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JPH04222865A - ガラス強化ポリ(アリーレンスルフィド)組成物 - Google Patents

ガラス強化ポリ(アリーレンスルフィド)組成物

Info

Publication number
JPH04222865A
JPH04222865A JP3037587A JP3758791A JPH04222865A JP H04222865 A JPH04222865 A JP H04222865A JP 3037587 A JP3037587 A JP 3037587A JP 3758791 A JP3758791 A JP 3758791A JP H04222865 A JPH04222865 A JP H04222865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass fiber
poly
glass
weight
silane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3037587A
Other languages
English (en)
Inventor
David Andrew Soules
デーヴィッド・アンドリュー・ソールズ
Roy Franklin Wright
ロイ・フランクリン・ライト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Phillips Petroleum Co
Original Assignee
Phillips Petroleum Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Phillips Petroleum Co filed Critical Phillips Petroleum Co
Publication of JPH04222865A publication Critical patent/JPH04222865A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • C08J5/04Reinforcing macromolecular compounds with loose or coherent fibrous material
    • C08J5/06Reinforcing macromolecular compounds with loose or coherent fibrous material using pretreated fibrous materials
    • C08J5/08Reinforcing macromolecular compounds with loose or coherent fibrous material using pretreated fibrous materials glass fibres
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L81/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of polysulfones; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L81/04Polysulfides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • C08J5/04Reinforcing macromolecular compounds with loose or coherent fibrous material
    • C08J5/10Reinforcing macromolecular compounds with loose or coherent fibrous material characterised by the additives used in the polymer mixture
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2381/00Characterised by the use of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen, or carbon only; Polysulfones; Derivatives of such polymers
    • C08J2381/02Polythioethers; Polythioether-ethers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維で強化した熱可塑
性材料に関する。
【0002】
【従来の技術】引抜法による一方向ガラス繊維強化ポリ
(アリーレンスルフィド)樹脂の熱可塑性材料の製造に
ついては開示されている。例えば、米国特許第4,68
0,224号明細書を参照されたい。連続フィラメント
の少なくとも一本の繊維ストランドと、粉末状又はスラ
リー状のポリ(アリーレンスルフィド)樹脂とを接触さ
せる。次いで、含浸させた一本又はそれ以上のストラン
ドを、温度を制御したダイに通過させて引張り、例えば
、テープ、ロッド又はシート状でありうる複合材料を製
造する。
【0003】この方法で製造したガラス繊維強化プレプ
レグテープは、構造部材、航空部品、ドクターブレード
等のような用途に有用である。
【0004】ガラス強化ポリ(フェニレンスルフィド)
組成物にエポキシシランは使用されてきたが、連続一方
向繊維強化ポリ(フェニレンスルフィド)に対しては使
用されてなく、プレプレグテープの横引張り強さを改質
する目的に向けられていない。
【0005】幾つかの用途に対して連続繊維強化熱可塑
性プレプレグテープは、改質した横引張強さ、改質した
繊維/樹脂粘着性及び微小亀裂を引き起こす応力に対す
る抵抗性を持つと一層有用である。多方向に高い荷重を
受ける、繊維強化熱可塑性複合材料でつくられた構造部
材には、とりわけ、良好な横引張強さ特性を持つ構成の
材料であることが要求される。
【0006】積層法により、ポリ(アリーレンスルフィ
ド)樹脂で含浸させたガラス繊維織物を製造することが
当業界で知られている。これらの材料は構造部材や航空
部品のような用途に使用されている。これらの材料は、
改質した加水分解安定性から、及び/又はより良好な中
心層強度についての改質した横引張強さからでも、また
微小亀裂を引き起こす応力の軽減からでもまた利点を生
じうる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、連続したガ
ラス繊維織物又は連続したガラス繊維不織布を一種以上
のシランで含浸させ、繊維強化熱可塑性材料に使用する
ための繊維を得る方法を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施態様では
、連続ガラスフィラメントをポリ(アリーレンスルフィ
ド)とエポキシシランとの混合物に接触させ、次いでポ
リ(アリーレンスルフィド)を溶融させて複合材料を形
成することにより、ガラス繊維強化ポリ(アリーレンス
ルフィド)プレプレグテープを製造する。
【0009】本発明の別の実施態様では、ガラス繊維織
物をポリ(アリーレンスルフィド)とシランとの組成物
で含浸させる。
【0010】本発明の更に別の実施態様では、ガラス不
織布をポリ(アリーレンスルフィド)とシランとの組成
物で含浸させる。
【0011】本発明で製造した複合材料は、横引張強さ
及び/又は改質した加水分解安定性により測って、樹脂
のガラスへの粘着性を改良する。良好な横引張強さを有
するかかる材料は微小亀裂の量も減少させる。
【0012】本発明の複合材料を製造するのに有用であ
るポリ(アリーレンスルフィド)樹脂の例には、196
7年11月21日にエドモンズ及びヒルに対して発行さ
れた米国特許第3,354,129号明細書に記載され
ているようなもの、並びに1977年11月11日にキ
ャンベルに対して発行された米国特許第3,919,1
77号明細書に記載されているようなものがあり、これ
らの開示を本明細書に含める。現在のところ好適なポリ
マーはポリ(フェニレンスルフィド)である。
【0013】ポリ(アリーレンスルフィド)という用語
には、ホモポリマー及び通常は固体のアリーレンスルフ
ィドコポリマー、ターポリマー等が包含され、少なくと
も約150℃、より好ましくは約200℃〜約400℃
の融点又は軟化点を有する。ポリ(アリーレンスルフィ
ド)材料のその他の例には、ポリ(4,4−ビフェニレ
ンスルフィド)、ポリ(2,4−トリレンスルフィド)
並びにパラジクロロベンゼン、2,4−ジクロロトルエ
ン及び硫化ナトリウムから得られるコポリマー等がある
【0014】ポリ(フェニレンスルフィド)という用語
には、ホモポリマー並びにポリマー鎖のアリール基上に
オルト−、メタ−及び/又はパラフェニレン結合を含む
コポリマーを包含する。これらの材料のアリール置換誘
導体も含まれる。ポリ(アリーレンスルフィドスルホン
)、ポリ(アリーレンスルフィドケトン)及びポリ(ア
リーレンスルフィドジケトン)も含まれる。
【0015】本発明の複合材料を製造するのに有用であ
るエポキシシランには、式:
【0016】
【0017】(式中、Zは
【0018】
【0019】又は
【0020】
【0021】であり、Xは炭素原子1〜約15個を有す
る線状若しくは分枝鎖状アルキレン、アリーレン又はア
リールアルキレン炭化水素基であり、Rは炭素原子1〜
約8個を有する炭化水素基であり、mは少なくとも1の
整数であり、そして、nは1〜3の整数である。)の範
囲内のエポキシシランである。
【0022】上式でR基の一つが塩素であってもよい。 通常、2個の異なるR基は同一でない。現在のところ、
上式の範囲内でnが3に等しい場合のエポキシシランが
好適である。
【0023】Zが
【0024】
【0025】のとき、加水分解安定性が改良されること
が観察されている。
【0026】特に好適なエポキシシランの例には、3−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、[2−(3
,4−エポキシ−4−メチルシクロヘキシル)プロピル
]−メチルジエトキシシラン、ベータ−(3,4−エポ
キシシクロヘキシル)−エチルトリメトキシシラン、3
−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、2−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン及びこれらの
エポキシシランの混合物がある。最適のエポキシシラン
は、ユニオン・カーバイド・コーポレーションからUC
ARSIL(商標)TC−100オルガノシリコンケミ
カルという販売名で市販されている3−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシランと、同じくユニオン・カーバ
イド・コーポレーションからA−186という販売名で
市販されているベータ−(3,4−エポキシシクロヘキ
シル)−エチルトリメトキシシランである。
【0027】引抜処理繊維強化熱可塑性材料本発明の方
法により製造される改質されたガラス強化熱可塑性ポリ
マーは、従来のものを超えた改良点を示す多くの特徴を
有し、これらには繊維の配向方向に対して横方向の材料
の改質された引張特性がある。更に、実質的に微小亀裂
を排除する。
【0028】本発明の引抜処理繊維強化熱可塑性材の態
様は、基本的に、ポリ(アリーレンスルフィド)樹脂、
強化用ガラス材料及び少なくとも一種のエポキシシラン
から構成される。
【0029】現在のところ好適な組成物は、約1〜約8
00g/10分の範囲のメルトフローを有する実質的に
線状のポリ(フェニレンスルフィド)、一方向に配列さ
れている連続ガラス繊維強化材、及びガラスの重量を基
準に約0.05〜約5重量%、より好適には約0.25
〜約1.0重量%のシラン成分からなり、改質された横
引張強さを有する。
【0030】しかし、本発明の範囲はより広い範囲を含
み、横引張強さを増加させ、樹脂の繊維に対する粘着性
を改良し、或は得られた組成物の加水分解安定性を改良
するのに足る量のシランを使用することのみを要求する
【0031】ポリ(アリーレンスルフィド)樹脂は、引
抜処理済複合材料中に、組成物の約20〜約90重量%
の範囲、好ましくは約25〜約60重量%の範囲、最も
好ましくは約25〜約35重量%の範囲の量で存在する
【0032】ガラス強化材は、引抜処理済複合材料中に
、全組成物の約80〜約10重量%の範囲、好ましくは
約40〜約75重量%の範囲、最も好ましくは約65〜
約75重量%の範囲の量で存在する。
【0033】シングルエンドロービングの連続一方向配
列ガラス繊維は適切な強化用材料である。このガラス繊
維は市販されている。例には、Certainteed
  70Cサイジング処理済Eガラス及びCertai
nteed70D−11があり、現在のところ後者が好
ましい。しかし、本発明に有用な繊維はシングルエンド
ロービングに限定されないで、慣用的なロービングや集
成ロービングであってもよい。また、これらの例は本発
明に有用と思われる繊維の直径に束縛されると解釈すべ
きでない。
【0034】本発明の一方向繊維強化熱可塑性材料の製
造方法は、 (1)連続ガラス繊維を選択した一種以上のシランで処
理し、その後 、(2)ガラス繊維を、熱可塑性マトリックス材料を含
浸させる、スプレー、スラリー又はその他の手段に通し
、 (3)処理し含浸させたガラス繊維をオーブンに通過さ
せ、 (4)加熱したダイ中で最終的な複合材料の形状にする
各工程の一部又は全部からなる。
【0035】本発明の一方向繊維強化熱可塑性材料の別
の製造方法は、 (1)熱可塑性樹脂、選択した一種以上のシランそして
必要に応じて任意のその他の添加剤からなるスラリー又
はエマルジョンを調製し、その後、 (2)連続ガラス繊維を工程(1)のスラリーに通過さ
せ、 (3)処理し含浸させたガラス繊維をオーブンに通過さ
せ、 (4)加熱したダイ中で最終的な複合材料の形状にする
各工程の一部又は全部からなる。
【0036】これらの二種類の各方法では、繊維の熱可
塑性材料での含浸は室温で行う。処理し含浸させた繊維
はそれらを乾燥させるのに足る熱にさらし、その後、熱
ダイ中を通過させる。このダイ中で、繊維を少なくとも
ポリ(アリーレンスルフィド)の融点に加熱する。ライ
ン速度、従って各温度における時間は、使用するポリマ
ー及び引抜製品の大きさのような因子により変動しうる
【0037】ガラス繊維織物強化熱可塑性材料本発明の
別の実施態様は、(a)本発明のガラス繊維織物強化熱
可塑性材料の製造のための改質したシラン含浸織物の製
造法、(b)(a)で得られたガラスを使用してのガラ
ス繊維織物強化熱可塑性材料の製造法、及び(c)樹脂
及び一種以上のエポキシシランを含有するエマルジョン
の使用によるガラス繊維織物強化熱可塑性材料の製造法
を提供する。
【0038】本発明のガラス繊維織物熱可塑性複合材料
の一製造法は、(1)ガラス繊維織物上の有機物質を焼
却する、(2)ガラス繊維織物を選択した一種以上のシ
ランで、溶媒液若しくはスラリー液を伴うか又は伴わな
いで浸漬若しくはスプレーによるような公知の方法によ
り含浸させる、そして(3)処理したガラス織物を選択
した熱可塑性材料と圧縮成形して積層体を製造する、各
工程の必要に応じた一部又は全部からなる。
【0039】更に、圧縮成形又は積層処理により、熱可
塑性材料とガラス繊維織物の組み合わせる前に、まず、
選択した一種以上のエポキシシランを選択した熱可塑性
材料と合わせてもよい。
【0040】また、熱可塑性材料、ガラス繊維織物及び
シランを、例えば、熱可塑性材料とエポキシシランとの
混合物をガラス繊維織物へ適用する工程を含む、引抜法
を使用して結合させてもよい。
【0041】上述したエポキシシランは本発明の含浸済
ガラス繊維織物を製造するのに適している。本発明に有
用なガラス繊維織物は、平織若しくは朱子織ガラス繊維
織物のような用途に使用されるもの又は利用できるもの
である。
【0042】上述のポリ(アリーレンスルフィド)樹脂
は、ガラス繊維織物強化熱可塑性複合材料を製造するた
めのスラリー、エマルジョン又は混合物の製造に使用す
るのに適している。
【0043】本発明のガラス繊維織物強化熱可塑性複合
材料は、約20〜約60重量%のポリ(アリーレンスル
フィド)樹脂、好ましくは約30〜約50重量%のポリ
(アリーレンスルフィド)樹脂、最も好ましくは約35
〜約45重量%のポリ(アリーレンスルフィド)樹脂;
約40〜約80重量%のガラス繊維、好ましくは約50
〜約70重量%のガラス繊維、最も好ましくは約55〜
約65重量%のガラス繊維;そしてガラスの重量を基準
に約0.05〜約5重量%のシラン、より好ましくは約
0.25〜約1重量%のシラン、最も好ましくは約0.
25〜約0.5重量%のシランである。
【0044】ガラス不織布強化熱可塑性材料本発明では
、ガラス不織布もガラス繊維強化熱可塑性複合材料を製
造するのに使用してもよい。ガラス不織布を圧縮成形又
は積層処理に使用してガラス繊維強化熱可塑性複合材料
を形成してもよい。ガラス繊維を選択した一種以上のシ
ランで含浸させてから、ガラス繊維を圧縮成形又は積層
処理して複合材料を形成してもよい。又は、選択した一
種以上のエポキシシランを熱可塑性樹脂と合わせ、その
後シラン/樹脂混合物を不織ガラス繊維強化熱可塑性複
合材料を形成するのに使用してもよい。
【0045】ガラス不織布強化熱可塑性複合材料は、熱
可塑性樹脂対ガラス繊維の比並びに熱可塑性材料、シラ
ン及びガラス繊維の重量%を、上述したガラス繊維織物
強化熱可塑性材料のそれらと同じにすることができる。
【0046】
【実施例】実施例1 本実施例は、一方向連続ガラス繊維強化ポリ(フェニレ
ンスルフィド)の製造及び特性を示す。下記の表1に挙
げた化合物4は、本発明のシランを添加しないで製した
集成ガラスロービングと、本発明で使用するポリ(フェ
ニレンスルフィド)の特性及び製造といくらか異なるポ
リ(フェニレンスルフィド)とから製した従来の市販等
級の一方向連続ガラス強化ポリ(フェニレンスルフィド
)である。本実施例では、化合物4は、本発明の研究が
なされた時点の「最先端の技術水準」を表すものである
【0047】上述した化合物4を除いて、下記の表に列
挙した総ての化合物は、米国特許第4,680,224
号明細書に開示されている技法を使用して製造した(こ
の米国特許明細書を本明細書に含める)。ここで、スラ
リー浴中にカーテン噴霧器を備え、ガラスが濡れる点に
おいて方向修正する棒を回転させるように修正した。同
様に、化合物4を除く総てが、Certainteed
  70−Cサイジング処理済Eガラスの直径20ミク
ロン、250降伏(yield)又は直径14ミクロン
、450(yiled)のものを使用して製造した。最
終的に、化合物4を除く総てが、スラリー浴中で0.5
重量%(表1について)又は指示した量の指示したシラ
ン(スラリー浴中の水の重量を基準に)を使用し、そし
て約50〜150g/10分のメルトフロー(ASTM
  D1238−79、手順B、条件315/5.0、
この試験法で記載されている最短6分の予備加熱時間を
5分使用するように修正)をもつポリ(フェニレンスル
フィド)を使用して製造した。米国特許第3,919,
177号、同第4,801,664号及び/又は同4,
415,729号各明細書に開示されている技法を、試
験用のポリ(フェニレンスルフィド)の製造に使用した
。再度、比較を妥当なものにするために、ポリ(フェニ
レンスルフィド)の1ロットのみ(同じメルトフローで
同じ製造法)を下表の比較試験内で使用した。
【0048】上で詳細に記載した通りに製造した一方向
プレプレグテープ複合材料を、加熱した段プレスを使用
して積層体に圧縮成形することにより試験標本に変えた
。横引張強さ試験用には、積層体の10インチ×10イ
ンチ一方向板をダイヤモンドブレードをもつ水冷のこぎ
りを使用して適切なASTM試験標本に切断した。成形
条件は、625°Fで10分の接触させ、上記プレスを
開閉して40、80及び120psiに昇圧し、150
psiで20分、そして圧力をかけないで400°Fで
2時間放置する工程を含んだ。
【0049】下記の表1のデータは、複合材料の製造中
にスラリー浴中に異なるシランを使用して得られた複合
材料の横引張強さの影響を示す。データは、スラリー浴
にシランを使用しなかったときの、ガラス繊維の種類の
ような他の因子が複合材料(複合材料1)の強化に寄与
することも示す(挙げた市販品である複合材料4よりも
横引張強さが優れている。)。
【0050】しかし、表1のデータから見いだされる最
も著しい効果は、複合材料製造中にスラリー浴にエポキ
シシランを使用して製造した製品の横引張強さが顕著に
優れていることである。表1のデータが示すように、T
C−100シランを使用して製造した製品は、シランを
使用しないで製造した製品の殆ど3倍の横引張強さを示
し、従来の市販等級の一方向ガラス繊維強化ポリフェニ
レンスルフィドの約6倍の横引張強さを示す。
【0051】
【0052】a  ユニオン・カーバイドから市販され
ている、ベータ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
−エチルトリメトキシシランb  ユニオン・カーバイ
ドから市販されている、3−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシラン。
【0053】例証の目的で本発明を詳細に記載したが、
それにより限定的に解釈すべきでない。この特許は本発
明の精神と範囲内の総ての変更及び修正を含むことを目
的としている。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (a)ポリ(アリーレンスルフィド)
    (b)少なくとも一種のエポキシシラン及び(c)連続
    ガラス繊維 を含むガラス強化ポリ(アリーレンスルフィド)組成物
  2. 【請求項2】  前記エポキシシランが、式:(式中、
    Zは 又は であり、Xは炭素原子1〜約15個を有する線状若しく
    は分枝鎖状アルキレン、アリーレン又はアリールアルキ
    レン炭化水素基であり、Rは炭素原子1〜約8個を有す
    る炭化水素基であり、mは少なくとも1の整数であり、
    そして、nは1〜3の整数である。)を有する請求項1
    記載の組成物。
  3. 【請求項3】  (b)成分が前記式の範囲内の複数の
    シランである請求項2記載の組成物。
  4. 【請求項4】  (a)成分の量が前記組成物の重量を
    基準に約20〜約90重量%の範囲であり、前記(b)
    成分が前記連続ガラス繊維の重量を基準に約0.05〜
    約5重量%の範囲であり、そして、(c)成分が前記組
    成物の総重量を基準に約80〜約10重量%の範囲であ
    る、請求項1〜3のいずれかの項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】  ポリ(アリーレンスルフィド)がポリ
    (フェニレンスルフィド)である請求項1〜4のいずれ
    かの項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】  ポリ(アリーレンスルフィド)がポリ
    (フェニレンスルフィドスルホン)である請求項1〜4
    のいずれかの項に記載の組成物。
  7. 【請求項7】  (a)連続ガラス繊維を、ポリ(アリ
    ーレンスルフィド)と少なくとも一種のエポキシシラン
    との混合物を含有するスラリーに通過させ前記ガラス繊
    維に含浸させ、そして (b)含浸させたガラス繊維を加熱し且つ造形すること
    からなる、連続ガラス繊維強化熱可塑性複合材料の製造
    法。
  8. 【請求項8】  (a)連続ガラス繊維を少なくとも一
    種のエポキシシランで含浸させ、 (b)その後前記連続ガラス繊維をポリ(アリーレンス
    ルフィド)で含浸させ 、(c)前記含浸させた連続ガラス繊維を加熱し且つ造
    形することからなる、連続ガラス繊維強化熱可塑性複合
    材料の製造法。
  9. 【請求項9】  (a)ガラス繊維織物を少なくとも一
    種のシランで含浸させ、そして (b)その後一枚以上の前記ガラス繊維織物をポリ(ア
    リーレンスルフィド)と圧縮成形させることからなる、
    ガラス繊維強化熱可塑性複合材料の製造法。
  10. 【請求項10】  一枚以上のガラス繊維織物をポリ(
    アリーレンスルフィド)と少なくとも一種のエポキシシ
    ランとの混合物と積層することからなる、ガラス繊維強
    化熱可塑性複合材料の製造法。
  11. 【請求項11】  (a)ガラス不織布を少なくとも一
    種のシランで含浸させ、そして (b)一層以上の前記含浸させたガラス不織布をポリ(
    アリーレンスルフィド)と圧縮成形することからなるガ
    ラス強化熱可塑性複合材料の製造法。
  12. 【請求項12】  一層以上のガラス不織布をポリ(ア
    リーレンスルフィド)と少なくとも一種のシランとの混
    合物と圧縮成形することからなる、ガラス強化熱可塑性
    複合材料の製造法。
  13. 【請求項13】  前記混合物が前記複合材料の重量を
    基準に約20〜約60重量%のポリ(アリーレンスルフ
    ィド)及び約40〜約80重量%のガラス、並びに前記
    ガラスの重量を基準に約0.05〜約5重量%の前記シ
    ランを有する、請求項10又は12記載の方法。
  14. 【請求項14】  前記ガラスファブリックを前記シラ
    ンで含浸させる前又は前記混合物と圧縮成形する前に前
    記ガラスファブリックから残存する総ての有機物を焼却
    する、請求項9〜13のいずれかの項に記載の方法。
  15. 【請求項15】  ガラス繊維又はファブリックを請求
    項2〜6のいずれかの項に記載の組成物の成分で処理す
    る、請求項7〜14のいずれかの項に記載の方法。
  16. 【請求項16】  ガラス繊維織物又はガラス不織布及
    び請求項1〜6のいずれかの項に記載の組成物を含むガ
    ラス繊維織物強化複合材料。
  17. 【請求項17】  前記複合材料が、前記複合材料の総
    重量を基準に約20〜約60重量%のポリ(アリーレン
    スルフィド)及び約80〜約40重量%のガラス繊維、
    並びに前記ガラス繊維の重量を基準に約0.05〜約5
    重量%の前記シランである、請求項16記載の複合材料
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