと、信号ライン12とキャ
パシタライン28との交差部を絶縁する絶縁膜とを、能
動回路A1 ,A2 を構成する薄膜ダイオードD1a
,D1b,D2a,D2bの絶縁膜26と同じ絶縁膜(
窒化シリコン等)で形成するとともに、キャパシタ用電
極27およびキャパシタライン28を、上記薄膜ダイオ
ードD1a,D1b,D2a,D2bの上部電極25お
よび信号ライン12の上層膜12bと同じ金属膜で形成
して、能動回路A1 ,A2 の製造工程を利用して上
記容量補償キャパシタCs を製造できるようにしてい
る。
【0048】すなわち、この実施例の液晶表示装置は、
画素電極13の一部に対応させて上記容量補償キャパシ
タCs を形成することにより、画素電極13と対向電
極11およびその間の液晶とで形成される液晶コンデン
サCLCの容量を上記容量補償キャパシタCs で補う
ようにしたもので、この容量補償キャパシタDs は、
その一方の電極が画素電極13の一部であるため、上記
液晶コンデンサCLCと同様に、能動回路A1 ,A2
 が導通状態となる選択時に画素電極13に印加された
画像データ信号の電荷を蓄積する。
【0049】そして、この液晶表示装置においても、能
動回路A1 ,A2 が遮断状態(非選択状態)となっ
たときに、液晶コンデンサCLCの電圧が、この液晶コ
ンデンサCLCの容量と、能動回路A1 ,A2の容量
(能動回路A1 ,A2 を構成する2個ずつの薄膜ダ
イオードD1a,D1bおよびD1a,D1bの総容量
)との比に応じて液晶コンデンサCLCと能動回路A1
 ,A2 とに分圧されるが、液晶コンデンサCLCに
は上記容量補償キャパシタCs が並列接続状態でつな
がっているため、液晶コンデンサCLCの実質的な容量
は、液晶コンデンサCLC自体の容量と上記容量補償キ
ャパシタCs の容量との総容量であり、したがって、
液晶コンデンサCLCの実質容量は能動回路A1 ,A
2 の容量より十分大きいから、能動回路A1 ,A2
 に分圧される電圧を小さくして、液晶コンデンサCL
Cに十分な電圧を保持させることができる。
【0050】なお、液晶コンデンサCLCの実質容量(
液晶コンデンサCLC自体の容量と容量補償キャパシタ
Cs の容量との総容量)は、能動回路A1 ,A2 
の容量の約10倍でよく、能動回路A1 ,A2 の容
量が液晶コンデンサCLCの実質容量の1/10以下で
あれば、能動回路A1 ,A2 に分圧される電圧はほ
とんど無視できる。
【0051】このため、この液晶表示装置によれば、選
択時に画素電極13と対向電極11との間に印加された
画像データ信号の電圧を、能動回路A1 ,A2 が遮
断状態となった非選択時にも継続して保持することがで
き、したがって、非選択期間中も画素電極13と対向電
極11との間の液晶に十分な電界を印加して、“ちらつ
き”等のない良好な画像を表示することができる。
【0052】また、上記容量補償キャパシタCs は、
その画素電極13側とは反対側の電極、つまりキャパシ
タ用電極27を接地しておく必要があるが、上記液晶表
示装置では、対向電極11の長さ方向に並ぶ各容量補償
キャパシタCs のキャパシタ用電極27を共通のキャ
パシタライン28につなぎ、このキャパシタライン28
の両端部を対向電極11の両端部に接続しているため、
上記キャパシタ用電極27を接地するための外部回路を
液晶表示装置に接続する必要はない。
【0053】すなわち、上記対向電極11の電位は非選
択時は0電位、つまり接地電位であるから、キャパシタ
ライン28の両端部を対向電極11の両端部に接続して
おけば、各容量補償キャパシタCs のキャパシタ用電
極27を、対向電極11の端子11aに接続される図示
しない走査駆動回路に接続し、このキャパシタ用電極2
7を上記走査駆動回路を介して接地することができる。
【0054】なお、上記実施例では、能動回路A1 ,
A2 を構成する薄膜ダイオードD1a,D1bおよび
D1a,D1bをそれぞれP−I−N接合構造としたが
、この薄膜ダイオードは、その半導体層21を上記実施
例と逆の積層構造としたN−I−P接合構造としてもよ
いし、また、半導体層21からI型半導体膜23iをな
くしてP型半導体膜23pとN型半導体膜23nとを直
接積層したP−N接合構造またはN−P接合構造として
もよい。
【0055】さらに、上記実施例の液晶表示装置はダイ
オードリング構造のものであるが、本発明は、信号ライ
ンと画素電極とを、2個の薄膜ダイオードを互いに逆向
きに直列接続した1つの能動回路で接続したバック・ト
ゥ・バック構造のアクティブマトリックス液晶表示装置
にも適用できることはもちろんである。
【0056】
【発明の効果】本発明のアクティブマトリックス液晶表
示装置は、画素電極の一部に対応させて、この画素電極
と絶縁膜を介して対向するキャパシタ用電極を設け、こ
のキャパシタ用電極と画素電極およびその間の絶縁膜に
より、能動回路が導通状態となったときに画素電極に印
加される信号の電荷を蓄積する容量補償キャパシタを形
成したものであるから、薄膜ダイオードで能動回路を構
成したものでありながら、上記能動回路が遮断状態とな
った非選択時にも、画素電極と対向電極との間の液晶に
十分な電界を印加して、“ちらつき”等のない良好な画
像を表示することができる。
【0057】また本発明では、対向電極の長さ方向に並
ぶ各容量補償キャパシタのキャパシタ用電極を共通のキ
ャパシタラインにつなぎ、このキャパシタラインの端部
を対向電極の両端部に接続しているため、上記キャパシ
タ用電極を接地するための外部回路を液晶表示装置に接
続する必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す液晶表示装置の一部分
の平面図。
【図2】図1のII−II線に沿う拡大断面図。
【図3】図1の III−III 線に沿う拡大断面図
【図4】図1のIV−IV線に沿う拡大断面図。
【図5】液晶表示装置の等価回路。
【図6】従来のダイードリング構造の液晶表示装置の回
路図。
【図7】従来のバック・トウ・バック構造の液晶表示装
置の回路図。
【符号の説明】
10a,10b…基板、11…対向電極、12…信号ラ
イン、13…画素電極、A1 ,A2 …能動回路、D
1a,D1b,D2a,D2b…薄膜ダイオード、Cs
 …容量補償キャパシタ、26a…絶縁膜、27…キャ
パシタ用電極、28…キャパシタライン、29導電性接
着剤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  液晶層をはさんで対向する一対の透明
    基板の一方に、ストライプ状の対向電極を多数本互いに
    平行に形成し、他方の基板には前記対向電極の長さ方向
    に対して直交する信号ラインを多数本互いに平行に配線
    するとともに、この各信号ラインにそれぞれ沿わせて、
    前記各対向電極にそれぞれ対向する多数の画素電極を配
    列形成し、前記各信号ラインとこの信号ラインに沿う各
    画素電極とをそれぞれ、薄膜ダイオードからなる能動回
    路を介して接続したアクティブマトリックス液晶表示装
    置において、前記各画素電極の一部にそれぞれ対応させ
    て、前記画素電極と絶縁膜を介して対向するキャパシタ
    用電極を設け、このキャパシタ用電極と前記画素電極お
    よびその間の絶縁膜により、前記能動回路が導通状態と
    なったときに前記画素電極に印加される信号の電荷を蓄
    積する容量補償キャパシタを形成するとともに、前記対
    向電極の長さ方向に並ぶ各容量補償キャパシタのキャパ
    シタ用電極を共通のキャパシタラインにつなぎ、このキ
    ャパシタラインの端部を前記対向電極の端部に接続した
    ことを特徴とするアクティブマトリックス液晶表示装置
JP2407113A 1990-12-27 1990-12-27 アクティブマトリックス液晶表示装置 Pending JPH04225331A (ja)

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